この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
銘柄フラッシュ(海外企業概要)
アリババ・グループ・ホールディング(ADR)
(Alibaba Group Holding Ltd.) ティッカー:BABA(NY証券取引所) ADR(米国預託証券)
STAGEコード:09979 セクター:情報技術 業種:ソフトウエア・サービス
中国の電子商取引最大手
ポイント
中核の国内リテール向けマーケットプレイスが高成長、モバイルがけん引
クラウド・コンピューティング事業が拡大、世界各地にデータセンタを増設
中長期的な成長を目指し、多角化を推進、高成長分野への投資を継続
企業概要1999 年に中国浙江省杭州市で設立された中国の電子商取引最大手。設立当初の事業は、中国国内企業 の製品・サービスを海外に売り出すことを目的とした企業間電子商取引(B2B)サイトの「アリババドットコム」の 運営であった。現在では、消費者間電子商取引(C2C)サイトの「タオバオ・マーケットプレイス」、オンライン 小売(B2C)サイトの「天猫 Tmall」等のオンライン・プラットフォームの運営を中核事業とする。傘下企業を通じ て、クラウド・コンピューティング・サービスや動画・音楽配信サービス等にも進出している。
業績推移
財務データ17/3期(末)
売上高構成比〈事業別〉(17/3期、%) 〈地域別〉(17/3期、%)
2018 年 1 月 23 日 投資情報部
総資産 5,068.1 億人民元 有利子負債 917.3 億人民元 株主資本 2,788.0 億人民元 営業CF 803.3 億人民元
ROE 17.6 %
出所:ブルームバーグ等のデータよりみずほ 証券作成
345 525
762 1,011
1,583
0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800
13/3 14/3 15/3 16/3 17/3
売上高
(年次:2013~2017)
(億人民元)
(年/月)
出所:ブルームバーグ等の データよりみ ずほ証券 作成
5.76
12.09 13.97 16.75
23.44
3.57
10.00 9.70 27.89
16.97
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0
13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 非GAAP GAAP
EPS
(年次:2013~2017)
(年/月)
(人民元)
出所: 会社資料よりみずほ証券作成 クラウド・コンピュー
ティング 4
コア・コマース 85 デジタル・メディア&
エンターテインメン ト 9
イノベーション・イニシアチブ、
その他 2
出所:会社資料よりみずほ証券作成 その他
*
15中国国内 コア・コマース 76 海外
コア・コマース 8
*デジタル・メディア&エン ターテインメント、クラウ ド・コンピューティング、
イノベーショ ン・イニシア チブ他
(注1)GAAP、非GAAPについては7ページ参照
(注2)GAAPは継続事業ベース
(注3)1ADS(米国預託株式)=原株式(普通株)1株
EPSは原株ベース。17/3期の1ADS当たり利益は16.97人民元 出所:ブルームバーグ等のデータよりみずほ証券作成
銘柄フラッシュ(海外企業概要)
アリババ・グループ・ホールディング(BABA)
事業紹介 同社の事業セグメントは、①コア・コマース、②クラウド・コンピューティング、③デジタル・メディア&エンターテインメント、④イノベーション・イニシアチブ、その他、の 4 つ。コア・コ マースでは中国国内最大級のユーザー数を誇る消費者間電子商取引(C2C)サイトの
「淘宝(タオバオ・マーケットプレイス)」、オンライン小売(B2C)サイトの「天猫 Tmall」等を 中心に、国内外ホールセールおよびリテール向けマーケットプレイスを運営。オンライン ショッピングの電子決済サービスは、主に同社の関連会社アント・フィナンシャル傘下の
「アリペイ」を通じて行う。中国国内リテールの収入は 17/3 期売上高の 72%を占める(図 表 1)。同事業におけるマーケットプレイスの出店者に対するカスタマー・マネージメント
(旧オンライン・マーケティング・サービス)、取引に基づく手数料、会員の会費等が主な 収入源である。また、クラウド・コンピューティングでは、同社のマーケットプレイスで発生 する膨大な取引を処理するなかでつちかわれた技術が強みとなり、売上高ベースで中 国最大級のパブリッククラウドサービスのプロバイダーとなっている。デジタル・メディア&
エンターテインメントでは、動画共有サイト「優酷土豆(Youku Tudou)」やモバイル向け ウェブブラウザ「UCWeb」等の大手企業を次々と傘下に収めることで事業規模を拡大し ている(図表 2)。
図表
2
:事業概要出所:各種資料よりみずほ証券作成
図表
1:17/3
期セグメント別売上高の概要出所:会社資料よりみずほ証券作成
*1:2017 年 9 月に追加出資を発表、10 月よりコア・コマース事業に帰属する予定とした
売上高(億人民元) 売上高構成比(%)
リテール 1,141 72
ホールセール 57 4
リテール 73 5
ホールセール 60 4
8 0
合計 1,339 85
67 4
147 9
30 2
1,583 100
イノベーション・イニシアチブ、その他 合計
事業セグメント
コア・コマース
中国国内 海外
その他 クラウド・コンピューティング
デジタル・メディア&エンターテインメント
淘宝(タオバオ・マーケットプレイス、C2Cサイト)
天猫Tmall(Tmallグローバル含む。B2Cサイト)
聚划算(ジュファサン、共同購入サイト)
農村淘宝(タオバオ、農村部EC拠点)
天猫超市(Chaoshi.Tmall、ネットスーパーマーケット)
阿里媽媽(アリママ、デジタル・マーケティングサービス)
盒馬鮮生(HEMA、生鮮食品スーパー)
銀泰商業(インタイム・リテール)(百貨店チェーン)
1688.com(B2Bサイト)
国内ホールセール コア・コマース
アリエクスプレス(B2Cサイト、中国→海外)
ラザダ(B2Cサイト、東南アジア)
海外リテール
アリババ・ドットコム(B2Bサイト)
海外ホールセール
阿里雲(アリユン、クラウドサービス)
クラウド・コンピューティング UCWeb(モバイル向けウェブブラウザ)
優酷土豆(Youku Tudou、動画共有サイト)
TmallTV(動画配信)
阿里音楽(アリババ・ミュージック、音楽配信サービス等)
阿里体育(アリババ・スポーツ、スポーツ事業)
阿里遊戯(アリゲーム、ゲーム開発)
大麦(damai.cn)(中国オンラインチケット販売サイト大手)
デジタル・メディア&エンターテインメント
YunOS(モバイル端末向けOS)
高徳(AutoNavi、モバイル地図情報サービス)
釘釘(DingTalk、企業向け対話アプリ)
イノベーション・イニシアチブ、その他 アリババ・グループの主な事業
国内リテール
菜鳥網絡(Cainiao、物流プラットフォーム)*1 物流
銘柄フラッシュ(海外企業概要)
アリババ・グループ・ホールディング(BABA)
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
ポイント解説 中 核 の 国 内 リ テール向けマー ケ ッ ト プ レ イ ス が高成長、モバ イルがけん引中国ではインフラの整備によるインターネット環境の改善、スマートフォンやタブレット等 のモバイル端末の普及を背景に、若年世代を中心としたモバイル経由でのインターネッ ト利用の拡大が持続している(図表 3)。中国のモバイル経由インターネットの利用者数 は 2016 年末の 6.95 億人から 17 年 6 月の 7.24 億人に拡大し、インターネット利用者数 全体の 96%に達した。ネットショッピングの利用者数は 5.14 億人、うちモバイル経由は 4.8 億人と全体の 93%を占めた。
これらを背景に同社のコア・コマースの中核である国内リテール向けマーケットプレイス
「タオバオ・マーケットプレイス」「天猫 Tmall」」においても、モバイル売上高(国内リテー ル事業のうち、モバイルアプリ、モバイルブラウザ経由での取引に起因する売上高)が増 加傾向にあり、国内リテール向けマーケットプレイス全体をけん引する構図が鮮明に なっている(図表 4)。
越 境 EC 市 場 の 拡大が追い風と なる
中国の消費者の間で高品質な海外ブランドの人気が高まっていること等を背景に、越 境 EC の市場規模は今後数年にわたって高成長を続ける見込みである。同社は「天猫 Tmall」内に越境 EC に特化したプラットフォーム「天猫国際(Tmall グローバル)」を展開、
拡大するニーズの取り込みを図っている。同プラットフォームを活用することにより、海外 小売事業者は中国現地での商標登録や法人設立をせずに出展することが可能となる。
このため、巨大な中国の消費市場へのアクセスを求め、多数の海外ブランドが出店を進 めている。越境 EC 市場の拡大はマーケットプレイス事業にとって追い風となることが期 待される。
0 50 100 150 200 250
0 100 200 300 400 500
15/3 15/6 15/9 15/12 16/3 16/6 16/9 16/12 17/3 17/6 17/9
モバイル以外(左目盛)
モバイル経由(左目盛)
モバイル経由売上高/モバ イルMAU(右目盛)
(年/月)
(億人民元) (人民元)
出所:会社資料より みずほ証券作成
(注1)17/6、17/9のモバイ ル以外、モバイル経由は会社データを基に試算
(注2)モバイ ル経由売上高/モバイルMAUは、直近12ヵ月間のモバイル経由売上高の合計/直近1ヵ月間に 1回以上モバイ ルアプリにアクセスした利用者
は
図表 4:同社の中国リテール事業の経路別売上高推移
(四半期:2015/3~2017/9)
図表3:中国のモバイル・インターネット利用者の推移
(年次:2007~2016)
7.0 7.3
24
61
95
0 20 40 60 80 100
0 2 4 6 8 10
07 08 09 10 11 12 13 14 15 16
モバイ ル・インターネット利用 者数①(左目盛)
インターネット利用者数②(左 目盛)
比率(右目盛)=①/②×100
(年)
(億人) (%)
出所:中国インターネット情報 セン ター(CNNIC)の データよりみずほ証券作成
銘柄フラッシュ(海外企業概要)
アリババ・グループ・ホールディング(BABA)
ク ラ ウ ド ・ コ ン ピ ュ ー テ ィ ン グ 事業が拡大、世 界各地にデータ センタを設置へ
同社のクラウド・コンピューティング事業(阿里雲、Aliyun)の売上高が増加している。有 料顧客数の堅調な伸びや高付加価値サービスの売上高比率拡大が高成長の要因と なった(図表 5)。中国最大のクラウドプロバイダーとして、世界各国の 230 万以上の顧客 向けに拡張性の高いクラウドサービスとデータ管理サービスを開発。金融機関、政府を はじめとする多くの組織、企業、個人に対してコストパフォーマンスの高いソリューション を提供している。グローバルの IaaS*2市場における同社の地位は米アマゾン(AWS*3)、
米マイクロソフト(Azure)、米 IBM(Bluemix)のクラウド事業に次ぐ、第 4 位。中国企業の 間ではコスト削減を狙い、自前でサーバー等の情報機器を持たずに IT システムを構築 できるクラウドサービスへの需要が高まっており、中国パブリッククラウド市場の伸び率 は、引き続きグローバル市場を上回ると見込まれる。同社はアマゾン(AWS)に追いつ き、追い越すことを目標として掲げ、国際的プレゼンスの拡大、提携関係に基づくグロー バルなクラウドエコシステムの強化と支援、新しいクラウドおよびビッグデータソリューショ ンの開発促進を図ろうとしている。2017 年 6 月、同社は、18 年 3 月末までにインドおよ びインドネシアにデータセンタを設置する計画を発表した。これらを含め、アジアでのコ ンピューティングソースを増やし、クラウド機能を用いて中小企業を支援する狙いがあ る。中国本土を含め、世界各地に 17 のデータセンタを配置する計画で、今後クラウド・コ ンピューティング事業がさらに拡大することが期待される(図表 6)。
*2:Infrastructure as a Service の略で、「イァース」と読む。情報システムの稼働に必要な仮想サーバをはじめとした機材 やネットワーク等のインフラを、インターネット経由で提供するサービス
*3:Amazon Web Services の略称。クラウドの拡張性ある低コストのインフラストラクチャプラットフォームで、企業や組織の 更なる迅速な活動や、ITコスト削減、アプリケーション拡張を実現するための幅広いサービスを提供
図表6:世界各地に設置される同社のデータセンタ
米国
西部 米国
東部
ドイツ ドバイ
豪州 日本 香港
シンガポール 中国 本土
インド
インドネシア マレーシア
0 200 400 600 800 1,000 1,200
0 10 20 30 40
15/3 15/6 15/9 15/12 16/3 16/6 16/9 16/12 17/3 17/6 17/9
図表5:クラウド・コンピューティング事業の売上高の推移
(四半期:2015/3~2017/9)
売上高(左目盛)
有料顧客数(右目盛)
(年/月)
(億人民元)
(注)有料顧客数の17/9 はデータなし 出所:会社資料より みずほ証券作成
(千件)
(注)データセンタの設置予定地も含む(インドネシアは 2018 年 3 月末設置完了の予定、インドは 18 年 1 月に前倒して稼働の予定)
出所:会社資料よりみずほ証券作成
銘柄フラッシュ(海外企業概要)
アリババ・グループ・ホールディング(BABA)
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
中 長 期 成 長 を 目指し、多角化 の推進、高成長 分 野 へ の 投 資 を継続
同社は潤沢な資金力で、中長期的な成長を目指し、①エンターテインメントへの注力、
②海外事業の拡大、③実店舗の展開、を核とする国内外での多岐にわたる新事業の設 立と成長性が高い市場への投資を継続していく方針(図表 7)。
*4:中国浙江省を中心に中国本土で多数の百貨店、ショッピングモールを運営
*5:アリババの関連会社で、世界中でさまざまな金融サービスを提供するテクノロジー企業。傘下にモバイルとオンライン 決済のプラットフォームであるアリペイ(支付宝、Alipay)、世界最大規模の MMF 資産残高を有する「余額宝(ユエバ オ、Yu’e Bao)」等がある
*6:2012 年に設立された中国配車サービス大手。15 年 2 月にテンセント・ホールディングスが出資する「滴滴打車(Didi Dache)」と合併、後に「滴滴出行(Didi Chuxing)」に商号変更。16 年 8 月に米ウーバーの中国事業を買収
*7:QR コードのデザインサービスを提供するイスラエルのスタートアップ企業
*8:2003 年に携帯音楽プレーヤーメーカーとして発足、その後スマートフォン事業に参入し、急成長を遂げた
*9:オンラインと実店舗での販売、宅配等を組み合わせた複合的サービスを提供する新興の生鮮食品スーパー
*10:ソフトバンク・ロボティクス・ホールディングス(SBRH、現ソフトバンク・ロボティクス・グループ)。自律人型ロボット Pepper を中心とするロボット事業の企画、開発、販売を行う
*11:中国家電専門店大手。実店舗とインターネット通販を手掛け、日用品やベビー・子供関連商品等も扱う
*12:インド地場のワン 97 コミュニケーションズが運営するインドのモバイル電子決済、E コマース大手
*13:シンガポールに本社を置く、インドネシア等の東南アジア 6 ヵ国で事業を展開する域内電子商取引大手
*14:中国のフードデリバリー最大手。2017 年に中国ネット検索エンジン大手バイドゥ傘下の「百度外売」の買収を発表
*15:中国の格安スーパーマーケット・チェーン
*16:2004 年に設立された中国最大のオンラインチケット販売プラットフォーム。海外にも事業展開
*17:小売大手の百聯集団(上海市)傘下で大型総合スーパー等を展開
*18:自転車シェアリングサービスを手掛ける中国の新興企業で、モバイク(Mobike)と競合関係、海外にも事業展開
*19:クラウドやビッグデータ等を駆使し、提携した物流会社のトラックや倉庫の稼働状況を把握、自動振り分けサービスを 提供する物流企業
*20:R&D(研究開発)の強化を目的とした革新的でグローバルなリサーチプログラム
①デジタル・メディア&エンターテインメントに注力: 傘下の UCWeb は、ニュース、エン ターテインメント等、人気コンテンツを整理し発信する UC News を 2016 年に立ち上げ、
インドおよびインドネシアにおいてモバイル向けの上位モバイルブラウザに躍進した。近 年では映画・ドラマ制作等を手掛ける「アリババ・ピクチャーズ・グループ」や、音楽ビジ ネスにフォーカスした「アリババ・ミュージック」、スポーツ関連の「アリババ・スポーツ」等、
EC 以外の事業も相次いで立ち上げている。また、「優酷土豆(Youku Tudou)」の買収を 通じ、動画配信市場にも参入、膨大な顧客基盤を生かせることで新たな収入源に育つ ことが期待される。さらに、17 年 3 月にオンラインチケット販売プラットフォーム「大麦
(Damai)」を買収し、エンターテインメント事業を強化している。
②成長性が高い海外市場の事業拡大: 同社は 17 年 3 月にインドのモバイル決済最大 手ワン 97 コミュニケーション(One97 Communication)の EC 子会社、「Paytm」に追加出 資した。成長するインドの EC 市場の開拓に本格的に乗り出している。また、同社は東南
図表7:同社の主な投資および立ち上げ事業
(年次:2014~2017)
UC Web を買収(6月)
旧チャイナ・ビジョン・メディア・グループを買収(6月)
現社名:アリババ・ピクチャーズ・グループ アリババ・ミュージック 立ち上げ(7月)
優酷土豆(Youku Tudou) を買収(4月)
2014 2015 2016 2017
アリババ・デジタル・メディア&エ ンターテイメント・グループを設立
(10月)
2018
大麦(Damai)*16 100%買収(3月)
アリババ・スポーツ 立ち上げ(9月)
蘇寧雲商*11への 戦略的投資を発表(8月)
Tmallグローバル サービス開始(2月)
銀泰商業*4への戦略的 投資を発表(3月)
ラザダへの追加投資を発表(6月)
持ち株比率51%⇒約83%
菜鳥網絡*19への追加出資を発表(9月)
持ち株比率47%⇒51%
銀泰商業 100%買収(5月)
シンガポールのラザダ*13 の買収を発表(4月)
インドPaytm*12に 戦略的投資(9月)
Meizu Technology(魅族科技)*8 への戦略的投資を発表(2月)
アント・フィナンシャル(螞蟻金服)*5設立
(10月)
SBRH*10への出資を 発表(6月)
Visualead*7への出資を発表
(1月)
旧・快的打車(KuaiDi Dache)*6 への出資を発表(1月)
現社名:滴滴出行
餓了麼(Ele.me)*14への 出資を発表(4月)
聯華超市*17への 出資を発表(5月)
OfO*18への出資を発表(7月)
盒馬鮮生*9を立ち上げ(3月)
三江購物*15に出資
(1月)
「阿里巴巴達摩院(Alibaba DAMO Academy)」*20を設立(10月)
Paytmに追加出資
(3月)
出所:各種資料よりみずほ証券作成
銘柄フラッシュ(海外企業概要)
アリババ・グループ・ホールディング(BABA)
アジア市場の潜在的な成長性を見込み、17 年 6 月に東南アジア 6 ヵ国で事業を展開す る域内電子商取引最大手であるラザダに追加投資をした。ラザダを通じ、アマゾンのプ ライム会員向け「Prime Now」サービスと類似した 24 時間以内に食品の配達を行う会員 制プログラム「LiveUp」をシンガポールで開始。さらに、シンガポールおよびマレーシア で「タオバオ・コレクション」を立ち上げ、地元の顧客に中国から高品質な製品を提供す る等、東南アジア市場への注力姿勢を鮮明にしている。
③実店舗の展開も重視: 17 年 8 月の米アマゾンによる高級スーパー大手ホールフー ズ・マーケット(Whole Foods Market)の買収は、テクノロジー企業が実店舗を持つ小売 業界へ進出する動きとして注目を集めた。アリババも実店舗の買収を開始しており、E コ マースと実店舗の買い物を統合する動きを鮮明にしている。同社は家電量販店大手の
「蘇寧雲商」との戦略提携や大手スーパーへの出資、百貨店の完全子会社化のほか、
オンラインとオフラインでの買い物を結びつけた「盒馬鮮生」といった新たな小売スー パーマーケットの展開をはじめる等、現在、小売市場の大半を占めている実店舗のデジ タル化を加速させている。
市場シェア比較 巨大な中国 EC 市 場 で 大 き な シェアを持つ中国では、国民可処分所得の増加に加え、IT 技術の進化やスマートフォン等の普及を 背景に、電子商取引(EC)市場が急成長している。現在、中国の EC 市場規模は上位 2
~10 位の国々の合計を上回るまでに拡大した(図表 8)。同社が展開するオンライン ショッピング(B2C)マーケットプレイス「天猫 Tmall」は、中国 B2C サイトの総取引額
(GMV)におけるシェアが 5 割以上となっている(図表 9)。
23 58 4 3
12
57 25
4 4
11
天猫
(Tmall.com)
京東
(JD.com) 蘇寧易購
(Suning.com)
唯品会
(Vip.com)
その他
出所:iResearchのデータより みずほ証券作成 内輪:2015年
外輪:2016年
図表9:中国EC(B2C)市場のシェア内訳(%)
0 20 40 60 80 100
中国 米国 英国 日本 ドイツ 韓国 フランス カナダ 豪州 インド 2-10位合計
(100億ドル)
出所:経済産業省の資料 よりみずほ証券作成
図表8:主要国のEC(B2C)市場規模の上位10ヵ国
(2016年)
2~10位合計
銘柄フラッシュ(海外企業概要)
アリババ・グループ・ホールディング(BABA)
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
リスク・留意 事項同社プラットフォーム等における信用の失墜
同社は中国国内で高いブランド価値、信用を確立している。同社が展開するプラット フォーム等において消費者や事業者からの信用が失墜するような事態が起これば、同 社の事業、業績に悪影響を及ぼす可能性がある。
企業買収や投資の増加による短期的な業績下押し
同社は中長期的な事業の成長を目指し、企業買収や戦略的な投資を継続しているが、
これらの活動が短期的には業績の押し下げ要因となる可能性がある。また、これらの活 動は長期的な業績向上を保障するものではない。
決済サービス「アリペイ」への依存
同社のマーケットプレイス事業における取引に関する決済は、大部分を関連会社である アント・フィナンシャルの決済サービス「アリペイ」に依存している。何らかの理由でこれら のサービスの利用が制限されるようなことが起これば、同社の事業に悪影響を及ぼす可 能性がある。
GAAP と非 GAAP の差異
GAAP:Generally Accepted Accounting Principles、一般に公正妥当と認められた会計原則。各国で定められており、米 国会計基準(US-GAAP)、日本版 GAAP 等がある。
非 GAAP:実質的な業績動向を示すために、企業が独自に定めた会計原則。リストラ費用、株式報酬費用等の特別項目 が調整されることがある。
銘柄フラッシュ(海外企業概要)は企業の沿革、概要、事業、中長期的な競争優位性等の紹介に重点を置い たレポートです。当該企業の最新の決算情報、ニュース、トピックに関しては、銘柄フラッシュをご参照くださ い。
銘柄フラッシュ(海外企業概要)
アリババ・グループ・ホールディング(BABA)
【留意事項】
○この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
銘柄の選択等、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。
○本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではあり ません。本資料に掲げるデータは、資料作成時点の会社側年次報告書またはプレスリリースに基づき作成してお り、作成後に生じた株式分割等の影響を反映していません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点の見 通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。なお、当社および同関連会社はここに掲 載している企業の証券を保有または取引する可能性があります。
【金融商品取引法に係る重要事項】
■外国株式のリスク
○外国株式投資にあたっては、株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク(平価切り下げ等も含む)、国 や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込むことがあり、
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○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与えるこ とがあります。
○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が当該 証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。
○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売却して お客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市場があって も当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生しても本邦投資家が 取り扱いできないことがあります。
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■外国株式の手数料等諸費用について
○外国委託取引
国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および諸費用 の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。詳細は当社の 担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金に対して最大 1.08%
+2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、約定代金 55,000 円以下 の場合、約定代金に対して一律 10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。
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お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別途手 数料および諸費用はかかりません。
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外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券取引口 座管理料は無料です。
外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した 為替レートによるものとします。
商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客さ ま向け資料等をよくお読みください。
商 号 等 : みずほ証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号
加 入 協 会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会 広告審査番号
MFB17718-171214-01