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日米経済と市場展望

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Academic year: 2021

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(1)経済・産業・実務シリーズ. 経済・産業・実務シリーズ. 日米経済と市場展望 武 者 陵 司 CMA 目 1.はじめに 2.英国のEU離脱 3.日本株一人負けの背景 4.危機が進行する中国. 次 5.景気拡大が続く米国 6.利潤率と利子率の乖離 7.日本株割安の是正. る。それは人類の発展を支え続けた二つの推進力. 1.はじめに. が健在であることを意味し、明るい将来展望を正. 現在マーケットや経済は極めて大きく揺れ動い. 当化するものであるということを念頭に置きなが. ており専門家の意見も分かれているが、歴史的に. ら、少し幅広く4点の論点についてお話をしてい. 底流に流れている基本的な大きなトレンドをつか. きたい。第一に、日本株が一人負けしているとい. むことが一番大事であると考える。トレンドの一. う現在のマーケットをどう考えるかという現実的. つはグローバリゼーションであり、資本主義の規. な問題意識である。第二に、今グローバルな混迷、. 範と制度、市場経済が世界全体を極めて力強く覆. 乱気流の源泉となっている二つの相反する力、. い、国際分業を一段と深化させている。もう一つ. 中国のネガティブな動きと反対に米国で起こって. は情報化革命を軸とする大きな技術革命による生. いるポジティブな動きである。第三に、歴史上経. 産性の劇的な上昇である。この二つは不可逆的な. 験したことのない利潤率と利子率の二極分化、乖. 大きな流れとして力強く世の中を突き動かしてい. 離に対する洞察である。そして最後に、こうした. 武者 陵司(むしゃ りょうじ) ㈱武者リサーチ 代表、ドイツ証券㈱アドバイザー、ドイチェ・アセット・マネジメント ㈱アドバイザー。1973年横浜国立大学経済学部卒業後、大和証券㈱に入社。88年~ 93年 ニューヨーク駐在、㈱大和総研米国でチーフアナリスト、米国のマクロ・ミクロ市場を調 査。97年ドイツ証券㈱調査部長兼チーフストラテジスト、 05年ドイツ証券㈱副会長を経て、 09年㈱武者リサーチを設立。著書に『アメリカ 蘇生する資本主義』 (93年東洋経済新報 社)、『新帝国主義論』(07年同左)、『 「失われた20年」の終わり』 (11年同左) 、 『超金融緩 和の時代』(13年日本実業出版社)等がある。 (本稿は2016年7月4日に日本証券アナリスト協会で開催された講演会の要旨である。 ). 58. 証券アナリストジャーナル 2016. 9.

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