九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
木造密集市街地の防災まちづくりの計画手法に関す る研究
村上, 正浩
九州大学人間環境学研究科都市共生デザイン専攻
https://doi.org/10.11501/3180803
出版情報:Kyushu University, 2000, 博士(工学), 課程博士 バージョン:
権利関係:
第3章
市街地の防災性に関する影響要因と
まちづくりの方向性
第3章市街地の防災性に関する影響要因とまちづくりの方向性
3. 1 はじめに
第2章では,道路空間を対象とし, 地震時有効水利の適正配置に基づ いた消 防車走行道路 の評価 を通して,地震火災の被害を最小限にとどめるための具体的なまちづくり方策を示した。さらに,
既存ストックを効果的に活用した道路空間のアメニティ向上が ,市街地の防災性向上につながること を指摘した。 本章では, 道路空間を含む市街地全体を対象として, 地震火災の被害を軽減するための 具体的なまちづくりの方向性を示す。 それには, 序論で述べたように, 阪神・淡路大震災の被災実態 だけでなく,既存の木造密集市街地も 対象として,地震火災に対する防災性を詳細に分析していき,
地区レベルの視点から地震火災の被害拡大に影響する要因を明らかにする必要がある。
さて, 阪神・淡路大震災で は, 木造密集市街地で火災被害が大き かったことは言うまでもな い が,菅原市場, 西菅原市場などの市場や木造商店街が 密集している御蔵・菅原地区や, 傾斜地に 木造住宅が密集している上沢・松本地区で特に大きな 被害がみら れている1)。同じ木造密集市街 地でも, 土地利用形態や地形によって, 地震火災の被害拡大に影響する要因, そしてそれらによっ て規定される防災性, さらにはその防災性の向上を目的としたまちづくりの方向性やめざすべき 将来像は大きく異なると考えている。 木造密集市街地という捉え方 の中で, 木造密集市街地が防 災面,住環境面で大きな問題を抱える問題市街地という認識とともに, 木造密集市街地は同質でな い という認識も必要であり, 異なる特性をもっ木造密集市街地毎に, その防災性を細かく分析してい く必要がある。
本章では,道路空間を含む市街地全体を対象として, 土地利用形態や地形が異なる木造密集市 街地毎に, 地区レベルの視点から地震火災の被害拡大に影響する要因を街区と道路について明らかに し, 地震火災の被害を軽減するための具体的なまちづくりの方向性を提示することを目的とする。さ らに, その方向性と住環境整備との関連を検証する。
本章の対象地区は, 消防組織法の規定に基づき, 北九州市が火災危険性の高い地域として選定し ている, 平坦地にある木造住宅密集市街地(以下, 木造住宅平坦密集型), 傾斜地にある木造住宅密集 市街地(以下, 木造住宅傾斜密集型), 木造商店密集市街地(以下, 木造商店密集型)という, 土地利 用形態や地形が異なる3つのタイプの木造密集市街地が混在する地区を北九州市内から取り上げた。
当地区は約90haで, 12町丁目で構成さ れている。また, 門司港レトロ事業等で観光商業に関する整備
が進行しているのに対し, その一方で防災上問題のある木造住宅平坦密集型,木造住宅傾斜密集型,
木造商店密集型といった, 火災危険性の高い木造密集市街地が約40%を占めており, 早急な改善が 望まれている地区で、ある。 対象地区の現況を図3-1に示す。
研究の方法としては, まず, 街区については建物及び土地利用の状況に関する指標, 道路について は道路及ひ、沿道, 消防水利の状況に関する指標を作成し, 土地利用形態や地形が異なる木造密集市街
図3・1 対象地区の現況
地毎に現況分析を行う。次いで, 数量化E類分析を用いて, 土地利用形態や地形が異なる木造密集市 街地毎に, 地震火災の被害拡大に影響する要因を街区と道路について明らかにする。 そして, 数量化 日類分析の結果からサンプルスコアを算定して, 実績値と比較検討することで, 分析に用いた指標の 有効性や分析結果の妥当性を検証する。 さらに, 街区と道路について明らかにした, 地震火災の被害 拡大に影響する要因に基づき, 土地利用形態や地形が異なる木造密集市街地毎に, 地震火災の被害を 軽減するための具体的なまちづくりの方向性を検討するとともに, 住環境整備との関連を考察する。
現状においては, 異なる特性をもっ既存の木造密集市街地を研究対象として, 地区レベルの視 点から地震火災に対する防災性を詳細に分析し, 地震火災の被害拡大に影響する要因を街区と道路に ついて明らかにした既往の研究はなく, 加えて地震火災の被害軽減策と住環境整備の関連について論 じた既往研究も少ない。 関連する 既往の研究としては以下のものがあげられる。
阪神・淡路大震災や過去の火災事例を基に, 広域レベルから地震火災の被害拡大に影響する要因に ついて論じた既往の研究として,兵庫県南部地震における神戸市各区 の火災被害と地域特性との関 連を論じた村田の研究2)3), 斜面都市を対象として, 地域特性と地震被害の関連から評価指標を 明らかにし, 地震危険度評価を行っている長崎の研究4), 阪神・淡路大震災での焼け止まりの要 因について論じた関沢の論述5),過去の市街地火災の事例を基に延焼拡大の要因を論じた谷口他の 研究6)などがある。 さらに, 阪神 ・ 淡路大震災では, 道路閉塞に伴う 消火活動障害が地震火災の 被害を拡大させた大きな要因となったことから, 道路閉塞という 視点から地震火災の被害拡大に 影響する要因について論じた代表的な 既往の研究して, 阪神・淡路大震災での街路閉塞現象の実態 と,それによる機能障害について論じた家田他の研究7)8), 宇和田他の研究9), 阪神・淡路大震災での 道路ネットワークの通行不能状況と沿道条件等の関連性について論じた山田他の研究lO), 地震直後の 航空写真を読みとり 消防活動からみた通行障害の実態について論じた関沢他の研究ll), 阪神・淡路 大藤災での火災の延焼状況及び消防活動の阻害要因について論じた熊谷他の研究12), 阪神・淡路大震 災での瓦磯被覆による交通障害に着目し, 震災前後での都市街路構造のフラクタル次元を求め, 道路 交通煩傷の影響について論じた碓井他の研究13)などがある。 また, 既存の木造密集市街地を対象と し,総合的な計画手法について論じた既往の研究として, 地震時の消防活動困難区域解消の観点か ら,数量化皿類分析を用いて, 街区と道路の安全性を評価し, その結果に基づき具体的なまちづ くり方策を明らかにした日高の研究14)がある。 日高の研究は, 木造密集市街地の防災まちづくりに 対して有用な知見を得たものであるが 平坦地にある木造住宅が密集した市街地について具体的なま ちづくり方策を提示したもので, 異なる特性をもっ木造密集市街地毎に具体的なまちづくり方策 を提示したものではない。地震火災の被害軽減策と住環境整備の関連について論じた既往の研究とし ては, 地震火災の被害軽減と景観形成との関連について論じた日高の研究14), 地震火災を対象とした 研究で、はないが, 市街地の安全性の向上と 住環境形成について論じた内田の研究15)などがあり, これ
らの既往研究成果を踏まえながら, 地震火災の被害軽減策と住環境整備の関連を検証してし、く。
本章の構成は, 3. 2では, 北九州市の木造密集市街地の捉え方や選定方法等について整理する。 3.
3では,街区と道路に関する指標を作成し 土地利用形態や地形が異なる木造密集市街地毎に現況分
析を行う。3.4では, 数量化E類分析を用いて, 土地利用形態や地形が異なる木造 密集市街地毎に,
地区レベノレの視点から地震火災の 被害拡大に影響する要因を街区と道路について明らかにする。さら に,数量化E類分析の結果からサンプルスコアを算定して, 実績値と比較検討することで, 分析に用 いた指標の有効性や分析結果の妥当性を検証する。3. 5では, 3. 4の結果について考察を行い, 土地 利用形態や地形が異なる木造密集市街地毎のまちづくりの必要性を指摘するとともに, 地震火災の 被害を軽減するための具体的なまちづくりの方向性を示す。さらに, その方向性と住環境整備との関 連を考察する。 3. 6は, 以上の分析の総括である。
3. 2市街地状況からみた木造密集市街地の分類
北九州市は, 消防組織法第4条第 15号の規定に基づき, 市街地 及び密集地について, 木造建築物の 密集度合, 地形的条件等の都市構造と消防力を総合的に調査検討して, 火災危険性の高い 区域を特定 消防区域として選定している。 同区域においては, 火災予防対策の強化推進及び火災時における 消防 力の効果的運用を図るとしている16)。また, 特定消防区域は, 地理的条件 , 気象的条件及び道路, 消 防水利の状況等から判断して, 木造 住宅密集地域, 木造商店街密集地域, 大型店舗集合地域, 傾斜地 域沿岸地域, 沿線地域, 遠隔地域の7種類に分類されている。
特定消防区域の判定については, 特定消防区域指定要綱(昭和61年3月28日策定)第2条で, 消 防局長が指定する区域を対象として定期的に一斉に行う定期判定と, 管内の 消防事象が著しく変化し ている区域を臨時的に個別的に行う臨時判定の2種類が定め られている。また, 特定消防区域指定要 綱第4条に基づく特定消防区域指定事務処理要領(昭和61年3月28日策定)第2条で, 定期判定に ついては5年にl回, 臨時判定については随時行うとしている。
特定消防区域の判定項目, 判定方法については, 特定消防区域指定事務処理要領第3, 4, 5, 6条に 定められており, í予想焼失面積J, í消防水利状況J, í人的被害発生危険J, í消防活動障害状況J とい う4つの判定要素のカテゴリー毎に与えられた配点の総合点によって, 街区とその周辺道路を含めた 単位区画毎に特定消防区域を判定している。ここで, í予想、消失面積」とは, 単位区画内において火災 が発生した場合に, 消防力によって延焼を阻止するま でに, その 区域内の建築構造等から延焼拡大が 予想される面積のことであり, í消防水利状況jとは, 単位区画内及び区域外において, 消防隊が有効 に使用できる消火栓, 防火水槽等の分布状況のことである。また, í人的被害発生危険」とは, 単位区 画内において, 火災が発生した場合に人的被害が発生することが予想される建築物の分布状況のこと である。 さらに, í消防活動障害状況」とは, 消防活動の障害となる現場活動障害, 通行障害, 水利障 害,地形的障害のことである。 特定消防区域指定事務処理要領を基に作成した特定消防区域の 判定フ
ロ」図を図3-2に示す。
以上のように, 北九州市は特定消防区域を選定しており, さらに, 地理的条件等によって分類して いる。また, 表3-1に示す特定消防区域の 選定状況をみると, 北九州市の 5行政区で約3,250,OOOm2あ
「
対象区域よ1- 円川川ソ ( 1)幅員4m以上の道路, 開11, 崖等の地形を境とする。単位区雷 (2)街区が連続している場合で あっても , 幅員 10m以上の道
路, 河川, 空地がある場合は, 相互に関連がない ものと して設定する。
(め面積は, 概ね10,∞0から100,0∞rrí未満とする。
(4)区画線, 道路, 河川, 軌道及び空地の内側とする。
街区判定の基礎となる区犠(単位区画)の平均建蔽率が20%以下 又は耐火建築物の合計建築面積の占める割合が総建築面積の 2/3以上
YES-U-
盟主主
基礎要素
。予想焼失面穣
A 2,000 nf以上の区域(80点)
B 1.000ln以上 2,000rn未満の区域(60点) C 日Onf以上1,0∞rrí未満の区媛(40点) o 500 nf未満の区域(20点)
\岱入的被害発生危検 \
A 特に答しい人的被害が予想される区域(40点)
! B -gしい人的被害が予想される 区波(30点)
! c 人的被害が予想される区桜(20点)
! 0 人的被害が少ないと予想される区域(10点)
1 区画内及び区画周辺100m以内の口径100mm以上の公 設消 火栓, 容量40m3以上の公設防火水槽及び常時使用可能 な自然水利の数を計上 する。ただし, 自然水利は全て 1 基と みな す。
2. 1 により計上した数を10,000rrí あたりに換算する。
\も消防水利状況
: A2基未満(20点) B 2基以上4基未満(15点)
! C 4基以上 8基未満 (10点)
i D 8基以上 (5点)
区画内 にある次の防火対象物の数を計上し, 人的被害発 生危険度 を総括的に判定する。
1. 北九州市警防規定第15条第3 項第l号の 規定に基づく 警防計画作成基準別表第1 に掲げる建 築物。 ただし , 消防 法施行令別表第1 の(6)項イ , ロ及びハを除く。
2. 令別表第1(5)項ロで建築延べ面積 が概ね 300rrí以上の 木造共同住宅。
3. 令別第 1(ω項イで入院施設がある建築物 , (6)項ロ及び ノ、に掲げる建築物
4. 建築延べ面 積 600rrí以上の大型木造建築物
町住町悪意…一、、………….._...
: ;,持杭活動隊害状況 l
j A 特に箸しい活動障害が予想される区減(60点)
B 筈しい活動障害が予想される区域(45点)
i C 活動障害が予想される区域(30点)
! D 活動障害が比較的少ないと予想される区域(15点)
次の消 防活動の障害となる現場活動障害 , 水利障害及び 地形的障害の状況を把握し, 消防活動の障害度を総 括的に
判定する。
l. 消防車通行不可能道路 (有効幅員4m 未満)状況 2. 鉄道・軌道・河川・沿岸の状況
3. 傾斜地の状況 4. 不法駐車状況 5. 群集状況
6 脆弱建築物分布状 況
総合点
il.:_!}2_点以上(!級J n
i 舵結果を総合的に判断して, 特別警防対策を必要とする区峡 間 jZ100点以1: !50点来高αMJ1級, 3級以 外の区域でl級に準じた警防対策を必要とする区域
m
民3. 100点7雨-ぼ語b一一
i'定結果を総合的に判断して, 平棄の警防体制でよいと認められ る区竣
u
分類 1 木造住宅密集地域 2 大型店舗集合地域 3. 木造商店街密集地域 4. 傾斜地域5. 沿岸地域
6. 沿線地域 7. 遠隔地域
図3・2 北九州市による特定消防区織の判定手法
表3・1 北九州市における特定消防区域の選定状況
一 面積 特定消防区域の分類
地区名 人口 世帯
行政区 (m2) Tl T2 T3 T4
一
東門司・清見l丁目地区 86.500 1,949 874 。 。 門司
栄町・錦町地区 72.292 1,225 547 。 。 柳町l丁目地区 53.156 833 311 。 。
花月園地区 59.550 957 404 。
清滝地区 73.750 937 394 。
柄杓田地区 128,280 1,071 395
今津地区 53,125 473 162 。
谷町地区 51,400 594 237 。
庄司町地区 41,250 629 285 。
丸山吉野町地区 17.337 996 416 。 。 丸山l丁目地区 38,115 518 214 。 清見2丁目地区 37,187 335 173 。
春日町地区 43,800 259 116 。
風師2丁目地区 41.823 501 227 。 。
葛葉地区 123,572 1,649 745 。 。
恒見町地区 30,625 431 181 。
合計 951,762 13,357 5.681
小倉北 京町3丁目地区 15,244 161 74 。
魚町地区 104,301 964 395 。 。
日明地区 84,325 759 373 。 。
木町4丁目地区 28,991 473 194 。 。 馬借・中島地区 62,015 806 879 。
香春日・昭和町地区 66,374 1,196 570 。
黄金l丁目地区 22.200 420 183 。 。 下富野5丁目地区 11,875 410 182 。
赤坂地区 10,310 306 118 。
長浜町地区 31,713 1.191 459 。 平松町地区 35,980 813 352 。
合計 473.328 7,499 3.779
若松 本町地区 102,464 1,240 527 。 。
浜町地区 78,004 881 417 。 。
桜町・大井町地区 118,254 1,941 820 。
中川町地区 34,570 501 248 。 。 修多羅2丁目地区 28,780 290 118 。
一 合計 362.072 4.853 2,130
T1 :木造住宅密集地域, T2 大型店舗集合地域, T3 :木造商店街密集地域, T4 傾斜地域 T5 :沿岸地域・沿線地域, T6 遠隔地域
T5
。
。
。
。
。
。
。
。 T6
。
。
表3・1 北九州市における特定消防区域の選定状況
ー 面積 特定消防区域の分類
地区名 人口 世帯
行政区 (m2) Tl T2 T3 T4
八幡東 荒生田1丁目地区 6.383 123 53 。
上本町地区 26,800 345 140 。
中央2丁目地区 27,187 395 207 。 春の町3丁目・尾倉1丁目地区 64,500 1.170 497 。
茶屋町地区 9.600 154 69 。
枝光3丁目・宮田町地区 125,319 1.700 701 。
日の出地区 169,082 1,886 754 。 。
丸山地区 70.228 1.002 369 。 。
山王2丁目・諏訪1丁目地区 60.602 941 361 。 。 。
中尾地区 96.250 628 227 。 。
羽衣町地区 58,772 508 207 。
山路町2丁目 10,836 169 67 。 。 iロL吉ロ一r 725,559 9,021 3,652
八幡西 藤田・熊手地区 153,268 1.224 631 。 。
田町地区 48.800 699 287 。
三ヶ森3丁目地区 79.500 670 266 。
香月地区 33,897 331 117 。
堀川町・東筑1丁目 34.600 414 222 。 。 。
岩崎地区 68.600 670 259 。
木屋瀬地区 154,400 939 351 。
合計 573.065 4,947 2,133
戸畑 北鳥旗町・明治町地区 6,940 103 54 。
初音町・中本町地区 58,890 865 415 。
旭町地区 15,200 267 110 。
牧山4丁目地区 88,111 574 248 。
合計 169,141 1,809 827
TI:木造住宅密集地域, T2:大型店舗集合地域 T3 :木造商店街密集地域, T4:傾斜地域
T5 :沿岸地域・沿線地域, T6:遠隔地域
T5
。
。 T6
。
。
。
り,最も多いのが門司区で約950,OOOm2となっている17)
3. 3類型別にみた街区と道路の特徴 3. 3. 1 街区と道路に関する指標の作成
地区レベノレでの分析を行うには, し1くつかの狭域の空間に分割して捉える18) ことが必要である。 空 間は様々な観点から捉えることが可能であるが, ここではその空間の単位を街区とし, その街区を構 成しているもののlつを道路と考える。 そこで, 街区については, ゼンリン住宅地図 ‘98北九州市門 司区(北部)に記載されている道路により固まれているものを街区として設定し, 傾斜地等の道路に より固まれていないものについては, 丁目界または街区界を基準に街区を設定して, 192街区を作成し た。道路については, ゼンリン住宅地図 ‘98北九州市門司区(北部)に記載されている道路をリンク
とノードにグラフ化し,754リンクを作成した。 木造住宅平坦密集型, 木造住宅傾斜密集型, 木造商店 密集型毎に単純集計した結果を表3-2に示す。
表3・2 類型別の街区と道路の単純集計結果
項目 カテゴリー 街区数 構成比 リンク数 構成比 木造住宅平坦密集型 属する 36 18.8% 140 18.6%
属しない 156 81.3% 614 81.4%
木造住宅傾斜密集型 属する 50 26.0% 269 35.7%
属しない 142 74.0% 485 64.3%
木造商店密集型 属する 21 10.9% 73 9.7%
属しない 171 89.1% 681 90.7%
(1 )街区に関する指標
街区については, 既往の研究成果を踏まえ 建物及び土地利用の状況に関する指標を作成した。 デ ータは, 北九州市都市局が作成した平成7年度都市計画基礎調査結果のGISデータを中心として, ゼ ンリン住宅地図 ‘98北九州市門司区(北部), 現地調査の結果( 1998)を基に, 1998年現在のものに 修正した。
建物状況に関する指標としては, í建蔽率J, í容積率J, í木造建蔽率J, í老朽木造建蔽率J, í接道 不良棟数率J, í人的被害発生危険建築物の存在」の6項目を設定した注1)。
土地利用状況に関する指標としては「住商工混在率」のl項目を設定した沌2)。
各指標のカテゴリーと単純集計結果を表3-3に示す。
表3・3 街区単純集計結果
項目 カテゴリー 反応数 構成比
状況 建蔽率 110%以上20%以下 23 12.0%
2120%超40%以下 76 39.6%
3140%超60%以下 73 38.0%
4160%超80%以下 12 6.3%
5180%超 8 4.2%
合計 192 100.0%
容積率 110%以上50%以下 50 26.0%
2150%超100%以下 91 47.4%
31100%超150%以下 33 17.2%
41150%超 18 9.4%
合計 192 100.0%
木造建蔽率 110%以上20%以下 81 42.2%
2120%超40%以下 72 37.5%
3140%超60%以下 30 15.6%
4160%超80%以下 8 4.2%
5180%超 0.5%
合計 192 100.0%
老朽木造建蔽率 110%以上20%以下 160 83.3%
2120%超40%以下 25 13.0%
3140%超100%以下 7 3.6%
合計 192 100.0%
接道不良棟数率 110%以上20%以下 71 37.0%
2120%超40%以下 38 19.8%
3140%超60%以下 25 13.0%
4160%超80%以下 9 4.7%
5180%超100%以下 49 25.5%
ぷE〉3、きロ↓l 192 100.0%
人的被害発生危険建築物の存在 l存在しない 156 81.3%
2存在する 36 18.8%
合計 192 100.0%
利用状況 住商工混在率 110%以上20%以下 65 33.9%
2120%超40%以下 83 43.2%
3140%超60%以下 36 18.8%
4160%超80%以下 7 3.6%
5180%超100%以下 0.5%
ー 合計 192 100.0%
(2)遭路に関する指標
道路については, 既往の研究成果を踏まえ, 道路及び沿道, 消防水利の状況に関する指標を作成し た。データは, 門司消防署より得た 消防水利図, 北九州市都市局が作成した平成 7年度都市計画基礎 調査結果のGISデータを中心として, ゼンリン 住宅地図 ‘98 北九州市門司区 (北部), 現地調査の結 果(1998)から, 1998年現在のものに修正した。
道路状況に関する指標としては, í幅員J, í階段設置状況J, í道路傾斜J, í袋小路状況」の4項目を 設定した。
沿道状況に関する指標としては, 地震時の通行障害を考慮、して, í架空電線敷設状況J, íポール類設
置状況J, r単位長さ当たりの沿道木造棟数J, í敷地境界状況(建物) J, í敷地境界状況(ブロック塀,
石塀)J , r敷地境界状況(生け垣, 樹木)J, í敷地境界状況(石垣)J, í敷地内状況(空地 な し )J, í敷 地内状況(樹木)J, í敷地内状況(空地) J の10項目を設定した注3)。
消防水利状況に関す る指標としては, í消火栓設置状況(75mm)J, í消火栓設置状況(lOOmm)J, í防 火水槽設置状況 J, r平常時消防ホース到達延長比率J, í地震時消防ホース到達延長比率jの 5つを設 定したit4)。
各指標のカテゴリーと単純集計結果を表3-4 に示す。
3. 3. 2類型別の街区と道路の特徴
木造住宅平坦密集型,木造住宅傾斜密集型,木造商店密集型毎に,3. 3. 1で作成した指標を用いて,
現況を把握する。 以下にその結果を整理した。 また,街区に関する 単純集計結果を表3-5 に, 道路に関 する単純集計結果を表3-6 に示す。
(1 )木造住宅平坦密集型
街区(36街区)の特徴は, í建蔽率J 40%超が17街区(47.2%), í木造家屋建蔽率J 40%超が9街区
(25.0%), r老朽木造建蔽率J 20%超が10街区(27.8%), í接道不良棟数率J 40%超が10街区(27.8%)
とやや高い。また, í住商工混在 率J 40%超60%以下が11街区(30.6%)とやや住商の混在 がみられる。
道路(140リンク)の特徴は, í幅員J 4m未満が44リンク(31.4%) とやや多いが, í階段設置状況」
設置されていなし、が140リンク(100.0%), í道路傾斜J 0。 以上5。 未満が132リンク(94.3%), í袋 小路状況J袋小路になっていないが140リンク (100. 0%) となっている。 地震時に 通行障害を引き起 こす「架空電線敷設状況J 敷設されているが109リンク (77.9%), í単位長さ当たりの沿道木造棟数J 0.1蜘mが83リンク(59.3%)と多い。また, í敷地境界状況(建物)J50%超 100%以下が99リンク(70.7%)
とかなり多く, 逆に, 地震時に 道路閉塞を防ぐ役割を果たす「敷地境界状況(生け垣, 樹木) J 0%超が
57
表3・4 道路単純集計結果
一 項目 カァゴリー 反応数 構成比
一道路状況 幅員 114m未満 430 57.0%
214m以上6m未満 127 16.8%
316m以上8m未満 72 9.5%
418m以上12m未満 34 4.5%
5112m以上20m未満 24 3.2%
6120m以上 67 8.9%
合計 754 100.0%
階段設置状況 l設置されていない 670 88.9%
2設置されている 84 11.1%
合計 754 100.0%
道路傾斜 110。 以上デ未満 547 72.5%
215。 以上10。 未満 120 15.9%
31100 以上 87 11.5%
合計 754 100.0%
袋小路状況 l袋小路になっていない 711 94.3%
2袋小路になっている 43 5.7%
合計 754 100.0%
沿道状況 架空電線敷設状況 l敷設されていない 368 48.8%
2敷設されている 386 51.2%
合計 754 100.0%
ポール類設置状況 l設置されていない 622 82.5%
2設置されている 132 17.5%
合計 754 100.0%
単位長さ当たりの沿道木造棟数 110棟/m 105 13.9%
210棟/m超0.1棟/m以下 294 39.0%
310.1棟/m超 355 47.1%
合計 754 100.0%
敷地境界状況 110% 207 27.5%
建物 210%超50%以下 229 30.4%
3150%超100%以下 318 42.2%
合計 754 100.0%
敷地境界状況 110% 430 57.0%
ブロック塀, 石塀 210%超50%以下 277 36.7%
3150%超100%以下 47 6.2%
合計 754 100.0%
表3-4 道路単純集計結果
一 項目 カテゴリー 反応数 構成比
治道状況 敷地境界状況 110% 489 64.9%
生け垣・樹木 210%超50%以下 230 30.5%
3150%超100%以下 35 4.6%
合計 754 100.0%
敷地境界状況 110% 437 58.0%
石垣 210%超50%以下 228 30.2%
3150%超100%以下 89 11.8%
合計 754 100.0%
敷地内状況 110% 50 6.6%
空地なし 210%超50%以下 156 20.7%
3150%超100%以下 548 72.7%
合計 754 100.0%
敷地内状況 110% 546 72.4%
樹木 210%超50%以下 174 23.1%
3150%超100%以下 34 4.5%
合計 754 100.0%
敷地内状況 110% 276 36.6%
空地 210%超50%以下 375 49.7%
3150%超100%以下 103 13.7%
合計 754 100.0%
消防水利状況 消火栓設置状況 110基 629 83.4%
(75mm) 211基以上 125 16.6%
合計 754 100.0%
消火栓設置状況 110基 678 89.9%
(100mm) 211基以上 76 10.1%
合計 754 100.0%
防火水槽設置状況 110基 737 97.7%
211基以上 17 2.3%
合計 754 100.0%
平常時消防ホース到達延長比率 110%以上500%以下 87 11.5%
21500%超1000%以下 136 18.0%
311000%超1500%以下 220 29.2%
411500%超2000%以下 188 24.9%
512000%超 123 16.3%
合計 754 100.0%
地震時消防ホース到達延長比率 110% 220 29.2%
210%超100%以下 170 22.5%
31100%超200%以下 223 29.6%
41200%超 141 18.7%
合計 754 100.0%
表3・5類型別の街区単純集計結果
項目 カテゴリー 木造住宅 木造住宅 木造商店 反応数
平坦密集型 傾斜密集型 密集型
建物状況 建蔽率 0%以上20%以下 0(0.0%) 12(24.0%) 0(0.0%) 12(11.2%) 20%超40%以下 19(52.8%) 21(42.0%) 6(28.6%) 46(43.0%) 40%超60%以下 15(引.7%) 11(22.0%) 11(52.4%) 37(34.6%) 60%超80%以下 1(2.8%) 5(10.0%) 3(14.3%) 9(8.4%) 80%超100%以下 1 (2.8%) 1(2.0%) 1(4.8%) 3(2.8%) 容積率 0%以上50%以下 5(13.9%) 28(56.0%) 0(0.0%) 33(30.8%) 50%超100%以下 24(66.7%) 15(30.0%) 8(38.1 %) 47(43.9%) 100%超150%以下 6(16.7%) 7(14.0%) 5(23.8%) 18(16.8%) 150%超 1(2.8%) 0(0.0%) 8(38.1 %) 9(8.4%) 木造建蔽率 0%以上20%以下 7(19.4%) 16(32.0%) 11 (52.4%) 34(31.8%) 20%超40%以下 20(55.6%) 19(38.0%) 6(28.6%) 45(42.1 %) 40%超60%以下 8(22.2%) 9(18.0%) 3(14.3%) 20(18.7%) 60%超80%以下 0(0.0%) 6(12.0%) 1(4.8%) 7(6.5%) 80%超100%以下 1 (2.8%) 0(0.0%) 0(0.0%) 1(0.9%) 老朽木造建蔽率 0%以上20%以下 26(72.2%) 39(78.0%) 17(81.0%) 82(76.6%) 20%超40%以下 7(19.4%) 8(16.0%) 4(19.0%) 19(17.8%) 40%超100%以下 3(8.3%) 3(6.0%) 0(0.0%) 6(5.6%) 接道不良棟数率 0%以上20%以下 9(25.0%) 6(12.0%) 13(61.9%) 28(26.2%) 20%超40%以下 17(47.2%) 1(2.0%) 4(19.0%) 22(20.6%) 40%超60%以下 8(22.2%) 4(8.0%) 4(19.0%) 16(15.0%) 60%超80%以下 0(0.0%) 4(8.0%) 0(0.0%) 4(3.7%) 80%超100%以下 2(5.6%) 35(70.0%) 0(0.0%) 37(34.6%) 人的被害発生危険 存在しない 30(83.3%) 44(88.0%) 17(81.0%) 91(85.0%) 建築物の存在 存在する 6(16.7%) 6(12.0%) 4(19.0%) 16(15.0%) 土地利用状況 住商工混在率 0%以上20%以下 3(8.3%) 16(32.0%) 6(28.6%) 25(23.4%) 20%超40%以下 21 (58.3%) 19(38.0%) 8(38.1 %) 48(44.9%) 40%超60%以下 11 (30.6%) 9(18.0%) 7(33.3%) 27(25.2%) 60%超80%以下 1(2.8%) 5(10.0%) 0(0.0%) 6(5.6%) 80%超100%以下 0(0.0%) 1(2.0%) 0(0.0%) 1(0.9%)
合計 36(100.0%) 50(100.0%) 21(100.0%) 107(100.0%)
括弧内は構成比を表す
表3・6 類型別の道路単純集計結果
一 木造住宅 木造住宅 木造商店
項目 カテゴリー
平坦密集型 傾斜密集型 密集型 反応数
道路特性 幅員 4m未満 44(31.4%) 231 (85.9%) 18(24.7%) 293(60.8%)
4m以上6m未満 58(41.4%) 14(5.2%) 16(21.9%) 88(18.3%) 6m以上8m未満 8(5.7%) 13(4.8%) 5(6.8%) 26(5.4%) 8m以上12m未満 8(5.7%) 5(1.9%) 9(12.3%) 22(4.6%) 12m以上20m未満 8(5.7%) 4(1.5%) 0(0.0%) 12(2.5%) 20m以上 14(10.0%) 2(0.7%) 25(34.2%) 41(8.5%) 階段設置状況 設置されていない 140(100.0%) 223(82.9%) 73(100.0%) 436(90.5%) 設置されている 0(0.0%) 46(17.1%) 0(0.0%) 46(9.5%) 道路傾斜 。。 以上ダ 未満 132(94.3%) 152(56.5%) 73(100.0%) 357(74.1 %) デ 以上100 未満 5(3.6%) 67(24.9%) 0(0.0%) 72(14.9%) 100 超 3(2.1%) 50(18.6%) 0(0.0%) 53(11.0%) 袋小路状況 袋小路になっていない 140( 1 00.0%) 245(91.1 %) 73(100.0%) 458(95.0%) 袋小路になっている 0(0.0%) 24(8.9%) 0(0.0%) 24(5.0%) 沿道状況 架空電線敷設状況 敷設されていない 31(22.1 %) 192(71.4%) 23(31.5%) 246(51.0%) 敷設されている 109(77.9%) 77(28.6%) 50(68.5%) 236(49.0%) ポール類設置状況 設置されていない 112(80.0%) 257(95.5%) 43(58.9%) 412(85.5%) 設置されている 28(20.0%) 12(4.5%) 30(41.1 %) 70(14.5%) 単位長さ当たりの 0棟1m 4(2.9%) 30(11.2%) 10(13.7%) 44(9.1 %) 沿道木造棟数 0棟1m超0.1棟1m以下 53(37.9%) 89(33.1 %) 37(50.7%) 179(37.1 %) 0.1棟1m超 83(59.3%) 150(55.8%) 26(35.6%) 259(53.7%) 敷地境界状況 0% 5(3.6%) 117(43.5%) 0(0.0%) 122(25.3%) 建物 0%超50%以下 36(25.7%) 100(37.2%) 4(5.5%) 140(29.0%) 50%超100%以下 99(70.7%) 52(19.3%) 69(94.5%) 220(45.6%) 敷地境界状況 0% 71 (50.7%) 124(46.1 %) 61 (83.6%) 256(53.1 %) ブロック塀, 石塀 0%超50%以下 67(47.9%) 106(39.4%) 12(16.4%) 185(38.4%) 50%超100%以下 2(1.4%) 39(14.5%) 0(0.0%) 41(8.5%) 敷地境界状況 0% 100(71.4%) 185(68.8%) 53(72.6%) 338(70.1 %) 生け垣, 樹木 0%超50%以下 40(28.6%) 71(26.4%) 19(26.0%) 130(27.0%) 50%超100%以下 0(0.0%) 13(4.8%) 1 (1.4%) 14(2.9%) 敷地境界状況 0% 113(80.7%) 101 (37.5%) 73(100.0%) 287(59.5%) 石垣 0%超50%以下 21 (15.0%) 119(44.2%) 0(0.0%) 140(29.0%)
一 50%超100%以下 6(4.3%) 49(18.2%) 0(0.0%) 55(11.4%)
一 合計 140( 1 00.0%) 269(100.0%) 73(100.0%) 482(100.0%)
括弧内は構成比を表す
表3・6 類型別の道路単純集計結果
項目 カテゴリー 木造住宅 木造住宅 木造商店 反応数
平坦密集型 傾斜密集型 密集型
沿道状況 敷地内状況 0% 0(0.0%) 28(10.4%) 0(0.0%) 28(5.8%) 空地なし 0%超50%以下 11(7.9%) 77(28.6%) 4(5.5%) 92(19.1%) 50%超100%以下 129(92.1%) 164(61.0%) 69(94.5%) 362(75.1 %) 敷地内状況 0% 111 (79.3%) 182(67.7%) 68(93.2%) 361(74.9%) 樹木 0%超50%以下 29(20.7%) 72(26.8%) 5(6.8%) 106(22.0%) 50%超100%以下 0(0.0%) 15(5.6%) 0(0.0%) 15(3.1%) 敷地内状況 0% 43(30.7%) 104(38.7%) 34(46.6%) 181(37.6%) 空地 0%超50%以下 89(63.6%) 104(38.7%) 36(49.3%) 229(47.5%) 50%超100%以下 8(5.7%) 61(22.7%) 3(4.1%) 72(14.9%) 消防水利状況 消火柱設置状況 O基 112(80.0%) 243(90.3%) 53(72.6%) 408(84.6%)
75mm 1基以上 28(20.0%) 26(9.7%) 20(27.4%) 74(15.4%)
消火栓設置状況 O基 117(83.6%) 254(94.4%) 58(79.5%) 429(89.0%)
100mm l基以上 23(16.4%) 15(5.6%) 15(20.5%) 53(11.0%)
防火点槽設置状況 0基 137(97.9%) 267(99.3%) 69(94.5%) 473(98.1 %)
l基以上 3(2.1 %) 2(0.7%) 4(5.5%) 9(1.9%)
平常時消防ホース 0%以上500%以下 0(0.0%) 34(12.6%) 0(0.0%) 34(7.1 %) 到達延長比率 500%超1000%以下 12(8.6%) 44(16.4%) 2(2.7%) 58(12.0%) 1000%超1500%以下 48(34.3%) 82(30.5%) 16(21.9%) 146(30.3%) 1500%超2000%以下 52(37.1%) 58(21.6%) 27(37.0%) 137(28.4%) 2000%超 28(20.0%) 51 (19.0%) 28(38.4%) 107(22.2%) 震災時消防ホース 0% 20(14.3%) 76(28.3%) 2(2.7%) 98(20.3%) 到達延長比率 0%超100%以下 59(42.1%) 101(37.5%) 43(58.9%) 203(42.1%) 100%超200%以下 53(37.9%) 88(32.7%) 21 (28.8%) 162(33.6%)
一 200%超 8(5.7%) 4(1.5%) 7(9.6%) 19(3.9%)
一 合計 140(100.0%) 269(100.0%) 73(100.0%) 482(100.0%)
括弧内は構成比を表す
40リンク(28.6%)と少ない。そして , r敷地内状況(空地なし)J 50%超 100%以下が129リンク(92.1%) 'ttJ'なり多く, 震災時に道路上への建物倒壊を防ぐことが期待できる「敷地内状況 (樹木)J 0%超も 29リンク(20.7%)と少ない。さらに, r平常時消防ホース到達延長比率J1000%超が128リンク(91.4%)
とかなり多いものの, r地震時消防ホース到達延長比率J100%超が61リンク(43.6%)となっている。
ここで, r平常時消防ホース到達延長比率」が高い のは, 消防水利 の基準19)で消防水利が密集地ほど設 置密度を高くする ように定められていること によるものと思われる。
(2)木造住宅傾斜密集型
街区(50街区 )の特徴は, r容積率J100%以下が43街区(86.0%)とかなり低く, r木造建蔽率J 40%
超が15街区(30.0%), r老朽木造建蔽率J20%超が11街区(22.0%)とやや高い。 「接道不良棟数率J については, 40%超が43街区(86.0%) と他の2つに比べてかなり高いという特徴 をもっ。 また,他 の2っと異なる のは, r住商工混在率J 40%以下が35街区(70.0%)と多いことから, 建物用途が住宅 系にかなり純化していることが挙げられる。
道路(269リンク)の特徴として他の2 っと大きく異なる のは,r幅員J4m未満が231リンク(85.9%) とかなり多いこと, また,r階段設置状況J設置されているが46リンク(17.1%), r袋小路状況J袋小 路になっているが24リンク(8.9%)となっていること , r道路傾斜J50 以上が117リンク(43.5%) と多いこと,さらに,r架空電線敷設状況j敷設されているが77リンク(28.6%), rポール類設置状況J 設置されているが12リンク(4.5%)と極端に少ないことが挙げられる。 また, 同様に, r敷地境界状 況(ブロック塀,石塀)J 0%超が145リンク(52.9%), r敷地境界状況(石垣)J 0%超が165リンク(62.5%) とかなり多いこと ,さらに, r平常時消防ホース到達延長比率J 1000%以下が78リンク(29.0%), r地
時消防ホース到達延長比率J 0%が76リンク(28.3%)と多いことも, 木造住宅傾斜密集型の特徴と して挙げられる。 こ のように, 木造住宅傾斜密集型は地形的な要因から木造住宅 平坦密集型, 木造商 店密集型と大きく異なる 特徴をもっている。
(3)木造商店密集型
街区(21街区)の特徴は, r建蔽率J40%超が15街区(71.4%)とやや高く, r住商工混在率J40%
超60%以下が7街区(33.3%)とやや 住商の混在がみられるものの,街区 によって は耐火の商業系建築 物が多いところや周辺道路 の整備がなされているところもあるため , r木造建蔽率J40%超が 4 街区 (19.0%), r老朽木造建蔽率J20%超が4街区(19.0%), r接道不良棟数率J 40%超が4街区(19.0%) と木造住宅平坦密集型,木造住宅傾斜密集型に比べて低い。しかし , r容積率J100%超が13街区(61.9%) と他の2つに比べてかなり高い。
道路(73リンク) の特徴 は, r幅員J8m以上が34リンク(46.5%)と他の2つに比べて広幅員 の道 路が多く, r階段設置状況J設置されていないが73リンク(100.0%), r道路傾斜J 0。 以上 50 未満が
73リンク(100.0%), r袋小路状況」袋小路に なってい ないが73リンク(100.0%)と なっている。し かしr架空電線敷設状況」敷設されているが50リンク(68.5%), r単位長さ当たりの沿道木造棟数J 0.1棟1mが26リンク(35.6%)と 多い。ま た ,r敷地境界状況(建物)J50%超100%以下が69リンク(94.5%)
とかなり多く,r敷地境界状況(ブロック塀,石塀)J 0%超が12リンク(16.4%), í敷地境界状況(生 け垣,樹木)J0%超が20リンク(27.4%), r敷地境界状況(石垣)J0%超が0リンク(0%)とかなり 少ないことと, r敷地内状況(空地なし)J 50%超100%以下が69リンク(94.5%)とかなり多く, r敷 地内状況(樹木)J 0%超が 5リンク(6.8%)と極端に少ないことが他の2っと大きく異なっている。
また,r平常時消防ホース到達延長比率 J 1000%超が71 リンク(97.3%)とかなり多いもの の , r地震 時消防ホース到達延長比率J100%超が28リンク(38.4%) と少ない。
3. 4類型別の防災性に影響する要因
3. 3では, 木造住宅平坦密集型, 木造住宅傾斜密集型, 木造商店密集型毎に現況把握を行い , 同じ 木造密集市街地でも, そ れぞれ特徴が異なることを明らかにした。 本節では, 土地利用 形態や地形が 異なる木造密集市街地毎に , 地区レベルの視点から地震火災の被害拡大に影響する要因を街区と道路 につ いて明 らかにする。地震火災の被害拡大に影響する要因を明らかにする手段としては様々な手法 が考えられるが, ここでは質的変 量を取り扱う判別分析 の手法である数量化H類分析を採用した。
そこで,外的基準を,木造住宅平坦密集型,木造住宅傾斜密集型,木造商店密集型に「属するJ, r属 さないjの2つのカテゴリー にとり, 街区と道路のデータとして与え ,3. 3. 1 で作成した街区と道路 に関する指標の各カテゴリーを説明変数として数量化E類分析を行う。 そして , 説明変数のレンジ の 大なる要因を抽出する。 説明変数のレンジは, 判別 の度合いへの影響を及ぼす数量とされている20)。
この説明変数のレンジ の大なる要因を, 木造住宅平坦密集型, 木造住宅傾斜密集型,木造商店密集型 の各タイプに含まれる街区と道路の防災性能に大き な影響を与える要因 ,つまり, 地震火災の被害拡 大に影響する要因と考える。ここで, 外的基準を, 木造住宅平坦密集型, 木造住宅傾斜密集型, 木造 商店密集型に「属するJ, r属さなしリの2つのカテゴリーとしている のは,3つ以上のカテゴリーを外 的基準とすると, 軸の解釈が 明示的でなくなり, 地震火災の被害拡大に影響する要因を抽出すること が困難になるためで ある。
3. 4. 1 街区に関する要因分析
外的基準を, 木造住宅平坦密集型, 木造住宅傾斜密集型, 木造商店密集型に「属するJ, r属さなしリ の2つのカテゴリーにとり,街区のデータとして与え , そして 表3-3 に示した指標の各カテゴリーを説 明変数として, 数量化H類分析を行った。街区 に関する分析結果を表3・7 に示す。
表3・7 街区に関する数量化E類分析結果
木造住宅 木造住宅
木造商店密集型
項目 カテゴリー 平坦密集型 傾斜密集型
スコア レンジ スコア レンジ スコア レンジ
建物状況 建蔽率 110%以上20%以下
0.1035 0.0039 0.0655
2120%超40%以下 0.0706
3140%超60%以下 -0.0896 0.3548 -0.1316 0.2384 -0.0504 0.4 735 4160%超80%以下 -0.2513 14.1% -0.1679 11.1% 0.0379 22.0%
5180%超100%以下 -0.0860 0.0590 ー0.4080 容積率 110%以上50%以下 ー0.0424 -0.1522
0.1207
2150%超100%以下 0.0374 0.0798 0.0607 0.2130 0.8231 31100%超150%以下 ー0.0357 3.2% 9.9% -0.1327 38.3%
0.0409
41150%超 -0.0056 ー0.7024
木造建蔽率 110%以上20%以下 0.0752 0.0044 -0.0454 2120%超40%以下 0.0954 0.0114 -0.0262
3140%超60%以下 ー0.0510 0.3513 0.0706 0.1747 0.0867 0.3741 4160%超80%以下 13.9% 8.1% 17.4%
-0.2559 -0.1041 0.3288 5180%超100%以下
老朽木造建蔽率 110%以上20%以下 0.0141 0.0064 0.0075 2120%超40%以下 0.0278 0.4501 -0.0489 0.0763
-0.0373 0.0448 3140%超100%以下 ー0.4223 17.9% 0.0274 3.6% 2.1%
接道不良棟数率 110%以上20%以下 0.0323 0.1590 -0.0522 2120%超40%以下 0.2806 0.2265 -0.0151
3140%超60%以下 -0.1507 0.6701 0.0994 0.6544 0.1038 4160%超80%以下 26.6% ー0.1576 30.5% 0.0516 4.8%
5180%超100%以下 -0.3895
ー0.4279
人的被害発生危険 l存在しない ー0.0051 0.0271 0.0285 0.1519 -0.0085 0.0454 建築物の存在 2存在する 0.0221 1.1% -0.1234 7.1% 0.0369 2.1%
土地利用状況 住商工混在率 110%以上20%以下 0.1452 -0.5661 0.0855 2120%超40%以下 -0.4405 ー0.0298 0.0397
3140%超60%以下 -0.1432 0.5857 0.0106 0.6388 0.2865 4160%超80%以下 23.3% 29.7% -0.2011 13.3%
-0.0092 0.0727
ー 5180%超100%以下
ー グループ!のサンプルスコアの 平均値と分散 0.0694 0.0616 0.1272 0.0442 0.0354 0.0369
- グループ2のサンプルスコアの 平均値と分散 -0.3007 0.0630 -0.3612 0.0722 ー0.2885 0.1284
一 相関比 0.2521 0.4716 0.1789
(1 )木造住宅平坦密集型
相関比は0.2 521と低いが, カテゴリースコアの符号条件は妥当のようである。 レンジの大きな 要因 をみてみると, í接道不良棟数率J 26.6%, í住商工混在率J 23.3%, í老朽木造建蔽率J 17.9 %となって いる。 カテゴリースコアをみると, í接道不良棟数率J40%超60%以下と60%超80%以下, í住商工混 在率J 20%超40%以下と40%超60%以下, í老朽木造建蔽率J40%超100%以下が大きな値を示してい る。木造商店密集型, 木造住宅傾斜密集型と比較してみると, í老朽木造建蔽率Jの要因が相対的に大 きいことが特徴として挙げられる。 木造密集市街地の中でも木造住宅平坦密集型は, 接道不良 建物が 多いこと, 商工業系用途の建物の混在, 老朽木造建物の密集が街区の防災性能に大きな影響を与えて いる。
(2)木造住宅傾斜密集型
相関比は 0.4821 と高い。 レンジをみると, í接道不良棟数率J 30.5%, í住商工混在率J 29.7%, í建 蔽率J11.1 %となっている。 カテゴリースコアをみると, í接道不良棟数率J 60%超80%以下と 80%超 100%以下, í住商工混在率JO%以上2 0%以下, í建蔽率J40%超60%以下と60%超80%以下が大きな値
を示している。 木造住宅平坦密集型, 木造商店密集型と比べてみると, í接道不良棟数率J, í住商工混
イE率J, í人的被害発生危険建築物の存在」の要因が比較的大きいことが特徴である。 木造密集市街地
の中でも木造住宅傾斜密集型は, 接道不良の建物が多いこと, 建物の密集が街区の防災性能に大きな 影響を与えている。
(3)木造商店密集型
相関比は0.1789と低く, 判別に成功したとは言い難い。 しかし, カテゴリースコアの符号条件は妥 当のようである。 レンジをみると, í容積率J38.3%, í建蔽率J 2 2.0%, í木造建蔽率J 17.4%となって いる。 カテゴリースコアでは, í容積率J150%超, í住商工混在率J40%超60%以下が大きな値を示し ている。 木造商店密集型は他の2っと異なる結果となっており, 相対的に「容積率J の要因が非常に 大きく, r接道不良棟数率J の要因が小さいことが特徴である。 これは, 木造住宅平坦密集型や木造住 宅傾斜密集型と異なり, 大型店舗や商業ピノレが 混在していること, また, 大型店舗や商業用のビル周 辺の道路がある程度整備されていることが影響している。
3. 4. 2道路に関する要因分析
外的基準を, 木造住宅平坦密集型, 木造住宅傾斜密集型, 木造商店密集型に「属するJ, í属さなしリ
の2つのカテゴリーにとり,道路のデータとして与え, そして表3-4 に示した指標の各カテゴリーを説 明変数として,数量化E類分析を行った。 ここで, 表3-4 に示した指標の中で, 消防水利状況に関して は,水利の存在に着目した指標と , 水利からの消防ホースの到達可能性に着目した指標は性質が異な るため,道路特性に関する指標と沿道状況に関する指標に, 水利の存在に着目した「消火栓設置状況 (75mm) J, í消火栓設置状況(100mm )J, í防火水槽設置状況」を加えた場合(ケース1 ) と, 道路特 性に関する指標と沿道状況に関する指標に, 水利からの消防ホースの到達可能性に着目した「平常時 消防ホース到達延長比率J, r地震時消防ホース到達延長比率Jを加えた場合(ケース2 )の2つのケー スで‘数量化E類分析を行うことにした。 ケース1 の場合の分析結果を表3・8 に, ケース2 の場合の分析 結果を表3-9に示す。
(1 )木造住宅平坦密集型
相関比は, ケースlで0.2236 , ケース2 で0.2206 と低い。 しかし, カテゴリースコアの符号条件は 妥当のようである。 レンジをみると, r幅員J26.9% (ケース2 ),ついで, r架空電線敷設状況J10.8%
(ケース2),r敷地境界状況(建物)J 9.7% (ケース1), r敷地境界状況(ブロック塀, 石塀)J9.1% (ケ
ース2)が大きな要因となっている。 カテゴリースコアをみると, r幅員」 は4m以上6m未満と12m 以上20m未満, r架空電線敷設状況」は敷設されている, r敷地境界状況(建物)Jは50%超100%以下,
f敷地境界状況(ブロック塀, 石塀)Jは0%超50%以下が大きな値を示している。 他の2っと比較す ると,í幅員Jの要因が大きく, r平常時消防ホース到達延長比率J の要因が小さいこと, r地震時消防 ホース到達延長比率J 0% , r防火水槽設置状況J0基のカテゴリースコアが負にきいているが特徴であ る。「幅員Jについては 道路沿道の状況によっては地震時に道路閉塞を引き起こす可能性が高い 4m 以上6m未満と, その可能性が低い12m以上20m未満のカテゴリースコアが大きな値を示している。
これは,木造住宅平坦密集型の内部には地震時に道路閉塞を引き起こす可能性が高い狭院な道路が多 いが, その周辺部には広幅員の道路が存在することによるもので, 木造住宅平坦密集型が一般的にい われる“あんとかわ" という状況になっていることを表している。
(2)木造住宅傾斜密集型
相関比は,ケースlが0.4042 ケース2 が0.4040 と高い。 レンジの大きな要因をみると, r敷地境界 状況(ブロック塀, 石塀)J 20 .6% (ケース 1),ついで「平常時消防ホース到達延長比率J13.5% (ケ ース2), í幅員J11.9% (ケース1 ), r敷地境界状況(石垣)J 9.2% (ケース1)となっている。 カテゴ リ」スコアをみると, r敷地境界状況(ブロック塀, 石塀)Jは50%超100%以下, r平常時消防ホース 到達延長比率jは2000%超, r幅員Jは4m未満, r敷地境界状況(石垣)J は50%超100%以下が大き
か値を示している。 木造住宅平坦密集型, 木造商店密集型と比較してみると, r敷地境界状況(ブロッ
ク塀,石塀)J , r敷地境界状況(石垣)Jの要因が大きいこと, また, r道路傾斜J50 以上, r袋小路状
表3・8 道路に関する数量化E類分析結果〈ケース1)
木造住宅 木造住宅
木造商店密集型
項目 カテゴリー 平坦密集型 傾斜密集型
スコア レンジ スコア レンジ スコア レンジ
歪路特性 幅員 214m以上6m未満114m未満 -0.5793 0.0569 -0.1222 0.2582 -0.0458 0.0797
316m以上8m未満 0.5165 1.0958 0.0958 0.3804 0.2252 0.5845 418m以上12m未満 0.2856 26.2% 0.0172 11.9% -0.3520 18.8%
5112m以上20m未満 -0.3512 0.0969 -0.3593
61 20m以上 0.1584 0.1483
階段設置状況 l設置されていない -0.0123 0.1100 2設置されている 0.0977 3.4%
道路傾斜 1100 以上5。 未満 -0.0633 0.2453 0.0303 0.1361 2150 以上10。 未満 0.1820 5.9% ー0.1058 4.3%
3110。 以上 0.1471 ー0.0447
袋小路状況 l袋小路になっていない 0.0021 0.0360 2袋小路になっている -0.0340 1.1%
沿道状況 架空電線敷設状況 l敷設されていない 0.2258 0.4411 -0.1137 0.2221 -0.0163 0.0318 2敷設されている -0.2153 10.5% 0.1084 7.0% 0.0155 1.0%
ポーノレ類設置状況 l設置されていない -0.0148 0.0848 ー0.0210 0.1197 0.0432 0.2465 2設置されている 0.0699 2.0% 0.0987 3.8% ー0.2034 7.9%
単位長さ当たりの 110棟1m 0.2000 0.3310 0.2321 0.3179 0.0109 0.3048 沿道木造棟数 210棟1m超0.1棟1m以下 0.0867 7.9% 0.0208 10.0% ー0.1685 9.8%
310.1棟加超 -0.1310 -0.0859 0.1363
敷地境界状況 110% 0.2074 0.4076 -0.0506 0.1180 0.3329 0.7894 建物 210%超50%以下 0.0906 9.7% -0.0478 3.7% 25.4%
3150%超100%以下 -0.2002 0.0673 ー0.4565
敷地境界状況 110% 0.0944 0.3651 0.0767 0.6572 ー0.0677 0.1575 プロック塀, 石塀 210%超50%以下 -0.1782 8.7% ー0.0206 20.6% 0.0898 5.1%
3150%超100%以下 0.1869 -0.5805
敷地境界状況 110% 0.0077 0.0219 -0.0329 0.1081 0.0030 0.0626 生け垣, 樹木 210%超50%以下 -0.0142 0.5% 0.0750 3.4% -0.0137 2.0%
3150%超100%以下 -0.0331 0.0488 敷地境界状況 110% -0.1137 0.3027 0.0982 0.2930
石垣 210%超50%以下 0.1442 7.2% -0.1121 9.2%
3150%超100%以下 0.1890 -0.1949
敷地内状況 110% 0.2124 -0.2106 0.2381 0.0499 空地なし 210%超50%以下 0.1544 5.1% -0.0291 7.5% ー0.0363 1.6%
3150%超100%以下 ー0.0580 0.0275 0.0136
敷地内状況 110% ー0.0124 0.0448 -0.0092 0.1483 -0.0432 0.1567 樹木 210%超50%以下 0.0324 1.1% 0.0018 4.6% 0.1135 5.0%
3150%超100%以下 0.1390
敷地内状況 110% 0.0475 0.1766 0.0217 0.2048 -0.1001 0.1710 空地 210%超50%以下 0.0005 4.2% 0.0316 6.4% 0.0709 5.5%
消防水利状況 3150%超100%以下 -0.1291 -0.1732 0.0102
消火栓設置状況 110基 -0.0277 0.1669 0.0027 0.0162 -0.0030 0.0178 75mm 211基以上 0.1392 4.0% -0.0135 0.5% 0.0149 0.6%
消火栓設置状況 110基 0.0137 0.1357 0.0077 0.0767 0.0146 0.1446
IOOmm 211基以上 -0.1220 3.2% ー0.0690 2.4% -0.1300 4.7%
防火水槽設置状況 110基 -0.0034 0.1528 0.0002 0.0085 0.0087 0.3877 211基以上 0.1494 3.7% -0.0083 0.3% -0.3790 12.5%
グル プlのサンプルスコアの平均値と分散 0.1440 0.3179 0.1879 0.1388 0.0797 0.2821 グル プ2のサンプノレスコアの平均値と分散 -0.6314 0.3347 -0.3388 0.1247 -0.7437 0.2179
相関比 0.2236 0.4042 0.2076
表3・9 道路に関する数量化E類分析結果〈ケース2)
木造住宅 木造住宅
項目 カテゴリー 平坦密集型 傾斜密集型
スコア レンジ スコア レンジ
E雇特性
幅員 114m未満214m以上6m未満 -0.5563 0.0388 -0.0998 0.1943316m以上8m未満 0.5572 1.1135 0.0866 0.2941 418m以上12m未満 0.2860 26.9% 0.0165 9.7%
5112m以上20m未満 -0.3537 0.0521
61 20m以上 0.1881 0.1517
階段設置状況 l設置されていない -0.0036 0.0323 2設置されている 0.0287 1.1%
道路傾斜 110。 以上50 未満 -0.0544 0.2241 0.0440 0.1806 2150 以上100 未満 0.1697 5.4% -0.1014 5.9%
3110。 以上 0.1080 -0.1367
袋小路状況 l袋小路になっていない 0.0109 0.1910 2袋小路になっている -0.1801 6.3%
沿道状況 架空電線敷設状況 l敷設されていない 0.2299 0.4492 -0.0504 0.0984 2敷設されている ー0.2192 10.8% 0.0480 3.2%
ポール類設置状況 l設置されていない -0.0173 0.0985 -0.0131 0.0750 2設置されている 0.0813 2.4% 0.0618 2.5%
単位長さ 当たりの 110椀Um 0.1873 0.3174 0.1443 0.2011 沿道木造棟数 210棟1m超0.1棟1m以下 0.0902 7.7% 0.0171 6.6%
310.1棟1m超 -0.1301 -0.0568
敷地境界状況 110% 0.1815 0.3597 -0.0680 0.1337 建物 210%超50%以下 0.0833 8.7% ー0.0299 4.4%
3150%超100%以下 -0.1782 0.0658
敷地境界状況 110% 0.0801 0.3785 0.0377 0.4319 プロック塀, 石塀 210%超50%以下 -0.1612 9.1% 0.0083 14.2%
3150%超100%以下 0.2173 -0.3942
敷地境界状況 110% 0.0154 0.0439 -0.0105 0.1332 生け垣, 樹木 210%超50%以下 -0.0284 1.1% 0.0370 4.4%
3150%超100%以下 -0.0962
敷地境界状況 110% -0.1071 0.2741 0.0885 0.2834 石垣 210%超50%以下 0.1400 6.6% ー0.0935 9.3%
3150%超100%以下 0.1670 ー0.1949
敷地内 状況 110% 0.1737 0.2390 -0.1707 0.1933 空地なし 210%超50%以下 5.8% ー0.0247 6.3%
3150%超100%以下 -0.0653 0.0226
敷地内状況 110% -0.0082 0.0298 ー0.0010 0.0658 樹木 210%超50%以下 0.0216 0.7% ー0.0082 2.2%
3150%超100%以下 0.0576
敷地内 状況 110% 0.0565 0.2124 0.0275 0.1684 空地 210%超50%以下 0.0012 5.1% 0.0184 5.5%
3150%超100%以下 -0.1558 ー0.1408 消防水利状況 平常時消防ホース 110%以上 500%以下 0.2521
到達比率 21500%超 1000%以下 0.1348
0.1995
311000%超 1500%以下 -0.0372 0.2419 -0.0702 0.4117 411500%超2000%以下 ー0.1071 5.8% -0.0745 13.5%
512000%超 -0.0141 -0.1596 地震時消防ホース 110% -0.0378 0.0764
到達比率 210%超 100%以下 0.0326 0.1610 ー0.0019 0.1536 31100%超 200%以下 -0.0202 3.9% ー0.0772 5.0%
41200%超 0.1232 0.0136
グループlのサンプルスコアの平均値と分散 0.1440 0.3200 0.1573 0.0659 グループ2のサンプルスコアの平均値と分散 ー0.6314 0.3271 ー0.2835 0.0655
-ーーーーー 相関比 0.2206 0.4040
木造商店密集型 スコア レンジ
0.0643 ー0.0426
0.1684 0.4748 -0.1914 15.7%
-0.3064
-0.0076 0.0149 0.0073 0.5%
0.0399 0.2277 -0.1879 7.5%
0.0109 0.2719 -0.1505 9.0%
0.1214
0.2682 0.6360 21.0%
-0.3678
ー0.0617 0.1436 0.0819 4.7%
0.0131 0.0396 -0.0264 1.3%
-0.0098
0.0639 -0.0464 2.1%
0.0174
-0.0294 0.1066
0.0772 3.5%
ー0.0703 0.1250 0.0548 4.1%
-0.0112 0.1260
0.1441 0.5827 -0.0310 19.2%
-0.4386 0.0486
ー0.1583 0.3434 0.1851 11.3%
ー0.1582
0.0830 0.2553 -0.7744 0.1743
0.2062