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- 2-2 蚕糸 絹業提携システム確立対策事業 18 (1) 提携システム確立のための支援 18 (2) 養蚕経営の支援 ( 繭代補填 ) 21 Ⅴ JAS 登録認定事業 21 Ⅵ 定期刊行物の発刊 蚕糸文庫の管理運営 本会所有の特許等一覧 22 1 定期刊行物の頒布等 22 2 蚕糸文庫の管理運営

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平 成 2  年 度 事 業 報 告 書

目        次 第一 本部関連事業 Ⅰ 蚕糸・絹に関する功労者表彰及び競技会等褒賞事業 ………  5  1 蚕糸功労者の表彰 ………  5  2 蚕糸絹業に関する競技会等褒賞 ………  5 Ⅱ 貞明皇后蚕糸記念事業 ………  5  1 蚕糸記念科学技術褒賞 ………  5  2 科学技術研究助成事業 ………  6  3 奨 学 事 業 ………  9 Ⅲ 蚕糸絹文化活性化推進事業 ………  9  1 蚕糸絹文化推進事業 ………  9  2 蚕糸絹文化継承・発展等事業 ………  2 Ⅳ 蚕糸・絹業提携支援緊急対策事業 ………  4  1 蚕糸・絹業提携システム形成支援事業 ………  4   (1)提携システム構築コーディネート事業  ………  4   (2)提携システム構築バックアップ事業  ………  6   (3)純国産絹製品づくり条件整備事業  ………  7

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-  -  2 蚕糸・絹業提携システム確立対策事業 ………  8   (1)提携システム確立のための支援  ………  8   (2)養蚕経営の支援(繭代補填) ……… 2 Ⅴ JAS登録認定事業 ………  2 Ⅵ 定期刊行物の発刊・蚕糸文庫の管理運営・本会所有の特許等一覧 ………  22  1 定期刊行物の頒布等 ………  22  2 蚕糸文庫の管理運営 ………  22  3 本会所有の特許・実用新案・商標権一覧………  2 Ⅶ 蚕糸・絹に関する奨励及び情報活動に対する協力援助等 ………  24  1 各種奨励事業等に対する助成 ………  24  2 情報活動に対する援助 ………  24  3 新年賀詞交歓会の開催 ………  24  4 宮内庁紅葉山御養蚕所激励訪問 ………  24  5 蚕糸絹文化シンポジウム「地域が支える蚕糸絹文化」開催 -天皇陛下御在位 20 年慶祝行事-  ………  24  6 業務等に対する協力支援 ………  25 Ⅷ 資産の管理運営及び保守 ………  25  1 蚕糸会館及びサンケンビルヂングの管理運営 ………  25  2 建物及び設備機器等の主な修繕工事 ………  0 Ⅸ 庶務に関する事項 ………     法人登記及び監督官庁への申請届出事項等 ………   Ⅹ 会議の開催 ………  2  1 理  事  会 ………  2  2 評 議 員 会 ………  2

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- 2 -  3 監  事  会 ………    4 各 種 委 員 会 等 ………  4 ⅩⅠ 役員等の異動  ………  5  1 役員の改選 ………  5  2 評議員の改選 ………  6  3 役付理事の互選 ………  6  4 顧問の委嘱 ………  6 第二 蚕業技術研究所関連事業 Ⅰ 研究開発の概要 ………  7 Ⅱ 科学技術協力の概要 ………  40 Ⅲ 蚕糸絹文化活性化支援の概要 ………  4 Ⅳ 事業関係資料 ………  42  1 蚕種の製造と配布及び蚕遺伝資源の維持利用 ………  42  2 蚕糸科学技術に関する論文、研究会・講演会等における研究発表 ………  46  3 広    報 ………  47  4 会議・委員会等 ………  48  5 技術指導及び技術相談への対応 ………  49  6 見学等の来訪者 ………  52  7 所内セミナー・研究会等の開催 ………  5  8 共同研究実施状況 ………  5  9 研修と調査 ……… 54  0 受賞 ……… 54

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第三 蚕糸科学研究所関連事業 Ⅰ 研究開発の概要 ………  55 Ⅱ 科学技術協力の概要 ………  59  1 繭鑑定及び生糸検査 ………  59  2 JAS認定工場の定期調査 ………  60  3 JAS法に基づく登録認定機関定期調査 ………  60  4 各種原料繭の製糸適性試験 ………  60  5 宮内庁紅葉山御養蚕所産繭による生糸・真綿の生産 ………  60  6 受託試験・調査 ………  62  7 研修・技術指導等 ………  6  8 広報・展示普及等 ………  64  9 蚕糸科学技術に関する論文、研究会、講演会等における研究発表 ………  65  0 見学等の来訪者 ………  66   会議・委員会等 ………  68 〔附〕1 主要業務日誌  ………  72     2 役員・評議員名簿  ………  7     3 常勤理事・職員数  ………  74

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第一 本部関連事業

Ⅰ 蚕糸・絹に関する功労者表彰及び競技会等褒賞事業

 1 蚕糸功労者の表彰  平成2年月0日 総裁常陸宮殿下ご臨席のもとに第65回蚕糸功労者表彰式を東京會舘において挙行し、次のとおり功労者を表彰した。    蚕糸功労者(功績表彰規程に基づく表彰)        恩   賜   賞 小 林 勝 利  殿        蚕 糸 功 績 賞 遠 藤 芳 雄  殿        蚕 糸 功 績 賞 下 妻 卓 雄  殿        蚕 糸 功 績 賞 城 野 敬 二  殿        蚕 糸 功 労 賞 佐 藤 正 行  殿 ほか5名        蚕 糸 有 功 賞 佐 藤 幸 香  殿 ほか22名  2 蚕糸絹業に関する競技会等褒賞    蚕糸絹業に関する競技会等褒賞規程に基づいて次のとおり褒賞した。

Ⅱ 貞明皇后蚕糸記念事業

 1 蚕糸記念科学技術褒賞    前記蚕糸功労者表彰式と同時に、第52回貞明皇后蚕糸記念科学技術褒賞を次のとおり行った。    貞明皇后記念蚕糸科学賞      特徴ある蚕品種の開発       蚕業技術研究所     田 中 幸 夫  殿       蚕業技術研究所     常 山   泉  殿       蚕業技術研究所   故 阿 相 敏 雄  殿 褒 賞 者 氏 名 椎 名 昌 訓  殿 褒賞年月日 21年11月23日 申達支会 茨城支会 行  事  の  名  称 平成21年度笠間稲荷神社 献穀献繭祭品評会 主 催 者 団 体 名 笠間稲荷神社

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 2 科学技術研究助成事業  貞明皇后蚕糸記念事業規程の定めに基づいて、蚕糸絹に関する科学技術の研究を助長するため、本年度においては次の9課題につ いて助成した。 研 究 課 題 及 び 研 究 内 容 助成金額 研 究 担 当 者 等 備 考 課 題  スパイダーシルク繭をつくる特徴ある蚕品種の育 成に関する研究 内 容  蚕に導入するクモ糸DNAを準備し、遺伝子導入 用蚕種を飼育し、羽化した蛾の産下直後の卵にクモ 糸DNAを注入した。注入卵から孵化した幼虫を飼 育し、クモ糸遺伝子導入卵の選別を試み、クモ糸遺 伝子導入卵を得ることに成功したが、蚕品種の完成 には至らなかった。 ,600,000 円 スパイダーシルク開発研究会 代   表 中垣 雅雄 信州大学教授 共同研究者 岡本(株)、上田蚕種(株)他 平成 20・2 年度2ヵ年 事業 終了 課 題  緑繭蚕品種の次世代の育成に向けた色素関連遺伝 子の解析に関する研究 内 容  緑繭蚕品種「緑繭1号」について、緑繭の形質を 支配する遺伝子を分析し、DNAマーカーを用いて 緑繭形質に関わる遺伝子の遺伝解析を行った。 2,000,000 円 主   任 原 和二郎 (独)農業生物資源研究所        上級研究員 共同研究者 常山  泉 蚕業技術研究所主任研究員 平成 20・2 年度2ヵ年 事業 終了

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研 究 課 題 及 び 研 究 内 容 助成金額 研 究 担 当 者 等 備 考 課 題  緑黄色の繭を作る蚕の総合的利用法の開発 内 容  付加価値を高めるために、全齢を桑葉で飼育する 高フラボノイド色素の特徴を持つ緑繭1号の繭及び 糞を総合的に利用する研究を行った。1つは、繭及 び糞のフラボノール色素を中心とした成分分析を行 い、素材の基礎的価値の評価を行った。もう1つは、 素材を活用した京都地域名産となりうる製品の開発 を行うのに役立つデータを集積した。 ,950,000 円 京都繭文化研究会 会   長 前川善一郎 平安女学院大学教授 共同研究者 京都繭文化研究会会員他 平成 20・2 年度2ヵ年 事業 終了 課 題  冬季休眠性の弱い熱帯クワの特性を活かした実用 化研究 内 容  葉が小さく生産性が低いタイ原産のクワのコルヒ チン育種による品種改良を試みた。また、桑葉中の DNJ特異的定量分析を試みた。 550,000 円 金勝 廉介 信州大学繊維学部教授 平成 2 年度 1ヵ年事業 終了 課 題  温湯を使わずに繭が繰れる(水繰り)品種の育成 内 容  水だけで糸が繰れる系統を選抜し育成するととも に、その交雑F1の繭質調査を行い、実用に供し得 る水繰り用交雑品種の作出を試みた。 ,90,000 円 蜷木  理 東京農工大学教授 平成 2・22 年度2ヵ年 事業

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研 究 課 題 及 び 研 究 内 容 助成金額 研 究 担 当 者 等 備 考 課 題  邦楽器弦の特性解明及びシルク弦の開発 内 容  シルク弦に関して音色や強度に関わる特性につい て解明するとともに、邦楽器弦に適合するシルク素 材の開発を検討した。 ,56,000 円 邦楽器弦の特性解明及びシルク弦の開発研究会 主   査 徳丸 吉彦 聖徳大学教授 共同研究者 金子 敦子 名古屋芸術大学 他 平成 2・22 年度2ヵ年 事業 課 題  広食性蚕を利用した殺虫剤などの残留性検定系の 開発 内 容  蚕業技術研究所で3種類の広食性遺伝子を持つ広 食性蚕が育成されたので、それらのバイオセンサー としての機能を解析し、殺虫剤などの残留性検定系 への利用開発を試みた。 2,000,000 円 代   表 川崎 秀樹 宇都宮大学農学部教授 共同研究者 持田 裕司 蚕業技術研究所主任研究員       大沼 昭夫 蚕業技術研究所嘱託研究員 平成 2・22 年度2ヵ年 事業 課 題  極細生糸繰糸装置の開発 内 容  極細生糸を効率的に、品質の良い生糸を繰糸する ための繰糸装置の開発を試みた。 ,80,000 円 極細生糸繰糸装置の開発研究会 主   査 高橋 耕一 (株)宮坂製糸所 共同研究者 (有)ハラダ、新増沢工業(株) 他 平成 2・22 年度2ヵ年 事業 課 題  日本の古代染色復元研究に供する古代平絹制作技 術の開発と復元試作 内 容  日本古代の平絹の復元を図ることとし、必要な関 連技術を当時に近い技術で体系化し、平絹制作の総 合的技術としてマニュアル化するとともに、その試 作を試みた。 ,940,000 円 代   表 志村  明 勝山織物(株) 共同研究者 小笠原小枝 日本女子大学 平成 2・22 年度2ヵ年 事業

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 3 奨学事業  貞明皇后蚕糸記念事業規程の定めに基づいて、蚕糸・絹に関する試験研究及び教育の各要員養成に資するためこの奨学制度を設け ているが、昭和58年度以降新たな奨学金の貸与は行っていない。

Ⅲ 蚕糸絹文化活性化推進事業

 わが国蚕糸絹文化の維持・継承と、今後の斯業の活性化を図る上でその基盤となる蚕糸絹の生産及び利用技術について、その実証展 示等を行うとともに、国産繭・生糸を活かしたシルク製品の開発、生産、販売への取組を推進するため、新規・後継養蚕農家の確保、 シルク文化関連フォーラムの開催、蚕糸絹業者の行う提携システムの構築等に対する助成など、下述の事業を積極的に推進した。  1 蚕糸絹文化推進事業  (1)中央推進事業  ア 協議会、養蚕成績検討会等の開催   ①養蚕成績検討会     平成22年1月27日 於蚕糸会館6階第1会議室     会議の内容(2年度養蚕成績及び22年度養蚕計画について、蚕糸絹文化活性化推進事業の見直しについて、蚕糸・絹業提携       支援緊急対策事業の取組経過の概要、純国産絹マークについて)   ②先導養蚕農家現地検討会(0t会)     平成22年2月5 ~ 6日     検討会:福島市内 現地:川俣町佐藤正行氏宅     会議の内容(蚕糸絹文化活性化推進事業について、蚕糸絹業提携支援緊急対策事業の進捗状況について、養蚕経営の現状と       課題について)  イ 現地指導調査    6月29日~ 0日 愛媛県西予市農家:松下誠、野村シルク博物館、八幡浜市 愛媛蚕種(株)

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   7月2日   埼玉県秩父市農家:久米哲雄、深谷市農家:柳 雅巳、ちちぶ銘仙館、片倉記念館    7月8日   宮城県丸森町農家:谷津義和、目黒啓治、佐藤 靖、シルク和紙工房(船山達子)    7月8日   栃木県小山市農家:田波和男、那須塩原市農家:井上正利    7月0日   群馬県利根郡農家:石坂義久    7月29日~ 0日 山形県鶴岡市農家:加藤 稔、松岡(株)、最上町農家:下山菊夫    7月29日  山梨県増穂町農家:芦澤定弘    8月3日   群馬県前橋市農家:糸井文雄、富岡市:碓氷製糸    8月0日~ 日 岩手県一関市農家:金田則士、伊藤博夫、及川敏政、佐藤 盛、九戸郡軽米町農家:柴波定男、        盛岡市:夢繭*花    8月27日    福島県川俣町農家:佐藤 治、佐藤正行、伊達市:りょうぜん天蚕の会  ウ 蚕糸等専門技術者活用等検討会    会議名 蚕技研・蚕研共同プロジェクト研究「提携システムの構築に向けた繭と絹の生産技術の開発」    平成22年3月29日 於蚕糸会館6F会議室(主査:井上 元)    会議内容(実施課題の成績検討、22年度新規開始課題の計画検討、総合討議)  エ 講師派遣    派遣月日 平成2年0月27 ~ 28日    派遣先・講師 山形県山形市内 中央蚕糸協会副会長 西 文秀    講演の内容 最近の蚕糸情勢と今後の方策について  オ その他   ①和装製品の製造流通経路・形態と全国小売り団体チェーン店の一覧購入     販 売 者  株式会社エイプル(京都市)     内   容  蚕糸絹業緊急対策事業の円滑実施のため、消費者との接点となる販売店舗リスト一覧を購入。

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  ②自動収繭毛羽取機対応の「ゴムベルト」の委託製造     事業実施者  東華護謨工業株式会社(神戸市)     内   容  繭出荷に不可欠な機械である自動収繭毛羽取機の安定供給体制を維持するため、当該機械の稼働中枢である        ゴムベルトの試作製造を行い、実用化が実証された。   ③回転蔟試作品の製造     事業実施者  (有)神田紙器製作所(東京都品川区)     内   容  上蔟作業に不可欠な資材である回転蔟ボールの製造・流通体制を整備するため、原料(ダンボール)の調達        と製品試作を行い、実用化が実証された。  (2)県推進事業  ア 運営費補助金を受けて蚕糸絹文化活性化事業を実施している県協議会等   岩手県養蚕活性化推進協議会    ①協議会開催 ②現地検討・研修会(延72人) ③指導調査(9回人)など   宮城県先進養蚕経営確立推進協議会 ①協議会開催 ②現地検討会(延92人) ③指導調査(回延22人)など   山形県先進国型養蚕業推進協議会  ①協議会開催 ②現地検討会(延6人) ③指導調査(9回延24人)など   愛媛県西予市蚕糸業振興協議会   ①協議会開催 ②現地検討会(延9人) ③指導調査(5回人)など   宮崎養蚕振興協議会    ①協議会・検討会(8回延4人) ②指導調査(4回延2人)など  イ 運営費補助金を受けないで、蚕糸絹文化活性化事業を実施している県協議会等   福島県先進国型養蚕業確立推進業議会 栃木県先進国型養蚕業推進協議会 群馬県養蚕産地育成協議会   埼玉県生産振興課(事務対応)     山梨県花き農水産課(事務対応)  長野県信州ブランド繭・蚕用途開発協議会

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-  -  2 蚕糸絹文化継承・発展等事業  (1)蚕糸絹文化関連フォーラム等支援事業  ①碓氷製糸農協(代表:代表理事組合長 高村育也)    2年5月29 ~ 日  於県庁ビジターセンター、碓氷製糸、日本絹の里、農家     西陣、丹後、長浜等の絹織物産地の生糸需要者等を対象に養蚕現場の現状の理解、群馬オリジナルの繭・生糸の特徴PRと    消費拡大を目的に「絹の郷シンポジウム&現地検討会」を開催した。  ②多摩シルクライフ2研究会(代表:小此木エツ子)    2年0月5日  於世田谷区成城ホール     日本の風土と人が生み出す蚕糸・絹業の伝統の技をどのようにして未来に渡し、発展させて行くべきか、を考える「蚕糸・    絹文化シンポジウム」を開催した。  ③日本染織博覧会開催実行委員会(実行委員長:小津淳二)    2年0月2日  於日本橋三越本店6F三越劇場     絹弦を用いた琴等、三絃及び秦琴の演奏による日本伝承の本物の音の紹介と、音楽学者の講演を通じて日本民族の音源を探    り、絹と日本民族のかかわりと明日の可能性を検証した。  ④(社)日本デザイナークラブ(理事長:小野清子)    2年0月2日  於渋谷区原宿クエストホール     ファッション産業の発展と服飾文化の向上を図るイベントの一環として、純国産絹使用した洋装分野の絹製品の試作を同ク    ラブ所属のデザイナーに依頼し、その試作品を同クラブが主催する全国5ヶ所のファッションショーで紹介するとともに、各    種展示会等に出展し、洋装分野の純国産絹製品の啓蒙普及を図った。  (2)先導的養蚕農家等経営安定化事業  ①岩手県養蚕活性化推進協議会(農家:長谷川精一ほか/優良繭生産、蚕作安定のため、透視選繭台、上蔟室用除湿機等の導入)

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- 2 -  ②宮城県先進養蚕経営確立推進協議会(農家:目黒啓治ほか/稚蚕用人工飼料育飼育に必要な温湿度管理装置等の補修)  ③山形県先進国型養蚕業推進協議会(農家:加藤 稔ほか/桑萎縮病被害桑園の改植、蚕飼育機械の補修等)  ④栃木県先進国型養蚕業推進協議会(JA小山養蚕部会(6農家)ほか/優良繭生産のため、廃条処理機、桑園管理機、消毒器等       の導入)  ⑤群馬県養蚕産地育成協議会(農家:吉田俊雄、石坂義久ほか/優良繭生産と養蚕経営安定のため、消毒装置、廃条処理機等を導入)  ⑥埼玉県(農家:柳 雅巳/安定的な養蚕経営の維持のため、蚕飼育機械・関連機械・施設の補修)  ⑦山梨県(農家:芦沢定弘/優良繭生産のため、上蔟時に使用する除湿機の導入)  ⑧宮崎養蚕振興協議会(農家:秋山眞和/新規に養蚕経営を行うため、桑園造成及び関連機械を導入)  (3)地域養蚕関係事業  ①山形県先進国型養蚕業推進協議会(同協議会/平成2年0月27 ~ 28日、山形市内で、所得の高い養蚕経営の実現と養蚕の技術       及び経営能力の向上を図るための研修会を開催)  ②山形県先進国型養蚕業推進協議会(JA山形広域養蚕部会/稚蚕飼育所の補修と稚蚕共同桑園管理機械の導入)  ③福島県先進国型養蚕業確立推進業議会(持藤田養蚕協業組合/稚蚕共同桑園の消毒及び管理機の導入並びに稚蚕共同飼育施設の       改修)  ④群馬県養蚕産地育成協議会(群馬県/群馬県稚蚕人工飼料センターの機械施設の補修等)  ⑤群馬県養蚕産地育成協議会(小川稚蚕共同飼育組合/稚蚕共同飼育所の空調機用温水ボイラーの改設)  ⑥群馬県養蚕産地育成協議会(JA甘楽富岡/稚蚕人工飼料育センターの膨張タンクの交換修理)  ⑦愛媛県西予市蚕糸業振興協議会(同協議会/稚蚕共同飼育施設内の暖房機並びに稚蚕共同桑園の改植及び管理機械の導入)    (4)製糸業等新技術導入事業  ①愛媛県西予市蚕糸業振興協議会(野村シルク博物館/生繰り繰糸の特徴を生かすため、冷蔵能力の高い冷蔵庫の導入)

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 ②愛媛県西予市蚕糸業振興協議会(愛媛蚕種株式会社/壮蚕期の桑育に必要な桑運搬機の導入)  (5)蚕糸絹業提携支援緊急対策支援事業  ①松沢製糸所(ニーズに応じた生糸生産を行うため、小型煮繭機と附帯施設を設置)  ②宮坂製糸所(特殊蚕品種生糸や小ロット生糸生産に対応するための繰糸機を設置)  (6)養蚕産地技術指導事業  下記協議会等に対し、生産性の高い養蚕産地の育成と、地域の実情に応じた繭生産を推進し、優良な稚蚕の生産、病害虫防除、選 繭等の技術の高度化など地域全体の養蚕技術水準の向上を図る実証経費に対し、助成を行った。  ①千葉県養蚕産地育成協議会  ②山形県養蚕産地育成協議会 ③栃木県養蚕産地育成協議会 ④新潟県養蚕振興協議会  ⑤岩手県養蚕活性化推進協議会 ⑥宮城県養蚕産地育成協議会 ⑦群馬県養蚕産地育成協議会 ⑧福島県優良繭生産推進協議会   ⑨信州ブランド繭・蚕用途開発協議会

Ⅳ 蚕糸・絹業提携支援緊急対策事業

 本事業は、養蚕業及び製糸業(川上)と生糸流通業、絹織物業、小売業等(川下)の連携を推進し、国産繭・生糸の希少性を生かした 高品質な純国産絹製品づくりを通じて、蚕糸業の再生と持続的発展を図ることを目的として、平成9年度より実施している。  1 蚕糸・絹業提携システム形成支援事業  (1)提携システム構築コーディネート事業(大日本蚕糸会が直接実施) 1)業務運営基本方針等  ①蚕糸・絹業提携システム全国推進協議会の開催

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  ・平成22年2月25日開催(2年度事業実施状況報告及び22年事業実施方針等)  ②事業推進委員会の開催   ・平成22年3月0日開催(蚕糸絹業提携支援緊急対策事業の進捗状況の報告及び新たな提携申請グループの審査) 2)川上・川下における情報の収集・提供   ・養蚕農家、製糸業者、製織、流通、小売り等関係者への情報の収集・提供(パンフレット等の配布、説明等)   ・シルク情報誌(シルクレポート)の発刊(隔月発行)   ・前年度(株)東レ経営研究所に委託した調査報告書(「純国産絹製品の消費動向及び市場評価に関する調査分析報告書」)の配布   ・ホームページの充実等(コーディネーターハンドブック、本事業Q&Aの作成・更新とHPへの掲載等)   ・全国蚕糸行政連及び全農が主催する蚕糸絹情報連絡会議等での情報交換会の開催(平成2年月6日) 3)提携システム構築の相談   ・JA、製糸、絹業、コーディネーター等を対象とした説明会の開催及び個別相談への対応   ・県、製糸、JA等と連携した、養蚕農家の意向把握と提携システム参加の具現化 4)蚕糸・絹業情報交換会の開催   ・緊急対策事業実施提携グループとの意見交換の実施(随時)   ・純国産絹マークの使用許諾者との意見交換   ・シルク工房等の実態調査及びシルク工房等関係者との緊急対策事業への取組について情報連絡会の開催(平成22年1月2日) 5)コーディネーターの登録・派遣   ・コーディネーターの登録名(9年度2名、20年度78名、2年度0名)

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- 7 -   ・コーディネーター活動への支援(提携グループ構築活動計画書を提出したコーディネーターへの助成)  (2)提携システム構築バックアップ事業(大日本蚕糸会直接実施、一部委託) 1)特殊繭の生産に関する研修及び指導  ・中央研修会(養蚕成績検討会(1月)等を通じて実施)  ・地方研修会(栃木、福島、群馬開催) 2)養蚕・製糸資材の安定供給  ・養蚕資材不足状況等の現状分析(前年度実施した全農への委託事業の報告をもとに、養蚕資材メーカーから情報の収集)並びに   養蚕資材等の生産及び供給システムの構築等(ワーキンググループ設置/ 0月20日第1回検討会開催) 3)純国産絹製品の試作並びに展示会及びPR活動の実施  ①純国産絹製品の展示・PR活動(全国3地区)   ア 全国3地区に純国産絹製品展示・PRコーナー設置    (ア)群馬県立日本絹の里(群馬県高崎市)に展示・PRコーナーの設置(前年度に引続き実施)    (イ)ジャパンシルクセンター(東京都千代田区)に展示・PRコーナーの設置(2年5月から実施)    (ウ)西陣織工業組合(西陣織会館・京都市)に展示・PRコーナーの設置(委託事業として2年7月から実施)   イ 純国産絹製品展示・PRコーナー担当者との情報連絡会議の開催(0月、2月)  ②(社)日本絹業協会に対する委託事業を通じて展示会、試作、PR活動等を実施   ・純国産絹製品展示会(全国主要都市)(2年5月京都市開催、同7月東京都日本橋高島屋開催、22年3月名古屋市で開催)   ・東京日本橋で開催された日本染織文化博覧会への参加(東京:日本橋高島屋及び日本橋三越/ 0月2 ~ 28日)

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- 6 -   ・(社)日本デザイナークラブへの洋装品試作制作依頼と発表(全国5カ所でファッションショウの開催/ 2年0月以降)   ・純国産絹展の開催(全国地方都市)(群馬県 富岡製糸所ブリューナ館/ 2年0月日~ 月3日)   ・実りのフェスティバルに参加(東京ビッグサイト/ 2年月6~7日)   ・純国産シルク企画製品展開催(東京ジャパンシルクセンター/ 22年2月2~4日) 4)純国産絹マークの制作、承認、配付、普及及び管理の実施  ①(社)日本絹業協会に委託事業として実施   ・純国産絹マーク審査委員会の開催(概ね隔月開催)、純国産絹マークの配付及びPR、純国産絹マークの使用実態調査の実施    等   〔純国産絹マークの許諾状況〕   ・純国産絹マーク許諾者業者、262表示対象製品(22年2月0日現在)  (3)純国産絹製品づくり条件整備事業 1)稚蚕の安定供給  7県8稚蚕共同飼育所において事業実施(対象箱数:6,508.2箱)  ①岩手南農業協同組合   ・1飼育所(岩手南農協花泉稚蚕共同飼育所/計228.箱)  ②宮城県養蚕産地育成協議会   ・3飼育所(筆甫、耕野、入谷/計58.0箱)  ③福島県優良繭生産推進協議会   ・1飼育所(持藤田(田村市)/計,04.0箱)  ④栃木県養蚕産地育成協議会

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  ・2飼育所(JA小山、JA那須南/計92.5箱)  ⑤群馬県養蚕産地育成協議会   ・9飼育所(JA前橋市2、JAはぐくみ1、JA碓氷安中1、JA甘楽冨岡1、小川稚蚕1、上沼稚蚕1、倉沢1、         影沢稚蚕1/計4,02.4箱)  ⑥千葉県養蚕産地育成協議会   ・1飼育所 (東金市稚蚕共同飼育所/計42.0箱)  ⑦熊本県蚕糸振興協力会   ・1飼育所 (下益城郡東部稚蚕人工飼育センター/計.0箱) 2)機械・機材整備事業  ①株式会社宮坂製糸所   ・特殊生糸等繰糸機(諏訪式座繰り機及び上州式座繰り機)の設置  ②松沢製糸所  ・煮繭機(煮繭機及び選繭機)の設置  2 蚕糸・絹業提携システム確立対策事業  (1)提携システム確立のための支援  1)9年度承認分(平成20年3月3日 第1回事業推進委員会)  ①グループ167(有限会社織道楽 塩野屋)   ・繭生産量(259.7㎏)、(蚕品種:緑繭1号(都浅黄)、黄白(雌が黄、雄が白)   ・繭生産地:京都府、製糸:宮坂製糸所   ・製品:マフラー、シャツ、靴下、腹巻き、手袋、ウオーマー、副産物(蛹等)

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 ②白繭細1号プロジェクト開発チーム(株式会社マルシバ)   ・繭生産量(,229.㎏)、(細繊度蚕品種:白繭細1号)   ・繭生産地:長野県、 製糸:碓氷製糸、製織:五泉、丹後   ・製品:着物、組紐、お召し  ③“絹を未来に”プラチナボーイ研究会(株式会社マルシバ)   ・繭生産量(,280.8㎏)、 (蚕品種:プラチナボーイ)   ・繭生産地:茨城県、千葉県  製糸:碓氷製糸   ・製品:プラチナボーイを使った男物着物(結城紬、大島紬等)及び関連製品  ④日本蚕糸絹業開発協同組合国産シルク研究会(株式会社絹小沢)   ・繭生産量(2,800.6㎏)、(群馬県育成蚕品種:ぐんま200、新小石丸、上州絹星、世紀2、ぐんま黄金)   ・繭生産地:群馬県、 製糸:碓氷製糸、製織:丸進機業(株) 他5社   ・製品:胴裏絹、白生地、黒紋付、八掛等 2)20年度承認分(平成20年4月22日 第2回事業推進委員会)  ①蚕太開発グループ(門倉メリヤス株式会社)    ・繭生産量274.2㎏、(太繊度蚕品種:蚕太)   ・繭生産地:群馬県、 製糸:碓氷製糸、 編:門倉メリヤス、蜂須メリヤス   ・製品:ニット製品(ジャケット、セーター、パンツ、ボウシ、カーディガン)  ②富岡シルクブランド協議会(富岡市)   ・繭生産量(6,88.0㎏)、 (蚕品種:一般蚕品種(ぐんま200、錦秋×鐘和))   ・繭生産地:群馬県、 製糸:碓氷製糸、宮坂製糸所   ・製品:(まゆパフ、スカーフ、ハンカチ、つるるんタオル、美術工芸品、繭クラフト、おみやげまゆ、生糸等市内の消費を中

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       心に多様なアイテムを展開) 3)2年度承認分(平成2年4月2日 第3回事業推進委員会)  ①群馬絹文化研究会(有限会社ミラノリブ)   ・繭生産量(,082.5㎏) (蚕品種:ぐんま200)   ・繭生産地:群馬県、  製糸:碓氷製糸、 撚糸:東北撚糸、 染色:今井染色   ・製品:洋装ニット製品  ②日本の繭ときもの文化を考える会(田中種株式会社)   ・繭生産量(276.9㎏)、(群馬県JA碓氷安中、春嶺×鐘月、錦秋×鐘和)   ・繭生産地:群馬県、 製糸:碓氷製糸   ・製品:絹織物(極型小紋白生地)  ③日本蚕糸絹業開発協同組合国産シルク研究会 普通蚕種部会(株式会社絹小沢)   ・繭生産量(2,846.㎏)、 (蚕品種:春嶺×鐘月、錦秋×鐘和)   ・繭生産地:群馬県、 製糸:碓氷製糸   ・製品:絹織物(胴裏絹等) 4)2年度承認分(平成22年3月0日 第4回事業推進委員会)  ①西陣純国産絹振興会(西陣織工業組合)   ・繭生産地:(群馬県分(安中市),650㎏)、福島県分(川俣町495㎏)   ・製糸:碓氷製糸  ・真綿・紬糸:関根商店  ・シルクリボン:加賀グンゼ(株)   ・製品:純国産絹マフラーの製造販売

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 (2)養蚕経営の支援(平成2年度繭代補填)      繭生産量(計画)       実績    春 蚕  132,982㎏      102,617㎏    初秋蚕   84,905㎏       80,262㎏    晩秋蚕  127,787㎏       98,639㎏     計   345,674㎏    計 281,519㎏    

Ⅴ JAS登録認定事業

 本会は、平成8年3月0日「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律」(平成7年法律第67号) に基づき登録認定機関に登録され、平成22年3月0日付けで更新された。  平成2年度においては、JAS認定業務が継続して適切かつ有効であることを確実にするため、平成2年6月1日に第1回マネジメ ント・レビュー会議を開催した。また、認定製造業者として認定した碓氷製糸農業協同組合に対し、認定の技術的基準を満たしている ことを確認するための定期調査(平成22年2月0日)を行った。

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Ⅵ 定期刊行物の発刊・蚕糸文庫の管理運営・本会所有の特許等一覧

 1 定期刊行物の頒布等    「大日本蚕糸会研究報告」 第57号(平成2年2月刊行・配布)    「シルクだより」 第4号~ 6号(平成2年5月、9月、平成22年1月刊行・配布)  2 蚕糸文庫の管理運営  平成2年度、図書については9冊(購入冊、寄贈28冊)、定期刊行物については74種類(購入2種類、寄贈5種類)を受け入れた。    (図書の受払状況) (注) 1 図書計は、本館(蚕糸科学研究所)9,659冊、本部(蚕糸会館)7,450冊、分館(蚕業技術研究所)2,648冊の合計冊数(ただし、     重複を含む。)で2年度末蔵書数である。    2 定期刊行物は、種類の合計である。 事項 分類 分類 (9分類) 計 図     書 既蔵書数 購 入 年 度 内 受 入寄 贈 和 洋 払出 計 購 入 寄 贈 計 備 考 定 期 刊 行 物 本館 本部 分館 本館 本部 分館 9 ─ 2 ─ ─ ─ 11 ─ 11 18,169 19,718 1,549 18,208 1,549 19,757 本館 本部 分館 本館 本部 分館 13 14 1 ─ ─ ─ 28 ─ 28 本館 本部 分館 本館 本部 分館 22 14 3 ─ ─ ─ ─ ─ 39 ─ 39 本館 本部 分館 本館 本部 分館 8 3 8 ─ ─ 4 19 4 23 本館 本部 分館 本館 本部 分館 40 7 3 ─ ─ 1 50 1 51 本館 本部 分館 本館 本部 分館 48 10 11 ─ ─ 5 69 5 74

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 3 本会所有の特許・実用新案・商標権一覧 ・出願中の特許等 名     称 種別 出願番号 出 願 日 備  考 抱合シルク糸及びその製造方法及び抱合シルク糸を編成し てなるシルクニット地 特許 特願 2005-0524 平成7年1月24日 ・権利継続中の特許等 名     称 種別 登録番号 登 録 日 期間満了日 あけぼの〔法区分1(旧 7 類)=被服〕 商標 2 4 0 5 6 2  平成4年4月0日 平成24年4月0日 無撚シルク糸及びその製造法、及び該糸を用いてなる織地 及び編地 特許  4  8 9  8 平成5年4月8日 平成5年4月8日 プラチナボーイ〔蚕業技術研究所〕   第2類(糸)  第24類(織物、メリヤス生地)    第25類(被服) 第類(蚕種、種繭) 商標 2 類 495659 24 類 495660 平成8年5月9日 平成28年5月9日 25 類 4974805  類 4974806 平成8年8月4日 平成28年8月4日 複合生糸の製造方法 特許  8 7 8 5 9 6 平成8年月0日 平成8年月0日 太繊度低張力繰糸装置 特許 4 0 5 5  6 9 平成9年2月2日 平成9年2月2日 複合生糸及びその製造方法、及びそれを用いた製編・製織方法 特許 4 0 6 8 0  9 平成20年1月8日 平成45年1月8日 ビーティング装置 特許 4 0 7 8 6  8 平成20年2月5日 平成45年2月5日 繭糸の繰糸方法 特許 4    4  9 平成20年6月6日 平成45年6月6日 ふい絹 2類(糸) 24類(織物、メリヤス生地) 25類(被服) 商標 56854 ~ 56856 平成20年8月29日 平成45年8月29日 玉小石〔蚕業技術研究所〕    20類(枕、クッション) 22類(絹製品) 2類(糸)   24類(織物、布製身の回品、布団) 25類(被服)    類(蚕種、種繭) 商標 57664 ~ 57669 平成20年0月7日 平成0年0月7日   ※〔蚕業技術研究所〕以外は、〔蚕糸科学研究所〕。

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Ⅶ 蚕糸・絹に関する奨励及び情報活動に対する協力援助等

 1 各種奨励事業等に対する助成  蚕糸絹に関する科学技術の振興、蚕糸絹文化の継承発展に関する諸活動を支援するため、積極的な活動を行う機関に助成を行った。 なお、平成20年度より、応募方法をホームページ上に掲載し、対象者の選定については選考審査の形をとることとした。 交  付  先 金     額 概      要   (社)日本蚕糸学会   (社)日本農林漁業振興会   日本シルク学会   中央蚕糸協会   (社)日本絹業協会   その他   500 千円 300    80    6, 190    15, 950    355     学術研究成果の社会提供  農林水産祭実施  蚕糸絹科学情報提供  組織強化事業ほか  国産絹製品の需要増進  支会協力金他  合     計   23,375     2 情報活動に対する援助  蚕糸絹情報強化対策事業実施要領をホームページに掲載し、中央蚕糸協会と委託契約を締結して蚕糸絹業に関する調査研究等の業 務を委託した。  3 新年賀詞交歓会の開催  中央蚕糸協会との共催のもと、新年賀詞交歓会を平成22年1月6日、蚕糸会館において開催した。参集人員は約200名。  4 宮内庁紅葉山御養蚕所激励訪問  宮内庁紅葉山御養蚕所奉仕者激励のため、平成2年5月4日、会頭ほかが同所を訪問した。  5 蚕糸絹文化シンポジウム「地域が支える蚕糸絹文化」開催 -天皇陛下御在位20年慶祝行事-  平成2年月0日、東京丸ノ内「東京會舘」において開催され、キモノ姿も目立つ参加者は約400名と盛況であった。

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- 24 -  シンポジウムは2部から構成され、第1部の「繭と生糸にこめた思いを語る」は、女優の檀ふみさんが主催するトークショー。パ ネラーは埼玉県の2トン養蚕家、柳久子さん。製糸部門を代表して山形県松岡株式会社の会長、鈴木重雄さん、研究アドバイザーと して、蚕業技術研究所の井上元所長のみなさんで、それぞれシルクに対する深い思いが語られた。  第2部は、コーディネーターに着物エッセイストの中谷久子さん。パネラーには、群馬県富岡市の岩井賢太郎市長、長野県岡谷市 の今井竜五市長、京都府京丹後市の中山泰市長、愛媛県西予市の三好幹二市長、京都市からは同市産業観光局の室吉峯さんら、そう そうたるメンバーにより「産地が語る蚕糸絹文化への思い」が熱く語られた。  また、当日は、シルク弦による琴の演奏、純絹製品(和・洋装)の展示も行われた。  6 業務等に対する協力支援  蚕糸絹情報連絡会の行う業務につき協力支援した。

Ⅷ 資産の管理運営及び保守

 1 蚕糸会館及びサンケンビルヂングの管理運営  蚕糸会館は新規入居テナント2社、退去テナント2社、部分解約テナント1社があり、平成22年3月末現在で空室が5.68坪(空 室率8.7%)となっている。今後とも厳しい市況であるが、新規テナント誘致活動を積極的に進めていく。  なお、サンケンビルヂングについては、平成22年3月末現在で満杯となっている。  

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- 27 - (1)蚕糸会館   ① テナントの利用面積、在館人員       (平成22年3月日現在)   ② テナントの異動 【退 去】 テ  ナ  ン  ト  名 解約・退去日 階 数 面     積 新和商事株式会社         リンデ・ジャパン株式会社     平成2年5月日 平成2年6月0日 8階 5階 9.962 坪 72.69 坪 テ ナ ン ト 種 別 蚕糸農業団体使用面積 事 務 所 会 議 室 談 話 室 書   庫 その他のテナント使用面積   2∼10階事務所   1階 店舗   地階 飲食店 小     計 空  室  面  積 2階、5階、8階 事務所 地下2階  倉 庫 合     計 摘        要 本会を含む。 会議室用倉庫を含む。 シルクセンター(38.076坪)は前記蚕糸団体に含む。 空室率:8.73%(レンタブル比) 2階:58.473坪、5階:72.691坪、8階:9.962坪,6.935坪 面   積   ( 坪 ) 1 , 2 4 5 . 3 2 8 1 , 0 9 4 . 7 3 8 1 1 2 . 3 6 6 1 9 . 1 1 2 1 9 . 1 1 2 6 2 9 . 3 7 4 3 5 6 . 1 4 3 1 1 1 . 0 9 0 1 6 2 . 1 4 1 1 , 8 7 4 . 7 0 2 1 5 3 . 6 8 1 1 4 8 . 0 6 1 5 . 6 2 0 2 , 0 2 8 . 3 8 3 員 数 4テナント 14テナント 22テナント 4室 1室 蚕糸会館延面積 3,009.75坪  在館人員400名(男267名・女133名) ( ) ( ) ( )

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- 26 - 【入居・契約改定】 テ  ナ  ン  ト  名 契 約 日 階 数 面     積 株式会社リーガルコーポレーション 新光製糖株式会社         鳥羽公認会計事務所        平成2年4月1日 平成2年5月1日 平成2年8月日 1階、地下1階 9階 8階 F:2.69 坪、B 1F:0.878 坪 計 .57 坪 9.65 坪 8F:6.95 坪、2F:8.976 坪 計 45.9 坪のう ち8F 6.95 坪を返還し、2F 8.976 坪で契約改定   ③ 会議室等の利用    ア 会 議 室  3室 (09.4坪)      延使用回数 67回、 使用料 ,907,800円(消費税除く)    イ 駐 車 場  収容可能台数  29台      7~ 22時営業、0分260円、 月極65,000円(テナント60,000円)    ウ 談 話 室  1室(9.坪)      0 ~ 8時利用、会員数 個人99名(年会費5,000円)、平成20年度会費 495,000円   ④ 保 守 管 理     ビルメンテナンスの委託先    日本ビルサービス株式会社      (委託内容)       設備管理・運転、保安警備及び駐車場管理、清掃(共用・専用部共)、環境衛生管理、設備機器特別保守管理、植栽管理   ⑤ 防 火 管 理 機 構      共同防火管理協議会主催行事       平成2年9月1日  大地震発生を想定した避難訓練       平成2年2月2日  共同防火管理協議会

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- 29 -       平成2年2月3日  総合消防訓練(通報、初期消火、避難誘導、救急救護等) (2)サンケンビルヂング   ① テナントの利用面積、在館人員      (平成22年3月日現在)   ② テナントの異動   【退 去】    退去テナントはない。   【入居・契約改定】    入居・契約改定はない。   ③ 自走式駐車場の利用      収容可能台数        4台      月 極 料 金        50,000円/台 利   用   者 蚕糸科学研究所 日本生活協同組合連合会ほか食品関連産業 小     計 空  室 小     計        合       計 面   積   ( 坪 ) 6 6 6 . 3 5 2 , 8 9 2 . 3 9 3 , 5 5 8 . 7 4 0 0 3 , 5 5 8 . 7 4 階数 1∼2階 B1∼5階 4テナント サンケンビルヂング延面積 4,895.84坪  在館人員704名(男398名、女306名) 摘    要 空室なし

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- 28 -   ④ 保 守 管 理     ア ビルメンテナンスの委託先   日本ビルサービス株式会社      (委託内容)       設備管理・運転、保安警備及び駐車場管理、清掃(共用部)、環境衛生管理、設備機器特別保守管理     イ 庭園他植栽メンテナンスの委託先  株式会社岩城      (委託内容)       植栽樹木、芝生等の管理   ⑤ サンケンビルヂング設備・警備連絡会  本会と賃借人日本生活協同組合連合会ほか3法人との間で設備・警備連絡会を設け、年に2回程度、建物内外の管理、運営 等について協議している。   ⑥ 防火管理機構     共同防火管理協議会主催行事      平成2年9月1日  大地震発生を想定した避難訓練      平成22年3月5日  共同防火管理協議会      平成22年3月5日  総合消防訓練(通報・初期消火・避難誘導・救急救護等)

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 2 建物及び設備機器等の主な修繕工事 (1)蚕糸会館 種     別 数量 金     額 №3コンデンサー用VCS(真空開閉器)交換工事 1式  , 6 0 0 , 0 0 0 円 放送設備更新工事 1式 2 , 5 0 0 , 0 0 0 円 塔屋外壁補修工事 1式 4 , 0 0 0 , 0 0 0 円 屋上防水補修工事 1式 5 , 6 4 0 , 0 0 0 円 熱源水電動三方弁更新工事(空調機冷却塔用) 1式 8 0 0 , 0 0 0 円 1階通用口・駐車場入口床補修工事 1式 2 , 4 0 0 , 0 0 0 円 (2)サンケンビルヂング 種     別 数量 金     額 敷地内植栽年間管理業務 1式 2 , 0 0 0 , 0 0 0 円 外気処理空調機更新工事及び監理コンサルタント業務費 1式 6 2 , 9 0 0 , 0 0 0 円 1階外部建具修繕他工事 1式  , 6 0 0 , 0 0 0 円 蓄電池設備整流器更新工事 1式 7 ,  0 0 , 0 0 0 円 キュービクル用換気扇(2 台)交換工事 1式  ,  0 0 , 0 0 0 円 ボイラー室ガス警報設備更新工事 1式 7 5 0 , 0 0 0 円 2号機ターボ冷凍機全分解点検整備工事 1式 7 , 4 0 0 , 0 0 0 円 各排水ポンプ更新工事 1式 9 8 0 , 0 0 0 円 衛生設備配管劣化調査費 1式  , 8 0 0 , 0 0 0 円

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(3)蚕業技術研究所 種     別 数量 金     額 病理研究棟屋上防水塗装工事 1式 2 , 7 0 0 , 0 0 0 円 防霜ファン設置工事 1式  2 , 6 2 0 , 0 0 0 円 蒸気乾燥器配管取替交換工事 1式 9 9  , 8 0 0 円 蚕種管理棟警報遠隔監視工事 1式 9 0 0 , 0 0 0 円 (4)前橋施設 種     別 数量 金     額 電気設備他復旧工事 1式 7  0 , 0 0 0 円 雨漏り及び照明器具(蛍光灯等交換)等の雑修繕工事 1式 9   , 0 0 0 円

Ⅸ 庶務に関する事項

  法人登記及び監督官庁への申請届出事項等 (1)事業開始に伴う届出         (平成2年3月0日、文部科学・農林水産大臣) (2)平成20年度業務及び財産状況等報告書 (平成2年7月2日、文部科学・農林水産大臣) (3)登記の変更に伴う届出書       (平成2年7月2日、文部科学・農林水産大臣) (4)平成2年度特例民法法人概況調査   (平成2年2月2日、文部科学・農林水産大臣)

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-  -

Ⅹ 会議の開催

 1 理  事  会    「第1回」平成2年6月8日 蚕糸会館会議室において開催    審 議 事 項    議案第1号  平成20年度事業報告について    議案第2号  平成20年度収支計算書及び財務諸表について    議案第3号  平成2年度蚕糸功労者表彰について  議案第4号  平成2年度貞明皇后蚕糸記念褒賞について          議案第5号  評議員の改選について   議案第6号  評議員会提出議案について        その他事項    「第2回」平成22年3月8日 蚕糸会館会議室において開催    審 議 事 項    議案第1号  平成22年度事業計画について    議案第2号  平成22年度一般会計及び特別会計収支予算について    議案第3号  平成22年度運用資金の借入れについて    議案第4号  評議員会提出議案について        その他事項  2 評 議 員 会    「第1回」平成2年6月8日 蚕糸会館会議室において開催

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- 2 -    審 議 事 項    議案第1号  平成20年度事業報告について    議案第2号  平成20年度収支計算書及び財務諸表について    議案第3号  平成2年度蚕糸功労者表彰について    議案第4号  平成2年度貞明皇后蚕糸記念褒賞について     議案第5号  理事の改選について        その他事項    「第2回」平成22年3月8日 蚕糸会館会議室において開催    審 議 事 項    議案第1号  平成22年度事業計画について    議案第2号  平成22年度一般会計及び特別会計収支予算について    議案第3号  平成22年度運用資金の借入れについて       その他事項  3 監  事  会   ・平成2年6月5日 蚕糸会館会議室において開催    監 査 事 項  平成20年度事業執行状況及び同年度収支計算書並びに財務諸表(貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録、キャッシュフロー 計算書)等について 

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 4 各種委員会等   (1)蚕糸褒賞等選考委員会     委 嘱 委 員       井 上   元   黄 色 俊 一   狩 野 寿 作   河 上   清       草 野 洋 一   久 保   脩   筧   文 平   小 島 伸 一           佐 藤   豊   島 田 俊 弘   西   文 秀   西 出 照 雄          三 浦 幹 彦   茂 木 雅 雄       第1回 平成2年4月6日 蚕糸会館会議室において開催     審 議 事 項      平成2年度貞明皇后蚕糸記念科学技術研究助成対象の選考及び完了事業の成果発表について     出 席 委 員       井 上   元   黄 色 俊 一   狩 野 寿 作   河 上   清       草 野 洋 一   久 保   脩   筧   文 平   小 島 伸 一          佐 藤   豊   島 田 俊 弘   西   文 秀   西 出 照 雄       三 浦 幹 彦   茂 木 雅 雄    第2回 平成2年6月6日 蚕糸会館会議室において開催     審 議 事 項      平成2年度蚕糸功績賞及び貞明皇后蚕糸記念科学技術褒賞の候補者の選考等について     出 席 委 員       井 上   元   黄 色 俊 一   筧   文 平   狩 野 寿 作       河 上   清   草 野 洋 一   久 保   脩   小 島 伸 一  

(35)

      島 田 俊 弘   西   文 秀   西 出 照 雄   三 浦 幹 彦         茂 木 雅 雄   

ⅩⅠ 役員等の異動

 1 役員の改選  平成2年6月8日開催評議員会において、任期満了に伴う役員の改選を行った結果、次のとおり選任し、同年7月日付でそれぞ れ就任した。 (1)理 事       髙 木   賢(重任)    茂 木 雅 雄(重任)    久 保   脩(重任)       草 野 洋 一(重任)    井 上   元(重任)    清 水 重 人(新任)       赤 羽 正 康(新任)    秋 田 俊 毅(重任)    岩 本 謙 三(重任)       小笠原 小 枝(重任)    小 林 迪 弘(新任)    平 田   弘(重任)       三 浦 幹 彦(新任)      〔退 任〕       佐 藤   豊        西 出 照 雄        新 井 昌 一       小 林 勝 利        嶋 崎 昭 典        副 島 映 一 (2)監 事       鈴 木 重 雄(新任)    田 中   誠(新任)          〔退 任〕       市 川 博 昭        下 妻 卓 雄        松 岡   將

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- 7 -  2 評議員の改選  平成2年6月8日開催理事会において、任期満了に伴う評議員の改選を行った結果、次のとおり選任し、同年7月日付でそれぞ れ就任した。       市 川   駿(重任)    黄 色 俊 一(重任)    河 上   清(重任)       小 島 伸 一(重任)    小 林 正 彦(重任)    白 井 汪 芳(重任)       高 村 育 也(新任)    道 明 三保子(重任)    樋 口 泰 三(重任)       古 澤 壽 治(重任)    宮 坂 照 彦(重任)    宮 澤 津多登(重任)      〔退 任〕       島 田 俊 弘        西   文 秀        西 尾 敏 彦  3 役付理事の互選  平成2年6月8日開催第2次理事会において、任期満了に伴う役付理事の互選を行った結果、次のとおり互選し、同年7月日付 でそれぞれ就任した。       会頭理事        髙 木   賢(重任)       副会頭理事       茂 木 雅 雄(新任)       常務理事        久 保   脩(重任)       常務理事        草 野 洋 一(重任)       蚕業技術研究所長理事  井 上   元(重任)       蚕糸科学研究所長理事  清 水 重 人(新任)  4 顧問の委嘱  平成2年7月0日付で退任した佐藤豊副会頭に対し、同年7月2日付で本会顧問を委嘱した。

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- 6 -

第二 蚕業技術研究所関連事業

 Ⅰ 研究開発の概要

  特記事項 ①蚕技研・蚕研共同プロジェクト研究「提携システムの構築に向けた繭と絹の生産技術の開発」(H20 ~ H22)において、4デニー ルの製糸用に開発した蚕品種「極細1号」(.6d)と「白繭細2号」(2.2d)の蚕と糸の特性が明らかになり、風合いの良い羽二 重が試作された。また、昭和初期の蚕品種「分離白1号×支06号」を復元した試験において、その繭糸特性は優れており現代に おいても高級生糸になりうることが判明した。得られた知見を集約して、良いものづくりに向けた繭素材の提供戦略が構築された。 ②蚕品種「KM」並びに玉繭蚕品種「玉小石」を用いる提携事業の発足に向けて技術的支援を行った。 ③高等学校教材「養蚕」の改訂版を作成し大学・蚕糸関係機関等へ提供した。 ④土浦市立博物館の蚕糸文化事業に協力して、昭和2年育成の蚕品種「豊年×研白」の復元とその繭生産に協力した。 1)遺伝資源の維持と保存法の開発        遺伝資源・人工飼料チーム:持田裕司・竹村洋子・松本正江        栽桑チーム:松川 武・赤井雅志        嘱託研究員:大沼昭夫  当研究所は、染色体工学によって作出された染色体転座系統、致死遺伝子を保持する系統、食性に特徴ある遺伝子を有する系統 など、科学的に有益な蚕遺伝資源を6系統保持している。平成2年度は引き続いてこれら6系統を飼育し、各20蛾分の蚕種を製造 して遺伝特性の維持・保存を行い、東京大学、九州大学、農業生物資源研究所等5機関の要請8件に提供した。  蚕遺伝資源の長期保存法に関わる生殖質の保存技術の開発では、遺伝子組換え実験に使用されている交雑種カイコA系統並びにB 系統の卵巣の摘出と液体窒素での凍結保存、融解、卵巣移植用カイコ系統WE2への移植および自然交配を試みた。その結果、5齢2 日目に摘出した卵巣を取り扱った実験では、A系統において2回の合計80頭の手術幼虫試験で合計5蛾が産卵し受精卵を26粒産んだ。 A系統及びB系統の産卵しなかった雌蛾の体内卵を採取し単為発生処理した試験での孵化率は、約,000粒からそれぞれ0.%及び 0.2%であった。一方、これら遺伝子組換えカイコ2系統の凍結保存精子による人工授精試験では、89%と92%の受精率が得られた。

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- 9 -  桑遺伝資源の保存のために選出した8品種を、9号圃場に一品種あたり5本植え付け展示見本桑園を完成させた。 2)特徴ある蚕品種の開発        育成チーム:常山 泉・飯田のり子・鶴井裕治        遺伝資源・人工飼料チーム:持田裕司・竹村洋子・松本正江        養蚕チーム:代田丈志・野澤瑞佳・浅野栄子        増殖チーム:田中幸夫・池嶋智美・中島水樹        嘱託研究員:大沼昭夫 嘱託技師:近藤 進  蚕糸・絹業提携システムの需要に応えるために繭糸質に特徴のある蚕品種の開発を行い、また、蚕の機能を活用するために遺伝 資源の蚕を用いて特殊な形質を有する蚕品種の開発を進めている。  上記共同プロジェクト研究で開発された蚕品種「極細1号」並びに「白繭細2号」の農家飼育委託で生産された繭から、4中糸 を製糸し羽二重を試作したところ、風合いのよい反物となった。ただし、「極細1号」は熟蚕が回転蔟から落下しやすいことがわかり、 対応方策の一つとして糸質が同じで体型がスリムな「極細2号」の開発に着手することとした。また、初秋蚕期対策として、解じょ のよい「極細3号」(.6d)と「白繭細3号」(2.2d)の開発に着手する。さらに、分離白1号の現代化を試みた「分離白1号×鐘月」 ならびに昭和2年育成で今回復元した蚕品種「豊年×研白」の試験成績から、初秋蚕期対策の品種候補として検討することとした。  長糸長で細繊度の雄蚕飼育用系統の開発を継続し、色繭系統では四元交雑種「緑繭2号」の開発を進め「緋紅」の改良を実施した。 また東京農工大学と共同して糸を水繰りできる交雑品種の開発を進めた。3種類の広食性遺伝子を有する広食性蚕については、系 統を維持する方法が確立したので、宇都宮大学と共同して農薬を中心とする毒物の検定への利用開発を進めている。 3)蚕種の製造及び管理技術の開発       増殖チーム:田中幸夫・池嶋智美・中島水樹       養蚕チーム:代田丈志       嘱託技師:近藤 進

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- 8 -  安定的かつ効率的な蚕種の製造及び管理技術を開発する。とくに、いろいろな蚕品種の小規模な蚕種製造に対応する技術を開発 する。  平成2年度は育種素材67系統の継代を実施し、カネボウ系の小節点の調査・改良を含めて、2系統について特徴の改善を目途に 選抜・淘汰を進めた。  蚕の品種識別技術の開発において、雄蚕品種「プラチナボーイ」に関わる平衡致死系統では、致死遺伝子ℓ2に対する正常遺伝 子を含むZ染色体断片が雌の染色体に付着していることを確認するために、分子マーカーを用いて遺伝解析した。その結果、平衡 致死系統の雌のW染色体にはマーカーm47を含むZ染色体領域が付着していることが明らかになった。  蚕卵の2年間保存技術の開発では、初期の25℃保護期間を0日にした場合、一次の-5℃冷却期間を0日にすることが適切と 考えられた。 4)養蚕新技術の開発       養蚕チーム:代田丈志・野澤瑞佳・浅野栄子       遺伝資源・人工飼料チーム:持田裕司・松本正江  複合農業における養蚕の経営を安定化するために、効率的な飼育管理技術や人工飼料育技術を開発する。  上記共同プロジェクト研究において、昨年度開発した蚕飼育環境清浄剤の使用マニュアルの作成に向けて、清浄剤調製に水道水 を使用した場合のアルカリ緩衝剤の添加濃度を0.5%にする等の追加試験を実施した。また、春蚕期に「極細1号」と「白繭細2号」 の細い繭糸繊度を維持するためのシメ飼い試験を実施し、5齢桑付けから3日間給桑量を20%減にすることが効果的であり、その 後に給桑量を増やすことで量的形質の減少を抑えられる知見が得られた。  また、濃核病ウイルス2型に抵抗性を有する蚕糸統の選抜育種を進め、D2R系統を確立した。今後、この系統の繭糸特性を評 価するとともに抵抗性の機構の解明を進める。  ペレット型人工飼料をバイオアッセイ系に活用することを目途として、2軸エクストルーダの押し出し口径を3㎜に変更して調 製した稚蚕用飼料を用いて、稚蚕における数種殺虫剤の添加試験を実施した。その結果、ふ化幼虫の毛振い状況で殺虫剤添加有無

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- 4 - の影響を識別できる知見が得られた。   

Ⅱ 科学技術協力の概要

1)蚕種の製造と提供        蚕種製造部門        増殖チーム:田中幸夫・池嶋智美・中島水樹        育成チーム:常山 泉・飯田のり子・鶴井裕治        遺伝資源・人工飼料チーム:持田裕司・竹村洋子・松本正江        養蚕チーム:代田丈志・野澤瑞佳・浅野栄子        栽桑チーム:松川 武・赤井雅志        嘱託研究員:大沼昭夫 嘱託技師:近藤 進  多品種少量生産の要請に応えて、春、初秋、晩秋、初冬、早春の5蚕期に蚕種を製造し、それを管理し必要な時期に提供してい る。平成2年度の製造は普通蚕種29,200蛾、原蚕種5,77蛾、原原蚕種2,659蛾の合計7,62蛾であり、提供は普通蚕種7,62蛾、原 蚕種879蛾、原原蚕種4蛾の合計8,055蛾であった。蚕種製造量は普通蚕種が前年度に比べて4,457蛾減少している。 2)微粒子病検査       野澤瑞佳・浅野栄子・松本正江・鶴井裕治・中島水樹       研究アドバイザー:早坂昭二  微粒子病に罹病していない優れた卵を提供するために、春、初秋、晩秋、初冬、早春の5蚕期に製造された蚕種について厳密な 微粒子病検査を実施した。

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- 40 - 3)国内外の技術協力  国内での技術協力では、技術指導に関わる研修会・講演会1件、農家指導9件、研修生受入れ等の技術指導5件、技術相談・来 訪者受入れ64件の協力を行った。   

Ⅲ 蚕糸絹文化活性化支援の概要

1)技術指導態勢の高度化        育成チーム:常山 泉・飯田のり子・鶴井裕治        養蚕チーム:代田丈志・野澤瑞佳        栽桑チーム:松川 武・赤井雅志  所内で培われた蚕業技術をマニュアル化し研修生への指導に活用するとともに、旧高等学校養蚕教材の改訂など教材の充実化に 努める。また、農家の蚕作の安定と高品質繭の生産のために養蚕農家の技術を調査し、必要な飼育環境の改善や防疫管理等の助言 を行う。  高等学校教材「養蚕」の改訂を完成させた。この教材を大学、蚕糸関係機関等に提供しているが、要望が多いので増刷して対応 するとともにホームページでの公開の作業を進める。  栃木県と茨城県の核多角体病による常習的違作農家2戸の蚕室を出張消毒した。また、千葉県で発生した回転蔟から落下する吐 糸異常蚕発生の現地調査では、畑に撒いた家畜糞尿に含まれる幼若ホルモン様成長制御剤に桑が汚染したことに起因するものと推 察した。  春蚕期前の4月下旬に霜注意報が出されたが、幸い所内の桑園は被害を免れた。大きな被害をうけた長野県飯田地方の農家を調 査し、被害状況とその後の回復状況を把握した。また、所内桑園の春蚕期用2号及び3号圃場に防霜ファンを設置した。  蚕糸絹業提携事業化に向けて、蚕品種「KM」を用いる山形県白鷹町での取り組みと、玉繭蚕品種「玉小石」を用いる石川県牛 首紬製作の取り組みに、職員を派遣し現地で蚕飼育と上蔟の指導・助言を行った。

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- 4 - 2)地域文化活動への支援        養蚕チーム:代田丈志・浅野栄子        遺伝資源・人工飼料チーム:持田裕司・竹村洋子・松本正江  各種のニーズに応えて提供する新たな蚕系統を農家類似の屋外環境で1箱程度飼育し、蚕の特性評価を行い飼育法に関する情報 の提供並びに試験用織物材料としての繭を提供する。  土浦市立博物館からの蚕糸文化事業への協力要請をうけて、昭和 2 年育成の蚕品種「豊年×研白」の復元を行い、初秋蚕期に おける2万頭飼育と繭生産に協力した。  上記共同プロジェクト研究において、白繭細2号等9品種を屋内並びに屋外で飼育し、実験材料として提供するとともに一粒繰 りによってこれら品種の繭糸の繊度曲線図を作製した。  

Ⅳ 事業関係資料

  

1 蚕種の製造と配布及び蚕遺伝資源の維持利用 (1)蚕種製造配布の総括表 蚕  種 製造蛾数 配布蛾数 主 な 配 布 先 普通蚕種 原蚕種 原原蚕種 29,200 蛾 5,77 蛾 2,659 蛾 7,62 蛾 879 蛾 4 蛾 蚕種企業、JA・企業、研究・教育機関、個人 蚕種企業、JA・企業 所内 合  計 7,62 蛾 8,055 蛾  備考:製造蛾数には翌年度用に製造したものが含まれる。また、配布蛾数には前年度に製造したものが含まれている。

参照

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