明
治 三
+ 一年三月三日稜行
第四高等夢挟太
⑥
十全會雑誌第五號目次◎ 原 著 及實 験
○
鑑定ノ結果ヨリ及ス法律ノ適用
捻
事
○近覗眼手術二就テ
裁O
90
化學ノ一汎二就テ
○本赫い寄宿︵管ノ食料二就テ
○ 刷 腓
腸
筋ノ異常○
卵災嚢腫別出術傍槻記事
藤中中番生櫻高永
井 西島 瘍沼 井 安 野
政 小
助太鑓友曹牢右正 雄郎三2F六太人路
○ 左
卵巣ヨη登セシ繊維腫ノ一例
◎ 寄 書
○ 免
疫法ノ種類二就ブ
渡 孚貞
野
田忠廣
◎ 抄 録
○痂毒性膝關節炎二就ブ
鈴木寛之助O﹁ヒステリ﹂性假面間撤熱
○
借帽辮口狭搾二件フル再蹄祠経疵瘍
○胃中ノ﹁セルラック﹂石ノ一例
O
胃患者ノ海水浴ノ作用
以 上
松原三郎
◎ 慢 録
○ 馨窓饒録
◎ 雑 報
○数十件
(木村放授尺糎︶
久
保輪濤
術二過キサルオヤ乃チ断然手術チ中止シ腫瘍一小部ヲ取蓼テ顯微鏡的験査ノ材料二資シ其部及ヒ 腹 壁創ヲ嚴密二縫合シ防腐糊帯ヲ施ス時二午前十塒五十分チ報ス麻酔用畷伍ノ滑費一二十瓦ナリ
(未完︶
寄 書
◎兎疫法ノ種類二就テ 野田忠廣
各種ノ倦染病殊二痘瘡︑硫疹︑狸紅熟ノ如キ褒疹性病ハ吾人一回之チ経過セバ永年該病二割シタ
免疫性ヲ獲ルハ古來既二明ナ〃ノ事實ニシテ虎列刺︑腸窒扶私︑赤痢ノ如モ亦連年同一罹病者ヲ
生セシ寸ナク︑印度ノ虎列刺地方二於ヶルモ其ノ大流行ヲ見ハ毎三年二一回ナリト云フ︑彼ノ痂 ヘ シ シ め ト病︑再鰭熱︑肺炎︑問歌熟等罹病後却テ戚受性ヲ増スカ如キノ破格ナキニ非ラスト難一般二多歎
ヘ ト ト ヘ ロ も も シ ト ヘ ヘ ツ シ シ ヘ シ ヤ シ ヘ ト リ ヘ ヤ ヘ シ ヘ カ も め ヘ シ ト も ヘ へ わ シノ債鯉染病ハ一定期⁝眠︑ 一定度ノ万兜疫件﹇ヲ血ハフルモノタルハ其滴︸任ト森柵スルモ可ナリ
此ノ自然65後天性免疫ノ事實二基キテ人工63免疫法ヲ施コシ以テ傳染病豫防上二態用シタルハ實
の ヘ ト ソ ト ヘ シ も
二
痘 瘡 接種︑牛痘接種チ以テ嗜失トス︑疵疹ノ如キモ其ノ輕症流行時二於テハ故意ミ健康小見︑二
戚染セシタル﹁アリ︑近世二至リ益々此理チ援張シ︑人工免疫ノ法日=月二新チ加へ而シテ血清
ヘ マ ヘ シ へ い ト ト ト ヘ ヘ シ ソ リ シ も も も シ ヘ ト シ シ ト治療ナル偉業吾讐界二生産スルニ至り︑今ヤ將二實扶的里︑破傷風︑虎列刺︐腸窒扶私︑肺炎︑
へ も へ で シ ハ ヘ ヨ パ シ も も う へ も も ヘ シ ト シ も ヘ シ も ヘ ト ヘ ヘ ヘ シ ヘ ヘ ヘ へ
結核︑赤痢︑梅毒︑連鎖球菌︑蛇毒等ノ治療血清吾人聲家ノ匝中二横ラントスルノ時二當ッテ余
●寄 書 四+七
●奇 書 四+入
力人工免疫法ノ種類ヲ課出シ︑絃二諸君二向ッテ報告セヅト欲スルハ敢テ無盆ノ爲タラナルチ信
ズ レ
ハナリ
む む む む
人
工免疫法ヲ大別シテ次ノ五種トナス
第一︑自然二生活力衰弱シタル病原菌又ハ人工二衰弱セシメタル病原菌ヲ動物体二接程ス然ル民 ト た ら ヵ ロ ヘ ト シ シ ヘ シ へ ト も ヤ ヘ シ も の ヘ へ も も シ ソ ヘ ヘ ヘ ヘ ト ト ヘ ト ヘ シ
ハ
ール﹂氏始メ一ブ此法チ鶏虎列刺菌欠ビ脾醗⁝疽菌二就テ試ニタリ︑氏ハ舶獅虎列刺菌ノ久徒肘室一氣中二放 も ち ト ト ト へ うヨ 動物ハ僅二病的症状ヲ呈スルノミニシテ敢テ死二至ラス而シテ一定度ノ免疫性ヲ得︑﹁パステウ
ど ヘ シ シ ヘ ヘ へ も ヘ ドヘ ト う ヘ シ シ コ も ヘ ソ へ置セラレ其毒力減弱シタ〃モノチ用ヒ︑叉脾脱疽菌ヲ撮氏四十三度高温ニブ一定時間培養シ︑其
毒牲ヲ減弱セシメ而シテ之ヲ戚受性動物二接種シクリ︑其他嵐菌ノ毒性チ減弱スルノ法種々アリ
ヤ シ へ も ト シ ノ シ ト ヘ ト ヘ ト ノ ヘ へ ら ヘ ヘ カ シ シ ヘ ヘ ヘ ヘ へ例之バ培養物ヲ日光二暴ラシ或ハ之二高氣歴ヲ與へ︑或ハ電氣ヲ通シ︑或ハ石炭酸︑重ク・ーム
ち る シ ト シ ト ヘ へ も ヘ シ ヘ ヘ ヘ シ ヘ ト シ へ う ヘ ヘ ヘ へ
酸
む 加里︑三格魯見化︑沃度等ノ化學64藥品チ加へ或三徽菌ヲシプ戚受性鈍キ動物体ヲ通過セシム
ル等ノ如シ﹁☆ステゥール﹂氏法トシ7有名ナル彼ノ狂犬病豫防法ハ實二此二基ス︑余ハ蛙二其大
要チ述ヘン抑モ狂犬病々原ハ未タ登見セラレスト難モ一ノ五微有機体タルヤ疑ヲ容レス︑試ミニ
病犬ヨリ新鮮ナル脊髄一小片チ取リテ之ヲ健康ナル犬二接種セハ日ナラスシテ該病症状チ呈シブ
整ルヲ以テ知〃ヘシ﹁パステウー〃﹂氏ハ其毒性ヲ減易センカ爲メ新鮮⁝強毒ナル脊髄チ一器内二懸
垂
シ
器底二水酸化加溜母ヲ盛リテ之ヲ乾燥セシム︑然〃杵ハ其毒性日ト共二減衰ス︑例之ハ一日 乃 至 四日間︵撮氏二十二度ノ温二於テ︶乾燥セシメタルモノハ接種後七日ニシブ始メテ病症ヲ曇シ
︑五日間ヲ経タルモノハ其症歌ヲ曇スルー著シク遅シ十二日乃至十四日二至ソバ全ク無害ナリ︑
如此キ脊髄ノ乳捌チ製シ︑先ッ十四日間乾燥セシメタ〃モノヨリ漸次新鮮ナルモノ・一瓦乃至二
瓦チ犬二注入メルトキハ全ク之ヲ免疫性トナスヲ得ルノミナラス叉罹病後二於ケル治療法トナス
ヲ得︑・現時吾人ノ行フ所謂狂犬病療注則チ是ナリ︑
鋤コ︑働断ハ杢高物ヂ海ふぶ此ノ徽菌ナキ﹁トクシシ巨毒素︶ノミチ獲シ一一ハ燃断培蕎濯ヂ耽グ︑
ト ト シ ち も ら む ト ト ヘ ト シ ト ト ヤ ヘ シ シ ヘ ロ も ヘ ト ヘ シ シ ト ト ヘ ヘ セ ヘ ヤ へ
「 パ
スヲゥー〃︑シャ.ムベラン﹂民濾器チ用ヒテ濾過シ叉ハ或ル減菌法チ施スニ在リ︑抑モ多藪ノ 徽菌性二疾病二於テ徽菌日ラヨリモ寧・其ノ生産毒素圭トシテ症候ヲ呈スルハ諸君ノ知ル所ノ如
シ
「 ルー﹂︑﹁エルサシし等ノ實扶的里二於ケル︑北里ノ破傷風二・於ケル最モ深ク研究ゼラレタルモノ︐
ナリ︑故二此種ノ免疲法ハ多数ノ傳染病一﹁就テ多数ノ學者二依テ實験セラレタリ︑﹁ショォー﹂止
ハ脾脱疽二就テ︑﹁サルモン﹂︑及ヒ﹁スミス﹂氏ハ亜米利加脈疫工就テ︑﹁シャ〃ソン﹂氏ハ縁膿菌二 就テ︑﹁ルー﹂及ピ﹁シヤムペラン﹂兵ハ亜心性水腫⁝二﹂就テ︑﹁カッッ﹂氏ハ鶏虎一列⁝刺二就テ︑﹁ボィメ〃﹂及 ピ
「
パイペル﹂氏ハW至扶漱⁝二就テ︑﹁クレムペレル﹂兵ハ肺火沢二就テ・︑﹁ローゲル﹂氏ハ工連バ鞘球菌二就タ ガ「
マ レイア﹂氏ハ虎列刺二就テ各好成積チ得タリ︑げ余ガ第四高等學校衛生學致室二於テ馬及ヒ山
ぷヰ
ニ
虎 列刺免︷没法ヲ施シタ〃モ亦﹁此﹀法二擁一レリ︑
り っ ヘ ヘ シ へ も ヘ ヤ シ ヘ へ も ヘ ヘ ト ト第三︑異種ノ徽菌若クハ其生産物ヲ注入ス︑此種ノ免疫法タルヤ永績牲ナラ之叉全身性ナラスシ
亨唯︸時性且ッ軍一機官ノ局虚性保護タ〃三過キス則呼自然ノ抵 抗カヲ一塒増進スルニ在り︑余
ハ
次
三一三ノ智例テ畢ヶシ﹁エムメリヒし氏ハ丹毒連舘球菌チ用ヒテ脾脱疽戚染ヲ抑制シ︐﹁パウロウ ス
可ー﹂氏ハ﹁フリード︑ソシデルし氏肺炎菌︐ヲ用ヒ︑﹁プカルド﹂氏ρ線膿菌チ用ヒプ類似ノ成積ヲ
●寄 書 四十九
●寄 書 五十
得︑﹁ヒュッペ﹂﹁ウード﹂氏等︵土地及ピ水中ヨリ獲タ〃非病的徽菌ヲ用ヒテ亦強毒脾脱疽チ豫防
シ タリ此事實ヲ説明セソカ爲メ一派ノ學者ハ五微有⁝機体ノ績抗性ヲ唱フト難モ﹁工吟メリヒ﹂氏ハ
血液組織中二細胞化學的憂化生ジ此ノ動物細胞ノ間接作用二依テ有毒徽菌撲滅セラル︑ナリト唱
フ︑﹁ブプネル﹂氏ノ研究モ亦前説チ打破ス〃=足ルヘシ氏ハ異種ノ死菌ヲ用ヒテ脾脱疽チ抑制シ
叉同時二無菌性醸膿及ビ炎症ヲ認メタルヲ以テ之ヲ一ノ保護装置ト認定シタリ︑﹁〃ムブ﹂︑﹁クラ
ウス﹂﹁プスウエル﹂氏等モ亦線膿菌ノ死体ヲ用ヒテ窒扶私チ治療及ビ豫防シ︑叉﹁クライン﹂︑﹁プベ
ル ン
バイム﹂氏等ハ虎列刺二就テ︑線膿菌︑大膓菌︑枯草菌等ヲ用ヒプ一時牲免疫生スルーヲ報告
セリ︑
第四︑灘菌体﹁プロライヅ﹂ヲ注入ス︑此﹁プロテイヅ﹂ハ蛋白質ノ一種ニシテ徴菌細胞内容ヨリC︑ ハリ ロリ も ト シ も シ も ト も シ シ ヤ へ
五﹁プロセント﹂加里治汁二依テ若シクハ久時ノ蓑沸二依テ抽取シ得ヘク︑つ不ンキー﹂﹁ブフネル﹂
氏 等 日
ク
此
化學
的 物質コジ醸膿及ピ炎症ヲ曇起スルモノナレ︑彼ノ所謂﹁ヘモタクシスし作用︵血珠 吸 集作用︶ハ蓋シ主トシタ此二存スト︑
「
コ ッ ホ﹂︑氏曲焦問﹁一アウベルクリヅ﹂ノ性一皆︵並一二勘エ刀ハ龍胆ク此ノ一般﹁プロ一アイヅ﹂二粕酬ス︑﹁べーメル﹂
氏ハ線膿菌﹁プロテインしヲ︑﹁ブフネル﹂氏ハ肺炎菌﹁プロブイシし及ビ﹁プロデイギオーズス﹂菌﹁プ
ロプイヅ﹂テ﹁クレムペレル﹂氏ハ非病的徽菌﹁プロテイン﹂ヲ各結核性﹁モ〃モット﹂二注入シブ﹁﹀
ウベ〃クリソ﹂ト同種ナル効力アルヲ証明セη而シテ﹁ブフネル﹂氏ハ﹁ブ・ブィン﹂作用二就タ次
ノ・如ク結論セリ︑
一、
「プ
ロ
テイン﹂ヲ動物ノ皮下二注入スル詳ハ白血球吸集作用︵ヘモタクシス︶ヲ呈シ︑之チ︑静脈
内二注入ス〃爵ハ全身白血球過多症︵・イコチトーゼ︶ヲ呈ス︑
二︑人二注入スル序モ叉局塵二炎症チ呈シ︑容易二吸収セラルヘキ︵テウベルクリン︶ノ如キハ結
核」菌所在部二之ヲ呈ス︑
(プ
・テイソ︶ノ他︑化學的藥品ニシヲ︑︵テウベルクリン︶的作用ヲ呈ズルモノァリ︑日ク︑︵トイク
リy︶︵植物越幾斯︶︵クレアチン︶︑︵クレアチニー〆︶︑︵チスチヅ︶︑︵アラントイン︶︑︵チロジン︶等
是ナリ︑其他︑﹁ベンッオー〃︶︑硫酸尿素︑硫酸エチー〃尿素︵アッエトーン︶︑︵プロピラミン︶︑三
(メチールア≡ーン︶︑︵アリールアミーン︶︑︵タウリン︶︑︵カダウェリン︶︑︵ヵンタリヂソ︶酸臨盤等.モ
叉︵ループス︶二謝シテ著明ナル局堤反鷹ヲ呈ス︑
「キユー子﹂氏ハ︵テウベルクリソ︶中ヨリ︵アルブモーゼ︶︵蛋白ノ一腫一︶及ピ︵アルブミナート︶︵一鋲
白化合物︶チ瞼出シ︑而シテ︵テウベルクリソ︶効カノ一部ヲ此︵アルブモーゼ︶二蹄セリ﹁マッテス﹂
氏ノ︵ドイテロアルプモーゼ︶ヲ人獣二用ヒテ︵ブウベルクリソ︶作用ヲ實験セルハ﹁キューネ﹂氏所
説チ確ムルニ足ラヅカ︑
故二︵タウプルクリン︶ノ結核二及ボス効カバ敢ラ特異ナルニ非ラスシテ︑一般身体組織ヲ刺戟シ︑
少量二於テハ唯病竃ノミヲ刺戟ス如此ツテ自然ノ抵抗カヲ増進セシメ︑病原菌テ撲殺ス〃二在り︑
諸君ノ既二砲員験セラレシ゜如ク﹁ブウベルクリン﹂ノ﹁レプラ﹂﹁アクチノミコーゼ﹂二劉シテ局虚︸反鷹綱
ヲ呈スルノ理蓋シ此二存メ︑如此﹁プ目ライン﹂作用チ有スルニブゥベルクワン﹂ニシテ﹁コッホ﹂氏
●寄 書 五+一
■寄 書 五十ニ
ノ豫期シタル如キ臨床的効果ヲ収よμ−能ハサルノ理如何︑余ハ弦二諸君⇒向ッテ特一二言セヅ
トス抑モ肺結核ノ最多数ハ混合戚染ニシテ﹁スペヅグレル﹂︑﹁ベト〃シキー1﹂︑﹁オルトネ竺氏等ノ瞼究
二從ヘハ蓮鎖⊆球菌着クハ此ト肺炎双球菌トノ中間ナル﹇ミクロコツクズ︑プノイモニエー﹂︵肺炎﹂球
菌︶混入シ爲メニ多クハ肺炎竃チ形成シテ結核菌ト共二乾酪墜性ヲ促進ス而シテ肺瘍増進期二於
・ケ〃下痢︑沿⁝耗銚⁝︑〜盗汗等ハ一般敗血症状ト全ク相一致スルモノナリト︑故工諸君此期二於テ血
液捻査チ行ヘハ多数ノ連鎖球菌︑葡萄挫菌ヲ鏡捻シ得ヘシ︑余モ曾テ鹿見島病院在職中曇病後十
二年ナル某末期⁝患︸者三就テ此ノ血液加愛状チ實瞼︸シタル寸アリ宜ナワ︑﹁ペト〃シキー﹂民ノ浪唄耗執⌒︑
チ目シテ敗ム皿執⌒︾︹粥スルヤ︑﹁スペソグレル﹂氏ハ此温W合=戚︸染チ一分ッテ自働性﹁アクチーフェ﹂及ヒ
他働性﹁パツシーフエ﹂トナス︑執⁝アルチ自働性ト禰 シ︑執⁝ナキヲ他働性ト編肝セリ︑︵テウペ〃ク日
ン
) ノ観⁝効ニシテ却テ有害ナルノ圭因タ〃ヤ一二蓮鎖︹採菌等ノ混合戚染アル一二基ス︑故チ⁝以プ.諸
家ノ結論=日ク︑﹁テウベル〃リと療法ハ未タ混合戚染ノ合併症ナき初期肺結核二行フヘク然ラ
サ レ ハ
氣候療法二依テ先ッ混入菌ヲ去リ︑或ハ龍腐依的見︑簿荷油﹁メソトール﹂ノ如キ依的見性
防腐劃ヲ用ヒテ該菌ヲ除キ而シプ一後﹁テウベルクリン﹂効・力︻チ瞼スヘシト︑
又﹁テウベルクリソ﹂卜同法二依り︑馬鼻病菌ヨリ製出シタル﹁マソイン﹂︑及ピ牛肺疫菌ヨη製出
シ タ
〃「 ブノイモバチリジ﹂谷前述類似ン﹁ブ・ティシ﹂作用テ有ス︑
へ う も シ へ も ト シ ら もつ第五︑罪徽菌的物質ヲ注入ス︑﹁ウールドヲツデ三Aハ積牛ノ睾九︑胸腺ヨリ製出シタル物質ヲ免
ノ血管内二注入シテ牌脱症チ豫防シタリ而ノ﹁ブフネ〃﹂氏ハ此事實チ叉自然抵抗力ノ増進ヲ以ブ
説明セソトス︑
「ブ
リーゲル﹂︑牝里︑﹁ワッセル.マン﹂氏等ハ胸腺浸汁中二諸種ノ徽菌チ培養シテ其ノ毒性ノ減弱チ
實験シ︑﹁ボエール﹂氏ハ︵スベルミン︶ヲ用ヒテ馬鼻疽︑脾脱疽チ豫防シ叉﹁ランデレル﹂氏ハ肉瞼酸
乳剖ヲ以テ肺癖チ治療シ其有効ナルチ唱フ﹁リヒテラル﹂氏ハ之チ賛シテ一種ノ免疫作用トナス︑則
チ局庭的刺戟︵ヘモタクシス作用︶二依テ聞質肺炎ヲ起サシメ結核竈ヲ包括シテ其物質交換チ廃絶
シ而シテ⁝徽菌ヲシテ自滅二至ラシムルモノナリト︑﹁ベーリング﹂氏ハ三格魯見化沃度及ビ過酸化水
素ヲ動物体二注入シブ一定度ノ免疫性ノ生スルヲ報告セリo
「フ
オーデル﹂共ノ研究二從ヘハ病菌戚染ノ時ハ血液ノ亜爾加里性減シ︑殊二死二頻スルニ臨ンテ著
シ
︑快復期二於タハ再ヒ増加ス︑叉人工二血液ノ亜爾加里性チ増減スル洋ハ病菌二封スル抵抗從
テ増減スルモノナリト︑﹁ライヘルし氏日ク︑家鼠ノ脾脱疽二封シテ免疫性ナルハ養シ血液ノ亜爾加
里性一強大ナルニ因ルナラント︑
「ブ
フネル﹂氏ハ筋質中ノ亜爾加里蛋白︑骨膠︑﹁ヘミァハブミーン﹂︑植物カゼィン﹂;グミシ﹂等ノ白 血 球 過多症ヲ生ス〃寸チ認メ︑而シタ此ノ白血球増加二伴フ破壊ノ爲メニ抗毒性物質磯生スヘク 且
ッ
反 鷹熱及ヒ亜爾加里性増加從テ生スルモノナリトハ氏ト共二牝里︑﹁ブリーグ〃﹂ーワッセルマ
シ
氏」等ノ等シク認証スル所ナリ︑彼ノ局虚欝血性充血ノ骨及ヒ關節結核二効アルノ事實ハ此ヲ以
フ
読 明
ス ルチ得ヘク︑其他水浴療法︑筋蓮動︑按摩浩等ノ屡々有効ナルモ亦蓋シ此理三基スルナ
●寄 書 五十三
●寄 書 五+四
ラン︑以 上余ノ述タルハ近世諸家ノ實験セラソタル免疫法ノ要領ナリ如何ニシテ此事實ヲ説明スヘキヤ
︑余ハ弦二現ムーノめひ學説二就タニ百センO
古ポ免疫學説トシテ世二知ラレタ〃モノ四アリ日ク榮養消耗説︑日ク自毒素残遺説︑日ク局部抵抗
説︑日ク喰菌細胞説是ナリ︑以上三説ハ近來ノ事實二適合セサρヲ以テ既二地下二埋没セラ〃︑﹁メ
チ
一;ッフ﹂氏喰菌細胞説二至テハ今術勢力ヲ有シ︑是二糠テ自然並二後天性免疫質チ説明ス〃ヲ
得ヘシ︑然レ圧生活細胞チ含有セサ〃血清亦殺菌作用ヲ備フルチ以テ近時体液學説︵フモラーレ︑
ラオリ!﹂成立スルニ至レリ血清ノ坑菌作用タ〃ヤ動物ノ種類二依テ異ナリ而シテ︑所謂﹁アレク
シーネ﹂ナル物質ノ効二蹄ス︑﹁アレクシー−ネ﹂ハ甚タ破壊シ易シ故二体外二於テ或ハ掘氏五十度乃
至五十五度二於タハ既二北︵カチ失フ︑叉他ノ動物・﹁アレクシー子﹂ト合ス〃モ破壊セヲル︑諸家ノ
研究二從ヘハ﹁アレクシー÷﹂ハ白血珠ヨー−産ス〃モノナリト試二白血球チ取リテ氷結セシム〃二
白血球ハ死滅スト難﹁アレクシーーネ﹂ハ術有効ニシテ杭菌作用ヲ存スルヲ以テ知ルヘシ︑故二白血
球ハ此ノ物質ノ運搬有・・一シテ此レ多キ民ハ杭菌力從テ増加シ動物ノ自然抵杭力ヲ増進スo
自然的後天性︑並一一人工的後天性免疫質二至ップハ﹁アレクシー子﹂チ以テ説明ス〃寸能ハス︑何ト
ナ レ
ハ該血清ノ坑菌力ハ共通性ナラス﹁實扶64里血清ハ實扶的里菌及該毒素二︑破傷風血清ハ破傷 風菌及該毒素一一向テ作用チ遇ブスソハナリ︑﹁エールリヒ﹂氏ノ﹁アプリン﹂及﹁リチーン﹂二就テノ
免毒試験︑﹁ヒサリックス﹂氏ノ蛇毒二就テノ研究等亦然リ故二此種ノ免疫質ハ︵狂犬病免疫血液ノ
蛇毒二効ヲ奏シ或ハ﹁アプリン﹂二抗ス〃如キ破格ナキニ非ラスト錐︶︑當該菌体若クハ該毒素二勤
ス ル抗毒素﹁アヅチトクシン﹂+〃物質ノ作用二蹄セナ〃ヘカラズ︑而シプ﹁ペーリングー﹁ルー﹂氏
等ハ徽菌毒素ノ刺戟二依テ動物細胞ヨリ産出セラル︑モノトナセリ︑此ノ﹁アソチトクシン﹂ハ試
験管内二於テ又ハ他ノ動物体内二於テ強力毒素ヲ中和︑無害タラシムルノ効アリ︑故・一他動物二所
謂他動物60免疫性ヲ附與ス〃寸ヲ得︑
今日ノ血清療法ナ〃モノハ則手一ノ他働的免疫法ノ理チ援張シタルモノニ外ナラス
録
左の一篇は博士キユーニヒ氏か昨年七月十
三日伯林外科學會に於て演せしもの︑梗概
なり︑其説く所卒々垣々敢て奇なるに非す
巴難も︑痂毒性關節病の一汎を論して詮霊
易し︑今左に鐸載して學生諸君の講學に資
す◎
痂 毒患者に於ける關節に就て
プ pフエッソル︑キユーエビ述 聲 學 得 業 士
鈴木寛之助課
●
抄 鎌 予か得たる幾多の實験に徴するに︑急性關節病
の
殆巴凡ての瘍合に其原因果して何に基くかは
知る能はさるものn︑常に尿道を親察せさる可
からす︑何已なれは斯の如き傷合の九〇︑%以上
は皆痂毒患者なれはなうO實に屡々表ハる︑關
節疾患は最も多く疵毒患者Y犯し︑其侵襲する
關節も共に膝關節に止まらすして全身も關節中
】も其攻撃を免る岱のるし︒然れ共其滲出物中
に 直にパゴノコッケソ︶を登見するは蓋L稀有の
とにして︑予は屡々︵ストレプトコッケソ︶及︵ス
タフ井ロコッヶソ︶を認め一回n肺炎球菌を瞼
五 十 五
●
抄 鎌
出したうo實際滲出物自家に嚇轟菌Y登見する
・との難き︑姶も結核性關節病に於て局所に結核
菌Y曇見し難きに均し○
而して痂毒性關66炎は之れを四種に大別すo其
第一類は最輕症にして主として關節の水腫を形
成し︑殆ん巴滑液巴同一の液Y以て蒲たされ︑滑
液嚢は殆んと全く腫脹せをo第二類は徐うに蓄
積液の掴濁を生し︑繊維素を折出し︑滑液嚢腫脹
す○第三類ぱ甚しき滑液鐘腫脹にして︑加之な
らす關節周園結締織炎を登し︑殊に靱帯及ひ腱
は甚く炎症を呈し大に滲出液Y増加す○第四類
闘節腫起甚きK封し参出物極めて少く.強劇の
疹 痛あ0︑關節の内腔甚く減少し︑其大部は願多
の繊維素より形成せらる︑に至う︑所謂強直性
の
もの之れな60
已上の中第一類の水腫は容易に治癒するを得可
く.則ち軍一の穿刺によクて内容を排除し︑之れ
五十六 に
次くに石炭酸注入を施すを以て足れ6とすo
然
れ巴も他の種類に在ては斯の如く容易に治せ
しむる能はす︑此際には關節周閨の炎症に由て
惹起せられたる甚き關節強硬を呈12︑十日乃至
十
二日を経れは著明の關節墜形を生キ︑膝關節
は往々外楡脚︵又X脚︶Ω︒呂︑●︼讐巨︵図ー出Φε∨
﹄ぴ含庄§・︒○︒昌9葺或ハ展伸脚若くn他の憂形
Y見る主のにして︑直に強硬なる癒着を成t屡
々骨性強直を呈す︑此強直ぱ頗る迅速に進み︑膝
關節の如きは三乃至四週にして巳に全く膝養骨
不
動巴参う骨任癒着を呈するものにして︑其重
症 るるに從ひ愈ぐ速かに全強直に陥る屯の巴知
るへーo期の如き骨性強直の迅速なる登生ハ亦
膿毒症性韓婦に屡々目撃する所にして︑殊に膝
關節の位置適冨ならさ◇し際に観るものなうo
其他手腕關節に於て時に危険を招くn腱にして
此 際 化
膿は腕骨よう進み且之れか爲に持長す︑
多くの論者ぱ始め完全るる説明を爲し得さるの
際︑腕關節顧開によう只一小骨H侵かれたるの
みなるとを知るへしoされと足關節は之れに比
L其關係稽善頁なづ︑之れ此の部に在ては只に
前側のみ腱巴關節巴直に鰯接するのみなるを以
てなうo叉た手は前述乃話に由0甚た容易に不
艮なる位置に強直﹇能ムものとヤをo關節周園の 結 締
織炎を兼ねたる場合の治療は︑全く滲出液
の多寡と且其液を穿刺す可きか或n爲す可から
さるかとに關するものにして︑手及足關節は何
れ の
場
合にもトロイカ〃トを以て穿刺す︑此穿
刺たる狭陥なる關節内に進入するものなるを以
て屡容易ならすc周團の結締織炎に割し︑予n
沃度丁幾を塗布す︑其度は皮虜内に滲出液を生
し以て水胞Y形成をるに至るへし︒此治療中最
も緊要をるは關節の安静にして屡々之れのみを
以て足るとあるY忘るへからす︑其速に強直に
●
抄 鋭 ぱ︑レントゲンY光線の徹照を籍て︑徒らに無溢 屡々全く強直を免る︑を得o殊に牽引法を施さ る主のにしで就中股關節及ひ膝關節に試られ︑ 階らん巴するものに在ては關節の牽引大に効あ
の 方
法を行ふを避け︑且つ果して關節の位置全
く正常なるや否やを確むるは頗る利盆あリピす
叉巳に形成したる關節強直の第一の弛解n︑實
に強力をる按摩によりて成効そ︑ナツセ氏自ら
痂 毒
性關節病の多の瘍合に試し︑以て推皐すへ
きとなク巴云ひウc
次 に
語るへきは予か行ひたる滲出物の細菌學的
捻査にして︑其二十七回中ゴノコッケヅを褒見
する・と十四回︑混合戚染なると三回Y認むo
叉軍一水腫の最愁多数の蕩合には滲出物屡々褐
色を呈L大18陳奮なる血液の外鯉を呈︑をるも︑
其
豫后全く佳頁るう︑されと屡反腹する巴きは
豫
後
Y
Lて不冥ならしむるn論する迄もなし〇
五十七
●抄 録
フォン︑ノールデン氏は敗血症性るらさる稼
婦 及
妊娠の経過中に曇する種々の關節病に就て
着目し︑所謂慢性關節僕麻質斯なるもの︑大部
分n︑纂て其原因悉く痂毒に基因するものをう
にの意味を述へたうo
硫
毒性腱鞘炎叉屡々見撃するものにして︑殆ん
と例規として關節炎ピ共に來う︑牲々孤立的に
腕關節及足關節の一腱のみを犯すo滑液嚢も痂
毒
性病器に因て曇炎すると竿れならす︑アヒル
プ
滑
液嚢尤も速かに襲nる︑同氏も水腫の治療
として軍一の安静と歎日間の輕度の厘低とY賞
用し︑強直にい梢疹痛を曇すへき按摩を施す巴
きは其目的Y達すヒo
女子の本病を患ふる決して男子に劣らす︑予の
経験を以てするに男乎の主巴して膝關節を侵さ
る︑に際し︑女子の腕關節を侵さる︑乙と多き
は頗る奇な◇キヨルテ氏の説全然予の所思巴同
五十入
しく︑其の水腫Y起せるものにして安静巴する
も滑⁝退せさるものは︑穿刺すへく︾叉他曼的著
憂を認めさるに反て強度の疹痛を訴ふるものに もは︑義布斯帯を貼して固定せは速かに輕快すへ
く︑殊に隣位の關節をも義布斯帯中に包むへし
とo只
レウィンの経験は少く吾曹に反し︑歎多の疵
毒患者中只二%を目撃せしのみなりと且つ初戚
痂
に 於て竿れに見る所なうと報せう○
畢寛治療上に在ては︑安静は其最も圭要をるも
のにして︑兼て水揚酸及ひ沃度加里内服は卓効
あクO特にシユルレ〃は疹痛に封し沃剥を賞用
し︑一1二時間毎に小量を與へ︑一旦﹃○に主
るとO義布斯帯は牲々強直Y催⁝進するか故に頗
る注意Y要す︑滲出物は毎常穿刺を行ひ次て昇
乗水洗瀧若くは沃度彷瘤護注入を以て効あδピ
すo
◎ 欧 斯的里性假面間歌熟
早゜臼゜旨毘2は常に定規的の悪塞戦懐を以て登生
キる歌斯的里性假性間敬熱の一例を報告せう其
記をる所に握れは千入百九十五年三月九日二十
九 歳
の
下娩來う訴ふる所はイヅフルエンザの症
状にして曰く八日以前よ◇熱登し頭及頸部に於
て疹痛あう且っ胸内大に苦悶を戚す巴体温は翌
日書間四十度八分に昇φ十一日書三十七度六分
夕三十八度二分を現はし終に再ひ常温に復せ◇
而して疾患の歌態は劇烈るる悪寒戦懐の反覆し
て襲來するか爲め大に錯雑Y極Uるに至れう三
月十日に於ては四回の斯る曇作を球し毎常殆ん
と十■時にして治するを見る其の他吾人n患者
の訴述によう大に錯迷に纒絡せられた少即nち
ヨ
串心者n二年⁝以前討己σqpユo口に▼在う間⁝歓執⁝のわ⁚め山ハ も ト ぼ シ ト も ト も も も シ て ら う も も い へ も ら
つ め シ シ リ も も も シ ト ト ちヶ月間察しく病院に吟帥し一年以前此地よう蹄
來 せう巴然れとも患者實際に﹁マヲリヤ﹂を病み
●
抄 録
山κ・9と云ふ最初の説述は頗る疑團なき能nす何
を以てか然か云ふ部ち患者の辿ふう所に由れは
當時規尼浬は寸効を奏せさbしのみ秀らキ声は
常に脾臓の腫大を歓きしを以てな0然れεも現
ヘ ト ト ト シ シ ト シ ヘ カ も シ ト ト も の り も も へ今にては各曇作共に体温の昇騰なくして経過す
へ も シ ヘ トるを常とす想ふにeo三冒⁝Φoに択ける登作も又斯
の
如くならんか﹂記者客て曇作の初期を實験せ
しに患者恰かも談話の裡にあり僅に刺戟衝動せ
ト も ヘ ト ト ヘ ヘ シ ヘ ト ト ツ ロ も シ も もらる主や果然忽焉として磯作は來れう彼n可及
ソ の ソ ト ち ト も ト ト シ ト ヘ へ ち も ソ ぼ ト ヘ シ的悪塞の症状を陰蔽せんとするも而かも寒冷る
で へ も シ ヘ ト シ ヘ ト シ へ も へ も ト ヘ シ ト へ もるを自白せう然れと主須里にして卒常に復せう
ヘ シ へ も へ も も ヘ ト シ シ う ト も ヤ も も ロ シ シ も
之よう各曇作ハ毎常撫曇︑灼戚︑曇汗なくして
來り殊R書間に反覆し短少の経過を以て終れう
養し患者は体質甚た強肚にしで毫叱他に﹁ヒス
テリ﹂性の症候を認むる乙ピ能はさウけう而し
て最初の﹁マラリャ﹂は此の神経症の素因を與へ
たるやは弦に確言するを得す患者は終R治療Y
五+九
●抄 鎌
見るに至らすして去ク沓として行く所を知らす
︵弍︷Φ口Φ﹃一口Φ烏︷O°﹈W一口Φ古酔Φ﹃声O◎⑰べ暑O°一〇°︶
◎
僧帽⁝辮孔狭窄に件へる再蹄
祠 経 嚇 痺
eき2︒許㊦詳9宮隅は信帽辮孔狭窄に随佳せる喉頭
再 蹄 祠
経に付てn興味ある二例を公にせう今其
一例を述へんに千八百九十五年八月十二日十七
歳の一男乎來る就きて其既往症を問ふに七歳時
に關節僕麻質斯及肺︐肋燥の炎症疾患に犯され
之より心季動充進し劇烈参る咳蹴ピ獲し時々線
状の血疾を略出し呼吸障碍甚たーく漸次時を経
て下肢腫張し腹部膨隆し呼吸短急とるるに至れ
うピそ﹂是を診するに患者n梢々痩小にして﹁テ
ヒチス﹂の徴候を現はし皮慮及結膜7︒高度め黄
疽
色を呈し呼吸困難著明にして端坐呼吸Y螢み
口唇頬部及末梢部にわうては﹁チヤノーピ﹂Y見
るへく四肢大に廠冷す頸部には顯著なる静脈搏
六十
動Y現nし右頸動豚は強烈の収縮時搏動を呈し
全頸動脈三角部に於て外見をへく亦た鰯知すへ
し然れ巴も左頸動脈の脈搏は幽微且つ小にして
容易に塵迫に由うて沈抑せらる患者僅かに噺暖
して左.側の灘帯全く麻痕するY見る肺臓は打診
上 異
常なきも聴診上廣く汎褒性氣管枝加答見あ
るY認む肺の下縁は呼吸によウ僅かに移動す略
疾中には心臓病細胞国Φ蚕♂己§竺窪を有す呼吸
は一分時二六−三〇回を算を心尖摺動は前腋窩
線の第七肋簡に於て明かに鰯知をるを得心臓濁
音
部ぱ心尖搏動に一致し右方は胸骨右縁に達し
上
方は第四肋骨の上縁に至る聴診上心尖部に於
て短かき収締時前雑音ゐうて第一音旺盛し収縮
時及ひ擬張時雑音を認む肺動脈第二音は僅かに
高聲にして三尖辮に微弱なる収縮時雑音わり大
動 脈
音n低くLて清澄なう右側頸動脈面は左側
より強盛参∧心動整然として爾側携骨動脈の脈
搏 幽 微
にして容易に塵抑をるを得るも整調にし
て心尖搏動に封し敢て著しく遅る︑之ヒをし脈
搏百二十四至Y数ふ両側股動脈の脈搏は模骨勤
脈のものξ同性質を呈す腹部ユn轡血牌肝及腸
胃の轡血性加答見並に腹水あ◇腹部及下肢には
高度の浮腫を彰n逆も尿中病的の憂化Y証明す
る乙と能はすL 経過中にに心臓⁝機能不全の症
歌益々増進し爾頸脈搏の差異を認む然れヒ竜心
臓 の 打
診及聴診上の現象敢て憂化をく苑冥に至
るまて聲帯麻癖持績し水腫及黄疽盆々増劇し甚
だしく歳痩し九月十六日終に鬼籍に上れう
ロ ら も ヤ や ヘ ッ ト も も シ め リ シ も も も も シ
臨 床 的診断にあうてn借帽辮狭窄及閉鎖不全︑
ぼ ト ヘ シ も ら シ ト も ヘ へ ゐ ヘ ヘ ヘ ト も ヘ ヘ ト ト
三尖辮の關撃的閉鎖不全︑全心臓︵就中右心︶自
ヘ ト シ ト ゆ ヘ シ め の ヘ へ ぬ ヘ シ ゐ る も め も ト ト働的鑛張ぎ江8豆一暮豊8大動脈弓の慢性⁝徽菌性
シ ト ト も モ ヘ ト カ ト ヘ ト シ も ヘ シ ト ヘ ヘ ヘ ト へ内膜炎︑大動脈弓の績曇的動脈痛左側再蹄祠経
シ ト も トコ ベも ヘ ヘ ヘ シ ヘ ヘ ヘ カ ヘ ト ト づ ヘ ヘ ヘ ト塵迫症状を呈し恐らくは動脈瘤の塵迫によ◇左
ト ト も シ シ も シ ト も ち ヘ へ も シ ち カ ヘ ヘ シ シ へ
頸
動脈及南側鎖骨下動脈起根部に於て挾窄を有
●
抄 録 ヘ へ め ヘ ヘ ヘ シ シ め も も も も ト シ め ヘ ト シ ト も する叱の酎らん其他右側鎗骨下動脈は異常の経 ヘ ヘ ヘ ヤ ソ へ も シ シ ドシ ち シ で も シ シ ト ト ト シ シ
過を取δ左側鎖骨下動肱の后側に於て大動ぴ弓
シ も ヘ ト ト シ ト ヘ ト ヘ ヘ ヘ ヘ ヘ ミ ぬ ト ヘ シ ツ もよう登起するなるへし街ぼ肺臓の褐色硬憂及下
ト ヘ ヤ ト も シ ヘ ト シ へ も
腹内臓の轡血症状を呈す然れとも此患者は左側
再 蹄 祠 経 硫
癖及ひ頸部四陵k於ける動派の異常
なる歌態によ◇之を診定せん乙ピ甚だ困難なう
巴す然れ巴屯若し此再蹄祠経嚇癖れ於ける凡て
の有6得へき源因を除去する巴きは吾人は患者
の幼齢にして且つ其他の症状を歓如するにせよ
シ へ も ト も へ め め ヘ ト む ヘ ヘ ソ ト シ ヘ シ も此麻癖症状を以て大動脈弓の動脈瘤及之れか爲
カ へ て も へ ぬ ト ト う ロ へ う ト ト ヘ ト シ シ ソ ト もめ惹起せられたる左側下喉頭祠経の塵迫に基因
も ち ト シ つ シ シ カ ヘ ト も ト へする主のと爲さマるへからす而して左側及右側
頚動脈︑並に雨鎖骨下動脈及股動脈の互に各脈
搏の差異Y呈するn左の想像によりて推断せさ
るへからす郎ち右側鎖骨下動脈ぱ異常の経路Y
取う左側鎖骨下動脈の後側よう大動脈弓よう起
◇爲めに大動賑弓に於けな想像的の動脈瘤は右
六十一
●抄 銀 側
頚
勤脈
に影響なき屯他の左右鎖骨下動賑及左
頸動服を塵迫狡窄し從ふて右頸動脈n非.常に多
量の血⊂液を以で充盈せられ強劇なる賑波を惹起
すうに至うたるものなるへし
剖見的所見にあうてn心臓及心嚢互に全ぐ癒着
し心臓の全容積肥大す左室援張して筋層僅かに
肥厚し暗赤色の稀薄水様の血液あ4左静脈孔殆
ん巴二指を通し各薩索就中班の遊離縁大に肥厚
し其表面は有機化し且つ一部は粗糀一部は滑澤
参る沈着物を以て夜蓋せらる左房非常に援張し
て弾力性に緊張し之を切開するに多量の血液流
出し一部は液欺なるも一部ぱ既に疑固せ◇荊し
り む む む む ひノ む むて其腔内は甚だ鑛張−優に僅かロ小なる手拳Yむむり ひむロ ヘノ む
容る︑に足る霞に欝の如く鑛大せる左房若L充
む り む じ む む で む む ご
満する時は前方及上方を慶迫−左氣管枝は房上
コ む し プば に駕乗するに至る且っ其後壁は厘孕せられ大動
り
脈弓を園続返廻すバ左再闘祠経は限局性に殆ん つ つ む む む つ む む へ む む む む の
六十二
つ む つ む つ む む リ ロ と長さ二仙迷の部位に於て著しく灰白色ふ憂し
む む
て混濁し且つ縮窄狭小ピ易れるを見たウ面して む む ロ
此部分は恰も左房か其最頂粘ゐ於て左氣管枝左
再蹄紳経及大動脈弓を歴迫する鮎ゐ一致するな
◇其他大動脈辮は柔靱ゐして能く合閉し大動脈〜
の内鵬は所々み肥厚して黄色を帯ふ右心亦全し
く肥大し三尖辮の遊離縁ゐ於ては柔軟ゐして有
機 化
せる増殖物Y以て被蓋せらる其膣は三指を
通すへし肺動脈辮異常なく右心其内ゐは一部崩
壌
せる血塞固着せう左肺動脈直穫三仙迷右肺動
脈幽仙迷をり右肺動脈の細枝内ゐは栓塞性の血
塞
塊を有せケ故よ余か噺脈瘤の推断は全く誤謬
ハ む り つ つ むユ出てだるもの肪して再蹄沸経嚇癖ハ動脈癌よ
蜘籔かぴ細が卯蜘簡吟地把拠麓由牢革か
静炉ゆ亭脚ぴ撫夢恒累和胴牢い鋤卿跡繰
卿が
諏
位即卵や謬卵蛭靭鰺趣戸惣駕梁西やか
な参然れとも悲哉屍体剖験ゐ於て脈搏の亦た異状態を説明する乙巴能ハさうしは甚た清戚とす
る所なウ︵第二例奈部省馨︶
此の留心を以て將た反省を以て確定したる診断
は更あ両14剖見あ由うて承認確安せち巨た6夫
蓬然う加之此例や聲帯硫癖の源因上よ於て縦隔
洞内臓浩就中心臓の疾患ゐよク一大光明を與へ
ふκるもの巴云nさるへからす
︵考§2民言゜弍○°冨富Ω︸包津︼Qc田2ρc︒ぴ︶
◎胃中の﹁セルラヅク﹂石の一例
〔Ψ
芦
ぐびロ昌Φ仮賃■け風人由月よ於て﹁ゼル.ラツクし石6cOゴΦ︼一曽 阜曇¢冨︵一種の樹脂な◇︶の一例ゐ逢遇し其報告
ゐ由きは患者n五十五歳の泥細工人ゐして千入 百 八 十
年代の初期ゐ至るまては毫も病的症歌を
兜ゆる乙となか◇しゐ夫れよ6殊ユ爽豆及酸味
の
食物を撮取する時は忽ち冑痛︑悪心︑呑酸を招
き時々帯黄色の粘液を吐出せり而かモ食慾は常
ユ歓乏する乙となかりけり千八百入十年代將さ
●
抄 鎌 ユ終ちん巴するユ際し患者は腹部ユ一の腫瘍を
登 見 注
意するユ至れう多くは左肋骨弓め下部ゐ
鰯
知するも然れ巴も叉下腹部の他の此虚彼塵ゐ
之
を知るY得たり試みユ強麗Y加ム葛時は之を
移動せしむ為を得といふ朝時劇烈の嘔吐あう又
眩蝦螢作を招き腹部よ於ける凡ての臓置互ユ振
轄
麹制するか如き戚あう巴之を診するユ上腹部
ユ於て殆んピ手挙大の腫瘍を鰯る而して患者ぱ
以前数回所々の病院循を祥し常ユ自費的輕快を
得一二週ユして彼の職業を執るを得泥りと彼の
吾か病院よ來うしn千入百九十六年七月初旬あ
して其主として訴ムる所は全身衰弱︑嘔吐及冑
部
の 厭
載な◇之を見るに彼は甚た瀟痩Lて容貌
老
成し皮虞は汚稜黄色を呈して鍍壁多し日唇帯
青色ゐ憂して四肢蕨冷し隣及胸骨の間なる肋骨
弓部に於て硬固易る鶴卵大の腫瘍を鰯知し呼吸
に由◇て蓮動せさる竜僅かの匿域内に移動せし 六十三
●
抄 鎌
ぴるY得而して最初幽門部の癌腫となせる診断
は直ちに其誤謬なるを知れり何となれは患者床
中に安臥せは能く休息して胃痛消退し二三日後
に 至
れは能く食物を収容するを得れはなり入月
初旬彼ハ終に健善に復し職業に堪ゆるに至6た
るに由う院を鮮して去ウたるも十月六日再ひ來
う訴ムる所の苦悶同しく観る所の状態又同し由
ウて硫酔中に繊査するに硬固にして梢長形を帯
へる腫瘍は上腹部に於て地雫の位置Y取り容易
に膀の下方まて移動せしむるを得るのみならす
爾ほ季肋下部に於て殆んと手掌の廣さ丈け左方
に推縛せしUるを得意外胃痛は叉もや酋⁝失せう
此に於て吾人は確實秀る診断Y明言するξ能は
さるを以て患者に試験64開腹術Y同意せしめ十
月十七目断然刀を下せう終に胃を切開せるに内
腔
に手拳大の實質性腫瘍塊Y磯見し爾ほ胃の後
壁に近き更らに大なる腫瘍あう此を摘出除去し
六十四
て然る后殆んと十五仙迷の胃創を縫合L腹壁を
閉ちた◇之よウ熱曇なく終に治癒を得花う
腫瘍は全重量六百七十瓦の石にして最初駿生し
たるものは長十四︑幅十七仙迷なるも第二者は
長
十四︑幅二十四仙迷なう共に其主成分n樹脂
国琴N︵︒︒O%︶にして街ほ水分︑含窒素物︑澱粉︑繊
維等あクた6依クて後ち再ひ患者に尋問するに
彼は千八百入十年代磁器製造所にあ6て努役に
服し種々の樹脂精口9六・︒言㌢故と飲みだる乙とY
知るに至れ0而して著看は幾多の﹁リテラッー
」ルを探研をる屯只た一の例を見泥るのみ創ち
学芭冨昆Φ﹃⁚㌔9Φ︼︼き宣合Φ巴ω9§ピΦ<︒二言︒︒..
宙Φユ言零写9冨g︒宮罵・︼Q︒︒︒一2ρ一ω゜之れ参う此例
は吐糞症を患@て死に至りπる指物匠にして剖
見に由ウ胃中に鵜卵大石の数個を曇見し蚕重量
九 百 六十瓦を算し圭として﹁セルラック﹂よウる れ6而して該患者は屡ぐ蛸︒・︒夢﹃1勺︒豪ξ︵圭巴
して樹脂を酒精に溶解したる液る6︶を飲用し
たるなうき由之観之酒精は胃よウ吸収せらる主
主猫り樹脂沿沈澱し凝結して斯く冑中に大石を
形
成をるに至るなク
︵﹇︶Φ昌合Φ艮魯゜弍8プΦ昌︒・︒匡︹・二︒︒雪渚︒°心⑦゜︶
◎胃患者に於ける海水浴の作用
胃患者に於ける海水浴の有効なる治癒的の作用
に
付きO詳民﹄﹂昆Φ己きoは精密なる瞼査及實験の
論糠に從ひ次の結論をなせう
(一
)︑海洋に逼留して冷水浴を螢まは大に冑及
腸の機能Y強肚旺盛にをるを得其源因は︵甲︶胃
の 運 動性︑吸収性︑分泌性機能を興奮せしめ恰か
も沃剥及﹁ザ・ー〃﹂の如し︵乙︶祠経殊に消化器
官を支配する祠経の強健を招來す
(二︶︑海水浴禁忌症は多くの基質性胃疾患にし
て殊に胃の軍純潰瘍︑胃籏張及慢性胃加答見等
の 如き刺戟症状を合併せるものなウ巴・を
●漫 鎌
(三︶︑海水浴適鷹症い胃及腸の筋力衰慮及腸の
弛緩無力並に胃紳経症なり殊に祠経性滑化不頁
に特効あう然れピも胃に於て重症の智蔓性刺戟
症歌あるものは然ら壱
(四︶︑最も賞賛すへきものは胃疾患の多くの場
合
殊k胃加答見已相合併したる棘経性ゐ封L海
水
浴巴共に鍍泉療法を行ふに在う
︵口冨日弓゜ぎげΦ房︒宮⁝咋二Q︒Oぺ者こ軌\一ご
以 上
五項
松原三郎抄録
漫
録
◎一馨は窓除品録
久 保 輪 藩 ︵一︶ 文學の趣味 天 地覆載の間萬物整然として自然の理法に從て 配
列す星農天に懸う光芒燗として万象沈み︑山
岳
地に斑し清秀天を磨して峙つ︑海廣ムして究
六十五