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特集「画像の認識・理解」の発行に寄せて

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Academic year: 2021

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(1)Vol. 47. No. SIG 10(CVIM 15). 情報処理学会論文誌:コンピュータビジョンとイメージメディア. July 2006. 特集「画像の認識・理解」の発行に寄せて 八. 木. 康. 本特集は,2005 年 7 月 18 日から 20 日に淡路夢舞. 史†. アノ),もう 1 件は,自己校正方法に関する研究であ. 台国際会議場において開催された第 8 回画像の認識・. る.センシングに関しては,3 件とも新しい距離計測. 理解シンポジウム(MIRU2005 主催:情報処理学会. 方式の研究である.1 件目は,透明板を介して撮影し. CVIM 研究会,共催:電子情報通信学会 PRMU 研究. た際の 2 重像の性質に基づいた距離計測手法,2 件目. 専門委員会,協賛:計測自動制御学会,映像情報メディ. は,円筒鏡の内面を活用し,計測対象の周囲 360 度一. ア学会,日本バーチャルリアリティ学会,IEEE Japan. 度に観測する計測方式,3 件目は,複数の凸面鏡を用. Council)での発表論文とその発展論文を対象とした 論文特集号である.特集号の編集は,MIRU2005 プ ログラム委員に CVIM 論文誌編集委員長,幹事が加. い,複眼のように狭基線長の全方位映像から距離計測. わった特集号編集委員会を設ける形で行った.また,. ら得られる統計量とランバートモデルとを組み合わせ. 査読にあたっては,迅速かつ正確な評価を行うために,. ることで,新しい照明条件下での顔生成,顔認識を可. MIRU2005 の査読コメントを本特集号の査読委員に も送付し,査読資料として活用してもらうという新し い試みを実施した.ただし,査読プロセス自体は,通. 能にする手法,低解像度の目画像から視線方向を推定. 常の一般投稿と同様の査読基準により実施している.. ディアを観るでは,昨今の映像の高精細化を意識し,. を可能にする全方位カメラである.人を観るに関して は,さまざまな照明条件下で撮影された大量顔画像か. する手法,ユーザ頭部の変形モデルを逐次学習するこ とで頭部姿勢を実時間推定する手法が採録された.メ. 今回の特集号では,49 件の投稿に対し,厳正な査読. 高解像度低フレームレート動画像と低解像度高フレー. の結果,19 件が採録と判断された.採択率は,39%と. ムレート動画像を統合することで,高解像度動画像を. 通常号よりも厳しかった.今回,会議開催から投稿ま. 生成する技術が採録された.また,被写体の時間的な. で約 2 カ月という短期間であったこともあり,優れた. 動きの変化に着目した 3 次元ビデオのセグメンテー. 研究と判断されつつも,論文としての完成度の点で不. ション方法も掲載される.いずれも映像の高度化にとっ. 十分と判断せざるをえない論文が数多くみられた.ぜ. てきわめて重要な技術といえよう.. ひ,査読結果を反映し再度投稿されることを願う.. 最後に,本特集号発行にあたって,貴重な時間を割. 採録論文の分野は,MIRU2005 への投稿比率と同. いていただいた編集委員の方々 ,42 名の査読委員,. 様に,コンピュータビジョン技術に関する研究が多く,. CVIM 論文誌事務局 中澤裕子さん,ならびに情報処. パターン認識基盤技術 1 件,コンピュータビジョン基. 理学会 渡辺未果さんに感謝する.. 盤技術 10 件,センシング 3 件,人を観る 3 件,メディ. 「画像の認識・理解」特集号編集委員会. アを観る 2 件であった. パターン認識基盤技術では,カーネル行列の学習問. 八木康史(阪大) ,谷口倫一郎(九大) ,坂野鋭(NTT. 題が扱われた.コンピュータビジョン基盤技術では,. データ),佐藤真一(国情),佐藤洋一(東大),尺長. 周波数空間での評価による超解像処理の高速化やさま. 健(岡山大) ,杉本晃宏(国情) ,鷲見和彦(京大) ,横矢. ざまな光源下での物体の見え方の扱いに関する研究な. 直和(奈良先端大),日浦慎作(阪大). どの光学解析の研究と,距離画像の位置合わせ,形状 復元や運動推定などの幾何解析問題に対し頑健な手法 が採録された.また,最近さかんとなりつつあるプロ ジェクションカメラシステムに関する論文も 2 件採録 となっている.1 件は,対象物の影の利用によるカメ ラ校正法とその応用としての仮想キーボード(仮想ピ † 大阪大学産業科学研究所 The Institute of Scientific and Industrial Research, Osaka University. i.

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