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創建j関東大寺大仏の比例的復原

美術工芸研究室

京大寺大仏(J,収合J}ll仏主任i象)のf:IJ:illWJにおける規肢とプロポションがL、かなるものであっ たか。 この報告は「大仏殿碑文」および「延脂僧録文J に記される法盆と, 近来研究所にお いて実施している仏像の写真訓I]品成架とにもとづいて, お1J.IBJVJ大仏の比例的な佐原を試みた ものである。

文献に記される法量の検討 l1洋文:および{目録文によって切らかな法1止は第1表に1Mげた計 30箇所である。 このうち坐j:":j • 出長・学長は同文献で数値が拠なるが,1目録文の掌長1丈6

1《は·;:;\·減的にも向かの�J』りとみられ, また坐高は古来の伝承に従えば碑文の5丈3尺5寸が

般的であるので, この3箇所についてはし、ずれも碑文の法

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:を採用した。

次に, 11lfj文!?武の法誌がすべて{象の2点IUJ距出mを示していることはいうまでもないが, それ らが各々l白線距削か, あるいは像菌iに沿った尖距離であるのか, この|以りでは断定する線拠 はなく, またここでは大仏の基本的なプロポションをHt定復原することがJ』I的なので,「F 凶上の便宜も考えて応すべてを正射投影による直線距出mとみなして用いた。

また, 上記法祉における計測点について検討を加え, !ls'iに解釈をした主なものを挙げれば 以下のようになる。 なお, 多くはごく常識的に解釈した。①目!日J=その長さ1尺6寸を作図 上のt如来から考えて両|恨の内

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I BJとした〔7〕。 ②白山前至眉!日I=山稜の最下MM, すなわら仏 先と, 両l百が迫ってよ:A佼に辿なるよ:A綾のつけ似まで〔9〕。 ③耳:長=いわゆる耳の:長さ。

第11説 大仏!UIJi(図(正問会凶〉

- 2

(2)

創WU!東大寺大仏の比例的復原

ただし位置は写真iJ!IJ:llR却によって,耳:輪Ji"i頂点がu ほぼ髪|祭紘に水平な{立位〔13〕。④来i径=いわゆる)i=i

l師。しかし,計測点は把え刻tし、ので,写真討[IJJ.j'\:J来栄 をもとに,仏像の三道最下占;IJに接する水平総上l’こ求 めた〔15〕。⑤胸長

11旬l隔に当てた[17〕。⑥i庁長・

Ht至)院長=I庁長は右上!I専の長さ,f'I:図上では右前

禁容|大仏脳内文(尺〉|経附録文。

(三道下の水平総)より両iJ)J曜の上端まで[18〕。)Jk;歪)院 長はさらにその先,つまり前)MJ. ,'fl\上而〔19〕。⑦)Ju 長=Jiuのくひ:'Ji.の左右端の長さ〔20〕。 @!係長=JUi IIで(ふくらはぎ)の長さ。tii蜘|して上にmなる左足に 求めた〔23〕。

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下=イムの32』'Li中の足下'.t.'3V·おiの川 例にもみるように, いわゆる足哀の長さ〔25〕。 ⑮ 而i長ニ普通安l族以下顎までをさすが,この場合,f(ij

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,,勾出ょうj. 佐l髭|探至j頁などとの均衡を考えると,

肉12下から顎までが該当する[27〕。

写真測量成果の応用 上述の文献のt�ムl:におけ 2 3 ,1 5 6 8 9 II 10 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

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l己1 I•’j

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53.50 *.'ill!nl欽f'lよ?.j 3.00 li f吟日

自fill探査m l当li'J上歪!J1際 3.90 1·1 in:1 ミ

円 ll\l

自llfilli'i 1·1ぬ,lii室町1::1 0.85 人,,, Jミ 9.50 f(ij 1壬 1.60 匹(:

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5.45 j毛

18.00 Jl(ぜ J 19.00 J/V fミ 15.00 ll!i:至腕jミ 13.00 II民 jミ 5.60 .f. j主 5.00 ’I• tl1 Jミ 23.85 中II霊長 39.00 lit 1ili i壬 12.00 j己心長 7.00 !日i J!l.

16.00 2.94 1.60 3.70 る計訓lj点は,必要に応じて写真測位成架にもとづい

てその位置と相互関係を検討したが,ここで判に川

地になるのは「膝前径」についてである。「F凶上, 知1表 京大ぜi大仏i.1;必.. (fill辿JUI)

� 2阪! 大イムfu:}Jj(II CO!llffIT企l刃〉

-3ー

52.'IO 3.00 7.00 1.9-1 I 10 3.90 1.60 0.80 ,1.50 0.85 9.50 1.60 8.50 2.65 28.71 s.,15 18.00

19.00 15.0(J 15.00 16.00 5.00 2'.L85 39.00 12.00

7 .00

(3)

奈良閏立文化財研究所年報

W3図 大仏f反応l図(税制lIEl而日;JI分〉 おH図 大仏WJJi(I羽(頭部組IJ而rn11分〕

これを現在われわれが使用しているいわゆる!除張(膝i!;,Dと解釈してJIJ Lると,)協張が{象山に 刻してやや短かいのが注意される。 これが巨大な大仏における特色とみれば

i:u

組はないが,

他方, 第5

6

7図のように写真測量成果における仏像の像高と膝張との|見l係をもって比 佐すると, 大仏に限って!除張が短かく,立国図においてやや安定感に欠けるきらいがあるの は不自然である。 すなわち奈良|時代の代表作例である薬師寺金堂本尊および唐招提守金並木 時においてはもとより,藤原和綴彫刻の典型とされる平等院臥凪堂本··'.

7

:においても,し、ずれ もJW張をもって直径とする円を,{象の正中線上に中心を求めてlt'liけば, そのいi問がほぼ臼t単 位18':に接・することが明らかとなるが,これを試みに大仏の立町|認で川いると, 円周は像の品

l

先ないし口の辺に当って他とかなり相具する。 さらに住認すべきことは,第5

6

7図で,

a:5U話|諜r:m寺金1ih薬師如来坐(象

�.tam

I 6図 山j(:IJJJ�f'企泣此合野jl仏坐{象失m11図 -4

(4)

れ|阪l!Jりl京大手f大イムの比例((J復原

上i主の円のr

1心をj函り

c, ,,,c.

,、』土L

lま, 肩先にて三道下の水平線と交わることになり ここにJi*-張を南係とするl"Jによって, 仏 像の「j族張」と「前中日」とさらに「ll単位位」との

m1

刻|見j係がほぼ定であることが確かめら れる。したがって, この

mw11

対係を大仏においてもj白川しようとすれば, そのJi*-0J毛は少くと も節1 I刈にみるような長さを裂し, その中山民, 逆に文献でL、うl除1liii予とは·;1

;ill

にL、うl除張を

示すものではなく,l院ilfjJ也{、lきの川端の長さか, あるいは同)除iJJ[l:\Jをmしていあものかとも 考えられる。したがって, もしこのHf;iJ!ilと解釈が当っているとすれば,f:IJ文llJtJJの大仏のプロ ポションは, 立外なことに楽(:ijj寺本せう:ゃ!吾川Ji{\本切のそれとほとんど共通したものとな るのはれ:立されなければならない。

結論 以上のように文献に記された行IJillJtJI大仏の法J}と, 仏像の与J�[iWll,\·成月ミをも と に して, 大仏の比例的な佐原を試みることができたが, これによって結論づけられることは,

1), 大仏のプロポションは, !日主張を,証�印すれば, ほとんと'{iliの仏像のそれに共j面してい ること, 2), 文献にいう!膝張をそのままJIJ l、れば, 大仏のプロポショγは, {也{象に刈し てやや矩かいことが指摘できること, 3 ). もしJI全張についてJl[j述のような解釈が可能なら ば, さらに大仏のプロポションは他の像のそれと全く致すること, 4), 写真iJ!llJ1\:の成 果として, 奈良H

の{ιli::1'.のffll兵!|苅係が支配していることが認νJらA'tよう。般に大イi、は|ヨVi良T仁るがり〉えに,耳1 miが他に比岐して大きいかのようにHfiiJ!IJされているが,少なくとも:fjljij!JtJJの大仏においては,

それが俗ぬといわなければならない結論となったことは分に

rJ

:芯;されてよかろう。

一ー一ーーーーー-1-ーム W7閃 平?院}.(i]i;!.l'.l:i-:川功、,ii以II来坐{忽宍iJ!IIRI

- 5

(な:J;,ここでは像の比例1(1りな復原にのみしぼ ったので {袋行・印tll等に|共lする彼Ji;Hl':Jな考;1E は省略した,したがって1WJ;(I耳|においては似に 現段に倣ってiffi日�fl,与似純!!既�}JIJとして表 現した。)

註 1 大イム;五介毛fo\l�の千五�f}」j担保lま多分に 絵『Iii的な表現がみられるが,それで もII判:[f土iまぼl訂E色I"から1,l,jJ!A;下川;J主 総までの長さに相当している。

2 況ず「の大仏のj協張(i 40.57尺で,文 ilikでし、う39.00よりす;・二ブミきいが,

もとよりこれが当初jのままであると はl旬以i::できない。

(長谷川 市長)

参照

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