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Academic year: 2021

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(1)

付録

A 時間効率性が劣化しているという指摘の例

本文中の図

1 を,見やすさのためにより大きいサイズでここに掲載する.

1

時間効率性が劣化しているという指摘の例

(2)

2

付録

B

付表

1 収集した過去の不具合事例

№ 事象 経緯 発見 工 程 種類 原因 詳 細 1 システムの初 期設 定に非 常に時 間 がかかるようになった. 設定ファイルのフォーマット変更 に伴い,初期 化時の読み込み処理 の速 度が大 幅に低下 し た. 設計 試 作 2 独自フォーマットのファイル形式 を Excel フォーマットに変 更したいという変 更 要求 に応 じたため, Excel フォーマットのファイルの読 み込みとその処 理に想定 以 上の時間がかかった. 2 二つの PWM 出 力ポートにおいて, 両方の出 力遅 延が発 生. 二つのうち片 方だけ遅 延を許容 して分 解 能を よくしたいという変 更要 求に対 する開発 を実 施したところ,両 方 で遅 延が発 生 した. 設計 試 作 1 PWM 出力は分 解能 を小さくするほど処 理負 荷が重くなり,出 力のための遅延 時 間が大きくなる. 対象 となるシステムでは PWM 出 力ポートが 2 つあり,片方 の分 解 能を変更 するともう片 方も同 じ く分解 能が変更 される仕様 であった.しかし,開 発 者はこの仕 様を把握 しておらず,分 解 能を変 更した結果 ,PWM 出 力ポートの 2 つとも出力 遅 延が発 生 するようになった. 3 スイッチ操 作による信 号変 化 など のログデータを確 認するグラフの表 示に時間がかかり,待ち時 間が増 大.またアプリがフリーズするように なった. 信号 に連 動して切り替わる画 面 の表示 タイミ ングなどを同 一のグラフで見ることが出来 るよ うにしたところ,ログデータが増大 した. テスト工 程 2 ・グラフ上 に表 示するログデータが増大 したため,表 示するまでに時 間が掛 かり,ユーザの待ち時 間が増 加 した. ・ログデータが増大 し,メモリ展 開 しきれなくなり,アプリがフリーズするようになった. 4 SQL のレスポンス悪 化,データベー スサーバの CPU 使用 率 高騰 ,シス テム全 体のレスポンス悪 化が起き た. 検索 条 件を追加 するような SQL の変更 を実 施したところ,本 番 環境 でレスポンスの悪 化 が起きた. 本番 運 用 2 検証 環 境では実 行計 画に変 更がなかったが,本 番 環境 において実 行計 画が変更 された. 5 DVD-RW へのデータ書き込みに時 間がかかることが不 具合 としてとら えられた. サポートしているメディアは DVD+RW, -RW, -R だが,開発 後半 で-RW の書き込 みが遅いとい うことが発覚 . 要件 定 義 2 開発 時の検証 は全 て DVD+RW, DVD-R を使っており DVD-RW では検証 していなかった. DVD+RW も DVD-R と比較 すると多少の遅 さは見 られたものの誤 差の範 囲 内 .+RW と-RW の差 異は認 識 なし. 6 起動 時 間が先 行リリースした製 品 に比べて遅 い. 起動 時 間 45 秒の製 品をリリース後アップグレ ードで 55 秒になり,先行 品に対して劣 化して いると指摘 された. 要件 定 義 1 起動 時 間 1 分 以内 という仕様に対して先 行 してリリースした製 品 の起動 時 間は 45 秒 で仕 様 を満 たしている.先 行リリースした製品 (以下 ,先行 品)のアップグレード(派生)開発 で 55 秒になった が,仕様は満たしている.検 証の段階 になって先行 品に対して劣 化しているという指摘 . 7 自動 調 整の実 行 時間 の大 幅増 大. 自動 調 整用 信 号取 得 時に従 来の方法 で行う と取 得の途中 で装置 状 態が変 化 することで 計算 結 果の精 度が上がらないため,繰 り返 し 信号 を取 得 する際 に毎 回 信号 取 得のリセット を行 うように機 能 を変 更した.その結 果 2 倍 以 上の時 間がかかるようになり,不 具合 として 認識 された. 試作 段 階 (開発 中) 2 リセット処 理 を入れるために遅 延 が生じることは要 求 元も開 発 者も認識 していたが,どの程 度の 遅延 となるか把 握 しておらず,調 査もしていなかった.リセット処理 に非 常に時 間がかかることに, 開発 中に気づいた. 8 信号 取 得速 度の低下 . 移植 性 ,保 守 性,信 用性 の向 上 の目的 で装 置を操作 する GUI から信 号 取得 機能 を別 ソフ トとして独 立させたところ,信号 取 得速 度が低 下した. 試作 段 階 (開発 中) 2 ソフト間の通 信に想 定以 上に時 間がかかり,そのため信号 取 得の速度が落ちた. 9 検索 画 面で,検索 条 件「A」を追 加 したことで,システム全 体のレスポ ンスが悪化 した. レスポンス検 証 で検 索の追加 した項目 を使 用 しての SQL の CPUTime が非 常 に大きいこと が判明 . 本番 2 Oracle 実行 計 画で,インデックスではなく,フルスキャンで検 索する判断がされてしまったため.

(3)

3

№ 事象 経緯 発見 工 程 種類 原因 詳 細 10 Wシステムのオンラインレスポンス が著しく悪化 し,利 用 できない状 態 となった. 本番 反 映確 認より画面 レスポンスの悪化 に 関する連 絡により判明 . 本番 1 「CSV 出 力機 能」の SQL を修正 したことで,当 該 SQL でテーブルフルスキャンが発生 した.その 結果 ,Oracle に対 するリクエストが滞留 ,DB サーバの CPU 使 用 率が 100%となり,システム全体 のオンライン処 理がほぼ停 止 状 態となった. 11 Oシステムのオンラインレスポンス が戻ってこない事 象が発 生 した. 照会 で検知 した. 本番 1 ログ等からの原 因特 定は困難 であるが,別 件対 応で開 発した Access ツールとの競合 が原 因 で はないかと思われる. Access ツールとOシステムで同 一 のテーブルを利 用しており,Access ツールからのテーブルアク セスによってテーブルあるいはレコードにロックがかかり,Oシステムはロック解 除 待ちになってし まったことでオンラインレスポンスの遅延 を招いたと推 測される. 12 検索 についてレスポンスが悪 化 . 照会 で検知 した. 本番 3 セキュリティ対 応によるレスポンス悪化 . 13 Tシステムのオンライン滞 留が発 生 した. T システムのオンライン滞 留を検 知し,また,T システムにおいても,サーバのキュー溢れを 検知 したため,調 査を開始 した. 本番 1 T システムサポート切れ対 応 として,リリースを行ったが,アプリケーションごとに設 定する多 重度 の設定 に誤 りがあったため. リプレイス前のバージョンでは,アプリケーションの初 回デプロイ時 に多 重度 を設 定 する定 義ファ イルが作 成 されるため,GUIにて担当 者が設定 を行っていた.しかし,今 回のリプレイスによりバ ージョンがあがり,GUIによる設定 機能が廃 止となり,多重 度の設定 が漏れてしまったため,多 重 度がデフォルトである「1」となった. 14 「A」レポートのレスポンスが極 端 に 悪化 . 照会 で検知 した. 本番 2 処理 方 式変 更にともない,現 在の検索ロジックではインデックスが有 効に機能 しなくなったため. 15 Sシステムのレスポンスが遅いまた は繋がりにくい状 態 となった. オンラインエラーで検 知した. 本番 2 「Sシステム改定」において,特定 のチェックプログラムに不 具 合があり,その結 果,レスポンス悪 化を惹起 した. 16 新検 索の検索 結 果表 示 処理のレ スポンスが悪 化した. 照会 で検知 した. 本番 2 新検 索 機能のリリースのため,INDEX を追 加した. 追加 した INDEX が発 行される SQL に悪影 響 を与 えた. 今まで使われていた INDEX を使 わず,新 規 作成 した INDEX を使 うよう実 行 計画が変わってしまっ た. 17 AシステムからBシステムへのレス ポンスが悪化 した. 照会 で検知 した. 本番 2 Aシステム新 検索 機 能のリリースのため,INDEX を追 加した. 追加 した INDEX が発 行される SQL に悪影 響 を与 えた. 18 DB の IOBusy 率 高 騰により一部 ユ ーザにレスポンス悪 化が見られた. DB の IOBusy 率 閾 値超 過 を検 知 . 本番 2 Aシステムの改 定により件 数取 得 のための SQL が変 更になり、そのために IO が急 激に増 えた. 19 検索 機 能にてレスポンスが悪 化し た. 照会 で検知 した. 本番 2 資源 反 映(INDEX への列 追 加)実 施により,固定 化が外れたと考 えられる. 20 メインウインドウを閉じてソフトウェ アを終了 させようとすると,ウインド ウが消 えた後も長 時間 プロセスが 残る. ウインドウが消 えるのに 10 秒程 度,さらにそ のあとプロセスが消 えるのに 10 秒程 度かか る. 試作 段 階 (開発 中) 1 変更 要 求の内 容は「ファームウェアと通信が途 絶えた際 ,使 用 できなくなった機 能の GUI ツール は無効 化 してほしい」というもの.それを実 現したために,ソフトウェア終 了時 に通 信が途絶 えて 多量の機 能の実行 可 否状 態が変 化し,そのイベントを多 量の GUI ツールが同時に処 理しようとし て終 了 処理 に時 間がかかるようになった. 種 類 は 以下 の 通り 1) 時間効率性が変化する認識を持っていない. 2) 時間効率性が変化する認識は持っているが,変化を劣化とは考えていない. 3) 顧客に時間効率性が劣化することを説明出来ていない.

(4)

4

付録

C 不具合事例件数と特徴の内訳

本文中の図

2 を,見やすさのためにより大きいサイズでここに掲載する.

0

2

4

6

8

10 12 14

1) 時間効率性が変化する認識を持っ

ていない

2) 時間効率性が変化する認識は持っ

ているが,変化を劣化とは考えてい

ない

3) 顧客に時間効率性が劣化すること

を説明出来ていない

不具合件数(件)

6

13

1

(5)

5

付録

D EMOT のプロセスフロー

既 に 判 っ て い る 時

間効率性の問題

不 具 合 の 傾 向 分 析

から抽出した問題

対象にする項目

1

必要な項目を

選択する

今回の変更要求

改 訂 版 リ ソ ー ス 変

化点確認表

時間効率性記入表

2

今回の要求から管理

対象の項目をフィル

タリングする

(6)

6

付録

E EMOT で用いる確認表および記入表

本文中の表

1 および表 2 を,見やすさのためにより大きいサイズでここに掲載する.

改訂版リソース変化点確認表

No

分類

リソース変化点チェック項目

時間効率性の

劣化目安

1

変数・配列

配列のサイズに変化はないか

2

メモリ

確保するメモリサイズに変化はないか

3

同時に確保されるメモリサイズに変化はないか

4

メモリへの書き込みサイズに変化はないか

±

15 ミリ秒

5

ハンドルの生成数に変化はないか

6

同時に生成されるハンドルの数に変化はないか

7

スタックの消費に変化はないか

8

メモリマップが変更となる変化はないか

9

処理

関数の処理時間(

return するまでの時間)に変化はないか

10

再起関数,循環関数が追加されていないか

11

処理回数に変化はないか

12

while 文,for 文のループ回数に変化はないか

13

応答・通知を返却する時間に変化はないか

14

同期,非同期処理に変更はないか

15 データ

扱うデータサイズに変更はないか

16

ディスク

ディスク

I/O に変化はないか

17

ディスク

I/O の優先順位に変化はないか

18

ディスク

I/O の応答時間に変化はないか

19 ネ ッ ト ワ ー

ネットワーク

I/O に変化はないか

20

ネットワーク使用率に変化はないか

時間効率性記入表

変更要求

顧客の操作

チェ

ック

項目

No

現状の

応答時間

(ミリ秒)

予測時間

(ミリ秒)

予測

変化率

(%増減)

実績

(ミリ秒)

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