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不確実環境下 にお ける共同作業 を考慮 した復 旧計画策定

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Academic year: 2022

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(1)土木学会. 応 用 力 学 論 文 集Vbl.11,pp.655‑663(2008年8月). 不確実環境下 にお ける共同作業 を考慮 した復 旧計画策定 Optimal. Restoration. Schedule. Considering. 中 津 功 一 朗*・ Koichiro. NAKATSU,. 古 田 均**・. Hitoshi. FURUTA,. Multiple. Group. Work. 野 村 泰 稔***・ Yasutoshi. under. Uncertain. 石 橋 健****・. NOMURA,. Environment. 服 部洋†. Ken ISHIBASHI. and Hiroshi. HATTORI *正 会 員 博 士(情 報 学)関 西 大学 総 合 情報 学 部(〒569 ‑1095大 阪府 高 槻 市霊 仙寺 町2‑1‑1) **正 会員 工博 関西 大学 教 授 総 合情 報 学部(〒569 ‑1095大 阪 府 高槻 市 霊仙 寺 町2‑1‑1) ***正 会 員 博 士(情 報 学)神 戸 大 学助 教 自然科 学 系先 端融 合 研究 環(〒657 ‑8501兵 庫 県神 戸 市灘 区六 甲台 町1‑1) ****非 会 員 学 士 関 西大 学大 学 院 総 合情 報 学研 究 科(〒569 ‑1095大 阪府 高槻 市霊仙 寺 町2‑1‑1) † 学 生 会員. 修 士(情 報 学)関. 西大 学 大学 院. 総 合情 報 学研 究 科(〒569‑1095大. 阪府 高槻 市 霊 仙寺 町2‑1‑1)). The purpose of this research is to propose an early restoration for lifeline systems after earthquake disasters. Here, two issues are focused on, the first of which is such an allocation problem that which groups will restore which disaster places, and the second is such a scheduling problem what order is the best for the restoration. In order to solve the two problems simultaneously, Genetic Algorithm (GA) is applied, because it has been proven to be very powerful in solving combinatorial problems. However, road networks after earthquake disasters have an uncertain environment, that is, the restoring works are not progressing on schedule. The actual restoring process should be performed by considering various uncertainties simultaneously. In addition, the restoring works should be performed by not singlegroup but multiple group in order to make the progress more effective. In this study, an attempt is made to develop a decision support system of the optimal restoration scheduling by using the improved GA to consider uncertainty. Key Words: Restoration schedule, Genetic algorithms, Uncertainty, Delay of Schedule, Multiple Group Work. 1.は. 通 り に進 ま な い 可 能 性 が あ る.. じめ に. また,古 日本 は 地 震 大 国 で あ り,近 年,大. 規模 な地震 が 多発. して い る.今 後 も大 規 模 な 地 震 が 発 生 す る可 能 性 が 非 常 に 高 く,地 震 に よ る被 害 を 最 小 限 に 抑 え る た め の さ ら な る対 策 が 必 要 と され て い る. 電 気,水. 路 の よ うな ラ イ フ ラ イ ン が 地. 震 に よ っ て 破 壊 され,機. 能 麻 痺 に 陥 る よ う な こ とが あ. 々 の 生 活 に 甚 大 な 影 響 を 与 え て し ま う.こ の. よ うな 被 災 を 防 ぐ手 段 と して,す. べ て の ラ イ フ ライ ン. 施 設 に最 新 の 技 術 を 投 じ て 補 強 す る こ とは 効 果 的 で あ るが,経. 済 的 に 不 可 能 で あ る.. 本 研 究 で は,将. 来 ラ イ フ ラ イ ン は 何 らか の被 災 を必. ず 受 け る こ とを 前 提 と し て,被. 災後 の復 旧計 画策 定 を. 試 み る.復 旧 計 画 策 定1),2)に お い て,早 期 復 旧 を 目 的 と す る と き,復. 旧 班 の 適 正 配 分,お. よび適正 な着工 順 は. 相 互 に 強 く関 連 す る こ とか ら,こ れ ら は別 々 で は な く 同 時 に解 か れ る こ とが 望 ま し く,そ れ を遺 伝 的 ア ル ゴ リ ズ ム(GA:Genetic. Algorithm)を. 応 用 す る こ とで 解. つ の復 旧工 事. しか し現 実 問 題 を考 慮 す る と,復 旧 班 の 能 力 や 数 か ら, 複 数 の 班 に よ る共 同 作 業 を 想 定 した 復 旧 計 画 を策 定 す る こ とが 望 ま し い.作. ス,道. れ ば,人. 道,ガ. 田 らの 研 究4),5),6),7)では,一. に対 し て 一 つ の 班 で 作 業 を行 う こ とを 前 提 と して い た.. 業 を複 数班 で分 担 す るこ とに よ. り,大 規 模 被 害 や 重 要 度 の 高 い 作 業 を 効 率 よ く復 旧 す る こ とが で き,さ. ら に,不. 確 実 性 に よ る復 旧 計 画 へ の. 影 響 を 抑 え る こ とが 期 待 で き る. 本 研 究 で は,よ り実 用 的 な 復 旧 計 画 を策 定 す る た め に,複 数 班 に よ る 共 同 作 業 を 想 定 した 復 旧 計 画 の 策 定 を行 う.そ. して,復. 旧 に お け る不 確 実 性 と して,被. 災. 箇所 の 「 被 害 量 」 と復 旧作 業 の 「遅 延 」 を併 せ て 「計 画 遅 延 」 と して 考 慮 した 上 で 頑 健 性 を 有 す る復 旧 計 画 策 定 を 提 案 す る.頑 健 性 を 有 す る復 旧 計 画 を 策 定 す る た め に,本 研 究 で は,不 確 実 性 を考 慮 したGA(不 GA)8)を. 改 良 した 改 良 型 不 確 実GAを. 確実. 適 用 す る こ とで,. よ り実 用 的 な 復 旧 支 援 シ ス テ ム の 実 現 を 目 指 す.. 決 で き る こ とが 杉 本 ら の研 究3)に よ り実 証 さ れ て い る. これ ま で の 研 究 で は,古. 田 ら4)に よ り震 災 後 の 復 旧. 2.不. 確 実 性 を 考 慮 した 復 旧 計 画 の 最 適 化. 2.1対. 象 道 路 ネ ッ トワ ー ク モ デ ル. に お け る不 確 実 性 を 復 旧 作 業 の 遅 延 と して 捉 え た 復 旧 計 画 の策 定 が 行 わ れ て い る.し か し,現 実 問 題 で は,余 震 や 火 災 の よ う な二 次 災 害 の 影 響 に よ っ て 被 災 地 の 被 害 状 況 が 事 前 調 査 の 情 報 か ら変 化 し,復. 旧工 事 が計画. ―655―. 本 研 究 で は,対. 象 とす る モ デ ル と して,1995年. 阪神. 淡 路 大 震 災 で 大 き な被 害 を 受 け た 兵 庫 県 神 戸 地 区(図‑.

(2) 1)に お い て,164ノ. ー ド,288リ. ン ク の道 路 ネ ッ トワ ー. ク上 に 多 数 の 被 災 を 受 け た 場 合 を 想 定 して,被 トワ ー ク モ デ ル4),6),7)を考 え る.な. お,対. 表‑2道. 路補 修 作業 のデ ー タ. 災ネ ッ. 象 モ デル の. 定 義 は,杉 本 らの 研 究3)に 基 づ い て 行 う. 図‑1に 示 す モ デ ル は,遮 業 の2種. 断 物 撤 去 作 業,道. 類 の 作 業 を想 定 して い る.38箇. 路補 修 作. 所(1〜38)に. お い て 道 路 上 に遮 断 物 が 倒 壊 し,道 路 や 橋 梁 本 体 に欠 陥 が 発 生 して い る た め に 復 旧作 業 と して 遮 断 物 撤 去 作 業,道. 路 補 修 作 業 が 必 要 あ り,12箇. 所(39〜50)に. い て 道 路 上 に 遮 断 物 は見 られ な い が,道. に 補 修 が 必 要 な 欠 陥 が 発 生 し て い るた め,復 して 補 修 作 業 が 必 要 で あ る と した.こ. お. 路 や橋 梁本 体 旧作業 と. こで,2種. 類 の作. 業 は,道 路 補 修 作 業 は 遮 断 物 撤 去 作 業 が 終 了 して い な け れ ば 着 工 で き な い と して 考 慮 す る も の とす る.そ ぞ れ の 作 業 の 被 災 が 発 生 して い る リ ン ク 番 号,被 重 要 度 の デ ー タ を 表‑1,2に. 示 す.被. 害量 はそ の値 が. 大 き い ほ ど被 害 度 が 大 き い と して い る.ま の 重 要 度 と は,被. れ. 害 量,. た,リ. ンク. 害 を 受 け た リ ン ク が 道 路 ネ ッ トワ ー. ク に お い て ど の 程 度 重 要 で あ る か を 杉 本 らの 研 究3)と 同様 に3段. 階 で 表 した も の で あ り,そ の 数 値 が 高 い ほ. ど重 要 度 が 高 い と し て い る.本 研 究 に お い て は,こ. の. 重 要 度 は ライ フ ラ イ ンが 正 常 に機 能 し て い る場 合 の 重 要 度 と し て 設 定 して い る た め,重. 要 度 の値 は 復 旧 プ ロ. セ ス を通 して 一 定 で あ る.. 表‑1遮. 断物 撤 去作 業 の デー タ. ま た,本 研 究 で は,そ 復 旧 班 は,8班. れ ぞれの被 災 内容 に対応 す る. ず つ あ る と して い る.そ. 復 旧 能 力 を 表‑3,4に. れ ぞ れ の班 の. 示 す.復 旧 班 の 能 力 値 は,各 班 毎. に 持 っ て い る復 旧機 材 も異 な る の で,復 が 出 る こ とを 考 慮 し,0か. ら35ま. 旧 能 力 に は差. で の 数 値 で 定 義 し,. 数 値 が 高 い ほ ど能 力 値 が 高 い と し た.図‑1に. は それ ぞ. れ の 班 の 待 機 場 所 を 遮 断 物 撤 去 作 業 班 がA‑1か 道 路 補 修 作 業 班 がB‑1か 表‑3道. 示 し て い る.. 路 遮断 物撤 去 作業 班 の能 力値. 表‑4道. ―656―. らB‑8で. 路 補修 作業 班 の能 力値. らA‑8,.

(3) (a). 2.2復. 旧率 の計 算. 復 旧 率 の 算 定 に は,杉 た 方 法 を 用 い る.復. 本 らの 研 究3)に よ り提 案 さ れ. 旧 率 を算 定 す る こ とに よ り,単. に. 復 旧 日 数 を 短 縮 す る だ け で な く,道 路 ネ ッ トワ ー ク に お い て 重 要 な 被 災 箇 所 を で き る だ け早 く復 旧 す る計 画 を策 定 す る こ とが で き る.被 ク)の. 災 を 受 け た 各 道 路(リ. 重 要 度Wi(i=1〜nL)と. す る.こ. 被 災 を 受 け た リ ン ク の 総 数 で あ る.復 q日 経 過 後 の 復 旧 率R(q)は. (b). ン. こで,nLは. 旧作業 開始 か ら. 重要 度 で重 み を付 けた リン. ク距 離 で 表 す と,式1の. よ うに 示 され る.. (1). こ こ で,liは. リ ン クiの 距 離,j0は. ン クの 番 号 の 集 合,Jqは9日. 被 災 を受 け た リ. ま で に 開 通 した リ ン ク番. (c). 号 の 集 合 を 表 して い る. 2.3復. 旧 日数 の計 算. 復 旧 日数 の 計 算 に お い て も,被 害 規 模,復. 旧班 の能. 力 値,稼 働 時 間,労 働 時 間 を考 慮 し た杉 本 らの研 究3)で 提 案 され た 方 法 を用 い る.以 下 に そ の 方 法 を示 す.各 復 旧 工 事 を完 了 す るの に 要 す る復 旧 日数dは. 式2に. よっ. て 求 め られ る.. (2) こ こ で,ん は復 旧工 事 を 完 了 す るの に必 要 な 時 間 で あ り,そ の 復 旧 時 間 は,被. 災 の規 模 と担 当 す る復 旧 班 の. 能 力 値 に よ り求 ま る.ま た,被 害 規 模 は,小,中,大 3種 類 と定 義 した.小 定 義)は,復. 害 量 が200未. 旧 班 の 能 力 差 が 出 ず,一. 研 究 に お い て は4時 され,式3で. 規 模 被 害(被. 間 と定 義)で. の 満 と. 定 の 時 間ht(本. 完 了 す る被 害 と定 義 図‑1被. 示 さ れ る.. 災 ネ ッ トワ ー ク モ デ ル. (3) 次 に,中 義)は,復. 規 模 被 害(被. 害 量 が200以. 旧 班 の 能 力 差 が 出 る が,す. 上500未. 満 と定. べ て の復 旧班 が. 対 処 で き る程 度 の 被 害 と定 義 さ れ,式4に. よって 求 め. られ る.. こ こで,Dは. 被 害 量,Aは. 理 で き る被 害 量)を. 復 旧 班 の 能 力(1時. 間 に処. 示 す.. 最 後 に,大 規 模 被 害(被. 害 量 が500以. 上 と定 義)は,. 大 型 重 機 等 が 要 求 され る被 害 で あ り,あ る 基 準 値 以 上. (4). ―657―. の 能 力 が な い と対 処 で き な い 被 害 と定 義 さ れ,式5に.

(4) よ って 求 め られ る.こ き る 最 低 能 力(本. こで,Acは. 大 規 模 被 害 を担 当 で. 研 究 で は13/時. 間 と定 義)を. 示 して. い る.. 2.4復. 旧計画 策定 に おけ る不確 実性. 震 災 後 の 被 災 地 は,余 震 や 火 災 の よ うな 二 次 災 害 に よ り状 況 が 変 化 しや す い 不 確 実 な 環 境 下 に あ る.そ. (5) こ の 時,被. 害 規 模 毎 の 復 旧 必 要 時 間 と復 旧 班 の 能 力. 値 との 関 係 は 図 一2で 表 され る.こ. こで,t1は. た め,復. 旧 計 画 は,事. の. 前 調 査 に よ る情 報 を元 に 計 画 の. 策 定 を 行 う こ とか ら,復 旧 作 業 が 予 定 通 り進 む 可 能 性 は 極 め て 低 い.被. 災 地 の 被 害 量 が 増 加 した 場 合,そ. の. 復 旧班 の. 作 業 に 要 す る 復 旧 日数 が 増 加 し,作 業 全 体 へ 影 響 す る. よ って. だ け で は な く,復 旧 能 力 の 低 い 班 が 割 り当 て られ て い. 1日 の 復 旧工 事 の た め の 作 業 時 間 で あ り,式6に. た 作 業 が 大 規 模 被 害 に 変 化 す る こ とに よ っ て 着 工 不 可. 求 め られ る.. (6) こ こで,t0は る 労 働 時 間(本. 移 動 時 間 も含 め た 復 旧班 の1日 研 究 で は,12時. に要 す る 時 間 で,復. 移動. 旧 班 の 常 駐 場 所 か ら被 災 場 所 ま で. の 最 短 距 離 をL(km),復 本 研 究 で は10km/hと. 間 と定 義),tmは. にで き. 旧 班 の 移 動 速 度 をv(km/h, 定 義)と. し,式7で. 能 とな り,復 旧 計 画 自体 が 破 綻 して し ま う こ と も考 え られ る.ま. た,資. 材 不 足 や 予 期 せ ぬ 事 態 に よ り,被 災. 地 の 状 態 の 変 化 に 関 わ らず,復. 本 研 究 で は,復. 旧計 画 策 定 に お け る不 確 実 性 を,被. 災 地 に お い て二 次 災 害 等 に よ り変 化 す る 「 被 害 量 」,被. 表 さ れ る.hc. 害 量 の 変 化 に 関 わ ら ず 発 生 す る復 旧 作 業 の 「遅 延 」 の. は 準 備 な ど の 時 間 で あ り,各 工 事 毎 に 必 ず 必 要 な 時 間. 2つ に分 類 す る.そ. (本 研 究 で は2時. と し て 考 慮 した 上 で,頑. 間 と定 義)で. 旧作業 が遅 延 す る こ と. も考 え られ る.. あ る.. (7). して,こ. れ ら を併 せ て 「 計 画遅 延 」. 健 性 の あ る復 旧 計 画 の 策 定 を. 試 み る.ま た,実. 際 の 工 事 で は,着 工 不 可 能 な 工 事 が. 発 生 した 場 合,他. の班 を救援 へ 向か わせ る とい う よう. な,復. 旧 計 画 の 変 更 に よ り対 策 を行 う.し か し,計 画. を 変 更 す るた め に は,変. 更 の た め の 時 間 と コス トが 必. 要 とな る こ とか ら,着 工 不 可 能 な 工 事 が 発 生 す る度 に 計 画 を 変 更 して い て は,効. 率 良 く早 期 復 旧 を 行 う こ と. が 困 難 とな る.本 研 究 で は,計. 画 の 変更 が発 生 しない. よ う,不 確 実 性 を考 慮 し た 復 旧 計 画 を 策 定 す る 際,複 数 班 に よ る共 同 作 業 を 考 え,可. 能 な 限 り変 更 を 行 う必. 要 の な い 計 画 を 策 定 す る こ とを 試 み る. 不 確 実 性 の 設 定 と し て,被. (a)小 規 模 被 害. に30%の. 害 量 の 変 化 は,各. 作業 毎. 確 率 で 発 生 す る もの と し,被 害 量 の 変 化 が 発. 生 した 作 業 の被 害 量 を 増 加 さ せ る こ と とす る.増 加 量 は,元. の 被 害 量 の 約30%と. な る よ う,正 規 分 布 で 発 生. さ せ た 乱 数 を用 い て 決 定 し て い る.次 遅 延 は,遅. に,復. 旧作業 の. 延 日数 と し て 正 規 分 布N[0,δ2]に. 従 う もの. と し,δ を2.0と 設 定 す る.こ. こで,遅. 値 を と り,正 の 整 数 と した.遅 に20%の. (b)中 規 模 被 害. 2.5複. 延 日数 は,絶 対. 延 の 発 生 は,各. 作業 毎. 確 率 で 発 生 させ る こ と とす る.. 数班 によ る共 同作業. 復 旧 計 画 に お い て,復. 旧 班 ご との 作 業 量 に ば ら つ き. が あ る計 画 は効 率 が 悪 く,実 用 的 で は な い.各 復 旧 作 業 に 復 旧 班 を1班. ず つ 割 り当 て る こ と は,一. 担 が 集 中 す る原 因 と な る可 能 性 が あ る.そ. 部 の 班 に負 の た め,作. 業 量 や 重 要 度 に 対 して 割 り当 て る復 旧班 の 数 も考 慮 し た 最 適 配 分 が 必 要 で あ る と考 え ら れ る.複 共 同 作 業 を 行 う こ とで,次. (c)大 規 模 被 害 図‑2被. 数班 に よる. の よ う な効 果 が 期 待 で き る.. ・ 被 害 量 の 多 い 作 業 や,重. 要 度 の高 い作 業 を複 数班. で 分 担 す る.. 害規模 と復 旧能 力 の関係. ・ 作 業 間 の 待 ち 時 間 を利 用 して,他 伝 う.. ―658―. の 復 旧作 業 を手.

(5) ・ 不 確 実 性 に よ る計 画 へ の 影 響 を 抑 え る.. 担 当 させ る.2つ. 復 旧 作 業 を 分 担 す る こ とで,効. が0,順. 率 の 良 い 復 旧計 画 を. 策 定 で き る だ け で な く,不 確 実 性 に よ る 影 響 に 強 い 計. 班 へ 工 事3を. 画 を策 定 で き る こ とが 考 え られ る.復. 順 に,1班. 旧 班 で あ っ て も,共. 旧能力 の低 い復. 同 作 業 を 行 う こ とで,被. 害規 模 の. 目 の 遺 伝 子 座 で は,共. 位 が3で. 同作 業 フラ グ. あ る こ とか ら,担 当 班(メ. イ ン)の0. 担 当 さ せ る.こ の 時 点 で,0班. は1と. は1,3の. い う よ う に工 事 を担 当 す る こ とに な. る.こ れ を順 位 の 最 後 ま で 繰 り返 す こ とで,図‑4に. 大 き い 工 事 を 行 う こ とが で き,計 画 の 破 綻 が 起 き る可. す 復 旧 班 の 担 当 工 事 の 順 序 が 決 定 され る.図‑4の. 能 性 を低 くす る こ とが 期 待 で き る.. 工 事 の 順 序 で,下. 本 研 究 で は,2班. で の 共 同 作 業 を 想 定 した 復 旧 計 画. の 策 定 を 行 う こ と とす る.共 行 動 の 定 義 は,次. 同作 業 に お け る復 旧 班 の. に 担 当 す る予 定 の 工 事 が,既. が 完 了 して い る場 合,次. 行 う こ と を 表 す.こ. 担当. 同作業 を. の コー デ ィ ン グ に よ り,各 班 へ の. 工 事 の 配 分 とス ケ ジ ュー ル は 同 時 に決 定 され る.. に補 修. に作 業 を 行 う予 定 の 補 修 が 完. 了 して い な い 工 事 に 移 る こ と とす る.ま た,能. 線 の 付 い た 工 事 番 号 は,共. 示. 力 の低. 3.2目. 的 関数. 本 研 究 で 設 定 し た 目 的 関 数 は 上 述 した 復 旧 日数 と復. い 班 が 次 に担 当 す る 予 定 の 工 事 が 大 規 模 被 害 で あ る場. 旧 率 に よ り表 さ れ る.こ. 合,既. に他 の 班 が 作 業 を 開 始 して い れ ば 共 同 作 業 を 行. 係 は 図‑5の. い,作. 業 を開 始 され て い な い が 他 の 班 が そ の 工 事 を 担. 色 着 け され た 部 分,つ. ま り,非 復 旧 面 積 を 最 小 化 す る. こ と を 目的 と した.非. 復 旧 面 積 は,復. 当 す る予 定 が あ る な ら,次. の 日か らその工 事 の次 に担. よ う に な る.そ. 旧 率 と復 旧 日数 の 関. こ で,本 研 究 で は,図‑5に. 1日 ご との 非 復 旧 率 の 累 積 で あ る.復. 当 す る予 定 の 工 事 に移 る こ と と した.. 示 した 式1よ 3.GAを. こ で,復. 用 い た 被 災 ネ ッ トワー ク の復 旧計. ン ク(道. 旧完 了 日まで の 旧 率 は,2.2節. で. り求 め られ る こ とか ら,重 要 度 の 高 い リ. 路)が. 復 旧 さ れ る ほ ど復 旧 率 が 高 くな る.そ. の た め,重 要 度 の 高 い リ ン ク が 早 期 に復 旧 さ れ る ほ ど,. 画 策定. 非 復 旧面 積 が 小 さ くな る こ とか ら,重 要 度 を考 慮 した 3.1コ. ー デ イン グ. 復 旧 計 画 を 策 定 で き る こ とが 期 待 で き る.本 研 究 で は,. N種 類 の 復 旧 工 事 が あ る 場 合,遺 よ う に コ ー デ ィ ン グ さ れ る.な が2種 類(a,b)の. 伝 子 列 は,図‑3の. お,図‑3は,復. 単 に 復 旧 日数 を 短 くす る の で は な く,重 要 度 の 高 い リ. 旧工事. 場 合 の コ ー デ ィ ン グ例 で あ る.担 当. ン ク か ら復 旧 す る こ と も重 要 で あ る と考 え,目. と して 非 復 旧面 積 最 小 化 を検 討 す る こ と と し た.ま. 班 の 数 字 の 並 び は工 事 を 担 当 す る 班 の 番 号 で あ り,そ. 2.1節 で 述 べ た 撤 去 と補 修 の2種. れ ぞ れ 順 位 の 工 事 番 号 に 対 応 し,対 応 す る 工 事 を担 当. め に,各. す る こ とを 意 味 す る.そ. 数 へ 反 映 され る もの とす る.. た は1で. 表 さ れ,1の. して,共. 同 作 業 フ ラ グ は0ま. た,. 類 の 作 業 を考 慮 す るた. リ ン ク は,補 修 作 業 が 終 了 した 時 点 で 目的 関. 場 合 に は 対 応 す る工 事 に 対 し て. 担 当 班(サ. ブ)を. で,図‑3に. 示 す 遺 伝 子 列 の 復 旧 班 の 担 当 工 事 と順 序 は. 図‑4の. 的関数. 共 同 作 業 班 と し て 担 当 させ る.こ. こ. よ う に な る.. 図‑3コ. ー デ ィ ン グ例 復 旧 日数(日) 図‑5復. 4.計. 図−4遺 伝 子列 の 意 味. 旧 率 と復 旧 日数 の 関 係. 画 遅 延 の不 確 実 性 を 考 慮 した 復 旧 計 画 策 定. 復 旧班 の 担 当 工 事 と順 序 は,図‑3の. 順位 や担 当班 の. そ れ ぞ れ 対 応 した 遺 伝 子 座 の値 に よ り決 定 さ れ る.復 旧工 事aの. 場 合,ま. 業 フ ラ グ が1,順 ン)の1班. す,1つ. 位 が1で. と担 当 班(サ. め の 遺 伝 子 座 で は,共. 同作. あ る こ とか ら,担 当 班(メ ブ)の0班. イ. の 両 方 へ 工 事1を. 4.1単. 純GAに. 図‑1に 示 した 被 災 モ デ ル に お い て,単 て 復 旧計 画 を 策 定 す る.こ の 時,GAの て,人. 口サ イ ズ500,最. 突 然 変 異 率0.5%と. ―659―. よる復 旧計 画策 定. 大 世 代 数1500,交. 純GAを. 用い. パ ラメー タ と し 叉 確 率60%,. 設 定 す る.交 叉 は,順 位 は順 序 交 叉,.

(6) そ れ 以 外 の 遺 伝 子 は 一 様 交 叉 と し,突 然 変 異 は,順 は遺 伝 子 の 位 置 を 交 換,そ. 位. れ 以 外 は ビ ッ ト反 転 と した.. そ の結 果 を 図‑6に 示 す.図‑6は. 各 工 事 の 完 了 日数,お. 害 の 工 事 を担 当 す る こ とに な り,着 工 不 可 とな る こ と を表 す. シ ミュ レ ー シ ョ ン の 結 果 と して,被. 害 量 の変化 のみ. よ び撤 去 と補 修 の2種. 類 の 作 業 の 関 係 を考 慮 した 日程. を 考 慮 した 場 合,約25%の. 表 で あ る.こ. い 灰 色 で 塗 られ て い る部 分 は 何. 性 が あ る.不 確 実 性 に よ り,計 画 を策 定 す る段 階 で は,. こで,濃. も担 当 して い な い 待 ち 時 間,丸 い る の は 能 力 の 低 い 班(撤 1班),薄. で 班 の 番 号 を 囲 まれ て. 去 作 業 は3班,補. 修 作業 は. い 灰 色 が 塗 られ て い る工 事 は 大 規 模 被 害 で. あ る工 事,黒. 枠 で 囲 まれ た 工 事 は 共 同 作 業 を 行 う予 定. の 工 事 を表 して い る.図‑6で 22,34な. は,撤. 去作業 の工 事番 号. ど の よ うな 被 害 規 模 の 高 い工 事 の 一 部 を共 同. 作 業 で 行 っ て い る こ とが 分 か る.な 事 番 号23の. お,撤. 去 作業 の 工. よ う に,黒 枠 で 囲 ま れ て い る が,共 同 作 業. を行 っ て い な い 工 事 も存 在 す る.こ 行 う予 定 だ っ た が,1つ の を 表 し て い る.ま 差 と して,撤. れ は,共. 同作 業 を. の 班 の み で 工 事 が 完 了 した も. た,各. 復 旧班 の復 旧作業 終 了 日の. 去 作 業 で は最 大3日,補. 確 率 で 計 画 が 破 綻 す る可 能. 大 規 模 被 害 で は な か っ た が,着. 工 す る段 階 で 被 害 量 が. 変 化 し,着 工 不 可 とな った 場 合,単 純GAで. の 解 の探 索. を 行 う段 階 で は,不 確 実 性 を 考 慮 して い な い こ とか ら 淘 汰 で き ず,不 確 実 性 を考 慮 し な が ら探 索 を 行 っ た 場 合 で あ っ て も,大 規 模 被 害 へ 変 化 す る可 能 性 が 低 い解 を 淘 汰 す る こ とが 困 難 で あ る.ま. た,本 研 究 で は,2.4. 節 で 上 述 した よ うに,計. 画 が 破 綻 した 場 合 の 対 策 を 行. わ な い こ と と して る.そ. の た め,現. 実 問題 の よ うな不. 確 実 な環 境 に 対 して この 計 画 は実 用 的 で は な い.ま 表‑6で. は,遮. た,. 断物撤 去作 業 にお いて復 旧能 力 の低 い班. の 平 均 遅 延 日数 が0に 近 い 値 とな って い る.こ れ は,遅. 修 作業 で は最大. 延 に よ る影 響 が 小 さ い の で は な く,担 当 予 定 の 工 事 の. 数 班 に よ る共 同 作 業 を考 慮 す る. 被 害 量 が 増 加 し,着 工 で き な くな っ た こ とか ら,そ の 工. こ とに よ り,従 来 の 適 用 結 果4)と 比 較 して,各 班 にバ ラ. 事 を 共 同 作 業 す る予 定 の 班 に任 せ て 次 の 作 業 に移 行 し. ン ス 良 く復 旧 作 業 を 配 分 す る こ とで,早. た か らで あ る.遅 延 の み を 考 慮 した 場 合 は,計. 1日 とい う よ う に,複. 期 復 旧 を 目的. と した 計 画 を 得 る こ とが で きた.. 綻 す る こ と は な い が,被. 画 が破. 害 量 の 変 化 と比 較 して 評 価 値. と復 旧 日数 が 大 き く変 化 す る と い う こ とが 分 か る.こ の よ うな 結 果 か ら,被. 害 量 と遅 延 の 両 方 を 不 確 実 性 と. して 考 慮 した 場 合,計. 画 の 大 幅 な遅 れ と計 画 破 綻 の 両. 方 に 対 して 頑 健 性 を 持 つ 計 画 を策 定 す る必 要 が あ る. 表‑5シ. 評 価 値6.25,復 図‑6単. 4.2不. 実行 結果. 確 実性 の復 旧計画 へ の影響. 図‑6の. 計 画 の 頑 健 性 を測 るた め に,不 確 実 性 を 発 生. させ な が ら1000回 表‑5に,各 表‑5は,不 場 合,復. 表‑6各 班毎 の平 均遅 延 日数. 旧 日 数15日. 純GAの. ミュ レ ー シ ョ ン結 果. の シ ミ ュ レー シ ョン を 行 っ た 結 果 を. 班 毎 の 平 均 遅 延 日数 を表‑6に 示 す.こ. こで,. 4.3頑. 確 実 性 と して 被 害 量 の 変 化 の み を 考 慮 した 旧 作 業 の 遅 延 の み を考 慮 し た 場 合,そ. して 被. 害 量 の 変 化 と遅 延 の 両 方 を 考 慮 した 場 合 の3パ. ター ン. で シ ミ ュ レー シ ョ ン を 行 っ た 結 果 で あ る.な. お,平. 均. 健 な 解 を 得 る こ と を 目 的 と した 遺 伝 的 ア ル ゴ リズ ム. 玉 置 ら8)に よ り考 案 さ れ た 不 確 実GAは,対. 象問題. に お け る不 確 実 性 を 陽 に考 慮 し な が ら,頑 健 性 を 有 す る解 を 探 索 す る こ とを 目 的 と し た 手 法 で あ る.不. 確実. 遅 延 日 数 の 数 値 は 計 画 破 綻 とな っ た 場 合 を除 い た もの. GAで. で あ り,計 画 破 綻 と は,復. の 機 構 を擬 似 サ ン プ リ ン グ4),8)と捉 え る こ とで,解. 旧能 力 の 低 い班 が 大 規 模 被. ―660―. は,最 適 値 探 索 と並 行 して,形 質 遺 伝 に よ る進 化 候.

(7) 補 の 評 価 の 期 待 値 を 推 定 して い る.擬 とは,形. 似 サ ン プ リン グ. (a). (b). 質 遺 伝 に よ り,あ る個 体 の 解 空 間 上 で の 近 傍. の 解 が,世. 代 交 代 を 通 じ て 何 度 も繰 り返 し評 価 され て. い る こ とを サ ン プ リ ン グ と して 捉 え る もの で あ る.不 確 実GAは,交. 叉 時 に,新 規 個 体 へ の 個 体 情 報 の 引 き. 継 ぎ を 行 う こ とで,サ. ン プ リ ン グ に要 す る時 間 を 短 縮. しな が ら,効 率 良 く局 所 探 索 を行 う こ とが で き る.こ こ に,不. 確 実GAの. 解 の 探 索 の流 れ を 以 下 に 示 す.. STEP1:初. 期世代 発 生. STEP2:再. 評 価+加. STEP3:親. の選 択. STEP4:交. 叉 ・突 然 変 異. 齢(生. き残 っ て い る個 体 の み). (新 規 個 体 の 生 成 ・近 傍 個 体 へ の 個 体 情 報 の 引 き継 ぎ) STEP5:適. 応 度 計 算(新. STEP6:自. 然選 択. STEP2〜6を. 規 個 体 の 評 価). 指 定 回 繰 り返 す.. STEP4に. お い て,個 体 情 報 の 引 き 継 ぎ は,親 個 体 と. 図‑7個. 体 間 の距 離 の算 出. 新 た に 生 成 さ れ た 個 体 との 個 体 間 の 距 離 を用 い て 引 き 継 ぎ を行 うか ど うか 確 率 的 に決 定 さ れ る.本 研 究 で は, 引 き継 ぎ に お け る個 体 間 の 距 離 を,図‑7に. 示 す個体 間. で 共 通 す る工 事 順 序 の 数4)を 用 い て 算 出 す る.図‑7(a) の 場 合,子. 個 体 をC,親. な る工 事3に 個 体P1,子. 対 し て,そ 個 体Cの. 存 在 す る.次. 個 体 をP1と. そ の 後 に施 工 させ る 工 事4が. した 場 合 に は,. 両 個 体 に 存 在 し,他 の 工. 事 を基 本 とな る 工 事 と した 場 合 に は,両 る工 事 は な い.こ. の 場 合,子. 個 体Cと. 通 す る 工 事 順 序 の 数3(C,P1)は2と. 個 体 に存在 す 親 個 体P1で. な る.こ. 体 間 の 距 離Dis(C,P1)は,式8で. 共. こで,個. P1)1/S(C,P1)max. (8). 範 囲 の 実 数 とな り,値 が. 0に 近 い ほ ど個 体 間 の 類 似 度 が 高 い こ とを 表 す.こ よ うに 算 出 され た 個 体 間 の 距 離 を用 い て,引. の. き 継 ぎ率. の 決 定 を 行 う. 不 確 実GAは,擬. 似 サ ン プ リン グ に よ り局 所 探 索 を. 難 とな り,初 期 収 束 に 陥 りや す くな っ て し ま う.そ の られ る解 の 精 度 に つ い て 問 題 が あ り,実 用 的. で あ る と は言 い 難 い.. 不 確 実GAを. は,多. 様 性 の 維 持 が 考 慮 され て い な い. 述 の よ う に 局 所 解 へ 陥 りや す い と い う 問 題 が. あ る.そ の た め,個. 体 群 の 多 様 性 を 考 慮 した 解 の 探 索. が 重 要 と な る.個 体 の 密 度 とは,個 集 具 合 を 表 す もの で,個. 体 群 中の個 体 の密. 体 間 の 距 離 の 平 均 値 に よ り求. 用 い て,復. 近. の 個 体 の 近 傍 に 個 体 が 密 集 し て い る ほ ど,密 度 の 値 は 小 さ くな る.改. 良 型 不 確 実GAで. は,STEP. 6'の よ う. に,同 程 度 の 評 価 値 を 持 っ 個 体 で あ れ ば,個 体 が 密 集 し て い な い と こ ろ に 分 布 して い る個 体,す. な わ ち,密. 度 の 値 が 大 き い 個 体 を 優 先 して 選 択 す る こ とで,多. 様. 性 の維 持 を行 う.ま た,多 様 性 の 維 持 の 導 入 に よ り,局 3'で,親. 個体. の 何 割 か は,年 齢 の 高 い 個 体 を優 先 的 に 選 択 す る.. 4.4改. 良 型 不 確 実GAの. 確 実GAを. 改 良 した 改 良 型. 旧計 画 策 定 を行 う.こ の 手 法. 問 題 点 を克 服 し,個 体 の 密 度 を用 い. た 多 様 性 の 維 持 を用 い る こ とで,大. 域 探 索 と局 所 探 索. 適用 とそ の結果. 図‑1に 示 した 被 災 モ デ ル に お い て,改 良 型 不 確 実GA を用 い て 復 旧 計 画 を 策 定 す る.改 け るパ ラ メ ー タ は,単. 研 究 で は,不. は,不 確 実GAの. 不 確 実GAで た め,上. か し,対 象 問 題 に よ っ. て は大 域 探 索 と局 所 探 索 を バ ラ ン ス 良 く行 う こ とが 困. そ こで,本. (評価 値 が 同 程 度 な ら,密 度 に基 づ き個 体 を 選 択). 所 探 索 能 力 を損 な わ な い た め に,STEP. 効 率 良 く行 う こ とが で き る.し. た め,得. 6':自 然 選 択. い ほ ど個 体 間 の 類 似 度 が 高 い こ と を表 す こ とか ら,そ. 通 す る工事 順序 の 数 の最大 値 で あ. る.個 体 間 の 距 離 は,0〜1の. STEP. め られ る.上 述 の よ う に,個 体 間 の 距 離 は 値 が0に. 表 さ れ る.. Dis(C, P1)=1-S(C, 3(C,P1)maxは,共. 親. 両 方で 灰色 に着色 され た よ うに. に,基 本 と な る工 事 を1と. 3':親 の 選 択. (親 個 体 の 一 部 を,年 齢 の高 い 個 体 か ら優 先 的 に選 択). す る と,基 本 と. の 後 に施 工 さ れ る 工 事5が. STEP. 純GAと. 率 が 決 定 さ れ る.親 個 体 の30%は. 同 様 に設 定 し,引. き継. 示 す よ う に確. 年 齢 の 高 い 個 体 を優. 先 し て 選 択 す る よ う に 設 定 し た.適. 用 結 果 を 図‑9に,. 頑 健 性 を 測 る シ ミ ュ レ ー シ ョ ン の 結 果 を 表‑7,各 の 遅 延 日数 を表‑8に 示 す.こ. で あ る.不 確 実GAの. 着 色 に加 え,黒. 解 の 探 索 の 流 れ との 違 い は 以 下. お. ぎ率 は,個 体 間 の 距 離 に よ っ て,図‑8に. をバ ラ ン ス 良 く行 う こ とが で き る よ う に改 良 した 手 法 の 通 りで あ る.. 良 型 不 確 実GAに. こ で,図‑9で. 色 の 工 事 が 被 害 量 の 変 化 に よ り大 規 模. 被 害 とな る可 能 性 の あ る工 事 を 表 し て い る.な. ―661―. 班毎. は,図‑6の. お,不.

(8) 確 実GAで. は,上 述 した 問 題 に よ り,改 良 型 不 確 実GA. れ る.こ の よ うな こ とか ら,遅 延 に 対 して 単 純GAよ. と比 較 して 良 い 結 果 が 得 られ な か っ た こ とか ら,結 果. り頑 健 性 の あ る 計 画 を策 定 す る こ と は で き た が,早. を割 愛 し た.. 復 旧 を 目的 と しな が ら被 害 量 の 変 化 に 対 して 頑 健 性 の. 期. あ る計 画 は,遅. 延 に よ り復 旧 日数 が 大 き く変 化 す る可. 能 性 が あ る.被. 害 量 の 変 化 と遅 延 を 同 時 に考 慮 し た 結. 果 で は,表‑8に. 示 す よ う に単 純GAよ. り遅 延 の 影 響 が. 小 さ く,計 画 が 破 綻 す る こ とが な い復 旧 計 画 を 策 定 す る こ とが で き た.こ 画 は,早. の よ うな 結 果 か ら,図‑9に. 示 す計. 期 復 旧 を 第 一 の 目 的 と しな が ら,頑 健 性 を 有. す る最 適 化 が され て い る.. 図‑8引. 表‑7で. き継 ぎ 率. は,改 良 型 不 確 実GAの. 評 価 値 が 単 純GAよ. り大 き い 値 とな っ て い る.単 純GAは,不 慮 せ ず,早. 確 実 性 を考. 期 復 旧 の み を 目的 と して 最 適 化 を 行 っ て い. るか らで あ る.し. か し,改 良 型 不 確 実GAは,不. 確実. 性 に 対 し て 頑 健 性 を 持 ち な が ら早 期 復 旧 を 目 的 と し て い る.そ. の た め,評. 価 値 は 大 き くな っ て い る が,頑. 健 評 価 値7.96,復. 性 を 有 し て い る こ とか ら よ り実 用 的 な 計 画 を策 定 す る こ とが 可 能 とな っ て い る.図‑9よ. 班 が 被 害 規 模 の大 き い 工 事 を行 う場 合,撤 事 番 号29,補. 図‑9改. り,復 旧能 力 の 低 い. 修 作 業 は 工 事 番 号4,48の. 旧 日数18日. 良 型不確 実GAの. 実行 結果. 去作 業 は工 大規 模被 害へ 表‑7頑. と変 化 す る 可 能 性 の あ る工 事 で 共 同 作 業 を 行 っ て い る. 健 性 を 測 るシ ミ ュ レ ー シ ョ ン の 結 果. こ とが 分 か る.ま た,撤 去 作 業 の 工 事 番 号27は,図‑9 で は 共 同作 業 を行 って い な い が,不 確 実 性 の 変 化 に よ っ て は,共. 同 作 業 に よ り工 事 を 行 う こ とに な る.こ. のよ. うな こ とか ら,能 力 の 低 い班 に割 り当 て られ て い る工 事 が 大 規 模 被 害 へ と変 化 した 場 合 で あ っ て も,共. 同作. 業 に よ り作 業 を分 担 す る こ とで 他 の 班 が 復 旧 工 事 を 行 い,計 画 破 綻 を 防 ぐ こ とが 可 能 とな っ て い る.こ れ に よ り,被 害 量 の 変 化 に 対 し て 強 い 頑 健 性 を持 つ こ とが 可 能 とな っ て い る.一 方,遅 表‑8で. 示 す よ う に,単 純GAと. 表‑8各 班 毎 の平均 遅 延 日数. 延 に よ る影 響 につ い て は, 比 較 して 平 均 遅 延 日数. が短 くな っ て い る.こ れ は,古 田 らの 研 究4)で 行 わ れ た 結 果 と 同様 に,撤. 去 作 業 の 後 に続 け て 補 修 作 業 を行 う. 工 事 の 数 を少 な く して い る と い う こ と と,補 修 作 業 班 は撤 去 作 業 が 終 了 後 す ぐ に補 修 作 業 を 開 始 す る 場 合 に 作 業 を 行 わ な い待 ち 時 間 を設 け て い る か ら で あ る.し か し,表‑7で. 示 す よ うに,最 長 遅 延 日数 は単 純GAと. 同程 度 の 影 響 を 受 け て い る.図‑9の. 計 画 で は,計 画 破. 綻 を 防 ぎ な が ら能 力 の 低 い 班 に 対 して 作 業 を バ ラ ンス 良 く割 り当 て て い る た め,遅. 延 に よ って共 同作 業 を行. う こ とが で き な い 可 能 性 が あ る.こ. の 場 合,能. 力 の低. 5.お. わ りに. い 班 の 負 担 が 大 き くな り作 業 が 大 幅 に遅 れ るだ けで な 同作 業. 本研 究 で は,震 災後 の被 災地 にお け る不 確 実 な環境. を 行 う予 定 だ っ た 班 へ の 負 担 が 増 大 す る こ とが 考 え ら. を被 災箇所 の被 害 量 の変化,復 旧作業 の遅 延 の2つ に. く,大 規 模 被 害 の 工 事 を行 え な い こ とか ら,共. ―662―.

(9) 分類 して 同時 に考 慮 し,複 数 班 に よ る共 同作 業 を行 う こ とを想定 した復 旧計 画策 定 を試 み た.そ して改 良 型. つ の 工 事 に 対 して 共 同作 業 を行 う班 の 数 を 増 や す. 不確 実GAを. 問 題 が あ る.そ の た め,複. こ とで 遺 伝 子 列 が 膨 大 と な り最 適 化 が 困 難 とな る. 適 用 した結 果,早 期復 旧 と頑健 性 の両 方. 数班 に よる共 同作業 の. を考 慮 した よ り実用 的 な復 旧計画 を策 定 し,本 手法 の. た め の コ ー デ ィ ン グ方 法 に つ い て,今. 有用 性 を示す こ とが で きた.以 下 に,本 論文 で得 られ. え る必 要 が あ る.. た結 論 と今 後 の課題 を ま とめ て示 す.. 7.ま た,本. しい と考 え られ る こ とか ら,複 数 の ライ フ ラ イ ン. 復 旧へ の効 果 と復 旧計 画 に対 す る不 確実 性 の影 響. で の 不 確 実 性 を 考 慮 した 復 旧 計 画 に つ い て,今. を明 らか に した.. 改 良 した 改良 型不 確実GAを. 3.さ らに単純GAで. 適 用 した.. 参 考 文献 1) 森 本 孝 紀, 徳 丸 正 孝, 村 中 得 明, 今 西 茂, 被 災 道 路 復. 得 られた計 画案 と比較 す るた め. に,不 確 実性 を考 慮 しなが ら数 値 シ ミュ レー シ ョ ン を行 うこ とで両 手法 の比 較検 討 を行 い,改 良型 不確 実GAに. よる計 画案 の 有用性 を示す こ とが で. 旧 計 画 問 題 の 一 解 法, 情 処 理 学 会 研 究 報 告, Vol.2005, No.20, pp45‑48, 2005. 2) HUB, 斉 藤 和 夫, 桝 谷 有 三, 震 災 道 路 網 に お け る復 旧計 画 に 関 す る研 究, 都 市 学 研 究, Vol.40, pp39‑46, 2003. 3) 杉 本, 片 桐, 田 村, 鹿, GAに よ るライ フ ライ ン系被 災 ネ ッ ト ワー ク の 復 旧 プ ロ セ ス 支 援 に 関 す る研 究, 構 造 工. きた. 4.単 純GAで. 後. 検 討 す る必 要 が あ る.. 2.本 研 究 で は,不 確実 性 を考 慮 した 上 で頑 健性 を有 GAを. 実 に は他 の ラ イ フ ラ イ ンの. 復 旧 も同 時 に考 慮 し た 計 画 を策 定 す る こ とが 望 ま. 行 った.そ して,共 同作業 を行 うこ とに よ る早 期. す る復 旧計 画 を得 るた めに,不 確 実性 を考 慮 した. 研 究 で は道 路 ネ ッ ト ワ ー クの 復 旧 の み を. 対 象 と し て い るが,現. 1.複 数 班 に よる共 同作 業 を想 定 した復 旧計画 策定 を. 後 検 討 を加. 得 られた結 果 と改 良型 不確実GAに. よ. 学 論 文 集, Vol.43A, pp517‑524, 1997. 4) 古 田 均, 中 津 功 一 朗, 不 確 実 性 を 考 慮 し た 被 災 ネ ッ ト. り得 られ た結 果 か ら,頑 健 性 を有 す る復 旧計 画 の 特 性 を見 出 す こ とが で きた. 5.改 良 型 不確 実GAに. よ り得 られ た計 画 にお い て,. 復 旧能 力 の低 い班 は共 同作 業 を行 う こ とで被 害量 の変化 に対 して頑健 性 を持 ちな が ら早 期復 旧 を行 うこ とが で きる.し か し,共 同作業 で は,作 業 の遅 延 に よ り能 力の低 い班 が作業 を行 えな くな り,共 同作業 を予 定 してい た班 に対 す る負担 が増 大 す る こ とか ら,復 旧作 業 が大 き く遅 れ て しま う可 能性 が あ る.早 期復 旧 を 目的 と しな が ら,被 害 量 の変 化 と遅 延 に対 して よ り頑健 な計画 を策 定 す るた め に は,共 同作 業 を行 う班 の数 の変 更 な どにつ い て. ワ ー ク 復 旧 計 画 策 定 に関 す る研 究, 土 木 学 会 論 文 集(掲 載 決 定 済 み) 5) 古 田 均, 中 津 功 一 朗, 改 良 型 遺 伝 的 ア ル ゴ リ ズ ム を 用 い た 被 災 ネ ッ トワ ー ク復 旧 計 画 策 定 に 関 す る研 究, 構 造 工 6). 学 論 文 集Vol.52A, pp191‑200, 2006 古 田 均, 中 津 功 一 朗, 築 山 勲, LCCを. 考 慮 した被 害道. 路 ネ ッ トワ ー ク復 旧計 画 策 定 に 関 す る研 究, 構 造 工 学 論 文 集Vol.52A,. pp183‑190,. 2006. 7) Hitoshi Furuta, Koichiro Nakatsu & Dan M Frangopol: Optimal restoration scheduling for earthquake disaster using life-cycle cost, Proc. Of 4th International Workship on Life-CycleCost Analysis and Design of Civil Infrastructures System, pp47-54, 2005. 8) 玉 置 久, 荒 井 俊 彦, 阿 部 重 夫, 遺 伝 的 ア ル ゴ リズ ム に よ る 不 確 実 な 最 適 化 問題 の 解 法, シ ス テ ム 制 御 学 会 論 文 集, Vol.12, pp297‑303, 1999.. 検 討 す る必 要 が あ る. 6.本 研 究 で の共 同作 業 は2班 で 行 う場合 を想 定 した 上 でGAの. コーデ ィング を行 って い るこ とか ら,1. ―663―. (2008年4月14日. 受 付).

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参照

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