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■12月15日 研究グループ①近代日中関係の再検討グループ

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〔国際シンポジウム〕

■12月15日 研究グループ①近代日中関係の再検討グループ

報告テーマ 「東亜同文会・東亜同文書院と日中関係史の再検討」

趣旨説明

1898年に設立された東亜同文会は、その綱領として「支那を保全す」「支那および朝鮮の改善を助成 す」「支那および朝鮮の時事を討究し実行を期す」「国論を喚起す」を掲げ、アジア主義的性格、および 興亜という目的を持っていた。そして日本人の貿易実務者養成のために、最初は南京同文書院、後に 上海の東亜同文書院を経営した。また同時に中国人留学生向けに旧制中学程度の普通学と日本語を 教える東京同文書院、さらに朝鮮に日本語学校として平城日語学校、城津学堂を経営し、京城学堂、

韓南学堂、達城学校に補助をした。しかし1906年、東亜同文会はこれらの諸事業を韓国統監府に引き 継ぎ、朝鮮の事業から手を引くとともに、綱領から朝鮮の文字を削除し、中国関係の諸事業に専念する ことになった。

本シンポジウムでは、まず東亜同文書院の前史として位置づけられる、1890年に荒尾精によって設 立された日清貿易研究所について武井報告を行い、教育機関としてどのような人材を輩出したかを検 討する。

次に東亜同文会がらみの3つの報告を行う。

馬場報告は、東亜同文会をアジア主義の典型的な団体としてとらえ、「支那を保全す=中国の分割 阻止」という理念が、日中関係史の中での対中政策との関係で、どのように実際に行われたかについて 検討する。

栗田報告は、東亜同文会・東亜同文書院の中国の保全と改革を内容とする興亜こそが日本の発展に つながるという思想にもとづいた言説や行動を、日本国家の中に位置づけてその果たした役割を検討 する。

堀田報告は、東亜同文会の経営、あるいは補助をした朝鮮の事業について検討し、短期間であった が、東亜同文会の行ったアジア主義・興亜の事業の内容を具体的に分析する。

さらに東亜同文書院の卒業生(中退者を含む)の活動を通して、かれらの日中関係で果たした役割を 検討する2つの報告をする。

李長莉報告は、孫文の近くにいた中国の革命家何天炯と孫文の最期の時まで支援者であった山田 純三郎(南京同文書院第1期入学者、後に東亜同文書院退学)との今まで秘められていた関係を含めて 検討し、孫文以外の革命家と山田との関係に光をあてる。

許雪姫報告は、日本の植民地化で「日本人」として日本人の設置した東亜同文書院を卒業した台湾の

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21 学生が、日中戦争終了後「親日」とされ、その後の国民党の中国大陸からの敗退以後、台湾での戒厳 令下での「白色テロ」の中での状況を検討する。

最後に三好氏の総合コメントを行い、その後「東亜同文会・東亜同文書院と日中関係史の再検討」とい う本セッションのテーマに迫る議論ができればと思う。

文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 研究プロジェクト/「東亜同文書院を軸とした近代日中関係史の新たな構築」

研究グループ①近代日中関係の再検討グループ 代表 愛知大学東亜同文書院大学記念センター長、現代中国学部教授 馬場 毅

参照

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