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質疑概要 対話集会「キャッチボールトーク」の実施状況 上越市ホームページ

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Academic year: 2018

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キャッチボールトーク質疑概要(久比岐高等学校)

日 時:平成 27 年 10 月 20 日( 火) 午後 2 時∼3 時 30 分 会 場:県立久比岐高等学校 参加人数:23 人

市長 あいさつ

皆さんこんにちは。教室に入ってくるときに少し緊張しましたが、若い皆さん、元気のある学び 舎はいつの時代もいいなと思いました。

来年の参議院選挙から 18 歳になる皆さんに選挙権が与えられることもあり、若い人たちがどのよ うなことを考え、どんな夢をもって頑張っておられるのか、そのことをお聞きしながら、皆さん と一緒になって何かまちづくりができるのではないかと思い、今日、寄せていただきました。 平成 17 年、全国最多の 14 市町村が合併し、新しい上越市が誕生しました。面積は 973k ㎡、東京 都の半分、東京 23 区の 1. 5 倍の面積を持つことになったわけです。当時の人口は 20 万 8 千人で ありましたが、10 年が経過した今、1 万人減の 19 万 8 千人になりました。いろいろな課題もあり ますが、それを乗り越えて次のまちづくりを進めていきたいと思っています。これからの時代を 担う主役はまさに皆さんです。皆さんに託すこと、期待することを含めてお話をお聞きしたいと 思います。少ない時間ですがよろしくお願いいたします。

生徒会長 あいさつ

今日、このような時間を設けていただいた市役所の皆様、先生方、本当にありがとうございます。 この貴重な時間を大切に過ごし、これからのためになるよう僕らも頑張りたいと思います。よろ しくお願いいたします。

司会(生徒会副会長)

ここからの司会を担当します。よろしくお願いします。

∼学校紹介∼

司会(生徒会副会長)

それでは、意見交換に入ります。活発な意見交換になるようご協力をお願いします。初めに 1 番 目のテーマ、学校生活について意見や質問をいただきたいと思います。

道路の歩道整備について

3 年生徒

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市長

歩道の整備ということですが、小中学生の通学路について、どのような危険箇所があるか、どこ を歩いたらよいのかと、学校、警察、行政とで 1 年に 1 回は点検し対策を検討しております。 その中には、黒井駅付近の歩道の整備もあるかと思いますが、黒井駅前ですと家が連なり道路が 細いため、住居の移転等が必要となるなど、なかなか進まないこともあります。

そうすると歩行者や車に危険がないようガードレールや柵を設置するという対応をしていかざる を得ません。また、もう一つは、歩道を整備するにも除雪がきちんとできるものにしなければな りませんから、すべてを整備していくことは難しいということもあります。

すぐに対応しますとお約束はできませんが、小中学生の通学路をしっかりと見ていきながら、で きるだけ危険がないよう、学校、警察、行政とが連携をしながら整備を進めていきたいと思って います。

なかなか難しい問題ですが、優先順位の高いところから取り組んでいきたいと考えています。

自転車レーンの整備について

2 年生徒

道路交通法が改正になりましたが、自転車レーンがほとんどありません。整備していただけない のでしょうか。

市長

皆さんご承知のとおり 6 月 1 日から自転車に対する規制が厳しくなり、基本的には 14 歳以上の方 は自転車で歩道を走れなくなりました。このため自転車は車道を走るしかないのですが、先ほど の歩道の話と同じように、自転車レーンを整備することも狭い道路でありますと、なかなか難し いのです。

実は、高田駅前から上越大通りまでの車道に自転車レーンを試験的に整備しました。車道に色を 塗って路側帯を走る形にしたのですけれども、これもまたいろいろな問題が生じています。道路 交通法の車両としての位置付けを、市民の皆さんにしっかり意識してもらいながら、利用してい ただきたいと思っています。

自転車レーンを整備することは、車の往来の関係もありなかなか難しいので、自転車で通学され る皆さんは、少し遠回りをしても自転車の路側帯があり安全に運転できる道路を選んでいただく と、事故も少なくなるかと思います。新しい道路に自転車レーンを作ることはできるのですが、 在来の道路に自転車レーンを整備することはなかなか難しいのが現状です。最近はサイクルスポ ーツの人気が随分あるということで、自転車で通勤される人もおられますけれども、通勤、通学 するときの自転車や道路の使い方を、地域の皆さんとともに知恵を出し合いながら考えていけれ ばと思っています。

(3)

3 年生徒

自転車レーンを整備する面積がないとおっしゃいましたが、歩道に自転車が通行可能となるよう、 面積を広げることはできないのでしょうか。

市長

交通量が非常に多く危険であるところは、警察にお願いして歩道上の自転車通行を認めてもらう 方法もあると思います。例えば、歩道の右側を自転車が走るなどルールを定めることによって、 通行可能になることも考えられますので、そうようなことがあれば、学校から警察を含めて私ど もへきちんと協議していただければと思います。

3 年生徒

既存の歩道について、街なかはいいのですが中山間部になると非常に傷みの激しいところがあり ます。これについてはどう思われますか。

市長

社会資本の整備、公共事業を進めていくには優先順位がありますが、人通りがあまりなくても集 落と集落をつなぐ大切な道路であり、地域の皆さんに不便をきたすことがないよう、そのような ことも含めて絶えずパトロールを実施していますし、危険性が高いということになれば、応急的 な対応も行っています。

今回、市は郵便局との間で協定を結びました。郵便局の配達員から「道路に穴があいている」、「看 板が倒れて危ない」などと通報を受けることになっておりまして、総合事務所への連絡も随分あ ると思います。そのように緊急的な問題を解決する仕組みになっていますし、職員にも通勤途中 で危険箇所を発見したときは確実に報告しなさいと指導しています。皆さんも何か気づいたこと があれば、総合事務所に連絡いただけるとありがたいです。

通学時間帯の電車の増便について

2 年生徒

通学時間帯の電車の増便について質問します。通学時間帯の電車を増やしていただくか、時間を ずらしてほしいと思います。例えば柏崎方面への帰りの電車が 15 時 30 分、その後は 1 時間後の 16時 47分ということで待ち時間が長いことと、快速電車が増えたことはありがたいのですが、 各駅に停車する電車の数が少なくなりました。もう少し通学時の時間帯と快速電車の各駅停車の 考え方を改めてもらいたいと思います。よろしくお願いいたします。

市長

(4)

私も潟町駅から電車で通っていますけれども、快速電車に乗ることができればいいのですが、潟 町駅には快速電車が停まらないので待つしかないわけです。時間帯によって2 時間も待たなけれ ばならないということでは、通勤、通学している人たちは困ります。今、皆さんから困っている というお話を聞きましたので、J R にきちんと伝えたいと思います。

駅までの交通の改善について

2 年生徒

電車とバスの接続の改善についてです。本校の生徒は、ほとんど黒井駅か直江津駅を利用します。 主には直江津駅ですが、朝、始発のバスに乗っても一番電車に間に合わず、次の通学電車に乗る にも時間が空きすぎます。また、次のバスでは通学電車にも間に合わない状況です。帰りについ ては、電車を降りてバスが来るまでに 40、50 分ほど待たなくてはなりません。もう少し電車とバ スの接続を考えていただきたいと思います。

それから新井柿崎線の交通手段なのですが、朝はバスが出ていますけれども、帰りのバスが 17 時 半までないので、学校が終わってから 1、2 時間待たなくてはなりません。この路線は利用客も少 ないですし、ほくほく線との兼ね合いもあって難しいと思うのですが、そのことも含めてよろし くお願いします。

市長

私は潟町駅から電車で通勤していますので、今から 10 年ほど前でしょうか、吉川高校の生徒が潟 町駅からバスに乗って通学しているのを目にしていました。そのときにバスが出発すると 1、2 分 後に直江津方面から電車が入ってくるのがわかりました。このことをバス会社に伝え、電車が来 るまではバスの出発を待ってもらえないかとお願いし、すぐに対応いただいたことがありました。 鉄道事業者、バス会社ともに解決できない難しい問題もあるかと思いますが、電車やバスがどの ように利用されているのか、まずは現場で実態を確認するところからのスタートだと思います。 電車を降りた方々が吉川に行くバスに乗らないかもしれませんが、その実態を見ていくことでわ かることもあると思います。

直江津駅の乗り継ぎバスについても、現在、バスを利用している生徒さんが何人くらいいて、ど のような不便さが現場で起きているのか調べる必要があると思います。今日、皆さんの意見をお 聞きしましたので、その整理をしていければいいと思います。

新井柿崎線のバスは、確か柿崎発森本行きが 17 時半かと思いますが、その前は 14 時 45 分の便し かないですので、授業を終えて早く帰りたくても帰れないということかと思います。

これも学校全体の中で実態を見ていく必要があると思います。新井柿崎線のバスは 1 日平均の乗 車が 0. 2 人と少ないのです。これは、学校の生徒もほとんど乗らないということなのでしょうか。 そうだとすると時間帯が不便だから乗らないのか、それとも利用する状況にはないのかどちらで しょうか。

2 年生徒

(5)

市長

そうかもしれませんね。意見があったことは、直江津駅での接続の話も含めて整理しバス会社に お伝えしたいと思います。その他に、くびき駅で電車に接続するバスが不便だということはない ですか。

2 年生徒

くびき駅はわかりません。

市長

わかりました。バスの利用実態を事業者にきちんとお伝えすることが大事なことですので、また、 お話を聞かせてください。ありがとうございました。

専門学校や私立大学の設置について

3 年生徒

専門学校や私立大学の設置について質問します。上越市には、様々な職種の専門学校や大学があ まりなく、新潟市内や県外に行かなくてはなりません。一人暮らしをすることになり、親には学 費のみならず負担がかかってしまいます。そこで、新潟市内のように専門学校や大学をもっと増 やしてもらうことは可能でしょうか。

市長

これから進路を選択するときの皆さんの思い、また、お父さん、お母さんのことを考えながらの 発言だと思います。

学校の整備については多くの投資が必要です。建物だけではなく、先生を確保することにもお金 がかかりますので、現実的にはなかなか難しいと思います。今、上越市内で高校を卒業する方が 1, 700 人ほどいらっしゃいます。1, 700 人のうち 500 人くらいが就職され、そのうちの 8 割が上越 に就職されるということです。また、1, 200 人が大学、短大、専門学校等々へ進学されますけれ ども、この地域に残るよりも地元を出る人が圧倒的に多いようです。これは大学、短大、専門学 校が地元に少ないということもあるでしょうけども、あの大学で学んでみたいとか、外の生活に 触れてみたいという思いも随分あるのだろうと思っています。

(6)

上越市の奨学金の充実について

2 年生徒

上越市の奨学金についてです。上越市の奨学金をもっと充実してほしいです。月額の増額や、貸 与ではなく給付にすることはできないでしょうか。よろしくお願いします。

市長

今の社会は子どもの数が少ない。なぜ少ないかというと、教育にお金がかかるので、なかなか子 どもを産み育てることが難しいと分析をしている識者もおられます。そのことからすると、お金 のあるなしによって教育の格差が生じない社会を創っていくことは大事だと思います。

奨学金は、各々がおかれた状況の中で学ぶ機会をつくり、学ぶことができたことの感謝として、 貸与された額を返済することにより、新たな奨学金の貸付け、次の世代の学びにつなげていくと いう制度なのです。上越市では高校生が月額 1 万 5 千円と大学生等が月額 3 万円かと思います。 最近は奨学金を給付するという制度もありますが、経済的な理由でなかなか就学に踏み切れない という方々のニーズはどうなのか、その制度が合うのか。これからの子育てや学びを考えたとき に検討しなくてはいけない課題だと思っています。

司会(生徒会副課長)

ありがとうございました。次に2 番目のテーマ、上越市の取組について意見や質問をいただきた いと思います。

環境問題について(ごみ問題)

3 年生徒

分別ごみの取り扱いについてです。生ごみの肥料化というお話があるそうですが、その現状につ いてお聞かせください。

市長

生ごみの量は相当減っています。3 年前は年間 7, 700 トンくらいありましたが、26 年は 6, 900 ト ンほどに減っています。一人当たりの生ごみの量はどうかというと、3 年前は年間 39 ㎏でありま したが、34 ㎏に減っているということです。これは市民の生活の中にごみを出さない、有効に使 う、そのような意識ができたのではないかと思います。

この生ごみは、全てをバイオマスガスに変え、汚泥乾燥用の燃料や蒸気ボイラの燃料として使っ ています。そして、その残渣は肥料にしています。上越市の家庭ごみの分別は 12品目、14分別 です。これを実施することによって、市民の皆さんの環境に対する意識が向上したのではないか と思います。このことが環境の負荷を減らすことにつながっていると思っていますので、皆さん も心掛けてほしいと思います。

(7)

ごみが落ちていれば市民全員が拾う、美しいまちというよりもきれいなまちという感覚です。田 んぼや畑もきれいになっています。ハウスにある黒いマルチもきれいに丸められていますし、耕 運機やトラクターが田んぼから上がった後の土砂もきれいに水で落としますから、道路を汚すこ ともありません。そのような市民意識のあるまちです。環境に思いを入れるとは、こういうこと かと感心しました。

数年前、群馬の前橋育英高校の野球部監督が、甲子園の優勝インタビューでごみを拾う子はごみ を捨てないと言われていました。皆さんもそのように育ってきたわけですので、確実にそれを実 践していく担い手です。これからもその思いで取り組んでください。

観光の PR について

3 年生徒

観光 PR について質問させていただきます。北陸新幹線が開業し観光をアピールする機会が増えた と思うのですが、どのような方策を実践しているのか教えてください。

市長

北陸新幹線が開業してから 7 か月が過ぎました。我々が想定したよりも多くのお客さんから利用 いただいており、この間のシルバーウィークでは平均して6, 700 人の皆さんが上越妙高駅で乗降 されたということです。その中で上越をどのように売り込んでいくかなのですが、新幹線で来ら れた皆さんの動きが、我々が想定した行動と全然違っていることがわかってきました。

金沢方面からくる新幹線が上越妙高駅に到着すると、大きな貸切バスがたくさん待っています。 そのバスに乗りどこへ行くかというと、驚くことに十和田湖、奥入瀬、松島、東北の青森県まで 行かれるのです。それから広島、山口県から来た皆さんのツアーは群馬県の草津温泉、日光鬼怒 川。また、大阪から来た皆さんは鳥海山など、我々が想定できない人たちが上越妙高駅を降り、 遠くへ旅立っていくのです。新幹線がもたらす効果というのはすごいものがあると思います。 そうした中で、上越ではどうするかということですが、直江津には国分寺があり、国府があった ことからすると、そこには 800 年の歴史があるわけです。また、高田城は 400 年。そういう歴史 の中に、我々が誇る文化、自然が培った食などいろいろなものがあると思います。そのことを我々 が本当に自分のこととして、自信をもって語れるかどうか、そこにかかっていると思います。 昨年まで高田開府 400 年祭があり、いろいろと歴史を語る場面がありました。その中で、市民の 皆さんが様々なものを持ち寄りながら、今まで気づかなかったことですが、この地域には多くの 歴史と資源があり、それを磨き上げれば大きなものになる。また、資源と資源を結びつければも っとすごいこととなり、妙高や佐渡と連携していけばさらによくなると、選択肢を広げながら取 り組んできました。

その基本は、市民一人一人が地域の歴史や資源に自信を持つことです。自分たちが楽しくお祭り をしなければ見ている人も楽しくない。自分たちが誇りにしなければ見ている人はいいと言わな い。また、見ている人たちがいいと言ってくれたときに初めて気づくこともあります。そのよう なことをお互い学びながら、しっかりと訴えていくことが必要かと思っています。

(8)

うかというと、夏には高田のお堀に蓮が咲きます。19 ヘクタールもある外堀の水面に咲くのです。 これは東洋一だと言われていますが、今まではお盆になれば咲くというだけの感覚でしたけれど も、我々が今まで気づかなかったものを自慢し、愛着を持ちながら売っていくことが大事である と思っています。また、食については、春、夏、秋、冬の野菜がありますよね。魚だって、春の 魚、夏の魚、秋の魚、冬の魚とあるわけです。四季折々の環境、四季がはっきりしているこの地 域には食、自然の景観を含めて非常にいいものがたくさんあるのです。これを我々が自らの力に 変えて、それぞれの地域で何かを起こす、その取組をしていくことが大事かと思います。観光の PR もこのことを意識しながら取り組んでいく必要があると思います。

最近は、外国の方の姿を上越妙高駅でよく見かけます。平日、妙高の赤倉へ行くと、日本のスキ ー場とは思えないくらい外国人がたくさんいます。それが一つの新しい動きです。外国から来ら れた人が、「こんなきれいなところでおいしいものを食べている」とスマートフォンの SNS で誰か に言うと、「今度は私も行ってみたい」ということになるのですね。SNS は怖い一面もありますが、 使い方によってはしっかりと売り込んでいくこともできると思います。答えになったかどうかわ かりませんが、いろいろなものを重ね合わせながら、自分たちが自信をもって、これだけは地域 の自慢だと言えるものを作ってもらいたいと思います。

この久比岐高校から見える、日本海に沈む夕日はすごくきれいでしょう。高校生活の中でもあの 夕日だけは忘れないと、どこに行っても言えるよう、自分たちの育った地域を自慢し、それを豊 かさに変えていかないと、ふるさとへの思いはなかなか出てこないと思います。是非そのように 考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

外国人観光客への対応について

3 年生徒

外国人観光客への対応についてですが、公共施設、宿泊施設、道路標示等で、外国語による表記 も必要だと思います。妙高市、糸魚川市も含めて地域での取組はどのくらい進んでいるのでしょ うか。

市長

先ほど話したように、外国から本当にたくさんの方がお出でになっています。台湾、中国、アメ リカ、オーストラリアといろいろな人たちが来られていますので、きちんとしたもてなし、サー ビスをしていかなくてはなりません。

例えば、道路標識、看板、パンフレットや宿のもてなしなど、英語なのか、中国語、ハングル語 なのか、そのようなことを求められる時期が確実にくると思いますが、どうしたらいいかという ことになると、なかなか一朝一夕にはいきません。また、外国の人たちが団体で来られるとした ら、その国とのお付き合いをきちんとしなければならないということもあります。石川県にある 大きな旅館の社長さんから聞いたのですが、その旅館には台湾の観光客がたくさん来られるそう です。そのもてなしのために台湾から 3 人から 5 人くらいの職員を採用しているということです。 このように我々ができる部分とお客さんの国からお世話願うこともあると思います。

(9)

ん。自分のまちにないものを借り、持っているものを分け与えることでお互いが WI N- WI N の関係 になるよう取り組んでいく、さらに県境を越え、長野市、上田市ともパートナーシップを結び、 サービスの質を上げながら、深みをつくっていくという取組が必要かと思っています。

今回、高田公園などいろいろな観光地でフリーWi - Fi を使えるようにしました。外国からお出で になる方々は気楽に通信できる環境が整ったと思います。これも観光にはなくてはならないもの だと思っていますので、そのような工夫もしていきたいと思います。

企業支援や企業誘致について

3 年生徒

若者の地元就職率の向上に向け、雇用拡大のための企業支援、企業誘致をしていただけないでし ょうか。

市長

若い人が外へ出て地元に戻らないことになると、人口減少にますます拍車がかかりますから、就 学を終えた皆さんが地元に就職し家庭を持つというステージを作っていくことが、行政の大事な 仕事であると思います。

そうした中、地元の雇用はどうかというと、会社が若い人を欲しがっても、若い人はその業種に 就きたくない、若い人がこの業種に就きたいと思っても、その業種の求人がないというミスマッ チが起きているのです。また、労働者数が何百人という規模の工場をつくったとしても、残念な がら地元には労働者がいないのです。何故かというと、高校を卒業する 1, 700 人のうち地元に残 る人たちは 500人しか残らない。1, 200 人は外へ出ていき、大学を終えて地元に戻る皆さんもい るかもしれませんが、なかなか上手く整わない状況があると思っています。

企業誘致の制度がありますので、上越妙高駅の前にも新しく立地してもらえば、一定の固定資産 税を実質的に免除するという手立てはしているのですが、この地域の中で労働力をいかに確保す るのかという部分が難しいかもしれないと思っています。

例えば 100 のベッドを持つ特別養護老人ホームが新しくできるとすると、そこで働くスタッフは 100 人を超える人数が必要なのです。100 人の労働者を確保できるかというと、これは残念ながら 上越市ではできない。そうしますと、既存の福祉施設から少しずつそちらへ流れていくというこ とになりますし、そのような状況が生じてきています。これも人口の減少に原因があるのだろう と思います。

我々の団塊世代は各年代で全国に 250 万人くらいいました。その子どもたちの代になると 200 万 人くらいになり、今は120 万人くらいまで減少しています。我々の世代からすると半分以下にな っているわけです。そうした中、企業誘致や働く場所を求めても、そこにはミスマッチが起きる など、人口減少が続いていることが大きい原因かと思っています。

(10)

3 年生徒

就職率の向上もあるのですが、若者のキャリア向上のため、資格取得に対する補助が上越市にあ ると思います。その他にも例えば講習や教室を多く開催する、または講習の補助をしてもらうこ とはできないでしょうか。

市長

高校生が就職するときに何を求めたいのか、その支援は大事なことだと思います。また、家庭の お父さん、お母さんもこのような職に就いてほしいという願いがあることでしょう。そのことか らすると、お父さん、お母さんを対象とした講習や研修も必要なのかと思います。

そうしますと家族でも話ができて、就職後、辞めてしまうということが少なくなるのではないか と思います。毎年、高校生が地元に 500 人就職されていますけれども、残念ながら離職率が高い のです。私自身も気になっていまして、ハローワークや企業との面接やガイダンス、また、家庭 でも職について語るなど、そのようなことをしっかり議論しながら就職してもらえると、離職率 が下がるのではないかと思います。

今のお話は、きめ細かく物事を考えるときに非常に大事なことだと思っていますし、関係する部 局やハローワークとともに、就職を希望する子どもさんのお父さん、お母さんに対する講習会、 ガイダンスを、新しい年度にやらなくてはいけないと思っています。離職しないよう、就職して よかったと思われるような環境づくりをしていく必要があると思っています。ありがとうござい ました。

3 年生徒

講習のことですが、若手の少ない林業であったり、例えば漁業の船舶の講習であったり、そのよ うな実践的なものを増やしていただけないでしょうか。

市長

農業、米づくりは案外と講習があるのですが、林業、漁業では少ないと思います。担い手がほし いというときに、森林組合や漁業組合で実践的な講習があれば、受け皿として成り立つのではな いかと思います。どれだけのニーズがあるかわかりませんが、就職するためのことですから、森 林組合や漁業組合に投げかけて考えてみたいと思います。気づかなかったことです。本当にあり がとうございました。

3 年生徒

そのような講習が開催されるときは、なかなか市民に知らされないことが多いのですが、広報上 越に掲載していただくことは可能でしょうか。

市長

(11)

のかもしれません。ありがとうございます。

上越市の情報発信の方法について

3 年生徒

上越市の情報発信の方法についてです。上越市ではどのような手段で情報を発信しているのでし ょうか。若者に限らず SNS は情報発信ツールとしてよく使われています。SNS の活用状況を教え てください。

市長

上越市の情報はホームページを見てもらうことにより、今、市で何が起きているのか大体のこと は知ることができると思います。

SNS のような双方向の情報交換ということですが、市役所の広報は、市民に情報を受けてもらい 活用いただくというスタイルですので、双方向の対応はなかなかできないと思います。皆さんは スマートフォンで、ラインとかいろいろな情報交換がすぐにできますね。そういうものを使って 自分の生活を広げていくということは大事なことかと思います。しかし、苦言ではないですけれ ども、自分が感じていることを少しお話させていただきます。

皆さんは、シャワーのように降る情報を自分の生活の中に取り込み、受け入れて活かしているこ とはよくわかります。しかし、市役所の職員を見ていると、何かあると、すぐに調べてもらえる のですが、それでどうなのかと聞くと、調べたらこうでしたと言うだけです。そのときに、私は 思うのですが、知らないことに対する恥ずかしさとかプレッシャーがあって、いつも人より情報 を持っていなければならないと思っていて、自ら考えることが苦手なのではないかと。

それは何かというと、皆さんも自分のことは自分で解決しようと思ってのことかもしれませんが、 絶えず外を意識しながらのことではないかと思うのです。人のことを気にしながら、情報を知ら ないと困るとか、他の人が知っているから自分も調べてみようとか、絶えずそうなっているので、 自分自身の物語、一人称で語るということが苦手なのだと思います。「それで本当にいいか」と言 うと、「こうなってます」と、自分の言葉で語らないので見えなくなってくるのです。

情報をとることですべてがわかったような気になるのですが、最後には自分の言葉で語り、物事 を整理していくことが必要かと思います。自分でとった情報を自身で加工し、次に発信していく ということです。それがないと絶えず人を気にしながら、他はどうなっているか、どのように対 処したらよいかと、他人志向になっていくので、情報の使い方を大事にしながらも、自分自身の 言葉で語れるよう、情報を自分のものとして発信してもらえればと思っています。

それができないと、すぐに人の悪口を書いたりするのです。それは一方的で相互ではないわけで す。そういうことがあることも情報社会の落とし穴であると思っていますので、自分の言葉で語 ることができるようになってほしいと思います。それが 18 歳になったときに選挙権を付与される という意味なのかと思っています。

(12)

若者の投票率の向上施策について

2 年生徒

18 歳から投票できるようになりました。私も来年有権者になります。しかし、最近、投票率が低 く若い人たちはあまり投票に行きません。そこで、私たちが普段使っているSNS を使って若い人 たちがもっと選挙に興味を持つようにスマートフォンや SNS を活用することはできないのでしょ うか。またスマートフォンを使って投票できるようにしたら若者がもっと投票できるようになる のでないでしょうか。どう思われますか。

市長

統計的に見ると若い人たちの投票率は低く、お年寄りの投票率が高いのです。歴史を振り返れば 投票権を得るために、どれだけの戦いがあり、どれだけの苦労をした人たちがいたことか。そう いう中で今回、18 歳から選挙権が付与されることになったのです。

18 歳から投票できることをどう広報していくかは、選挙管理委員会が行っていることですので、 今回、どのような手法をとるかはわかりませんが、有権者一人一人が選挙は自らの生活に大きく 関わると感じなければならないし、感じさせなければならないと思います。

私自身も選ばれた立場ですので、私の訴えに多くの市民から共感いただければ、投票行動にもつ ながると思いますが、投票率を上げるためにどうしたらいいかは、選挙管理委員会が考えていく ことだと思っています。

SNS の活用も手段の一つとしてはあると思います。民意を反映するためには、その声が多い方が いいと思いますし、自分の意見や思いをもって投票してほしいと思っています。

司会(生徒会副会長) ありがとうございました。

以上で市長との意見交換を終わります。ここで、広報対話課長に司会進行をバトンタッチします。

広報対話課長

皆さん、ありがとうございました。意見交換を終わりましたので、ここで生徒を代表し次期生徒 会長にキャッチボールトークの感想を述べてもらいたいと思います。よろしくお願いします。

次期生徒会長の感想

本日は市長様とキャッチボールトークができましたことを光栄に思います。このような話し合い は滅多にありませんので、とてもよい経験になりました。また機会があれば、開いていただきた いと思います。今日はどうもありがとうございました。

市長のまとめ

本当にありがとうございました。皆さんに触れていると自分自身も若くなった気がしますし、今 ほどは、いろいろな面でお話をいただきました。私自身がしっかりと答えられた部分と、歯切れ の悪い部分があったかと思います。

(13)

り語れば、誰かが最終的なジャッジをしてくれました。しかし、市長という職に就いたときから、 毎日、毎日、決断しなければなりません。それが市長になって大きく変わったことですし、決し て楽ではなく苦痛なのです。正しいものの中からより正しいものを選ぶという毎日。自分の意見 を選ばなかったという人からは必ず批判を受けます。それを前提としながら、より正しいものを 選んでいくという毎日は、プレッシャーがかかります。

皆さんも毎日の中で自分が決めていることはたくさんあると思います。それを決めることによっ て、自分自身が一歩前へ進んだと思ってください。勉強のこと、就職のこと、そしてまた、友達 や学校の先生との環境を含めて、毎日、毎日、自分が決めていくことがあるのだろうと思います。 その決めていくことが、少し苦しいかもしれませんが、そこから逃げないで一つ決めたことで自 分自身が一歩成長したと感じてもらえればいいかと思います。

苦しさからは必ず何かいいことが生まれます。楽なことから生まれるよりも苦しさから生まれた ものが自分にとっては愛しいし、大事にするものです。どんなことであっても苦しいことから逃 げないで、そこから一歩乗り越えるために先生、友達、お父さん、お母さんに相談しながらも、 最後は自分でしっかりジャッジをし、人生を歩んでほしいと思っています。

少し先輩だからといって生意気なことを言いましたが、仲間と学んだことを大事にしながら、こ れからも豊かに発展する伸びしろのある人生を是非頑張ってもらいたいと思います。

参照

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