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(1)

「アジア国際私法原則」(APPIL)について

著者 高杉 直

雑誌名 同志社法學

巻 69

号 7

ページ 2305‑2322

発行年 2018‑02‑28

権利 同志社法學會

URL http://doi.org/10.14988/pa.2019.0000000301

(2)

    ﹂(同志社法学 六九巻七号二七七二三〇五

」(

             

Ⅰ   は じ め に

  国際私法 1

の目的は、複数の国に関連する私人の生活関係(渉外的生活関係)に対して適切な法規律を行うことにある。渉外的生活関係は、法内容を異にする複数の国に関連するという点で、内国的生活関係とは異なる特殊性を有する。仮に関連する各国が自国法を適用すれば、国ごとに法適用の結果が異なる事態(跛行的法律関係)が生じることになり、渉外的生活関係の法的安定を害することになる。国際私法の主たる任務は、跛行的法律関係の発生を防止し、どの国でも同一の事案には同一の法的評価がなされること(国際的判決調和)を実現することにより、渉外的生活関係の法的安定性を確保することである 2

  国際的判決調和を実現する方法として、第一に、内国裁判所による外国法の適用が考えられる。外国裁判所が適用す

(3)

    同志社法学 六九巻七号二七八﹂(二三〇六

る法と同一の法を適用することにより、内国でも同一の法的結論が導かれる。このように、外国法の適用可能性を肯定した上で準拠法を決定・適用する方法が、狭義の国際私法である。第二に、手続的な方法で、国際的判決調和を実現する方法が考えられる。例えば、自国の国際裁判管轄を適正に画定すれば、同一の事件を内国裁判所と外国裁判所とが同時に判断する事態(国際訴訟競合)を避けることができ、跛行的法律関係の発生を回避できる。また、外国裁判所が下した判決を内国で承認することによっても、国際的判決調和を実現できる

)3

  しかし、実際には、国際私法自体が国家法の形式で存在しており、従って国際私法の内容も国ごとに異なるため、国際的判決調和の実現は、必ずしも十分なものではない。﹁ハーグ国際私法会議﹂において、世界レベルで国際私法を統一するための条約が採択されているものの、成功している条約は多くはない 4

。他方で、欧州や米州では、地域レベルにおいて、長年にわたって国際私法の統一のための努力が行われてきている

)5

  これに対してアジア地域では、欧州や米州のような国際私法の地域的統一に向けた動きは、見当たらなかった。しかし、近時、アジア地域における国際私法の統一を目的とする研究プロジェクトが出現している。﹁アジア国際私法原則(

A sia n P rin cip le s o f P riv at e I nt er na tio na l L aw : A P P IL

)プロジェクト﹂(APPILプロジェクト)である。

  本稿は、このAPPILプロジェクトの概要を紹介するものである。以下では、APPILプロジェクトの背景や作業方法を概観した後、契約準拠法の部分を中心に現時点でのAPPILの内容を紹介する。そして最後に、APPILプロジェクトについての今後の展望を述べたい。

(4)

    ﹂(同志社法学 六九巻七号二七九二三〇七

Ⅱ   A P P I L プ ロ ジ ェ ク ト の 背 景 と 作 業 方 法

1   A P P I L プ ロ ジ ェ ク ト の 背 景

  APPILプロジェクトの起源は、一九九〇年代に開始された日本と韓国の二国間の国際私法学者の交流プロジェクト(日韓プロジェクト)に遡ることができる。この日韓プロジェクトは、松岡博教授(大阪大学)の主導によって開始されたものであった 6

。その後、国際私法に関する複数の日韓共同研究プロジェクトが進められた 7

。これら共同研究の過程で、少なくとも一定分野では、日韓二国間での共通の国際私法原則を認識・策定する環境が十分に整っているものの 8

、他方で、欧州や米州などの地域と比べると、アジア地域では統一国際私法の進展が不十分であることも判明した。

  欧州や米州と比べて地域統合の深度や経済・政治・歴史・言語その他の同質性の水準が必ずしも高くないアジアの現状を前提にすれば、アジア地域における実質法の統合の範囲・深度は当面小さいままに推移するものと推測される。他方で、特に日本にとって、家族法分野で実務上重要なのは人的交流の密度の高いアジア諸国との関係であり、また、財産・取引法分野においても、東南アジア地域の経済成長や日本企業の進出を考えると、アジア諸国との関係が今後益々重要になると考えられる。そこで、実質法の相違を前提とした上で、国際私法交通の安全・円滑を図る国際私法の統一へ向けた試みが強く要請されるのではないか。これが、APPILプロジェクトが開始された背景である。

  もっとも、欧州や米州と比べて同質性の水準が低いアジア地域の場合には、国際私法の統一も一層困難ではないかとも思われる 9

。しかし、﹁条約﹂などの法的拘束力の強い共通規則の起草ではなく、アジアの各法域における共通の﹁原則﹂の認識・策定であれば、一定の可能性があるのではないか ₁₀

。このような考えから、アジア地域における国際私法の共通原則を明らかにすること、仮にそのような共通原則が存在しないことが明らかとなった場合には、共通原則として受け

(5)

    同志社法学 六九巻七号二八〇﹂(二三〇八

入れ可能な原則を策定することを目的として、二〇一二年四月から、APPILプロジェクトが開始された ₁₁

2   A P P I L プ ロ ジ ェ ク ト の 作 業 方 法

  APPILプロジェクトは、日本の国際私法研究者から成る﹁APPIL運営委員会 ₁₂

﹂を母体として実施されている。APPILの起草作業自体は、東アジアおよび東南アジア地域の一〇法域の代表から成る﹁APPIL起草委員会(

C om m iss io n on A sia n P rin cip le s o f P riv at e In te rn at io na l L aw : C A P P IL

₁₃

)﹂が行っている。このほか、世界各国の著名な国際私法研究者に、APPILプロジェクトに対して大所高所からのアドバイスを行う﹁スーパーバイザー﹂を引き受けて頂いている ₁₄

  APPILプロジェクトでは、次の一一の章に分けた上で、共通原則の策定に向けた作業を行っている。すなわち、①法選択総論(

G en er al R ule s o f C ho ic e o f L aw

)、②婚姻および離婚(

M ar ria ge a nd D iv or ce

)、③子(

C hil dr en

)、④相続および遺言(

Su cc es sio n a nd W ill

)、⑤契約(

C on tr ac t

)、⑥不法行為(

To rts

)、⑦物権(

P ro pe rty

)、⑧法人(

C or po ra tio n

)、⑨民商事事件の裁判管轄権(

Ju ris dic tio n in C iv il an d C om m er cia l M at te rs

)、⑩民商事事件の裁判の承認および執行(

R ec og nit io n a nd E nf or ce m en t o f F or eig n J ud gm en t i n C iv il a nd C om m er cia l M at te rs

)、ならびに、⑪仲裁(

A rb itr at io n

)である。このうち、家族法および相続法の分野については、各法域の実質法および国際私法の相違が大きく、調査および検討に一層の時間を要することから、①⑤⑥⑨⑩⑪を先行して検討することとした。

  CAPPILにおけるAPPILの起草に向けた具体的な作業手順は、次のとおりである。第一に、各章ごとに﹁報告担当者﹂を決めた上で﹁質問状﹂をCAPPILメンバーに送付する。第二に、CAPPILメンバーは、質問状に対し、自らの法域の内容を回答した﹁回答報告書﹂を作成する。第三に、報告担当者は、回答報告書などを基礎として

(6)

    ﹂(同志社法学 六九巻七号二八一二三〇九 ﹁APPIL原案﹂を作成する。第四に、CAPPILメンバーが集まり(CAPPIL会合)、APPIL原案をもとに検討する ₁₅

。第五に、CAPPIL会合での議論をもとに、APPIL原案を修正して﹁APPIL草案﹂を作成する ₁₆

。第六に、APPIL草案をCAPPILメンバー、スーパーバイザーその他の関係者に回覧してコメントを求め、そのコメントを参考にしてAPPILを確定する。

  現在、財産・取引法の分野におけるAPPILの編集作業が進められており、二〇一八年中に﹃APPIL

れでる八﹄が公刊さある予定 ₁₇ 〇一 - 二

Ⅲ   『

A P P I L

に 約 心 中 を 法 拠 準 の 契 〇 ― 要 概 の 』 八 一

- 二

1   『

A P P I L

〇 一 八 』 の 概 要

- 二

  ﹃APPIL

。章の援﹂の六つの支か成る予定であるら 商判裁の件事事第民﹁章五﹂、法拠承のび認に裁仲﹁章六第、のおらな﹂、行執びよ準為準法不﹁章四第﹂、法拠の約行 ﹁一章〇民商事、第はかほの論序、件﹄八一事第の択契﹁章三第﹂、論総選裁法﹁章二﹂、権轄管判 - 二

  各章では、問題ごとに対する﹁原則﹂が条文形式で記載された後、当該原則に関する﹁解説(

C om m en ts

)﹂が置かれる。

  以下では、第三章﹁契約の準拠法﹂の部分を紹介する ₁₈

(7)

    同志社法学 六九巻七号二八二﹂(二三一〇

2   契 約 の 準 拠 法 に 関 す る A P P I L

⑴   総   説

  ﹃APPIL

ピィ(るきで類分に)ンフリ ₁₉ 法香(域法二の系ン米英)、アシネド、イ港おシ混域法一の系法合、ンびよイ)、ルーポガ、タ国、ムナトベ、湾台、中 域(AP〇PIL〇法対一るなと象域の﹄八一法く)法、国韓、本日(域七はの系法陸大、き大、 - 二

。契約の準拠法に関する法内容も、それぞれの法域によって異なる。

  そこで、契約の準拠法に関する共通原則を条文化する際の方針が問題となる。この点については、第一に、APPIL法域の中で共通ルールが見い出せる場合には、そのルールを﹁原則﹂に採用している。APPIL法域の中でルールが相違する場合には、第二に、二〇一五年の﹁国際商事契約の準拠法選択に関するハーグ原則﹂(ハーグ原則 ₂₀

)などに反映されている近時の傾向を、できる限り優先的に採用している。ただし、各法域で受け入れられる柔軟性を確保するため、必要に応じた修正が施されている。また、他の国際的な法文書 ₂₁

についても、一定程度の考慮がなされている。

  第三章﹁契約の準拠法﹂は、①適用範囲、②当事者による法選択、③明示および黙示の法選択、④非国家法の選択、⑤反致の排除、⑥法選択合意の独立性、⑦法選択合意の有効性、⑧法選択合意の方式、⑨当事者による法選択がない場合の準拠法の九か条から成る。

⑵   第 三 章 「 契 約 の 準 拠 法 」 の 適 用 範 囲 ( 第 一 条 )

  第一条は、第三章﹁契約の準拠法﹂の適用範囲を定めている。第一に、﹃APPIL

象しだけを対約と、約労働契約や消費﹂契契するめ定をとこる外事除を際的な﹁商者 ₂₂ 〇国が象対の章三第﹄八一 - 二

。商事契約の定義自体は置かれていないが、ハーグ原則第一条と同様に、﹁当事者双方が営業活動又は職業活動において締結する契約﹂に適用すると定

(8)

    ﹂(同志社法学 六九巻七号二八三二三一一 めることで、実質的に商事契約を定義している ₂₃

  第二に、第一条は、第三章﹁契約の準拠法﹂が﹁国際的﹂な契約だけを対象とすることを定める。ハーグ原則第一条と同様、当事者が同一の法域内に営業所を有し、かつ、法選択以外の関連する要素がその法域だけに関係する契約(すなわち、国内契約)に該当しない契約を、国際的な契約と定義している ₂₄

  第三に、第三章﹁契約の準拠法﹂の規定が、自然人の能力、仲裁合意・管轄合意、会社その他の団体・信託、倒産手続、契約の物権的効果、代理の外部関係などの問題には適用されないことを定める ₂₅

。この点もハーグ原則第一条と同様である。

⑶   当 事 者 に よ る 法 選 択 ― 当 事 者 自 治 の 原 則 ( 第 二 条 )

  第二条は、当事者による法選択を認める(当事者自治の原則)。ハーグ原則第二条と同様の規定である。第一に、すべてのAPPIL法域で当事者自治の原則が認められている ₂₆

。当事者自治の根拠としては、当事者の期待の保護、国際取引の安全・円滑、準拠法決定の明確性などが挙げられる。

  第二に、第二条は、当事者が、契約の一部だけに適用される法の選択や、異なる部分に適用される異なる法の選択をすることができる旨を定める。いわゆる﹁準拠法の分割指定(デプサージュ

dépeçage

)﹂を認めるものである。準拠法の分割指定も、殆どのAPPIL法域で認められている ₂₇

  第三に、第二条は、当事者がいつでも準拠法の選択や変更を行うことができる旨を定める。この点も、多くのAPPIL法域で認められている ₂₈

。準拠法の事後的変更によって、方式上の有効性や第三者の権利は害されないのは当然である。

(9)

    同志社法学 六九巻七号二八四﹂(二三一二

  第四に、第二条は、法廷地法に別段の定めがある場合を除き、選択された法と当事者や取引との間の関連性を要求しない旨を定める。ハーグ原則第二条とは異なり、法廷地法による留保を認めている。APPIL法域の多くは、選択された法と当事者・取引との間の関連性を要求しないが、インドネシアなどの一部の法域で関連性が要求されていることを考慮したものである ₂₉

⑷   明 示 お よ び 黙 示 の 法 選 択 ( 第 三 条 )

  第三条は、法選択の態様を定めるものであり、ハーグ原則第四条と同様の規定である。準拠法の選択または変更は、原則として、明示的に行わなければならない。準拠法選択の方式については、後述の通り、第八条によって原則として特別な要式は不要とされている。

  ただし、契約の内容または諸事情から法選択が明らかな場合には、当事者による黙示的な法選択も認められる。例えば、当事者が契約中に特定の標準約款を引用し、当該標準約款が特定の法の選択を前提としている場合などである。多くのAPPIL法域も、黙示の法選択を認めている ₃₀

  なお、裁判管轄条項や仲裁条項は、それ自体では法選択とはされない ₃₁

⑸   非 国 家 法 の 選 択 ( 第 四 条 )

  第四条は、法廷地法に別段の規定がある場合を除き、当事者が非国家法を準拠法として選択できることを定めている。基本的に、ハーグ原則第三条と同様の規定である。多くのAPPIL法域も、非国家法の準拠法適格性を認めている ₃₂

(10)

    ﹂(同志社法学 六九巻七号二八五二三一三

⑹   反 致 の 排 除 ( 第 五 条 )

  第五条は、反致の排除を定める。ハーグ原則第八条と同様の規定である。当事者による準拠法の選択は、原則として、当事者が選択した法の国際私法の準則を含まない。すなわち、その選択された国の実質法が適用される ₃₃

。例外的に、当事者が明示的に国際私法を選択した場合には、当事者自治の尊重という観点から、その選択が尊重される ₃₄

⑺   法 選 択 合 意 の 独 立 性 ( 第 六 条 )

  第六条は、法選択合意の独立性を定める。ハーグ原則第七条と同様の規定である。法選択合意の独立性とは、法選択条項を定めている契約(主契約)から当該法選択条項が独立していることを言い、主契約が無効であったとしても、当該法選択条項が当然に無効とはされないことを意味する(実質法上の独立性)。法選択合意の独立性は、裁判管轄合意や仲裁合意の独立性と同様に、APPIL法域を含む諸国で広く認められている ₃₅

  なお、第六条は、法選択合意の準拠法を定める第七条および第八条とともに、法選択合意に関する抵触法上の独立性をも含意する。抵触法上の独立性とは、主契約とは別個の単位法律関係として法選択合意の準拠法を主契約とは独立して決定することを意味する ₃₆

。このようにして決定された法選択合意自体の準拠法に、実質法上の独立性の問題をゆだねることも考えられるが、第六条は、ハーグ原則第七条と同様に、実質法上の独立性を直接に実質法的に定める。

⑻   法 選 択 合 意 の 有 効 性 ( 第 七 条 )

  第七条は、法選択合意の有効性の判断基準について定める。ハーグ原則第六条と同様の規定である。第一に、法選択合意の有効性は、表見上合意された法によって決定される。この考え方は、ハーグ原則第六条だけでなく、ローマI規

(11)

    同志社法学 六九巻七号二八六﹂(二三一四

則第一〇条第一項やメキシコ条約第一二条第一項でも採用されている。APPIL法域の多くも、同じ考え方を採用している ₃₇

  第二に、第七条は、当事者双方が約款を用いており、かつ、その約款において準拠法の指定をしている場合に、①約款が指定する準拠法のいずれによっても同一の約款が優先するときには、その優先する約款が指定する法が準拠法とされ、②それ以外のときには、法選択合意の有効性を認めない。いわゆる﹁書式の闘い﹂に関するノック・アウト・ルールを採用するものである ₃₈

  第三に、例外として、一方当事者が準拠法の選択に同意したか否かを判断するにあたり、表見上合意された法によることが相当でない場合には、その当事者が営業所を有する法域の法による。これは、ハーグ原則第六条第二項、ローマⅠ規則第一〇条第二項、メキシコ条約第一二条第二項でも採用されている立場である。このような立場を採るAPPIL法域もある ₃₉

⑼   法 選 択 合 意 の 方 式 ( 第 八 条 )

  第八条は、法選択合意の方式について、当事者による別段の合意がある場合を除き、いかなる要件にも服しない旨を定める。ハーグ原則第五条と同様に、実質法的に定めた規定である ₄₀

。APPIL法域の多くも、明文の規定はないが、法選択合意について特段の方式要件を定めていない ₄₁

⑽   当 事 者 に よ る 法 選 択 が な い 場 合 の 準 拠 法 ( 第 九 条 )

  第九条は、当事者による法選択がない場合の準拠法決定ルールを定める。基本的にはローマ条約第四条と同様の立場

(12)

    ﹂(同志社法学 六九巻七号二八七二三一五 を採用する。ハーグ原則には同様の規定はない。第一に、APPILによれば、当事者による法選択がない場合には、その契約と最も密接な関係を有する法域の法が準拠法となる。これは﹁最密接関係原則﹂を採用するものである。APPIL法域の多くが最密接関係原則を採用している ₄₂

  第二に、通則法第八条第二項と同様に、いわゆる﹁特徴的給付の理論﹂に基づき、その契約の特徴的給付を行う当事者の本拠地法が、最密接関係地法と﹁推定﹂される。特徴的給付を行う当事者の本拠地法を準拠法と推定する理由は、主として当事者間の公平に求められる。すなわち、一般に、物品の引渡しや役務の提供などの特徴的給付を行うことの方が、金銭の支払いと比べて困難を伴うことが多いことから、特徴的給付を行う当事者の保護が正当化される。日本以外でも、一定数のAPPIL法域が特徴的給付の理論を採用している ₄₃

Ⅳ   今 後 の 展 望

  APPILプロジェクトは、﹃APPIL

LIPPA、﹃は在現 も態的な。のである、動く〇成一八﹄の作成で完・な終結するものでは - 二

。うるいてれわ行が動活究研なよ〇の次、てけ向に草起の﹄二二 - 二

  第一に、家族法および相続法の領域におけるAPPILの作成である。家族法および相続法の領域は、国ごとに実質法の相違も大きく、国際私法においても単一の共通原則を見出すことは極めて困難である。とはいえ、家族法および相続法に関するAPPIL法域の国際私法を、いくつかの類型に整理することは可能である。そこで、単一のルールの採用にこだわらず、個別の問題によっては複数のルールをAPPIL原則として採択することを前提に、検討を進める予定である。

(13)

    同志社法学 六九巻七号二八八﹂(二三一六

  第二に、﹃APPIL

Lめアジア、はにた域ぶ呼と則原法の全をな対PA。﹃いならばIれけなしと象P ア﹂ジ〇ア東びよおアジ、東アは象対の﹄八一南ジアた﹁に、真しかし。っアあで域法〇一の - 二

L領る予定である。この対象域大の拡大に伴い、﹃APPIす拡アまにアジア央中やジア南で ﹄で〇二二、はをその対象領域 - 二

。検るず生が要必う行を討再もてい 〇つに容内の﹄八一 - 二

  APPILプロジェクトによってアジア地域の国際私法研究者の交流が活発となり、アジア地域における国際私法の統一が一層促進されることが期待される。

1稿) 

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(14)

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15) 

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