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「物・事」を主語とする再帰表現についての 意味論的一考察
藤縄真由美
1986
東京外国語大学大学院ドイツ語学文学研究会編『Der Keim』Nr.10 p1-12
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「物・事」を主語とする再帰表現についての 意味論的一考察
藤縄真由美
1.対象の限定と問題提起
現代ドイツ語には次のように様々な再帰表現がある(藤縄1986を参照)(注1)。
A.再帰代名詞が3格
(1)Er kauft sich das Buch.
B.再帰代名詞が前置詞格
(2)Er bezieht alles, was er hört, auf sich.
C.再帰代名詞が4格
a. 主語が人 (3)Er legt sich auf das Bett.
(4)Er wirft sich auf das Bett.
(5)Er erinnert sich daran.
b. 主語が「物・事」 (6)Die Tablette löst sich auf.
(7)Dieses Wort spricht sich einfach aus.
(8)Der Stoff fühlt sich weich an.
c. 主語が非人称のes (9)Es singt sich schön im Wald.
本稿では「物・事」を表す名詞を主語とした再帰表現について,次の3点に関する考察 を述べる。
(i) 「様態の副詞類」の不可欠性にもとづく統語的分類
(ii) 各タイプの意味構造
(iii) 各タイプを形成する動詞に共通な意味特徴
なお本稿で考察の対象にした事例は,その動詞が,基本動詞と考えられる 1300の動詞
(注2)の中で,例文(10)のように,次の2条件を満たすものである:
(イ)主語として「人」が,4格目的語として「物・事」が現れる「他動詞的用法」を
持つ
(ロ)「他動詞的用法」の際の,「物・事」を表す4格目的語を主語とした再帰表現が 可能である
(10) auflösen
a. Er löst sich die Tablette auf.
105 b. Die Tablette löst sich auf.
2.「様態の副詞類」の不可欠性にもとづく統語的分類
「物・事」を主語とする当該の再帰表現は,「様態の副詞類」の不可欠性という統語的 基準に関し,2つのタイプに分けることができる。
たとえば動詞 auflösen の場合,例文(11)に見られるように「様態の副詞類」は任意 であるが,動詞aussprechenの場合,例文(12)に見られるように「様態の副詞類」が ないと非文になる。
(11) a. Er löst sich die Tablette leicht auf.
b. Die Tablette löst sich auf.
(12) a. Dieses Wort spricht sich einfach aus.
b. * Dieses Wort spricht einfach aus.
このように「物・事」を表す名詞を主語とした再帰表現は,統語的に「様態の副詞類」
を必ずしも必要としないタイプと,「様態の副詞類」を不可欠に必要とするタイプの2 つに大別されるのである。
auflösenのように「様態の副詞類」が任意な動詞をAタイプ,aussprechenのように「様
態の副詞類」が不可欠な動詞をBタイプと呼ぶことにする。以下,AタイプとBタイプ の事例をいくつか挙げるが,Bタイプの「様態の副詞類」の種類としてここでは,(イ)
leicht/schwerなどの難易の評価を表す「様態の副詞類」と(ロ)rauh/hübschなどの感
覚を表す「様態の副詞類」の2つのみを事例として挙げる。
Aタイプ
(13) Der Zucker löst sich auf.
(14) Das Wasser klärt sich.
(15) Das Haar lockt sich.
(16) Das Tor öffnet sich.
Bタイプ
(17) Dieses Wort spricht sich einfach aus.
(18) Dieser Unfall erklärt sich leicht.
(19) Die Rolle lernt sich leicht.
(20) Dieses Lied singt sich leicht.
Cタイプ
(21) Der Stoff fühlt sich weich an.
(22) Der Stoff greift sich rauh an.
(23) Der Vorschlag hört sich ganz gut an.
106 (24) Das Geschenk sieht sich hübsch an.
3.各タイプの意味構造
2.では,「物・事」を主語とする再帰表現が,「様態の副詞類」の不可欠性という統 語的基準に関し,2つのタイプに分類されることを述べた。次に,ここでは各タイプの 意味構造について述べる。
AタイプおよびBタイプの事例はたとえば,Duden: Stilwörterbuch (1985)では,次の ような記述が与えられている。
Aタイプ
(13')etwas löst sich auf: etwas zergeht
(14')etwas klärt sich: etwas wird klar, kommt zur Auflösung (15')etwas lockt sich: etwas kräuselt sich
(16')etwas öffnet sich: etwas tut sich auf, geht auf, wird zugänglich
Bタイプ
(イ)
(17')etwas spricht sich aus: etwas läßt sich in einer bestimmten Weise artikulieren
(18')etwas erklärt sich: etwas findet seine Erklärung
(19')etwas lernt sich: etwas läßt sich in bestimmten Weise lernend bewältigen (20')etwas singt sich: etwas ist in einer bestimmten Weise zum Singen geeignet
(ロ)
(21')etwas fühlt sich an: etwas vermittelt ein bestimmtes Gefühl
(22')etwas greift sich an: etwas fühlt sich an
(23')etwas hört sich an: etwas klingt in einer bestimmten Weise (24')etwas sieht sich an: etwas sieht in einer bestimmten Weise aus
以上の意味記述から,Aタイプの再帰表現は「出来事」を表し,Bタイプの再帰表現は 当該の動詞が表す行為が遂行されるうえでの主語のもつ「属性」を表すと推測できる。
なお,Bタイプにおいて(イ)の意味構造は,主語の,当該の動詞の表す行為を遂行す るうえでの難易の「属性」表現であり,(ロ)の意味構造は,主語の,当該の動詞の表 す行為によって得られる感覚に関する「属性」表現である。
AタイプとBタイプを区分する大きな特徴は,Aタイプの再帰表現が「出来事」のみ を表し,行為者を意味構造に含まないのに対し,Bタイプの再帰表現はある行為に伴う
「属性」を表し,行為者を意味構造に含んでいることである。
Aタイプの再帰表現が行為者をその意味内容に含まず,「出来事」のみを表現している
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ことは,(a)使役の助動詞lassenを付加すると表現内容が異なってくること,および
(b)「出来事」の「原因」を表す語句の付加が可能であること,から間接的に支持さ れる。
まず,lassenの付加に関してであるが,これらAタイプの事例は,「動作主の関与」を
表すlassenが付加された事例とは意味が異なってくる。
(25)a. Der Zucker läßt sich auflösen. ≠ (13)
(26)a. Das Wasser läßt sich klären. ≠ (14) (27)a. Das Haar läßt sich locken. ≠ (15) (28)a. Das Tor läßt sich öffnen. ≠ (16)
lassenのない再帰表現,例文(13)~(16)は,「動作主の関与」を意味構造に含まな
い「出来事」を表現するのに対し,lassenを付加した例文(25)a.~(28)a.は,「動 作主の関与」によって「引き起こされる」ということを表すのである。つまり,Aタイ プの事例は「出来事」のみを表しているのである。
次に,「原因」を表す語句の付加であるが,Aタイプの再帰表現は,その「出来事」が 生じる際の「原因」を表す語句(=原因格)の付加が可能である。
(29)b. Der Zucker löst sich durch die Hitze auf.
(30)b. Das Wasser klärt sich durch die Kälte.
(31)b. Das Haar lockt sich durch die Feuchtigkeit.
(32)b. Das Tor öffnet sich durch den Wind.
原因格の付加が可能であるということは,当該の再帰表現の表す「出来事」が「動作主 の関与」によって引き起こされるものではないこと,すなわち,「動作主の関与」が意 味構造に含まれていないことを示していると考えられよう。
次に,Bタイプであるが,Bタイプの再帰表現が意味構造に行為者を含む「属性」表現 であることは,(a)lassen の付加,および(b)「sein+zu 不定句」との書き換えが 意味を本質的に変えることなく可能であることから支持されよう。
(イ)
(17) Dieses Wort spricht sich einfach aus.
=a) Dieses Wort läßt sich einfach aussprechen.
=b) Dieses Wort ist einfach auszusprechen.
(18) Dieser Unfall erklärt sich leicht.
=a) Dieser Unfall läßt sich leicht erklären.
=b) Dieser Unfall ist leicht zu erklären.
(19) Die Rolle lernt sich leicht.
108 =a) Die Rolle läßt sich leicht lernen.
=b) Die Rolle ist leicht zu lernen.
(20) Dieses Lied singt sich leicht.
=a) Dieses Lied läßt sich leicht zu singen.
(ロ)
(21) Der Stoff fühlt sich weich an.
=a) Der Stoff läßt sich weich anfühlen.
=b) Der Stoff ist weich anzufühlen.
(22) Der Stoff greift sich rauh an.
=a) Der Stoff läßt sich rauh angreifen.
=b) Der Stoff ist rauh anzugreifen.
(23) Der Vorschlag hört sich ganz gut an.
=a) Der Vorschlag läßt sich ganz gut anhören.
=b) Der Vorschlag ist ganz gut anzuhören.
(24) Das Geschenk sieht sich hübsch an.
=a) Das Geschenk läßt sich hübsch ansehen.
=b) Das Geschenk ist hübsch anzusehen.
例文(17)~(24)におけるlassenのない再帰表現が使役の助動詞lassenを付加した 表現,例文(17)a.~(24)a.によって,本質的な意味的差異を生じずに書き換えられ るということは,Bタイプの再帰表現が意味構造に行為者を含んでいることを示してい ると考えられる(注3)。次に,例文(17)~(24)の再帰表現が,例文(17)b.~(24) b.の「sein+zu不定句」表現によって意味を大幅に変えることなく書き換えが可能であ るということは,Bタイプの再帰表現が「属性」表現であることを示している。
ここまで,Bタイプの再帰表現が,「動作主の関与」を意味構造に含み,「属性」表現 である,ことを述べてきた。次に,Bタイプの下位区分である(イ)と(ロ)の相違に ついて述べることにする。
「sein+zu不定句」は一般に「受動形+können」に対応すると言われている。しかし,
Bタイプの(イ)と(ロ)をそれぞれ「受動形+können」に書き換えると,(ロ)の事 例は非文になる。
(イ)
(17)b'. Dieses Wort kann leicht ausgesprochen werden.
(18)b'. Dieser Unfall kann leicht erklärt werden.
(19)b'. Die Rolle kann leicht gelernt werden.
(20)b'. Dieses Lied kann leicht gesungen werden.
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(ロ)
(21)b'. * Der Stoff kann weich angefühlt werden.
(22)b'. * Der Stoff kann rauh angriffen werden.
(23)b'. * Der Vorschlag kann ganz gut angehört werden.
(24)b'. * Das Geschenk kann hübsch angesehen werden.
また,「sein+zu 不定句」の「zu 不定句」を除き,「sein+様態の副詞類」のみの文 にすると,(イ)の事例は非文になる。
(イ)
(17)c'. * Dieses Wort ist leicht.
(18)c'. * Dieser Unfall ist leicht.
(19)c'. * Die Rolle ist leicht.
(20)c'. * Dieses Lied ist leicht.
(ロ)
(21)c. Der Stoff ist weich.
(22)c. Der Stoff ist rauh.
(23)c. Der Vorschlag ist ganz gut.
(24)c. Das Geschenk ist hübsch.
例文(17)b'.~(20)b'に見られるように,(イ)は「受動形+können」との書き換え が可能であることから行為を遂行するうえでの「属性」表現であると言える。このこと は,(イ)の再帰表現と共起する「様態の副詞類」が「難易の評価」を表すこと,およ び,例文(17)c.~(20)c.に見られるように「sein+様態の副詞類」のみの文が非文 になることからも支持される。なぜなら,「難易の評価」はある行為を遂行するうえで 判断されるものであり,例文(17)c.~(20)c.は情報の欠如(「何をするのに,困難 もしくは容易である」のかという,「何をするのに」が欠けている)のために非文にな ると考えられるからである。一方,(ロ)は,例文(21)b'.~(24)b'.に見られるよう に,「受動形+können」の書き換えが不可能であることから,「行為を遂行するうえで の属性」表現ではない。さらに,「様態の副詞類」に着目すると,これらは「感覚」を 表しているものであり,その語彙の中に既に,どのような行為をすることによってその ような「感覚」が得られるのか(すなわち,weich は「触覚」,hübsch は「視覚」な ど)が含まれている。以上のことから(ロ)が「感覚に関する属性」表現であると言え よう。
4.各タイプを形成する動詞に共通な意味特徴
3.では,「様態の副詞類」を任意とするAタイプが「動作主の関与」を意味構造に
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含まない「出来事」を表し,「様態の副詞類」を不可欠とするBタイプの(イ)が「当 該の動詞が表す行為に関する主語の属性」を表し,(ロ)が「当該の動詞の表す行為を することによって得られる主語の感覚に関する属性」を表していることを述べた。ここ では,各タイプを形成する動詞群が「他動詞的用法」においてどのような共通の意味特 徴を持つのかを分析する。
両タイプの動詞の「他動詞的用法」を比較して抽出できる第1の特徴は,Aタイプでは 4格目的語として,行為が及ぶ対象としての「物」を表す名詞をとり,Bタイプ(イ)
では「抽象的なもの」を表す名詞を,Bタイプ(ロ)では感覚を得る対象としての「物」
または「抽象的なもの」を表す名詞を,それぞれ4格目的語としてとる点である。
それぞれのタイプの「他動詞的用法」の差異の4格目的語のみを挙げる。
Aタイプ
(13)⇒ den Zucker (14)⇒ das Wasser (15)⇒ das Haar (16)⇒ das Tor
Bタイプ
(イ)
(17)⇒ diese Wort (18)⇒ diesen Unfall (19)⇒ die Rolle (20)⇒ dieses Lied
(ロ)
(21)⇒ den Stoff (22)⇒ den Stoff (23)⇒ den Vorschlag (24)⇒ das Geschenk
4格目的語に,行為の及ぶ対象としての「物」を表す名詞と「抽象的なもの」を表す名 詞の両方を取ることが可能である動詞でも,それを再帰表現にした場合に,上述のこと が並行して現れる。すなわち,行為の及ぶ対象としての「物」を表す名詞を主語とした 場合,Aタイプと同様に「様態の副詞類」が任意で「出来事」を表し,「抽象的なもの」
を表す名詞を主語とした場合,Bタイプ(イ)と同様に「様態の副詞類」が不可欠で「主 語の,当該の動詞を表す行為を遂行するうえでの属性」を表す。
(29)a. Der Stein löst sich.
(参照: Er löst den Stein.)
111 b. Das Rätsel löst sich leicht.
(参照: Er löst das Rätsel.)
主語がSteinの再帰表現では「出来事」が,主語がRätselの再帰表現では「lösenとい
う行為を遂行するうえでの属性」が表されている。
第2の特徴は,Aタイプは,4格目的語がある種の変化を受けることを表す「結果中心」
の動詞から形成されるのに対して,Bタイプは,4格目的語にある種の働きかけを行う だけで,その行為が遂行された後に,結果として残るような状態変化を表してはいない 動詞から形成される,という点である(注4)。
したがって,Aタイプの動詞はすべて状態受動が可能である。
(30) Der Zucker ist aufgelöst.
(31) Das Wasser ist geklärt.
(32) Das Haar ist gelockt.
(33) Das Tor ist geöffnet.
B タイプの動詞のうち lernen は,例文(34)に見られるように状態受動が可能である が,その際,その4格目的語自体が何らかの状態変化を受けていることは含意されてい ない。
(34) Die Rolle ist gelernt.
なお,「行為に関する属性」表現が,「状態変化を引き起こす」ことを表す動詞からで はなく,「行為」を表す動詞によって形成されることは,非人称の es を用いた「行為 に関する属性」表現である再帰表現も,「人」を主語に取る自動詞(すなわち主語の行 為を表す動詞)によって形成されることに並行した現象であると言えよう。
(35) Es arbeitet sich gut in diesem Betrieb.
(36) Es fährt sich gut auf der Autobahn.
(37) Es fliegt sich herrlich in dieser Maschine.
(38) Auf diesem Weg im Hochgebirge läuft es sich schlecht.
(39) Mit dieser Kanne gießt es sich schlecht.
(40) Aus diesen Gläsern trinkt es sich gut.
(41) Bei diesem Wetter reitet es sich gut.
5.まとめと今後の方針
以上の考察をまとめて表にすると次のように表示することができる。
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Aタイプ Bタイプ
(イ) (ロ)
統語的 特徴
「様態の副詞類」が
任意 「様態の副詞類」が不可欠
意味構造 「出来事」表現 「行為に関する 属性」表現
「感覚に関する
「属性」表現
動詞の 意味特徴
「状態変化」を 含意する 結果中心
「状態変化」を含意しない 行為中心
それぞれのタイプにおいて,それぞれの動詞の「他動詞的用法」と再帰表現を比較する と,Aタイプの場合,「他動詞的」表現は再帰表現に「引きおこす」という意味特徴を 加えたもの,すなわち「他動詞的」表現は再帰表現より意味内容が多いのに対して,B タイプの場合,再帰表現は「他動詞的」表現に基づいて,当該の動詞の表す行為に関す る属性を表す表現形式,すなわち再帰表現は,「他動詞的」表現より意味内容が多いこ とが言える。
これらの現象を辞書の語義記述における派生規則という観点からながめた場合(在間 1987を参照;注5),Aタイプに属する動詞は,まず再帰形,つまり「何がどうなる」
という「出来事的状態変化」を意味構造に持ち,「人」を主語とした「他動詞的用法」
は,その「何がどうなる」という状態変化に対して「引き起こす」という意味を付加し て形成されるのに対し,Bタイプの動詞は,まず「他動詞的用法」,つまり「何をどう する」という意味構造を持ち,それに対して再帰形は,その「他動詞的用法」の「属性 表現化」というある種の派生表現として捉えることができるであろう。
本稿では,主語が「物」および「抽象的なもの」である再帰表現に限定し考察を加えた。
今後は,「人」が主語である再帰表現にも考察を加え,また「他動詞的用法」と自動詞 表現の両方を兼ね備える動詞を分析し,「他動詞的用法」と再帰表現をもつ動詞と比 較・分析するつもりである。
注
1)拙論:再帰代名詞sichの意味論的考察,東京外国語大学卒業論文。1986.
2)次の13種の辞書の12以上に載っている動詞を「基本動詞1300」とする。
Bedeutungswörterbuch, (Schüler Duden: Bd. 2)
Das Bedeutungswörterbuch, (Der Duden: Bd. 10), 1970
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Enzyklopädisches Wörterbuch, Deutsch-Englisch, 1974 Fremdwörterbuch, (Schüler Duden: Bd. 4), 1975
Friedrich, 10000 Wörter, 1969
Handwörterbuch: Deutsch-Englisch, 1965 Kleines deutsches Wörterbuch, 1976 Machensen, Der tägliche Wortschatz, 1977 Sprachbuch, 1960
Ullstein Lexikon der Deutschen Sprache, 1969
Wahrig, dtv-Wörterbuch der deutschen Sprache, 1978 Wohlgemuth/Berglund, Wort für Wort, 1969
Wörter und Wendungen, 1977
3)lassenの有無による「動作主の関与」に関する大きな意味の差は認められない。lassen
の付加において,(ロ)は「様態の副詞類」が再帰表現のみの場合と異なっているほう が自然な表現となる。これは,lassenがより強く「動作主の関与」を表すことに起因し ていると考えられる。たとえば次のようになる。
Der Stoff läßt sich hart anfühlen.
Der Stoff läßt sich glatt angreifen.
Der Vorschlag läßt sich schlecht anhören.
Das Geschenk läßt sich häßlich ansehen.
4)「他動詞的用法」の4格目的語が「抽象的なもの」であり,かつ動詞の意味も状態 の変化を表しているにもかかわらず,「出来事」を表す(すなわち,再帰表現で「様態 の副詞類」が任意な)動詞がある。たとえば次のようなものである。
aufklären: Er klärt den Fall auf./Der Fall klärt sich auf.
auflösen: Er löst das Mißverständnis auf./Das Mißverständnis löst sich auf.
これらの事例とaussprechenタイプの,たとえばerklärenとの相違は,その「出来事」
が自然の結果として生起できるか否かに基づくと考えられるが,詳細は稿を改めて述べ る。
5)在間進:動詞の意味と統語構造,東京外国語大学論集37号。
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