お く の ほ そ 道 ④ 《平 泉 そ の 一 》 中 学 国 語 古 文 講 座
【 担 当 講 師 】 秀 浦 り き
基本と応用
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「平泉」の段は、元禄二年(一六八九)の五月、松尾芭蕉が東
北地方南部の平泉を訪れた時の体験が記されている。
平泉は、平安時代後期に、()が百年にわた
って統治し、黄金文化を築いた場所である。
平泉の黄金文化の象徴である( )は、天
治元年(一一二四)奥州藤原氏の初代清衡が建立したもので、
「光堂」とも呼ばれる。 《平泉》ポイント
平泉
中尊寺金色堂
( ) 家臣 ・初代=( )
・二代=( )
・三代=( )
・四代=( )対立
源頼朝 ・( )
攻める
奥州藤原氏 最盛期
討つ
・( )
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《平泉その一》本文のポイント
三代の栄耀一睡のうちにして、 ええう
( ) ① ②
1(語句)①三代の栄耀= いっすい
(※ 三代=清衡・基衡・秀衡の三代)
②一睡のうちにして=
()三代の()は、〔訳〕
★「平泉」のテーマ ()のように( )、 ろせい
ちんちゅうき ※ 故事成語、「邯鄲(一炊)の夢」)にもとづく。
唐の盧生という青年が、邯鄲という町の宿で不思議な老人に会い、
老人から思いのままに出世できるという枕を借りる。その枕を使って
寝たところ、盧生は五十年にわたる波瀾万丈の末、富と権力を手に
入れ、栄華の一生を送る夢を見る。しかし目がさめると、それは宿の
主人の炊く粥もまだ炊き上がらないほどの短い間だったことを知る。
盧生は人生のはかなさをさとり、老人に感謝した。(「枕中記」)
ここから、「人の世のはかなさ」のたとえとして、「邯鄲の夢」という
語が生まれた。 かんたん
かゆ かんたん
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大門の跡は一里こなたにあり。 ③だいもん ④
③大門=奥州藤原氏の居館である平泉館の表門
④こなた=
★この文のポイント 2
平泉の表門の跡は一里()にある。〔訳〕 (語句)
秀衡が跡は田野になりて、 ⑥3
金鶏山のみ形を残す。 ひでひら
きんけいざん
()は( )となって、〔訳〕
()形を残している。 ⑤田野= (語句)⑤秀衡が跡=
⑦のみ= ⑤
⑦ でんや (南大門)
・( ) 「平泉」の段は、元禄二年(一六八九)の五月、松尾芭蕉が東
北地方(現在の岩手県南部)の平泉を訪れた時の体験が記され
ている。
奥州藤原氏
中尊寺金色堂 おくのほそ道《平泉》― 平泉の歴史 ―
平泉
中尊寺金色堂
( ) 家臣 ・初代=〔 〕
・二代=〔〕
・三代=〔〕
・四代=〔〕対立
源頼朝 源義経 ・( )清衡(きよひら)
基衡(もとひら)(ひでひら)秀衡(やすひら)泰衡 兼房
攻める
奥州藤原氏 最盛期
討つ
弁慶 平泉は、平安時代後期に、()によって百年に
わたって統治され、黄金文化が築かれた場所である。
平泉の黄金文化の象徴である()は、天
治元年(一一二四)初代清衡が建立したもので、「光堂」とも呼
ばれる。
三代の栄耀一睡のうちにして、大門の跡は一里こなたにあり。秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す。まづ高館にのぼれば、北上川南部より流るる大河なり。衣川は和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落ち入る。泰衡らが旧跡は、衣が関を隔てて南部口をさしかため、夷をふせぐと見えたり。さても義臣すぐってこの城にこもり、功名一時の草むらとなる。国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠打ち敷きて時のうつるまで泪を落としはべりぬ。夏草や兵どもが夢の跡卯の花に兼房みゆる白毛かな 曾良かねて耳驚かしたる二堂開帳す。経堂は三将の像を残し、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。七宝散りうせて玉の扉風にやぶれ、金の柱霜雪に朽ちて、すでに頽廃空虚の草むらとなるべきを、四面新たに囲みて、甍を覆いて風雨をしのぎ、しばらく千歳の記念とはなれり。五月雨の降り残してや光堂 おくのほそ道《平泉》本文
三代の栄耀一睡のうちにして、大門の跡は一里こなたにあり。秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す。まづ高舘にのぼれば、北上川南部より流るる大河なり。衣川は和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落ち入る。泰衡らが旧跡は、衣が関を隔てて南部口をさしかため、夷をふせぐと見えたり。
《平泉その一》本文のポイント
三代の栄耀一睡のうちにして、 ええう
( )えいよう ① ②
1(語句)①三代の栄耀=奥州藤原氏三代の栄華 いっすい
(※ 三代=清衡・基衡・秀衡の三代)
②一睡のうちにして=(うたた寝に見る)夢のように
はかなく消えて
()三代の()は、〔訳〕
★「平泉」のテーマ ()のように( )、
永遠の自然に対する人の世(人間の営み)のはかなさ 奥州藤原氏栄華(うたた寝に見る)夢はかなく消えて ろせい
ちんちゅうき ※ 故事成語、「邯鄲(一炊)の夢」)にもとづく。
唐の盧生という青年が、邯鄲という町の宿で不思議な老人に会い、
老人から思いのままに出世できるという枕を借りる。その枕を使って
寝たところ、盧生は五十年にわたる波瀾万丈の末、富と権力を手に
入れ、栄華の一生を送る夢を見る。しかし目がさめると、それは宿の
主人の炊く粥もまだ炊き上がらないほどの短い間だったことを知る。
盧生は人生のはかなさをさとり、老人に感謝した。(「枕中記」)
ここから、「人の世のはかなさ」のたとえとして、「邯鄲の夢」という
語が生まれた。 かんたん
かゆ かんたん