第4章
技 術 相 談
4-1 技術指導
件数総計:6,015 件、延数総計:8,907 件
●技術分野別指導一覧
化学繊維研究所
技術総合支援室対応 : 22 件 (延数 27)
課名 区 分 件数 延数
ゴム・プラスチック 14 14
製織 9 12
環境関連 4 4
染色・加工 52 66
繊維材料 77 89
分析・評価 225 297
建材 1 1
窯業 3 3
その他 43 51
繊
維 技 術 課
小計 428 537
ゴム・プラスチック 239 273
セラミック 135 164
窯業 59 63
環境関連 9 13
金属系材料 1 1
建材 2 2
食品加工 1 1
分析・評価 716 790
熱エネルギー 2 2
繊維材料 1 1
製紙 1 3
バイオ関連 1 1
金型 1 1
発酵 1 1
その他 55 66
化
学 課
小計 1,224 1,382 合 計 1,652 1,919
生物食品研究所
技術総合支援室対応 : 79 件 (延数 101)
課名 区 分 件数 延数
セラミック 1 1
バイオ関連 423 764
環境関連 2 2
食品化学 6 7
食品加工 28 37
微生物利用 202 353
分析・評価 41 44
その他 33 76
生
物 資 源 課
小計 736 1,284
ゴム・プラスチック 7 9
紙加工 1 1
セラミック 2 2
バイオ関連 40 55
建材 1 1
環境関連 8 9
食品化学 55 74
食品加工 126 175
分析・評価 101 179
金属系材料 1 1
発酵 343 758
微生物利用 43 186
木材化学 1 1
木材加工 3 3
その他 36 50
食
品 課
小計 768 1,504
ゴム・プラスチック 2 2
紙加工 14 20
セラミック 10 11
バイオ関連 51 218
窯業 1 1
建材 33 71
環境関連 3 3
食品化学 6 7
食品加工 17 28
製紙 16 17
繊維材料 9 11
分析・評価 54 76
金属系材料 2 2
木材加工 2 2
その他 29 46
機
能 材 料 課
小計 249 515
合 計 1,753 3,303
インテリア研究所
技術総合支援室対応 : 52 件 (延数 62)
課名 区 分 件数 延数
ゴム・プラスチック 4 5
コンピュータ(ソフトウェア) 2 2
デザイン 81 104
環境関連 10 11
建材 22 32
紙加工 3 4
繊維材料 4 4
分析・評価 371 651
木材化学 45 109
木材加工 63 70
電話 1 1
熱エネルギー 2 2
金型 1 1
技
術 開 発 課
その他 82 103
合 計 691 1,099
機械電子研究所
技術総合支援室対応 : 60 件 (延数 105)
課名 区 分 件数 延数
窯業 1 1
接合 7 8
セラミック 8 9
鋳造 6 10
熱処理 42 49
粉末冶金 11 11
環境関連 10 12
金属系材料 131 212
表面処理 58 80
分析・評価 539 678
精密加工・測定 1 1
電子回路 1 1
その他 22 45
材
料 技 術 課
小計 837 1,117
金型 50 70
ゴム・プラスチック 4 4
セラミック 1 1
分析・評価 7 7
表面処理 6 8
精密加工・測定 108 119 コンピュータ(ソフトウェア) 5 10
デザイン 1 1
環境関連 2 2
金属系材料 7 9
食品化学 2 2
制御技術 3 5
接合 3 3
鋳造 1 3
生
産 技 術 課
材料・構造強度 147 200
環境関連 55 55
金属系材料 4 4
精密加工・測定 1 2
食品化学 1 1
食品加工 11 11
熱エネルギー 135 151
非破壊検査 95 140
分析・評価 1 1
ゴム・プラスチック 1 1
建材 1 1
電子回路 1 3
熱処理 1 1
その他 24 26
機
械 技 術 課
小計 478 597
材料・構造強度 8 15
制御技術 6 10
精密加工・測定 42 58
表面処理 1 1
電子回路 18 25
電磁ノイズ 120 161
熱エネルギー 8 10
分析・評価 3 3
コンピュータ(ハードウェア) 1 1 コンピュータ(ソフトウェア) 40 84
ゴム・プラスチック 3 4
セラミック 1 2
金属系材料 3 3
食品化学 1 1
接合 1 1
熱処理 1 1
非破壊検査 1 1
その他 101 155
電
子 技 術 課
小計 359 536
合 計 1,919 2,586
●地区別指導一覧 化学繊維研究所
生物食品研究所
インテリア研究所
機械電子研究所
技術開発課 区 分 件数 延数 福岡 103 216 筑後 410 591 北九州 35 54 筑豊 36 49 その他 107 189 合計 691 1,099
生物資源課 食品課 機能材料課 合 計 区 分 件数 延数 件数 延数 件数 延数 件数 延数 福岡 181 322 225 442 115 185 521 949 筑後 373 628 413 895 68 105 854 1,628
北九州 9 14 22 24 5 8 36 46
筑豊 13 20 41 54 5 5 59 79
その他 160 300 67 89 56 212 283 601 合計 736 1,284 768 1,504 249 515 1,753 3,303
繊維技術課 化学課 合 計 区 分 件数 延数 件数 延数 件数 延数 福岡 192 249 555 619 747 868 筑後 172 210 235 261 407 471 北九州 18 18 168 195 186 213 筑豊 10 11 98 123 108 134 その他 36 49 168 184 204 233 合計 428 537 1,224 1,382 1,652 1,919
材料技術課 生産技術課 機械技術課 電子技術課 合 計 区 分 件数 延数 件数 延数 件数 延数 件数 延数 件数 延数 福岡 162 239 60 64 132 155 54 70 408 528
筑後 34 42 9 9 47 59 25 42 115 152
北九州 435 514 105 127 213 266 172 266 925 1,173 筑豊 149 243 48 113 49 61 37 63 283 480 その他 57 79 23 23 37 56 71 95 188 253 合計 837 1,117 245 336 478 597 359 536 1,919 2,586
4-2 技術指導事例
化学繊維研究所
題 目 内 容 担 当
ナイロン素材の移染
白と紺のツートンカラー雨合羽(ナイロン製)で、白生地部分が黄褐色化したた め原因を調べて欲しいとの相談があった。社内では防水加工のウレタンフィル ムが問題となっていた。しかしながら、堅牢度試験の結果、紺生地から白生地 への移染現象を確認し、染料の移染であることが判明した。この技術指導か ら、製造工程の見直し、品質管理の改善に繋がった。
繊維技術課
久留米絣の新商品開発
伝統工芸品の特徴を生かした新商品開発の相談を受けた。そこで、工業技術 センターの研究成果を組込んだ「手ぬぐい」の開発を計画。地域産業資源活 用事業計画に申請し、第 3 号認定を受けた。
繊維技術課
博多織の新商品開発
博多織の新商品開発の相談を受けた。そこで、工業技術センターの耐光堅牢 度向上技術などを組込んだ「30 代をターゲットにした洋服」の開発を計画。地 域産業資源活用事業計画に申請し、第 3 号認定を受けた。
繊維技術課
製品から発生する異臭の抑制
鮭由来機能性ペプチドの保湿性に着目し、スキンケア用途として開発を進めて いるが、特有の臭気があるため開発の妨げになっているとの相談を受けた。そ こで、問題品の調査を行ったところ臭気の原因はアミン成分に起因すると判り、
pH 調整による臭気制御方法を考案・開発し、技術提供を行った。この pH 調整 工程を生産現場で追加したところ、製品から発生するアミン臭が抑制され、「ナ チュラル ライズ ウォッシュ」として商品化した。
繊維技術課
自動車用塗膜保護剤の開発
自動車用塗膜保護剤の開発に係る協力要請を受けた。保護剤の選定にあた り、アルコキシシラン剤が塗膜保護性能が高く効果的であることを助言。これを 元に相談者が保護剤試作品を開発。工技センターにおいて紫外線耐光堅牢 度、色相変化、接触角に関する機能評価を行い、得られた評価結果をもとに 相談者が「クリスタル 21」として商品化した。
繊維技術課
食品中の繊維状異物の同定
食品中に含まれていた繊維状の異物を同定したいと相談を受けた。そこで異 物、および製造過程で考えられるサンプルについて赤外線吸収スペクトル法に よる分析を行い、異物の同定を行った。また分析方法について指導を行った。
繊維技術課
化成品の成分定量分析
化成品に含まれる成分について定量分析を行いたいと相談を受けた。溶媒に 溶解する成分については、高速液体クロマトグラフィーによる分析方法を紹介 し、スタンダード品による検量線の作成や、装置の使用方法について指導した。
繊維技術課
リートベルト解析を利用した残 留オーステナイトの定量
炭化物を多く含む鉄鋼中の残留オーステナイトの定量分析を行いたいとの相 談を受けた。一般的に残留オーステナイトの量は、ガンマ鉄のX線回折強度か ら算出を行うが、炭化物が多く含まれている場合、ガンマ鉄と炭化物の X 線の 回折ピークが重なるために定量性が著しく低下する。そこで、リートベルト解析を 利用して残留オーステナイトの定量を試み、解析条件の最適化を行うことで良 好な定量結果が得られるようになった。
化学課
アルミナ微粒子の流動性の改 善
アルミナ微粒子を粉体の状態で搬送を行いたいが、微粒化するにつれて流動 性が低下し搬送が困難になるとの相談を受けた。微粒子の流動性向上には、
シランカップリング剤による粒子表面処理が効果的であることを説明し、その表 面処理方法について指導を行った。シランカップリング処理を行うことで、粒子 の流動性が著しく改善され、問題なく粒子の搬送が行えるようになった。
化学課
鋼板表面酸化膜の結晶相深さ 方向分析
鋼板の表面酸化膜の相構成について調査したいとの相談を受けた。X 線回折の 集中光学系ですべての相を同定し、薄膜 X 線回折で入射角を変えながら 2θス キャンすることによって相の深さ方向の分布を評価した。その結果、最表面に Fe3O4が形成され、その下に Fe2SiO4が形成されていることが判明した。この結果 は、オージェ分析など他の分析結果と良い一致を示し、結晶相の深さ方向の分 布を X 線回折によって直接的に評価できた。
化学課
題 目 内 容 担 当
プラスチック製品の割れの原因 について
プラスチック製品に割れの不具合がありその原因究明をしたいとの相談があっ た。顕微鏡による観察の結果、溶剤によるソルベントクラックと推察されるが、
主原因は成形条件(金型温度、圧力等)の不備による残留応力である可能性 が高いため、成形条件の再確認を提案した。その結果押し込み圧に問題があ る事が判明し、不具合が解消された。
化学課
使用済み脱硫触媒の篩作業 時の付着オイルの影響
廃触媒とガラスビーズを分別する篩装置を製造しているが、冬季に篩不能にな ったため、廃触媒に付着しているオイル分の粘度の温度依存性を調べたいとの 相談があり、測定試料の作製方法、粘度測定方法を指導した。温度の低下に より液体粘度は増加するが、特に 10℃以下の低温時では含有炭素微粒子の 影響と考えられるチクソトローピー性が顕著となり、急激な初期粘度増加が見ら れ、これが篩不能の原因であると推察した。
化学課
プリント基板上の接触不良原因 について
プリント基板上の接触不良原因について、電極上の顕微鏡観察によりなにか付 着しているように見えるため、その成分の同定をしたい。また顕微鏡では確認 出来ないが、同様の接触不良を起こす電極上に何か付いていないかを調べた いとの相談があった。FT-IR(反射法)による分析を行った結果、接触不良を生 じる電極上には異物が顕微鏡で見える見えないにかかわらす、同様のロジン系 樹脂が観測された。そのことを依頼者に伝えたところ、製造工程で使用するハ ンダのフラックス由来であろう推察された。その後、製造工程の見直しにより、
同様の不良は解消された。
化学課
プラスチック成型品の異物の分 析
ポリスチレンのプレート状成型品中に 1cm 程度の樹脂由来と思われる異物が 混入したため、異物の同定を行いたいという相談があった。外観を顕微鏡にて 観察したところ、異物は原料として使われているポリスチレンの粉と類似してい ることがわかった。さらに双方を顕微 IR(ATR 法)にて測定したことろ、双方とも ポリスチレンのスペクトルが得られたことから、このシートの原料である粉由来で ある可能性が高いことが示唆された。
化学課
指定ゴミ袋に関する試験につい て
中国製ゴミ袋の増加に伴い、昨年来製造メーカーや商社、自治体からのゴミ 袋に関する問い合わせが増加している。ゴミ袋の製造時に添加される炭酸カル シウム等の無機添加剤は、材料コストダウンのための増量剤として用いられてい ることが多いが、最近では添加しない傾向にある。無機添加剤を入れすぎると ゴミ袋の強度低下、破れやすい等のクレームの要因となるため、引張り強度等 の物性試験、及び添加剤の種類を定性的に分析する際には、X 線回折や蛍 光 X 線分析、定量する場合には、灰分測定を併せて行った。
化学課
生物食品研究所
題 目 内 容 担 当
ペットのガンの診断方法
主にペットのリンパ腫の判定方法について、遺伝子の変異を元に判定する方法 について相談があり、当所の設備を用いて検討が可能であることから、研究員 を派遣してもらい設備利用での研究実施をアドバイスした。
生物資源課
久留米特産品を用いた新商品 の開発
久留米市で生産している健康野菜を原料とした新規健康食品の開発について 相談があり、いくつかの具体的開発途上商品について、開発コンセプトに基づい た味・食感等の改善を相談者と共同で行った。
生物資源課
微量有用物質生産のための哺 乳類細胞培養方法
微量有用物質生産のための哺乳類細胞の高密度・高効率培養法について相 談があり、培養容器・担体の材質、形状、加工等について改善方法をアドバイ スした。また実際に培養細胞による培養試験を行った。
生物資源課
家畜用飼料のカビ類について
飼料にカビが発生する、このカビが有用な菌かどうか知りたいとの相談。そこで、
菌を PDA 培地で培養し、単菌コロニーを観察した。さらに、スライドカルチャー へ接種し、位相差顕微鏡観察を行った。その結果、発生している主なカビは、
アスペルギルス類であると推定された。
生物資源課
装置中の異物混入トラブルの 原因究明について
装置を使用している間に目詰まりを起こしてしまうトラブルが発生した。その原 因を解明したいとの相談を受けた。そこで各種顕微鏡観察を行った結果、カビ を中心とした微生物の大量発生が原因であることが判明した。
生物資源課
題 目 内 容 担 当
大吟醸麹の酵素力価測定 製麹工程の正否を判断するために、市販の酵素力価測定キットを用いて、α-
アミラーゼ、グルコアミラーゼの力価を測定する方法を指導した。 食品課
大吟醸酒火入れ後のグルコー ス濃度変化について
大吟醸酒の火入れ時期を判断するための一つの基準として、グルコース濃度 がある。そこで、大吟醸酒の上槽後のグルコース増加量を測定し、所定のグル コース濃度になる時期を指導した。
食品課
野菜絞り粕の微粉砕
調味液に用いた野菜の絞り粕の有効利用を目的として、絞り粕を微粉砕したい との依頼があった。マスコロイダーを用いて回転数 450rpm、クリアランス 200μ m で処理したところ、焦げ付きもなく良好な微粉末が得られた。
食品課
抽出法による L-グルタミン酸抽 出量の違いについて
昆布出汁の製造に関して、出汁中の L-グルタミン酸含有量を市販の L-グルタ ミン酸測定キットを用いて測定し、抽出法による抽出効率の違いについて指導 した。
食品課
建材の調湿性の評価について
建材の調湿性を、(社)日本建材・住宅設備協会の基準値に基づき評価した。
現状では基準値に到達しないため、吸湿性があり、既存の材料と置き換えても 物性低下の無いと思われる材料を勧めた。
機能材料課
建材からの硫化水素発生ポテ ンシャル試験
一部の建材では処分場で硫酸還元菌の作用により有毒な硫化水素を発生さ せるものがある。相談企業の製品について硫化水素発生ポテンシャル試験を 行った。建材を破砕、オートクレーブ抽出した液に、栄養パック、菌体を加え、
嫌気的に培養した。その結果、硫化水素の発生は比較品では確認されたもの の相談企業の製品からは確認されなかった。
機能材料課
ナノファイバー作製方法につい て
今後新規事業開拓のため、エレクトロスピニング法を用いたナノファイバーの作 製方法を教えてほしいとの依頼があった。そこで、使用機器および一般的なナ ノファイバーの作製条件等を紹介し、実演を交えて指導した。
機能材料課
ピペット用チップの寸法測定
ピペットの先端に用いられるチップの寸法(幅、長さ、厚さなど)の測定を数種類 の形状の異なるサンプルについて行いたいとの相談があった。測定のためにチ ップ断面のサンプルをそれぞれ準備して、顕微鏡を用いてサンプルの観察を行 いながら、それぞれの測定箇所について寸法を算出する方法を指導した。今 後も必要に応じて指導を行う。
機能材料課
インテリア研究所
題 目 内 容 担 当
内装ドアのデザイン
開発した室内用防音ドアをインテリア性を高めたものにしたいとの相談を受け た。ガラスの使用や表面仕上げなど、これまでの重々しい防音ドアとは印象の 異なったものをデザイン提案した。意匠登録を行い、福岡県産業デザイン賞で 奨励賞を受賞した。
技術開発課
3 次元 CAD/CAM について
自社製品の新規開発に当たり、それまで外注していた設計を自社にて行いた いとの相談を受け、3 次元 CAD/CAM について、3 次元 CAD/CAM によって出 来ること、またその操作方法について指導した。今後具体的な依頼があれば、
操作方法の詳細な指導を実施する予定。
技術開発課
新製品の評価
開発した商品展示用の壁面材の強度的評価を行ないたいとの相談をうけた。
JIS などの規格には適用できる試験がないため、当所において具体的な試験方 法を考案し提案。その方法で依頼試験を受け、試験結果を提出した。
技術開発課
木材の自然着色方法について
塗装等とは異なる、有害な化学物質を使用しない方法で、木材の着色を行い たいと技術相談を受けた。埋もれ木といわれる、化石化前の稀少木材の着色 原理を検討し、近隣地域の鉱泉を利用した新規な木材の着色方法を開発し た。経済産業省 地域資源に認定された。
技術開発課
多孔質炭素材料の細孔構造 多孔質材料のナノ細孔構造解析に用いられる窒素吸着等温線測定につい
て、そのデータの解析法について相談を受け、様々な試料の窒素吸着等温線 技術開発課
機械電子研究所
題 目 内 容 担 当
SUS316L 製ニードルの腐食
SUS316L 製ニードル(内径:約 1mm)の内面が使用後約 2 ヶ月で腐食したた め、原因究明の相談が寄せられた。SEM-EDX、光学顕微鏡観察等を行った 結果、線引き加工時に強加工されて生じた微細クラックでの隙間腐食や、洗 浄液あるいは使用液の残留による腐食が生じていることが推測された。加工 条件を変更することで、改善がみられた。
材料技術課
溶射皮膜の防食性能評価
日本溶射工業会から相談を受け、溶射皮膜の防食性能の評価を実施した。
アルミ系、アルミマグネシウム系、亜鉛アルミ系合金と封孔剤を組み合わせ 試 験 片 を 作 製 し た 。 評 価 の 結 果 、 塩 水 環 境 で の 防 食 性 能 は 、 Al-5 mass%Mg>Al>Zn-15 mass%Al という結果を得た。
材料技術課
SNCM630 製大 型 ボルトの破 断
SNCM630 製大型ボルトが破断した。ミクロ観察ならびに硬さ試験の結果、所 定の熱処理が行われていないことが分かった。中心部には多数の介在物が 見られ、材質的にも問題があった。また、部品外観からは、切削痕や応力集 中部が確認され、設計的にも問題があった。今回最大の原因は熱処理だ が、設計、仕上げ加工などについても適正に行うよう助言した。
材料技術課
溶接部の破断
SS400 製の機械構造部品のプラグ溶接部から亀裂が発生した。破壊形態 は、ルート部を起点とした疲労破壊であった。また、溶け込み量の不足や空隙 が観察された。これらの知見をもとに溶接施工条件等について助言した。
材料技術課
固定用ジグの製作について
薄板状の円筒製品の 2 次研削加工について相談を受けた。現状の三爪チャ ックによる把持方法では変形が大きく研削が行えなかった。そこで変形量を 測定し 20μm の変形を確認した。新たな把持方法を提案し、設計試作したと ころ変形量が 2μm で固定可能となった。
生産技術課
ステライトの加工方法について
ステライトのテーパ穴加工方法について教えてほしいと相談があった。実際に 工作機械で加工実験を行い、加工条件および使用工具、CAMデータなどに ついて指導を行った。
生産技術課
樹脂流動解析ソフトの利用方 法について
プラスチック成形品に対して、樹脂流動解析を試みたいという相談があった。
先ずは樹脂流動解析ソフトの使い方を教えて、その結果の評価方法を助言し た。さらに、使用する樹脂の物性値データが不足している場合の対処方法を 教えて、樹脂解析の精度向上方法を助言した。
生産技術課
小径 cBN 工具による鋼材加工
直径 100μm の工具で焼き入れ材(SKD11)加工を行っているが、折損して しまった。このためcBN エンドミルの加工を検討しているが加工条件等を知りた いとの相談があった。このため、小径工具を用いた加工での注意点(主軸伸 び量の管理、切削液温度の管理、工具長の測定方法、接触点検出方法)と 当所で実施したcBN 工具を使った SKD11 焼き入れ材の加工結果と超工具 の比較結果について説明した。
また、折損原因を調べるための実験方法を提案した。
生産技術課
湿球温度の算出式
人工降雪機の運転制御器に使用する相対湿度、乾球温度から湿球温度を 求める関数の導出についての相談を受けた。相対湿度と乾球温度を従属変 数として、データマップを作成し三次元フィット関数を作成して提供した。
機械技術課
住宅用断熱材の性能評価
住宅用断熱材の評価方法についての相談を受けた。実際に住宅の内外の温 度を熱電対および熱画像で測定して断熱効果について解析した。測定及び 解析結果を基に評価方法についての指導を行った。
機械技術課
圧力容器の補強
圧力を受ける平板面に対して補強材を設置する場合の強度に関する相談を 受けた。一般的な強度計算例として、構造・支持・負荷形式の異なる条件に おける補強材付き平板の理論解によるたわみ・モーメント等の諸解算出方法 を指導した。
機械技術課
コンデンサ素子の非破壊検査
コンデンサ素子の内部状態を非破壊で検査したいと相談を受けた。X 線 CT 撮影を実施し、CT 画像の評価法や分解能について指導した。画像処理によ り 3 次元スライス動画を作成し、内部状態を詳細に把握した。
機械技術課
マグネシウム鋳造部品の非破 壊検査
マグネシウム鋳造部品内部のボイドや介在物を非破壊で把握したいと相談を 受けた。マイクロフォーカス X 線 CT 撮影を行い、スライス画像から3D イメージ を構築して多断面観察を行い、内部キズ画像の判別法について指導した。
機械技術課
題 目 内 容 担 当
電磁石の磁心形状について
高い磁束密度を発生する電磁石を実現するため、磁心の長さや磁極部の形 状が異なる複数種のモデルについて数値解析による比較を行い、結果のデ ータを提供した。
電子技術課
レーザを用いた電流測定方法
レーザを用いた電流測定方法について詳しく知りたいとの相談があったため、半 導体レーザを用いた光変流器を試作し、サンプルの電流実測をとおして、測定 方法を指導した。
電子技術課
熱処理炉のスケジュール管理 支援ソフトウェア試作
熱処理炉の稼動に伴うコストは電力消費代が大きな比率を占めるので、効果 的な稼働率向上は重要である。そこで、ある工場の日付/時間スケジュール割 付支援ソフトウェアを試作、提供した。
電子技術課
下水管検査ロボットの移動メカ ニズムについて
下水管検査ロボットの段差乗り越え時のメカニズムについて相談を受けた。実 機を用いた実験によりメカニズムの解明を行い、実用新案申請のための技術 説明資料を作成した。
電子技術課