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保育づくり・園づくりの中心的な担い手の役割と 資質に関する研究

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Academic year: 2021

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33 保研究実績の概要

 本テーマでは2014年に全国の園長(担い手)に アンケート調査を行い、その結果をもとにインタ ビュー調査による質的研究として担い手の役割と 資質を明らかにする目的で行った。今年度は1.

昭和の時代からの担い手5名、異業種から転職し て担い手(園長)になった方7名を対象に調査し た。昭和の時代からの担い手は戦後間もない時期 に子どもの生きる権利、基本的人権を守ろうとし て保育所を創設するなど、社会的役割としての強 い使命感をもっていたことがわかった。また待機 児対策で保育所を増設している平成の時代に異業 種から転職した担い手らは前職の経験を生かし、

保育を外側から見るなどこれまでにない視点をも ち、保育者にも新たな視点をもてるようリーダー シップを発揮していた。

 またこれまでは福祉としての運営方針のみで あったが、運営主体で企業立も増加し、経営の安 定化を図るなどの成果がみられている。このよう に社会経済の急激な変化や女性の社会進出で保育 所へ様々な要求が出されて、深刻な保育士不足や 保育士の労働環境の改善など担い手の肩に重くの しかかる課題が山積みであることも調査からみえ てきている。さらにインタビュー調査からそれぞ れの特質は固有のものであり、多様であることも 明らかになっている。また保育の質を向上してい く人材育成には特別に担い手が力を注ぐべきであ

ると共通に周知していることもわかった。今後こ の研究をさらにすすめていくためには昭和の時代 に築いてきた保育の歴史、思想などをふまえて、

現在、そして未来の保育を構想しつつ、貴重な担 い手たちの語り、ライフヒストリーを分析し、オー ラルヒストリー研究としてまとめていきたい。

 *白梅学園大学名誉学長   白梅学園大学大学院客員教授

**客員研究員

  常葉大学保育学部講師

保育づくり・園づくりの中心的な担い手の役割と 資質に関する研究

松永 静子・汐見 稔幸

・村上 博文

**

 

参照

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