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パネル 2013年度せんだいメディアテークでの企画

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Academic year: 2021

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パネル 2013年度せんだいメディアテークでの企画

著者 東北学院大学文化財レスキュー班

URL http://id.nii.ac.jp/1204/00000327/

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 平成 23 年 3 月 11 日に発生した地震による東日本大震災では、多くの文 化財や博物館が多くの文化財や博物館が被害を受けました。牡鹿半島でも 数多くの民俗資料が被災しましたが、奇跡的にもほぼ全ての文化財が流失 を免れました。

 収蔵庫内部は海水が滞留し、資料が破損したりカビが生えたりして甚大 な被害を受けました。こうした文化財を救うため、「被災文化財等救援委員 会」が文化財レスキューに乗り出しました。全国から研究員、博物館学芸 員が集まり文化財レスキューが始まったのは、ゴールデンウィーク明けの ことでした。

  学生たちのクリーニング作業

 東北学院大学博物館には、旧牡鹿町から運び出された民俗・考古・地学 資料が一時保管されています。500 件約 4000 点にのぼる全ての資料を運び 終えたのは、10 月下旬のことでした。

 文化財のクリーニングには、大学生が中心にあたっています。資料はま ずその状態や対処法を指示するカルテを作成し、それに従ったクリーニン グを行いました。

  牡鹿の歴史をものがたる文化財は残った

被災地からのレスキュー

文化財レスキュー開始

ここから始まる新たな牡鹿の歴史

    

未知の保全作業

 資料の状態は極めて劣悪でした。バラバラになったもの、割れた陶器類等 をどう修復して整理していくかが今後の課題となります。

 カビの問題や塩害の問題、バラバラになった資料をどの程度まで復元する かも未だに未解決です。こうした問題はこれまでの博物館にない未知の保全 作業であり、それ自体が重要な研究課題です。

 被災した民俗資料をどう意味付けていくかは、民俗学の観点からも重要な テーマとなっていくと思われます。

 牡鹿半島の歴史をものがたる重要な資料は、ほぼ全て残りました。これら 文化財を失うということは、歴史の痕跡や証拠を失ってしまうことと同じで す。  文化財が残ったことは、地域のこれからを考える上で希望の持てる出来 事だと言えるでしょう。

   

鮎川収蔵庫 被災状況 民俗資料のレスキュー作業

パネル編集: 阿部千賀子 伊藤瑞穂 櫻井かほり

参照

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