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沼津市認知症ケアパス

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Academic year: 2021

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(1)

認知症ガイドブック

暮らし あんしん 支えあい

~認知症ケアパス~

(2)

わが国における認知症の人の数は、2012年で約462万人、65歳以上高

齢者の約7人に1人と推計されています。

今後は、高齢化の進展に伴い、認知症の人はさらに増加し、2025年には

700万人前後になり、現在の約7人に1人から5人に1人に上昇すると見込

まれています。

今後も高齢者の増加に伴い、増えると予測される認知症の人を、地域でど

のように支えていくかが大きな課題となっています。

そのような中、沼津市では、市民の皆様に認知症について理解していただく

とともに、認知症の人やその家族の不安・負担を少しでも軽減できるように、

「認知症ガイドブック(認知症ケアパス)」を作成いたしました。

このガイドブックは、認知症の進行状況に応じて、どのようなサービスや支

援を利用することができるのかをまとめたものです。

認知症の人やその家族が、住みなれた地域でいつまでも安心して暮らして

いくために、この「認知症ガイドブック」を活用していただけたら幸いです。

はじめに

(3)

目次

1.認知症の基礎知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1

認知症とは?

認知症の種類

「加齢によるもの忘れ」と「認知症」の違い

認知症の症状

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2

認知症の進行と主な症状の例

2.早期発見・早期診断・早期治療 ・・・・・・・・・・P3

MCI(軽度認知障害)

早期発見・診断・治療が必要なわけ

認知症に関する相談窓口

・・・・・・・・・・・・・・・・P4

認知症の進行に合わせて受けられる介護保険サービスやその他の支援の例

・・・・・・・・・・・・・・・・P7

介護保険サービス・公的サービスの例

・・・・・・・・・・・P8

3.沼津市の事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11

(4)

認知症は、様々な原因で、一度獲得した脳の機能が低下し、生活をする上で支障が出ている状態のこと

を言います。

認知症とは?

1 認知症の基礎知識

認知症の種類

認知症の原因となる病気の代表的なものは、以下の4種類になります。

~アルツハイマー型認知症~

脳の神経細胞が徐々に減少し、脳が萎縮する(縮 む)ために起こる病気。認知症で最も多いタイプ。

<主な症状>

・最近のことを忘れる。 ・同じことを何回も言う。

~脳血管性認知症~

脳梗塞や脳出血等により、脳細胞に十分な血液が 送られずに、脳細胞が死んでしまう病気。

<主な症状>

・脳の、どの部分が障害されたかによって症状が異なる。 ・手足のマヒや歩行障害等の神経障害を伴うことが多い。

~レビー小体型認知症~

「レビー小体」というたんぱく質が脳の神経細胞に たまる病気。

<主な症状>

・パーキンソン病に似ている症状(手足のこわばり、 小刻み歩行等) ・幻視

~前頭側頭型認知症~

前頭葉や側頭葉を中心に脳が徐々に萎縮する病気。

<主な症状>

我慢や思いやり等の社会性を失い「わが道を行く」 行動をとる。

「加齢によるもの忘れ」と「認知症」の違い

記憶の帯 単なるもの忘れ ○体験の一部を忘れる ○もの忘れの自覚がある ○ヒントを与えられると思い出せる ○自分の今いる場所や時間が わかる 日常生活に大きな支障はない 記憶の帯 認知症の もの忘れ ○体験のすべてを忘れる ○もの忘れの自覚がない ○ヒ ン ト を 与 え ら れ て も 思 い 出 せ な い ○自分の今いる場所や時間が わからなくなる

日常生活に支障がある

抜け 落ちる 認知症のもの忘れ 加齢によるもの忘れ

(5)

認知症の症状

脳の細胞が壊れることによって直接起こる「中核症状」と本人の性格・環境・人間関係等の要因が

からみあって、精神症状や日常生活における行動上の問題が起こる「行動・心理症状(BPSD)」が

あります。

中核症状

記憶障害 見当識障害 理解・判断力の障害 実行機能障害 ・新しいことを覚えられない ・覚えていたことをすぐ忘れる ・時間や季節の感覚が薄れる ・道に迷ったり、遠くに歩いていこうとする ・周囲の人との関係がわからなくなる ・考えるスピードが遅くなる ・慣れないことで混乱しやすくなる ・全自動洗濯機、銀行のATM等が使いこなせない ・計画を立て、段取りすることができない

行動・心理症状(BPSD)

不安・焦燥 睡眠障害 幻覚・妄想 うつ状態 徘徊 興奮・暴力 不潔行為 ・落ち着かない ・イライラする ・昼と夜が逆転する ・実際にはないものが見える ・物を盗まれたと思い込む ・気分が落ち込む ・興味や関心が低下する ・歩き回る ・外へ出て道に迷う ・大声をあげたり暴力を振う ・排泄に関連した行動がうまくできなくなる

認知症の進行と主な症状の例

認知症の 進行 軽度認知障害 (MCI) 軽度 中度 重度 日常生活の 困りごと ・本人の自覚はなくても「何 となくおかしい」と気づく ・家族も「以前とは違う」と 感じる ・新しいことが覚えられない ・曜日や時間がわからなく なる ・薬を飲んだことを忘れる ・料理、片づけ、計算などの ミスが多くなる ・怒りっぽくなり、イライラし ている ・慣れた道で迷ってしまう ・着替えや入浴を嫌がる ・言葉や話の内容が理解 できない ・いつも落ち着かない ・暴力的になる ・古い記憶も失う ・家族の顔や、人間関係が 分からなくなる ・トイレの場所がわからない ・言葉が分からず、話をしな くなる ・自分のいる場所や、何を しているかが分からなくな る 家族の心構え 対応 ・本人から地域行事やボラ ンティアなど、社会参加して もらうよう働きかける。 ・家庭内での役割を持って もらい、継続できるようにす る。 ・いつもと違う、何かおかし い、と思ったら早めに地域 包括支援センター等に相談 する。 ・家族の「気づき」がとても 大事 ・接し方の基本やコツなどを 理解する。 ・家族間で介護のことにつ いて話し合っておく。 ・介護で困ったことがあった ら抱え込まず、早めに担当 ケアマネジャーや地域包括 支援センター等に相談する。 ・介護者自身が健康管理 を行う。 ・介護サービスを上手に利 用する。 ・介護の負担が増えるため、 困ったことがあったら抱え 込まず、早めに担当ケアマ ネジャーや地域包括支援 センター等に相談する。 ・日常生活で出来ないこと (食事・排泄・清潔を保つな ど)が増え、合併症を起こし やすくなることを理解する。 ・どのような終末期を迎える か家族間で話し合っておく。 時間の経過により、症状が 重度化していきます

(6)

□ もの忘れが増えた

□ 日付や曜日がわからない

□ 置き忘れやしまい忘れが増え、よく探しものをする

□ 同じことを何回も言うと周囲から指摘される

□ 今まで楽しかったことへの意欲がなくなった

□ 料理や家事などが、てきぱきとできなくなった

早期発見・診断・治療が必要なわけ

いくつかの項目に当てはまるようですと、認知機能の衰えのサインかもしれません。

お近くの地域包括支援センター、またはかかりつけの医師にご相談ください

2 早期発見・早期診断・早期治療

MCI(軽度認知障害)

「MCI(軽度認知障害)」は、認知機能が同年齢のレベルよりも低下しており、健常者と認知症の人の

中間の状態(グレーゾーン)のことをいいます。

この状態を放置すると、認知機能の低下が進行し、5年間で約50%の人が認知症へ進行するといわ

れています。

認知症はめずらしい病気ではなく、誰にでも起こり得る病気です。

「認知症は治らないから、医療機関を受診しても仕方がない」と思われる方もあると思いますが、

「ちょっとおかしいかな?」「もしかしたら・・・」と思ったら、できるだけ早くかかりつけ医や相談機

関(次ページ以降を参照)に相談し、専門家のアドバイスを受けることが大切です。

理由①

認知症と同じような症状がある「認知症ではない病気(正常圧水頭症・脳腫瘍・慢性

硬膜下血腫・甲状腺機能低下症等)」の可能性があります。

その場合は、外科的・内科的に治療することで、良くなることがあります。

理由②

適切な治療や服薬により、症状を改善したり、進行を遅らせることができます。

ご本人で病気のことが理解できる時に受診し、認知症についての理解を深めておくこ

とで、生活する上での障害を軽減でき、その後のトラブルを減らすことも可能です。

また、障害の軽いうちに、障害が重くなったときに代理をしてくれる人(後見人)を自

分で決めておく等の準備をしておけば、認知症はあっても自分らしい生き方を送るこ

とが可能です。

(7)

「認知症かもしれない」と思ったら

専門の医療機関

かかりつけ医 市役所または地域包括支援センター

地域包括支援センター名

所在地

担当地区

電話番号

はら地域包括支援センター 原1200-3 (原高齢者福祉センター内) 浮島・原 969-4055 あしたか地域包括支援センター 東椎路1742-1 (あしたかホーム内) 愛鷹・今沢・片浜の一 部 967-2988 かなおか地域包括支援センター 西沢田431-11 金岡・門池・大岡の一 部 921-2022 きせがわ地域包括支援センター 大岡1155 (きせがわ病院前) 大岡・第五の一部 954-0755 千本地域包括支援センター 本字千本1910-206 (千本プラザ内) 第一・第二・第五・ 金岡・大岡・片浜の一 部 962-5932 かぬき地域包括支援センター 下香貫猪沼981-2 (ぬまづホーム内) 第三・第四・大平 933-3671 三浦地域包括支援センター 内浦重須624 (ひだまりの郷内) 静浦・内浦・西浦 946-1702 戸田地域包括支援センター 戸田916-2 (保健センター戸田分館2階) 戸田 (0558) 97-5505

認知症に関する相談窓口

● 沼津市役所 (長寿福祉課) 住所:沼津市御幸町16-1 電話:055-934-4835 ● 地域包括支援センター ●かかりつけ歯科医 口腔内の歯周病菌は動脈硬化を促進して脳血管性の認知症を発症し、またアルツ ハイマー型認知症は歯を失った方ほど多く、さらに歯周病菌に感染したマウスは認 知機能の低下が早いとのデータも発表されています。元気なうちから定期的に歯科 医院を受診し、認知症予防に努めると共に、通院できなくなってしまった場合は、か かりつけ歯科医や沼津市歯科医師会(055-963-0425)に相談しましょう。 ●かかりつけ薬局 認知症の薬だけでなく、他の病気の薬を飲んでいる場合もあるので、薬の飲み 方など、薬に関することはかかりつけ薬局へ相談しましょう。 <沼津薬剤師会 ℡ 055-927-2065>

(8)

● 認知症対応医療機関 まずは、ご自身の

かかりつけ医

にご相談ください。かかりつけ医のない場合は、下記のリストをご参照ください。 医療機関名 住所(沼津市) 電話 担当診療科名 おおい神経内科 北高島町17-15 922-8886 神経内科・皮膚科 小野医院 ★ 真砂町22-17 951-6213 内科・胃腸科・外科・整形外科 きせがわ病院 ○ 大岡1155 952-8600 内科・呼吸器内科・リハビリ科・ 胃腸内科・心療内科 小林医院 ★ 今沢680-3 966-7700 内科 さわだ・メディカル・クリニック ★ 西沢田325-1 921-1711 循環器科 白石医院 ★ 市道町12-25 951-4593 外科・内科 杉山病院 ★ 錦町3-5 963-4114 内科 勝呂医院 ★☆ 千本中町19 962-3083 内科 聖隷沼津病院 本字松下七反田902-6 952-1000 脳神経外科他(全21科) 関外科胃腸科医院 ★ 花園町9-3 921-2185 外科・消化器外科・肛門外科 田沢医院 ★○ 大手町3丁目7-1 962-1205 外科 高田胃腸科内科クリニック ★ 仲町7 962-1410 内科 てらだ医院 ★ 原1702-12 967-1286 精神科 永野医院 ★ 大岡1401-1 962-4450 内科 なつニューロクリニック ★ 下香貫石原1282-2 933-5585 脳神経外科 西島病院 ☆○ 大岡2835-7 922-8235 脳神経外科・神経内科・整形外科・リウマチ 科・リハビリ科・消化器内科・循環器内科 沼津大山クリニック ○ 大手町1-1-6 イーラdeビル2F 954-2274 脳神経外科・神経内科・外科 沼津市立病院 東椎路字春ノ木550 924-5100 総合病院全23科 沼津リハビリテーション病院 上香貫蔓蛇ケ原2510-22 931-1911 神経内科・内科・リハビリ科・呼吸器内科 萩野クリニック ★ 根古屋307-1 966-7111 外科・消化器科・リハビリテーション科 羽切医院 ★ 西椎路138-1 968-3111 内科 ふじわらクリニック 寿町18-8 924-8777 脳神経外科・神経内科・外科 ふれあい沼津ホスピタル ○ 市道町8-6 962-3530 精神科・心療内科・内科 べっく・メディカル・クリニック 西沢田338-1 921-1300 消化器内科・外科・肛門外科・内科・ 神経内科・呼吸器内科 松原医院 ★ 白銀町4-3 962-1496 内科・外科・泌尿器科 三島耳鼻咽喉科クリニック ★ 下香貫樋ノ口1706-1 935-6681 耳鼻咽喉科・気道食道科 (五十音順) ※詳しくは沼津医師会のホームページをご覧ください http://www.numazu-med.or.jp/ [認知症サポート医とは] 平成17年度より都道府県が国立長寿医療センターに委託して実施されている所定の研修を受けた医師です。 [かかりつけ医認知症対応力向上研修とは] 平成18年度より認知症サポート医が都道府県医師会等と連携して地域のかかりつけ医に対し、認知症に関する 知識・技術や、本人や家族支援のための地域資源との連携等について行った研修です。

☆・・・認知症サポート医がいる医療機関 ★・・・かかりつけ医認知症対応力向上研修の修了者がいる医療機関 ○・・・もの忘れ外来を行っている医療機関

(9)

● 認知症コールセンター ℡ 0545-64-9042 (相談は無料ですが、通話料は相談者負担です) 相談日 月・木・土 10時~15時 (祝日・年末年始を除く) 相談員 認知症の人と家族の会静岡県支部の会員 ● 若年性認知症コールセンター ℡ 0800-100-2707 (無料) 相談日 月~土 10時~15時 (祝日・年末年始を除く) 相談員 (福)仁至会 認知症介護研究・研修大府センター ● 日常生活自立支援事業の相談 ℡ 055-922-1500 相談日 月~金 8時30分~17時15分 (祝日・年末年始を除く) 沼津市社会福祉協議会 沼津市日の出町1-15 ぬまづ健康福祉プラザ(サンウェルぬまづ)内 日常生活自立支援事業とは・・・ 認知症などによって、物事を理解したり、判断したりすることが難しくなった人が、自立した生活を 送ることが出来るように支援する制度です。 ● 成年後見制度の相談 静岡県司法書士会(公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート静岡支部) ℡ 054-289-3704(無料) 相談日 月~金 14時~17時 (祝日・年末年始を除く) 権利擁護センターぱあとなあ静岡(静岡県社会福祉士会) ℡ 054-252-9877(無料) 相談日 月~金 8時30分~17時(水曜日、祝日・年末年始を除く) 静岡県弁護士会沼津支部 高齢者相談窓口 ℡ 055-931-1848(無料) 受付日 月~金 9時~17時 成年後見制度とは・・・ 認知症などによって、理解力や判断力が不十分になった人に代わって、家庭裁判所から選任 された成年後見人等が、財産管理や身上監護のための契約等を行い本人を支援する制度です。 ● 消費生活センター 暮らしの中で起こる、買い物や契約等に関するトラブルや心配事等の相談を受け付けています。 ℡ 055-934-4841 相談日 月~金 8時30分~17時15分(祝日・年末年始を除く) 沼津市役所 2階 沼津市消費生活センター

● 認知症疾患医療センター 認知症疾患における鑑別診断や専門医療相談、医療機関等の紹介、地域保健医療・介護関係者への 研修や連携等を行う専門医療機関です。(県指定) 相談日 月~金 9時~16時30分(祝日・年末年始を除く) NTT東日本伊豆病院(田方郡函南町平井750) 055-978-2558 ※ご相談の際は、まずお電話にてお問い合わせください。 ● 運転免許の相談 警察署では、運転免許に係る相談窓口を設置しています。 運転に不安がある場合等については、下記窓口にて相談できます。 相談日 月~金 9時~16時(祝日・年末年始を除く) 沼津警察署 交通第一課 免許係 055-952-0110

(10)

認知症の

進行に合わ

せて受けられ

介護保険

サービ

スやその他の支援

の例

認知症の進行(右にいくほど 発症から時間が経過し、 進行している状態) 主 な サ ー ビ ス の 例 常に 介護 が必 要 日常 生活 に手助 け ・ 介護が必要 誰かの見守りがあれば 日常生活は自立 日常生活は自立 認知症疑い 介護予防・ 悪化予防 安否確認・ 見守り 生活支援・ 身体介護 医療 権利を守る 家族支援 住ま い 認知症予防事業 生きがい 活動支援事業 介護保険サービ ス( 通所介護・ 訪問介護 等) 見守りネッ トワーク あんしんサポ ート店 認知症サポー ター 配食サービ ス 軽度生活援助 徘徊高齢者探索サービ ス 成年後見 制度 認知症カ フェ 認知症カ フェ グループ ホー ム等 介護老人保健施設 介護老人福祉施設 自治会サロン 活動 老人クラブ サークル活動 かかりつけ医 かかりつけ歯科医 かかりつけ薬局 専門外来等 日常生活自立支援事業 緊急通報シ ステム 重度要介護者通院支援 介護用品の支給 詳し くは次ペ ージ 以降を ご覧ください

地域包括支援セ ンター

(11)

介護保険サービス・公的サービスの例

介護保険サービス 訪問介護 ホームヘルパーに居宅を訪問してもらい、入浴・排泄・食 事などの身体介護や調理・洗濯などの生活援助が受けら れます。通院などを目的とした乗降介助も利用できます。 訪問入浴介護 介護職員と看護職員に居宅を訪問してもらい、浴槽を提 供しての入浴介護が受けられます。 訪問看護 疾患などを抱えている場合、看護師などに居宅を訪問し てもらい、療養上の世話や診療の補助が受けられます。 訪問リハビリテーション 居宅での生活行為を向上させるために、理学療法士や作 業療法士、言語療法士に訪問してもらい、リハビリテー ションが受けられます。 ■在宅サービス 訪問を受けて利用するサービス 施設に通って受けるサービス 通所介護(デイサービス) 通所介護施設で、食事・入浴等の日常生活上の支援や、 生活行為向上のための支援を日帰りで受けられます。 通所リハビリテーション(デイケア) 介護老人保健施設や医療機関などで、食事・入浴など の日常生活上の支援や生活行為向上のためのリハビリ テーションを日帰りで受けられます。 施設に短期間入所して受けるサービス 短期入所生活介護(ショートステイ) 介護老人福祉施設などに短期間入所して、日常生活上 の支援や機能訓練などが受けられます。 短期入所療養介護(医療型ショートステイ) 介護老人福祉施設などに短期間入所して、日常生活上 の支援やリハビリテーションなどが受けられます。 居宅療養管理指導 医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士などに居宅を訪問 してもらい、療養上の管理や指導が受けられます。 【お問い合わせ】沼津市役所介護保険課 055-934-4874 在宅に近い暮らしをする 特定施設入居者生活介護 有料老人ホームなどに入居している人が、日常生活 上の支援や介護を受けられます。 ※要介護状態区分に応じて、利用できるサービスが 異なります。 福祉用具貸与 日常生活の自立を助けるための福祉用具の貸与が 受けられます。(車いす・手すりなど) 福祉用具を利用するサービス 見守りサービス(市特別給付) 認知症等の症状がある人について、その介護者が長時間 外出する際、利用者と一緒に留守番をする等、ホームヘル パーによる見守りサービスが受けられます。

(12)

福祉用具を利用するサービス 特定福祉用具販売 入浴や排泄などに使用する福祉用具を購入したとき、 1年につき10万円を上限に、利用者負担分を除いた額 が支給されます。 ■地域密着型サービス ※原則として、保険者が沼津市である方のみ受けられます。 多機能なサービス 小規模多機能型居宅介護 通所を中心に、利用者の選択に応じて訪問や泊まり のサービスを組み合わせ、多機能なサービスを受けら れます。 認知症高齢者を対象としたサービス 認知症対応型通所介護 認知症高齢者を対象に、食事や入浴、専門的なケア が日帰りで受けられます。 認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 認知症高齢者が、共同生活をする住宅で、スタッフの 介護を受けながら、食事・入浴などの介護や支援、機 能訓練を受けられます。 小規模な施設サービス 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 定員が29人以下の小規模な介護老人福祉施設に入 所する人が、食事・入浴、機能訓練などのサービスを 受けられます。 複合型のサービス 看護小規模多機能型居宅介護 小規模多機能型居宅介護と訪問看護を組み合わせて、 通所・訪問・短期間の宿泊で介護や医療・看護のケア が受けられます。 24時間対応のサービス 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 定期巡回と随時対応による訪問介護と訪問看護を、24 時間いつでも受けられます。 在宅復帰をめざし リハビリを受けたい人 病状が安定している人に対し、医学的管理のもとで看護、介護、 リハビリテーションを行う施設 医療上のケアやリハビリテーション、日常的介護を一体的に提 供し、在宅生活への復帰を支援します。 介護老人保健施設(老人保健施設) 病院での長期的な 療養が必要な人 介護療養型医療施設(療養病床等) 急性期の治療は終わったものの、医学的管理のもとで長期療 養が必要な人のための医療機関の病床です。 医療、看護、介護、リハビリテーションなどが受けられます。 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) 生活全般の介護が 必要な人 寝たきりや認知症で日常生活において常時介護が必要で、自 宅では介護が困難な人が入所します。 食事、入浴、排泄などの日常生活介護や療養上の世話が 受けられます。 ■施設サービス 施設に入所する 住宅改修費支給 手すりの取り付けや段差解消などの住宅改修をしたとき、 改修費が支給されます。 小規模な住宅改修

(13)

介護保険以外のサービス ①介護用品の支給 要介護2以上の高齢者を在宅で介護している家族の人に、おむつなどの介護用品を支給します。 ②配食サービス 一人暮らしまたは高齢者のみの世帯で、栄養状態の改善が必要な人、または心身が虚弱で調理が困難な人 に、安否確認を兼ねて給食の配達・容器の回収を行います。 ③重度要介護者通院支援 要介護4または5で、かつ、ストレッチャー対応により大型車での移動を要する人を、専用の車両で病院と自宅 の間を送迎します。 ④緊急通報システム 一人暮らし高齢者または高齢者のみの世帯で、心臓疾患や脳血管疾患で緊急時の通報が困難な人に、緊急 時にボタンを押すだけで消防署に通報される機器を貸し出します。 ⑤軽度生活援助 要介護・要支援認定を受けていない人で、日常生活上の家事援助を必要とする、一人暮らし高齢者または高 齢者のみの世帯の人に、日常生活上の家事援助(買い物・洗濯・掃除)などを行います。 ⑥生きがい活動支援 要介護・要支援認定を受けていない人で、介護予防および活動性拡大が必要な人を対象に、週1回、施設で 趣味活動や軽運動などを行い、要介護状態になることを予防します。 ⑦徘徊高齢者探索サービス 徘徊癖を持つ高齢者に専用端末機を携帯させることにより、行方不明時の捜索を容易にします。 【お問い合わせ】 ①~⑤については → 介護保険課 ℡ 934-4874 ⑥~⑦については → 長寿福祉課 ℡ 934-4835

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3 沼津市の事業

通所型介護予防事業(ココカラ教室) 要介護・要支援認定を受けていない65歳以上の方で、 基本チェックリストの結果により、要介護状態等になるお それが高い方を対象に、運動器の機能向上や口腔機能 向上、栄養状態の改善等を目的とした教室を実施します。 ●問い合わせ 市長寿福祉課 055-934-4866 各地域包括支援センター 認知症予防教室 要介護・要支援認定を受けていない概ね65歳以上の方 で、集団認知検査の結果、認知機能の低下が認められ る方に対して、認知機能向上プログラムを実施します。 ●問い合わせ 市長寿福祉課 055-934-4866 ノルディックウォーキング講習会 要介護・要支援認定を受けていない65歳以上の方に対 し、認知症予防や介護予防に役立てるために、ノル ディックウォーキング講習会を実施します。 ●問い合わせ 市長寿福祉課 055-934-4866 認知症サポーター養成講座 キャラバンメイト(ボランティア講師)が、認知症という病 気の正しい知識や認知症の方への具体的な接し方につ いて、分かりやすく説明します。 ●問い合わせ 市長寿福祉課 055-934-4835 各地域包括支援センター 認知症カフェ「松和(しょうわ)」 介護をされる家族の方々が、認知症高齢者と共に訪れ、 介護の悩み等を、お茶を飲みながら、気軽に相談できる カフェです。 ●問い合わせ 沼津市社会福祉協議会(いきいきホーム松下) 055-962-5932 地域出前健康講座 概ね10人以上のグループに対し、認知症予防や転倒予 防等をテーマとした講義を実施します。 ●問い合わせ 市長寿福祉課 055-934-4866 高齢者あんしんサポート店登録制度 いつまでも住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、市 内の事業所・商店等が、認知症の症状やその対応等に ついて理解を深め、高齢者に優しい店づくりや身の回り のちょっとしたサービスをする店として登録します。 ●問い合わせ 市長寿福祉課 055-934-4835 高齢者あんしん見守りネットワーク協力事業所登録制度 高齢者の居宅を訪問する機会が多く、趣旨に賛同する 事業所等を登録し、異変を発見した際に長寿福祉課へ 連絡する事業所として登録します。 ●問い合わせ 市長寿福祉課 055-934-4835

11

(15)

発行日 平成28年4月

行 沼津市

発行日

市民福祉部 長寿福祉課

発行日

〒410-8601

発行日

沼津市御幸町16-1

発行日

TEL 055-934-4835

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