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<シンポジウム11>プリオン病の最新トピックスオーバービュー

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49:935

<シンポジウム 11>プリオン病の最新トピックス

オーバービュー

座長

東北大学医学系研究科創生応用医学研究センタープリオン蛋白研究部門 金沢大学大学院医学系研究科脳老化・神経病態学

北本 哲之

山田 正仁

(臨床神経,49:935, 2009) 本シンポジウムでは,北本先生が「プリオン病研究の 50 年」,山田先生が「プリオン病サーベイランスの現状と成果」, 志賀先生が「プリオン病の臨床と遺伝子異常」,堂浦先生が 「プリオン病の治療予防開発」という演題で講演した. 「プリオン病研究の 50 年」では,ニューギニアの地方病で あった kuru が感染性の疾患として証明され,その疾患がプ リオン病と呼ばれるにいたった経緯の研究を紹介した.また CJD が感染する疾患であることが明らかになった時点で神 経内科医が危惧した通り,ヒト(ないし動物)からヒトへのプ リオン感染がおこってきた 50 年の歴史と更に今後おこりう る新しいプリオン感染の危険性が紹介された. 「プリオン病サーベイランスの現状と成果」では,我が国で はじめて本格的な神経疾患のサーベイランスが紹介され,我 が国の医原性プリオン病の硬膜移植例の臨床調査の結果,1 例ではあるが vCJD 症例,欧米各国と比較した遺伝性プリオ ン病の我が国での特徴などが紹介された.また,今後問題とな るであろう,CJD 発病前後の脳外科等の手術による 2 次感染 への危惧が紹介された. 「プリオン病の臨床と遺伝子異常」では,我が国で頻度の高 い codon 180 変異,codon 102 変 異,codon 200 変 異,codon 232 変異の症例が紹介され,注目すべき事に同じ変異である にもかかわらず,ことなった臨床経過をとる症例が存在する ことを紹介した. 「プリオン病の治療法・予防法の開発」では,現在開発中の 新しい薬剤に関して,その治療効果と予防効果が紹介され,さ らにその作用機序に関しての紹介があった. (受付日:2009 年 5 月 22 日)

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