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ロードプライシング(混雑税)に係わる課題と対癒

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Academic year: 2022

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(1)ロ ー ドプ ライ シ ング(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対f. .田 . き. .. ロー ドプライ シング(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対 癒. 橘. 第1節. 初めに. 第2節. 混 雑税理 論. 第3節. ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ の 課 題 と対 応. 第4節. ま とめ. 1.初. 本 稿 はPigOu的. 洋介. め に. 租 税 政 策 の 道 路 交 通 政 策 へ の 応 用 で あ る 、 ロ ー ドプ ラ.イシ ン グ(R.oad. Pricing)に 係 わ る課 題 と その 対 応 につ い て検 討 を行 う もの で あ る。 その 中 で伝 統 的 に検 討 さ れ て き たの は混 雑 の 外 部 性 を内 部 化 す る混 雑 税 の理 論 で あ る 。 混 雑 に 関 す る ロ ー ドプ ラ イ シ ング と は道 路 混 雑 現 象 を道 路 利 用 者 間 で#;互 に発 生 して い る 躰 部 不 経 済 と と らえ 、 その 内 部 化 を図 る た め に道 路 利 用 者 に対 して課 金 を行 う もの で あ る。 混 雑 税 に 関 す る研 究 は1920年 の 1',gou『厚 生 経 済 学 』 初 版 に 始 ま る が 、so以. 上 を経 た 今 日に お い て も、 そ の 理 論 上 の 正 当. 性 に も か か わ らず 実 際 の 導 入 事 例 が非 常 に少 な い 。f:;統的 に は 道 路 は公 共 財 と して扱 われ る 機 会 が 多 か っ た が 、 混雑 の 発 生 と い う こ とか ら見 れ ば 非 競 合 性 を満 た して い な い た め に純 粋 公 共 財 で は な い 。純 粋 公 共 財 の も う一 つ の 基 準 で あ る排 除.不可 能 性 につ い て で あ る が 、 こ の 非 排 除 性 は 必 ず し も普 遍 的 な物 理 的 絶 対 特 性 で は な く、 技 術 や社 会 規 範 等 に相 対 的 で あ る。 か つ て は(あ る い は 今 で も)道 路 に は非 排 除 性 が存 在 す る とい う点 か ら準 公 共 財 と して扱 わ れ て きた 。 故 に道 路 を論 じ るの で あ れ ば まず は公 共 財 供 給 の視 点 か ら考 え るべ きで は あ るが 、 そ の 供 給 が物 理 的 に 困 難 で あ る場 合 の セ カ ン ド ・ベ ス ト、 あ るい はサ ー ド ・ベ ス トの議 論 と して 、排 除 不.可能 性 に 対 して 不 完 全 な が ら排 除 可 能 性 を部 分 的 に 導 入 す る こ とを試 み る もの が 混 雑 税 で あ る とい え よ う。 しか しな が ら(技 術 、 社 会 規 範 の 両 方 の 意 味 で)そ の不 完 全 さ ゆ えに様 々 な 問題 が生 じ得 る の で あ り、 それ を本 稿 に お いて 検 討 す る。. 一ifi9.

(2) P一 ドプ ラ イ シ ン グ(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対 応. 2.混. 2.1混. 雑税理論. 雑 税 理論 の系 譜. 混 雑 税 の 理 論 的起 源 は1920年 のA.c.,P3gouの. 『厚 生 経 済 学 』初 版 に お い て扱 わ れ た 、 技 術. 的 外 部 効 果 の 内 部 化 の例 と して の2本 の 道 路 の交 通 量 配 分 に 関す る モ デ ル に あ る 。 し か し こ れ に.対して は1924年 にF,Knightか. ら 「外 部 性 の 発 生 は所 有 権 の 欠 落 に よ る もの で あ る か ら、. 道 路 に対 して も私 的 所 有 権 を設 定 し.、な お かつ 道 路 が競 争 圧 力 の働 く条 件 下 に あ れ ば 、 こ の 道 路 の 所 有 者 は政 府 に よ る租 税 とい う形 の介.入は不 要 で あ る」 との 批 判 を受 け た 。 これ を受 『厚 生 経済 学 』 の 第2版 出版 に際 して こ の モ デル を削 除 して い る。 しか しな が ら. Pigouの モ デル は 、 少 な く と も現 在 に至 る まで 大 多 数 の 道 路 が 公 的 主 体 に よ って 所 有 され 、 かつ 規 模 の(不)経. 済 性 が 存 在 し、典 型 的 に 「市 場 の失 敗 」 が発 生 す る財 で あ る こ とか ら考. えて 、 い ま だに 古典 と しての 価 値 を失 わ な い と い え る だ ろ う。 交 通 混 雑 の均 衡 理 論 お よ び 均 衡 に お い て発 生 す る外 部 効 果 を除 去 す る た め の 最 適 混 雑 課 金 理 論 を確 立 した の は1961年 のA.AWaltersに 度(台 〆km)、 フ ロ ー(台/時)と. よ る論 文 で あ るoWaitersは. 速 度(㎞. 塒)、. 密. い っ た概 念 を用 い る こ と に よ って 混 雑 現 象 を定 式 化 して い. る。 密 度 は 単位 距 離 あ た りに存 在 す る 自動 車 台 数 で あ り、旅 行 時 間 は 密 度 の 増 加 関 数 と な る。 走 行 速 度(km/時)は. 密 度 の あ る 水 準 まで は一 定 で そ の 後 は密度 の減 少 関 数 とな る。 そ して. フ ロ ー は密 度 と走 行 速 度 の 積 に等 しい 。 した が っ て フ ロ ー は走 行 速 度 の 密 度 に 対 す る弾 力性 が 一1と な る点 で 最 大値 を と る。 こ こ で 通 過 時 間(=平 る単 位 距 離 あた り通 過 時 間(時 〆km)の. 均 可 変 費 用 〉 は走 行 速 度 の 逆 数 で あ. 増 加 関 数 で あ り、 した が っ て走 行 速 度 の 減 少 関 数 と. な る 。 以 上 を フ ロー横 軸 に 、 通 過 時 問 を縦 軸 とす る と、 フ ロー の最 大 値 の と こ ろ で 反 転 す る 平 均 可 変 費 用 曲 線 を描 く こ とが 出 来 る。 一 方 需 要 側 の 定 式 化 で あ る が 、Walters論 文 で は特 に その 記 述 は 見 られ な い もの の 、 坂 下(1993)に. よれ ば 暗 に意 味 す る と こ ろ は道 路 利 用者 の 決. 定 変 数 は 、通 過 時 間 が あ る水 準 に あ る と き単位 時 間 内 に彼 らが発 生 させ る フ ロ ー と して 表 さ れ る と い うこ と に な る。 した が っ て 平 均 可 変 費 用 曲 線 と同 一 の 象 限 上 に以 上 の 需 要 曲線 を描 く こ と が で き 、 その 交 点 が均 衡 交 通 量(フa→. とそ れ に 対 応 す る通 過 時 間 で あ る 。 た だ し. 平 均 可 変 費 用 曲 線 の 右 上 が りの部 分 で は通 過 時 間 と社 会 的 限 界 費 用 の 間 に乖 離 が生 じ、後 者 が 前 者 を上 回 って い る ため 、社 会 的 最 適 で あ る均 衡 点 は需 要 曲 線 と社 会 的 限 界 費 用 曲 線 の 交 点 で あ って 、 そ の 場 合 の 最 適 混 雑 課 金 は 通 過 時 間 と社 会 的 限 界 費 用 の 垂 直 差 と な る。 数 式 で 表 現 す れ ば以 下 の よ うに な り、. SMC=dFC̲d[AC(FdF)些. κ ㈹. ・F・ 磁 餐F). 一……/70一. (2‑1). ..じ .r. け てPigouは.

(3) ロー ドプ ラ イ シ ング(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対 応. (た だ しSMC;社. 会 的 限 界 費 用 、TC;総. 費 用 、F;フ. ロ ー 、AG;平. 均 可変 費 用 〉最 右 辺 の. 第2項 が 社 会 的 隈 界 費 用 と平 均 可 変 費 用 の 差 で あ るか ら、 これ を混 雑 税 と して課 せ ば よ い 。 そ して非 常 に 需 要 が 大 きい 場 合 、 需 要 曲 線 は 平 均 可 変 費 用 曲線 が 後 方 に反 転 した部 分 に交 点 を持 つ が 、 この 点 は 同 等 の フ ロ ー を よ り低 い 費 用 で 実 現 で き る こ とか ら非 効 率 で あ り、 交通 量 は フ ロ ー の 最 大値 以 下 に抑 え られ な け れ ば な らな い と され る。 この よ う な非 効 率 な混 雑 は 「 超 混 雑 」 と呼 ばれ て い る。. 図2.1伝. 統的混雑税理論. D. 密度 AC. C. D II. 旅行 時 間 =平 均 可変 費 用C. ODenslDensyDens30. FIFg. OFg Waiters(issi;よ. F3FIF2Finax. り. Waltersに よ る この 定 式 化 は伝 統 的混 雑 理 論 と呼 ば れ るが 、伝 統 的混 雑 理 論 に 内在 す る理 論 的 問 題 が その 後 い くつ か の議 論 を 惹 起 す る こ と とな った 。 特 に需 要 面 の定 式 化 が 曖 昧 で あ っ た こ とが 大 きな混 乱 を もた らす こ と と な っ た 。 ま た伝 統 的混 雑 理 論 に は他 に以 下 の表2.1に ま とめ た よ うな 課題 が あ る. 表2。1伝. 隔. 期 限 界 費 用. V.S.長. 期 限界 費 用. 統 的混 雑 理 論 に 関 す る課 題. ・短 期 限 界 費 用 は最 適 施 設規 模 に至 らない段 階 で も ナ ル を 発 信 し 、 波 動 的 な 需 要 に 対 して ピ ー ク ・ロ. 金 を可 能 とす る が 、長 期眼 界 費 用 は低 す ぎる シ グ す る。 一 方長 期 限 界 費 用 は定 常状 態 にお い て課 金 費 用 を 十 分 に まか な い 、 長 期 的 に は 短 期 限 界 費 用 と. 施 設 の 不 可分 性. ・短 期 隈 .界費 堀 に 基 づ い て 課 金 す る場 合 、 需 要 の 波 関 連 して 、 長 期 的 な 最 適 施 設 規 模 が 確 定 し得 な い 。. 加 え て伝 統 的混 雑 理 論 に内在 す る理 論 的 課 題 の 中で 最 も重 大 な もの の 一 つ と して 「 超 混雑」 が あ る。 先 の 議 論 か ら言 え ば フ ロ ー は 道 路 容 量 内 に抑 え られ な け れ ば な らな い が 、伝 統 的混 雑 理 論 の 定 式 化 で は 、平 均 可 変 費 用 が フ ロ ーの 最 大 値 を越 え た時 点 で 関数 と して の 連 続 性 を. 一%71一.

(4) ロ … ドプ ライ シ ン グ(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と 蝉応. 失 い 、 そ れ 以 降 は 無 限 大 に 発 散 す る 隈 界 費 矯 と の 関 連 を 失 っ て し ま う 。 そ こ でP.KEIseは. こ. れ を フ ロ ー で は な く密 度 と の 関 連 で 定 式 化 し直 す 試 み を 行 っ た 。 密 度 は 単 調 増 加 関 数 で あ る た め 平 均 費 用 曲 線 に 反 転 部 分 が 現 れ る こ と は な い 。 し か し こ のelseの. 定 式 化 に は様 々 な批 判. が 寄 せ ら れ て い る 。 決 定 的 な も の は 、 密 度 は ス ト ッ ク の 概 念 で あ る......一 方 、需 要 曲 線 は フ ロー の 概 念 で あ っ て 両 者 は 整 合 的 で な い と の 批 判 で あ る(例 (1992,p.100脚. 髪、ばC.ANash(1982)やK.Small. 注)等)。. 以 上 の よ う な 伝 統 的 理 論 と は 異 な り 、 道 路 匡澗 内 に 橋 や トン ネ ル と い っ た 容 量 一 定 の 一 点 的 な ボ トル ネ ッ ク の あ る 道 路 に 対 し て 動 学.モ デ ル に よ る 接 近 が 試 み ら れ て い る 。 こ れ を 初 め て モ デ ル 化 し た の はW.Vickrcry(!969)で に 入 っ て 、 そ のVickreyの Lindseyに. あ り 、 ボ トル ネ ッ ク モ デ ル と 呼 ば れ る 。1980年. 代. モ デ ル を 拡 張 し た の がR,M,BraidやR.Arnott、A.dePalma、R.. よ る モ デ ル で 、特 に 後 者 は3人. の 名 前 の 頭 文 字 か ら 通 称ADLモ. デ ル と呼 ば れ て い る。. 概 要 と して は 、 利 用 者 個 人 の 需 要 行 動 に 基 づ い た 定 式 化 で あ り 、 各 利 用 者 は 渋 滞 列 に 加 わ っ て 時 間 を 浪 費 す る コ ス ト と 到 着 予 定 時 刻 か ら の 乖 離 に よ る コ ス トを 勘 案 し 、 自 ら の 出 発 時 刻 を 選 択 す る と い うモ デ ル で あ る 。 つ ま り待 ち 時 間 の コ ス ト と 到 着 予 定 時 刻 か ら の 乖 離 に よ る コ ス トの 和 を 最 小 化 し よ う と し て 出 発 時 刻 の 決 定 を 行 う 。 そ し て 、 各 利 用 者 が 出 発 時 刻 を 変 更 す る こ と に よ っ て 自 ら の ト り ッ プ 費 用 を 削 減 で き な い と い うNash均. 衡 へ と均 衡 す る。 そ こ. で 渋 滞 列 で の 待 ち 時 間 の コ ス トに 相 当 す る 金 額 を 課 金 す る こ と に よ っ て 、 利 用 者 の 厚 生 を 悪. 図22A[〕Lに. よ るBot齢neokcase. 量び量 発 よ着 出お到. 6?(t'). s妙8=5. ザ殉. ra ADL(1998)よ. /\. 着一 ・ … 「. \. '. 一S β. !. !. a一. ﹀. 一. V'. α. \. 3. α. 件 砂 甜 a Slope=一. り. …i7z... 診ヰ. tot.

(5) ロ ー ドプ ラ イ シ ン.ダ(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対 応. . 膨 ,,.. 化 させ ず に 渋 滞 を解 消 す る こ とが 可 能 と な る。 そ もそ も混 雑 問題 と は時 間 の配 分 問題 で あ る こ とか ら考 えれ ば 動 学 分 析 が不GrRで. あ っi'3J̀、静 学 分析 で は そ の 点 へ の 留 意 が 欠落 して い. た こ と が様 々 な混 乱 の 原 因 とな っ た とい え よ う ω.f+.DF.モ デ ル に つ い て は 、 紙 幅 の 関係 か ら 数 式 を載 せ る こと が難 しい の で 図 に よ る説 明 に と ど め た い 。詳 細 はADL(1998)等(参. 考文. 献 に挙 げて あ る)を 参 照 され た い 。 図 に示 したSlope≡5は. 当該 ボ トル ネ ッ クの単 位 時 間 あた りの処 理 能 力 で あ る。 また α、β、. γは それ ぞ れ待 ち 時 間 、早 着 不 便 益 、 遅 延 不 便 益 の シャ ドウ.コス トで あ る。 そ してtnは 到 着 の 目的 時 刻 ザ ち ょ うど に 目的 地 に到 着 す る出発 時 刻 で あ るる す る とtMま で は 時 間前 に到 着 し よ う とす る 出発 率>sと. い う こ と に な り、 待 ち行 列 は延 長 す る。 例 え ばQ(t'は. 発 した 利 用 者 が 直 面 す る渋 滞 列 の 長 さ 、 そ してT(t')は. 時 刻t'に 出. 渋 滞 列 の 中 で の 待 ち時 間 で あ る 。. ら 以 降 出 発 す れ ば 目 的 時 刻 に遅 延 す る た め 出 発 率 〈sと な り待 ち行 列 は 縮 小 して い く。 す る とtoあ る い はtoに 出 発 す る利 用 者 は待 ち行 列 で の苦 痛 を避 け られ る か わ り に早 着 あ る い は遅 延 の 苦 痛 が最 大 と な る 。 一 方tnに 出 発 した 場 合 は 目標 時 刻 ち ょ う どに 到 着 す る か わ りに 、最 大 長 の 待 ち行 列 に 加 わ ら ね ば な らな い 。結 局 各 人 は2つ の コ ス トの 和 を最 小 化 す べ く 出発 時 刻 を検 討 し、 変更 す る イ ンセ ンテ ィブ が な くな るNash均 衡 が この モ デ ル の 均.衡とな る 。 そ し て この 動 学 モ デル は近 年 様 々 な拡 張(非 連 続 的 な 課 金 体 系 、 弾 力的 な需 要 、 道 路 利 用 者 の異 質 性 〔z;、 ネ ッ トワー ク道 路 、需 要 と容 量 の変 動 等 〉 が な され て い る が 、例 え ば大 量 交 通 機 関 を含 め たモ デ リン グ や 、 到 着 予 定 時 刻 が外 生 的 で.ある場 合 、 駐 車 料 金 を組 み 込 む場 合 の モ デ リ ン グ等 、 一 般 化 に関 して は ま だ取 り組 むべ き課 題 が あ る と され る 。 しか し動 学 モ デル は混 雑 現 象 を矛 盾 な く表 現 して お り、今 後 の 幾展 に期待 が持 て る もの で あ る。. z.z混. 雑 税 を め ぐ る種 々 の 課 題. 前 節 で は 混 雑 税 理 論 の 系 譜 を通 して 、主 と して 資 源 配 分 の側 面 を眺 め て き た。 しか しな が ら、 新 た な資 源 配 分 メ カ ニ ズ ム の 採 用 は必 然 的 に 新 た な 分 配 状 況 を生 じ させ る し、混 雑 税 の 賦 課 に よ って 達 せ られ る社 会 的 総 余 剰 最 大 化 は そ の 混雑 税 収 入 を.含め た.Eで の 最 大化 で あ っ て 、一 般 的 に道路 利 絹 者 は直 接 的 に は状 況 が悪 化 す る(s:こ とに加 えて 、 そ の 収 入 の使 途 が確 定 しな い 限 りは 、 分 配 も確 定 し得 ない 。 つ ま り混 雑 税 理 論 は 潜 在 的 バ レ ーh準. に拠 っ て い. る の で あ.り、 個 々 人 の 状 況 の変 化 に は 触 れ て い な い の で あ る。 所 得 分 配 を所 与 と して 資 源 配 分 問題 を論 じ る こ とは 、一 般 に所 得 の 再 分 配 は緬 格 を 通 して 行 うの で は な く 一括 して 直 接 的 に行 うこ と が効 率 的 で あ る と され る こ とか ら、経 済 分析 にお い て は 当然 の こ と と され て きた 。 しか し政 策段 階 に 至 れ ば 分 配 問題 を切 り離 し た ま ま で論 ず る こ と は意 味 を な さな い。 特 に現 実 が 公 平 な所 得 の 分 配 状 況 か ら出 発 して い な い こ と か ら、 この こ とは価 格 メ カ ニ ズ ム の導 入 に あ た って 重 要 で あ る。 した が っ て この 節 に お い て は 、主 と して 分 配 の 側 面(一. 部配分面 〉. に注 目 しな が ら混雑 税 をめ ぐ る課 題 を論 じ る こ と に す る 。課 金 収.入の使 途 につ いて は 、 そ れ. ・.173一.

(6) ロー ドプ ライ シ ン グ(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対応. で も い くつ か の 使 い 道 と そ れ ぞ れ の 欠 点 が 指 摘 され て き た 。 以 下 、 表2,2に. よ っ て それ を 簡 単. に整 理 した。. 表2.2厚. 対策 混雑 地域 へ の再投 資. 生 が悪 化 す る被 課 金 者 へ の 対 応. 対 策 の短所. 対策 の長 所 ・理 論 的背景. ・理 論 の 仮 定(費. 用 関 数 の1次 同次 性). ・課 金後 の道路 利躍 者. ...・.異.時 点 間 配 分..... ・潜 在 的 需 要 の 顕 在 化 の 恐 れ. へ の補償 自動 車 関係諸 税の 減税. ・課金 負 担者 と便 益帰 着の整 合性. ・課 金 後 の 道 路 利 用 者 へ の(粗. い)補. ・需要の所得弾力性に依存 して買い戻 し効果発生. 償. ・減税 とい う手 法 の実行 可能 性 公 共 交通機 関 の改 善. ・プ ラ イ ス ア ウ トさ れ. ・課 金 後 の 道 路 利 用 者 へ の 補 償 と な ら な い ・モ ー ド間 の 交 差 弾 力 性. た人々へ の補償 ・実 行 上 の 容 易 さ. 一 方 で 混 雑 税 の 導 入 に 対 して の 抵 抗 は. ・代 替 公 共 交 通 機 関 の 運 営 効 率 性. 、新 た な 配 分 状 況 に 対 して だ けで は な く、価 格 メ カ. ニ ズ ム そ の も の に 対 し て の 抵 抗 で あ る と の 見 方 が あ る 〔4)。. 表2.3技. 課題. 術 的課題への対応. 対応. 詳細. 需 要 ・費 用 曲線. 定量 的把 握が困難 で あ. の計測. り 、特 に 時 間 価 値 の 精. ・Baumol‑Gates税. 対応の問題 〔 帥. ・需 要 曲 線 の把 握. 目標値の論理整 合性. 度 に課 題 あ り。. 技 術 的 課 題. プ ライ バ シ ー. ナ ンバ ー 撮 影 や 巾 両 追 跡 に よ る移 動 の 自 由 の. ・監 視 た め の取 引 費 用 が多額. 侵害。. へ. の. ・ス テ ツ .カー 方 式. 課金技術. 対 応. 混 維 レベ ル に 応 じた 課 金 額 の 変 更43,技. ・電 子課 金 方 式. 術. 高度道路交通 システ. 面 ・お よび 利 用 者 の情. ム(利 用 者の 意 思 決. 報 収 集 能hの. 定 サ ポ ー ト). 限界 か ら. ・導 入 コ ス ト. ・普 及 に 要す る 時 間. 囚 難.. ま た ロ ー ドプ ラ イ シ ング に は そ の 実 際 上(技. 術 上 〉 の 困 難 と して 、具 体 的 な 需 要 曲 線 お よ. び社 会 的 限界 費 用 の測 定 、 プ ラ イバ シ ー 、課 金技 術 に つ い て 制 約 が 存 在 す る。 そ れ を表2.3に まとめた。 以 上 で 論 じて き た と お りロ ー ドプ ラ イ シ ング に関 わ るい くつ か の課 題 は 、現 時 点 に お い て は決 定 的 な解 決 方 法 が見 つ か っ て お らず 、 この 点 が今 もっ て その 導 入 実績 が 少 な い こ と の重. …174…. 一.

(7) ロ ー ドプ ラ.イシ ング(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対 応. ら課 題 に 対 しての 対 応 が な され て きた こ とを物 語 って お り、 そ れ ら都 市 で の 政 策 を分 析 す る こ と が これ ら課 題 を克 服 す る上 で非 常 に重 要 で あ る と思 わ れ る。. 3.ロ. ー ドプ ラ イ シ ン グ の 課 題 と 対 応. 以 上 で 検 討 した ロー ドプ ラ イ シ ン グ に係 わ る 課題 に つ い て 、 事例 を通 して 如 何 な る対 応 が そ の課 題 の克 服 へ とつ な が るの か を検 討 したい 。. 3.1諸. 外 国 で の ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ の 実 施 状 況. 初 め に現 時 点 で諸 外 国 に お い て実 施 され て い る ロ ー ドプ ラ イ シ ン グの 基礎 デ ー タ を表3.1に よ って 提 示 した い 。 ロ ー ドプ ラ イ シ ング は 通 常 、 混 雑 対 策 の た めの 課 金 と財 源 確 保 の た め の 課金 の2つ に分 類 され 、 さ ら に混 雑 対 策 の た め の 課 金 は 、 面 的 な課 金 で あ る都 心 部 の 混 雑 地 域 へ の課 金 と線 的 な 課 金 で あ る単..一 施 設へ の課 金 に 分 類 され る。 本 稿 の 目的 は混 雑 対 策 、 そ の 中 で も最 も基 本 的 な 課 金 で あ る都 心 部 の混 雑 地 域 へ の 課 金 に 対 して の 課 題 と対 応 を検 討 す るこ と に あ るの で 、 それ らの 基 礎 デ ー タの 提 示 を行 い 、 その 他 につ い て は参 考 文 献 ㈲ を参 照 され た い 。 基 礎 デ ー タ につ い て は 表 で 示 して い る の で 、 こ こで は2節 に お い て検 討 した ロ ー ドプ ラ イ シ ング に伴 う課 題 に 対 して 、 シ ン ガポ ー.・ ル と ロ ン ドン が 如何 に 対 応 して きた か を中 心 に検 討 す る こ と にす る 。 以下 で は 厚 生 が 悪 化 す る被 課 金 者 へ の対r(課. 金収 入 の 用 途 を含. む)、 配 分 メカ ニ ズ ム変 更 に対 す る価 値 観 へ の 対)eL.技 術 的 課 題 へ の対 応 の3点 を 中心 に 考 察 を行 う。. 3.2シ. ン ガポ ー ル の ケ ー ス. シ ン ガ ポ ー ル は 世 界 で 初 め て ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ を 実 施 し た 国 で あ る 。 こ の 国 は 人 口 密 度 が非 常 に高 く、 そ れ ゆ え に急 速 な経 済 発 展 に伴 うモ ー タ リゼ ー シ ョンの 急 進 に よ って 道 路 交 通 は 危 機 的 状 況 と な っ た た め 、 従 来 か ら 自動 車 保 有 押 制 お よ び 公 共 交 通 機 関 整 備 へ の 取 組 み を継 続 し て き て い る 。 そ の 一 手 段 と し てA聡(AxeaLicenseScheme)と の ロ ー ド プ ラ イ シ ン グ を1975年 (ElectronicRoadPricing>へ. よ り 実 施 、 そ し て1998年. 呼 ば れ る エ リア方 式 に は コ ー ド ン 方 式 で あ るERP. と移 行 し て い る。. 厚 生 が 悪 化 す る被 課 金 者 へ の 対 応 シ ン ガポ ール の 場 合 特 に課 金 開 始 当 時 は 、 公 共 交 通 、 道 路 ネ ッ トワ ー ク共 に整 備 が 不 十 分 で あ った(7㌧ した が って課 金 に よ って プ ラ イ ス ア ウ トされ た人 々 は質 の悪 い公 共 交 通 を利 用. 一一175一. ﹁.葺.ト .Fr. 大 な 要 因 で あ る 。 しか しこの こ とは 同時 に導 入 され た都 市 に お い て は 、 何 らか の 方 法 で これ.

(8) ロ・ 一 ド プ ラ イ シ ン グ(混. 表3.1都. 雑 税)に. 係 わ る 課.題 と 対.応. 心 部 の 混 雑 地 域 へ の 課 金 を検 討 、 行 ・ って いd(行. ・ っ た こ と の あ る). 地域の基礎 データ シ ンガ ポ ール 人[(万. 人〉. fi47. GDP/国. 民1人. 0、480.os. . 約2㈲ 万円. 約・ 師 円 師5細. 導入時期. 地下鉄i高 速鑓 .1 ㎜ 年一i 19器 一85年. 高速鉄 道、 ixr.塘...「 鉄 1975〆1㎜. 年 〜. 725. 課金対象面積(㎞ 〉. 一.一. 21. ク.ンブ リツジ. 東京. ラ ン ドス タ ッ ド. X3. ㎜. 枷. .一 一. 2,102. 5,200. α48. oss. α37. 約27/77F7. 一. 鉄道 、. 軌道系 公共 交通. ロ ー ド プ ラ イ シ ン グ の 基 礎 デ ー タ. 1,57Ni,a?5. 0.13. 保有台数/国ltii.人. の 特 性. 697673(国). 374(国). 面積(㎞ り. 都市. 。 ジ ド:'/港. 鉄道 1991〜93年 ..... 約391万 .鉄道. 円. 、地下鉄 一. 約257万. 円. 鍵 一 一. 16一 一澱. 課金 目的. 混雑緩和. 混雑緩和. 混雑緩和. 混雑緩 和. 混 雑緩 和 ・ 環境改善. 混雑緩和. 課金方式. コー ドン. エ リア. ポイ ン ト. 連続. コ ー ド ン. ポイ ン ト. 約四 円. 7駅)円. 課金額(i回 平均) 収入 の使途. 約紹 円. 約11×10円. 一般 財源. バ スの改 善. 設備費(億 円). 約30. 運営費(億 円). 約7. 施策効果. 一. 自動車関係諸 rxr等 公共交 通整備 税の減税.. 一 一. 交通 量 烈)一 24%減. 約6. 交 通 量1⑪ 一. 少. 一. 約72. }. 15%減. 交 通 量8‑. 少. 12%減. 公共交通の 改善 約 騎 〜440. 一. 約3D‑23D. 一. 交 通 量 烈)〜 27%減. 少. 一. ←. 一. ...一. .一.. 少. ドル 換 算 レー ト:1{}7円(20005{3月) (財)道. 路 経 済 研 究 所(2002)「Qド. プ ラ イ シ ング の フ ィー ジ ビ リ テ ィ ・ 一に 関 す る 研 究 」 『道 経 研 シ リー ズ 』A…90. を基に作成. せ ざる を得 な く な るた め.、1975年 のALS導. 入 に 合 わ せ て シ ン ガポ ール で は課 金 収 入 を 高 速 鉄. 道 建.設、 お よび バ スの 改 善 へ と用 い て きた。 しか しそれ に加 え て シ ンガT一 ル で は 自 動 車 保 有 に関 わ る 多額 の税 収 を用 い て混 雑 地 域 の 道 路 建 設 を も同時 に行 っ て お り、 課 金 収.入を直 接 用 い る訳 で は な い(全 額 が 一 般 財 源 に繰 り 入 れ られ た後 に配 分 され る)に せ よ 、課 金 後 も引 き続 き道 路 を利 用 し続 け る道 路 利 用者 へ の 補 償 も行 われ て い る 。 シ ン ガポ ール に お い て は異 時 点 間Vii'.分 に考 慮 す る形 で 、課 金 導 入 当 初 は建 設 に時 間 を要 す る代 替 交 通 機 関 や道 路 の 整 備 を急 ぐ一 方 で 、短 期 的 に は プ ラ イ ス ・ア ウ トされ る利 用 者 対 策 と して即 座 に藩 応 可 能 な バ.スの 改 善 を行 う こ とに よ り 、課 金 と並 行 す る 形 で補 償 を行 って い る 。ALSは を経 て1998年 よ りERPへ 44%の. 金 時 間 帯 、 課 金 対 象 等). と引 き継 が れ て い るが 、 課金 後 の 交 通 量 の変 化 に つ い て 導 入 直 後 は. 減 少 、 その 後 は 膿P導. 細 率 はALS導. 数 度 に 渡 る 課 金.スキ ー ムの 変 更(課. 入 まで 漸 増 傾 向 を示 して い る 。 そ の代 わ りに 公 共 交 通 の機 関 分. 入 前 の1974年 の33%か. ら].9S4年 に はsz%ま. で 土 昇 して い る 。 シ ンガ ポ ー ル に. お い て は公 共 交 通 機 関 の整 備 の 余 地 が柑 当 に 存 在 した こ と がALS導. 入 の 補 償 を可 能 と した 一. つ の 要 因 で あ る。 ま た シ ンガ ポ ー ル で は被 課 金 者 に対 す る補償 の 一 環 と して 、1998年 のERP 導 入 時 に合 わ せ て 通 常.議論 さ れ る よ う な 税 収 中立 と な る 自動 車 関 係 諸 税 の 減 税 を行 っ た 。. 一一ia5一.

(9) ロー ドプ ラ イ シ ング(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対応. FFPへ. の 移 行 に伴 い、 よ り効 率 的 な 交 通 管 制 が可 能 とな る こ とか ら、取 得 ・保 有 段 階 の負 担. 軽 減 を行 った た め 、例 え新 た に車 載 器 を設.置しな けれ ば な らない と して も被 課 金 者 に はERP へ 移 行 す る こ とに よ る便 益 が生 じ る こ と とな っ た上 に 、ALS時 代 と比 べ て料 金 水 準 も下 が っ た こ とか ら(3Sド. ル →2.5Sド ル)、ERPへ. の 移 行 はバ レー・トの意 昧 で の 改 善 で あ っ た(91。 こ. れ は よ り技 術 的 に 洗練 され た ス キ ー ム を導 入 す る に あ た って は 、 その こ と に よ っ て技 術 的 に 劣 位 で あ る スキ ー ム と比 較 して 十 分 な 便 益 が 被 課 金 者 と課 金 当局 の 両 者 に生 じる よ うな工 夫 が重 要 で あ る こ と を意 昧 して い る 。 また エ リア課 金 と比 べ て 負 担 が増 加 す る営 業 用 自動 車 に 対 して は別 途 割 引 措 置 が講 じ られ て い る。. 配 分 メ カ ニ ズ ム変 更 に対 す る価 値 観 へ の対 応 シ ン ガ ポ ー ル で は危 機 的 な 道 路 交 通 状 態 を改 善 す るた め 、 極 め て 重 い取 得 ・保 有 に 関 す る 負 荷 が課 せ られ て きた が 、 そ れ だ け で は 不 十 分 で あ り、 人 々 も自動 車 の利 用 段 階 につ い て も 何 らか の対 策 を採 ら ざ る を得 な い こ とを 実 感 して い た と思 わ れ る し、 また 国 家 権 力 が強 力 で あ る そ の 政 治 体 制 も ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ 導 入 の 主 た る要 因 の 一 つ に な っ た と考 え られ る 。 まtarsz入. が 税 収 を..ヒ げ る た め の もの で は ない こ とを初 め か ら明 言 して お り、 ロ ー ドプ ラ. イ シ ン グ が徴 税 乎 段 で あ るか よ う な誤 解 を避 け る こ とが 出 来 た こ と も導 人 に成 功 した一 因 と され る 。加 えて かつ て の取 得 ・保 有 偏 重 の租 税 体 系 は人 々 に と って 不 公 平 で あ る とみ な され て い た た め 、ERPの. 導 入 に 伴 う取 得 ・保 有 に 関 す る租 税 の 削 減 は、 む し ろ公 平 性 を高 め る方. 向 に作 用 した と考 え られ る 。 した が っ て2章 で検 討 した道 路 利 用 の 配 分 に 対 す る価 値 観 につ い て 、 道 路 が消 費 の 非 競 合 性 と い う性 質 を失 っ て い る こ と に対 して の 共 通 認 識 が 存 在 し、 そ して ロ ー ドプ ラ イ シ ング が その 対 策 と して他 の施 策 よ り もよ り公 平 性 が 高 い と い う合 意 が得 られ て い た と考 え られ る。. 技 術 的 課 題 へ の対 応 シ ン ガポ ール に お い て は1998年 に 、 それ まで の ス テ ッ カ ー を 目視 で 確 誌 す る方 式 で あ っ た ALSか. ら、 ガ ン トリー を 通 過 した時 点 で電 子 的 に 課 金 され るERPへ. と移 行 した 。 そ の理 由 と. して 陸 上 交 通 局 は公 平 性 、利 便 性 、 信 頼 性 、 よ り多 くの 自動 車 保 有 が思 能 と成 り得 る こ とを 挙 げ て い る。 そ して 事 実 、ERPの 更 を行 っ.てい る。 これ はADL流. 導 入 に合 わ せ て 時 間 帯 ご との 混 雑 水 準 に応 じた課 金 額 の変 の 動 学 モ デ ル に近 い形 と な って い る た め 、利 用者 の厚 生 上 の. 悪 化 の 水 準 は相 対 的 に小 さ く抑 え られ る こ とに な る。 そ して そ の 課 金 額 もBaumol‑Gates税. の. 原則 に 即 して 、 四半 期 ご との モニ タ リ ング で基 準 の速 度(9:を 上 回 れ ば値 下 げ 、 下 圓 れ ば値 上 げ とな る。 ま たエ リア方 式 か ら コ ー ドン方 式 へ の 変 更 に 伴 い 内 内 交 通 が そ の 課 金 の対 象 か ら 除 か れ る こ と とな っ た が 、 課 金 エ リァ面 積 が わ ず か725km2で は ほ とん ど無 視 で き る範 囲 で あ る か ら、基 本 的 に はA聡. 一177一..・. あ る こ と を考 え る と そ の影 響. か らERPへ. の 変 更 は効 率 上 の 改善 と.

(10) ロー ドプ ラ イ シ ン グ(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対応. 見 て よ い だ ろ う 。 プ ラ イ バ シ ー に 関 す る 問 題 に つ い て も 当 初 のA正Sは. ス テ ッ カ ー の 目視 に よ. る確 認 で あ δ た た め に プ ラ イ バ シ ー 問 題 と は 無 縁 で あ っ た 。 現 行 のERPに. つ い て もキ ャ ッシ. ュ カ ー ド を 車 載 器 に 挿 入 、 ガ ン ト リ ー 通 過 時 に 自 動 的 に 引 き 落 と され る も の で あ り 、 違 反 車 で ない 限 りは カ メ ラ撮 影 な どの個 人 の特 定 を必 要 と しな い シ ス テ ムで あ る。. 3.3ロ. ン ドン の ケ ー ス. 概 要.. ロ ン ド ン は1964年. の ス ミー ド ・レ ポ ー ト以 来 、 お よ そ40年. プ ラ イ シ ン グ を 導 入 した 。 こ の 間 ロ ン ドン でd:tu一. の 歳 月 を 経 て2003年. に ロー ド. ドプ ラ イ シ ング の 実施 に 向 け た検 討 が 数. 度 行 わ れ 、 ま た そ の度 に 実施 が 見 送 られ て き た 。 そ の 理 由 と して は 、技 術 的 課題 、経 済 情 勢 等 が 挙 げ られ る が 、 そ の 経 緯 は ま さ に ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ の 導 入 に 関 わ る 困 難 を 表 し て い る と い え よ う。. 厚 生 が 悪 化 す る被 課 金 者 へ の対 応 ロ ン ドン で は こ れ を 専 ら公 共 交 通 の 改 善 に よ っ て 行 お う と し て い る 。 ロ ン ドン で ロ ー ド プ ラ イ シ ン グ を 実 施 す る 際 に は 、10年. 間 は 課 金 収 入 を 交 通 改 善 に用 い る こ と が法 律 に よ っ て 強. 制 さ れ て い る 。 そ して ロ ン ド ン 市 長KenLivingstonが. 示 す 課 金 収 入 の 使 途 は その ほ と ん どが. 公 共 交 通 機 関 の 改 善 で あ る(io;。 こ れ に は ロ ン ド ン で は 、 公 共 交 通 機 関(地 ス)が. 下鉄 お よび 路 線 バ. 劣 悪 で あ っ た こ と が 背 景 と し.てあ る 。 さ ら に ロ ン ド ン に お け る 通 勤 手段 分 担 率 は 、 公. 共 交 通40%、. 私 的 交 通46%、. 徒 歩 ・自 転 車14%(1990年)で. あ り(11)、 公 共 交 通 に 受 け 入 れ. の 余 地 が ま だ 残 さ れ て い る た め 、 代 替 交 通 機 関 の 整 備 ・補 助 と い う観 点 か ら は こ れ は 実 行 可 能 で あ っ た と い え る 。 そ し て 課 金 開 始 前 か ら即 座 に 対 応 可 能 な 補 償 策 を 順 次 行 っ て い る 。 た だ し こ れ ら代 替 交 通 機 関 が 効 率 的 運 営 を 行 っ て い た か と い え ば 、 そ れ は 否 と い わ ざ る を 得 な い 。 こ れ は サ ッ チ ャ ー 政 権 時 代 の 投 資 の.切 り詰 め(12)と. 、 好 景 気 に よ る人 員 不 足 が主 た る要. 因 に な っ て い る 。 そ れ で も ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ 導 入 に あ た っ て 、 こ れ ら代 替 交 通 機 関 の 効 率 性 改 善 の 為 に 幾 つ か の 施 策 が 行 わ れ て い る 。 具 体 的 に は バ.ス事 業 の 場 合 、 バ ス 車 両 の 大 幅 補 充 等 に よ っ て 容 量 を 拡 大 し 、 多 く の 路 線 に お い て 運 行 頻 度 を増 加 さ せ て い る 。 地 下 鉄 に つ い て は 政 治 上 の.複雑 さ(ia;に よ っ て 、 課 金 収 入 の 直 接 的 な 使 途 と は な っ て い な い も の の(加 て 課 金 収 入 約1億. え. £ で は 軌 道 系 の 老 朽 化 し た 設 鋪 を 更 新 す る だ け の 投 資 は 不 可 能 で あ っ た)、. そ の 運 営 改 善 の た め にPublicPrivatePartnershiaを. 結 び 、.イン セ ン テ ィ ブ と リ ス ク を 民 間 と配. 分 し な が ら 施 設 面 の 更 新 を 行 っ て い る 。 そ し て こ れ ら代 替 交 通 機 関 へ の 利 用 客 の 転 換 で あ る が 、 減 少 し た 交 通 量 約6.5万 共 交 通 機 関 の 利 用 が3%増. 〜7万. 台 の 内 、50‑60%は. 公 共 交 通 機 関 に 転 換 した と さ れ 、 公. 加 した 。 こ れ はTfL(TransportforLondon)の. 予 測 に お い て は .上. 位 値 に相 当 す る 。 し た が っ て ロ ン ド ン に お い て 現 在 の 課 金 エ リ ア で あ れ ば 、 十 分 な 交 差 弾 力. 一 一178一. 一一.

(11) ロ ー・ド プ ラ イ シ ン グ(混. 雑 税)に. 係 わ る課 題 と対 応. 性 が あ る もの と思 わ れ る。 交 差 弾 力 性 が ほぼ 存 在 しな い貨 物 自 動 車 につ い て は 、 混雑 に よ る #F3失が 課金 に よ る損 失 を上 回 る、 との 認 識 が物 流 事 業 者 らに在.った た め に 、 む しろ物 流 事 業 者 らは導 入 時 に ロ ー ドプ ラ イ シ ング に 賛成 の立 場 を取 った 。 以 上 か ら、2章 で 検 討 した 課 金 収 入 の 使 途 につ い て は 、 公 共 交 通機 関 の 改 善 が主 と な っ て お り、道 路 へ の 再 投 資 や 減 税 は検 討 され て い ない 。 それ は ロ ン ドンの 場 合 は シ ンガ ポ ール と 異 な り大 規 模 な 道 路 建 設 が物 理 的 に難 しい こ と と、 潜 在 需 要 の顕 在 化 の 恐 れ ゆ え に道 路 建 設 に対 す る懐 疑 的 な 見 方 が 広 が って い る.こど、....さ..ら に己 環 境 ..ヒ 減 税.は行.うべ.きで は な い と考 え ら れ て い る こ とに 原 因 が あ る。 だ が公 共 交 通機 関 の 改 善 に は2節 で 述 べ た よ う な課 題 が存 在 す る が、 その 対 応 が 果 た して 十 分 で あ る か は 明 らかで ない 。. 配 分 メ カエ ズ ム 変 更 に対 す る価 値 観 へ の対 応 ロ ン ドン で は ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ 導 入 に あ た っ て 大 き な 反 対 は 存 在 せ ず 、 「課 金 収 入 が 公 共 交 通 機 関 の 改 善 に 用 い ら れ る 」 の で あ れ ば 賛 成 の 立 場 を取 る 人 々 が 、1999年 に よ る 調 査 に よ れ ば76%に. の ぼ り 、 反 対 は わ ず か10%で. のLondonFirst. あ っ た 。 ま た 事 業 者 の96%は. 収 入 が 公 共 交 通 機 関 の 改 善 に 用 い られ る の で あ れ ば 賛 成 す る と の 結 果 も 出 た.こ. 課金. れ ほ どの 高. い 賛 成 の 理 由 の 一一 つ と し て 歴 .史的 背 景 が あ る よ う に 思 わ れ る 、 イ ギTJ.ス に は か つ てTurnpike と 呼 ば れ る 有 料 道 路 が 存 在 し た 。 こ の 料 金 は 効 率 性 を 意 図 し た も の で は な く 道 路 整 備 ・維 持 ・管 理 の 財 源 と して 徴 収 され た も の で あ っ た が 、 し か し200年. 以 上 に渡 っ て. 「道 路 」 と い. う財 の 利 用 に.金銭 を 支 払 う 伝 統 が 存 在 し た こ と に な る 。 そ し て よ り 直 接 的 に は 、 今 よ り4⑪年 も 前 の1964年. に 世 界 で 初 め て 政 策 レ ベ ル で ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ を 検 討 し たSmeedReportが. 存 在 し 、 そ の 後 も1967年. の̀BetterUseofRoads'.、1991..年. の イ ギ リ ス 政 府 に よ る検 討 で ロ ン. ド ン へ の ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ 導 入 が 検 討 され て き た と い う経 緯 が 、 こ の 社 会 的 合 意 を 生 み 出 す 一 つ の 要 因 で あ っ た と 思 わ れ る 。 加 え て ロ ン ド ンで は 交 通 渋 滞 に よ る 問 題 を 単 に 混 雑 に よ る 損 失 の 発 生 と い う 観 点 で の み 捉 え て い る の で は な く 、 世.界 都 市 ロ ン ド ン と し て 劣 悪 な 交 通 渋 滞 を許 容 す る こ と は出 来 な い 、 とい う別 の次 元 の 価 値 観 と結 び つ け て捉 えて い る。 これ は 混 雑 だ け の 理 由 で ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ を 導 入 す る 場 合 と比 べ て 、 受 容 性 を 高 め 得 る も の で あ る 。 さ ら に2000年. の 交 通 法(TransportAct)は. 単 に ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ だ け を 許 可 し た の で. は な く、 も う … つ の オ プ シ ョ ン と し て 駐 車 場 課 金 も可 能 と し た(た. だ し二 者 択..一)。混 雑 抑 制. の た め の 手 段 を 初 め か ら 一 つ に 限 定 せ ず 、 幾 つ か の 選 択 肢 を提 供 し た こ と が 受 容 性 を 高 め る 上 で 効 果 が あ っ た と 思 わ れ る 。 ロ ン ド ン で も 交 通 の.専門 家 か ら な る 委 員 会 は 、 両 方 の ケ ー ス を 推 定 す る よ う に コ ン サ ル タ ン トに 依 頼 し た 。 そ して そ の 結 果 ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ の 方 が 遥 か に 高 い 効 果 を 挙 げ 得 る こ と が デ ー タ と し て 提 出 さ れ(IA)、 こ れ が ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ の 効 果 に つ い て の 人 々 の 信 頼 を 得 る 上 で 追 い 風 と な っ た と 考 え られ る 。 課 金 地 域 内 の 住 民 に 対 し て 9⑪%の. 割 引 が な さ れ た の は 、 セ ン トラ ル ・ロ ン ド ン の 住 民 の 既 得 権 に 配 慮 し た た め と い え る 。. 一 ユ79一.

(12) ロ ー ド プ ラ イ シ ン グ(混. 雑 税)4::わ. る課 題 と対応. かつ て 無 料 で 道路 を利 用 で きた 柱 民 は 、 当 該 地 域 に住 み つ づ け る眼 り自動 車 利 用 に 際 して 料 .金を支 払 わ な け れ ば な らず 、 他 の 地 域 の往 民 の よ う に課 金 地 域 を利 用 しな い と い う選 択 肢 は 存 在 しな いか らで あ る。. 技 術 的 課 題 へ の対 応 Baumol‑Oates税. の 目櫟 値.としてTfLは 交 通 量 を概 ね10一 一1,5%削 減 す る予 測 を立 て て い た. が 〜.今回 の予 測 で はTfLの 予測 通 「 り、....交 通 量.の削 減}ま10.一15.%.{.....混 雑 の緩 和 は30%.と な っ.て. .いる 。Baumo1‑Oates税 の 利 点 は 費 用 曲 線.の計 測.が不 要 で あ る とい う点 で あ る が 、現 実 に は実 験 を繰 り返 す わ け に も行 か な い た め 、 あ る程 度 の予 測 は 不 可 欠 で あ る。 だ が その 需 要 曲 線 の 予 測 す ら難 しいの が大 多数 の ケ ー ス で あ る。 もち ろ ん ロ ン ドンに お い て も ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ の モ ニ タ リン グ が行 わ れ1こ. れ を 定 期 的 に課 金 ス キ ー ム に反 映 す るた め の 制 度 が構 築 され. て い るが 、 よ り正確 な予 測 が必 要 と され る。 ま た 、 ロ ン ドンで は デ ジ タル カ メ ラ方 式 に よ っ て 課 金 地 域 進 入 車 の 認 識 を行 っ て い るが 、 それ に 関 して プ ライバ シ ー の議 論 が 起 こ っ た 。 ロ ン ドンで はデ ジ タル カ メ ラ に よ っ て収 集 され た個 人 情 報 は 、 デ ー タ保 護 法 に した が っ て 取 り 扱 わ れ る こ と とな る。 この 点 につ い て 如 何 に 市 民 の 納 得 を得 た か につ い て の 記 述 は ほ とん ど 存 在 しな い 。 これ は香 港 に お い て ロ ー ドプ ライ シ ン グの 導 入 を失 敗 に導 い た 原 因057で. ある. が 、 ロ ン ドンで そ れ ほ ど重 大 な問 題 と な らな か.った理 由 は 、恐 ら く香 港 と違 い 個 人 情 報 保 護 に 関 す る明 文 化 され た法 律 が存 在 した た め と思 わ れ る,,香 港 に おい て は香 港 政 庁 の 「口 約 束 」 の よ うな形 態 で あ っ た。 さ らに ロ ン ドンで は 課 金 時 間帯 は 常 に5ポ ン ドの 課 金 で あ り 、 混雑 の 程 度 に応 じて課 金 額 を変 更 す る よ うな 配 分 効 率 性 の 高 い 方式 は採 用 しな か った 。 混 雑 の 程 度 に 応 じて課 金 額 を変 更 す る こ と は電 子 式 課 金 で あれ ば現 在 で は不 可 能 な こ とで は な く、例 え ば 香 港 で の 実 験 で その 有 効 性 が 実 証 され 、 シ ン ガt一 ル や カ リフ ォル ニ ア な どで は実 際 に 採 用 され て い る課 金 方 法 で あ る 。 しか しロ ン ドン で は 、 現 時 点 で の 電 子 式 課 金 を見 送 った 。 そ の 理 由 と して 今 後 も課 金 エ リア を拡 大 す る た め に 、電 子 コ ー ドン を設 置 す る こ とが 困 難 で あ っ た こ と 、電 子 課 金 方 式 が 未 だ信 頼 で きる段 階 に は無 い との 判 断 が な され た こ とが 挙 げ ら れ て い る。 加 えて 電 子 式 課 金 に よ る実 際 の 混雑 レベ ル に応 じて の 課 金 は 、事 前 に 課 金 額 が判 明 しな い こ と を理 由 と して 現 時 点 で は 推 奨 で き な い と され て い た(16;。 しか しそれ だ け で は な く、 ロ ン ドンで は シ ン ガt一 ル の よ うな、 高 度 の技 術 を採 用 す る条 件 が満 た され て い な か っ た の で は な い か と も考 え られ る 。 ロー ドプ ラ イ シ ン グの 実 施 が どの よ うな スキ ー ム で あ ろ う と、 多 くの 場 合 被課 金 者 に とっ て は負 担 の純 増 で あ り.,む しろ車 載 器 の購 入 が 義 務付 け られ れ ば よ り負 担 が 増加 す る こ と、 デ ジ タル カ メ ラ を用 い る こ とに よ り十 分 に人 件 費 が 削減 で き、 ナ ンバ ー確 認 の 精度 も確 保 で きる こ と を考 え る と、課 金 当局 と被 課 金者 の両 方 に と って 十 分 な便 益 が 認 識 で きず 、初 期 費 用 の高 い電 子 課金 方 式 が避 け られ た こ と も理 解 で き る。 しか しな が ら今 後 課 金 エ リアの 拡 大 が行 われ た場 合 、 通 行 認 識 の精 度 が悪 化 す る可 能 性 も否定 で きな い。. 一一180一. 一.

(13) aド. プ ラ.イシ ン グ(f雑. 尋. 税)に 係 わ る課 題.と対 応. ま とめ. 以 上 か ら得 られ る、都 心 部 に お け る混 雑 課.金導 入 に関 す る 課題 へ の 対 応 と して 一 般 的 な イ ン プ リケ ー シ ョン を ま とめ 、 我 が 国 へ 導 入 す る際 の 条 件 を検 討 した い 。 まず 悪 化 す る被 課 金 者 の 厚 生 へ の 対応 に つ い て で あ る が 、基 本 的 に課 金 収 入 の使 途 と して は道 路 を含 む 交 通 施 設 の 改 良 へ の 再 投 資 が 最 も選 好 され る傾 向 が あ り.、.例 え ば シ ンガ ポ 「 ル の よ う に道Rの. 余. 地 の あ る場 合 は そ の 建 設 に 、 そ して その 余 地 の あ ま り存 在 しな い ロ ン ドンの 場 合 は代 替 交 通 機 関 の 改 良 に そ れ を充 当 す る こ とで 被 課 金 者 の理 解 を得 て い る.た だ しこれ は各 国 の 事 情 に よ る と こ ろ が 大 きい だ ろ う。 現 状 でF一. ドプ ラ イ シ ン グ が導 入 され た 都 市 を見 る と、 代 替 交. 通機 関 と の代 替 可 能性 が 大 きい ケ ー ス が ほ とん どで あ り、 も と も と公 共 交 通 の 分 担 率 が高 い 場 合 は 困難 が 伴 うだ ろ う。 我 が 国 で ロー ドプ ラ イ シ ン グ の導 入 が 検 討 され て い る東 京 都 の よ う な場 合 に は 、 道 路 建 設 の 実 行 可 能 性 と公 共 交 通 の 改 善 の 実 行 可 能 性 の 両 面 で 厳 しい状 況 に あ る。 す な わ ち 従 来 行 わ れ て きた よ うな方 法 で は 、 日本 の大 都 市 に おい て は被 課 金 者 、 あ る い は転 換 交 通 に 対 す る補 償 は ほ とん ど 困難 で あ る と い え る 。 可 能 性 と して 未 完 成 の 環 状 道 路 の 整 備 が残 され 得 るが 、 大 きな異 時 点 間 配 分 問 題 が生 じる こ と は不 可 避 で あ る。 日 に何 度 も課 金 エ リア を通 行 す る.可能 性 の高 い タ ク シ ー や 貨 物 自動 車 に対 して は 、 ロ ン ド ンの よ うに エ リア ・プ ラ イ シ ン グ を採 用 す る こ と や 、 シ ンガ ポ ール の よ うに特 に負 担 軽 減 措 置 を と る こ とに よ って 、 その 反 発 を和 らげ る こ と が可 能 で あ ろ う.た だ しこれ らの営 業 用 自 動 車 につ い て は 、 自家 用 車 と は異 な る法 体 系 の 下 でX45ら. れ て い る場 合 も多 く、各 国 の個 別. の 事 情 に応 じて そ れ らとバ ラ ンス を と る こ とが 重 要 とな る。 我 が国 に お い て も、昨 今 の貨 物 自動 車 に対 す る規 制 の 強 化 等 が あ り、 また物 流 事 業 者 が 蹟 か れ て い る競 争 市 場 とは程 遠 い 市 場 環 境 等 を 考 慮 す る と、 彼 らに極 端 に重 い負 担 を か け る よ う な こ と は一 般 均 衡 的視 座 か ら見 れ ば か え っ て 歪 み を大 き くす る可 能 性 さ え存 在 す る 。 また タ ク シ ー事 業 につ い て も非 完 備 市 場 下 で の競 争 や 、 営 業 区 域 制 等 に よ っ て柔 軟 性 を 欠 く側 面 が 存 在 す る こ とか ら考 え て彼 らの 負 摺.を軽 減 す る措 置 が 不 可 欠 で あ る と思 われ る 、, 配 分 メ カ ニ ズ ム の 変 更 に よ る価 値 観 へ の対 応 につ い て は 、 ロ ー ドプ ラ.イシ ング が導 入 され た い ず れ の.都市 に お い て も、 市 民 の 間 に道 路 混 雑 に 対 す る危 機 感 が十 分 に存 在 した こ と、 課 金 収 入 の 再 配 分 先 を明 言 して い た こ と、 そ して そ れ を.市民 が 信 用 して い た こ とが 挙 げ られ る。 また い くつ か の オ プ シ ョン を堤 示 した場 合 、 そ して イ ギ リスの よ うに道 路 の 使 用 に 対 して料 金 を支 払 う歴 史 が存 在 して い た場 合 は導 入 の追 い風 とな る可 能 性 が あ るこ と がい え るだ ろ う.〔ail 我 が 国 で も近 年PI(PublicImolvemenl)の. 必 要 性 が い わ れ て い るが 、詳 細 な情 報 の 公 開 が不. 可 欠 で あ る 。 しか しなが ら例 え ば東 京 都 で は課.金収 入 額 を非 公 開 と し、 また 課 金 収 入 の 使 途 に つ い て も具 体 性 の 欠 落 した曖 昧 な表 現 しか 行 っ て い な い。 潜 在 的 パ レー トの 基 準 に よ る施. 一151一.

(14) ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対 応. 策 で あ る以上 、少 な くと も課 金 収 入 を用 いて どの よ うな補 償 が行 わ れ るの か は明 らか に す べ きで あ ろ う。 技 術 的課 題 へ の 対 応 で あ る が 、 ロ ン ドンの ケ ー ス よ り、 綿 密 な調 査 に よ って あ る程 度 正確 な需 要 の 弾 力 性 が計 測 可 能 で あ る こ とが 証 明 され た とい って よ い だ ろ う。 また シ ン ガ ポ ー ル の よ うに課 金 額 を混 雑 水 準 に癒 じて 定 期 的 に 変 更 す る仕 組 み を あ らか じめ 整 えて お く こ と も 有 効 で あ る と考 え られ る。 プ ラ イバ シ ー に つ い て は 出 来 る限 り は個 人 の特 定 を避 け、 や む を 得 ず 特 定 す る場 合 に は厳 格 な情 報 管 理 体 制 を敷 く こ.と.が.a.「 ドプ ラ イ シ ング の導 入 に は不 可 欠 で あ る とい え る。 その 点 に 関 して は我 が 国 に は個 人情 報 保 護 法 が 存 在 し(英 国 に もデ ー タ 保 護 法 が存 在 した)、 制 度 的 に は保 護 され う る仕 組 み が存 在 す る。 一 方 課 金 技 術 につ い て は比 較 的小 規 模 な エ リア で の 課 金 につ い て は電 子 式 の 課 金 技 術 が ほ ぼ確 立 され て い る とい え る も の の 、例 え ば東 京 都 の よ うに広 大 な面 積 で の ロ ー ドプ ラ イ シ ング に 十 分 な技 術 が確 立 され て い る と は い い難 い の で 、 電 子 技 術 の 今 後 の 発展 に負 う所 が 多 い よ うに 思 わ れ る。 した が って 我 が国 で も導 入 当初 か ら広 大 な面 積 で の課 金 を行 う こ と は難 しい で あ ろ う。 同 様 に電 子 式 で な けれ ば 時 間 ご と に課 金 額 を 調 整 す る こ と も困難 で あ るが 、ADL(1998)に. よれ ば 課 金 時 間. 帯 と非 課 金 時 間帯 の2つ が あ れ ば 、 相 当 程 度 の厚 生利 得 が 得 られ る と され るた め 、 まず は 課 金 額 を時 間 ご と に調 整 しな い タ イ プの 課 金 を行 うべ きで あ ろ う。 現 状 で は ほ とん ど対 応 が不 可 能 で あ る、 道 路 投 資 が 困難 な都 市 部 に お け る、 課 金 後 も引 き 続 き道 路 利 用 を続 け る利 用 者 へ の補 償 につ い て は 道 路 の 高 度 情 報 化 の 可 能 性 を提 示 した い 。 ITS(lntelligentTransportSystems;高. 度 道 路 交 通 シ ステ ム)は 車 両 と道 路 の双 方 向 通 信 に よ. っ て交 通 流 の 最 適 化 を実 現 し うる技 術 で あ る。 この11'S投 資へ 課 金 収 入 を振 り向 け た な らば 、 新 規 の道 路 建 設 を 行 わ ず と も実 質 的 な 道 路 容 量 を拡 大 す る こ と とな る た め 、彼 らに 対 す る補 償 と な る上 、 コ ン ピュ ー タに よ る運 転 者 の ア シス トが 可 能 と な り、 よ り高 度 で 配 分効 率 の 高 い ロ ー ドプ ラ.イシ ング が 実 施 可 鮨 と な る 。情 報 の 提 供 がQ一. ドプ ラ イ シ ン グ と は補 完 的 で あ. る との 研 究 ㈹ も あ り、 道 路 交 通 の 高度 情 報 化 が道 路 利 用 の配 分 効 率 を高 め る可 能 性 に 対 す る期 待 は大 きい と い え よ う。 また 特 に補 償 が 困 難 で あ る物 流 事 業 者 に対 して も 、物 流 の 高 度 情報 化 を.7能 とす る こ とか ら 、生 産 性 向 上 とい う形 で の補 償 と もな り う る。 ロー ドプ ライ シ ン グ が潜 在 的パ レ ー ト基 準 に よ る政 策 で あ る以 一.ヒ 、 そ の 政 策 と して の実 行 可 能性 は個 別 の利 用 者 の 所 得 分 配 へ の 配 慮 に大 き く依 存 す る。 した が っ て その 導 入 に際 して は 、 十 分 とは言 え ず と も あ る程 度 そ の 配 慮 が可 能 で あ る範 囲(物 理 的 な面 積 だ けで な く、利 害 関係 者 の 範 囲 を も含 め て)で. の検 討 が 不 可 欠 で あ る と い え る。 その 意 味 か ら も今 後 の 道 路. 交 通 の 高度 情 報 化 が そ の範 囲 を拡 大 す る上 で 、大 きな鍵 と な る と考 え られ る。. 1SL一.

(15) ロー ドプ ラ.イシ ング(混 雑税)に 係 わ る課 題 と対 応. 【注1. (2)利. .︹ .. (1)文(1998).、p.ins‑iss 用 者 の 異 質 性 に つ い て 、 こ のADLモ. デ ル にお いて は 日標 とす る到 着 時 刻 や 時 間価 値 の 多様 牲 の こ. と を意味 す る。 (3)も. っ と も 前 節 で も 論 じ た と 却 り 、ADL流. の ボ トル ネ ッ ク モ デ ル に し た が っ て 最 適 な 課 金 が な さ れ た. 場 合 は 利 用 者 各 人 の 厚 生 は 変 化 し な い が 、 理 論 に/(.に. 沿 った 形 で 課 金 が実 行 で き る可 能 性 は現 時. 点 で は ほ とん ど無 い と い っ て 良 い 。 ま た到 着 時刻 に巌 しい 制 約 が あ る場 合 に は 分 配 上 逆 進 的 と な る .可能 性 .があ る 。 自 身 の 時 間 配.分 に つ い て 何 ら の 制 約 も な け れ ば 最 適 な 配.分 が 可.能 で あ ろ う が 、 現 実 的 に は.厳 し い 制 約 下 に あ る ケ ー ス が ほ と ん ど で あ ろ う 。 (4)山. 内(2002)に. よ れ ば 価 格 メ カ ニ ズ ム 以 外 の 配 分 方 法 と し て は 、 強 制 的 平 等 ・ く じ 引 き ・ロ ー テ ー. シ ョ ン ・補 償 ・優 先 リ ス ト等 様 々 な 方 法 が 存 在 し 、 現 実 に 様 々 な 場 面 で 相 応 の 受 容 性 を 得 て 実 行 さ れ て い る。 この よ うな 方 法 で配 分 され て い た財 に対 して 価格 メ カニ ズ ム を導 入 す る こ とは 単 純 に 分 配 の変 更 だ け で は な く 、 あ る財 の 配 分 に 対 す る価 値 観 まで もが 変 更 を余 儀 な く され る と され る。 価 格 メ カ ニ ズ ム 以 外 の 方 法 が 受 容 さ れ て い る 理 由 と し て 、 上 記 の 方 法 は 機 会 ・結 果 等 何 ら か が も し く は 平 等(あ. 「公 平. る い は そ れ に 近 い も の)」 で あ る と 人 々 に 認 識 され て い る か ら で あ る 、 と い う。 つ. ま り価 格 メ カ ニ ズ ム に よ っ て 達 成 さ れ る 状 況 に 対 し て 他 者 へ のrね. た み 」 が存 在 す る こ と に な る 。. そ の 理 由 は や は り 出 発 点 で あ る所 得 の 分 配 状 況 が 公 平 で は な い か ら で あ ろ う 。 (5)Baumol‑Gates税. と は 外 部 性 の 内 部 化 に 際 しPigou税. の 実 行 に不 可 欠 な費 電 曲 線 の 計 測 が 困 難 で あ る. こ と か ら 、 あ る 「削 減 日 標 値 」 を 設 定 し、 そ のBを. 達成 す る よ うな ペ ナル テ ィを 課 す もの で あ. る 。 た だ し 「削 減 目 標 値 」 に は 何 ら の 理 論 的 根 挺 が 存 在 せ ず 、 恣 意 的 に 定 め ら れ る 可 能 性 が 否 定 で き ない 。 (s)(財)道. 路 経 済 研 究 所(2002)「. ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ の フ ィ ー ジ ビ リ テ ィ ー一に 関 す る 研 究 」 『道 経 研 シ. リ ー ズ 」A‑90 (7)土. ヲ手(1995)、P.80. (8)当. 局 に と っ て も ラ ンニ ン グ コ ス トが 年/,700T7.Sド. (s)高. 速 道 路 で は45‑65km/h、. ル か ら900万Sド. ル へ とお よ そ半 分 の 節約 とな る 。. そ の 他 の 幹 線 道 路 で は20‑30km/h。. (IQ)GreatLondonAuthority(2007)'ーLhemat'er'sTransportStrategy" (11)東. 京 都(都. 年)。 (12)単. 区 部 従 業 者 〉 の 分 担 率 は 公 共 交 通7&.0.私. い ず れ もH本. 交 通 政 策 研 究.会. 的 交 通7,8%、. 『自 動 車 交 通 研 究 』(2001)に. 徒 歩 ・自 転 車15,4%(1991. よ る。. 年度 で しか 予算 がつ か ず 、 中長 期 的 な投 資 計 画 は避 け られ が ち で あ った 。. (19iGreatLondonAuthority立. 時 に 地.下 鉄 の み が 畷 亙、(TransportforLoodoa;に. 委 譲 されず に政 府 の 下. に 残 さ れ た が 、 現 在 はTfー が 運 行 業 務 を 行 っ て い る 。 (!4)GovernnentOfficeforLondor,2060 (15)w内(1998)、Piss‑221 (16)DepartmentofTheEnvironment,TransportandTheRegions(1998) (.17)例 え ば 韓 国 で は そ の よ う な 歴 史 はfiitし. な か っ た が 、 軍 事 的 理 由 に よ り 都.市 へ の 経 路 が 限 ら れ て い. る こ と な どが あ った と され る。 (18)Emmerrink.(1997). 一183一.

(16) ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ(混 雑 税)に 係 わ る課 題 と対 応. 惨. 考 文1. Arnott,Richard.,dePalma,Andre.,Lindsey,Robia.(1998)̀RecentdevelopmentinthebotHeneckmode]," inRoadPsicdng,TrajjcC伽8θ. ε如 離 σ煎. 漉2忍. 鎗痂o㌶. 耀. 螂,editedbyBertton,K.Verhoef,E.. Bonus,Saudford.E(1985)"ElechonicRoadPricing:AuIdeaWhoseISmeMayNeverCome",T>ans‑ portat「onResesch,22A,pp.37‑44. 土 井 正 幸(1995>『. 発 展 途[.:国. 交 通 経 済 論 』 勤 草 書 房. Else,P.K,(1981)"AReformulationoftheTheoryofOptimalGcngesHOnTaxes,ーノournatofTransportEco‑ nomicsandPo[1cyZ5 F.mmerrink,Richard.H.M.(1997)"Simultaneouscongestion‑pricingandinformationprovision,"inlnJor‑ motionandPricinginRoadtransporl「tion,Springer GovernmentOfficeforLondon(2000)"ATechnicalReviewofChargingOptionsforLondon"ExecutiveSum‑ maryofROCOLReport. GreatLondonAuthority(2001)"Themayer'sTransportStrategy" Han,TimothyD.(1998)"CongestionPricingandroadinvestrnent,ーinRoadPricingTr「J/icCongestionarud theEnvlronmerat,editedbyButton,K.Verhoef,E. 金 見 奎. ・高 橋 愛 典(2003)「. ロ ン ド ン に お け る ロ ー ド プ ラ イ シ ン グ 導 入 の 背 景. と 展 望 」 『高 速 道 路 と 自 動. 車 』46(9) 桐 越 信. ・望 月 拓 郎(2003)「. ロ ン ド ン に お け る ロ ー. LaudTransportAuthorityt一 文 世 一(2001)「. ド プ ラ イ シ ン.グ の 導 人 状 況 」 『運 輸 と 経 済 』63(9). ム ペ ー ジhttp:〃wwwlta.gov.Sg/. 交 通 渋 滞 の 動 学 分 析 」 山 出 浩 之 編. 『交 通 混 雑 の 経 済.分 析 』 日 本 交 通 政 策 研 究 会 研 究 双 書. 15 Nash,C.A.(1982)"AReformulationoftheTheoryofOptimalConges[ionTaxes‑AComment一,"ノour‑ n「60fTransportEconomics「ndPalicy 日 本 交 通 政 策 研 究.会(2001)『. 自 動 車 交 通 研 究 』. Pigou,A.C.(1920)ーDivergencesbetweenmarginalbadenetproductandmarginalindividualnetpmduct. ,". iuTheEconomicsofWelfare,18tEditめn,獺ACMILLANANDCO.,LONDON 坂 下 昇(1993}「. 交 通 混 雑 の 経 済 理 論 の 現 状 」 『高 速 道 路 と 自 動 車 』46(4). 關(金. ・庭m文. 沢 〉 哲 雄. 近(zooo)「. ロ ー. ド プ ラ イ シ ン グ..一 一 つ の 研 究. ノ ー. トー.・.一 」 『交 通 学 研 究 』1999年. 研 究 年 報,p125‑135 清 水 誠(2002)「. ロ ン ド ン に お け る 都df交. 通 政 策 の 動 向 と 課 題 一一PPPに. よ る 地 下 鉄.イ. ン フ ラ へ の 投 資 計. 画 」 『運 輸 と 経 済 』62(2) SmallKenneth.A.(1992)、 高 木 亮. 金 沢 哲 雄. ・三 友 仁 志 訳. 「都 市 交 通 の 経 済 分 析 」. 旨 本 交 通 政 策 研 究 会 双 書13. 「英 国 に お け る 交 通 事 情 」 『運 輸 と 経 済 よ63(9). 寺 円.一.・ 薫(2003)「 Tumur,Derek.(2001)、. ロ ン ド ン に お け る 混 雑 税 の 導 入 」 『高 速 道 路 と 自 動 車 』46(6) 佐 藤 元 .久訳. 「.ロン ド ン の ロ ー. ド プ ラ イ シ ン グ 計 画 」 『高 速 道 路 と 自 動 車 』45(6). UKMinistryoflYanspoit(19fu4)RoadYyacdng:TheEcnttomic「ndTechnicalPosseGilities,HerMajesty's3G5‑ doneryOffice. 児1.11真 也(2001)「. シ ン ガt一. ル に お け る 交 通 需 要 マ ネ ジ メ ン ト 政 策 の 発 展 一1山 田 浩 之 編. 済 分 析 』 目 本 交 通 政 策 研 究 会 研 究 双?5. /54. 『交 通 混 雑 の 経.

(17) ロ ー ドプ ラ.イシ ング(混 雑税)に 係 わ る課 題 と対 応. VickreyWilliam..S.(1969)"C⑪. 互1ges醸 ゼ1ユkeo【y照這Tr繍 鱒 岨. 三歴、re眈me臓ゼ ノ1溺爾 σ伽E60陀o艇cR2"吻59. Ydaltera,Alan.A.(1961)""1'heTheory,andMeasummentofPrivaiw̲andSocia/C'os…tofHighwayCongestlon," Emnometrica29(4) 山 内 弘 隆(2001)「v一 雑 の 経 済 分 析a日 山 田 浩之 編. ド ・プ ラ.イシ ン グ の 社 会 的 受 容 性.一.一 香 港 の 実 験 を 参 考 に一jI.1.1田 浩 之 編 本 交 通 政 策 研T+研. 『交 通 混. 究双書 怨. 『交 通 混 雑 の 経 済 分 析 』 日 本 交 通 政 策 研 究 会 瞬 究 双 書15(※. 個 別 の 各 章 と はY,9に 全 般 的 に 参. 照 し た) (財)道. 路 経 済 研 究 所(zooz)「. ロ ー ドプ ラ イ シ ン グ.の フ ィ ー ジ ビ リ テ ィ ー に 関 す る 研 究 」 樋 経 研 シ リ ー. ズ 』A‑9⑪. ー 幽. 一iss一.

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参照

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