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―台湾における義肢装具国家資格制度創 設への支援―

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Academic year: 2021

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第15回 新潟医療福祉学会学術集会

義肢装具自立支援学科・分野で実施してい る海外研究者を対象としたトレーニングセ ンターに関する研究第 報

―台湾における義肢装具国家資格制度創 設への支援―

新潟医療福祉大学義肢装具自立支援学科 阿部薫,東江由起夫,江原義弘,真柄彰,笹本嘉朝 須田裕紀,前田雄,大沼雅之,髙橋素彦,佐藤未希 國立台北榮民總醫院 詹瑞棋,劉文隆

【背景】

本学がアジア一となることを目指し,平成 年度から学長 裁量研究費により「義肢装具自立支援学科・分野で実施して いる海外研究者を対象としたトレーニングセンターに関する 研究」が指定研究とされた.これは台湾における義肢装具国 家資格制度創設に関して,新潟医療福祉大学モデルを導入し,

アジア地域における主導的立場を確立することを目的とした ものである.今回は指定研究として 年目を迎えた 年度の 活動について報告する.

【方法】

現在,義肢装具に関する教育制度や資格制度のない台湾に おいて,医療サービスの向上を目指すためには人材育成が喫 緊の課題として指摘される.そのためには法的整備が必要不 可欠であるため,先行事例としてわが国の法律や医療制度,

また本学の教育カリキュラムや運用方法などに関する情報提 供を行い,現在台湾で検討されている関係会議等に資するこ とを目指している.

年度の活動として,義肢製作セミナーの実施,学術交流 協定に基づく臨床実習生/大学院生の台湾への派遣,学術交 流協定に基づき台湾の医師が本学博士課程を受験,台湾関係 省庁連絡会議準備会議への出席,専門学科設立予定の國立 陽明大學にて学術交流協定028の打ち合わせ,台北駐日経済 文化代表処実質的な大使館機能を持つとの打ち合わせ等を 行った.

【結果】

これら一連の活動のなかで,特に台北市の國立台北榮民總 醫院で行われた義肢製作セミナーを取り上げて紹介する.

これは平成 年に新潟医療福祉大学と台湾最大の医療機 関群である國立台北榮民總醫院との間で学術交流協定が締結 されたことに基づき行われたものである.このプログラムは 将来的に,台湾で教育や免許制度が創設される際の,たたき 台となることを想定した内容であった.参加者は国立病院の 技師だけではなく、広く技術を広める目的で民間製作所の技 術者も台湾各地から参加した国立病院職員 名、民間製作所

社員 名。

セミナーは「 年度新潟医療福祉大学・台北榮民總醫院 学術交流義肢装具教育プログラム義肢分野【大腿義足学/

大腿義足学実習】」と題し,平成 年 月 日から 月 日まで 週間にわたって東江由起夫教授が担当した.本学義 肢装具自立支援学科の開設以来,改良を重ねてきた授業内容 をベースとしたものであるため,高い専門性と実践的な内容 を併せ持ち,かつ効率良く実施された.

内容は,講義として大腿義足概論,股関節/膝関節の解剖 学・運動学,,5&坐骨収納型ソケット概論,コンプレッショ ンソケット内圧値の計算,アライメント理論,義足膝継手

/足部等について行われた.実習として採寸/採型,陽性モ デル製作/修正,チェックソケット成形,ベンチアライメン ト組み立て,スタッティク/ダイナミックアライメント調整 等が行われた.単元毎に試験を実施し,最終合格者には本学 と同醫院が認証する修了証が授与された.なお採型/採寸か ら義足製作,患者への適合チェックまでのプログラムを 回 行い,理論と技術の定着化を促進した.

図 .大腿義足セミナーにおける実習の様子

【結論】

義肢装具国家資格創設のためには,専門大学等の教育機関 の設立を先行し,資格に関する法整備を行うプロセスには相 当時間が必要である.このためわが国の技能検定制度を手本 として,同様の制度を先行して運用する計画も進んでいる.

何れのプロセスにおいても,専門知識と技術の醸成には時間 を要するが,ここに至りその第一歩が開始された.引き続き 次年度以降にも,義肢および装具のセミナーを台湾または本 学にて実施する予定である.

【謝辞】

本研究は平成 年度の新潟医療福祉大学学長裁量研究費 により行われた.

P−24

参照

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