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1 東日本大震災に伴う死者・行方不明者の特徴(速報) 牛山 素行1 横幕 早季1 1.はじめに 2011 年 3 月 11 日に発生した東北地方太平 洋沖地震は,北日本から関東地方にかけての 広い範囲に多大な被害をもたらし,政府によ る正式呼称として東日本大震災と呼ばれる災 害をもたらした.この災害には様々な側面が あるが,2 万人以上にのぼる多大な死者・行 方不明者が生じたことが大きな特徴として挙 げられる.この災害に伴う死者・行方不明者 については,すでに警察庁,総務省消防庁, 国土地理院,総務省統計局などから,基礎的 な数値データが公表されているが,これらを 横断的に集計,図化した資料はまだ十分では ない.総合的な資料としては,内閣府中央防 災会議専門調査会の配付資料(内閣府,2011) などもあるが,ほぼ図表のみであり,データ の取り扱い方については詳述されておらず, 示されているデータについての考察も含まれ ていない. そこで本稿では,公表されている公的機関 による統計データや,新聞報道などを総合し, 既往の災害とも比較しつつ,本災害による死 者・行方不明者の基礎的な特徴を整理するこ とを目的とする.本災害の被害状況は,本稿 執筆(6 月上旬)時点でもまだ流動的であり, 今後公表される資料次第では,本稿で挙げた 特徴が変化する可能性もある.しかし,今後 様々な検討を進めていく上で基礎的情報を整 理しておくことは必要と考えられるので,今 後のさまざまな検討を行うための導入的資料 としてとりまとめるものである. 2.基礎資料 都道府県,市町村別の死者・行方不明者数 については,2011 年 6 月 2 日公表の消防庁資 料(消防庁,2011)を用いた.死者個別の年齢, 性別,住所については,6 月 6 日現在の警察 庁公表資料(警察庁,2011)を用いた.なお, 警察庁資料では,市町村別の死者・行方不明 者数が得られない.津波の浸水範囲について は,国土地理院が 4 月 18 日に公表した「浸水 範囲概況図」,「浸水範囲の土地利用」(国土地 理院,2011)を用いた.このほか,各県庁,市 町村役場のホームページ公開資料,全国紙及 び地方紙の新聞記事も参照している. 3.結果 3.1 公表された死者・行方不明者数推移 6 月 2 日現在の総務省消防庁資料による全 国の死者は 15186 名,行方不明者 8353 名,計 23539 名である.6 月 6 日現在の警察庁資料に よれば,死者 15373 名,行方不明者 8198 名, 計 23571 名である.消防庁の 6 月 6 日発表資 料はないが,警察庁の 6 月 2 日発表資料では, 死者 15327 名,行方不明者 8343 名,計 23670 となっている.つまり,警察庁と消防庁の発 表値には差異があり,これは発表日の相違に よるものではない.警察庁の値は,各警察署・ 県警からの報告,消防庁の値は市町村・県か らの報告をとりまとめたもので,資料収集者 が異なることがこの差異の理由と思われる. 毎年の自然災害による死者・行方不明者数が, 警察庁資料と消防庁資料の間で異なっている ことは従来から確認されており(牛山,1999), 特に奇異なことではない. 本災害による死者・行方不明者数について, 警察庁は発災以来ほぼ毎日発表しているが, その値は大きく変化している.同庁のホーム ページには過去の発表資料がアーカイブされ ていないので,朝日新聞の記事をもとに毎日 の発表値を図にすると図 1 のようになる.な 1 静岡大学防災総合センター

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2 お,3 月 14 日~17 日は,朝日新聞記事で警察 庁資料が報道されなかったため,「朝日新聞ま とめ」として報じられた値を利用している. 特に,行方不明者数に警察庁資料との乖離が あり,3 月 18 日に見られる行方不明者の減少 は,両資料の差異によるものである. この図に見るように,本災害の死者・行方 不明者として発表された値は,3 月 12 日,13 日には 1000 人台だったが,14 日に 10 倍近い 増加となって 10000 人台となった.24 日頃ま では毎日 1000 人規模で値が増え,24 日に 27000 人を超えてからは 27000~28000 人程度 で大きな変動が見られなくなる.そして,4 月 13 日 19 時時点の資料として 28525 人が発 表され,この値がピークとなってその後は減 少に転ずる.本稿で用いた最新値である 6 月 6 日の 23571 人は,ピーク時の値と比べ約 5000 人少なくなっている.その後も毎日数十人規 模の減少が続いている. 図 1 警察庁発表による東日本大震災の死 者・行方不明者数の推移 図 2 発表された死者・行方不明者数の前日 の値に対する増減(4 月 14 日以降) 死者・行方不明者数は増減しているが,死 者数は一貫して増加し続けている.死者・行 方不明者数が減少しはじめた 4 月 14 日以降に ついて,当日発表された死者・行方不明者数 と前日の値の差をとったのが図 2 である.ほ とんどの日において行方不明者の減少数が, 死者の増加数を上回っていることから,行方 不明者の死亡が確認されたケースより,安否 不明者の所在が確認されたケースが多い事が 示唆される. なお,阪神・淡路大震災では,地震に直接 起因する死者・行方不明者数は 1 週間程度で ほぼ確定しており,今回の災害では行政機関 等の機能への影響が,阪神・淡路大震災とは 桁違いに大きかったことが伺える. なお,近年特に地震災害においては,外力 に直接起因せず,災害に伴う過労や環境悪化 による病死などを,いわゆる「関連死」とし て認定することが一般化している.阪神・淡 路大震災の場合,内閣府(2006)によれば,死 者・行方不明者 6434 人中約 900 人(約 14%)が 関連死とされており,2004 年新潟県中越地震 においては,死者 68 名中 44 名(65%)が関連死 と見なされる(牛山・太田,2009).後の章で も触れるが,現時点で発表されている死者数 に関連死が含まれているかどうかはよくわか らない.今後,関連死に関する確認が進めば, 死者数が大きく増加する可能性はある. 3.2 年代・性別の特徴 1999 年以降の日本の災害では,総務省消防 庁が発表する事例毎の資料に,県別の死者・ 行方不明者数が示され,その別表として個々 の犠牲者の遭難場所(市町村名),年齢,性別 が表記されており,ここから犠牲者の年齢, 性別に関する集計を行うことができた.しか し,東日本大震災においては,消防庁資料に このような情報が収録されていない.一方, 従来の災害では発表されたことがなかったが, 今回の災害では警察庁から「今回の災害でお 亡くなりになり身元が確認された方々の一覧 表について」(警察庁,2011;以下では「一覧 0 5000 10000 15000 20000 25000 30000 03 /1 2 03 /1 5 03 /1 8 03 /2 1 03 /2 4 03 /2 7 03 /3 0 04 /0 2 04 /0 5 04 /0 8 04 /1 1 04 /1 4 04 /1 7 04 /2 0 04 /2 3 04 /2 6 04 /2 9 05 /0 2 05 /0 5 05 /0 8 05 /1 1 05 /1 4 05 /1 7 05 /2 0 05 /2 3 05 /2 6 05 /2 9 06 /0 1 06 /0 4 死者数 死者行方不明者数 ‐800 ‐600 ‐400 ‐200 0 200 400 04/ 14 04/ 17 04/ 20 04/ 23 04/ 26 04/ 29 05/ 02 05/ 05 05/ 08 05/ 11 05/ 14 05/ 17 05/ 20 05/ 23 05/ 26 05/ 29 06/ 01 06/ 04 前日の 発 表 値 と の 差 (人 ) 行方不明者 死者

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3 表」と言う)として,身元が確認された死者の 発見場所(県のみ),氏名,年齢,性別,住所(大 字程度)が公表されている.そこで,6 月 6 日 現在の「一覧表」を用いて,犠牲者の年代, 性別を集計した.「一覧表」には,行方不明者, および身元不明の遺体については含まれてい ない.また,遺族がホームページでの犠牲者 の公表を希望しない場合には掲載していない ケースもある(宮城県警察本部,2011).これ らの結果,6 月 6 日現在で警察庁が発表して いる死者数が 15373 名であるのに対し,「一覧 表」に示された犠牲者数は 12843 名(死者数の 83.5%,死者・行方不明者数の 54.5%)となっ ている.したがって,ここで行う集計は,今 回の犠牲者の半数強程度を対象とした検討結 果であることに注意が必要である. 次の節で詳しく述べるように,今回の犠牲 者のほとんどは岩手,宮城,福島県(以下では 単に3県と言う)に集中している.「一覧表」 を元にした集計では,3県の犠牲者のみを対 象とする. 図 3 東日本大震災及び阪神・淡路大震災に よる犠牲者の年代構成 「一覧表」を元に犠牲者の年代構成を 10 歳毎に集計し,2005 年国勢調査の値を元に3 県の年代構成と比較したのが図 3 である.比 較のため,兵庫県(2005)をもとに,阪神・淡 路大震災時の犠牲者について同様な図を作成 した.東日本大震災の犠牲者は,全人口の年 代構成と比較し 60 代以上の構成比が高く,50 代以下で低くなっている.全犠牲者(年齢不明 を含む)の 63.1%が 60 歳以上,44.7%が 70 歳 以上であり,高齢者への偏在が見られる.阪 神・淡路大震災時にも同様な偏在が見られる が,60 歳以上は 58.3%,70 歳以上が 39.3%で あり,東日本大震災の方がより偏在している. 2004~2010 年の日本の豪雨災害による犠牲 者 387 人を元にした集計(牛山ら,投稿中)で は,60 歳以上 64.7%,70 歳以上 48.6%であり, 東日本大震災とよく似た傾向が見られる.阪 神・淡路大震災では,20 代の犠牲者構成比が やや高くなっていることがよく知られている が,東日本大震災ではそのような傾向は見ら れない. 図 4 東日本大震災による犠牲者の年代・性 別構成 0% 5% 10% 15% 20% 25% 構成 比 % 東日本大震災 3県犠牲者 3県人口 0% 5% 10% 15% 20% 25% 構成 比 % 阪神・淡路大震災 兵庫県犠牲者 兵庫県人口 52.1% 47.9% 0% 25% 50% 75% 100% 10歳未満 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80歳以上 計 犠牲者 女 男 51.6% 48.4% 0% 25% 50% 75% 100% 10歳未満 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80歳以上 計 3県総人口 女 男

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4 犠牲者の性別を年代毎に集計すると図 4 になる.全犠牲者では,男女比が 47.9%:52.1% と な り , 3 県 の 総 人 口 に お け る 男 女 比 48.4%:51.6%と大きな相違は見られない.年代 別では,20 代,30 代,60 代以上で男性の犠 牲者構成比がやや高く,10 代以下では女性の 構成比がやや高いが,いずれも大きな差では ない.犠牲者の性別構成比については,犠牲 者と全人口の間で,それほど目立った違いは なかったようである. 3.3 地域別犠牲者数 消防庁(2011)に収録されている市町村別死 者・行方不明者数の値(計 23539 人)を元に県 別に集計した結果が図 5 である.北海道から 神奈川県までの広い範囲で犠牲者が生じてい る.最も多いのは宮城県(14101 人)で,岩手 県(7388 人),福島県(1980 人)がこれに続き, これら 3 県で全犠牲者の 99.7%を占める. 被害の集中した岩手,宮城,福島 3 県の市 町村別死者・行方不明者分布図が図 6 である 海岸線を持つ市町村への被害集中が明瞭であ る.3県内で海岸線を持つ市町村は 37 存在す るが,岩手県洋野町を除く 36 市町村で犠牲者 が生じた.これら 37 市町村での死者・行方不 明者の合計は 23377 人で,全体の 99.3%とな る.特に,福島県相馬市~岩手県宮古市の間 では,ほとんどの市町村で死者・行方不明者 が 100 名以上となっている.37市町村毎の 死者・行方不明者を棒グラフにすると図 7 に なる.最も被害が多かったのは宮城県石巻市 の 5795 人で,岩手県陸前高田市,釜石市,大 槌町,宮城県気仙沼市,名取市,東松島市, 南三陸町で 1000 人を超える. 図 5 県別死者・行方不明者数 図 6 市町村別死者・行方不明者分布図 図 7 市町村別死者・行方不明者数 宮城県 14101 59.9% 岩手県 7388 31.4% 福島県 1980 8.4% 茨城県 24 0.1% 千葉県 21 0.1% 東京都 7 0.0% 青森県 4 0.0% 栃木県 4 0.0% 神奈川県 4 0.0% 山形県 3 0.0% 北海道 1 0.0% 群馬 県 1 0.0% 埼玉県 1 0.0% その他 70 0.3% 772 469 4 2149 1306 1728 872 7 36 1 38 0 859 5795 22 1486 1030 188 183 1231 268 734 4 72 3 995 1183 354 459 706 3 13 20 58 35 180 114 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 岩手県宮古市 岩手県大船渡市 岩手県久慈市 岩手県陸前高田市 岩手県釜石市 岩手県上閉伊郡大槌町 岩手県下閉伊郡山田町 岩手県下閉伊郡岩泉町 岩手県下閉伊郡田野畑村 岩手県下閉伊郡普代村 岩手県九戸郡野田村 岩手県九戸郡洋野町 宮城県仙台市 宮城県石巻市 宮城県塩竃市 宮城県気仙沼市 宮城県名取市 宮城県多賀城市 宮城県岩沼市 宮城県東松島市 宮城県亘理郡亘理町 宮城県亘理郡山元町 宮城県宮城郡松島町 宮城県宮城郡七ケ浜町 宮城県宮城郡利府町 宮城県牡鹿郡女川町 宮城県本吉郡南三陸町 福島県いわき市 福島県相馬市 福島県南相馬市 福島県双葉郡広野町 福島県双葉郡楢葉町 福島県双葉郡富岡町 福島県双葉郡大熊町 福島県双葉郡双葉町 福島県双葉郡浪江町 福島県相馬郡新地町 死者・行方不明者数(人)

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5 図 8 市町村別死者・行方不明者数の全人口 に対する比 図 9 市町村別死者・行方不明者数の津波浸 水域人口に対する比 図 10 市町村別津波浸水面積と死者・行方 不明者の関係 実数としての死者・行方不明者数は,人口 の多い市町村で大きく出ている可能性もある. そこで,2005 年国勢調査の値を用いて,市町 村内の総人口に対する死者・行方不明者の比 (以下では犠牲者率という)を求めると図 8 と なる.阪神・淡路大震災時の神戸市では関連 死含む死者が4573 名であり(兵庫県,2005; 行方不明者はいない),1990 年国勢調査によ る神戸市の人口が1477410 名なので,犠牲者 率は0.31%だった.東日本大震災では,沿岸 37 市町村中 24 市町村で犠牲者率が 0.31%を 超えており,最も値の大きい岩手県大槌町で は 10.46%に達した.近年の豪雨災害を例に 取ると,筆者が整理している2004~2010 年 の豪雨災害において,1 市町村当たりで最も 死者・行方不明者が多かった事例は,2009 年8 月 9 日の兵庫県佐用町での 20 名だが, 2005 年国勢調査による佐用町の人口 21012 人に対する犠牲者率は0.10%である.近年の 日本の自然災害による犠牲者の発生率とは桁 違いに大きな被害が生じたことになる. 3.4 津波浸水域と被害の関係 沿岸部に被害が集中していることから,犠 牲者の多くは津波による犠牲者であることが 考えられる.市町村別の津波浸水面積(国土地 理院,2011)と,死者・行方不明者の関係を 1.21% 1.08% 0.01% 8.70% 3.04% 10.46% 4.33% 0.06% 0.85% 0.03% 0.76% 0.00% 0.09% 3.46% 0.04% 1.90% 1.50% 0.30% 0.42% 2.85% 0.76% 4.14% 0.02% 0.34% 0.01% 9.28% 6.34% 0.10% 1.19% 0.97% 0.05% 0.16% 0.13% 0.53% 0.49% 0.83% 1.33% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 岩手県宮古市 岩手県大船渡市 岩手県久慈市 岩手県陸前高田市 岩手県釜石市 岩手県上閉伊郡大槌町 岩手県下閉伊郡山田町 岩手県下閉伊郡岩泉町 岩手県下閉伊郡田野畑村 岩手県下閉伊郡普代村 岩手県九戸郡野田村 岩手県九戸郡洋野町 宮城県仙台市 宮城県石巻市 宮城県塩竃市 宮城県気仙沼市 宮城県名取市 宮城県多賀城市 宮城県岩沼市 宮城県東松島市 宮城県亘理郡亘理町 宮城県亘理郡山元町 宮城県宮城郡松島町 宮城県宮城郡七ケ浜町 宮城県宮城郡利府町 宮城県牡鹿郡女川町 宮城県本吉郡南三陸町 福島県いわき市 福島県相馬市 福島県南相馬市 福島県双葉郡広野町 福島県双葉郡楢葉町 福島県双葉郡富岡町 福島県双葉郡大熊町 福島県双葉郡双葉町 福島県双葉郡浪江町 福島県相馬郡新地町 死者・行方不明者数/総人口 (%) 4.20% 2.46% 0.06% 12.91% 9.92% 14.50% 7.64% 0.62% 2.28% 0.09% 1.20% 0.00% 2.87% 5.16% 0.12% 3.68% 8.47% 1.10% 2.27% 3.62% 1.90% 8.16% 0.10% 0.79% 0.55% 12.36% 8.22% 1.09% 4.40% 5.28% 0.22% 0.74% 1.43% 5.15% 2.74% 5.36% 2.44% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 岩手県宮古市 岩手県大船渡市 岩手県久慈市 岩手県陸前高田市 岩手県釜石市 岩手県上閉伊郡大槌町 岩手県下閉伊郡山田町 岩手県下閉伊郡岩泉町 岩手県下閉伊郡田野畑村 岩手県下閉伊郡普代村 岩手県九戸郡野田村 岩手県九戸郡洋野町 宮城県仙台市 宮城県石巻市 宮城県塩竃市 宮城県気仙沼市 宮城県名取市 宮城県多賀城市 宮城県岩沼市 宮城県東松島市 宮城県亘理郡亘理町 宮城県亘理郡山元町 宮城県宮城郡松島町 宮城県宮城郡七ケ浜町 宮城県宮城郡利府町 宮城県牡鹿郡女川町 宮城県本吉郡南三陸町 福島県いわき市 福島県相馬市 福島県南相馬市 福島県双葉郡広野町 福島県双葉郡楢葉町 福島県双葉郡富岡町 福島県双葉郡大熊町 福島県双葉郡双葉町 福島県双葉郡浪江町 福島県相馬郡新地町 死者・行方不明者数/浸水域人口 (%) 0 20 40 60 80 0 2000 4000 6000 津 波 浸水面 積 km 2 死者・行方不明者数

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6 散布図にすると図 10 となり,相関係数は 0.662 でかなりの相関が見られる.大まかな 傾向としては,外力としての津波の規模が大 きかった地域で,大きな被害が生じたと考え てよさそうである. 津波と犠牲者の関係をもう少し詳しく検討 するために,津波浸水域内に限定した人口に 対する死者・行方不明者の比を計算した(図 9).ここで津波浸水域内の人口としては,総 務省統計局(2011)が,国土地理院の公表した 津波浸水範囲と,2010 年国勢調査の人口を用 いて集計,公表した値を利用した.津波浸水 域人口に対する比でも,最も高い値は岩手県 大槌町で,14.50%だった.以下,岩手県陸前 高田市,宮城県女川町で 10%を超えている. 被災地人口の 1 割前後が犠牲になることは, 近年の日本の自然災害としては極端に大きな 被害であることは間違いない.しかし,今回 の津波到達範囲では家屋等の構造物が完全に 倒壊,流失しているケースが多い.これだけ 激甚な外力が加わったにもかかわらず,犠牲 者は津波の影響を受けた範囲にいたと思われ る人の1割前後だったと見ることもできる. つまり,大半の人は何らかの形で津波から逃 れ,生き残った可能性が高い.犠牲者の発生 状況については,今後様々な角度からの検証 が必要だが,少なくとも「津波到達範囲にい た大半の人が逃げ遅れて遭難した」という状 況ではなかったと推定される. また,津波が到達してもほとんど犠牲者が 生じなかった市町村が存在する一方で,到達 範囲内の1割以上が遭難した市町村が存在す るなど,地域によって影響の現れ方がだいぶ 異なることも注目される.様々な要因が影響 していることが考えられ,今後の課題である. なお,これは人口統計値を元にした集計な ので,津波到達時に本当にその範囲にいた人 の数とは乖離があると考えられるが,特に被 害の大きかった市町村は中心市街地が壊滅し たケースが多く,むしろ被災時(昼間)の人口 は国勢調査の人口より多かった可能性もある. 今後何らかの補正,推定は行う必要がある. 3.5 過去の災害との比較 理科年表をもとに明治以降のわが国で発生 した死者・行方不明者数の大きな自然災害を 上位5 位まで挙げると表 1 となる.東日本大 震災の死者・行方不明者数はまだ変動しつつ あるが,明治三陸地震津波を超え,関東大震 災に次ぐ規模となる可能性が高い.関東大震 災,明治三陸津波ともに今から100 年程度前 の事象であり,現在とは各種社会インフラの 整備状況が比較にならない時代である.この ような災害に匹敵する規模の被害が生じたこ とになる. 表 1 明治以降の主な日本の自然災害 明治三陸地震津波は,東日本大震災と同様 に三陸地方を襲った津波災害である.そこで, このときの人的被害と今回の被害の比較を試 みた.明治三陸地震津波の際の人的被害につ いては,山下(2008)に収録の表を用いた.同 表では,明治三陸津波の際の町村ごとの被害 が表記されているので,これを現行の行政区 単位に集計し直した.明治三陸津波による被 害は,宮城県北部から岩手県の沿岸で主とし て生じており,宮城県南部や福島県では人的 被害はほぼ生じていない.明治三陸津波と東 日本大震災による犠牲者を現市町村毎に集計, 比較したのが図 11 である.なお,明治三陸 津波による被害は単に「死者」と表記されて おり,行方不明者が確認,収録されているの かどうか不明である.図 11 に見るように, 明治三陸津波による大きな被害を受けた範囲 では,石巻市,女川町,陸前高田市,大槌町 では東日本大震災による犠牲者の方が多いが, 他の市町村では明治三陸津波による被害の方 災害名 発生日 死者・ 行方不明者 関東大震災 1923/9/1 約 105,000 明治三陸地震津波 1896/6/15 21,959 濃尾地震 1891/10/28 7,273 阪神淡路大震災 1995/1/17 6,437 伊勢湾台風 1959/9/26-27 5,098 東日本大震災 2011/3/11 23,571 東日本大震災は6/6 現在警察庁資料,他は理科年表.

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7 が大きい. 図 11 明治三陸津波と東日本大震災による 市町村別犠牲者 図 12 明治三陸津波と東日本大震災による 市町村別犠牲者の人口に対する比 明治三陸津波の当時と現在では,人口その ものも大きく異なるので,犠牲者の実数だけ で単純な比較はできない.そこで,被害を受 けた地域の人口に対する犠牲者率について検 討した.山下(2008)には「被害前人口」が収 録されているので,これを分母として犠牲者 率を求めた.山下(2008)に収録されているデ ータは,明治三陸津波当時の沿岸町村のみで ある.したがって,これらを現行の行政区の 範囲毎に合算しても,現市町村の範囲よりは かなり狭くなる.そこで,比較対象は,3. 4で求めた浸水域人口に対する犠牲者率を用 いた. 結果を図 12 に示す.犠牲者率で見ても, 石巻市,女川町,大槌町では東日本大震災に 伴う値の方が高くなっているが,他の市町村 では明治三陸津波の際の犠牲者率の方が高い. 注目されるのは,犠牲者率が非常に高い市町 村が目立つことで,11 市町村では東日本大震 災 時 の 最 も 高 い 犠 牲 者 率 で あ る 大 槌 町 の 14.5%を超えている.東日本大震災について は,浸水域内の人口のみを分母としているこ とから,単純に考えれば町村全体の人口を分 母とした明治三陸津波より犠牲者率は高く出 やすいはずであるが,それでも多くの市町村 では明治三陸津波の方が犠牲者率が高くなっ た.東日本大震災のほうが,明治三陸津波に 比べれば犠牲者が発生しにくい傾向があった と読み取れる.その背景については明確に示 せないが,様々な意味での防災対策の効果が あった可能性もある. 3.6 3 県以外の犠牲者の分類 (1)原因別犠牲者数 既に述べたように,東日本大震災に伴う死 者・行方不明者は,その多くが津波に起因す るものである可能性が高い.しかし,死者・ 行方不明者の発生原因に関する数値的なデー タは6 月上旬時点では公開されていない.内 閣府(2011)には,東日本大震災の犠牲者の死 因として,溺死92.4%,圧死・損壊死・その 他4.4%,焼死 1.1%,不詳 2.0%とあるが,出 典は「警察庁資料より内閣府作成」とあり, 実数のデータはわからない. 筆者は,地震災害や豪雨災害による犠牲者 について,新聞報道や現地調査を元にデータ ベース化し,原因や発生状況についての解析 を行ってきた(牛山・太田,2009;牛山・高 柳,2010 など).しかし,このような手法で 0 2000 4000 6000 8000 石巻市 女川町 南三陸町 気仙沼市 陸前高田市 大船渡市 釜石市 大槌町 山田町 宮古市 岩泉町 田野畑村 普代村 久慈市 野田村 洋野町 死者・行方不明者数 (人) 明治三陸津波 東日本大震災 0% 20% 40% 60% 石巻市 女川町 南三陸町 気仙沼市 陸前高田市 大船渡市 釜石市 大槌町 山田町 宮古市 岩泉町 田野畑村 普代村 久慈市 野田村 洋野町 死者・行方不明者/人口 明治三陸津波 東日本大震災

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8 は今回の震災による犠牲者に関する集計を行 うことができない.試みに,3.2で用いた 「一覧表」の死者のうち約300 名について氏 名を検索語として報道記事を検索したところ, 個別的な遭難状況などが記事になっていたケ ースは数人程度しか確認できなかった.ただ し,岩手,宮城,福島の3県以外の死者・行 方不明者については,報道記事を元にした調 査でおおむね個別の遭難状況が確認できたの で,以下に挙げる. 総務省消防庁(2011)によれば,東日本大震 災に伴う,岩手・宮城・福島以外の各県にお ける死者は66 名,行方不明者 4 名,計 70 名 である.これだけでも,日本の地震による直 接的犠牲者数としては 1995 年阪神・淡路大 震災以降最大である.なおこの70 名には,3 月11 日 17 時 20 分頃の余震,4 月 7 日の余 震,4 月 11 日の余震に伴う死者がそれぞれ 1 名ずつ,計3 名が含まれている.以下ではこ の70 名について集計を行う. 原因別の分類法は,牛山・太田(2009)で用 いた定義に若干加筆を行った表 2 を用いた. 原因別では津波によるものが最も多く 26 名 (37%)となっている.これはすべて茨城及び 千葉県での犠牲者である.津波の次に多いの は倒壊(15 名)となった.ただし,表 2 にみる ように,ここでいう倒壊はかなり広い内容が 含まれている.阪神・淡路大震災で多く見ら れた,住家が倒壊し,その下敷きとなって死 亡したケースは1 例も確認できなかった.内 訳は,天井の落下によるものが5 人,橋梁や 立体駐車場の落下によるものが3 人,外壁や 瓦の落下が3 人,納屋などの非住家建造物の 倒壊によるものが2 人,家具や図書の落下が 2 人などである.2008 年岩手・宮城内陸地震 で顕在化した,地震に伴う土砂災害に起因す る犠牲者は3 名で,それほど多くない.ただ し,この集計には含まれないが,福島県白河 市では 12 名が地震起因の斜面崩壊で死亡し ている.また,土砂災害に近い現象として, 福島県須賀川市でも農業用貯水池の崩壊によ って洪水が発生し 10 名が死亡している.4 月 11 日の余震では,斜面崩壊によって福島 県いわき市で3 名が死亡している.これらを 合算すると東日本大震災に伴う土砂災害によ る犠牲者数は少なくとも 28 名に上る.地震 起因土砂災害の犠牲者の多かった事例である 2008 年岩手・宮城内陸地震時の 23 名を明ら かに上回っており,けっして少ない数ではな い. 表 2 遭難原因の定義 図 13 原因別死者・行方不明者数(3県以外) 分 類 名 定 義 注 記 ・ 具 体 例 火 災 地震によって発生した火災 に巻き込まれ,焼死した 者. シ ョ ッ ク 死 地震そのものによる外傷は 受けなかったが,地震に遭 遇した事によるショックで 急性心筋梗塞などを起こ し,地震発生とほぼ同時に 死亡した者. 消防庁資料に「地震の ショックで」と明記されて いる者. 倒 壊 地震によって生じた構造物 の倒壊や部材の落下,家具 の転倒などに巻き込まれ, 死亡した者. 地震そのものによって倒壊 した家屋の下敷きになっ た. 地震によって転倒した家具 などの下敷きになった. 地震によって落下した天井 や物体に当たった 地震によって落下した橋や 構造物に巻き込まれた. 土 砂 地震によって生じた崖崩 れ,土石流,地すべりな ど,あるいはそれらに破壊 された構造物によって生き 埋めとなり死亡した者 土砂によって倒壊した家屋 の下敷きになった. 土石流・がけ崩れ・地すべ りに伴う土砂に巻き込まれ た. 道路が損壊し,乗っていた 車が転落した. 遺体未発見だが,土砂災害 の生じた渓流内にいた可能 性が高い者. 津 波 津波に関連する犠牲者. 落 下 地震の揺れにより高所から 落下して死亡した者 そ の 他 他の分類に含むことが困難 な者.「詳細不明」の犠牲 者も含む. 遭難場所不明で遺体も発見 されないなど,情報が極め て乏しい犠牲者. 地震によって転倒するなど (落下物体に当たった者以 外) 関 連 死 地震そのものによる外傷は 受けなかったが,地震発生 後に,避難生活によるスト レス等から健康を害し,死 亡した者. 避難途中の死亡を含む. 「ショックで」とされてい るケースでも,数日後に認 定されていたり,詳細が不 明な場合は「関連死」に分 類する. 倒壊 15 21% 土砂 3 4% 火災 0 0% 津波 26 37% 落下 6 9% 他 13 19% 関連死 2 3% 不明 5 7%

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9 (2)被災場所別犠牲者数 3県以外の犠牲者 70 名を,遭難場所で分 類し,牛山・太田(2009)で示した 2008 年岩 手・宮城内陸地震と,2004 年新潟県中越地震 の犠牲者と比較した図が図 14 である.不明 が2 割ほど存在するが,自宅付近での遭難者 が半数に及んでいない事が注目される.平日 昼間の発災であったことを反映しているのか も知れない.ただし,自宅住所と遭難場所の 関係について集計すると,居住市町村内での 遭難者が6 割を占めており(図 15),岩手・宮 城内陸地震のように外来者ばかりが遭難した 事例とは様相が異なる. 図 14 被災場所別犠牲者数(3 県以外と過去 2 事例) 図 15 自宅住所別犠牲者数(3 県以外と過去 2 事例) (3)津波避難行動 津波による犠牲者 26 名について,避難行 動の状況を整理したのが図 16 である.半数 が不明だが,判明した犠牲者 13 名のうち, 10 名は何らかの避難行動をとっていた.ただ し,一旦安全な場所に避難した後に低い場所 に戻り,遭難している犠牲者が10 名中 5 名 に上っている.極めて断片的なデータにもと づく結果ではあるが,一つの示唆は与えてい るように思われる. 図 16 津波犠牲者の避難行動(3 県以外) 4.おわりに 6 月上旬現在で公表されている資料を元に, 東日本大震災に伴う死者・行方不明者の特徴 について概観した.主な結果を整理すると以 下の通りである. ・ 6 月 6 日現在の警察庁資料によれば,死者 15373 名,行方不明者 8198 名,計 23571 名.発表された値は,4 月中旬がピークで, 最大値より 5000 名以上減少し,6 月上旬 現在 1 日数十人規模で減少している. ・ 身元判明死者の一覧表を元に年代構成を 集計すると,全人口と比較し60 代以上の 構成比が高く,50 代以下で低い.全犠牲 者の63.1%が 60 歳以上で高齢者に偏在し ている.阪神・淡路大震災時の同 58.3% よりやや高く,2004~2010 年の日本の豪 雨災害による犠牲者の同 65%に近い,阪 神・淡路大震災時に見られた20 代の構成 比がやや高い現象は確認できない. ・ 岩手,宮城,福島の 3 県の犠牲者が,全 犠牲者の 99.7%を占める.また,この 3 県の沿岸 37 市町村の犠牲者が全犠牲者 の 99.3%を占め,犠牲者のほとんどが津 波に起因していることが示唆される. ・ 阪神・淡路大震災時の神戸市では人口に 対する犠牲者の比が 0.31%だったが,東 日本大震災では,沿岸37 市町村中 24 市 町村で 0.31%を超え,最大は岩手県大槌 自宅付近 26 3 18 外出先付近 30 20 6 不明 14 0 0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 東日本大震災 岩手宮城 中越 居住市町村内 44 9 18 居住市町村外 20 14 6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 東日本大震災 岩手宮城 中越 避難行動 あり 5 避難後危 険域へ戻 る 5 避難行 動無し 3 不明 13

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10 町の10.46%だった. ・ 津波浸水域の人口に対する犠牲者数の割 合は,最大が岩手県大槌町の 14.50%で, 岩手県陸前高田市,宮城県女川町で 10% を超えた.これは近年の日本の災害と比 較して非常に高い比率だが,浸水域に居 住していた人の少なくとも 8 割程度は何 らかの形で難を逃れ,生き残ったとも読 み取れる.明治三陸津波時には,町村の 人口に対する犠牲者の割合 2~5 割に達 しているケースも少なくなかったことを 考えると,これまでの各種防災対策に何 らかの効果があった可能性が示唆され, 今後さらに検証が必要である. ・ 岩手,宮城,福島以外での死者・行方不 明者は70 名で,原因別では 4 割が津波, 2 割が倒壊だった.ただし住家の倒壊に よる犠牲者は確認できない.遭難場所は 自宅付近以外が 6 割だが,いわゆる外来 者が被害の多くを占めるような状況では なかった. ・ 岩手,宮城,福島以外での津波犠牲者の うちわけでは,何らかの避難行動をとっ ているものが多かったが,避難後に危険 地域に戻って遭難したケースも見られた. 謝辞 本研究の実施に当たっては,静岡大学防災 総合センターの高柳夕芳学術研究員からの協 力をいただいた.本研究の一部は,環境省環 境研究総合推進費(S-8),平成 22 年度科学技 術振興調整費「災害科学的基礎を持った防災 実務者の養成」,および平成 21 年度科学研究 費補助金「接続可能な地域防災教育システム の構築に関する理論的検証と実践的レシピの 提案」(研究代表者 矢守克也)の研究助成に よるものである. 参考文献 秦康範:阪神・淡路大震災(兵庫県警)と東 北関東大震災(警察庁)の死者・行方不明 者数の推移,http://twitpic.com/4cc7w8,2 011(2011 年 3 月 23 日参照). 兵庫県:阪神・淡路大震災の死者にかかる調 査について(平成17 年 12 月 22 日記者発 表),http://web.pref.hyogo.jp/pa20/pa20_ 000000016.html,2005(2011 年 6 月 14 日 参照). 警察庁:今回の災害でお亡くなりになり身元 が確認された方々の一覧表について,http: //www.npa.go.jp/archive/keibi/biki/mimot o/identity.htm,2011 年 6 月 7 日参照. 国土地理院:平成23 年(2011 年)東日本大 震災に関する情報提供,http://www.gsi.go. jp/BOUSAI/h23_tohoku.html,2011 年 5 月17 日参照. 宮城県警察本部:身元が確認された犠牲者の 方々,http://www.police.pref.miyagi.jp/hp/ jishin/itai/kakunin/itai_kakunin.html,2 011 年 6 月 14 日参照. 内閣府:阪神・淡路大震災教訓情報資料集, http://www.bousai.go.jp/1info/kyoukun/ha nshin_awaji/data/detail/1-1-2.html,2006 (2011 年 6 月 14 日参照). 内閣府: 東北地方太平洋沖地震を教訓とした 地震・津波対策に関する専門調査会(第1 回)配付資料,http://www.bousai.go.jp/jis hin/chubou/higashinihon/1/index.html,2 011 年 6 月 1 日参照. 総務省統計局:浸水範囲概況にかかる人口・ 世帯数(平成22 年国勢調査人口速報集計に よる),http://www.stat.go.jp/info/shinsai/ zuhyou/sinsui.xls,2011 年 6 月 14 日参照. 総務省消防庁:平成23 年(2011 年)東北地方 太平洋沖地震(東日本大震災)について(第 126 報 ) , http://www.fdma.go.jp/bn/higaihou/pdf/jis hin/126.pdf,2011 年 6 月 6 日参照. 牛 山 素 行: 日 本 の 各 種 災 害 統 計 ( 概 要 ), 地 形,Vol.20,pp.419-425,1999. 牛山素行・太田好乃:平成20 年(2008 年)岩 手・宮城内陸地震による死者・行方不明者 の 特 徴 , 自 然 災 害 科 学 ,Vol.28, No.1, pp.59-66,2009. 牛山素行・高柳夕芳:2004~2009 年の豪雨災

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11 害による死者・行方不明者の特徴,自然災 害科学,Vol.29,No.3,pp.355-364,2010. 牛山素行・高柳夕芳・横幕早季:近年の豪雨 災害による犠牲者の年齢構成について,自 然災害科学,(投稿中). 山下文男:津波と防災 -三陸津波始末-, 古今書院,2008.

参照

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