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佐賀県の現状と将来

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Academic year: 2021

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70巻記念号(87) 87

㌔B・各支部から

佐賀県の現状と将来

  佐賀県小児保健協会支部長 佐賀整肢学園こども発達医療センター

    田 暗   考

 私が佐賀県支部を設立された宮崎教授から受け継 ぎまして13年になります。この間に行ってきたこと を述べながら,これからの問題提起をしてみたいと 思います。

 これまで行ってきた中で柱としていることは,県 の小児保健大会を独自の行事として行っているこ と,その報告書として佐賀県小児保健研究を毎年発 行してきたこと,小児生活習慣病予防研究会を県医 師会学校医部会と共催で行い,その内容を会誌に載 せていることの3項目になります。

 佐賀県小児保健大会はこれまで小児科学会の地方 会と合同という形で行われていましたが医師以外の 参加が少なく,演題も出ない状態でした。小児保健 大会として独立した会にして,一般演題と特別講演

(シンポ)の形式にしていますが一般演題が少なく なり,シンポだけになってしまいました。この形で 数年続けました。昨年は一般演題だけにして優秀演 題賞を設けましたら,演題数は増えましたが今年は また少なく,急遽役員に発表を依頼する状態でした。

演題募集を早めて役員による演題募集も必要と考え ています。

 小児期からの生活習慣病予防健診も佐賀で始めて から20年を超えていますが,なかなか発展しません。

学校保健で行う法的なしばりを得ていませんので学 校,行政の協力がなかなか得られないのが現状です。

学校医部会との共催の形を取って研究会を始めるこ

とはできましたが出席する人は限られてきておりま

す。

 これまでやってきて感じたことは,中心になる人 はある程度長期間続けられる人か組織であること,

長い目で見た組織づくりが大切であることを痛感し ています。今は行政レベルが財源不足でいろいろな 面で縮小体制にあり,人事異動があることで長く続 けられる人ができにくい体制があります。また大学 等の教育・研究施設でも人の問題は大きく,全国的 に見ましても支部が大学を離れたところも増えてい るようです。ただ乳幼児から思春期まで取り扱う幅 広い部門ですから幼児を含めた学校教育の施設では 荷が重くなりそうです。どのような施設,機関が行 うにしても小児保健に興味を持ち,時間的にも可能 な人が中心になって動かないといけない気がしてい

ます。

 これはどこでも言えることですが会に如何にして 人を集めることができるかも大きな問題です。最近 は学会,研究会の数も増え,いろいろな講演会が地 方でも,月によっては目白押しの状態です。イン

ターネットを利用すれば情報も容易に手に入る時代 です。多くの人に,多職種の人にどのよう’なテーマ,

講師を選べば興味,関心を持ってもらえるか主催者 として悩むことはどこでも同じだと思います。これ からも自分でできる間は努力してみたいと思ってい

ますが後を育てる時期になったと感じています。

佐賀県小児保健協会

〒849-0906佐賀県佐賀市金立町金立2215-27 佐賀整肢学園こども発達医療センター内

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