筑豊地区小学校算数教育研究会
講演
算数授業のユニバーサルデザイン
愛知教育大学 志水 廣
本日の話題
1 算数授業の
ユニバーサルデザイン 2 活用:
事実・理由・方法
2月の新刊本
お読みになりましたか? 感想は
おかげさまで
• 算数数学部門 第1位
• 小学校部門 第3位
• 総合ランキング 第3位
• なぜ支持されて
いるのか?
理由
• 表紙の絵がすてきだから
• 英語文字に弱いから
• 薄いから
• 書いている内容が分かりやすいから
• 時代の求めているものであるから
• 特別支援児に困っているから
• 2こぶラクダだから
• どの子も「わかる」「できる」ようにしたいから
ユニバーサルデザインとは何か?
ユニバーサルデザイン (Universal Design:UD) は、
ノースカロライナ大学のロナルド・メイス
(RonaldMace) が文化、言語、国籍の違い、年齢や
性別の違い、障害・能力のあるなしを問わず、誰で も利用することができる施設、製品、情報の設計 の配慮として提唱した概念です。
ユニバーサル (Universal) とは、普遍的な、あまねく という意味の英語です。
授業に置き換えると、どの子も分かりやすく、適切
な環境で学習できる教師の配慮や工夫といえます。
ユニバーサルデザインによる
授業とは、どんなものか
ユニバーサルデザイン
• わかりやすい
• できるようになる
• そろえる
• スモールステップ
• 視覚化 焦点化 共有化
• 繰り返す
• 確認と見届け
45分間で終わる
ユニバーサルデザイン
• 授業のユニバーサル デザイン
• 算数授業のユニバーサ ルデザイン
• 算数独自の世界は
• 算数の数理の世界の 面白さを伝える
視覚化 焦点化 共有化
どこに面白さ?
志水メソッドと
ユニバーサルデザインの共通性は
どの子も「わかる」「できる」
• 授業力={(教材把握力)
× (子ども把握力)
× (指導技術力)}
× (精神エネルギー)
なぜ、同時期に出版なのか
では、ユニバーサルデザインとは何か
では、ユニバーサルデザインの 考えにもとづく授業は
どうすればよいのか
• わかりやすい授業とは
1 見やすい・・・板書 ノート
2 聞きやすい・・・教師の言葉、子どもの言葉 数学言語、生活言語
3 考えやすい・・・確かな見通し
2年
子どものノート
• では、
• どうすれば良いだろうか
• 繰り上が
りのメモ
• 1がかけ
ない
式(横)から筆算(たて)への表現に集中
ワークシートにかく
ノートのマス目を意識した板書
目 次
•• Contents Part1 すべての子どもに対応 できる! 志水流算数指導法 の極意• Part2 授業のユニバーサルデ
ザイン化は難しい?
• Part3 ルール1 全員参加の 環境を整えよう!
• Part4 ルール2 かかわり方を
見直そう!
• Part5 ルール3 授業の組み 立てはシンプルにしよう!
Part6 ルール4 スモールス テップを意識しよう!
• Part7 ルール5 習熟・活用の
システムを作ろう!
事 例 応用行動分析
• アイデア13
• 行動の「意味=機能」を考 えよう
• 教室から出て行く子どもの 真意は?
プリントをする時 ↓
教室を出る ↓
??????
結果
結果は、逃避・回避
叱られて問題をする時間がなくなる
では、どうすればよいか
1 問題の難易度を変える
2 個別にヒントを与える ○付け法 3 最初の一問を一緒に考える
• とにかく 「できる」という体験をさせる
では、ユニバーサルデザインの 考えにもとづく授業は
どうすればよいのか
□指導のスモールステップ
• 教師側のスモールステップ
• 子ども側のスモールステップ
• 「教えた」と「わかった」「できた」は異なる!!
志水メソッドは、一次支援
• Part1 すべての子どもに対応できる!
• 志水流算数指導法の極意/志水 廣
• 1 志水流算数指導の基本精神
• 2 ユニバーサルデザインと志水メソッド
• 3 ○付け法はどの子も救う
• 4 スモールステップをつかむ
• 5 算数の数理に気づかせる意味付け復唱法
• 6 どの子にも計算力を保証する音声計算練習
①
• 7 どの子にも計算力を保証する音声計算練習
②
• Part2 授業のユニバーサルデザイン化は難 しい?/大羽 沢子
• 1 ここがポイント! 通常学級での特別支援 教育
• 2 「専門性」の罠
• 3 優先順位をつける大切さ
• 4 5つのルールで授業が変わる
Part3 ルール1 全員参加の環境を 整えよう!/大羽 沢子
• アイデア1 シンプルな教室環境を作ろう
• アイデア2 子どもの動線を考えて配置しよう
• アイデア3 学習用具は共通化しよう
• アイデア4 姿勢を整える座り方を工夫しよう
• アイデア5 集中力を高める座席の配置を工夫しよう
• アイデア6 便利なグッズを活用しよう
• アイデア7 シンプルなルールを明示しよう
• アイデア8 子どもの得意な分かり方を知ろう
• アイデア9 学ぶ場を構造化しよう
• アイデア10 時間を構造化しようcolumn ポイントは
「ほめ方」と「達成感」
Part4 ルール2 かかわり方を見直そう!
• アイデア11 3つの枠で行動を考えよう
• アイデア12 結果OK! で「やる気」を引き出そう
• アイデア13 行動の「意味=機能」を考えよう
• アイデア14 困っているのはどんな時か考えよう
• アイデア15 できていることをつかもう
• アイデア16 子どもとのやりとりを振り返ろう
• アイデア17 「やめなさい!」より「こっちをやろう」
• アイデア18 気になる行動には対応を決めておこう
• アイデア19 「簡単すぎる」がコツ
• アイデア20 簡単に記録する工夫をしよう
• column なんで,あの子はいつもあんなことをするの
だろう
Part5 ルール3 授業の組み立ては シンプルにしよう!志水メソッド
• アイデア21 「難しいよね」と共感して安心感を
• アイデア22 授業の始まりは「簡単すぎる」がコツ
• アイデア23 算数的活動は目的「何のために」,手順「何 をするか」明確に
• アイデア24 視覚化+具体的な指示でスッキリ!
• アイデア25 ○付け法(適用題)で自信をつけよう
• アイデア26 二人対話法で基本のやりとりをしよう
• アイデア27 意味付け復唱法を活用しよう
• アイデア28 子ども達の力をもっと使おう
• アイデア29 楽しい活動を最後に設定しよう
• アイデア30 学びの評価は視点を決めて行おう
• column 子ども達の声から①column 子ども達の声から
②
Part6 ルール4 スモールステップを 意識しよう!
• アイデア31 具体物・数字・数詞のマッチングを確認し よう
• アイデア32 たし算のスモールステップ
• アイデア33 ひき算のスモールステップ
• アイデア34 かけ算のスモールステップ
• アイデア35 わり算のスモールステップ
• アイデア36 単位のスモールステップ
• アイデア37 測定のスモールステップ
• アイデア38 図形のスモールステップ
• アイデア39 図を理解するスモールステップ
• アイデア40 数量関係のスモールステップ
Part7 ルール5 習熟・活用のシステ ムを作ろう!
• アイデア41 簡単な計算はスラスラ体験させよう
• アイデア42 言葉は繰り返し,楽しく鍛えよう
• アイデア43 学習機会を増やすだけで変わる
• アイデア44 「できない時はこうすれば」を増やそう
• アイデア45 予習こそ意欲向上の要
• アイデア46 教科書準拠ノートを活用して負担軽減
• アイデア47 宿題(家庭学習)の習慣づけは必須!
• アイデア48 個人差への対応を準備しよう
• アイデア49 学校全体で学び方を整えよう
• アイデア50 答えは子どもが教えてくれる