毎月5日・15日・25日発行(ただし1月5日、5月5日、8月15日は休刊) ISSN 1881-4417
ロシアNIS経済速報
一般社団法人 ロシアNIS貿易会 2018年(平成30年)6月5日号 No.1761 目 次サンクトペテルブルグ国 際 経 済 フォーラム開 催
... 中居 孝文 1 —「日 ロビジネス対 話 」に両 国 首 脳 が参 加 — エトセトラ ... 7 月例報告会「ロシア連邦税関庁の成果・課題・展望」/7 第7回日本カザフスタン経済官民合同協議会のご案内/7 統計速報 ... 8 2018年1~4月の日本の対ロシア・NIS諸国輸出入通関実績/8 2018年1~4月の日ロ貿易/9 トピックス ... 10 サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム関連のプレスリリース/10 ロシアNIS経済研究所 調査部長 中居 孝文 2018年5月24日~26日、第22回サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(略称SPIEF)がExpo Forum Convention and Exhibition Centreにて開催され、世界143カ国から1万7,000人がこれに参 加した。日本からは安倍晋三首相が日本の総理大臣として初めてSPIEFに出席したほか、官民合わ せて300名以上が参加した。今回のフォーラムでは、日本はフランスとともにゲストカントリーのステー タスを与えられ、SPIEFの枠内でゲスト国行事として①ジャパンパビリオン(ブース内での約20件の各 種セミナーを含む)、②日ロビジネス対話、③日ロ中小企業パネルディスカッション、④文化行事 (AUN Jクラシックオーケストラのコンサート)等を開催した。 本号では、5月25日(金)に実施された「日ロビジネス対話」の概要について報告することにしたい。 なお、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムの日本関係の各種行事に関しては、『ロシアNIS調 査月報』2018年8月号(7月20日発行)で詳しく紹介する予定である。サンクトペテルブルグ国 際 経 済 フォーラム開 催
—「日 ロビジネス対 話 」に両 国 首 脳 が参 加 —
はじめに
ROTOBO
Connecting Markets日ロビジネス対話プログラム 実施概要 テーマ 日ロビジネス対話「8項目の協力プラン:日ロ経済協力の成果と課題、展望」 日時・場所 日 時: 5月25日(金) 第1部 18:45-20:15 ビジネス代表によるスピーチ 第2部 20:15-21:15 日ロ両首脳による挨拶およびQ&A 会 場: Expo Forum Convention and Exhibition Centre
主催者 (一社)ロシアNIS貿易会、実業ロシア、露日ビジネスカウンシル 参加者数 約230名 (日本側:約140名、ロシア側:約90名) プログラム 【第1部】 18:45-20:15 【モデレーター挨拶】 レピク 実業ロシア会長/露日ビジネスカウンシル議長 村山 滋 (一社)ロシアNIS貿易会会長/川崎重工業取締役会長 【政府代表挨拶】 オレシキン 経済発展大臣 世耕 弘成 経済産業大臣兼ロシア経済分野協力担当大臣 【ビジネス代表によるスピーチ】 ドミトリエフ ロシア直接投資基金総裁 内山田 竹志 トヨタ自動車代表取締役会長 ベロジョロフ ロシア鉄道社長 安永 竜夫 三井物産代表取締役社長 リハチョフ ロスアトム総裁 長門 正貢 日本郵政取締役兼代表執行役社長 シュシキン ABBYY社長 寺畠 正道 日本たばこ産業代表取締役社長 【追加発言】 ①タラセンコ沿海地方知事、②ニキーチン・ノヴゴロド州知事、③高島宗一郎 福岡市 長、④アルタモノフ・カルーガ州知事、⑤ヴォスクレセンスキー・イワノヴォ州知事代行、 ⑥藤田昌央サハリン石油ガス資源開発社長、⑦ポドグソフ・ロシア郵便総裁、⑧石毛博 行 日本貿易振興機構理事長、⑨前田匡史 国際協力銀行副総裁 【第2部】 20:15-21:15 【第2部開会】 レピク会長による第1部の結果説明 【日ロ首脳挨拶】 プーチン ロシア連邦大統領 安倍 晋三 日本国内閣総理大臣 【日本側ビジネス代表によるプーチン大統領への質問】 朝田 照男 日本経済団体連合会日本ロシア経済委員会委員長/丸紅取締役会長 助野 健児 富士フィルムホールディングス代表取締役社長 西島 剛志 横河電機代表取締役社長 【プーチン大統領による回答・コメント】 【ロシア側ビジネス代表による安倍総理大臣への質問】 グリエフ フォスアグロ会長 トロツェンコ AEON会長 シュヴェツォフ ソラーズ社長 【安倍総理大臣による回答・コメント】 【モデレーターによる閉会挨拶】 村山 滋 (一社)ロシアNIS貿易会会長/川崎重工業取締役会長
「日ロビジネス対話」は、「8項目の協力プラン:日ロ経済協力の成果と課題、展望」をテーマとし、フ ォーラム2日目の5月25日(金)の夕に開催された。当初は17時に開始の予定であったが、プーチン 大統領や安倍首相の参加するプレナリーセッション終了時間が大幅に遅れたことから、日ロビジネス 対話の開始は1時間45分遅れの18時45分となった。 会議は第1部の「ビジネス代表によるスピーチ」と第2部「日ロ両首脳による挨拶およびQ&A」の2部 構成となり、日ロ両国首脳を含めて、日ロ双方から29名の政府およびビジネスの代表が発言を行っ た。モデレーターはロシアNIS貿易会の村山滋会長と実業ロシアのレピク会長が務めた。 同対話への参加者は約230名(日本側:約140名、ロシア側:約90名)で、立ち見がでるほどの盛 況だった(もっとも会場の収容能力の制約から希望者全員の参加が叶わなかったことはたいへん残 念であった)。モデレーター・発言者以外では、松山政司内閣府特命担当大臣、野上浩太郎内閣 官房副長官、上月豊久駐ロシア大使、髙島誠・三井住友銀行頭取、佐藤雅之・日揮会長など、ロ シア側からはマントゥロフ産業商業大臣、スクヴォルツォワ保健大臣、ミヘリソン・ノヴァテク社長、ベロ ウソフ大統領補佐官、ガルージン駐日大使といった両国の政府高官や企業幹部が本ビジネス対話 に出席した。 なお、日ロビジネス対話の様子は、以下のSPIEFのホームページにおいて動画で見ることができる。 (ただし、言語は英語とロシア語のみ) →https://www.forumspb.com/en/programme/57916/#broadcast 第1部「ビジネス代表によるスピーチ」では、オレシキン経済発展大臣と世耕経済産業大臣による 政府代表挨拶の後、日ロ両国のビジネス代表が4名ずつ報告を行った。またビジネス代表8名のス ピーチが終了後、両首脳入場までの間、タラセンコ沿海地方知事やジェトロの石毛理事長などフロン トローから9名が追加発言を行った。 オレシキン経済発展大臣は、2016年12月のプーチン大統領訪日以降、日ロ関係がドラスティック に展開していると述べ、この2年間、日ロ間では安倍首相から提案のあった8項目の協力プランを中 心に案件作りを進めてきたが、最近ではデジタル経済や生産性向上といった新たなテーマもでてき て、これらの分野でも日本企業の対ロ進出や第3国への共同輸出を実現していきたいと語った。 他方、世耕経済産業大臣は、8項目の協力プランが徐々に力強さを増し、今では政府、企業、地 方、大学まで拡大した確たる動きになっていると指摘、具体的事例としてウラジオストクのリハビリセン ター(日揮、北斗病院)の開院、日立製作所とトランスマシュホールディングとの合弁企業設立など を挙げ、「協力プラン」では1つの成功が次の成功を呼ぶというスパイラルを生み出していると述べた。 ビジネス代表からは、ロシア直接投資基金(RDIF)のドミトリエフ総裁が、国際協力銀行(JBIC)と共
「日ロビジネス対話」実施概要
第1部:ビジネス代表によるスピーチ
同で設置した日ロ投資基金では①トランスネ フチ、②ドクティス(オンライン遠隔医療プラ ットフォーム)などへの投資実績がすでにあ ると報告し、同基金の有効活用を訴えた。ト ヨタ自動車の内山田会長によれば、2007 年にサンクトペテルブルグでカムリの現地生 産 を 開 始 し て 以 来 、 生 産 台 数 で は 年 間 6,000台から6万台以上に成長し、今後も 2020年までに累積10億ドルの投資を見込 んでいるという。また、同会長はトヨタが生産性向上分野の日ロ協力に参画していく旨を明らかにした。 ロシア鉄道のベロジョロフ社長からは、2017年にはシベリア鉄道の貨物輸送全体のうち3分の1 (4,400万t)が日本関連のもの(主として石炭)だったと報告があった。同社長は、今後、日ロ間で協 力していきたい大規模プロジェクトとしてサハリン~北海道間の鉄道接続計画に言及し、2018年末 までにロシア側単独で予備的なF/Sを実施すると述べた。三井物産の安永社長は、2016年のプー チン大統領訪日時に調印した7つの覚書を同社が着実に具体化していると述べ、Rファルムへの出 資、サハリン2の事業拡張、カムチャッカでの風力発電、極東産Non-GMOトウモロコシ・大豆の輸出 などの事例を取り上げた。また同社がスポンサーとなり、2018年春公開予定の日ロ合作映画「ソロー キンの見た桜」についても紹介があった。 ロスアトムのリハチョフ総裁によれば、日本との協力においてロスアトムは3つの夢をもっているという。 第1の夢は共同開発および共同事業で、例えば、ロシア側設計により第3国で建設される原発へ日 本企業をサプライヤーとして誘致したいという。第2に子会社ロスアトムフロートが砕氷船オペレーター である北極海航路の利用と同航路用の船舶の開発・建造、第3にクリーンエネルギー分野において 同社のもつ水素技術で協力をしたいとしている。日本郵政の長門社長からは、日本郵便とロシア郵 便との間で、①欧州宛郵便物のシベリア鉄道を活用した輸送、②ロシアの郵便局での日本商品の販 売(2018年5月20日頃から2,000カ所のロシアの郵便局で販売開始)、③郵便業務に関するノウハ ウの共有(コールセンター等)といった分野で協力が進行しているとの報告があった。 ABBYY社のシュシキン社長は、同社がAIを利用したデータの自動処理技術によるソリューションを 世界100カ国以上に提供しており、日本とは2000年代からコニカミノルタ、ソニー、富士通子会社の PFU等との協力を進めていると語った。日本たばこ産業の寺畠社長は、同社がロシアにおいてサンク トペテルブルグを含め3カ所にたばこ関連工場を有し、4,000人以上の雇用を創出、さらに歳入の 1.5%に相当するたばこ税を納入していると述べ、また2018年3月に発表したドンスコイ・タバコ社の 買収(取得価額は約17億ドル)によりロシアにおける同社の市場シェアが約40%に達する見込みと 報告した。(その後、第2部開始まで日ロ双方9名による追加発言があったが、内容の紹介は割愛す る。) 世耕弘成経済産業大臣によるスピーチ
第2部からは安倍首相とプーチン大統領が参加し、挨拶を行うとともに、双方のビジネス代表から 質問を受け、それに直接回答した。 冒頭の挨拶でプーチン大統領は、ロシアにとって日本はアジア太平洋地域の優先的パートナーの1 つであるが、日本との関係をアジアだけでなく、グローバルな性格のものとしていきたいと語った。また 大統領は、安倍首相が提案した8項目の協力プランに大きな関心を寄せており、とくに日本が絶対 的に先行しているハイテクおよび製造業のいくつかの分野において協力を期待しているほか、やはり 安倍首相から提起された医療・保健分野での協力(がんとの闘い等)も興味深いと述べた。さらに、 日本からロシアへの投資は約20億ドル、日ロ貿易は180億ドル(2017年)と現状ではかなり控えめだ が、現在の日ロ関係の全般的雰囲気は今後それらが何倍にも増加することを期待させるものだと指 摘した。 安倍首相からは、日ロ関係は大きな可能性を秘めており、その潜在力を現実のものとするため、8 項目の協力プランを提案したが、同プランに基づくプロジェクトはすでに130件を超え、その半数が現 実に動き始めているとの報告があった。また同首相は、具体的な協力が始まっている事業として、ウ ラジオストクのリハビリセンター、都市環境におけるヴォロネジでのパイロット事業およびウラジオストク の開発コンセプト作成、ヤマルLNGのプラント建設や融資、ロシア企業の生産性診断等を取り上げた。 最後に首相は、輸出先の産業基盤の強化に貢献しながらプロジェクトを実現していくのが日本企業 の特色であり、日本とロシアの企業が手を携えれば、両国の人々の生活に大きな恩恵をもたらすだろ うと語った。 続いて、日ロ双方のビジネス代表による両首脳への質問・提案に移った。最初に日本側から経団 連日本ロシア経済委員会の朝田委員長が、日ロビジネス拡大には①極東のインフラ整備、②極東 特区内の優遇措置の減免期間延長、③投資家の視点に立ったアフターケア等の取り組みが必要で はないかと課題を提起した。また富士フィルムホールディングスの助野社長からは、ロシアではメディ カル製品の薬事承認に平均1年半を要しており、薬事審査の簡素化・短期化が課題であると同時に、 審査基準の厳しい日本での薬事取得済み の製品については審査を緩和する等の検 討をいただきたいとの指摘があった。最後 に横河電機の西島社長は、①ロシア企業 と外国企業のデジタルイノベーションに関 わる協業の活性化に向けたロシア政府の 支援策、②ロシアのエネルギー業界におけ るデジタル化に関する戦略について質問を 行った。 これに対し、プーチン大統領は、まず西
第2部:日ロ両首脳による挨拶およびQ&A
日ロ両国首脳が出席した第2部島社長の質問に答えて、デジタル化に関し てはエネルギー分野だけでなく経済全体 で進めていく意向であると語り、デジタル化 で重要なのは効率化やコスト削減、省力 化であり、この分野で日本は成功を収めて いる、ロシアでは電力分野でデジタル化を 積極的に進め、成果を出しつつあると説明 した。また助野社長の指摘に対しては、登 録や許認可の分野で行政障障壁が多い ことは事実、会社登記やインフラへのアクセス等では行政障壁をかなり撤廃できたが、製薬分野でも これを推進しなければならない、外国で取得したサーティフィケートのロシア国内における適用に関し てはスクヴォルツォワ保健大臣に検討させたいと回答した。最後に、朝田委員長の課題提起に関し ては、プーチン大統領より、投資額が大きい場合、それを回収するのに長い時間を要するという点は 理解する、その意味で減免期間延長を検討してみるべきかもしれない、この問題については経済発 展省と財務省の間で7年間にわたり議論が繰り広げられており、そろそろ決着をつける時期だとの発 言があった。 一方、安倍首相に対しては、フォスアグロのグリエフ会長から、日本政府は日本企業の対ロビジネ ス拡大に向けて今後どのような支援をしていくつもりか、AEON社のトロツェンコ会長からは日本企業 にとってロシアでビジネスをする上で障害となっている要因は何か、という質問があった。またソラーズ のシュヴェツォフ社長は、日本の生産・品質管理システムとロシアのIT技術やプログラマーといった日 ロ双方の強みを融合する可能性について首相の見解を尋ねた。 安倍首相は、まずグリエフ会長の質問を受けて、日本政府として日本企業の対ロビジネスの後押し をしていると述べ、具体的には①安定的な法的枠組みの整備(日ロ租税条約の全面改正)、②ファ イナンス(JBICとRDIFによる共同投資枠組み)、③極東協力に関するプロジェクト開発促進会社の設 立(JBIC等)、④官民ミッションの派遣(農林水産分野で計画中)、⑤ジェトロ、ROTOBO、日本センタ ー等を通じたビジネスマッチングの組織等の支援措置に言及した。トロツェンコ会長の指摘について は、日本企業からはロシアにおける許認可手続きの明確化、法令や規則の予見可能性の向上を求 める声があがっている、ロシア政府に一層の尽力をお願いしたいと訴えた。シュヴェツォフ社長の質 問に対しては、日本の生産管理や品質管理のシステムはロシア経済の発展にもきっと役立つ、今回、 日ロ間で策定されたデジタル経済協力の行動計画にしたがって当局間および企業間の協力が進化 するよう期待していると述べた。最後に安倍首相は、協力をしっかりと進めて、日ロ双方に大きな果 実をもたらす関係を築いていきたいと発言を締めくくった。 スピーチをする安倍首相(出典:ロシア大統領府HP)
8項目の「協力プラン」の提案から2年が経過し、今回の日ロビジネス対話では、その成果や課題、 そして展望について、日ロ双方の政府当局およびビジネスの代表がそれぞれの立場から意見を表明 する機会となった。とくに、今回は、安倍首相およびプーチン大統領の出席を得て、日ロ双方のビジ ネス代表が各自のもつ疑問や要望を両国首脳へ直に伝え、両首脳がそれらの質問に直接回答す るという貴重な機会に恵まれた。記憶するかぎり、日ロ間のビジネス会議において、こうしたケースは 初めてであり、現在の日ロ関係がいかに接近しているかを象徴する場面だったのではないだろうか。 安倍首相は、9月11日~13日にウラジオストクで予定される第4回東方経済フォーラムへの出席 を約束している。こうした交流が重なるごとに、日ロ両国の関係がますます接近し、より大きな成果に つながることを期待したい。 ◇月例報告会「ロシア連邦税関庁の成果・課題・展望」 ロシアNIS貿易会では6月14日(木)に、「ロシア連邦税関庁の成果・課題・展望」と題する報告会を 開催いたします。今回の報告会では、駐日ロシア大使館で税関問題を担当しておられるA.スホルコ フ参事官を講師にお迎えし、ご講演をいただきます。具体的には、ロシアの税関行政円滑化のため の優先課題、電子申告制などの業務負担軽減策、極東税関の諸問題、ロ日貿易円滑化のための プロジェクト、日本企業への無料のコンサルティングサービス、といった内容のご報告をいただく予定 です。なお、当日はスホルコフ参事官に日本語でご報告をいただきます。詳細については、以下の URLをご参照ください。 ■ご案内:http://www.rotobo.or.jp/events/20180614getsurei.pdf ◇第7回日本カザフスタン経済官民合同協議会のご案内 6月27日(水)~6月28日(木)、カザフスタンのアスタナ市において「第7回日本カザフスタン経済 官民合同協議会」を開催いたします。本協議会は、日本カザフスタン両国の官民関係者の参加の 下、貿易投資環境整備、貿易投資拡大に向けた協力等についての発表・討議を行い、両国間の互 恵的な経済関係の発展を図ることを目的に、従来の日本・カザフスタン二国間経済委員会を基盤と して2009年に設立されました。第7回目を迎える今回は、カザフスタン(アスタナ)において第16回 日本カザフスタン経済合同会議を兼ねるものとして開催されますが、経済委員会会員以外の企業・ 組織の皆様の、幅広いご参加を期待しております。詳細については、以下のURLをご参照ください。 ■ご案内:http://www.jp-kz.org/conference/7th.html
おわりに
エトセトラ
2018年1~4月の日本の対ロシア・NIS諸国輸出入通関実績 前年同期 =100 前年同期 =100 前年同期 =100 ロシア 7,429,138 112.6 2,537,118 134.5 4,892,020 103.8 ▲2,354,902 ウクライナ 367,742 98.2 160,026 82.0 207,716 116.0 ▲47,689 ベラルーシ 16,904 144.4 9,734 147.4 7,170 140.5 2,564 モルドバ 9,174 323.8 5,120 1019.6 4,055 173.9 1,065 カザフスタン 599,838 129.9 142,129 149.7 457,710 124.7 ▲315,581 キルギス 4,449 99.2 4,368 124.1 80 8.3 4,288 ウズベキスタン 172,115 400.7 171,226 415.8 890 50.2 170,336 トルクメニスタン 9,310 14.9 9,240 14.8 70 283.5 9,170 タジキスタン 6,134 355.5 6,134 440.2 - ZENGEN 6,134 アゼルバイジャン 25,736 88.6 22,139 80.1 3,597 253.0 18,542 アルメニア 9,911 187.1 7,215 177.8 2,696 217.2 4,519 ジョージア 94,486 211.4 87,335 207.6 7,151 272.3 80,185 ロシア・NIS合計 8,744,939 115.0 3,161,785 134.3 5,583,154 106.4 ▲2,421,369 モンゴル 156,982 130.3 151,201 129.7 5,781 149.5 145,420 前年同期 =100 前年同期 =100 前年同期 =100 ロシア 808,613 107.9 275,796 129.0 532,817 99.5 ▲257,020 ウクライナ 40,124 93.9 17,444 78.3 22,680 110.9 ▲5,237 ベラルーシ 1,834 137.8 1,053 141.3 781 133.3 272 モルドバ 996 305.4 555 962.8 441 164.3 114 カザフスタン 65,252 123.7 15,432 142.1 49,820 118.9 ▲34,389 キルギス 481 94.3 472 117.9 9 8.0 463 ウズベキスタン 18,637 379.8 18,540 394.3 97 47.2 18,444 トルクメニスタン 1,005 14.1 997 14.0 8 263.6 990 タジキスタン 659 336.0 659 418.2 - ZENGEN 659 アゼルバイジャン 2,809 85.6 2,415 77.4 393 242.6 2,022 アルメニア 1,077 177.4 781 168.2 296 207.6 485 ジョージア 10,232 200.4 9,452 196.6 780 260.1 8,672 ロシア・NIS合計 951,719 109.6 343,596 128.0 608,123 101.3 ▲264,527 モンゴル 17,028 124.3 16,396 123.7 632 143.1 15,763 (出所)財務省発表の貿易統計にもとづいてロシアNIS貿易会で作成。 輸出入 合計 輸 出 輸 入 バランス 輸出入 合計 輸 出 輸 入 バランス (単位 1,000ドル)
ドル表示
(単位 100万円)円表示
統計速報
◇2018年1~4月の日ロ貿易 図表1 日本の対ロシア月別輸出入通関実績 前年同期 =100 前年同期 =100 前年同期 =100 2017年 1月 1,494,304 123.2 374,062 106.4 1,120,242 130.1 ▲746,179 2月 1,755,580 164.2 464,618 132.5 1,290,962 179.6 ▲826,343 3月 1,615,225 104.8 474,564 110.3 1,140,661 102.6 ▲666,097 4月 1,734,921 147.3 573,343 150.8 1,161,577 145.6 ▲588,234 5月 1,842,669 148.0 532,384 151.2 1,310,285 146.7 ▲777,901 6月 1,752,807 135.5 519,836 111.7 1,232,971 148.8 ▲713,135 7月 1,652,584 118.3 491,366 91.5 1,161,218 135.0 ▲669,852 8月 1,578,977 107.0 465,718 112.3 1,113,259 104.9 ▲647,541 9月 1,540,155 101.5 597,603 117.2 942,552 93.6 ▲344,949 10月 1,686,119 114.4 552,000 101.3 1,134,119 122.1 ▲582,119 11月 1,436,964 99.2 458,814 112.3 978,150 94.0 ▲519,336 12月 1,718,297 110.4 501,536 131.9 1,216,762 103.4 ▲715,226 1~12月累計 19,808,602 120.7 6,005,844 117.2 13,802,758 122.3 ▲7,796,914 2018年 1月 1,747,898 117.0 552,225 147.6 1,195,674 106.7 ▲643,449 2月 1,872,517 106.7 634,817 136.6 1,237,700 95.9 ▲602,884 3月 2,040,691 126.3 713,347 150.3 1,327,344 116.4 ▲613,996 4月 1,768,031 101.9 636,729 111.1 1,131,302 97.4 ▲494,573 1~4月累計 7,429,138 112.6 2,537,118 134.5 4,892,020 103.8 ▲2,354,902 前年同期 =100 前年同期 =100 前年同期 =100 2017年 1月 173,948 120.0 43,496 103.8 130,452 126.7 ▲86,956 2月 199,109 158.6 52,688 128.2 146,421 173.5 ▲93,733 3月 183,764 105.4 53,991 110.9 129,773 103.2 ▲75,782 4月 192,415 146.9 63,549 150.4 128,865 145.2 ▲65,316 5月 205,628 151.7 59,505 155.4 146,123 150.2 ▲86,618 6月 194,346 138.5 57,634 114.3 136,712 152.1 ▲79,078 7月 185,801 129.0 55,269 99.7 130,533 147.2 ▲75,264 8月 174,924 114.7 51,597 120.4 123,327 112.4 ▲71,730 9月 168,616 109.1 65,426 126.0 103,191 100.6 ▲37,765 10月 189,531 125.5 62,056 111.1 127,475 134.0 ▲65,419 11月 163,143 107.2 52,094 121.4 111,049 101.7 ▲58,956 12月 193,206 109.7 56,418 130.9 136,788 102.9 ▲80,371 1~12月累計 2,224,430 124.8 673,722 121.5 1,550,709 126.3 ▲876,987 2018年 1月 196,485 113.0 62,031 142.6 134,454 103.1 ▲72,422 2月 204,633 102.8 69,316 131.6 135,318 92.4 ▲66,002 3月 217,449 118.3 76,007 140.8 141,442 109.0 ▲65,435 4月 190,046 98.8 68,442 107.7 121,604 94.4 ▲53,162 1~4月累計 808,613 107.9 275,796 129.0 532,817 99.5 ▲257,020 (出所)財務省発表の貿易統計にもとづいてロシアNIS貿易会で作成。 円表示 (単位 100万円) 輸出入 合計 輸 出 輸 入 バランス ドル表示 (単位 1,000ドル) 輸出入 合計 輸 出 輸 入 バランス
図表2 日本の対ロシア月別乗用車輸出状況 ◇双日が極東で大豆・ナタネの生産に協力 2018年5月24日付けの極東発展省のプレスリリースによると、極東投資誘致・輸出支援エージェ ンシー、双日㈱およびMKRキャピタル社は大豆、ナタネおよびナタネ油の栽培(生産)に関する趣意 覚書を締結した。2018~2023年のプロジェクト実施期間には8,500万ドルの投資が予定されている。 双日は技術パートナーとして、プロジェクト実施にかかるすべての技術や設備を供給する。 ◇富士フイルムがロシアで販売契約 2018年5月25日付けの富士フイルム㈱のニュースリリースによると、同社はロシアの製薬企業JSC R-Pharmと、ロシアにおける医療機器の販売契約を締結した。また、R-Pharmの親会社であるR-Pharm Holdingと、ロシアにおけるサプリメントの販売に関する契約を締結した。R-R-Pharmと、ロシアにおける医療機器の販売契約を締結した。また、R-Pharmの親会社であるR-Pharmを通じて、 数量 (台) 前年同期 =100 金額 (1,000ドル) 前年同期 =100 数量 (台) 前年同期 =100 金額 (1,000ドル) 前年同期 =100 2017年 1月 6,000 52.9 153,565 81.0 1,594 246.0 5,880 257.8 2月 6,933 76.3 176,186 120.8 1,654 88.7 5,400 89.4 3月 5,357 48.4 150,643 77.1 4,717 182.2 18,538 197.4 4月 6,950 91.0 181,521 130.3 4,691 123.2 21,401 146.4 5月 7,014 100.7 193,378 145.9 6,267 169.4 29,726 199.7 6月 6,161 61.0 170,477 74.9 5,738 135.9 27,335 158.3 7月 7,032 61.1 172,121 64.3 5,259 130.7 23,890 136.2 8月 5,886 77.9 157,976 83.2 5,304 159.3 24,754 174.3 9月 9,823 118.8 255,943 114.3 6,356 151.4 29,613 164.1 10月 8,281 94.0 221,090 89.9 7,018 127.7 33,716 136.5 11月 6,179 94.9 135,671 99.2 6,436 143.1 32,377 162.7 12月 4,692 156.5 100,028 134.3 7,662 159.8 38,342 189.2 1~12月累計 80,308 78.8 2,068,599 95.4 62,696 145.2 290,970 162.4 2018年 1月 8,595 143.3 255,304 166.3 3,594 225.5 17,510 297.8 2月 9,474 136.7 263,534 149.6 7,266 439.3 39,708 735.4 3月 9,722 181.5 249,486 165.6 9,403 199.3 52,047 280.8 4月 9,451 136.0 230,126 126.8 6,491 138.4 33,680 157.4 1~4月累計 37,242 147.6 998,450 150.8 26,754 211.4 142,946 279.1 新 車 中 古 車 (出所)財務省発表の貿易統計にもとづいてロシアNIS貿易会で作成。
トピックス
強化する意向。また2018年冬からは、R-Pharm Holdingを通じて、生活習慣病予防を目的としたサ プリメントも販売予定。今回の販売契約は、2016年12月に同社とR-Pharmが合意したヘルスケア領 域を中心とした包括的な事業提携の一環。 ◇JBICが露ズベルバンクに輸出クレジットライン 2018年25日付けの㈱国際協力銀行のプレスリリースによると、同行は24日、ロシア最大の商業銀 行であるズベルバンクとの間で、融資金額300億円(JBIC分)を限度とするロシアおよび周辺国(CIS 諸国、中央アジア等)向けの輸出クレジットライン設定のための貸付契約を締結した。ロシアおよび周 辺国の地場企業が、日本の輸出者から機械・設備等を購入する際に必要な資金を対象とした融資 枠(クレジットライン)をズベルバンクに対して設定し、同行を通じて円建ての中長期資金を融資する もの。 ◇日本郵便とロシア郵便が協力に関する覚書 2018年5月25日付けの日本郵便㈱のプレスリリースによると、同社はロシア郵便との間で、郵便事 業における協力推進を内容とする覚書を締結した。主な締結事項は①郵便輸送の高度化の推進、 ②物販およびEコマース分野での協力、③郵便オペレーションおよび郵便サービスのベストプラクティ スの共有。日本発欧州宛て船便郵便物の一部について、シベリア鉄道を活用した輸送を実施する。 これにより現在2~3カ月の配達所要時間が約半分の35日前後に短縮される。 ◇丸紅と露国営アフトドル社が相互理解覚書 2018年5月25日付けのロシア国営道路建設会社アフトドル社のニュースリリースによると、同社は 丸紅㈱と相互理解覚書を締結した。覚書において、双方の経験・情報交換や道路分野の課題解決 における長期の互恵的協力への関心が示された。 ◇横河電機がガスプロムと協力合意書 2018年5月25日付けのガスプロム社のプレスリリースによると、同社はアムール州ガス加工工場 建設プロジェクトにかかる合意書を締結した。またGazprom Avtomatizatsiya社は横河電機㈱の現 地法人であるヨコガワ・エレクトリック・CIS社と協力合意書を締結した。アムールガス加工工場の制御 システムやオペレータ育成施設の建設における互恵的関係の発展が見込まれる。 ◇丸紅がロシアでメタノール工場建設に合意 2018年5月25日付けのロシア直接投資基金のニュースリリースによると、同基金は丸紅㈱および バルトガス化学会社、インバスタ・キャピタル社とレニングラード州ウスチ・ルガ港におけるメタノール 生産ガス化学コンプレクス建設事業の実現に向けた貿易・投資協力にかかる合意書を締結した。年 間生産能力170万tのメタノール工場と輸出ターミナルを建設する。
また、このほかAeon社のニュースリリースによれば、同社は丸紅およびロシア直接投資基金と、総投 資額12億ドルのロシア最大のメタノール工場をヴォルゴグラードに建設する合意書を締結した。 ◇いすゞ・ソラーズが特別投資契約を締結 2018年5月28日付けのいすゞ自動車㈱のニュースリリースによると、同社とロシアのSollers社との 合弁会社である、いすゞ・ソラーズ社が、ロシア産業・商業省およびウリヤノフスク州政府と、ロシアに おける技術パートナープロジェクトに関する特別投資契約を結んだ。中型トラック部門の新製品の製 造やいすゞ自動車のもつ国際販売網による輸出を見込んだもの。総投資額は60億ルーブル(うち13 億ルーブルは研究開発費)。生産開始予定は2021年。 ◇木質ペレット事業共同投資に関する協力協定 2018年5月28日付けの㈱プロスペクトのプレスリリースによると、同社は再生可能エネルギー事業 の一環として、当初年間生産量9万t、さらに50万t規模への拡大を想定する木質ペレット生産事業 に関して、Russia Forest Productsグループ(RFP)、ロシア直接投資基金およびRussia-Japan Investment Fundと共同投資に関する協力協定を締結した。 ◇SBIホールディングスがロシアで共同投資 2018年5月28日付けのSBIホールディングス㈱のニュースリリースによると、同社はロシアの政府 系ファンドであるロシア直接投資基金(RDIF)と、同国のFinTech分野およびバイオテクノロジー分野を 対象とした共同投資に関する契約を締結した。同契約は2018年5月26日にモスクワで行われた日 ロ首脳会談における日ロ経済協力の成果文書の1つ。 発行所
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