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日本訪問看護財団会員調査 2020 年度診療報酬改定の要望に関するアンケート 調査結果 2019 年 2 月 公益財団法人日本訪問看護財団

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(1)

日本訪問看護財団会員調査

2020 年度診療報酬改定の要望に関する

アンケート

【調査結果】

2019 年 2 月

公益財団法人 日本訪問看護財団

(2)

1

1.調査概要

(1)調査実施期間:2019 年 2 月 19 日~28 日 (2)調査対象:日本訪問看護財団会員 (3)アンケート調査票送付先事業所数:1,869 か所 (4)回答数:689 (回答率 36.9%)

(3)

2

2.事業所について n=689

(1)所在地 所在地は「政令指定都市」が最も多く145 件(21.0%)であった。 次いで「中核市」が134 件(19.4%)であった。 (2)開設主体 開設主体は「営利法人(会社)」が最も多く335 件(48.6%)であった。 次いで「医療法人」が133 件(19.3%)であった。 東京特別 区 8% 政令指定 都市 21% 中核市 19% その他 43% 無回答 9% 133 42 16 4 93 9 335 20 23 14 0 50 100 150 200 250 300 350 400

(4)

3 (3)開設後2019 年 2 月末日までの期間 開設期間は「15 年以上」が最も多く 193 件(28%)であった。 次いで「5 年以上 10 年未満」が 139 件(20.2%)であった。 (4)2019 年 1 月の実態 2019 年 1 月の一か月間において、訪問看護ステーション一か所当たりの平均訪問 看護従事者は常勤換算看護職員6.2 人、療法士 2.3 人、看護補助者 0.2 人であった。 利用者実人数は平均98.6 人、月の延べ平均訪問回数は医療保険 241.5 回、介護保険 324.9 回であった。 1年以上2年 未満 7% 2年以 上3年 未満 10% 3年以上 5年未満 17% 5年以上 10年未満 20% 10年以上 15年未満 15% 15年以上 28% 無回答 3%

(5)

4

3.訪問看護療養費に係る別表第 7 又は 8(特別管理加算)の対象者

について

別表第7(がん末期等),8(特別管理加算)の該当者以外で、認知症グループホーム の訪問看護などで週4 日以上の頻回訪問の必要について(直近 3 か月、複数回答)。 1) 気管カニューレと真皮を超える褥瘡以外で月2回必要と判断する対象者(実人数) が「いた」と回答したのは144 件(20.9%)、「いないが今後必要になる」67 件(9.7%) であり一事業所あたりの平均人数は1.8 人であった。 2)「いた」、「いないが今後必要になる」と回答した際、該当する疾患(複数回答)は、 「がん末期以外のターミナル期」が最も多く159 件であった。次いで「難治性潰瘍」 91 件であった。 いない, 67.2% いた, 20.9% いないが今後必要に なる, 9.7% 無回答, 2.2% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 159 91 41 34 33 40 0 50 100 150 200 がん末期以外のターミナル期 難治性潰瘍 慢性皮膚疾患(表皮水泡症、類天疱 瘡、紅皮症等) 重症度の高い熱傷 術後の皮膚処置・切断創 その他 n=689 n=211

(6)

5 ※その他の内容:インスリン管理(8 件)、点滴管理(8)、吸引(6)、独居(4)、脱水管 理(4)、スキントラブル管理(4)、急性増悪(3)、薬の管理(3) 介護力が低い(2)、がんによる体調管理(2)、認知症(2)、血糖測定 (2)、疥癬(2)、退院直後、膀胱洗浄、麻薬管理、栄養管理、脳梗塞、 看取り、腹膜透析、精神疾患、心不全、全盲、副作用予防、バルーン 管理、呼吸不全管理、入浴介助 2) 2 回の特別訪問看護指示書の交付期間(28 日間)を超えて、継続して頻回訪問で 特別な管理を要する対象者として、別表第7、8 の対象・状態に追加すること(上記 2 の疾病等を含む)を要望する場合、訪問看護の現場で体験した対象者と、必要と思 う場合について。 (1) 別表第7 について「いた」は 91 件(13.2%)、「いないが今後必要と思う」は 182 件(26.4%)であった。具体的内容については以下に示す。 「いた」:がん以外のターミナル(16 件)、潰瘍(10)、心不全(7)、褥瘡(5) 創処置(4)、パーキンソン関連(3)、悪性腫瘍(3)、認知症(3) 類天疱瘡(3)、老衰(3)、COPD(2)、腎不全末期(2)、糖尿病(2) 透析、突発性気胸、難治性皮膚疾患、乳がん、皮膚がん、脳性麻痺、糖尿病、 呼吸不全、間質性肺炎、強皮症、アテローム、肝硬変、ニューロパチー、骨 髄空洞症、18 トリソミー、てんかん、低温熱傷、頸髄損傷 「いないが今後必要と思う」:がん以外のターミナル(41 件)、心不全(6)、腎不全(3)、 難治性潰瘍(3)、認知症(3)、呼吸不全(2)、頚椎損傷(2)、脊髄損傷、 間質性肺炎、開放創、統合失調、肺気腫、慢性皮膚疾患、類天疱瘡、エーラ スダンロス症候群、パーキンソン、小児脳性麻痺、親子とも発達・知的障害 いた, 13.2% いないが今後必 要, 26.4% 無回答, 60.4% 0% 20% 40% 60% 80% 100% n=689

(7)

6 (2)別表第8 について「いた」と回答した人は 88 件(12.8%)、「いないが今後必要と 思う」169 件(24.5%)であった。具体的内容は以下に示す。 「いた」:褥瘡(13 件)、インスリン管理(9)、創処置(6)、点滴管理(4) ターミナル(4)、難治性潰瘍(4)、吸引管理(3)頻回吸引(3)、褥瘡以外のス キントラブル(3)、留置カテーテル管理(3)、ストマ管理(2)、気管カニュー レ管理(2)、経管栄養(2)、透析管理(2)、CV 管理(2)、服薬管理、独居、乳 児で呼吸器、育児協力者不足 「いないが今後必要と思う」:インスリン管理(8)、創管理・処置(5)、潰瘍(5) 吸引(4)、褥瘡(3)、導尿(2)、点滴管理(2)、人工肛門管理(2) 人工膀胱管理(2)、経管栄養、ポート管理、CV 管理、カテーテル管理 いた, 12.8% いないが今後必要, 24.5% 無回答, 62.7% 0% 20% 40% 60% 80% 100% n=689

(8)

7

4.訪問看護情報提供療養費1,2,3の要件等について

1)訪問看護情報提供療養費1(市町村等)を算定した平均人数は12.8 人であった。また、 厚生労働大臣が定める利用者(別表第7、8、精神障害者及び家族)以外で情報提供を 必要と考えた利用者が「いた」のは155 件(22.5%)であり平均人数は 3.6 人であっ た。 (3)「いた」と回答した際の状態(複数回答)では、「難病法に基づく医療受給者」が 73 件で最も多く、次いで「小児慢性特定疾病の医療支援の対象者」59 件であった。 ※その他:生活保護(9 件)、精神疾患(7)、虐待(7)、困難事例(4)、障害者(4) 別表対象外(3)、がん末期(3)、若年(4)、小児(4)、糖尿病(2)、独居(2) いない, 71.1% いた, 22.5% 無回答, 6.4% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 73 59 37 6 65 0 10 20 30 40 50 60 70 80 難病法に基づく医療受給者 小児慢性特定疾病の医療支援の対象者 先天性の疾患患者 石綿健康被害者 その他 n=689 n=155

(9)

8 特別訪問指示書(2)、医療保険での訪問(2)、育児困難、低体重児、介護保 険サービス未利用者、高齢障害者、社会資源不足、障害者独居、HIV、栄養指 導利用者、人工呼吸器使用者、難病指定外の難病、HOT 使用、肢体不自由 (4)算定要件に「市町村の求めに応じて」とあるが、具体的な課題(複数回答)は、「市 町村が不要としている」が311 件で最も多く、次いで「対象者が限定される」177 件であった。 ※その他:市町村の理解不足(15 件)、提供基準が不明(9)、情報の活用法不明(6) 市町村の把握に課題(3)、情報提供拒否(2)、確認方法の困難さ(2) 情報提供なしの連携(2)、算定方法に課題、担当者による対応差、連携困難 情報利用した連携がない 311 177 142 104 53 0 50 100 150 200 250 300 350 市町村が不要としている 対象者が限定される 介護保険利用者は情報提供ができない 利用者負担が増える その他 n=689

(10)

9 2)訪問看護情報提供療養費2(義務教育諸学校)の算定について(直近 3 か月) (1)情報提供療養費2 を算定した平均人数は 0.5 人であった。また、情報提供を必要と 思ったケースが「いた」と回答したのは45 件(6.5%)であり、平均人数は 1.4 人 であった。 (3)「いた」場合の対象者(複数回答)は、「本人の病状や状態が不安定で、継続して 学校への情報提供が必要である」が最も多く38 件であった。次いで「学校に看護 職員がいないので情報提供療養費の要件を満たせない」12 件であった。 ※その他:学校の理解不足(3 件)、連携希望(2)、途中で要医ケアになった、進級時の 連携希望、年齢制限による困難 いない, 58.3% いた, 6.5% 無回答, 35.1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 38 12 7 9 0 5 10 15 20 25 30 35 40 本人の病状や状態が不安定で、継続 して学校への情報提供が必要である 学校に看護職員がいないので情報提 供療養費の要件を満たせない 学校側が訪問看護を利用しているこ とを知らない その他 n=689 n=45

(11)

10 3)訪問看護情報提供療養費3(入院・入所先)の算定について(直近 3 か月) (1)情報提供療養費3 を算定した平均人数は 1.1 人であった。 (2)入院・入所する利用者の訪問看護情報を主治医に提供した場合の課題(自由記載) を以下に示す。 ※その他:システム活用困難(5 件)、主治医を介する理由が不明(4)、同一法人だと記載 しても算定できない(4)、医師が情報を必要としていない(4)、医師が先に情 報提供(2)、医療保険もケアマネが欲しい、医師情報をケアマネが回収してし まう、算定基準の矛盾、該当者、提供情報が反映されていない、顔が見える関 係構築が必要 24 24 22 13 12 9 9 7 7 6 0 5 10 15 20 25 30 主治医経由では利用者が困るので 直接病院に情報提供をしている 看護単独での情報提供としたい 情報提供にタイムロスがある 医師の理解不足 介護保険算定不可の矛盾 看看連携で算定したい 緊急時作成時間が間に合わない 医師の理解度不明 情報の重複 書式の工夫要

(12)

11

5.訪問看護ステーションの

ICT 化について(直近 3 か月) n=689

1) 訪問看護指示書の交付にHPKI(保健医療福祉分野の公開鍵基盤)使用の電子的送 受は666 件(62%)で行われてなかった。 2)訪問看護計画書・訪問看護報告書の提供にHPKI(保健医療福祉分野の公開鍵基盤) 使用の電子的送受は671 件(97%)で行われていなかった。 9 7 666 7 0 100 200 300 400 500 600 700 行なわれている 準備中 行なわれていない 無回答 3 4 671 11 0 100 200 300 400 500 600 700 800 行なわれている 準備中 行なわれていない 無回答

(13)

12 3)レセ請求の電子化導入可能な時期は、「2019 年度内」が 146 件(21%)、「2020 年度 内」が129 件(19%)、「2021 年度内」54 件(8%)であった。 2019年度内 21% 2020年度内 19% 2021年度内 8% 2022年度内 18% 既に導入 している 1% 検討中 0% 導入不可 0% 不明・未定 13% 無回答 20%

(14)

13

6.呼吸リハビリテーションについて(直近 3 か月間) n=689

呼吸療法士の認定修了書を保有している看護師が「いる」と回答したのは63 人であり、 延べ人数は84 人であった。また、理学療法士が「いる」と回答したのは 112 人であり、 延べ人数は138 人であった。一事業所あたりにおける、呼吸療法が必要とされる利用者 人数は平均4.8 人であり、呼吸リハビリテーションに要した平均滞在時間は 31.1 分であ った。

7.特定行為看護師研修制度の修了者について n=689

1)特定行為看護師研修制度の修了者が「いる」と回答したのは 21 人であり、延べ人数 は 41 人であった。特定行為の分野は「精神及び神経症状に関わる薬剤投与関連」2 件、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」1 件、「創傷管理関連」1 件であった。 (他不明) 2)報酬上の評価に関する要望としては、「特定行為を行なった場合の加算」の他、「医 師の理解」があげられた。

(15)

14

8.精神科訪問看護とそれ以外の訪問看護における主治医について n=689

精神科訪問看護とそれ以外の訪問看護(例えば褥瘡、がん末期など)において主治医は、 1 利用者に1人と規定されていることで困ったことについて(直近3か月)。 1) 精神科訪問看護利用者(医療保険)に介護保険の訪問看護を依頼されたこが 「ある」のは109 件(16.9%)であった。 2)解決策として考えられること(自由記載)を以下に示す。 他科の医師対応を可能とする(13 件)、医師間の連携(7)、PT・ST の算定(5) 情報提供に追記(4)、医療保険適応(3)、介護保険適応(2)、セカンドオピニオン (2)、優先を明示(2)、自己負担額の統一(2)、ケアマネの理解不足(2) 精神に特化しずぎない、特別指示に褥瘡も算定、関係機関の線引きが曖昧、医療券 交付、精神の指示を優先する ある, 16.9% ない, 83.1% 無回答, 6.7% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

(16)

15

9.24時間対応体制加算について(直近 3 か月) n=689

1)算定の届出をしているのは624 件(90.6%)であり、一事業所における平均算定 対象者数は46.1 人であった。 2) 届出をしていない場合の理由(複数回答)は、「人員体制が小規模でオンコール体 制ができない」が39 件で最も多く、次いで「訪問看護ステーションのスタッフが近 隣にいなくて緊急呼び出しに応じられない」15 件であった。 ※その他:会社の方針(3 件)、依存性を考慮して(2)、子育て世代のスタッフが多いた め対応困難(2)、精神科に特化した訪問看護のため、夜間は身体的な緊急性 の場合は救急要請としている(1) 算定の提出をして いる, 90.6% 算定の届出をして いない, 8.6% 無回答, 0.9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 39 15 14 12 11 16 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 人員体制が小規模でオンコール体制がで きない 訪問看護ステーションのスタッフが近隣 にいなくて緊急呼び出しに応じられない 管理者のみが携帯電話を持つことになっ てしまい中止している 重症度の高い利用者はいない 夜間・早朝・深夜に訪問看護を行う報酬 が低く、スタッフに手当てが出せない その他 n=60

(17)

16

10.安全・防犯対策 n=689

安全・防犯対策(複数回答)として、「複数名の同行訪問」が321 件と最も多く、次いで 「セキュリティサービスの導入」111 件であった。 ※その他の内容:夜間の訪問はタクシーを利用(9 件)、防犯ブザー(7) 訪問前後に連絡(3)、マニュアル作成(3)、男性看護師対応(3)、 訪問車にドライブレコーダーを搭載(2)、研修(2)、リスク時 同行(2)、退出経路の確保、家族同席、伝言ダイアル 321 111 55 4 70 0 50 100 150 200 250 300 350 複数名の同行訪問 セキュリティサービスの導入 GPS付きの携帯を持たせている 夜間の緊急時訪問等は運転手つきで 待機させている その他

(18)

17

11.訪問看護において児童虐待の兆候の発見について n=689

1)児童虐待と思われる兆候を発見したことがありと回答した人は51 件(7.4%)で あり、一事業所当たりの平均人数は1.5 人であった。 2)虐待の兆候(自由記載)としては、ネグレクト(24 件)、暴言(12)、暴力(8) 外傷(5)、るい痩(2)、学校に登校させていない(2)、不衛生な環境(2)、心的 暴力(2)があげられた。 3)虐待と疑われる兆候を発見した場合に外部への通報は(複数回答)、「保健所・保 健センター」が28 件と最も多く、次いで「主治医」24 件であった。 ある 7% ない 82% 無回答 11% 28 24 20 1 18 保健所・保健センター 主治医 児童相談所 警察署 その他 0 5 10 15 20 25 30

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