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A Discourse-Grammatical Approach ωTeaching English Grammar Focusing on Sentence Stress

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Academic year: 2021

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A Discourse‑Grammatical Approach ωTeaching English Grammar  Focusing on Sentence Stress 

教科・領域教育専攻

言語系(英語)コース

多 国 宣 興

1.はじめに

これまでの日本の英語教育では、文法の扱い が主に文文法に基づいて行われ、 『文の主語は 何か』といったような文の構造を分析すること に力点が注がれてきた。そこでは文の情報構造 や文脈の中で、の発話の意義について述べられる ことが少なかったo また、伝統的な文法訳読式 の教授法で学習したり、英文を日本文に訳した り、日本文を英文に直すことが英語習得につな がると信じられてきた。しかし、現実はそうで はない。英文の解釈は出来るが、英語を運用し たり、他者とコミュニケーションをすることが 苦手な学習者が増えてきている。英文を文脈か ら切り離して分析する方法に問題があるため、

この教授法では発話本来の目的であるコミュニ ケーションをする段階まで学習者は到達できな いと言える。外国語として英語を習得しようと する最も重要な目的の1つは、その目標言語を 使って他者とコミュニケーションをすることで

ある。

この論文では、文文法に基づいた教授法では 説明できない3つの談話レベルの文法現象、つ まり、イントネーション、理由の接続詞、そし て文強勢を取り扱う。次にこれら 3つの談話文 法現象を談話文法の視点から解明していく白最 後に、文強勢の教授法について独自の教授法と 教材を開発し、その教授法に基づいた年間指導 計画を提案していくo

指 導 教 官 薮 下 克 彦

2.談話文法の必要性

談話文法と文文法の違いを明確にするために それぞれを定義しておく。談話文法とは文を越 えたレベルで働いている規則だと定義される。

その中でも特にこの論文では文脈の中で聞き手 と話者が何を共有し、何を共有していないかに ついて扱う。それに対し、文文法とは、話者が ある単独の意味の通じる文を作り出す規則だと 定義できる。従来の文文法の視点だけでは説明 がつかない文法現象がある。本論文では、イン トネーション、理由の接続詞、そして文強勢を 扱う。これらが、実は談話文法の視点を用いる ことで適切に説明できることを考察してして。

3.談話レベルの構成要因

上で述べた3つの文法現象を説明するために は、談話レベルのいくつかの構成要因を理解し ておくことが要求される。それらは、情報、文 の情報構造、旧情報と新情報である。イントネ ーションの用法を理解するには!日情報と新情報 という要因を把握しておくことが必要であり、

文強勢のしくみを知るには文の情報構造のしく みを理解しておくことが要求される。これらの 考察から日本語と英語は表面的には異なった表 現形態を取っているように見えても、情報を相 手に伝えるという視点で考察すれば、実は両者 とも共通の機能を持っていることが分かつてく る。

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4.文強勢の指導の重要性と困難点

文文法では説明できない談話レベルの3つの 文法現象が談話文法の視点から説明できること が分かつたD 次に、文強勢に絞った教授法を開 発してし、くo そのためには、日本人学習者の英 語学習環境を知っておくことが大切である。日 本人学習者は、英語をEFLの環境で学習して いる。つまり、英語を外国語として学習してい る日本人は、英語をESLとして学習している 人々と比べて、英語の自然な音声を耳にする機 会が極端に少ないことを意味する。そのような 学習環境にいる日本人学習者は、自分たちが慣 れ、親しんだ日本語特有のリズムで英語を学習 しようとする傾向が出てくる。日本語は音節主 導リズムであるのに対して、英語は強勢主導リ ズムの言語である。日本人学習者が英語を話し たり、聞いたりする時の困難点の 1つは、英語 が速く聞こえるということである。彼らが英語 を日本語の音節主導リズムで聞いていることに その原因があると考えられる。従って、日本語 と英語のリズムの違いを認識し、日本人学習者 に適した教授方法を開発することが重要になっ てくる。

5.文強勢の指導

これまで、日本の英語教育では単語レベルで の強勢指導は盛んに行われてきた。しかし、単 語レベルを越えた文強勢を中学校・高等学校の 英語学習者に体系的に指導するという教授法と 言語教材はほとんど開発されていない。そこで 談話文法の理論に基づいた文強勢のシラパスと その教材を提案することにした。

文強勢の指導目標を2つ設定している。 1つ はノーマル・ストレスを習得することであり、

もう 1つは文脈を考慮、した自然な文強勢を習得

することである。ノーマルペストレスの習得の ために3段階を、さらに自然な文強勢習得のた めに 1段階を開発した。第 1段階では、強音を 意識して英文が発音できるように教材を配置し た。第2段階では、弱音を意識して英文の発音 練習ができるように工夫した。第3段階では、

リズム及び強勢が時間的に等間隔で現れること の2つを認識した発音練習ができるように配慮

した。第4段階では、対比と強調を認識させる 教材を集めた。短い英文から対話文さらに物語 文へと徐々に長い英文を扱うことで指導がスム ーズに行える構成にした。教材に使用した英文 は日常頻繁に起こりうる内容に絞った。このよ うに段階を追って文強勢の学習をすることで学 習者が日本語と英語のリズムの違いを徐々に、

かっ着実に克服し、最終的には文脈に応じた文 強勢を習得することが期待される。

6.おわりに

これまでの文文法に基づいた文法指導では学 習者は英文それぞれの命題的意味を理解し、文 の構造を分析する能力がついてきたと言える。

しかし、一方で文文法で説明できない現象があ ることが分かり、それらの現象を説明するには 談話文法的視点が必要であることが分かつた。

これら2つの文法は相反するものではなく、互 いに補う関係にある。従って、今後の英語教育 の文法指導を、よりコミュニケーションを重視 したものにするためには談話文法的視点を取り 入れた指導が期待される。この論文では、文強 勢のシラパスと言語教材を開発し提案する。実 際にこの教材を使用すると、様々な問題点が出 て来ることが予想される。その際、それらを教

育現場に適したものへと改善していくことが、

今後の文強勢指導の課題だと思われる。

参照

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〇齋藤会長代理 ありがとうございました。.

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