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第4回討議要旨 区民ワークショップ第2部会|豊島区公式ホームページ

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Academic year: 2018

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豊島区基本構想・基本計画策定に向けた区民ワークショップ 第2分野:環境、防災、まちづくり

第4回 討議要旨

日 時:平成14年(2002 年)11月11日(月)18: 30∼20: 35 会 場:豊島区役所3階 第10会議室

欠席者:D、G、I、L、M、N、O、P、Q、R

◆ 今回決定した主要な事項◆

■ 今回討議内容

・ 今回は、環境のうち主としてごみ問題に関する議論と、安全の視点を中心としたま ちづくりの課題について議論した。

・ 今回でテーマ別の課題抽出は概ね終了した。 ■ 次回討議内容

・ 分科会討議の最終回として、当分科会からの提言の内容として、「今後、どのような 豊島にしていきたいか」というまちづくりの大きな柱になる考え方をとりまとめる ・ これまで議論してきた個々の具体的な提案は、このまちづくりの柱の裏付けとして

残す。

・ また、当分科会としては、テーマにそった提言の他に、その提言を実現するための まちづくりの仕組みについてもなんらかの提言をとりまとめる

■ 次回資料(事務局)

・まちづくりについて今回抽出された論点を整理した資料を用意する ■ 今後のスケジュール

第5回 11/ 18(月)18: 30−20: 30 全体会 11/ 28(木)18: 30−20: 30

1. 区職員自己紹介

■ 環境保全課長

環境保全課では、前回ご議論がたくさんあった緑の保全のほか、公害対策に取り組んで いる。

■ 防災課主査

普段は防災訓練のお世話をしている。担当係長が他の業務を担当しているため私が出席 させていただいている。

■ 長期計画担当課長

(2)

2. 配布資料の説明

* 「環境」の課題に関する論点について

3. 討議

■ 渋谷

前回は緑の問題に議論が集中したが、我々はすべての議論を網羅する必要はなく、一番 関心のあるテーマにフォーカスして、一番肝心なことはこれだ、という事を打ち出せれば 良いのではないかと思う。

当分科会は11/18に再度議論をして、そこで審議会に提示する意見をとりまとめる こととなるが、分科会間の意見の調整のため、11/28に全体会議を開催することとな っている。この全体会議には、各分科会ごとに、「こんな豊島にしたい」という目指すべき 都市イメージを表現するいくつかのフレーズに集約してぶつけ合うことになっている。当 分科会としても、具体的な課題や取り組みについて議論してきたが、こうした具体的な内 容はもちろんきちんと整理しておくとして、これらを一言で表現するフレーズにまとめて いきたい。

それでは、本日は前回議論の少なかったごみ問題など、環境問題について引き続き議論 していきたい。また防災やまちづくりなど他のテーマについてもこれまで議論しきれてい なかった部分があれば議論したい。当分科会としてのテーマを今日一通りおさらいできれ ば良いと考えている。

■ S

豊島の環境について、一番課題であると考えているのは治安、防犯の問題である。道路 の安全性や街の風紀など、子供を育てられるような環境ではないと感じている。なお、前 回までの議論にあった緑が少ないというのは個人的には意外である。

■ 渋谷

治安というテーマは区ではなかなか手が及ばない分野かもしれない。警察の領域は無理 でも、消防は区で取り組めるということになろうか

■ 長期計画担当課長 消防も都の管轄である。

■ A

(3)

■ 北山

池田小学校の事件も植栽が後少し低ければああいった犯罪は起こらなかったという意見 もある。また地域コミュニティの力や環境面で、犯罪が起こりにくい環境整備というのは 課題としてあると思う。

■ H

防災上は街灯も必要であるが、豊島区はむしろネオンが多すぎ、夜明るすぎる街である。 星のきれいな街で、照明に笠をつけて星が見えやすいように工夫している例がある。豊島 区でもできれば星が見たいという思いもある。

■ 渋谷

防災を豊島区の基本構想の中で重視すべきテーマとして取り上げるべきかどうかについ て、ご意見はないか。

■ B

区のHPに区民から意見を紹介しているコーナーがあるが、サンシャイン通りが治安面 で不安があり、区として対策はないのかといったご意見が見られる。

私の住む巣鴨でもストーカー事件が発生し、町会主導で路地への警告の張り紙や、注意 喚起の回覧をしたりしている。また、最近は身の回りで壁にペンキの落書きが目立つよう になったし、引ったくりの被害もあった。生活感覚としては昔から比べると犯罪は確かに 増えているだろう。また、飲食店の組合の方などと話をする機会があり、犯罪が凶悪化し ているというご意見も伺っている。防犯・安全は何らかの形でテーマとして挙げるべきで はないかとは感じている。

■ J

犯罪がおきにくいまちづくりという考え方をすべきではないか。豊島区生活安全協議会 という会に一年間だけ参加したことがあるが、マンションのエレベーター内の犯罪が多い ので防犯カメラを付けるべきであるとか、子ども110番のパネルを町中に貼った方が良 いのではないか、といったことが議論されていた。こうした、犯罪者が犯行に及びにくい まちづくりを進めることは必要ではないか。

■ 渋谷

(4)

また、地域的に見ると、課題が大きいのは具体的には池袋であろうと思うが、例えば区 役所の中に池袋課という課を設けて、池袋における区民のあらゆる不安に対処するといっ たことも考えられる。

■ E

生活環境の課題として、具体的にはごみ問題についてであるが、一般家庭の生ごみのリ サイクルが進んでいない。この点が改善されればごみ焼却量も減少し、大気汚染も減少す るので環境の改善にもつながるので、課題として取り上げるべきではないか。

■ 渋谷

それは、まず、循環型都市を作るという大きな方向性を打ち出し、一つの方策として位 置付けるというのが良いのではないか。私は、豊島区のゴミの審議会の委員をやっていた ことがあるが、そこでの資料には「循環型の豊島を目指して」と書いてある。

■ E

そういった目標のもとで、より進めてもらいたいこととして、またできる事から取り組 むという意味で、一般家庭の生ごみのリサイクルを取り上げてほしい。

■ 渋谷

豊島区一般廃棄物処理基本計画には、「資源循環型社会に向けて」という目標を掲げてお り、他の区と比較してもリサイクルには積極的に取り組んでいる。しかし、ご指摘の通り 生ごみはあまりリサイクルが進んでいない。

■ E

豊島区は事業系の生ごみは全国的にもリサイクルの取り組みが進んでいる地域といえる が、家庭用については取り組みが難しいとされている。しかし、これからの課題としては この点が非常に重要である。

■ T

役所のこういった意見提示の場に参加する際、まとめられた提言に具体性がないと結局 進まない。実際に区民ができることは何かというところまで打ち出さないといけない。た とえば、庭がある人に生ごみのコンポスターを普及させるといったことである。

(5)

■ 渋谷

ここで提案されていることには非常に良いものがたくさんある。それを具体的に基本構 想に盛り込んだとしても、その実現を担保する仕組みをつくらないと何回提案しても実現 しないということになりかねない。事務局もそのあたりは理解されていて、28日の全体 会においてもそういった議論がなされると思う。たとえば、パソコンにごみ箱というアイ コンがあるが、あれと同じように出したアイディアを捨てずにためておいて、後で活用で きるような仕組みを作るイメージである。

このため、ここでは、とにかくできるだけ良いアイディアをたくさん出すことに注力し て頂きたい。

■ T

提言が出たら、実際の行政への提言の反映状況を公開する制度を導入してもらいたい。

■ 渋谷

事務局が整理した論点整理を題材として、これをチェックする形で徐々に議論をまとめ ていきたい。

■ E

具体的な取り組みの一案として、個人の生ごみを学校で堆肥化して学校での緑の育成に 活用してもらえると良い。

また、論点においても緑だけでなく土に関する視点が必要であり、具体的には土が表出 している場所をもっと増やしていくことが重要である。それにより緑や花が増えていくこ とも期待できる。

■ K

この場で提案したことを、区民一人ひとりに分かってもらうのは非常に難しい。そこで、 区のボランティア団体がどのくらいあるのか、その人たちにどのくらい手伝ってもらえる かなどを検討する必要がある。これは防犯や防災の面にもつながっていく論点である。

■ 渋谷

ボランティア団体は、それぞれの団体の思い入れがあって、なかなか統一した活動を展 開するのは難しい面がある。

■ K

(6)

日頃、さまざまな団体の活動を見聞きしていると、もっと地域に貢献する形で活動できる 団体がいくつもあるように思う。

■ 渋谷

非常に大切な論点であるが、区民の自主的な活動であるボランティア活動を基本構想に どのように位置づけていくのか難しい面もある。区民の意識を統一して、足並みをそろえ ながら活動に取り組んでいくという様な方向性を打ち出せれば良いが。

■ H

先ほどコンポスターが議論にあがっていたが、公園にコンポスターを設置して地域で活 用してはどうか。また、防犯に関しては、近所づきあいが希薄になりがちなマンションに おいて、近所づきあいを密にするような働きかけも有効であろうと感じる。さらに、ボラ ンティア団体相互の交流・情報交換は非常に有効であり、活性化すべきである。

■ 渋谷

市民の自主的な活動を、基本構想に対し「こんな豊島にしたい」という提言を打ち出し ていく中で、どのような表現で織り込んでいけば良いか、是非みなさんのアイディアを頂 きたい。

■ C

これまで自治会をはじめとする地域の既存の組織と、新しいボランティア団体が共通の 目標をもっていっしょに取り組む状況にはまだなってない。しかし、ここまでの議論で住 民主体の取り組みに教育が大切であり、場としての中学校が大切という論点が既にでてい る。中学校を核として、地域について学び、活動する仕組みが必要である。特に区全体だ けでなく中学校区レベルで活動を促進・支援する仕組みが必要であり、そこではコーディ ネーターの役割が大きい。

たとえば、杉並区では学校コーディネーター、サポーターという制度があり、学校区レ ベルでの活動をコーディネーターを支援する形で促進している。豊島区でも同様の取り組 みがあると良い。

■ 渋谷

(7)

■ C

今の話にあった、みんなで話し合い、試行錯誤するということを保証するような計画に すべきである。

■ 北山

今の話に関連して、豊島区では、区民の活動に対して助成等の支援の仕組みはあるか。

■ 長期計画担当課長

現在、区民パートナーシップ会議というものが設置されており、ここでの報告では地元 で活動されている区民の方々に対する施策も含めた報告がまとめられることになると思わ れるが、現時点でご議論にあったような具体的な仕組みというのはない。

■ B

ごみの問題で町の個人の目線がどこにあるかというと、理念的なレベルよりも、分別が きちんとなされていないとか、ゴミの出し方のルールが守られていないとか、不法投棄の 問題であるとか、収集場所の固定化されているとか、カラスの問題とか、生活の中でゴミ に対する関心が高いのはそういう次元の話である。

こうした中で、豊島区においてはごみ問題は何を目標とするのかが問題である。専門家 による議論や環境教育等への取り組みなどもなされているが、そこに参加できない、ある いはしない区民が多い中で、身近なルールも徹底を期待するのは難しい。しかし、できる ことからやっていくという意味で、こうした身近な取り組みこそが重要である。

■ 渋谷

豊島区では、ごみをどうするかという問題よりも緑をどうするかという問題の方がより 重要であるとすれば、緑の育成のためにもゴミの再資源化、堆肥化に取り組むべきである という打ち出し方の方が分かりやすいのではないか。

なお、個人的にはごみの収集がいろいろと課題が多いのは、ごみを燃やすことを前提と しているからである。今の集め方は燃やすのに効率的な集め方をしているのであって、リ サイクルを前提とするなら戸別収集にし、個人の責任を明確にすべきである。

しかし、ごみ処理は施設が20年ぐらいのサイクルで整備されているので、今急に方式を 変えることはできない。

(8)

■ C

具体的なアイディアとして区内に区民農園を作るというのが良いと思う。また、椎名町 小学校は水田を持っているが、学校ごとに畑や水田を持つということも良いと思う。

■ F

小中学校の教育において、緑に関する教育を取り入れるべきである。

■ 渋谷

その話は前回もでていて、学校の先生では対応が難しく、あらたな人員の補充が必要な どということにもなりかねないので、専門の方々や団体にゆだねた方が良いというところ までは議論があったと思う。

■ C

それを地域がサポートする仕組みを作るということが重要だと思う。

■ T

前回の議論の論点整理の資料に「個人の手の及ばない分野には行政による戦略的対応が 必要」とあり、その中では下から二番目にあるように学校に緑を増やそうということに絞 られると思う。ところが学校にどうやって緑を増やすか、その解答が書いていないから絵 に描いた餅になってしまう。学校でこうすべきというところまで書いていないといけない。 例えば、学校の中で給食を作っているのだから、すぐ近くにコンポスターを設置して、学 校ででる生ごみはすべてそこで捨てるべし、というように強制的にやらせるようにしない と実効性は担保できない。

■ 渋谷

ご指摘のような点は、行政が自主的に取り組むには難しいことでも、区民から強く求め られれば実現できる面もあるので、提案は具体的に打ち出す必要がある。

■ T

提案されたことを実行しない区に問題がある。

■ C

(9)

■ 渋谷

それは例えばどのような組織であるのか。

■ C

一つ日本で実例としてあるのは秋津コミュニティというものがある。これは秋津小学校 の空き教室を地域が自主管理して、地域のサークルが個々を利用して生涯学習活動や子ど も達の学習活動が展開されている。

■ 渋谷

そういうものをこの分野の提案の一つとしてみてはどうか。

■ T

小中学校が地域コミュニティの核となるのはまちがいない。自分の子供が通っている学 校がよくなるような提案に反対する人はいないだろう。例えば屋上を緑化すれば学校の環 境は良くなる。そういうことを区がやるのではなく、地域の人間とPTAと学校の先生が 協力して取り組むようなシステムを作ってしまえばよい。

そういう機運が今できてきているのだが、それを提案しても行政はこの提案を受け付け ない。したがって、ただ提案しても、かならず実行してくださいということまで打ち出さ ないと実行が担保されない。

■ 渋谷

基本構想で提案した後は、むしろ区民がそれを主体的に推進することが重要であり、区 に実行を求めるのではなく、自分たちで実行し、区にはその支援を求めるという姿勢が必 要である。

■ T

そういう時に、行政が支援を断らないということが重要である。例えば、私が提案をし たことを私が自分でやる、その代わり区はそれに対して補助金を出す。このように行政が 提案に対して踏み込んでこなければ、このような議論を何回やっても無駄である。

私の回りでもサラリーマンがどんどんリタイヤして、地元に目を向ける人が増えている。 こういう人が行政に声をかけやすいシステムを作ることが重要である。

■ 渋谷

(10)

のように実施に取り組みが進む提案が少しでも多く盛り込めれば良いと思う。

なお、今後リタイヤによって人材は豊富になる。こういう人たちにまちづくりに登場し てもらうことが重要である。こうした人達は、本来であれば非常に高い人件費を要する人 材でありながら、こうした人たちをボランティアないしはそれに準ずる形で活用できる。 区はこうした人たちを是非有効活用すべきである。

また、区が何かやってくれるのを待っていてはだめで、区民が主体的にまちづくりに取 り組むことが重要である。

■ T

行政は、個人として話せばわかってくれるのに、それが組織に持ち込まれるとおかしく なってしまう。例えば、近くの小学校にイチョウの木があり、やたらと剪定されていたの で、剪定などせずに自然に伸ばしてあげた方が良いと校長先生に直接言いに行ったことが あるが、聞き入れられず、また剪定されてしまったということがあった。これなどは、行 政の縦割りの弊害であり、横に話しが行かないということであろう。つまり、校庭整備の 予算が既についていたのでやめることができなかったのではないか。このような縦割りの 弊害はなくすべきである。

■ 企画担当係長

緑は大切にすべきであるという考え方が基本であるが、実際に地元に話をしにいくと、 公園が迷惑施設になっている面もある。また、冬場に木が日陰を作るので切ってくれとい ってくる区民もいるので一慨に自然のままが良いともいえない部分がある。

■ 渋谷

冬季の日照の問題については落葉樹にすればよいのではないか。その場合落ち葉の処理 の問題はあるが。

■ 企画担当係長

ご指摘の通り、落葉樹が良いのではないかとも思われるが、今度は落ち葉について苦情 を言ってこられる区民もいらっしゃる。自然のままが良いというのはその通りであるが、 実態としては一慨にいえない面もある点をご理解頂きたい。

■ T

(11)

また、木の枝が道路にかかって信号が見えなくなるので切るという理由も良く聞くが、 それなら信号の位置を変えればよい。落葉樹は掃除が大変だというなら、剪定に要する金 を掃除に使えば良い。

■ 北山

少し行政側の立場にたって言うと、行政はいろんな意見を訊かないといけないので、先 ほどいわれたような判断はしにくい面がある。そこで、住民が意思決定に参加することが 必要なのではないか。地域の住民が合意し決めたことであれば、行政もそれに従った対処 ができるはずであり、行政もその方が助かる面もあるのではないか。そのためには、地域 の住民が目標を共有し、課題に対し合意を形成するための議論の場が必要である。

またこうした体制が整備されることがひいてはコミュニティビジネスの創出にもつなが り、地域経済の活性化も期待できるのではないか。

■ 渋谷

そういうことを全区的にやるのでなくても、一部の地域でよいので実験的にやってみる と前進することができる。そういうことを受け容れることのできる体制を区としても整備 することが必要である。

■ 長期計画担当課長

みなさんのご議論を伺っていて、行政側の情報提供をもっとすべきだと感じた。何をす るのにどれだけの費用がかかるのかをお示しして、より良い方を地域の住民の方に選択し ていただくという方法もあると思う。

また実験的な取り組みということも、最近は公園や道路の整備において、先進的な事業 を試験的に行う社会実験が行われている。区でもそういった取り組みを行政と地域住民の 双方が参加して行って、より良い方法を住民の方に選択していただくという方法が良いの ではないかと感じた。

■ 渋谷

ある都市で、道路の計画地にケヤキの木があり、残せという人達と切れという人達の両 方がいて、結局行政はしばらく切らずに様子を見て判断をしましょうという提案をして、 木をよけて曲がった道路を作ったというケースがある。これは、両方の意見を尊重して、 行政は判断を市民にゆだねているという点がミソである。

こういうやり方を積み重ねていき、上手くいくようになり、ルールも整備されると地域 の意志決定のシステムとして機能するようになる。

(12)

この際には集まった市民を市民会議として組織化し、その組織と市長がパートナーシップ 協定を結んだ。この協定は、市民が作った計画を市は尊重し、翌年度から予算措置をして 実行するという約束である。これに対し、危ぶむ意見もあったが、市長は、提案に対して できないことはできないとはっきり言うから大丈夫であるという姿勢であったと聞いてい る。

今日の会議にこの事例を資料として出してきたこと自体、豊島区は非常によく勉強して いると思う。ただし、豊島区の構想策定には審議会が設置されていてワークショップの意 見は審議会での議論に反映されるのであって直接構想に反映されるわけではないが、この 場で具体的な提案ができれば、実現されるものも多いのではないかと期待している。

将来的には、豊島区においても区民と区が協定を結んで、ここまでは区民がやり、そこ から先は区がやるというような協定を結んでまちづくりができると良いのではないか。

■ C

環境問題には事業者の取り組みが必要であるので、参加ということでは区民だけでなく 事業者も参加する仕組みが必要なのではないか。

■ T

道路の問題について、172号の都市計画道路の用地買収が現在8割程度進んでいるが、 この道路の構造をどのようなものにするかが議論になっている。我々地域の住民はこの道 路ができてしまうと10年、100年は状況が変わらなくなってしまうので、将来を見据えて どういう提案を区民としてすべきか考えている。これは都の事業であるので、都に対して 何度か提案をさせてほしいと申し出た。しかし、個人として意見を言うのには限界がある。 住民参加といいながら住民参加の道が開けていない。

住民参加が行き詰まっている面もある。地域住民の中にはまちづくりに対し関心を持た ない人も少なくない。しかし、例えば現在の基本計画には、立教大学の裏の道路について、 地区計画によって整備を推進するとちゃんと書いてある。この方針にそって区の職員が地 域に働きかけて行けば、お互い議論して進めていこうという形に徐々になっていくと思う。

同じように、172号の都市計画道路については、例えば街路灯をソーラー式にして災 害の時にも消えないようにしたり、災害時に携帯電話が不通になる可能性に備えて、公衆 電話の無線化をすることなど、防災道路としての位置づけを是非実現して頂きたい。

■ 渋谷

(13)

■ T

要はこの道路は防災道路とするという位置づけがあれば、例えばバリアフリーという問 題一つとっても、今は歩道を車道から3センチ高くすることになっているが、車いすで自 分でこの段差を超えることは困難である。この点について都に意見したことがあるが、都 の回答はそういう構造にすることになっていますからという回答だった。また歩道をブロ ックで造るケースが多いが、これも車いすで通行しづらい。また歩道と車道の段差は非常 時に車が乗り上げることができないので、災害時に止まった車が渋滞を引き起こすことに なる。そこで車道と歩道を同レベルにしてはどうかという話もしたことがあるが、それも 断られた。もちろん理由はちゃんとあったが、それは平常時の自動車交通主体で考えた理 由である。防災道路としての位置づけをした上でこのように考えればよりよくするアイデ ィアはいくらでもあると思う。

■ 北山

今までの道路は、道路構造令による統一的な規格があってその通りに整備されているが、 これからは地域の方々が自分たちが使うために歩行者中心の考え方にたって道路の整備の 在り方も提案していけば良いのではないか。もちろん道路は広域的に広い機能を担ってい るので、話し合いによってそういう役割とのバランスを保ちながら整備していけば良いの ではないか

■ 渋谷

時代とともにまちづくりの課題は変わるので、その都度行政と区民が良く話し合って、 一方的に意見を投げつけるのではなく、何らかの結論を導き出さなければならない。この とき大切なのは、いっしょに考えようという体質、姿勢がすべてを解決するということで ある。まちづくりの仕組みをそういう装置にして置けば良いのである。このとき重要なの は行政、区民双方のハートの問題である。

■ B

区の中にある国、都の整備した道路などの公共施設にどうかかわっていくかを方針とし て明確にしていく必要があるのではないか。こういった施設は、区民参加の仕組みができ ても、区に提案しても管轄が違うということになってしまう。

■ T

(14)

位置づけてもらうと次に具体的な取り組みが進むことになる。

■ 長期計画担当課長

1点補足させて頂くと、平成4年の都市計画改正により、地区計画は地権者からの要請 によって策定できるようになったので、現在は地区計画は行政側からの一方的なものでは なくなった。また、山我さんからご指摘のあった国道、都道に関する区の関与という点に ついては、各地区においてまちづくり協議会を中心に区民のご要望をくみ上げていく仕組 みになっている。

■ 渋谷

今日は、主としてまちづくりについて議論した。次回はいよいよこれまでの議論のまと めに入りたい。みなさんからの具体的な提案は残しながら、しかし基本構想にそれをその まま入れ込む訳にはいかないので、事務局で作成して頂いているとりまとめ資料をチェッ クしながら、具体的な提案は裏付け資料として残しながら、まちづくりの大きな柱を提案 としてとりまとめたい。またこの分科会の重要なテーマとして、提案されたことの実現を 担保する仕組みまでを提案できれば良いと思う。

■ 北山

第一分科会ではまちづくりの柱として「住み続けたい豊島」というイメージで議論がな されていると聞いている。みなさんのこれまでのご議論は、緑にしても防災にしても、住 み続けられる街の本質を議論してきたといえるのではないかと思う。次回はこういった点 をとりまとめて行ければ良いのではないかと思う。

■ 事務局

議論の題材として頂くとりまとめ資料については、個々の具体的な意見のポジショニン グの是非といった細かな点よりも、意見を括ったまとまりとして、重要なまちづくりの柱 の表現が、現在は事務局のたたき台にすぎないので、ここをどのような言葉で表現すべき かを良く吟味して頂きたい。

■ 渋谷

たとえば、私は緑に係る意見のとりまとめに関しては、単に緑ではなく「花と緑」と表 現した方が良いと思うし、またその中の具体的な取り組みの中に何らかの形で「土」が表 現されているべきだろうと思う。このように、本当に重要な、こだわりたいことは何か、 それを言葉にするとすればどのような表現になるかを次回ご議論頂きたい。

参照

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