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代数学 III  演習問題 3

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Academic year: 2021

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(1)

2015.10.20

代数学 III  演習問題 3

3.1. K は可換環とし、f (X) = ∑

i

a

i

X

i

K[X] は多項式とする。K - 代数 u : K Eα E に対し、f の α での値 f (α) を f (α) :=

i

u(a

i

i

E により定義する。また、 ξ := X (mod f ) K [X]/(f ) とおく。

(1) ϕ : K[X]/(f ) EK- 代数準同型とする。任意の g K[X] に 対し g(ϕ(ξ)) = ϕ(g(ξ)) である(従つて特に f (ϕ(ξ)) = 0 が成り立つ)

事を確かめよ。

(2) 写像

Hom

K-alg

(K[X]/(f), E) → { α E | f (α) = 0 } ϕ 7→ ϕ(ξ)

は全単射である事を示せ。

3.2. K は体とし、 L はその拡大とする。 f K[X] は定数でない多項 式とする。このとき、 K- 代数 L

K

(K[X]/(f )) が体であるためには fL 上既約である事が必要十分である事を示せ。

3.3. K は体、E はその拡大、f K [X] は既約多項式とする。α Ef の根であるとき、それを K に添加して得られる拡大 K(α)

K [X]/(f ) とは(K の拡大として)同型である事を示せ。 (従つて特に

f の任意の二つの根 α, β に対し K(α) K(β) である。)

3.4. p を素数とし、 ω を 1 の原始 3 乗根とする。 Q の二つの拡大 Q (

3

p) と Q (ω

3

p) の合成 (L, u, v) を三つ構成せよ。それらのうちどれとどれ

が(合成として)同型であり、どれとどれが同型でないか判定せよ。

3.5. K は体とし、Ω, Ω

K の拡大とする。E, F は Ω の部分拡大で あり、少なくとも一方は K 上有限次と仮定する。

(1) EF とが K 上線型無関連であるためには E

K

F が体である事 が必要十分である事を証明せよ。

(2) EF とが K 上線型無関連ならば、任意の K-準同型 u : E

v : F

に対し u(E) v(F ) = K である事を証明せよ。

3.6. K は体、 E, F, Ω はその拡大で、 EF は Ω の部分拡大である とする。さらに F は或る既約多項式 f K[X] に対する K[X]/(f ) と

K の拡大として)同型であると仮定する。

(1) [F : K] = 2 かつ [E : K] が奇数ならば EF とは K 上線型無関 連である事証明せよ。

(2) [F : K] = 3 かつ [E : K ] が 3 の倍数でなければ EF とは K 上 線型無関連である事証明せよ。

1

(2)

2

テンソル積の復習 . K は可換環とする。二つの K- 加群 M, N に対し、

それらの テンソル積 M

K

N が定義される( cf. 代数学 II ).これは K - 加群であり、次の性質で特徴付けられる:

(1) K- 双線型写像 β : M × N M

K

N ; (m, n) 7→ m n があり、

(2) 任意の K- 双線型写像 b : M × N L に対し b = ϕ β を満たす K - 加群準同型 ϕ : M

K

N L が唯一つ存在する。

さらに M

K

N は以下の性質を持つ:

(3) M

K

NK- 加群として m n (m M , n N ) の形の元たちに より生成され(従つて集合として

有限和

k

i

(m

i

n

i

) k

i

K, m

i

M, n

i

N, の形の元たちから成り)、次の関係式を持つ:

(m + m

) n = m n + m

n, m (n + n

) = m n + m n

, (km) n = m (kn) = k(m n).

(4) 次の標準的な同型がある:

M

K

N N

K

M, (L

K

M )

K

N L

K

(M

K

N ), K

K

M M, (L M )

K

N (L

K

N ) (M

K

N ).

(5) さらに M が可換 K- 代数の構造を持てば M

K

N は自然な M - 加 群の構造を持ち、 N も可換 K- 代数の構造を持てば M

K

N は自然な K - 及び M - 及び N - 代数の構造を持つ。

3.7. K は可換環とし、 L は可換 K- 代数する。次の自然な同型がある 事を説明せよ。

(1) L- 加群として L

K

K

n

L

n

. (n は自然数。 )

(2) L-代数として L

K

K[X] L[X]. (K[X], L[X] は多項式環。)

(3) f K [X] とするとき、 L- 代数として L

K

(K[X]/(f)) L[X]/(f ).

(右辺の fK- 代数の構造射 K L が引き起こす写像 K[X] L[X]

による f の像である。)

3.8. K は可換環とする。 M, N はそれぞれ階数が m, n の自由 K-加群 とする。このとき M

K

N は階数 mn の自由加群である事を証明せよ。

3.9. K は可換環とする。 K - 代数としての自然な同型がある事を示せ。

(1) K[X]

K

K[X] K[X, Y ].

(2) f, g K[X] とするとき、

(K[X]/(f))

K

(K[X]/(g)) K[X, Y ]/(f (X), g(Y )).

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