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社会・環境報告書2013 全データ

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(1)

社会・環境報告書

ニチバン

(2)

目 次

1 1 2 3 3 4 4 5 6 7 11 13 16 17 19 21

行動指針

〈アタック21〉

Flexible

Ambitious

Quick

And

A

ttitude

T

arget

A

ction

C

heck

時代を見つめて常に柔軟な発想を 自らにチャレンジして常に高い目標を 迅速な意思決定で常に素早い行動を 管理を怠らず常に結果の見直しを

ニチバンの理念

創業の精神

私たちは、「和親協力・進取向上」を 創業の精神 として継承します。

基 本 理 念

私たちは、常に社会に役立つ価値を創出し時代を拓き、 ニチバンにかかわるすべての人々の幸せを実現します。

事 業 領 域

粘着の分野を原点として新たな領域に挑戦し、 常に世界に経営資源を求め、 人々の快適な生活をトータルに支え続けます。

経 営 姿 勢

ベクトル C の経営を実践します。

経 営 姿 勢

ベクトル C の経営を実践します。

Creative Development (創造的開発) 次代を先取りし、 創造的な開発を行う

Communicative Organization (行動的組織) 積極果敢なコミュニケーションを行い、

行動力あふれる組織を創る Challenging Spirit

(起業家精神) 起業家精神を涵養し、

活力の源泉とする Consumer Oriented

(販売即経営) 顧客の立場に立った商品を

タイムリーに提供する 編集方針

ニチバンの理念/行動指針 ニチバンの倫理

ニチバンの事業  会社概要  中長期経営計画

 2012年度事業ハイライト

事業報告

 メディカル事業本部  テープ事業本部

トップメッセージ  社長インタビュー

経営体制

 ニチバンのマネジメント

特集

 ニチバン巻心ECOプロジェクト

社会性報告  お客さまとともに  社員とともに  社会とともに

環境報告

 環境保全の取り組み

編集方針

本報告書は、ニチバングループの環境保全に 対する取り組みやその活動の結果をご報告 し、より多くの方々にニチバンの事業活動を 知っていただくことを目的に発行しています。 今年度は創業100周年に向けて推進している 中長期経営計画【NB100】や、2012年の取り 組みの実績や成果を中心に報告書を作成し ました。

報告対象組織 ニチバン(株) ニチバンプリント(株) ニチバンテクノ(株) ニチバンメディカル(株) 報告対象期間

2012年4月1日∼2013年3月31日

(重要な事象・取り組みに関しては、2013年度 の情報も一部含まれます。)

報告対象分野 環境・社会・経済的側面 参考にしたガイドライン

・環境省「環境報告ガイドライン(2007年度版)」 ・環境省「環境報告ガイドライン(2005年度版)」

(3)

ニチバンとステークホルダーとのかかわり

● 決算説明会

● 定時株主総会 ● 株主優待制度 ● WebによるIR情報 ● 環境負荷低減の取り組み

● 環境配慮製品の開発・販売

● ニチバン

巻心ECOプロジェクト

● 公正なお取引 ● 意見交換会 ● 展示会への出展

● インターンシップ の受け入れ

● 高品質で安全・安心な製品の提供

● お客様相談室

● 多様性、人格、個性の尊重

● 人事制度、教育研修制度の充実化 ● ワークライフバランス

● 労働安全衛生の強化 ● 相談窓口の開設 ● 工場見学、職場体験

● 防災訓練

● 工場周辺の清掃

お客さま

株主・投資家 地球環境

お取引先 社会

社員 地域社会

ニチバンの倫理

基本方針

私たちは、「企業は社会の公器」であることを認識し、行動指針に基づく活動を通じて、社会的責任を果たしてまいります。

行動指針

1.法令等の遵守

 私たちは、法を守り社会規範に従い、公正で透明な企業活動を行います。

2.有用・安全・安心な製品の提供

 私たちは、「品質・安全・環境への最大限の配慮」を第一義とし、当社製品を通じ「顧客満足の向上をはかる」ことにより、

 お客様からの信頼を高め、社会に貢献します。

3.反社会的行為への断固たる対応

 私たちは、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的行為には、毅然として対応します。

4.情報管理と開示の徹底

 私たちは、ニチバンにかかわる全ての情報の適正な管理・保護ならびに企業情報の適時・適切な開示を行います。

5.当社倫理の徹底

(4)

会 社 概 要

(2013年3月31日現在)

商号 創業 本社所在地

代表者 資本金 売上高 従業員数 株主数 グループ会社

関連会社

ニチバン株式会社 大正7年1月

〒112-8663 東京都文京区関口二丁目3番3号 TEL.03-5978-5601

代表取締役社長 堀田 直人 5,451百万円

38,502百万円(連結) 1,145名(連結) 5,138名

ニチバンプリント株式会社 ニチバンテクノ株式会社 ニチバンメディカル株式会社 国内 1社

国外 1社

安城工場  主な製品  セロテープ 類、  結束テープ類など

ニチバンメディカル(株)  主な製品

 ケアリーヴ 類、  サージカルテープ類など ニチバンプリント(株)  主な製品

 ポイントメモ 、  マイタック ラベル類 埼玉工場

 主な製品  布粘着テープ類、  マスキングテープ類など

ニチバンテクノ(株)  主な製品

 ぞうさんカッター、  セロテープ 小巻タイプなど 大阪工場

 主な製品

 テーピングテープ類、  ロイヒつぼ膏 など

●事業所・国内グループ会社

札幌オフィス

仙台オフィス ■本社

●オフィス ●工場

●研究所 ●グループ会社

東京オフィス 名古屋オフィス

大阪オフィス 大阪工場

金沢オフィス

広島オフィス

高松オフィス 福岡オフィス

埼玉工場

安城工場 中央研究所 ニチバンテクノ(株)

メディカル開発部  製品開発センター、 テープ開発部  製品開発センター ニチバンプリント(株)

ニチバンメディカル(株) 本社

売上高

38,502

百万円 メディカル

事業本部 13,038百万円

テープ 事業本部 25,463百万円 ■事業区分別売上高(連結)

500 0 750 1,000 1,250 1,500 1,750 2,000 2,250 250 (百万円)

(年度)2012 2009 1,633 2010 2,002 1,801 2011 1,571 2008 1,407

■経常利益(連結) ■従業員数(連結)

0 600 800 1,000 1,200 (名)

400

200

(年度)2012 1,145

2011 1,141

2008 2009 2010 1,1071,1431,149

■売上高(連結)

2008 2009 10,000 0 20,000 30,000 40,000 50,000 (百万円)

(年度) 37,486 2010 2012 38,521 38,502 2011 38,260 38,718

(5)

中長期経営計画

2012年

創業100周年に向けて

【NB100】

を推進しています

 ニチバングループは、中長期経営計画【NB100】を2011年度からスター トしました。

 【NB100】では、創業100周年を迎える2018年度までに「メディカル事業

比率40%以上」「海外売上比率10%以上」を達成し、「グループ連結売上高

500億円」を目指します。そして、「信頼され期待される企業」となるべく「成

長分野への挑戦と新たな市場の開拓」「基盤となる事業の効率化・安定

化」「企業品質の向上」を推進します。

 2012年度は2ヵ年計画「Stage1」の最終年度として、重点経営課題であ

る「増収・増益基調」の回復に注力し、「基盤事業の効率化・安定化」の確立

を果たしてまいりました。

Growth

「協働」と「挑戦」を基軸として新しい 発想で自ら行動し、ひとりひとりが 成長し続ける企業を目指す。

Value

「人にやさしい」技術と「環境にやさしい」 技術を基盤に、新たな価値を創出する 活力ある企業へと進化する。

Trust

お客様との絆をつねに大切にし、 「信頼され期待される企業」となる。

【NB100】

ビジョン

【NB100】

ビジョン

2013年

はんこのようにポン!で、

ポイント貼りが簡単にできるテープのり 「tenori はんこのり 」を新発売 1月 新製品

3月 「JAPANドラッグストアショー2013」 出展

企業活動

平成24年3月期(第108期)決算発表 5月 IR活動

6月 IR活動 第108回定時株主総会開催

平成25年3月期(第109期)中間決算発表 IR活動

社会・環境報告書2012を発行 10月 企業活動

9月 新製品 ガーゼや包帯止めに、医療補助用 テープの定番

不織布サージカルテープ 「ホワイトテープベージュ」に

25mmの広幅タイプを新発売

新製品 ロイヒシリーズにフェルビナク含有の 温感シップ剤がラインアップ 「ロイヒ温シップ フェルビナク」

新発売

11月

「インドネシア医療機器展示会 (HOSPECS)」出展

企業活動

12月 企業活動「エコプロダクツ2012」出展 「ドイツ医療機器展示会(MEDICA)」

出展 企業活動

「書く・貼る・捺す・綴じる展2012」出展 企業活動

新製品 セロテープ でタブが自動で作れる テープカッター「タブメーカーTM」が 登場

2012年度 事業ハイライト

成長追求

企業品質向上 基盤効率化・安定化

●新技術の追求 ●新事業・新市場の展開 ●海外事業の拡大 ●研究開発体制強化 ●人財の育成

●ブランド育成 ●環境経営の取組み ●品質向上 ●社会変化への対応

(6)

人にも環境にもやさしい、

多彩なテープ製品をお届けしています。

事業報告

 キズは、キズぐちから出る体液(浸出液)の働きによって 治っていきます。「ケアリーヴ®治す力®」は、ハイドロコロイ ドという特殊素材を使った「モイストパッド®」でキズぐちを 密閉。このパッドがキズぐちから出る浸出液を吸収、保持し て、キズを治すのに適した湿潤な環境を保ちます。キズを乾 燥させないため、かさぶたをつくらず、皮ふの早くきれいな 再生を促進します。また、キズあとも残りにくく、ゴミなどの異 物の侵入も防ぐため、痛みをやわらげるのにも効果的です。

痛みをやわらげ、キズを早くきれいに治す

ケアリーヴ

®

治す力

®

ハイドロコロイド素材のモイストパッド®が、キズ ぐちから出る体液を吸収・保持して白くふくらみ、 キズを治すのに最適な「潤い環境」を保ちます。

医療従事者も患者さんも笑顔にできる製品を

 長時間の使用でも皮ふがかぶれにくい極低刺激性サー ジカルテープ「スキナゲート®」シリーズの新製品です。 テープ表面に特殊なエンボス加工を施したことにより、軽 い力で簡単にまっすぐ切れるので、ハサミを使う必要があ りません。また、グローブにもまとわりつきにくいため、グ ローブをはめたままでの作業が可能になります。サージカ ルテープはさまざまな用途や場面に使われることから、ケ ア時間の短縮や感染リスクの軽減が期待できます。

手でスパっと切れて、作業効率が向上

スキナゲート

®

スパット

当社初の「ハーフ穿孔技術」により、

抜群の手切れ性と低刺激性を両立しました

メディカル開発部 製品開発センター(MDC)

松尾 昂

 「スキナゲート®スパット」の開発にはMDCのマネジャー、 前任者、私の3人で取り組みました。世の中の動向として「低 刺激性」と「高透湿性」が当たり前になってきている中、他社 製品との差別化として「抜群の手切れ性」に目をつけました。 そして、それを可能にする当社初の「ハーフ穿孔技術」を確立 させるため、基材や穿孔パターンの選定から始

めました。数々の苦戦を強いられましたが、 多くの部署やニチバンメディカル㈱の協 力もあり、なんとかクリアすることができま した。

 今後はさらなる高品質と低コストを実現さ せ、「スキナゲート®スパット」をサージカ ルテープの代名詞となるべく成長 させていきたいと思っています。

V

o i c e

手 簡 単 に ま っ す ぐ 切

か す ぐ に 処 置 き っ も 便 利

(7)

アイデアで暮らしや仕事をますます快適に

 塗りやすさと持ちやすさで好評のテープのり「tenori®(てのり)」シリーズの第2 弾として「tenori®はんこのり®」を新たに発売しました。狙った位置にはんこのよう にポンと押すだけで、のりをちょっとだけ塗りたい場合のポイント貼りが簡単にで きます。また、ガイドを押し込めば、従来のテープのりのように横に引いてライン貼 りもOK。押しても引いてもしっかりのり付けできるダブルの機能を備えています。エ コマーク認定商品です。

はんこ感覚でポン!とのり付け

テープのりtenori

®

はんこのり

®

600回使用可能な耐久性と、直感的に使えるデザインにこだわりました

テープ開発部 製品開発センター(TDC)

熊谷 公孝

 「tenori®はんこのり®」は、600回スタンプできる設計を目指しました。内部構造を少 し変えてはスタンプ、耐久性を見るためにスタンプ、製造サンプルを入手し

てはスタンプ・・・。設計中はいつもペタペタとスタンプの音が事務所に 鳴り、他の社員の気を散らしていたかもしれません。1日1万回以上スタ ンプしたので、腕が筋肉痛になってしまうこともありました。

 また、はんこをイメージした左右対称の形状にしたことで、ライン貼 りの際、引く方向がわかりにくい恐れがありました。このため、色や形 状、ロゴマークの印刷位置などを工夫して、できる限りわかりや すくお使いいただけるように配慮しました。

V

切 手 に は ポ ン ! ポ イ ン ト 貼 封 筒 に は す 〜 っ ラ イ ン 貼

 あとではがしやすいようにセロテープ®などの端を折り曲げ て、粘着しないつまみを作っておくことがあります。そのつまみ が「折り返しタブ」。「テープカッタータブメーカーTM」は、今まで

手作業で行っていた折り返しタブを素早く簡単に自動作成す ることができるテープカッターです。店頭での包装や仮止めな ど、折り返しタブをたくさん作りたいときに便利です。

テープの折り返しタブを素早く簡単に

テープカッタータブメーカー

TM

(8)

社 長 インタ ビュー

5年後、10年後のニチバンに向けて、

私たちがなすべきこと

ニチバンは、5年後の2018年に

創業100周年を迎えます。

この記念すべき年に向けて、

ニチバンはどう進化していこうとしているのか。

そして、10年後にはどんな企業を目指すのか。

また同時に、さまざまなステークホルダーの

期待にどう応えていくのか。

ニチバンを取り巻く社会状況の変化を

見据えながら、

5年後、10年後に向けたニチバンの

課題や夢について、

3名の社員が堀田社長に聞きました。

ニチバン株式会社

代表取締役社長

(9)

加藤 千尋

事業統括本部

入社5年目。営業用の携帯電話や営業車のユーティリティ の管理、製品の返品・廃棄の取りまとめなどを担当。とく に現在は、環境貢献のために、返品された製品の活用方 法を検討するなど、廃棄物の削減施策を推進中。

「ニチバンにはお客さまをはじめとして

さまざまなステークホルダーが

いらっしゃいます」

社会の期待とニチバン

平山 社長が考えておられる「ニチバンらしさ」とはどのよ うなことでしょうか。

堀田 お客さまに便利、やすらぎ、親しみを提供する製品や サービスを自ら創り、世の中の役に立つことが「ニチバンら しさ」であると考えています。私たちは創業の精神として「和 親協力・進取向上」という言葉を受け継いできました。協力 し合いながら課題解決をしていく「和親協力」の精神ととも に、新しいことに積極的に取り組み、切磋琢磨する「進取向 上」の精神を大切にしながら、事業活動を進めています。

加藤 ニチバンにはお客さまをはじめとしてさまざまなス テークホルダーがいらっしゃいます。それらの方々からニチ バンに寄せられている期待は何だとお考えですか。

堀田 ニチバンはメーカーとして、ステークホルダーである お客さま、取引先さま、株主さまなどに存在価値を認めてい ただくことが何よりも重要です。そして、企業として永続して いくことが、ステークホルダーの皆さまに対する社会的責任 であると考えています。企業は存続することで、雇用を確保 し、納税を通して社会へ還元を行い、地域や社会へ貢献する ことができるからです。ニチバンはあと5年で創業100周年 を迎えます。これまで事業活動を継続してくることができた のは、社員を大切にしているからだと考えています。社員の 理解がなければ、会社を継続していくことはできません。ま た、創業100年を超える老舗企業には、他にはない特長、強 みというものがあります。ニチバンの場合、それは 粘着 で あると私は考えます。長年培った 粘着 の技術をベースに、

ものづくりの原点に立ち返り、製品やサービスの品質の改 善を積み重ねてきた姿勢が、現在のニチバンをつくり上げ てきたのです。私たちニチバンは、これからも 粘着 の分野 を原点とする製品やサービスを創り出し、皆さまの快適な 生活を支え続けていきます。

5年後の「創業100周年」に向けて

白川 先ほど、あと5年で100周年というお話がありました が、5年後、10年後、ニチバンを取り巻く社会環境はどのよう に変化しているとお考えですか。

(10)

を目指しています。社員それぞれが知恵を出し合い、お客さ まが必要とする価値を、時代に合わせたさまざまな形でご 提供していくことが、これまで以上に重要となるでしょう。

平山 そういう世の中の変化に対して、ニチバンはどのよ うに変わっていくべきでしょうか。

堀田 これまでのニチバンは、「真面目・おとなしい」という 気風が強く、「変革・成長」には消極的な面がありました。し かし、これからは【NB100】ビジョンに描いている「信頼され 期待される企業」となるために、将来に向けた「成長」への 取り組みに注力していく必要があります。そのために、積極 的な投資を行い、新製品開発につながる基礎研究の充実 と、短中期製品開発のスピードアップを図りながら、着実に 成果を上げていきたいと考えています。

加藤 【NB100】を実現するためには、何が重要であるとお 考えですか。

堀田 改めて、ニチバンの理念が大切であると考えていま す。例えば、理念の中にある行動指針「アタック21」には、 日々の行動の中でのあるべき姿が示されています。そのフ

レーズの意味、行間に込められた想いというものを社員一 人ひとりがしっかりと理解し、実践していくことが、【NB100】 の実現につながるのだと考えています。

社会の持続的発展のために

白川 ニチバンは本業を通じてどのように社会に役立ち、 かつ社会の持続可能な発展に貢献していくのか、お考えを 教えてください。

堀田 世の中全体を良くしていくために、ニチバンは何を もって貢献していくのかをしっかり考え、行動することが重 要です。お客さまの声に耳を傾けて、本当に必要な製品を 開発する。それもできるだけリーズナブルなコストで作る。 そして、営業活動や販促活動を通じて、開発した製品を皆 さまに知っていただき、お客さまの暮らしの利便性を高め ていくことが大切です。産業界でいえば工業品、一般家庭 やオフィスなら文具というように、それぞれの分野で世の 中の役に立つ製品を作っていくことが、ニチバンの本業を

「世の中の変化に対してニチバンは

どのように変わっていくべきでしょうか」

「ニチバンは本業を通じてどのように

社会に役立ち、社会の持続的発展に

貢献していけばよいのでしょうか」

白川 理恵

メディカル開発部 製品開発センター

入社4年目。3年間の埼玉工場・生産技術開発課勤務を経て、今 年度より製品開発センターへ。現在は美容関連の新製品開発 を担当。品質の維持はもちろん、生産過程や使用・廃棄時に環 境負荷の少ない製品開発を目指している。

平山 繁明

工業品営業統括部 東日本営業部1課

(11)

通じての最大の社会貢献であると考えます。そのために も、ニチバンが新しい価値を創り育てる「創造開発型企業」 へと変革していかなければならないと考えています。  また、本業を通じた環境貢献ということでは、お客さまと 協同で行っている「ニチバン巻心ECOプロジェクト」が挙げ られます。これは使用済み粘着テープの巻心を回収してダ ンボールに再生し、その収益金をフィリピンでの植樹事業 に寄付するという活動です。3回目となる2012年度は、福島 県の小学校が地域を巻き込んで巻心回収を行ってくださ るなど、地域でのコミュニケーションや環境教育の一環とし て活動の輪が広がりつつあります。今後も引き続きこうし た活動を通して、かけがえのない地球環境保護活動を支援 する取り組みを推進していきます。

平山 5年後、10年後もこの会社で働いていて良かったと

思えるために、今、ニチバンが取り組むべきことは何だとお 考えでしょうか。

堀田 5年後、10年後に向けて、ニチバンは変わっていか

なければなりませんが、決して変えないものが二つありま

す。一つは、メーカーであり続けること。もう一つは、社員を 大切にする企業であり続けるということです。ニチバンは自 らの力で製品を開発し、製造し、販売していくというメー カーとしてのあり方を貫いていきます。ニチバンの基本理 念に「ニチバンにかかわるすべての人々の幸せを実現しま す」という言葉があります。ここでいう「すべての人々」の原 点は社員です。ただし、それは社員を甘やかすことではな く、必要なことはしっかり教育し、問題があるところはきちん と指摘するといった厳しさがあることは言うまでもありませ ん。これからは今まで以上に人を育てることに力を入れて いきます。社員一人ひとりが自己研鑽を重ねていくことは非 常に重要です。そのために、会社は社員に対して厳しさを 持ちながらも、社員の自己研鑽をしっかりサポートし、社員 はそこでやりがいや生きがいといった幸せをつかむ。そし て、その幸せを、お客さま、取引先さま、仕入先さま、地域の 皆さまへと波及させていく。それがこれからのニチバンに とってのあるべき姿であり、社会の持続的発展にもつなが ると考えています。

平山 繁明

学生の頃から、ニチバンは「品質」が 強みというイメージがありました。営 業先でも品質の良さについて評価 をいただく機会が数多くあり、改めて 当社の強みだと実感しています。今 回のインタビューでは、社長から「先 輩方の努力によって信頼を得てき た」という率直な話を聞くことがで き、とても意を強くしました。

加藤 千尋

行動指針「アタック21」について、今 までほとんど意識する機会がなかっ たのですが、改めて読んでみると、日 頃の業務で私たち社員が意識し、実 践していることだと感じました。今後 は、普段からもっと心にかけるように していきたいと思います。

白川 理恵

ニチバンにかかわるすべての人々の 幸せを実現するために、社員を大切 にしている、というお話が印象に残り ました。とても恵まれた会社で働い ているのだと実感すると同時に、仕 事を通じて会社に貢献することが社 会や環境への貢献につながればと 思います。

インタビューを終えて

「 粘着 の分野を原点とする

製品やサービスを創り出し、

(12)

●ニチバン内部統制システム

業務執行・ 内部統制の徹底 報告

監督

監督

重要事項の審議 情報開示・説明

通報

通報 監査

監査

[ 経 営 層 ]

監督

[ 経 営 層 ]

監査役(会)

内部監査室 会計監査人

取締役会

顧問弁護士 倫理違反相談窓口

総法務人事部長 経営戦略会

内部統制委員会 株主(株主総会)

社長

本部

各事業所 グループ会社

経 営 体 制

ニチバンのマネジメント

経営理念を実現していくために、経営の仕組みや組織体制の整備を図っています。

充実した経営基盤のもと、事業活動を通してさらに信頼される企業を目指していきます。

コーポレート・ガバナンス

コーポレート・ガバナンスと内部統制

 ニチバンでは、コーポレート・ガバナンスを有効に機能させ るために、内部統制システムを整備し、経営の健全性および効 率性の向上を図っています。

 会社の重要な決定は取締役会においてなされますが、特に 経営方針および経営戦略にかかわる重要な事項は社長を議長 とする経営戦略会において議論を行い、その審議を経て取締 役会にて決定されます。

 また、取締役会の決定に基づく業務執行については、責任 者、責任範囲、ならびに手続詳細を各種の社内規則や規定によ り定めています。

 グループ全体の内部統制を総括する機関として社長を委員 長とする「内部統制委員会」を設置し、この委員会を中心とした リスク管理をはじめとするさまざまな内部統制の取り組みを実 施しています。

 また、内部統制の有効性を客観的に評価するために、他の部 署からは独立した内部監査室を組織しています。内部監査室

は、ニチバン内にとどまらずグループ全体について監査し、有 効性を評価しています。同時に内部監査室は、監査役や会計監 査人と必要に応じて連携することで、より効率的にグループ全 体の内部統制の有効性を評価する体制を構築しています。  その他に、職場で違法な活動や不正行為が行われた時の 通報先として、「倫理違反相談窓口」を設置しています。この窓 口は、派遣社員などを含むグループ全体に開放されています。 また、顧問弁護士を相談先として設定し、より客観性、公平性 が高く、相談者の匿名性も確保した上での対応が可能となっ ています。

コンプライアンス

 ニチバンにおけるコンプライアンスの基礎として、『ニチバン の倫理』があります。この『ニチバンの倫理』を基本に、日々の活 動の中で実践していくための具体的な手引きとして「ニチバン グループ行動ハンドブック」を作成し、グループの一人ひとりに 配布しています。

(13)

BCPの取り組み

 ニチバンでは、東日本大震災の経験を踏まえ、事業継続 計画(BCP)の策定を含む危機管理体制の見直しを行いま した。「ニチバングループBCP基本方針」を制定し、有事の 際の行動の基本的な考え方を示しています。

 災害発生時は初動対応の後、事態の状況によりBCPの発 動を判定し、必要時には事業継続と復旧のプロセスに入り ます。BCPとしての対策を計画するために、災害時に想定さ れる事象を調査・検討し、その影響の大きさ、発生の可能 性、予防策実施の難度によるランク付けを行うなど、リスク をスコア化して優先的に実施する予防措置や事前に準備

が必要な行動の検討を行いました。また、製品について は、お客さまが製品を入手できなくなった場合のリスク、製 品を提供できなくなったときに当社の販売上のダメージを 点数化し、売上実績金額を乗じてリスクをスコア化して販 売継続を優先する製品の順位付けを実施し、主要製品の 備蓄を行っています。さらに、2013年度には主要会議体と してBCP委員会を設置し、有事の際に実際に役立つよう、よ り具体的な行動に落とし込んだマニュアルの整備、教育・

訓練の実施、BCP自体の維持改善を行っていくための仕組 みづくりを行う計画となっています。

リスクマネジメント

ニチバングループ 行動ハンドブック

 「ニチバングループ行動ハンドブック」については年に1回見 直しを行い、社会情勢や関係法令の変化に随時対応するととも に、教育研修や会議の中で周知徹底を図ることで、グループ全 体としてコンプライアンスを徹底しています。

緊急時の対応

 ニチバンでは、初動対応については全グループ社員に「災害 時初動対応マニュアル」を配布し、大地震発生時に取るべき行 動を明確にしています。また、安否確認サービスを含めた連絡 体制の訓練や備蓄品の見直しなどを行いました。緊急時安否 確認システムの導入により、有事の際に社員の安否が確認でき る体制を構築しています。また地震が発生した場合、対象地域 の登録者および関連組織の責任者に自動的に安否確認のメー ルが配信され、報告の入力によって安否を確認することができ るようになっています。今後の災害に備えて危機管理体制を強 化するとともに、継続して見直しを行っていきます。

広義のBCP(緊急時の体制) BCP対応 (継続と復旧) BCP発動

通常の事後対応 BCP以外の対応

災害発生 判定

応︵

●緊急時の対応体制

ニチバングループBCP基本方針

①従業員・関係者の生命・安全を最優  先に確保する

(14)

ニチバン巻心ECOプロジェクト

 ニチバン製品の多くは粘着テープであり、それ

らは形状を保つため、巻心に巻き付けられていま

す。このため、テープを使い切ると必ず巻心が残

り、残った巻心はゴミとして捨てられていました。こ

の巻心をゴミにしないために、ニチバンが2010

年度から始めたのが「巻心ECOプロジェクト」で

す。3回目のプロジェクト(2012年11月1日∼2013

年1月31日)となった2012年度は、おかげさまで、

皆さまから前2回を大幅に上回る452,480個もの

巻心が寄せられました。この巻心をリサイクルし

た利益金をもとに、環境NGO「イカオ・アコ」を通

じ、2014年3月までにマングローブ3万本をフィリ

ピンに植樹する予定です。

お客さま、現地の皆さまと

植樹してくださった皆さん

ニチバンが皆さんの協力を得て使用済み粘着テープの巻心を回収し、これをダンボール原料 として再利用します。ニチバンでは、このときの巻心販売利益と、支援金を環境NGOイカオ・ア コへ寄付し、マングローブ植樹活動に役立てています。

「ニチバン巻心ECOプロジェクト」とは

全国から

寄せられた巻心 巻心を分別 ダンボールにリサイクル 集まった

「巻心」は 業者に販売

回収業者 製紙会社

製紙会社へ

ニチバンが巻心の

数に応じて寄付 巻心を売った利益 資源を有効活用

環境NGO「イカオ・アコ」に寄付して マングローブの植樹活動に役立てます。

巻心を古紙としてダンボールに 再生することで、地球上の限られた

資源を有効活用します。

フィリピン

マニラ

■植樹本数の推移

第1回(2010年度)

2,112

30,000

第3回(2012年度)

19,934

第2回(2011年度)

マナプラ郡

ビクトリアス市 西ネグロス州

(15)

 2013年5月1日から5月5日まで、フィリピン西ネグロ ス州シライ(Silay)市に滞在し、マングローブの植樹 に参加してきました。来年3月までに3haの土地に3万 本を植樹することになっていますが、今回はそのうち 計2,800本を、マナプラ郡(1,500本)とビクトリアス市 (1,300本)に植えました。それぞれ100名以上の現地 ボランティアの方々にご協力いただきました。今回植 樹したマングローブが順調に育つには、現地の方々 にずっと見守っていただく必要があります。こうした 活動は、現地に根付くことが大切だと、改めて感じま した。

3回目の2012年度は、

回収巻心数が大幅増。

大きな成果につながりました。

 2012年度は、個人参加の589名様、なら びに全国の1,172団体様のご協力を得て、 452,480本(重量換算5,122kg)の巻心を回収 することができました。これにより、環境NGO イカオ・アコを通じ、フィリピン・ネグロス島 に30,000本のマングローブ植樹が可能とな りました。

植樹に参加した

社員の声

ともに、マングローブを30,000本

■プロジェクトの実績推移

回収した巻心数 (個) 再生した段ボール(㎏) 植林したマングローブ(本) 

74,522 930 2,112

195,139 3,264 19,934

452,480 5,122 30,000 2010年度 2011年度 2012年度

1年前(2012年5月)に植樹 したマングローブ

テープ事業本部マネジャー  高橋 一誠

現地の皆さん、

苗の生育を

見守ってくださいね

V

o i c e

第3回「ニチバン巻心ECOプロジェクト」の概要

●参加者

●回収した巻心

●回収方法 ●回収した巻心数

個人:589名

団体:1,172団体(小学校、官公庁、病院、企 業など)

ニチバン製およびニチバン製以外の市販の セロハンテープ、クラフトテープ、テーピング 用テープ、医療用補助テープなど各種粘着 テープの紙製巻心(1つのサイズが幅20cm、 直径15cm以内のもの)

お客様からの郵送(送料は参加者負担) 452,480本

第3回 ニチバンリサイクルプロジェクト

年月日 植樹面積 苗木数 場所

寄贈者

2013年5月3日 3ヘクタール 30,000本

西ネグロス州ビクトリアス市 第4地区

ニチバンリサイクルプロジェクトに 参加した人々

(16)

矢野目小学校・4年1組の皆さん

ニチバン巻心ECOプロジェクト

特集

クラスで始めた取り組みが、

学校全体へ、さらに地域へと

広がりました

エコプロダクツ2012でも活動を紹介

 2013年1月末、福島市にある矢野目小学校から、笑顔 いっぱいの生徒さんたちの写真とともに2,853個の巻 心がニチバンに送られてきました。小学校から届く巻 心の量としてはかなり多いため、どのようにしてこんな に集めたのか、同校を訪ねてお話しをうかがいました。  矢野目小学校の4年学級では、生徒の考える力を養 うため、授業の一環として「総合学習」という時間を設 けています。その中で当時(2012年)の4年1組の担任・ 鎌倉厚子先生が「ニチバン巻心ECOプロジェクト」を紹 介したところ、生徒の反応は「やってみたい」が大多数。 そこで、以後の総合学習の時間を利用し、このプロジェ クトにクラスみんなで取り組むことにしました。  まずは、保護者の協力を得て多くの巻心を集めよう ということになり、ポスターとチラシを作って各家庭に 配りましたが、家庭から出る巻心はわずかでした。そこ で鎌倉先生を交えて計画を練り直し、目標個数を930個 と決めました。また、作業を効率良く進めるためクラス を下記の5チームに分けました。

1 巻心集めを呼びかける「チラシ」をつくるチーム  2 巻心集めを呼びかける「ポスター」をつくるチーム  3 学校放送で協力を呼びかけるチーム

4 地域の幼稚園・保育園に協力を依頼するチーム  5 巻心の回収ボックスをつくり、それを定期的に回収   するチーム

 これ以降、生徒さんたちは自ら考え、大人顔負けの行 動力で計画を進めました。校内では、全校朝礼で告知し てもらい、学校を挙げて取り組む体制をつくりました。

地域の幼稚園・保育園も快く協力してくれることになり ました。さらに個人宅にチラシを入れて呼びかけたり、 定期的に回収に回ったりと、取り組みはどんどん熱を帯 びていきました。

 生徒さんたちのこうした活動は、幼稚園・保育園に貼 られるポスターや、園で配られる「おたより」に紹介され たのをきっかけに、広く知られていき、地元のスーパー や工場、印刷会社などでも巻心を集めていただけるよ うになりました。また、巻心を学校まで届けてくれた保 護者もいました。生徒さんたちは、これら幼稚園や保育 園、地元企業や保護者の方々に対し、協力への感謝の 気持ちを手紙に書いて届けました。

 矢野目小学校4年1組の皆さんとその取り組みにご協 力下さった方々、そして第3回「ニチバン巻心ECOプロ ジェクト」にご協力いただきましたすべての方々に対 し、ニチバングループより厚くお礼申し上げます。

矢野目小学校・

4年1組の

取り組み

 2012年12月13日(木)∼15日(土)に東京ビッグサイト(東京都江東区有 明)で開催された日本最大級の環境展「エコプロダクツ2012」に、エコ チョイス! 選ぶだけで出来るエコ をテーマに出展しました。

(17)

社 会 性 報 告

お客さまと

ともに

 ニチバングループでは、お客さまに満足していただける製品 をお届けできるよう品質管理体制の強化に取り組んでいます。 品質管理のための各生産部署でのパトロールに加え、全体会議 として品質環境会議を定期的に開催し、活動が有効に機能でき るよう生産部署に対してフォローできる体制づくりをすすめて います。また、品質システムについてはISO9001規格の認証/登

お客さまの安全・安心への配慮

お客さまの「声」を活かすしくみ

製品を通して、

お客さまと信頼関係を築きます

ニチバンでは、安全に、そして安心して製品をお使いいただけるよう、

品質管理体制の強化に取り組んでいます。

あわせて、お客さまの「声」に積極的に耳を傾け、製品の改善に活かすよう努めています。

ニチバングループ品質方針

安全で信頼される品質と新たな機能を限りなく追求し 顧客の期待に応え

かつ満足を得られる製品を提供する

 ニチバンお客様相談室では、日頃からニチバン製品をご使用 いただいているお客さまをはじめ、販売店さま、卸業者さまなど からの製品に関するお問い合わせやご指摘などに対応していま す。2012年度は21,563件のお問い合わせをいただきました。お 客さまから寄せられた貴重なご意見は、関連する部署へフィード バックし、製品開発や改善に利用させていただいています。

お客様相談室

●お客さまのご相談内容

規格・価格 45%

販売店 8% 品質 8% 環境 1%

使い方 15%

その他*16%

苦情・情報 7%

*「その他」には、ご提案、  修理などが含まれます。

●お客さまの「声」を

 改善に活かすしくみ

お客様相談室

ご意見・お問い合せはこちらで承っております。

*お電話の受付時間は土・日・祝日を除く9:00∼12:00、13:00∼17:00とさせて   いただいております。

Tel.

  0120-377218 Fax. 03-5978-5640

http://www.nichiban.co.jp/support/index.html

(ご意見のみ)

録を行っており、セロテープ®についてはJIS規格に適合してい ることを証明するため自己適合宣言を実施しています。

お問い合わせ・ご意見・苦情

Web 回答

お 客 さ ま

お客様相談室

品質保証本部・ 事業本部・生産部門

経営層 開発部

原因究明 効果検証 改善

(18)

社 会 性 報 告

社員とともに

いきいきと働ける

職場づくりを進めています

個性豊かな多様な社員が、

自主性をもって能力をのびのびと発揮できる企業を目指して、

職場環境の整備充実に努めています。

人権に関する方針

 ニチバンでは、「行動ハンドブック」の中で、「従業員の多様 性、人格、個性の尊重」について以下の3点を定めています。  ❶差別、嫌がらせ、不当な取扱い等の禁止

 ❷公正な取扱い、評価と人財育成  ❸プライバシーの尊重と個人情報の保護

雇用に関する方針

 企業として発展し続けるため、ニチバンでは「協働」と「挑戦」 を基軸とし、新しい発想で自ら行動し、成長し続けることのでき る人財を求めています。

 採用においては会社説明会と3回におよぶ面接で、学生と会 社が相互理解を深めることに留意しています。このような取り組 みの結果、2012年度離職率は1.8%となっています。

基本的な考え方

 専門性と創造性に富み、新たな領域にチャレンジする意欲に あふれた人財の育成を目指す教育研修を実施しています。入社 後は階層別教育を主体にニチバンで働く社会人としての基礎 を身に付け、その後は専門教育を中心に一人ひとりの役割に応 じた専門的力量を養います。

人財育成(教育研修制度)

労働安全衛生

 年2回の「中央安全衛生委員会」と、各事業所で月1回の「安全 衛生委員会」を開催しています。委員会では、労働安全について の情報共有を図り、労働災害の再発防止や予防のための協議 を行っています。

ワークライフバランス

 ニチバンでは、社員の仕事と生活の調和(ワークライフバラン ス)推進の一環として、法定の「年次有給休暇」に加え、「リフレッ シュ休暇」をはじめとする各種休暇・休職制度を整備し、特に少 子化対策支援、高齢者対策支援として「育児休暇」、「育児短時間 勤務」制度や「介護休暇」、「介護休職」制度を設けています。  また、社員の健康で充実した生活を実現するため、月に2日間 の「定時帰宅推進日」を設けています。

快適で安全な職場づくり

 ニチバンの人事制度は、「評価制度」「役割等級制度」「賃金制 度」の3つで構成されています。

 このうち「評価制度」では、期待される行動に対する「行動評 価」と、自ら設定した目標に対するプロセスと成果を確認する 「業績評価」により、客観的に公平かつ納得性のある評価を行い ます。これにより、「人財育成による仕事の質の向上」と「企業ビ ジョンの実現」を目指します。

人事制度

リフレッシュ休暇取得率 年次有給休暇取得率

100.0% 39.9%

●人事制度

 ∼教育制度と評価制度の相乗効果による、レベルの高い人財育成・職場の伝統ノウハウの継承∼

※OJT(On the Job Training):仕事を通じた職場での教育訓練 ※OFF-JT(Off the Job Training):集合研修や通信教育・外部研修など  職場を離れての教育訓練

OJT※

個々の業務に直接必要な 力量全般の向上

組織の期待

個人の主体的行動

OFF-JT※

●専門教育 ●階層別教育 ●その他の教育

Check Do

Action

Plan 自己実現する社員 Plan

Action

Do

Check 実現する組織ビジョンを

ニチバン の成長 個人の

成長

教育制度 評価制度

賃金制度 役割等級制度

(19)

●3つの相談窓口

次世代支援

 社員の子育てを支援するため休暇・休職制度の整備の充実 に努めています。次世代育成のため第3期行動計画(2012年∼ 2014年度)を策定し、積立年次有給休暇の利用や各種制度に関 して社員の理解を深める活動を行うなどの取り組みを推進して います。

 2012年度は育児短時間制度の利用対象 者を小学校3年生までの子をもつ社員に拡 大し、学童保育の送迎などにも配慮するな ど、仕事と子育ての両立の支援を積極的に 推進しました。

小集団活動

 ニチバンでは、改善業務課題を通じて問題解決手法を学ぶこ とを目的に、1987年から継続して小集団活動に取り組んでいま す。2012年は56チームが登録し、それぞれが決めたテーマで取 り組みました。各部署から選ばれたチームは第9回の発表会に て発表し、成果を競い合いました。

健康管理

 ニチバンでは、社員一人ひとりが健康に過ごせるよう、すべて の事業所で定期的に健康診断を実施しています。特に健康指導 が必要となる社員に対しては、「特定保健指導プログラム」を用 意し、成人病などの予防に努めています。

 さらに日ごろの健康増進のため「ウォーキングキャンペーン」 を年2回行い、毎回多くの社員が参加しています。個人の健康へ の意識を高めるだけでなく、社内コミュニケーション活性化や、 活力ある職場風土づくりの一助にもなっています。

 またメンタルヘルス対策にも注力し、全社員対象のセルフ チェックテストやラインケア研修を実施し、こころとからだの健 康管理に取り組んでいます。

 他にも、社員だけでなくその家族も少額の自己負担で人間 ドックが受診できるようにしています。

労働組合の状況

 ニチバンの労働組合は、ユニオンショップ制をとっています。 会社と労働組合の間では、快適な労働環境づくりや労働条件に 関する協議が行われています。

 ニチバングループには3つの相談窓口があり、社員がかかえ る様々な問題に対応できるようにしています。

セクハラ防止対策室

 セクシャルハラスメント被害に関する内容全般についての 相談を受け付けており、本社総法務人事部をはじめとする7ヶ 所に相談員を兼ねた責任者を配置しています。

こころとからだの健康相談

 健康面や業務上の問題だけではなく、育児や介護などの家庭 内の相談にも対応できるようにしています。また、いつでも相談 ができるように、窓口のフリーダイヤルを記載したカードを全社 員に配布しています。

倫理違反相談窓口

 業務上の様々な問題について、内部と外部の2つの相談窓口 があります。内部窓口に寄せられた相談についても、顧問弁護 士に相談する体制をとっており、常に専門家の意見が反映され る仕組みになっています。

小集団活動発表会

「Oh, LADIES」チームの発表

ボランティア休暇を取得して

管理本部 総法務人事部 シニアマネジャー

坂本 修

 2013年3月12日、福島県いわき市の被災地視察と豊間海岸 の清掃ボランティアに参加しました。

 町職員の方や消防団の方の話を通じて、半年前まで立ち入 りができなかった地域における復興の遅れ、風評被害による 観光客の減少、仮設住宅における深刻な問題を目の当たりに し、現地に足を運ぶことやその地域の方々が作る物を購入する ことが、被災地の方の生活にとって経済的・精神的な大きな支 えになることを実感しました。ボランティア休暇を利用し自ら の見識を広げた

ことにより、社会 における自らの 役割を強く意識 することができ ました。

V

o i c e

回答 相談

回答 相談 回答 相談

外部窓口:顧問弁護士 内部窓口:総法務人事部

(20)

社 会 性 報 告

社会とともに

さまざまな方々との

つながりを深めています

ニチバンは地域に根ざした安全な工場をめざすとともに、

企業市民としてのさまざまな取り組みを通し、

社会とのかかわりを深めています。

防災訓練

 ニチバングループでは、工場火災や地震災害などの緊急事態に備え、定期的 に訓練を実施しています。2012年度も各拠点毎に地震や火災、漏洩を想定した 訓練を実施しました。また、新入社員や異動者に対しては、初期消火訓練として 実際に消火器で消火する訓練を実施しています。

地域とのかかわり

交流と情報開示

 株主・投資家の皆様とのコミュニケーションを図るため、2012年 度も投資アナリストの方々を対象に決算説明会を5月と11月に開 催いたしました。決算の概要、事業セグメント別のレビュー、中長 期経営計画【NB100】を含む今後の方向性などについて社長の堀 田から説明し、引き続き質疑応答を行いました。他にも、機関投資 家の方々との「1on1:個別ミーティング」を随時実施しています。  また、株主優待制度として、毎年9月末日時点で1,000株以上保 有されている株主様に、3,000円相当の新製品を中心とした「製品 詰め合わせ」を進呈しています。

 その他にホームページ上でもさまざまなIR情報を掲載し、株主・ 投資家の皆様への適時適切な情報提供に努めています。

株主・投資家とのかかわり

防災訓練(埼玉事業所) 防災訓練(ニチバンメディカル(株))

工場見学

 ニチバングループでは、地域貢献の一環として主に地域の小学生・中学生・高 校生を対象に工場見学や職場体験の受け入れを実施しています。

 特に安城工場では、身近な製品であるセロテープ®を製造していることもあ り、興味を持って見学いただいています。

 今後も積極的に工場見学などを受け入れ、より多くの皆様に当社のことを理 解いただきたいと考えています。

安城工場の見学 ニチバンメディカル(株)の見学

地域貢献活動

 ニチバングループでは、地域交流の一環として清掃活動などに、積極的に参 加をしています。大阪工場では、年に2回の北岡地区クリーン21運動に参加して います。安城工場・中央研究所、ニチバンテクノ(株)でも年2回、周辺の道路や側 溝などを清掃する活動に参加しています。

北岡地区クリーン21運動 (大阪工場) 清掃活動(中央研究所)

決算説明会

(21)

JAPANドラッグストアショー2013

展示会への参加

 ニチバンでは、多くの皆様に製品や取り組みを知っていただ くために、国内外で開催されるさまざまな展示会に参加してい ます。

 「エコプロダクツ2012」では、エコチョイス!選ぶだけで出来 るエコ をテーマに、環境配慮製品の体験コーナーをはじめ、第 3回「ニチバン巻心ECOプロジェクト」などの環境貢献活動を紹 介しました。

 海外では、ドイツで開催された世界最大の医療機器展示会 「MEDICA」に当社として初めて出展しました。止血関連製品、ケ アリーヴ®、テーピング製品などの展示を行い、欧州およびアジ ア各国の多くの方々にご来場いただきました。

インターンシップの受け入れ

 2012年8月に本社・埼玉事業所にてインターンシップを実施 し、12名の学生が参加しました。

 「インターンシップ」とは、学生が在学中に自らの専攻や将来 の職業選択に生かすため就業体験を行う制度です。ニチバンで も、講義だけではなく、社員の実際の業務体験や工場の見学を 実施し、多くのことを経験してもらっています。

 参加した学生からは、「貴重な体験ができた」という感想が多 く寄せられ、企業活動を理解してもらう良い機会となりました。

社会とのかかわり

ドイツ医療機器展示会

「書く・貼る・捺す・綴じる」展 2012

エコプロダクツ2012

インドネシア医療機器展示会(HOSPECS) ドイツ医療機器展示会(MEDICA) 「書く・貼る・捺す・綴じる」展2012

エコプロダクツ2012

JAPANドラッグストアショー2013

11月7日∼10日 11月14日∼17日 11月27日・28日 12月13日∼15日 3月15日∼17日

ジャカルタ・コンベンションセンター デュッセルドルフ見本市会場 有楽町交通会館

東京ビッグサイト 幕張メッセ

 ニチバンでは個人情報保護のため、「個人情報保護方針」を 定め、併せて個人情報保護の体制や個人情報の利用目的など を定めた「個人情報の取り扱いについて」を策定しました。  さらに、コンプライアンスの一環として、グループ全体に配 布している「ニチバングループ行動ハンドブック」に個人情報 保護法の概要、取り組みの概要、個人情報保護に関するルー ルを記載し、教育研修や会議の中で周知徹底、意識の向上を 図っております。

*「個人情報保護方針」と「個人情報の取り扱いについて」は、当社ホームペー   ジにて公開しています。

個人情報保護方針

http://www.nichiban.co.jp/privacy/policy.html

個人情報の取り扱いについて

http://www.nichiban.co.jp/privacy/handling.html

個人情報保護に対する取り組み

 ニチバングループでは東日本大震災の復興支援として、い わき市に保有している工場用地を、被災者の方々の仮設住宅 用地として、福島県に無償貸与しています。約3万坪の土地に、 仮設住宅をはじめ、集会所、駐車場などが建設され、双葉町の 被災者の方々が入居されています。

 平成24年12月には、仮設住宅に入居されている方々へのお 見舞いとして、当社製品および大塚グループ製品の詰め合わ せを進呈いたしました。

 被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げますとと もに、引き続き被災地への支援活動を実施していきます。

仮設住宅入居者への物資支援

東日本大震災復興支援

展示会名 会期 会場

(22)

ISO審査(ニチバンプリント(株))

環境マネジメントシステム

 ニチバングループでは、環境マネジメントシステムが有効に 機能し、環境保全活動が効果的に実施されているかを確認す るために内部監査および外部審査を実施しています。システム が有効に機能するように、役割を意識して取り組めているか、 実施したことをしっかりと監視できているかなどを確認してい ます。

 今後も継続的にPDCAを回し、より良い仕組みを目指して活 動していきます。

ニチバングループ環境方針

ニチバンは人と物および地球環境にやさしい技術を通して、

製品の全ライフサイクル[開発・製造・流通・使用・廃棄]にわたり安全と健康と環境面の配慮に努める。

行 動 指 針

ニチバンは、資源循環型社会づくりへの参画と寄与を目指した環境経営を実践し、地球環境保全に配慮するととも にすべての人々の幸せを実現することを目指します。

1.循環型社会への配慮と貢献に努め、環境マネジメントへの取り組みを積極的に実行します。『セロテープ®』に代 表される粘着製品をはじめとしたすべての製品の研究開発・製造・販売・廃棄に係る事業活動に伴い発生する 環境負荷の低減に努めます。

2.環境保全活動を推進し、汚染の予防に努めるとともに、環境マネジメントシステムおよび環境目標を定期的に見 直し、継続的改善を図ります。

3.環境関連法規および地域の協定等を遵守します。

4.環境パフォーマンスを継続的に改善するため、以下の項目について重点的に取り組みます。 (1)環境に配慮した製品開発および製造プロセスの改善に努めます。

(2)地球温暖化防止対策としてCO2削減に努めます。

(3)資源の有効利用および廃棄物の適正処理によるゼロエミッションに努めます。 (4)グリーン購入/グリーン調達に努めます。

5.リスクマネジメントによる安全管理に努めます。 6.透明性・客観性のある環境情報を積極的に公開します。

7.社員への環境教育および啓蒙を徹底し、環境への理解および能力を高め、環境保全活動への積極的な参画・支 援を促します。

2005年7月1日改定

環 境 報 告

環境保全の

取り組み

マネジメントシステムのもと、

継続的な改善を目指しています

事業活動に伴う環境への影響を把握して、

(23)

資源とエネルギーの使用・排出量

対象範囲:本社、埼玉工場、安城工場、大阪工場、グループ会社3社

省エネルギー

 ニチバングループでは、デマンド監視モニタや監視システム の設置・拡大により、エネルギーの見える化をすすめています。 日々の電力使用量はモニターで確認ができるようにし、目標の 電力使用量を超えないように社員全員で年間を通しての節電に 取り組んでいます。

水の有効利用

 ニチバングループでは、工場での水の循環利用などにより使 用量の低減と有効活用に取り組んでいます。冷却水の循環利用 など水の有効利用を推進し、2012年度は592千㎥となりました。

廃棄物削減

 ニチバングループでは、廃棄物の分別回収、廃棄物処理委託 業者の認定管理、最終処分状況の定期的な確認など廃棄物削 減に取り組んでいます。これらの活動の結果、2011年度に目標

のゼロエミッション率3工場99%を達成、2012年度は全社で 99%を達成しました。さらにリサイクル率を向上できるよう廃棄 物管理に取り組みます。

化学物質管理

 ニチバングループでは、自社のグリーン調達基準に基づき、 化学物質の含有有無や化学物質管理体制の調査をしています。 このグリーン調達基準では、設計段階で新たに取り扱う化学物 質や既存の材料に仕様変更があった際に、化学物質含有調査 表、自己監査、MSDSの提出をお願いしています。

●環境負荷低減活動につきましては、当社ホームページで  詳しくご紹介しています。

 http://www.nichiban.co.jp/csr/environment/index.html

環境負荷低減活動

INPUT

総エネルギー使用量 502,527GJ

電気 

外部調達 

24,172千kWh

都市ガス 

4,310千Nm3

その他燃料油(原油換算) 

322kL

コージェネレーション発電量

3,689千kWh

水 

592千m3

A重油 

1,848kL

OUTPUT

CO2排出量

25,906t-CO2

廃棄物発生量

4,458t

CO2排出量

3,171t-CO2

生産  物流 

CO2 CO2

自家発電 

環境目標と実績

◎:よくできました! 継続して頑張ります。 ○:できました! より一層頑張ります。 △:もうひといき! もっと頑張ります。 * ゼロエミッション率=(1-埋立処分量/廃棄物発生量)×100 対象範囲:本社、埼玉事業所、安城事業所、大阪工場、グループ会社3社

○ △ ○ △ ○ ◎ ○ ○

重点課題 内 容 2012年度実績 評 価

各工場の溶剤保有量削減プランを策定し、製造工程の見直しにより脱溶剤化を図 れるよう計画しました。

3工場3グループ会社として、ゼロエミッション率99%を達成しました。

大幅なCO2削減プランとして、埼玉工場で使用するボイラーの燃料転換を検討し、

2013年度実施に向け計画しました。

ニチバングループとして、CO2排出量原単位は前年度並み(100.1%)でした(生産

高原単位)。さらなるCO2削減活動の推進を図ります。

各事業所にて生産負荷調整による電力ピークカット対策や節電対策を実施しま した。

主要生産ラインにおいて、生産性向上によりエネルギーの使用量を削減できるよ う、管理方法について検討しました。今後も継続して取り組みます。

ISO要求事項適合監査から有効性監査へつながるよう、監査のあり方の見直しを 行いました。さらに有効性監査が行えるよう環境マニュアルの改正を行い、内部監 査を実施しました。

品質内部監査員レベルアップ研修を実施した上で、環境パフォーマンスの改善や 環境への波及効果を確認し、2013年度の計画を作成しました。

25%削減に向けた計画策定

省エネ法対応 前年度比1%削減

節電状況下での効率生産推進

歩留・生産性向上、業務の効率化

環境マネジメントシステムの改善と有効 活用

CO2排出量削減(原単位)

ゼロエミッション率* 向上

脱溶剤課題の推進、溶剤保有量削減に向けた取り組み強化

環境マネジメントシステムの 向上

3工場3グループ会社全体で99%達成に 向けての取り組み推進

(24)

〒112-8663 東京都文京区関口二丁目3番3号 TEL.03-5978-5601 FAX.03-5978-5620 ホームページ http://www.nichiban.co.jp

ご意見・ご質問は、下記までお願いいたします。

広報宣伝室

〒112-8663 東京都文京区関口二丁目3番3号 TEL.03-6386-7190 FAX.03-5978-5620

この報告書は1部あたり244.9gのCO2を製造に際して排出しましたが、その全量をカーボン・オフセット・ この報告書は、環境に配慮した「グリーンプリンティング認定工場」で、「FSC®認証紙」、VOC削減効果の高い「水

244.9

参照

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