− 1 − 認知的再副司面と感情表出がストレスに及ぼす影響 ートラウマティック・ストレスとデイリー・ストレスの観県から一 人間教育専攻 人間形成コース 大 森 由 貴 キーグ
-F.
・認知的持病伍嘉昭菅表f/j,スメレス はじめに 現代はストレス柾会」と摘間食されるほど, さまざまなことからストレスを感じる。日本は, ストレスを原因とした自殺者やうつ病患者は先 進国の中でもトップに位置している。日本財団 は 2016年に全国約4
万人を対象に自殺意識調 査の結果を発表した。本気で自殺したいと考え たことがあると答えた人は全体の25
.4%にも のぼった。今や,若い世代の人々の精神的健康 において,ストレスとどう向き合うのかが大き な課題となっている。そこで本研究では,大学 生および大学院生を対象にし,様々な先行研 究 (e.g.,Gross& Joh
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2003;榊原・北原, 2016) において,健康・適応的であるとされる感情 制御のうち認知的再評価と感情表出に着目 し,検討することとした。 まず,認知的再音判面はネガティブ感情の低 減に極めて有効な方略であることが示され ている (e.g.,Gold,
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Mcrae, Ramel, & Gross, 2008;出g
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& Co巾%2009)。一方で,感 情表出も数多くの研究で適応的な面が示さ れ て い る (e.g.,Rime, Philippo,
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Boc,
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& M郎qmむし 1992;佐々木・山崎, 2000; S凶加>11,K
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Camero,
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& Danoff -Bu
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2000)。本専問 では,ストレスの強度に着目し,ここ2
,3
日のストレスをデイリー・ストレス,中学・ 高校時代を想起して最も強かったストレス 指導教員 山 崎 勝 之 をトラウマティック・ストレスと分けて検討 することとした。その理由として,強度の強 いトラウマティック・ストレスも強度の弱し1 デイリー・ストレスもどちらも違った面で、不 適応的な面が指摘されており (Chamberlain,&
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1990; Holmes & Masu仇
1974;L
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DeLongis, Folkma
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& Gruen, 1985),認知的再 評価と感情表出の違った効果をみることが できると考えたからである。そこで,この2
つのストレスに対し,認知的再評価と感情表 出がどのような影響を及ぼしているのか検 討することとした。 方法 調査協力者 T県下の大学全 2校で,対象者は大学生およ び大学院生であり, 有効回答数は 362名(男性 130名,女性 232名)であった。 調査材料・手続き 新しい心理的ストレス反応測定尺度, 日本語 版 Emotion Re伊lationQu倒
onnaire,
Gene凶 CopingQ
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tionn必reおよび本研究において作成 したトラウマティック・ストレス尺度を使用し た。各質問紙をT県下の大学全 2校に配布し, 調査者本人が立ち会い,一斉に行われた。 結果 各尺度の内的整合性を検討するために, Cronbachのα係数を算出した結果,それぞれに− 2 − 高しR数値を示した。したがって,これらの尺度 は研究利用に耐え得ることが確認された。次に, 各変数の平均値および標準偏差を男女ごとに算 出し,