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2013 年のトピックス 月 反対派住民は鉱山技師の身柄を拘束 2013 年 1 月には 地元農民らが無期限抗議行動を開始し警官隊との衝突で負傷者発生 2013 年 5 月 探鉱は一時中止に 2013 年の鉱山生産量は銅 亜鉛 鉛及び銀の主要鉱種は対前年比で微増 金生産量は対前年比でわずかに減少 2

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ペルー

主要データ 国名〔英名〕 ペルー共和国〔Republic of Peru〕 面積(km2) 1,285,216 海岸線延長(km) 2,414 人口(百万人) 30.1 人口密度(人/km2) 23.5 GDP(十億 US$) 206.54 一人当り GDP(US$) 6,674.34 主要鉱産物:鉱石 銅、亜鉛、鉛、金、銀、錫、モリブデン、タングステン、ビス マス、鉄 主要鉱産物:地金 銅、鉛、亜鉛、錫、セレン、カドミウム

鉱業管轄官庁 エネルギー鉱山省(Ministerio de Energia y Minas)

鉱業関連政府機関 鉱 山 地 質 冶 金 研 究 所 (Instituto Geologico Minero y Metalurgico:INGEMMET) 鉱業法 鉱業一般法(1992 年) ロイヤルティ 最高政令 NO.180-2011-EF(ロイヤルティ法(2004 年法律 NO.28258)の施行細則を改正する最高政令)) 外資法 民間投資法 環境規制法 (環境影響調査制 度、環境・排出基準の有無等) 環境一般法(法律第 28611 号、2005 年)、国家環境管理システ ムのフレームワークについての法律(法律第 28245 号、2004 年)、 環境影響評価の国家システム(SEIA)についての法律(法律第 27446 号、2001 年)等 鉱業公社 -

鉱業活動中の民間企業 BHP Billiton、Glencore Xstrata、Freeport McMoRan、 Buenaventura 等

近年の鉱業関連問題 (資源ナシ ョナリズム、労働争議、環境問題 等)

・Southern Copper 社の Tia Maria 銅プロジェクトに対する抗 議行動が 2011 年 3 月末に激化し、死傷者が発生する事態となり、 政府が同プロジェクトの環境影響評価(EIA)の否認を決定した ことから、2012 年 2 月から EIA を再実施、2014 年 5 月現在、EIA 審査中

・Bear Creek Mining 社(カナダ)の Santa Ana 銀・鉛・亜鉛 プロジェクトに対する反対運動が 2011 年 4 月末以降急速に激化 して多数の死傷者を出すに至り、2011 年 6 月に政府が Santa Ana 鉱区を取り消すことで終息した。2014 年 5 月、リマの第 1 憲法 裁判所が鉱区取り消しの最高政令を無効とする判決を行った。 ・Yanacocha 社の Minas Conga 金プロジェクトに対し、水資源 の枯渇・汚染、環境問題に不安を抱く地域住民らによる反対運 動が激化、同プロジェクトを重要視する政府は EIA 再評価・対 話等により反対運動の沈静化を試みるも歩み寄りが見られず、 2012 年 7 月上旬にはデモ隊から多数の死傷者が発生し、2012 年 8 月下旬にはプロジェクトが事実上中断、2013 年 6 月には地元 での抗議行動が再開、Yanacocha 金鉱山の操業にも支障 ・Candente Copper 社の Cañariaco 銅プロジェクトで 2012 年 12

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2 月、反対派住民は鉱山技師の身柄を拘束、2013 年 1 月には、地 元農民らが無期限抗議行動を開始し警官隊との衝突で負傷者発 生、2013 年 5 月、探鉱は一時中止に 2013 年のトピックス ・2013 年の鉱山生産量は銅、亜鉛、鉛及び銀の主要鉱種は対前 年比で微増、金生産量は対前年比でわずかに減少 ・2013 年の鉱業投資額は、2012 年を 14%上回る 97.2 億 US$に 拡大 ・2013 年 5 月以降、ペルー政府はインフォーマル鉱業合法化及 び違法鉱業に対する取り締まりを本格化 ・Chinalco は、Antamina 鉱山以降最大の鉱業プロジェクトであ った Toromocho 銅鉱山の操業を開始、2013 年 12 月に操業開始 式典を挙行 1.鉱業一般概況 ペルーは、鉱物資源が豊富で多岐に亘り、多くの鉱種で世界の主要生産国(2013 年は銅 3 位、亜鉛 3 位、鉛 4 位、金 6 位、銀 3 位)となっているのが特徴的である。 ペルーの 2013 年の鉱山生産量は、銅が前年比 5.9%増の 137.6 万t、亜鉛が 5.5%増の 135.1 万t、 鉛が 6.9%増の 26.7 万t、銀が 5.6%増の 3,674tなど、主要鉱種は概ね増加したが、金は前年比 6.2% 減の 151.5tであった。 一方、ペルーの 2013 年の鉱産物輸出額は、史上最高となった 2011 年の 273.6 億 US$をピークに 2012 年は 263.1 億 US$に、そして 2013 年は前年を 12.5%下回る 230.3 億 US$であった。内訳は、銅が前 年比 8.6%減の 98.1 億 US$、金が前年比 18.2%減の 78.5 億 US$となり、亜鉛は 4.5%増の 14.1 億 US$と 伸びたものの、鉛が 32.1%減の 17.5 億 US$で、これら 4 鉱種で鉱産物輸出額全体の 90.4%、輸出額 全体の 49.8%を占めるが、鉱産物輸出額が伸びなかったのは、銅、金、鉛等、金属価格がピークを 過ぎ、取引価格が低下した影響が大きい。 ペルーでは、2011 年 9 月末に鉱業ロイヤルティ法の改正、鉱業特別税及び鉱業特別賦課金の新設 など鉱業税制が変更・強化されたが、鉱業界からは一定の評価をもって受け取られ、鉱山企業各社に よる鉱業投資が継続されている。 エネルギー鉱山省によると、2013 年のペルーの鉱業投資額は 2009 年以降毎年過去最高額を更新し、 2013 年は対前年比 14.4%増の 97.2 億 US$に達し、リーマンショック発生の 2008 年の鉱業投資額 17.1 億 US$の 5.7 倍に増加している。

2013 年に最も鉱業投資額が多かったのは Apurimac 州(17.5 億 US$)で、以下に Junín 州(15.1 億 US$)、Arequipa 州(13.9 億 US$)、Cusco 州(11.7 億 US$)、Ancash 州(7.4 億 US$)と続く。鉱業投 資額を企業毎に見ると、2013 年に最も鉱業投資額が多かったのは Xstrata Las Bambas 社(17.1 億 US$)で、以下に Chinalco Perú 社(11.9 億 US$)、Cerro Verde 社(10.7 億 US$)、Antapaccay 社(前 Extrata Tintaya 社、6.3 億 US$)、Antamina 社(5.4 億 US$)と続く。

鉱業投資額のうち探鉱費は、近年伸び率が鈍化傾向にあったが、2012 年の 9.05 億 US$をピークに、 2013 年は対前年比 14.5%減の 7.74 億 US$へと減少に転じた。その反面、選鉱場・製錬所等の工場設 備への投資は 2012 年の 11.40 億 US$から対前年比で 23.2%伸び 14.04 億 US$に、採鉱機械類への投 資は 2012 年の 5.25 億 US$から対前年比で 48.4%伸び 7.79 億 US$に伸びている。 また、エネルギー鉱山省によると、2014 年 5 月現在、ペルーでは鉱山拡張、鉱山開発、探鉱等の 主要プロジェクトが、リン及びカリウムを対象とするプロジェクトを除き 46 件あるとされ、これら 主要プロジェクトによるプロジェクト実施期間中の投資予定額は、合計で 557.8 億 US$に上る。 主要 46 プロジェクトは、鉱山拡張 7 件、環境影響評価(EIA)承認済み~鉱山開発工事中 13 件、

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3 EIA 審査中 3 件、探鉱段階 23 件であり、探鉱が初期段階であるものや小規模であるものは含まない。 また、46 プロジェクトのうち、28 プロジェクトは銅ないし銅を主対象とするプロジェクトである。 これら鉱業 46 プロジェクトの投資総額 557.8 億 US$の内訳を鉱種毎に見ると、銅プロジェクトが 354.9 億 US$(63.6%)で、以下、金プロジェクトが 82.2 億 US$(14.7%)、鉄プロジェクトが 70.8 億 US$(12.7%)と続く。国別では第 1 位が中国で 103.4 億 US$(18.5%)、第 2 位が米国で 101.5 億 US$(18.2%)、第 3 位がカナダで 79.6 億 US$(14.3%)、以下ペルー、スイス、英国と続く。 プロジェクトのステージとしては探鉱プロジェクトが最も多く 271.2 億 US$で、全体の 48.6%を占 める。 2.鉱業政策の主な動き ペルーは、2014 年 7 月 28 日で Humala 大統領就任 3 周年を迎えた。Humala 大統領は、政権発足当 初懸念されていたような資源ナショナリズムへの道を突き進むことなく、鉱業を国家発展のための基 幹産業ととらえ、税制、社会争議対策、環境保全に留意した政策を進める道を歩んできた。 2013 年 4 月の Merino エネルギー鉱山大臣の発言や 2013 年 7 月、2014 年 7 月の独立記念日の Humala 大統領の演説などにあるように、鉱業に関する社会的包摂の観点から、現在は鉱業ロイヤルティや鉱 業カノン制度の改革、インフォーマル鉱業の合法化(インフォーマル鉱業事業者の合法化申請は 2014 年 4 月 19 日までに受付終了)と違法鉱業の取り締まりが政策面での重要事項になっている。 なお、2014 年 2 月 23 日、Umala 大統領は、南部アンデスガスパイプラインプロジェクト(投資額 40 億 US$)を加速させるため、石油・天然ガス分野の知識・経験を有する Eleodoro Mayorga Alba 氏 をエネルギー鉱山大臣に任命した。 (1) 税制 Humala 政権は、2011 年 9 月末に鉱業ロイヤルティ法の改正と鉱業特別税及び鉱業特別賦課金の導 入は行なわず、営業利益率に応じた課税、いわば超過利益課税を導入し社会プログラムへの投資に充 てる方向性を打ち出した。 一方、ペルーには鉱業カノンと呼ばれる、鉱山企業が納付した所得税の 1/2 を、翌年 6 月に中央政 府から地方州政府や地方自治体に交付する制度が存在する。鉱業カノンは、使途が主として基盤イン フラ整備に制限されている。 この 3 年間に中央政府から全国の地方州政府及び地方自治体に交付された鉱業カノンは、ピークで あった 2012 年が 5,124 百万 PEN(ヌエボ・ソーレス)(約 1,863 百万 US$)、2013 年は 3,817PEN(1,388 百万 US$)、2014 年は 2,931 百万 PEN(約 1,066 百万 US$)と推移してきた。しかし、鉱業カノンは地 方州政府や地方自治体によって有効に活用されているとは言い難く、執行率は全国平均で 5 割程度と いわれている。最も多額の鉱業カノンが交布されているのは、Antamina 銅・亜鉛鉱山を有する Ancash 州で、2012 年及び 2013 年が 1,003 百万 PEN(約 365 百万 US$)、2014 年が 732 百万 PEN(約 266 百万 US$)であるが、エネルギー鉱山省の関係者によると、同州での鉱業カノンの執行率は約 3 割で、州 政府や地方自治体の銀行口座にほとんどが眠っているという。 鉱業カノンが有効に活用されない理由は、地方州政府や地方自治体の担当部署の公共工事プロジェ クト企画能力不足、経済財政省傘下の公共投資システム(SNIP)による公共事業計画の審査の煩雑さ、 基盤インフラの維持管理・運営能力不足などが言われているが、地方州政府や地方自治体の首長が、 地域住民の人心把握のため意図的に鉱業カノンを有効に活用せず、地域住民の中央政府に対する不満 を増長させるなどしている側面があるとみられている。 また、鉱業カノンの配分は法人税を納付している企業の事業所の立地によっての配分が定められて おり、「全ての鉱物資源は国家に属し、・・・・」との鉱業一般法の考え方から、鉱業カノンの交付額が 少ないあるいは無い州には不公平感がある。

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4 鉱業カノンの執行率改善、地方の不公平感解消及び鉱業カノンの有効活用による社会開発の実現に 向け、、Humala 大統領は、2014 年 7 月 28 日の独立記念日における大統領演説の中で、鉱物生産州に 住む全ての人々が鉱業により受益できるよう、より平等な鉱業カノンの配分を目的とした法案を近々 公表することを明らかにした。 (2) インフォーマル・違法鉱業対策 インフォーマル鉱業(鉱業実施可能区域内での無許可鉱業)、違法鉱業(鉱業禁止区域内における 無許可鉱業)が特に多いのは Madre de Dios 州、Puno 州、Ica 州南部の Nasca 地方、La Libertad 州 北部、Piura 州である。 Humala 大統領は、2013 年 7 月 28 日のペルー独立記念日の演説の中で、鉱業に関する政府の今後の 方針として、社会的包摂の観点から小規模なインフォーマル鉱業の合法化を進める一方、違法鉱業に ついては環境のみならず、国家財産の管理・保全にも悪影響を及ぼすとし、対策を進める方針である と述べ、Madre de Dios 州をはじめとするペルー南部では、違法鉱業の取り締まりを本格的に行って いる。 2013 年 8 月、政府は全国零細・小規模鉱業従事者連盟(CONAMI)と協議を行い、インフォーマル鉱 業従事者の合法化期限を 2014 年 4 月までとし、また、全国零細鉱業従事者合法化計画の詳細を策定 するための作業部会を設置することで合意に達した。 2013 年 11 月、政府は、違法鉱業で使用される重機を破壊することによる、従来からの取り締まり 活動に加え、違法鉱業根絶のため、違法鉱業が盛んな Madre de Dios 県において、炭化水素資源の取 引の規制、ガソリンスタンドの新規設置許可の凍結により違法鉱業への燃料供給の停止を図る方針を 明らかにした。さらに水銀やシアン等の資材の使用者の登録の厳格化、Madre de Dios 州、Arequipa 州、Puno 州、Cusco 州の空港からの金の輸出を規制することとした。 2014 年 4 月 19 日にインフォーマル鉱業の合法化申請期限を迎え、7 万人を超えるインフォーマル 鉱業従事者が合法化の意思を表明したと伝えられた。この期限以降はインフォーマル鉱業も違法鉱業 と同等の扱いとなり、取り締まりの対象となった。 2014 年 5 月、翌 6 月には、Madre de Dios 州を中心として、軍隊や警官隊の動員による従来どおり の取り締まり活動が行われた。 3.主要鉱産物の生産・輸入・消費・輸出動向 (1)主要金属鉱石生産量 ① 銅 2013 年の銅生産量は対前年比 5.9%増の 137.6 万 t で、世界の銅生産量 1,830.7 万 t の 7.5%を 占め、チリ 577.6 万t(31.6%)、中国 170.7 万t(9.3%)に次いで世界第 3 位であった。 ② 亜鉛 2013 年の亜鉛生産量は対前年比 5.5%増の 135.1 万 t で、世界の亜鉛生産量 1,378.2 万 t の 9.8% を占め、中国 539.2 万t(39.1%)、豪州 152.3 万t(11.1%)に次いで世界第 3 位であった。 ③ 鉛 2013 年の鉛生産量は対前年比 6.9%増の 26.7 万 t で、世界の鉛生産量 560.0 万 t の 4.8%を占め、 中国 304.8 万t(54.4%)、豪州 71.1 万t(12.7%)、米国 34.0 万t(6.1%)に次いで世界第 4 位で あった。 ④ 金 2013 年の金生産量は対前年比 6.5%減の 151.3tで、世界の金生産量 2,776.5tの 5.4%を占め、 中国 428.2t(15.4%)、豪州 265.2t(9.6%)、米国 230.9t(8.3%)、ロシア 208.8t(7.5%)、南 ア 159.5t(5.7%)に次いで世界第 6 位であった。

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5 ⑤ 銀 2013 年の銀生産量は対前年比 5.0%増の 3,652.9tで、世界の銀生産量 25,967.3tの 14.1%を占 め、メキシコ 5,277.1t(20.3%)、中国 3,906.0t(15.0%)に次いで世界第 3 位であった。 ⑥ 錫 2013 年の錫生産量は対前年比 9.2%減の 23,700t で、世界の錫生産量 327,300t の 7.2%を占め、 中国 149,000t(45.5%)、インドネシア 84,000t(25.7%)に次いで世界第 3 位であった。 ⑦ モリブデン 2013 年のモリブデン生産量は対前年比 7.7%増の 1.81 万 t で、世界のモリブデン生産量 26.75 万 t の 6.8%を占め、中国 11.11 万t(41.5%)、米国 6.13 万t(22.9%)、チリ 3.87 万t(14.5%) に次いで世界第 4 位であった。 表 3-1.金属鉱石生産量 鉱種 2011 年 2012 年 2013 年 対前年増 減比(%) 世界シェア (%) ランク 銅(千 t) 1,235.3 1,298.7 1,375.6 5.9 8 3 亜鉛(千 t) 1,255.9 1,281.2 1,351.3 5.5 10 3 鉛(千 t) 230.0 249.2 266.5 6.9 5 4 金(t) 164.0 161.8 151.3 -6.5 5 6 銀(t) 3,414.0 3,480.6 3,652.9 5.0 14 3 錫(千 t) 29.0 26.1 23.7 -9.2 7 4 鉄(千 t) 7,011 6,685 6,681 -0.1 0 19 モリブデン(千 t) 19.1 16.8 18.1 7.7 7 4 タングステン(t) 546.0 365.0 35.0 -90.4 0 14 ビスマス(t) - - 578 - 12 3

(出典:鉄鉱石:BOLETÍN ESTADÍSTICO DE MINERÍA 2013 REPORTE ANUAL, Ministerio de Energia y Minas、その他: World Metal Statistics Yearbook 2014)

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6 (2)主要金属地金生産量 表 3-2.金属地金生産量 鉱種 2011 年 2012 年 2013 年 対前年増減比(%) 世界シェア (%) ランク 銅(千 t) 367.6 311.3 361.5 16.1 1.7 14 亜鉛(千 t) 314.0 319.0 346.0 8.5 2.7 8 鉛(千 t) - 5.0 81.0 1,520.0 0.7 19 錫(千 t) 30.3 25.4 24.2 -4.7 6.8 4 カドミウム(t) 572.0 684.0 695.0 1.6 3.1 8 セレン(t) 54.0 42.0 40.0 -4.8 1.8 14

(出典:亜鉛・鉛:ILZSG Lead and Zinc Statistics April 2014、その他:World Metal Statistics Yearbook 2014) (3)主要金属輸出量 表 3-3.金属精鉱及び地金輸出量 鉱種 2011 年 2012 年 2013 年 対前年 増減比(%) 主な輸出相手国 銅 鉱石(千 t) 地金(千 t) 943.3 309.3 1,112.6 247.7 1,143.6 284.4 2.8 14.8 中国、日本、ドイツ 中国、イタリア、ブラジル 亜鉛 鉱石(千 t) 地金(千 t) 742.0 224.0 781.0 261.0 801.0 300.0 2.6 14.9 中国、スペイン、韓国 米国、コロンビア、ブラジル 鉛 鉱石(千 t) 地金(千 t) 242.0 8.0 327.0 4.0 221.0 73 -32.4 1,725.0 韓国、カナダ、中国 ブラジル 錫 地金(千 t) 30.2 27.6 24.1 -12.7 米国、ドイツ、英国

(出典:銅:ICSG Copper Bulletin April 2014、亜鉛・鉛:ILZSG Lead and Zinc Statistics April 2014、 錫: World Metal Statistics April 2014)

(4)主要金属輸入量

表 3-4.金属精鉱及び地金輸入量

鉱種 2011 年 2012 年 2013 年 対前年増減比(%) 銅

鉱石(千 t) 3.8 0.4 0.0 -

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7 4.鉱山・製錬所状況 表 4-1.主要鉱山一覧 鉱山名 権益所有企業(権益:%) 鉱種 2013 年 生産量(千 t) 備考 Antamina BHP Billiton(33.75)、 Glencore Xstrata(33.75)、 Teck Resources 社(22.5)、三菱商事 (10) 銅(精鉱中含量) 亜鉛 461 316

Cerro Verde Freeport McMoRan(53.56)、

Buenaventura 社(19.35)、住友金属鉱 山(16.8)、住友商事(4.2)他 銅(精鉱中含量) 銅(SxEw カソード) 銅(合計) 214 47 261

Cuajone Grupo Mexico 社(80.9) 銅(精鉱中含量)

銅(SxEw カソード) 銅(合計)

169 0 169

Antapaccay Glencore Xstrata 銅(精鉱中含量)

銅(SxEw カソード) 銅(合計) 139 12 151 2012 年 11 月生産開 始

Toquepala Grupo Mexico 社(80.9) 銅(精鉱中含量)

銅(SxEw カソード) 銅(合計)

111 28 139

Cerro Lindo Milpo 社(Votorantim:50.06) 銅(精鉱中含量)

亜鉛

37 162

Cerro Corona Gold Fields 社(98.5) 銅(精鉱中含量)

金(t)

31 5

Colquijirca Brocal 社(Buenaventura:53.76) 銅(精鉱中含量)

亜鉛 鉛

28 26 11

Cobriza Doe Run 社 銅(精鉱中含量) 20

Condestable Iberian Minerals 社(98.73) 銅(精鉱中含量) 18

Chungar Volcan 社 亜鉛

105 29

San Cristobal Volcan 社 亜鉛

84 20

Iscaycruz Glencore Xstrata 亜鉛

82 4

2010.4 から生産再 開

El Porvenir Milpo 社(Votorantim:50.06) 亜鉛

鉛 63 14 Atacocha Milpo 社(70) 亜鉛 鉛 45 11

Catalina Huanca Iberian Minerals 社(98.73) 亜鉛

鉛 43 9 Andaychagua Volcan 社 亜鉛 鉛 37 6 Americana Casapalca 亜鉛 鉛 32 5 Huanzala 三井金属鉱業 銅(精鉱中含量) 亜鉛 鉛 1 21 7 Pallca 三井金属鉱業 銅(精鉱中含量) 亜鉛 鉛 1 14 1

Yanacocha Newmont 社 (51.35)、Buenaventura

社(43.65)、IFC (5)

金(t) 32

Lagunas Norte Barrick Gold 社 金(t) 19

M.D.D Madre de Dios 金(t) 15

La Arena Rio Alto 社 金(t) 7

Horizonte-Curaubamba Consorcio Minero Horizonte 社 金(t) 6

Retamas Aurifera Retamas 社 金(t) 5

Orcopampa Buenaventura 社 金(t) 5

Tucari Aruntani 社 金(t) 5

Tantahuatai Coimolache 金(t) 4

San Rafael Minsur 社 錫 24

Shougang Shougang Hierro Peru 社 鉄 6,681

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表 4-2.製錬・精錬所生産状況

製錬・精錬所名 権益所有企業(権益:%) 鉱種・形態 2013 年

生産量(千t) 備考

Ilo Grupo Mexico 社(80.9%) 銅(製錬)

銅(精錬)

413 266

La Oroya Doe Run 社 銅(精錬)

亜鉛(製錬) 亜鉛(精錬) 鉛(精錬) 0.5 0 20 0.5 2009 年半ばから操業停 止。2012 年末より一部生 産再開。 Cajamarquilla Votorantim 社 銅(精錬) 亜鉛(精錬) 5 326 Funsur Minsur 社 錫(精錬) 24 (出典:エネルギー鉱山省) 5.探鉱・開発状況 ペルーでは、2011 年 7 月に左派の Humala 政権が誕生し、反自由主義経済や民族主義を打ち出すこ とが懸念されたが、当初の方針は中道寄りに変換され、現実路線で民間投資を促進する経済政策が継 続されている。 2014 年 1 月の地質鉱業冶金研究所(INGEMMET)の発表によると、2013 年における鉱区申請件数は 5,794 件で、合計 643 社による申請が行われた。なお、鉱区申請件数は 2012 年の 7,240 件と比べ減 少した。 一方、企業ごとの申請件数を見ると、2013 年に最も多くの鉱区申請を行ったのは中国企業 Golden Ideal 社で、110 件の鉱区が申請・付与された。同社はこれまでに 971 件の鉱区申請を行い、有効な 鉱区 542 件を所有している。 さらに州別で見ると、2013 年に最も多くの鉱区申請が行われたのは Arequipa 州(746 件)で、以下 に Ancash 州(686 件)、Lima 州(651 件)等が続いた。 2013 年 8 月移以降に各社から発表された主な探鉱プロジェクト等に関する動向は、以下のとおり である。 (1) Antilla 銅プロジェクト

・2013 年 12 月、Panoro Minerals 社(本社:カナダ)は、Antilla 銅プロジェクト(Apurimac 州)の 最新の概測・予測資源量は 1,000,179tとなり、近年中に予備的経済性調査を実施することを明ら かにした。

(2) Cañariaco 銅プロジェクト

・2014 年 1 月、Candente Copper 社(本社:カナダ)は、Cañariaco 銅プロジェクト(Lambayeque 州) における新たなボーリング調査の実施に必要な許可をエネルギー鉱山省に申請したことを明らか にした。同社によれば、Cañariaco Sur 鉱床における追加的なボーリング及び Quebranta Verde 鉱 床における初のボーリング調査を実施する計画となっている。 ・2014 年 1 月、エネルギー鉱山省により住民向けセミナーが開催され、上記のボーリング計画を含 めた Cañariaco 銅プロジェクトの新たな環境影響評価(EIA)に関する説明が行われた。 ・2014 年 2 月、同プロジェクトの探鉱エリア拡張申請に対して一部住民が反対運動を再開した。San Juan de Cañaris コミュニティの代表は、先に実施された同プロジェクトの新たな環境影響評価に 関するセミナーは一部住民のみの参加であったため、コミュニティ全体の意思を反映したものでは ないとして反鉱山運動を再開する計画を明らかにしたことに加え、内閣及びエネルギー鉱山省に対 し、コミュニティの見解を伝えることを目的とした協議会の開催を申請したほか、2014 年末には国

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連人権委員会に対して、コミュニティにおける鉱業活動の実施を理由にペルー政府を告発する見通 しを示した。

(3) Cerro Lindo 銅・亜鉛鉱山拡張プロジェクト

・2013 年 9 月、Milpo 社(本社:ペルー)は、Cerro Lindo 銅・亜鉛鉱山(Ica 州)の拡張の他に、5 件 のプロジェクトの実施を検討中で、今後の鉱業投資に向け 2.75 億 US$の資金の用意があることを明 らかにした。

・2014 年 6 月、証券会社 Kallpa は、Milpo 社の Cerro Lindo 銅鉱山が、2014 年下半期に拡張工事を 完了、フル操業を開始し、これにより同鉱山の粗鉱生産量は日産 17,000tとなる見通しを示した。 (4) Cerro Verde 銅鉱山拡張プロジェクト

・2013 年 9 月、Cerro Verde 社は、Cerro Verde 銅鉱山(Arequipa 州)の拡張に対する投資額は 44 億 US$以上であり、2016 年には拡張後の生産が開始されると発表した。同社によれば、拡張によって 年間生産量は増大することになり、同鉱山は世界第 4 位の銅生産量となる見通しである。 ・2014 年 2 月、住友金属鉱山及び住友商事(両社合計で 21%の権益を保有)は、Cerro Verde 銅鉱 山の 30 万 t から 50 万 t への年間銅生産量増産計画を正式に承認した。 ・増産は、1 日当たりの粗鉱処理量を 12 万 t から 36 万 t へと拡大することで銅 278 千 t、モリブデ ン 6 千 t の増産が実現される計画となっている。拡張計画には合計 46 億 US$が投資され、拡張後の フル生産開始は 2016 年第 1 四半期の見通しとなっている。 (5) Chucapaca 金・銀プロジェクト

・2013 年 9 月、Buenaventura 社(本社:ペルー)は、Gold Fields 社(本社:南アフリカ)と共同で実 施する Chucapaca 金・銀プロジェクト(Moquegua 州)に関し、プロジェクトの再評価を実施中であ り、折を見て新たな発表を行いたいとコメントした。

(6) Colorado 金プロジェクト

・2013 年 12 月、Yanacocha 社(本社:ペルー)は、Colorado 金プロジェクト(Cajamarca 州)でボーリ ング調査を実施するための環境影響概要調査(EIA-sd)をエネルギー鉱山省に提出した。各 600mの ボーリング調査を 659 本、60 か月にわたって実施することが計画されている。

・Colorado 金プロジェクトの面積は 1,233ha で、Jequetepeque 川、Llaucano 川、Crisnejas 川の流 域に位置する。

(7) Colquijirca 銅・亜鉛・鉛鉱山拡張プロジェクト

・2013 年 7 月、El Brocal 社(本社:ペルー)は、同社が 2013 年末までに Colquijirca 銅・亜鉛・ 鉛鉱山(Pasco 州)の拡張を完了する見通しである旨明らかにした。拡張によって、1 日あたりの 鉱石処理量は 11,000 t から 18,000 t へと増加する。 ・同社は Colquijirca 銅・亜鉛・鉛鉱山近傍に加えて、他州においても探鉱活動を実施しているとし、 同社は特に銀、鉛、亜鉛、銅の案件に関心があり、Huancavelica 州においてこれら鉱物の探鉱を行 っている旨明らかにしている。 (8) Constancia 銅プロジェクト

・2013 年 11 月、Hudbay Minerals 社(本社:カナダ)は、Constancia 銅プロジェクト(Cusco 州)の開 発の進捗状況について、2013 年 10 月時点でプロジェクト工程は 47%以上進んでおり、詳細設計は 95%まで進んでいると発表した。

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10 扱いに関する契約のほか、電力供給に関する契約を締結している。さらに、Tintaya 銅鉱山(Cusco 州)から Constancia 銅プロジェクトまでの送電線建設を開始したほか、様々な機材の納入等が行わ れている。 ・2014 年 3 月、同社は、Constancia 銅プロジェクトの建設工事を 2014 年 9 月に完了し、2014 年末 にも生産を開始する見通しを明らかにした。同社によると、2015 年第 1 四半期にはフル生産体制に 入り、年間 9 万 t の銅のほか、副産物としてモリブデンを生産する計画である。 ・同社は、精鉱輸送を目的とした鉄道会社との契約交渉を実施しているほか、Matarani 港(Arequipa 州)の 10 年間の利用契約を既に締結し、発電や送電線の利用についても手当済みである旨明らか にした。一方、鉱山操業地域居住者の移転も順調に進んでおり、現在最後の 3 家族の移転を実施中 であるとした。 ・Constancia 銅プロジェクトの建設工事には、17 億 8 百万 US$が投資される計画である。 (9) Coroccohuayco 銅プロジェクト

・2013 年 9 月、Glencore Xstrata は、Coroccohuayco 銅プロジェクト(Cusco 州)のプレ FS を開始し たと発表した。同社によれば、今後 2~3 年内に FS を完了し、2018 年には年間 10 万 t の銅を生産 するとしている。

・Coroccohuayco 銅プロジェクトは、同社の Antapaccay 鉱山(Cusco 州)から 10 ㎞の距離に位置する。 (10) Inmaculada 金・銀プロジェクト

・2013 年 12 月、Hochschild Mining 社(本社:英国)は、IMZ(International Minerals 社、本社: カナダ)から、同社が所有していた Pallancanta 銀鉱山及び Inmaculada 金・銀プロジェクトの権 益 40%の買収を完了した旨明らかにした。

・この買収によって Hochschild 社は、Pallancanta 銀鉱山及び Inmaculada 金・銀プロジェクトの権 益 100%を所有することになり、同社の銀生産量は、2013 年の 2,000 万 oz(約 620t)から 2017 年には 3,500 万 oz(約 1,090t)へと増加する見込みとなっている。 ・2014 年 7 月の Hochschild 社の発表によると、Inmaculada 金・銀プロジェクトは、2014 年第 4 四 半期に操業開始の予定であり、2017 年には同社全体の金・銀生産量は 35 百万 oz(約 1,090 t)に 増加するとしている。 (11) La Granja 銅プロジェクト

・2013 年 7 月、Rio Tinto は、La Granja 銅プロジェクト(Cajamarca 州)の拡張を目的とした環境影 響概要評価(EIA-sd)をエネルギー鉱山省に提出した。探鉱計画は、合計 393 ヶ所の試錐座が設置さ れ、442 本のボーリング調査が行われる計画となっている。

・Rio Tinto が La Granja 銅プロジェクトに関する初回の環境影響評価を提出したのは 2007 年で、 以降数々の修正が行われてきた。2013 年 7 月提出の EIA-sd は、10 回目の修正であった。

(12) Las Bambas 銅プロジェクト

・Xstrata と Glencore との合併についての中国商務省(MOFCOM)の要求により売却されることになっ た、評価額はおよそ 5,000 百万 US$とされていた Las Bamabs 銅プロジェクト(Apurimac 州)につい て、2013 年 6 月、中国アルミ業公司(Chinalco)は同プロジェクト買収への関心を表明した。同プロ ジェクトは 2013 年 6 月時点で 45%進行し、2015 年下半期の生産開始が見込まれており、生産開始 当初 5 年間は年間 45 万 t、以降は年間 30 万 t の銅を生産する見通しとなっていた。

・2013 年 7 月、Glencore Xstrata は、Las Bambas 銅プロジェクトを売却することを正式に発表した。 ・Las Bambas 銅プロジェクトの売却先に関しては、2013 年 7 月までに、Chinalco(中国アルミ業)、

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Jinchuan Group 社(金川集団)、Jiangxi Copper 社(江西銅業公司)のほか、香港の MMG 社やカナダ の Magris Resources 社なども買収に関心を示していると伝えられた。

・2013 年 10 月、Minmetals は、Las Bambas 銅プロジェクトの第 1 回目の買収案を Glencore Xstrata に提示したことを明らかにした。

・2013 年 11 月、Las Bambas 銅プロジェクトの買収に 50 億 US$を提示していた Chinalco 率いる中国 企業グループが買収提案を取り下げた。これにより、同プロジェクトは、Chinalco と同様に 50 億 US$の買収金額を提示していたとされる Minmetals 率いる中国企業グループによって買収される見 通しとなった。Chinalco による買収提案の取り下げは、銅価格の下落した現在をプロジェクト買収 の好機と捉えている中国政府が、プロジェクトの買収を Minmetals が筆頭となって実施し、Chinalco にはマイノリティ権益保有者として参加するよう要請したことによると伝えられた。また、中国政 府には、両グループの競争によるプロジェクト価格の値上がりを回避させる意図があったとも伝え られている。

・これまでに Newmont(本社:米国)、Magris Resources 社(本社:カナダ)、Blackstone グループ(本 社:米国)の他、Chinalco 等が Glencore Xstrata の Las Bambas 銅プロジェクトの買収を検討した

ものの、いずれも買収を断念し、2014 年 1 月現在、買収する意思を表明しているのは、唯一 Minmetals

率いる中国企業グループのみとなった。同グループはその他に CITIC グループ(中国中信集団有限 公司)、Guoxing グループ(高新張銅股份有限公司)によって構成される。Glencore Xstrata は、2014 年 9 月 30 日までに中国商務省に対して買収企業名を報告することとなっていた。

・当初、2014 年 2 月末から 3 月初頭に正式に買収企業名が発表される見通しであった Las Bambas 銅 プロジェクトの買収プロセスは、プロジェクトを所有する Glencore Xstrata と Minmetals の間で の買収金額交渉が長期化し、プロジェクトの評価額は 55 億~60 億 US$とされているものの、 Minmetals は、より低い金額を求めていると伝えられた。

・2014 年 4 月、Glencore Xstrata は、Las Bambas 銅プロジェクトを、中国の Minmetals、CITIC グ ループ(中国中信集団有限公司)、Guoxing Invstment(中国国信集団)の 3 社が設立したコンソー シアムに対し、58 億 5,000 万 US$で売却すると発表した。

・2014 年 6 月、Glencore Xstrata から Las Bambas 銅プロジェクトを 58.5 億 US$で買収した中国コ ンソーシアムは、今後、同プロジェクトのマインライフを延長させるのに必要な活動に注力する方 針を示した。

・Minmetals は、2014 年第 3 四半期に Glencore Xstrata 社への買収代金支払いを完了することで、 プロジェクトの権益 62.5%(Guoxin 国信国際投資公司:22.5%、CITIC Metal 中信金属公司:15.0%) を所有することになる。Minmetals は、生産開始は 2016 年ないし 2017 年で、生産開始後、20 年と 見込まれているマインライフの延長を目的とした探鉱活動を開始すると発表した。

・2014 年 7 月、中国コンソーシアムの依頼に基づき調査を実施したコンサルタント会社の報告によ ると、Las Bambas 銅プロジェクトの実施に必要な投資額は、当初の 52 億 US$から 16%増加し 60 億 3,100 万 US$となっている。必要投資額増加の原因は、主要インフラ建設の遅延であり、今後さら にコストが上昇し、一層プロジェクトが遅延するリスクが存在するとしている。Glencore Xstrata は、2014 年 1 月までに Las Bambas 銅プロジェクトに対して 35 億 1,100 万 US$を既に投資しており、 今後、さらに 25 億 1,900 万 US$を投資する必要があることになる。

(13) Los Calatos 銅プロジェクト

・2014 年 2 月、Metminco 社(本社:豪州)は、Los Calatos 銅プロジェクト(Moquegua 州)のプレ FS の 一部となる詳細調査を実施中であると発表した。

・詳細調査では、鉱化作用の発見及び露天採掘や坑道開削などの鉱山設計を目的としたボーリング調 査を行い、地盤評価を実施しているほか、詳細な選鉱試験、廃さい堆積場の位置の選定等を実施し ており、鉱山から海岸部までの精鉱輸送手段等についても検討中としている。

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・Los Calatos 銅プロジェクトでは、露天採掘と坑内採掘の双方による採掘が計画されており、マイ ンライフは 34 年の見通しである。同プロジェクトの鉱量は 8 億 1,100 万tで、品位は Cu 0.47%、 年間の銅生産量(精鉱中含有量)は 98,400 t、銅の生産コストは 1.12 US$/lb とされている。 (14) Michiquillay 銅プロジェクト

・2014 年 4 月、Anglo American は、Michiquillay 銅プロジェクト(Cajamarca 州)について、同プ ロジェクトには多額の投資が必要なことから、プロジェクトの実施可能性について分析が行われて いるとし、プロジェクトからの撤退や他社との共同開発の可能性も検討している一方、プロジェク ト関連の調査は継続しているとし、この 1~2 年以内に今後の方針を決定するとの考えを示した。 ・専門家らは、Michiquillay 銅プロジェクトの開発には 32 億 US$が必要とされるほか、2014 年に入 ってから銅価格が 10~12%下落したこと、Cajamarca 州の社会情勢等がプロジェクト実施に関して 慎重さが要求される原因になったとしている。 ・Michiquillay 銅プロジェクトの年間生産量は 22 万tと見込まれている。 (15) Milpo 社のプロジェクト ・2014 年 3 月、Milpo 社(本社:ペルー)が明らかにした 2014 年の探鉱活動の計画によると、Romina 亜鉛・鉛プロジェクト(Lima 州)では最も多くの調査が実施される。

・Monica Lourdes 銅プロジェクト(Ayacucho 州)は、大規模なポーフィリー銅鉱床賦存の可能性が あり、確認のボーリング調査が必要である。

・San Jose 銅プロジェクト及び Justicia 銅プロジェクト(いずれも Arequipa 州)は、酸化銅を含 むポーフィリー銅鉱床である。

・Milpo 社は、2014 年には Magistral 銅プロジェクト(Ancash 州)、Hilarion 亜鉛プロジェクト(Ancash 州)及び Pukaqaqa 銅プロジェクト(Huancavelica 州)においてプレ FS の実施を計画している。 (16) Mina Justa(Marcobre)銅プロジェクト

・2013 年 9 月、Minsur 社(本社:ペルー)は、同社が 70%の権益を保有する Mina Justa 銅プロジェ クト(Ica 州)は、2020 年に生産が開始される計画であると発表した。

(17) Minas Conga 金プロジェクト

・2013 年 9 月、Newmont 社(本社:米国)は、2012 年 8 月末から中断している Minas Conga 金プロ ジェクト(Cajamarca 州)に関して、2014 年 10 月の統一地方選挙の終了後に再開を検討する方針 を明らかにした。同社は、プロジェクトへの反対勢力の中心となっている Cajamarca 州の Santos 知事の任期満了に伴う 2014 年の選挙を待ち、新たな県知事による鉱業活動への対応方針を見極め た 2015 年以降に同プロジェクト実施の決定を行う模様である。

・2013 年 9 月、他方の権益保持者である Buenaventura 社(本社:ペルー)は、Minas Conga 金プロジ ェクトへの反対勢力によって計画される抗議運動への参加人数は減少しており、反対勢力は縮小し たとの考えを明らかにした。プロジェクトの開始時期については人的な要因次第であるとし、将来 的に生産開始できることを望むとコメントした。

・Buenaventura 社及び Newmont 社は、Minas Conga 金プロジェクトに対しこれまでに 15 億 US$を投 資してきており、現状では貯水池の建設が終わり、プロジェクト地域内のアクセス道路建設が行わ れている。

・2014 年 1 月、Buenaventura 社と Yanacocha 社(本社:ペルー)が、2015 年初頭に Minas Conga 金プ ロジェクトの再開を決定する計画を明らかにした。再開に関する決定は、県知事選挙と貯水池建設 の完了後に行われ、プロジェクト再開決定後に両社ともコストの見直しを実施するとした。 ・2014 年 5 月、Buenaventura 社の Benavides 社長は、金の価格が下落し、Yanacocha 金鉱山の資源

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量が減少していく状況の中、Minas Conga 金プロジェクトの開発をより早く実現するため、同プロ ジェクトの規模の縮小を検討していることを明らかにした。当初、Minas Conga 金プロジェクトに 対して 50 億 US$を投資する計画であったが、規模縮小によって投資額は 45 億 US$程度となる可能 性がある。

・2014 年 6 月、Minas Conga 金プロジェクト反対運動の指導者ともいえる Cajamarca 州の Santos 知 事が、公共事業の入札に絡む収賄の容疑で逮捕され、逃亡の恐れがあるとして 14 か月の予防拘禁 が命じられ、リマ市内の刑務所に収監された。

(18) Ollachea 金プロジェクト

・2014 年 2 月、Minera IRL 社(本社:豪州)は、2014 年第 2 四半期内の Ollaechea 金プロジェクト(Puno 州)の環境影響評価の承認を目指しており、プロジェクトの融資に関する交渉も同時期に完了する と見込んでおり、同社は同プロジェクトの生産を 2015 年に開始する目標であると発表した。 ・2014 年 6 月、Minera IRL 社(本社:豪州)は、Ollachea 金プロジェクトの操業開始時期を当初予

定の 2015 年から 2016 年初頭に延期する方針を明らかにした。操業開始後、同プロジェクトでは 9 年間にわたり、年間 10 万 oz(約 3.1t)の金が生産される見通しである。

(19) Pampade Pongo 鉄プロジェクト

・2014 年 2 月、Jinzhao Mining 社(中国金兆鉱業有限公司)は、Pampa de Pongo 鉄プロジェクト(Arequipa 州)の FS を 2013 年に完了し、現在はプロジェクトの最適化を実施していることを明らかにした。 ・同社は、2009 年の同プロジェクトの権益取得以降 80 百万 US$を投資したが、今後さらに港湾や鉱 物輸送ベルトコンベヤー等の整備を含め 15 億 US$を投資する必要があるとしている。 ・Pampade Pongo 鉄プロジェクトは、2016 年末の生産開始予定で、当初は年間 10~11 百万tの鉄鉱 石を生産し、その後年間 20~22 百万tの生産規模に拡張する計画であるとされている。 (20) Quellaveco 銅プロジェクト ・2013 年 12 月、Anglo American(本社:英国)は、金属価格の低下とコスト上昇を理由として、今後 18 か月間をかけ Quellaveco 銅プロジェクト(Moquegua 州)の FS の見直しを行い、プロジェクトの 開発決定を 2015 年まで延期すると発表した。 ・FS の見直しは、年間の銅生産量を当初計画の 225,000t から 25%増の 281,000t とする形で行われ る。Quellaveco 銅プロジェクトには当初 33 億 US$が投資される計画であったが、規模の拡大に伴 って投資額も増加する見込みである。 (21) Racaycocha 銅・金プロジェクト

・2013 年 8 月、Indurstrias Peñoles 社(本社:メキシコ)は、Ancash 州 Sihuas 郡に位置する Racaycocha 銅・金プロジェクトにおいて、銅及び金の鉱床を発見したことを明らかにした。発見されたのはポ ーフィリー型銅・金鉱床で規模は大きく、露天掘りによる採掘になると見込まれる。同社は 2013 年にはボーリング調査 50,000mを実施するとしている。Racaycocha 銅・金プロジェクトの近傍に は、Magistral 銅・モリブデンプロジェクト(Milpo 社、本社:ペルー)、Aguila 銅・モリブデンプ ロジェクト(Duran Ventures 社、本社:カナダ)等が位置する。

(22) San Rafael 錫鉱山近傍の選鉱廃さい錫回収プロジェクト

・2013 年 9 月、Minsur 社(本社:ペルー)は、2016~2017 年に San Rafael 錫鉱山(Puno 州)近傍の選 鉱廃さいからの回収による錫生産が開始される見通しであると発表した。選鉱廃さいは錫品位が 1.1%と高く、6~8 年間にわたって、年間 6,000~7,000t の錫が回収される見込みである。

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14 (23) Santa Ana 銀プロジェクト

・2013 年 10 月、Merino エネルギー鉱山大臣は、2011 年 6 月に激しい反対運動や複数の死者発生を 受け、問題の鎮静化を図ろうとする当時の政府によって Santa Ana 銀プロジェクト(Puno 州)の鉱区 が取り消された件に関し、プロジェクトの実施を目指して、Bear Creek mining 社(本社:カナダ) との友好的な合意形成への道を探っていることを明らかにした。同大臣は、同プロジェクトに当初 は存在していなかった、社会的包摂を考慮した新しいコンセプトに基づく鉱山開発を実現したいと の考えを示した。Santa Ana 銀プロジェクトは、銀の埋蔵量 63.2 百万 oz(約 1,970t)を有し、当初 は 2012 年から年間 5 百万 oz(約 156 t)の銀を生産する計画であった。

・2014 年 2 月、Bear Creek Mining 社は、鉱区を取消したペルー政府に対し、カナダ・ペルー両国の FTA に基づく国際調停を申請する意思がある旨を通知した。同社は、ペルー政府による鉱区取消決 定は、同社に多大な損害をもたらしたほか、カナダ・ペルー間の FTA や国際法、ペルー国内法に違 反するものだと主張した。同社はこの通知後 6 カ月以内に双方による友好的な合意形成が行われな い場合、国際調停手続きを開始することになる。

・2014 年 3 月、Castilla 経済財務大臣は、ペルー政府と Bear Creek Mining 社共に、対話期間内の できる限り早い段階で双方合意に達したい意思がある旨表明したが、これに対し専門家らは、国際 調停プロセスに至った場合、政府に有利な判決が行われる可能性は低く、Bear Creek Mining 社に 対する賠償金は 12 億 US$近くに達する見通しであることを示し、政府は高額の賠償金の支払いを回 避したい意向があると指摘している。

・2014 年 5 月、Bear Creek 社は、2011 年に政府によって取り消された Santa Ana 銀プロジェクトの

鉱区について、リマの第 1 憲法裁判所が鉱区取り消しの最高政令を無効とする判決を行ったことで、 鉱区を回復したと発表した。 ・一方で同社は、地域住民による賛同が得られない限り、Santa Ana 銀プロジェクトの開発を行わな い方針を示している。同社は、社会的賛同が得られない場合、Santa Ana 銀プロジェクトから撤退 し、ペルー国内に同社が保有するより重要なプロジェクトに集中する方針を明らかにしている。 (24) Shahuindo 金プロジェクト ・2013 年 9 月、エネルギー鉱山省は、Sulliden 社(本社:カナダ)の Shahuindo 金プロジェクト (Cajamarca 州)の環境影響評価(EIA)を承認した。本 EIA は 18 か月間にわたって作成された後、 2012 年 12 月に MEM に提出され、審査が行われていた。これにより、同社は鉱山の建設を開始する ことが可能となり、132 百万 US$が投資される予定となっている。

(25) Southern Copper 社の鉱山拡張プロジェクト

・2013 年 8 月、Southern Copper 社(本社:ペルー)は、2013 年上半期に Toquepala 銅鉱山(Tacna 州) 拡張プロジェクトに 257.7 百万 US$を、また Cuajone 銅鉱山(Moquegua 州)拡張プロジェクトに 142.4 百万 US$をそれぞれ投資したことを明らかにした。同社は、今後生産性の向上とコストの削減を目 指すとしている。

(26) Tambomayo 金・銀プロジェクト

・2014 年 3 月、Buenaventura 社は、2014 年に、Tambomayo 金・銀プロジェクト(Arequipa 州)等に対 して 2 億 8,000 万 US$を投資する計画であると発表した。Tambomayo 金・銀プロジェクトでは 2013 年に 11,673mのボーリングが実施された。また 2014 年第 1 四半期内に環境影響評価書(EIA)を提出 し、2014 年内に承認を得るとしている。

・2014 年 5 月、Buenaventura 社は、Tambomayo 金・銀プロジェクトは 2016 年初頭に操業開始予定で あることを明らかにした。

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・2013 年 8 月、Southern Copper 社(本社:ペルー)は、Tia Maria 銅プロジェクト(Arequipa 州)につ いて、「政府の方針と一致する」環境影響評価報告書を作成中であると発表した。同プロジェクト では、年間に 12 万 t の銅の生産が見込まれている。

・2013 年 9 月、エネルギー鉱山省は同プロジェクトの環境影響評価(EIA)の実施を加速させていると 発表、一方、Southern Copper 社は、現在実施中の EIA について、2014 年初頭の承認を目指すとコ メントした。同プロジェクトは、反鉱業運動によって 2011 年 4 月に一時中止に追い込まれ、同プ ロジェクトで使用されていた重機・機材類の大部分が、他のプロジェクトに移送されているため、 同社は Tia Maria 銅プロジェクトにおける新たな重機・機材の購入は、プロジェクトのコストを押 し上げる要因になるとコメントした。

・2013 年 12 月、Southern Copper 社は、Arequipa 州 Islay 郡 Cocachacra 村にて、Tia Maria 銅プロ ジェクトの EIA に関する公聴会を開催した。公聴会は、プロジェクト反対派の抗議によってこれま で数度にわたり延期されてきたが、今回は 1,900 名の警官隊による警戒態勢のもと実現した。エネ ルギー鉱山省は、環境影響評価が承認された場合、2014 年第 2 四半期にも鉱山建設が開始される見 通しを示した。

・2014 年 1 月、Southern Copper 社は、先に公聴会が実施された Tia Maria 銅プロジェクトの EIA は、 全ての関係者にとってポジティブな効果をもたらす内容となっており、エネルギー鉱山省による承

認に対しては明るい見通しを持っており、EIA が承認された場合、同プロジェクトの操業開始は 2016

年となる見込みを示した。

・2014 年 5 月、Southern Copper 社は、Tia Maria 銅プロジェクトの EIA は 2014 年 7 月初頭にも承 認されるとの見通しを明らかにした。同プロジェクトは EIA の承認が得られた場合、ただちに鉱山 建設工事に着手、2016 年末に生産を開始し、年間 12 万tの銅を生産すると見込まれている。 (28) Toromocho 銅プロジェクト ・2013 年 9 月、世界有数の金融機関 JP Morgan(本社:米国)は、中国アルミ業公司(Chinalco)が開発 を進めている Toromocho 銅プロジェクト(Junin 州)は 2013 年 12 月に生産を開始するとの見通しを 示し、同プロジェクトの確定・推定埋蔵量合計は、銅 7.3 百万 t、モリブデン 29 万 t、銀 1 万 500t であるのに加え、周辺地域で発見された精測・概測・予測資源量合計は、銅 2.7 百万 t、モリブデ ン 92 千 t、銀 5.2 千 t であるとし、マインライフがさらに 9 年間延長する可能性があると発表した。

・2013 年 12 月、Chinalco の Toromocho 銅プロジェクトの操業が開始され、操業開始式典には Humala 大統領が出席した。 ・Toromocho 銅プロジェクトでは、第 1 ステージで年間 170,000 t の銅を生産し、段階的な増産を経 て、2016 年のフル生産体制下では年間 375,000 t の銅を生産する計画で、同プロジェクトへの合計 投資額は 4,820 百万 US$にのぼり、ペルーにおいては Antamina 銅・亜鉛プロジェクト以降最大規模 の鉱業投資となっている。 ・2014 年 3 月末から、同鉱山は、近隣の湖に酸性廃水が流出したとして、ペルー環境評価・監督管 理局による要求に基づき、生産を一時的に停止していたが、2014 年 4 月上旬、水管理システムの改 善・最適化を完了し、ペルー当局の現場検証の後、同鉱山に対する措置が全面解除され、生産が再 開された。 ・同鉱山は、1,200 万tの銅金属資源量を保有し、中国に年間 22 万tの銅精鉱を供給するとされて いる。 ・2014 年 6 月、Chinalco は、Toromocho 銅鉱山の 2014 年の銅精鉱生産量を、497,554tから 405,845 tに引き下げると発表した。 (29) Volcan 社のプロジェクト

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・2013 年 11 月、Volcan 社(本社:ペルー)は、同社の複数の鉱山に対し 10 億 US$を投じて実施した 拡張工事を完了し、遅くとも 2014 年 7 月までにフル生産体制に入ること発表した。同社は Chungar 亜鉛・鉛鉱山(Pasco 州)、Andaychagua 亜鉛鉱山(Junin 州)、Yauli 亜鉛・銀鉱山(Junin 州)等にお ける拡張について、2014 年第 1 四半期までに全てのプロジェクトを完了し、亜鉛のほか銀を 7~8 百万 oz(220 t~250 t)増産する見通しである。

・2014 年 5 月、Volcan 社は、2014 年における同社の銀の生産量は、前年の 20.7 百万 oz(約 640t) から 26%増加して 26 百万 oz(約 810t)となる見通しを示した。

・同社によれば、2013 年には Cerro de Pasco 鉛・亜鉛・銀鉱山(Pasco 州)の資源枯渇によって銀生 産量は減少したが、Alpamarca-Río Pallanga 鉛・亜鉛・銀鉱山(Junín 州)が操業を開始し、ほどな くフル生産体制に入ることで 2014 年は増産へと転じるほか、2015 年には 27 百万 oz(約 840t)の銀 を生産する見通しとなっている。一方、亜鉛に関しては、2014 年は前年比 1.8%増の 285,000tを 生産し、さらに 2015 年も生産量は 1.8%増加して 290,000tを生産するとしている。

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図1. ペルーの主要鉱山、製錬所、主要鉱業プロジェクト位置図

6.我が国との関係 (1)日本への輸出

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18 2013 年の銅精鉱の日本の総輸入量は 499.2 万 t であった。その内、ペルーからの輸入量は 73.5 万 t(総輸入量に占める割合は 14.7%)であり、チリ(同 48.2%)に次いで第 2 位であった。 ② 亜鉛精鉱 2013 年の亜鉛精鉱の日本の総輸入量は 99.4 万 t であった。その内、ペルーからの輸入量は 15.5 万 t(総輸入量に占める割合は 15.6%)であり、豪州(同 29.7%)、ボリビア(同 24.7%)、米 国(同 17.6%)に次いで第 4 位であった。 ③ 鉛精鉱 2013 年の鉛精鉱の日本の総輸入量は 15.0 万 t であった。その内、ペルーからの輸入量は 2.8 万 t(総輸入量に占める割合は 18.9%)であり、豪州(同 43.4%)に次いで第 2 位であった。 表 6-1.日本への精鉱及び地金輸出量 鉱種 2011 年 2012 年 2013 年 対前年増減比(%) 銅 鉱石(千 t) 634.1 795.1 734.5 -7.6 亜鉛 鉱石(千 t) 226.3 194.6 155.2 -20.2 鉛 鉱石(千 t) 10.0 7.0 28.3 304.3 (出典:財務省貿易統計) (2)日本企業による投資状況等

Huanzala 亜鉛・鉛鉱山(Ancash 州)は、1968 年より 46 年間にわたり Santa Luisa 鉱業(2012 年 8 月より三井金属鉱業 100%)が操業する中規模鉱山であり、また、Pallca 鉛・亜鉛鉱山は、Santa Luisa 鉱業が三井金属鉱業から租鉱権を得て、2006 年 3 月から本格的に操業を開始している。Pallca 鉱山 で採掘された鉱石は Huanzala 鉱山に運搬され、同鉱山の選鉱場など既存設備により処理されている。 Huanzala 鉱山の 2013 年の亜鉛、鉛、銅及び銀の生産量は、それぞれ 21,123t、6,736t、1,437t 及び 24,676kg、また、Pallca 鉱山は、それぞれ 13,711t、1,862t、562t 及び 8,026kg であった(生産量: エネルギー鉱山省)。 一方、パンパシフィック・カッパー(100%)により FS が進められていた Quechua 銅プロジェクト (Cusco 州)については、2011 年 7 月に FS を終了した。一定の銅価格を前提とすれば経済性のある 開発は可能との評価を得たとしつつ、所期の想定に対して埋蔵鉱量が少量であり、建設費が増加して いることから、今後の銅価格の動向等の投資環境を見極めつつ周辺鉱床のポテンシャル検証やコスト 改善等、経済性を更に追及する必要があること及び 2014 年 7 月に開山したチリ共和国カセロネス銅・ モリブデン鉱山に全力を傾注する必要があること等の事情を踏まえ、開発への移行及びその時期につ いては今後検討を重ね判断するとしている。 三菱商事は、ペルー最大の Antamina 銅・亜鉛鉱山(Ancash 州)に対して 10%の資本参加を行って いる。同鉱山では、拡張工事の完了により 2012 年 3 月からフル生産が開始された。2013 年は銅が前 年並みの 461 千t、亜鉛は前年比で 17%生産量が増加し、316 千tを生産した(生産量:エネルギー 鉱山省)。 また、三菱商事は 2012 年 2 月、ペルー南部 Moquegua 州の Quellaveco 銅プロジェクトの権益 18.1% を国際金融公社(IFC)より取得した。パートナーは Anglo American で残り 81.9%の権益を有して おり、プロジェクト会社はリマに本社を置く Anglo American Quellaveco S.A.である。Quellaveco 銅プロジェクトは、約 1,000 万tの銅資源量があるとされるが、Anglo American は、金属価格の低 下とコスト上昇により、2014 年初頭から 18 か月をかけて FS の見直しを行い、開発決定を 2015 年ま で延期するとしている。

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Cerro Verde 銅・モリブデン鉱山(Arequipa 州)には住友金属鉱山が 16.8%、住友商事が 4.2%出 資している。パートナーは、Freeport-McMoRan(53.56%)、Buenaventura 社(19.35%)である(そ の他は一般株主。)。同鉱山では 2013 年第 1 四半期から拡張工事に着手しており、拡張プロジェクト によって 1 日あたりの粗鉱処理量は 12 万 t から 36 万 t となり、フル生産開始は、2016 年第 1 四半 期を予定、2016 年には年間生産量を銅 500 千tとなる計画で、投資総額は、約 46 億 US$とされてい る。 2013 年 7 月、三菱マテリアルは、Zafranal 銅プロジェクト(Arequipa 州)への参画を発表した。 Zafranal 銅プロジェクトは、Teck Resources 社(本社:カナダ)が 50%、AQM Copper 社(本社:カ ナダ)が 30%、三菱マテリアルが 20%の権益を有する銅鉱山開発プロジェクトで、可採鉱量 512 百 万t(銅品位 0.36%、金品位 0.07g/t)の斑岩型銅鉱床の開発を行うものである。露天掘り方式で採 掘され、浮遊選鉱と SX-EW による銅の回収が計画されている。マインライフは 15 年で、粗鉱処理量 は 80 千t/日、年間生産量は、銅 103 千t、金 30 千 oz(約 930kg)とされている。 7.その他トピックス ・反鉱業運動に関する社会教育への取り組み(インターンシップ事業) ペルーは、年間輸出総額 418.3 億 US%のうち、鉱産物輸出額が 230.3 億 US$(55%)を占め、前述 のとおり生産量も世界屈指の鉱山国であるが、鉱業事業者にとって地域住民の鉱業活動に対する理解 を得ることが容易ではなく、これまでに Tia Maria 銅プロジェクト(Arequipa 州)、Santa Ana 銀プ ロジェクト(Puno 州)、Minas Conga 金プロジェクト(Cajamarca 州)、Cañariaco 銅プロジェクト (Lambayeque 州)など、多くの鉱業プロジェクトが地域住民の根強い反対活動に直面してきた。 反鉱業運動の原因には様々なものが考えられるが、1980 年代以前の情報通信が未発達であったこ ろの鉱山開発による環境破壊、過去の社会発展を伴わない鉱業活動等に根差した、地域住民の鉱業に 対する不信感に加え、土地所有者のマフィア化、過去の中央政府の無策、近代的な鉱業活動に対する 地域住民の理解不足等が複雑に絡み合っていると考えられる。 このようなペルー鉱業を取り巻く状況を改善し、鉱業促進によりペルーの経済発展に資するため、 エネルギー鉱山省の鉱業推進室では 2011 年 10 月から、鉱業影響下地域の地方自治体やコミュニティ の代表者をリマに招聘して研修を行う「Pasantía」(インターンシップ)と呼ばれる啓蒙活動を実施 している。 このインターンシップ事業では、約 2 週間(103 時間)にわたり、リーダーとしての対話能力・争 議解決能力向上のほか、鉱業に関する基礎知識、鉱業・環境関連法規、鉱業プロジェクト形成・評価、 鉱業の経済効果等に関する講習を行い、参加者が鉱業活動のメリット・デメリット等を理解し、正し い知見を高めることで、近代的な鉱業に関する知識、研修での経験が地域住民に伝達・周知され、鉱 業プロジェクトが進展することが期待されている。 2011 年 10 月の第 1 回から 2014 年 9 月上旬までに計 20 回のインターンシップが実施されており、 合計で 19 の州から 529 名の出席者が研修を受けた。最も出席者が多いのは Minas Conga 金プロジェ クトが位置する Cajamarca 州(10 回出席、104 名)で、以下に Puno 州(8 回出席、62 名)、Ancash 州(9 回出席、54 名)、Lambayeque 州(5 回出席、42 名)と続く。

エネルギー鉱山省では、インターンシップが対象とする出席者を選定する際、鉱山開発が近い重要 なプロジェクトの影響にある地域を優先しているとのことであり、これまでのインターンシップによ り、Tia Maria 銅プロジェクトや Cañariaco 銅プロジェクトにおいて、プロジェクトの進捗に寄与し たとのことであった。

表 3-4.金属精鉱及び地金輸入量
表 4-2.製錬・精錬所生産状況

参照

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