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釧路火力発電所 環境影響評価準備書

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Academic year: 2021

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(1)

第 4 章

環 境 影 響 評 価 の 項 目 並 び に 調 査 、

予測及び評価の手法とその選定理由

(2)

環境影響評価の項目は、「環境影響評価に関する技術的方法等の一般的指針」(平成 11 年 1 月 25 日北海道告示第 127 号)(以下「指針」という。)に基づいて、本事業の主な事 業特性及び地域特性を踏まえ、環境影響要因とその環境要素を検討して選定した。 1.主な事業特性 (1) 工事の施工中に関する内容 ・対象事業実施区域は、工業地域等にある既造成地である。 ・主要な工事としては、土木建築工事、ボイラ・蒸気タービン・発電機等の機械装 置据付工事等であり、これらの工事に伴い重機の稼働がある。 ・工事用資材等の搬出入として、ボイラ、蒸気タービン、発電機、変圧器、鉄骨類 等の大型重量物、一般工事用資材、小型機器等の搬入、廃棄物等の搬出及び工事 関係者の通勤がある。 ・工事に伴って発生する排水は、仮設排水処理装置により適切に処理した後、対象事 業実施区域に隣接する排水口を通じて釧路市公共下水道に排出する計画である。 ・工事に伴って産業廃棄物が発生する。 ・工事に伴って発生する掘削土は、対象事業実施区域で埋戻し、整地及び盛土とし て利用する計画であり、敷地外に搬出する残土の発生はない。 ・必要な緑地を確保するとともに適切な緑化を行う。 (2) 工事の完了後(発電所の運転開始後)に関する内容 ・施設の存在として、建設された発電設備を有し、新たな地形改変は行わない。 ・燃料の種類は石炭及びバイオマス(木質ペレット、PKS)であり、石炭は釧路コー ルマイン株式会社から陸上輸送、バイオマス(木質ペレット、PKS)は海外から 釧路港までは海上輸送し、その後陸上輸送により受け入れる。 ・発電所の運転に伴い、ばい煙の発生がある。 ・燃料の輸送に際しては、荷台へのシート展張、屋内での荷降ろし及び密閉式の燃 料貯蔵設備とし、粉じん等の拡散を防止する計画である。 ・復水器の冷却方式は強制通風吸引方式を採用することから、海域等からの冷却水 の取水や海域等への温排水の放水はないが、水蒸気白煙の発生がある。 ・発電所の運転に伴い、無触媒脱硝法による窒素酸化物低減のため、尿素をボイラ 内に注入するが、設備の適正な維持管理を行うことにより、臭気の漏えいを防止

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・機械等の稼働として、ボイラ、蒸気タービン、発電機、主変圧器、冷却塔、空気 圧縮機等の運転がある。 ・資材等の搬出入は、発電用燃料である石炭及びバイオマス(木質ペレット、PKS)、 発電所の補修用資材、薬品等の搬入、焼却灰の搬出及び従業員の通勤等がある。 ・施設の稼働に伴い、二酸化炭素が発生する。 ・発電設備から産業廃棄物が発生する。 2.主な地域特性 (1) 大気環境 ・9km 圏及びその周辺の測定局における二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物 質は、全ての一般局で環境基準に適合している。 ・対象事業実施区域(発電所用地)は、「都市計画法」(昭和 43 年法律第 100 号) に基づき、工業地域に指定されている。 ・対象事業実施区域周辺には住宅地等が分布している。 (2) 動植物、植生及び生態系 ・対象事業実施区域を含む釧路市には、既存資料により植物の重要な種の生育及び 動物の重要な種の生息が確認されている。 ・対象事業実施区域は、標高 30~40m の釧路段丘(春採段丘)に立地する既造成地 であり、一部は工業用地として利用されているが、その他は未利用地となってお り、この未利用地は造成による人工的な基盤に路傍・空地雑草群落、牧草地等が 分布しているが、森林、湿地及び河川の分布はない。 (3) 景観、身近な自然 ・対象事業実施区域周辺には主要な眺望点が存在し、主要な交通ルート周辺には身 近な自然(野外レクリエーション地を含む)がある。 (4) その他の環境

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環境要素の区分 選定理由等 の 運搬 の 稼 働 よる 影響 の 存 在 の 存 在 の運搬 稼働 の発生 1.人の健康の保 護及び生活環 境の保全に係 る要素 1.大気汚染 硫黄酸化物 ○ 発電燃料には石炭を使用することから、評価項目として選定する。 窒素酸化物 ○ ○ ○ ○ 工事用資材等及び発電燃料等の運搬については、計画している主要な交通ルート沿いに民家等が存在すること、対象事業実施区 域周辺に民家等が存在し、工事中の重機の稼働及び施設の稼働に伴い窒素酸化物が発生することから、評価項目として選定する。 浮遊粒子状物質 ○ 発電燃料に石炭及びバイオマス(木質ペレット、PKS)を使用することから、評価項目として選定する。 石炭粉じん 発電燃料の石炭は釧路コールマイン株式会社から陸上輸送して使用するが、輸送に際しては荷台へのシートの展張、屋内での荷 降ろし及び密閉式の燃料貯蔵設備とし、周辺への影響が小さいと考えられることから、評価項目として選定しない。 粉じん等 ◎ ○ ◎ 工事用資材等及び発電燃料等の運搬については、計画している主要な交通ルート沿いに民家等が存在すること、対象事業実施区 域周辺に民家等が存在し、工事中の重機の稼働に伴い粉じんの発生が考えられることから、評価項目として選定する。 冷却塔白煙 ○ 対象事業実施区域周辺に道路及び民家が存在し、施設の稼働により白煙が発生することから、評価項目として選定する。 2.水質汚濁 水の汚れ・濁り 施工箇所からの建設工事排水は、仮設排水処理装置により適切に処理した後、対象事業実施区域に隣接する排水口を通じて釧路 市公共下水道へ排水する計画であることから、評価項目として選定しない。また、プラント排水は原則として水供給会社へ供給 し、温水や選炭水として有効利用されること、生活排水は釧路市公共下水道へ排水する計画であることから、評価項目として選 定しない。 3.騒音及び 超低周波音 環境騒音 ○ ○ 対象事業実施区域周辺に民家が存在することから、評価項目として選定する。 道路交通騒音 ○ ○ 工事用資材等及び発電燃料等の運搬については、計画している主要な交通ルート沿いに民家が存在することから、評価項目とし て選定する。 超低周波音 ○ 対象事業実施区域周辺に民家が存在することから、評価項目として選定する。 4.振動 環境振動 ○ ◎ 対象事業実施区域周辺に民家が存在することから、評価項目として選定する。 道路交通振動 ○ ○ 工事用資材等及び発電燃料等の運搬については、計画している主要な交通ルート沿いに民家が存在することから、評価項目とし て選定する。 5.悪臭 悪臭 工事中において、悪臭の原因となる物質は使用しないこと、工事完了後においては、無触媒接触法による窒素酸化物低減のため、 尿素をボイラ内に注入するが、設備の適正な管理を行うことにより臭気の漏えいを防止する計画であることから、評価項目とし て選定しない。 6.土壌汚染 土壌汚染 工事中及び工事完了後において、土壌汚染の原因となる物質は使用しないことから、評価項目として選定しない。 7.地盤沈下 地盤沈下 工事中及び工事完了後において、地盤沈下の原因となる地下水の汲み上げは行わないことから、評価項目として選定しない。 8.日照障害 日照障害 施設の存在による影響が及ぶ範囲に民家が存在しないことから、評価項目として選定しない。 9.電波障害 電波障害 著しい電波障害を引き起こす恐れのある施設の存在、大型仮設工作物及び建設機械の稼働はないことから、評価項目として選定 しない。 2.生物の多様性 の確保及び多 様な自然環境 の保全に係る 要素 1.地形・地質 地形、表層地質及び土壌 対象事業実施区域には、重要な地形及び地質が存在しないことから、評価項目として選定しない。 2.植物 植生、種子植物及びシダ植物 ○ ○ ○ 既存資料等により、対象事業実施区域には重要な種の生育の可能性が考えられることから、評価項目として選定する。 3.動物 哺乳類、鳥類、両生・は虫類、昆虫類 ○ ○ ○ 既存資料等により、対象事業実施区域には重要な種の生息の可能性が考えられることから、評価項目として選定する。 4.生態系 生態系 対象事業実施区域は既造成地であり、工事による樹木の伐採はなく、造成により改変を受ける草地等も人工的な基盤に分布して おり、現在成立している生態系に及ぼす影響がほとんどないと考えられることから、評価項目として選定しない。 3.身近な自然と の触れ合いに 係る要素 1.景観 自然景観、都市景観 ○ ◎ 対象事業実施区域周辺には、主要な眺望点が存在することから、評価項目として選定する。 2.身近な自然 身近な自然 (野外レクリエーション地を含む) ○ ○ 工事用資材等及び発電燃料等の運搬については、計画している主要な交通ルート沿いに身近な自然(野外レクリエーション地を 含む)が存在することから、評価項目として選定する。 4.地球環境保全 及び循環型社 1.温室効果ガス 二酸化炭素 ○ 施設の稼働により二酸化炭素が発生することから、評価項目として選定する。 2.廃棄物等 一般廃棄物、産業廃棄物 ○ ○ 工事中及び工事完了後において、一般廃棄物及び産業廃棄物が発生することから、評価項目として選定する。

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第 4-2 表(1) 調査、予測及び評価の手法(大気汚染)

区 分 調査、予測及び評価の手法 選定理由 方法書からの変更点 環境要素 環境影響要因 大気 汚染 硫黄酸 化 物 【工事の完了後】 ・施設の稼働 1 調査する情報 (1)気象の状況 (2)硫黄酸化物の濃度の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 ① 気象概況 気象概況は、「気象庁 HP」の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行った。 ② 高層気象 高層気象(風向・風速)は「釧路支庁管内広域廃棄物処理施設生活環境影響調査書」の情報の収集並びに当該情報の整理及び 解析を行った。 【現地調査】(地上気象観測) 「気象業務法施行規則」(昭和 27 年運輸省令第 101 号)及び「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」(原子力安全委 員会、昭和 57 年)等に基づく方法により、地上気象(風向・風速、気温、湿度、日射量及び放射収支量)を観測し、観測結果の 整理及び解析を行った。 (2)硫黄酸化物の濃度の状況 【文献その他の資料調査】 「釧路市環境白書 平成 28 年度版」(釧路市、平成 29 年)等による二酸化硫黄濃度の情報の収集並びに当該情報の整理及び解 析を行った。 【現地調査】 「大気の汚染に係る環境基準について」に定められる方法により、二酸化硫黄濃度を測定し、調査結果の整理及び解析を行った。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に必要な情報が適切に 把握できる手法を選定。 3 調査地域 9km 圏及びその周辺(海域は除く。)とした。 二酸化硫黄の着地濃度が相対的に 高くなると想定する地域を包含す る範囲に設定。 4 調査地点 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 ① 気象概況 対象事業実施区域の最寄りの気象官署である釧路地方気象台とした。 ② 高層気象 対象事業実施区域周辺の釧路市高山とした。 【現地調査】(地上気象観測) 「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す対象事業実施区域内の地上気象観測地点 1 地点とした。 気象概況の把握に適切な地点。 調査地域における高層気象の現況 把握、予測及び評価の実施に適切 な地点。 発生源である対象事業実施区域 (発電所)に設定。

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環境要素 環境影響要因 大気 汚染 硫黄酸 化 物 【工事の完了後】 ・施設の稼働 5 調査期間等 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 ① 気象概況 入手可能な最新の資料である平成 28 年とした。 ② 高層気象 入手可能な最新の資料である平成 13~14 年とした。 【現地調査】(地上気象観測) 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続観測を行った。 (2)硫黄酸化物の濃度の状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料である至近の 5 年間(平成 23~27 年度)とした。 【現地調査】 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続調査を行った。 左記のとおり。 発電所の運用を勘案し、現況把握、 予測及び評価の実施に適切な期間 に設定。 経年変化を把握するため。 発電所の運用を勘案し、現況把握、 予測及び評価の実施に適切な期間 に設定。 詳細な大気質の状況を把握するた め、四季調査から 1 年間の調査に 変更。 6 予測の基本的な手法 (1)年平均値の予測 「窒素酸化物総量規制マニュアル〔新版〕」(公害研究対策センター、平成 12 年)(以下「NOx マニュアル」という。)等に示さ れる方法により、年平均値濃度の数値計算を行った。 (2)日平均値の予測 「NOx マニュアル」等に示される方法により、日平均値濃度の数値計算を行った。 (3)特殊気象条件下における予測 特殊な気象条件下で発生する短期高濃度について、気象条件を考慮して「NOx マニュアル」等に示される方法により、1 時間値 濃度の数値計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 予測地域内において、施設の稼働による二酸化硫黄の着地濃度が相対的に高くなる地域、民家等の位置を考慮して選定した。 左記のとおり。 9 予測対象時期等 発電所の運転が定常状態となり、硫黄酸化物に係る環境影響が最大になる時期とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・硫黄酸化物に係る環境影響が、実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正にな されているかを検討した。 ・「大気の汚染に係る環境基準について」との整合が図られているかを検討した。 指針に従い、左記のとおり。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

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環境要素 環境影響要因 大気 汚染 窒素 酸 化 物 【工事の施工中】 ・資材等の運搬 【工事の完了後】 ・資材等の運搬 1 調査する情報 (1)気象の状況 (2)窒素酸化物の濃度の状況 (3)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 気象概況は「気象庁 HP」等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行った。 【現地調査】 「気象業務法施行規則」及び「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」等に基づく方法により、地上気象(風向・風 速及び放射収支量)を観測し、観測結果の整理及び解析を行った。 (2)窒素酸化物の濃度の状況 【現地調査】 「二酸化窒素に係る環境基準について」に定められる方法により、窒素酸化物濃度を測定し、調査結果の整理及び解析を行っ た。 (3)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 【文献その他の資料調査】 「道路交通センサス 一般交通量調査」(国土交通省 HP)等による交通量等の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行っ た。 【現地調査】 ① 道路構造に係る状況 調査地点の道路の構造、車線数、幅員及び縦横断形状について調査し、調査結果の整理及び解析を行った。 ② 交通量に係る状況 調査地点の方向別・車種別交通量及び走行速度を調査し、調査結果の整理及び解析を行った。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に必要な情報が適切に 把握できる手法を選定。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 3 調査地域 工事用資材及び資材等の搬出入に用いる主要な交通ルートのうち、対象事業実施区域に近い市道興津通及び興津鶴ヶ岱通の沿道及 び周辺の地域とした。 工事及び発電所関係車両が集中し、 窒素酸化物に係る影響が最も大き くなると想定される地域を設定。 4 調査地点 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 対象事業実施区域の最寄りの気象官署である釧路地方気象台とした。 【現地調査】 主要な交通ルート及び沿道の民家等の位置を踏まえ、「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す大気調査地点(沿道) 3 地点(釧路市興津 1 丁目、興津 2 丁目、興津 5 丁目)とした。 (2)窒素酸化物の濃度の状況 【現地調査】 主要な交通ルート及び沿道の民家等の位置を踏まえ、「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す大気調査地点(沿道) 3 地点(釧路市興津 1 丁目、興津 2 丁目、興津 5 丁目)とした。 気象概況の把握に適切な地点。 調査地域の主要な交通ルートにお いて、対象事業実施区域により近 い地点に設定。 調査地域の主要な交通ルートにお いて、対象事業実施区域により近 い地点に設定。 調査地点における気象状況を適切 に把握するため、対象事業実施区 域から各地点での実施に変更。 主要な交通ルートの追加に伴い、1 地点(釧路市興津 5 丁目)を追加。

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環境要素 環境影響要因 大気 汚染 窒素 酸 化 物 【工事の施工中】 ・資材等の運搬 【工事の完了後】 ・資材等の運搬 5 調査期間等 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料である平成 28 年とした。 【現地調査】 冬季:平成 28 年 2 月 17 日~23 日(興津 1 丁目及び興津 2 丁目)、平成 28 年 2 月 9 日~15 日(興津 5 丁目) 春季:平成 28 年 5 月 20 日~26 日 夏季:平成 28 年 7 月 29 日~8 月 4 日 秋季:平成 28 年 9 月 30 日~10 月 6 日 (2)窒素酸化物の濃度の状況 【現地調査】 冬季:平成 28 年 2 月 17 日~23 日(興津 1 丁目及び興津 2 丁目)、平成 28 年 2 月 9 日~15 日(興津 5 丁目) 春季:平成 28 年 5 月 20 日~26 日 夏季:平成 28 年 7 月 29 日~8 月 4 日 秋季:平成 28 年 9 月 30 日~10 月 6 日 (3)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料である平成 22 年とした。 【現地調査】 交通の状況を代表する平日及び土・日曜日とし、資材等の運搬が想定される 24 時間の測定を以下の時期に行った。 平日 ;平成 28 年 7 月 7 日(木)14:00~ 8 日(金)14:00 土・日曜日 ;平成 28 年 7 月 9 日(土)12:00~10 日(日)12:00 左記のとおり。 工事計画及び発電所の運用を勘案 し、現況把握、予測及び評価の実 施において、1 年間を代表する状 況の把握に適切な時期及び期間を 設定。 工事計画及び発電所の運用を勘案 し、現況把握、予測及び評価の実 施において、1 年間を代表する状 況の把握に適切な時期及び期間を 設定。 左記のとおり。 工事計画及び発電所の運用を勘案 し、現況把握、予測及び評価の実 施において、1 年間を代表する状 況の把握に適切な時期及び期間を 設定。 調査地点の変更に伴い、窒素酸化 物濃度の調査と同時期の実施へと 変更。 事業計画に合わせ、工事の施工中 及び完了後に資材等の運搬を実施 する土・日曜日を追加。 6 予測の基本的な手法 環境保全のために講じようとする対策を踏まえ、「道路環境影響評価の技術手法(平成 24 年度版)」(国土交通省国土技術政策総 合研究所・独立行政法人土木研究所、平成 25 年)に示される方法により、工事用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる車両 (通勤車両を含む。)による日平均値濃度の数値計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 予測計算の方法を変更。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 「4 調査地点(2)窒素酸化物の濃度の状況」と同じ地点とした。 調査地点に準じて設定。 主要な交通ルートの追加に伴い、1 地点(釧路市興津 5 丁目)を追加。 9 予測対象時期等 (1)工事用資材等の搬出入 工事用資材等の搬出入に用いる車両(通勤車両を含む。)の運行による窒素酸化物の排出量が最大になる時期(工事開始後 18 ヶ 月目)とした。 (2)資材等の搬出入 資材等の搬出入に用いる車両(通勤車両を含む。)の運行による窒素酸化物の排出量が最大になる時期(発電所の定常運転時及 び定期点検時)とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・窒素酸化物に係る環境影響が、実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正にな されているかを検討した。 指針に従い、左記のとおり。

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環境要素 環境影響要因 大気 汚染 窒素 酸 化 物 【工事の施工中】 ・重機の稼働 1 調査する情報 (1)気象の状況 (2)窒素酸化物の濃度の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)気象の状況 【現地調査】(地上気象観測) 「気象業務法施行規則」及び「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」等に基づく方法により、地上気象(風向・風 速、気温、湿度、日射量及び放射収支量)を観測し、観測結果の整理及び解析を行った。 (2)窒素酸化物の濃度の状況 【現地調査】 「二酸化窒素に係る環境基準について」に定められる方法により、窒素酸化物濃度を測定し、調査結果の整理及び解析を行った。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に必要な情報が適切に 把握できる手法を選定。 3 調査地域 対象事業実施区域を中心とした半径約 1km の範囲(海域は除く。)とした。 重機の稼働特性・範囲等を勘案し、 二酸化窒素着地濃度が相対的に高 くなると想定される範囲を設定。 4 調査地点 (1)気象の状況 【現地調査】(地上気象観測) 「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す対象事業実施区域内の地上気象観測地点 1 地点とした。 (2)窒素酸化物の濃度の状況 【現地調査】 「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す対象事業実施区域周辺における大気調査地点(一般局)1 地点(釧路市 春採 3 丁目)とした。 重機の稼働箇所となる対象事業実 施区域に設定。 二酸化窒素の着地濃度が相対的に 高くなると想定する地域(重機の 稼働箇所から陸側に向かう風下方 向にある住居地域)に設定。 当初予定位置(釧路市春採 4 丁目) における実施上の理由(観測装置 の設置等)より、調査地点を変更。 5 調査期間等 (1)気象の状況 【現地調査】(地上気象観測) 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続観測を行った。 (2)窒素酸化物の濃度の状況 【現地調査】 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続調査を行った。 工事計画を勘案し、現況把握、予 測及び評価の実施において、適切 な期間を設定。 詳細な大気質の状況を把握するた め、四季調査から 1 年間の調査に 変更。 6 予測の基本的な手法 「NOx マニュアル」等に示される方法により、日平均値濃度の数値計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 予測地域内において、重機の稼働による窒素酸化物の着地濃度が相対的に高くなる地域、民家等の位置を考慮して選定した。 左記のとおり。 9 予測対象時期等 重機の稼働による窒素酸化物の排出量が最大になる時期(工事開始後 6~17 ヶ月目)とした。 左記のとおり。 適切な予測対象時期の選定となる よう、重機の稼働台数の最大時期

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環境要素 環境影響要因 大気 汚染 窒素 酸 化 物 【工事の完了後】 ・施設の稼働 1 調査する情報 (1)気象の状況 (2)窒素酸化物の濃度の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 ① 気象概況 気象概況は「気象庁 HP」の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行った。 ② 高層気象 高層気象(風向・風速)は「釧路支庁管内広域廃棄物処理施設生活環境影響調査書」の情報の収集並びに当該情報の整理及び 解析を行った。 【現地調査】(地上気象観測) 「気象業務法施行規則」及び「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」等に基づく方法により、地上気象(風向・風 速、気温、湿度、日射量及び放射収支量)を観測し、観測結果の整理及び解析を行った。 (2)窒素酸化物の濃度の状況 【文献その他の資料調査】 「釧路市環境白書 平成 28 年度版」等による二酸化窒素濃度の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行った。 【現地調査】 「二酸化窒素に係る環境基準について」に定められる方法により、窒素酸化物濃度を測定し、調査結果の整理及び解析を行った。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に必要な情報が適切に 把握できる手法を選定。 3 調査地域 9km 圏及びその周辺(海域は除く。)とした。 二酸化窒素の着地濃度が相対的に 高くなると想定する地域を包含す る範囲に設定。 4 調査地点 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 ① 気象概況 対象事業実施区域の最寄りの気象官署である釧路地方気象台とした。 ② 高層気象 対象事業実施区域周辺の釧路市高山とした。 【現地調査】(地上気象観測) 「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す対象事業実施区域内の地上気象観測地点 1 地点とした。 (2)窒素酸化物の濃度の状況 【文献その他の資料調査】 「第 4-1 図(1) 大気汚染の調査位置(広域)」に示す 9km 圏及びその周辺において、地方公共団体が設置している一般局 2 地 点(釧路高専、昭和小学校)とした。 【現地調査】 「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す対象事業実施区域周辺における大気調査地点(一般局)1 地点(釧路市 春採 3 丁目)とした。 気象概況の把握に適切な地点。 調査地域における高層気象の現況 把握、予測及び評価の実施に適切 な地点。 発生源である対象事業実施区域 (発電所)に設定。 調査地域における二酸化窒素の現 況把握、予測及び評価の実施に適 切な地点。 二酸化窒素の着地濃度が相対的に 高くなると想定する地域(発電所 から陸側に向かう風下方向にある 住居地域)に設定。 当初予定位置(釧路市春採 4 丁目) における実施上の理由(観測装置 の設置等)より、調査地点を変更。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

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環境要素 環境影響要因 大気 汚染 窒素 酸 化 物 【工事の完了後】 ・施設の稼働 5 調査期間等 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 ① 気象概況 入手可能な最新の資料である平成 28 年とした。 ② 高層気象 入手可能な最新の資料である平成 13~14 年とした。 【現地調査】(地上気象観測) 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続観測を行った。 (2)窒素酸化物の濃度の状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料である至近の 5 年間(平成 23~27 年度)とした。 【現地調査】 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続調査を行った。 左記のとおり。 発電所の運用を勘案し、現況把握、 予測及び評価の実施に適切な期間 に設定。 経年変化を把握するため。 発電所の運用を勘案し、現況把握、 予測及び評価の実施に適切な期間 に設定。 詳細な大気質の状況を把握するた め、四季調査から 1 年間の調査に 変更。 6 予測の基本的な手法 (1)年平均値の予測 「NOx マニュアル」等に示される方法により、年平均値濃度の数値計算を行った。 (2)日平均値の予測 「NOx マニュアル」等に示される方法により、日平均値濃度の数値計算を行った。 (3)特殊気象条件下における予測 特殊な気象条件下で発生する短期高濃度について、気象条件を考慮して「NOx マニュアル」等に示される方法により、1 時間値 濃度の数値計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 予測地域内において、施設の稼働による窒素酸化物の着地濃度が相対的に高くなる地域、民家等の位置を考慮して選定した。 左記のとおり。 9 予測対象時期等 発電所の運転が定常状態となり、窒素酸化物に係る環境影響が最大になる時期とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・窒素酸化物に係る環境影響が、実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正にな されているかを検討した。 ・「二酸化窒素に係る環境基準について」等との整合が図られているかを検討した。 指針に従い、左記のとおり。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

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環境要素 環境影響要因 大気 汚染 浮遊 粒 子 状物 質 【工事の完了後】 ・施設の稼働 1 調査する情報 (1)気象の状況 (2)浮遊粒子状物質の濃度の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 ① 気象概況 気象概況は「気象庁 HP」の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行った。 ② 高層気象 高層気象(風向・風速)は「釧路支庁管内広域廃棄物処理施設生活環境影響調査書」の情報の収集並びに当該情報の整理及び 解析を行った。 【現地調査】(地上気象観測) 「気象業務法施行規則」及び「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」等に基づく方法により、地上気象(風向・風 速、気温、湿度、日射量及び放射収支量)を観測し、観測結果の整理及び解析を行った。 (2)浮遊粒子状物質の濃度の状況 【文献その他の資料調査】 「釧路市環境白書 平成 28 年度版」等による浮遊粒子状物質濃度の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行った。 【現地調査】 「大気の汚染に係る環境基準について」に定められる方法により、浮遊粒子状物質濃度を測定し、調査結果の整理及び解析を 行った。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に必要な情報が適切に 把握できる手法を選定。 3 調査地域 9km 圏及びその周辺(海域は除く。)とした。 浮遊粒子状物質の着地濃度が相対 的に高くなると想定する地域を包 含する範囲に設定。 4 調査地点 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 ① 気象概況 対象事業実施区域の最寄りの気象官署である釧路地方気象台とした。 ② 高層気象 対象事業実施区域周辺の釧路市高山とした。 【現地調査】(地上気象観測) 「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す対象事業実施区域内の地上気象観測地点 1 地点とした。 (2)浮遊粒子状物質の濃度の状況 【文献その他の資料調査】 「第 4-1 図(1) 大気汚染の調査位置(広域)」に示す 9km 圏及びその周辺において、地方公共団体が設置している一般局 2 地 点(釧路高専、昭和小学校)とした。 【現地調査】 「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す対象事業実施区域周辺における大気調査地点(一般局)1 地点(釧路市 春採 3 丁目)とした。 気象概況の把握に適切な地点。 調査地域における高層気象の現況 把握、予測及び評価の実施に適切 な地点。 発生源である対象事業実施区域 (発電所)に設定。 調査地域における浮遊粒子状物質 の現況把握、予測及び評価の実施 に適切な地点。 浮遊粒子状物質の着地濃度が相対 的に高くなると想定する地域(発 電所から陸側に向かう風下方向に ある住居地域)を選定。 当初予定位置(釧路市春採 4 丁目) における実施上の理由(観測装置 の設置等)より、調査地点を変更。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

(13)

環境要素 環境影響要因 大気 汚染 浮遊 粒 子 状物 質 【工事の完了後】 ・施設の稼働 5 調査期間等 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 ① 気象概況 入手可能な最新の資料である平成 28 年とした。 ② 高層気象 入手可能な最新の資料である平成 13~14 年とした。 【現地調査】(地上気象観測) 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続観測を行った。 (2)浮遊粒子状物質の濃度の状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料である至近の 5 年間(平成 23~27 年度)とした。 【現地調査】 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続調査を行った。 左記のとおり。 発電所の運用を勘案し、現況把握、 予測及び評価の実施に適切な期間 に設定。 経年変化を把握するため。 発電所の運用を勘案し、現況把握、 予測及び評価の実施に適切な期間 に設定。 詳細な大気質の状況を把握するた め、四季調査から 1 年間の調査に 変更。 6 予測の基本的な手法 (1)年平均値の予測 「NOx マニュアル」等に示される方法により、年平均値濃度の数値計算を行った。 (2)日平均値の予測 「NOx マニュアル」等に示される方法により、日平均値濃度の数値計算を行った。 (3)特殊気象条件下における予測 特殊な気象条件下で発生する短期高濃度について、気象条件を考慮して「NOx マニュアル」等に示される方法により、1 時間値 濃度の数値計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 予測地域内において、施設の稼働による浮遊粒子状物質の着地濃度が相対的に高くなる地域、民家等の位置を考慮して選定した。 左記のとおり。 9 予測対象時期等 発電所の運転が定常状態となり、浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大になる時期とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・浮遊粒子状物質に係る環境影響が、実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正 になされているかを検討した。 ・「大気の汚染に係る環境基準について」との整合が図られているかを検討した。 指針に従い、左記のとおり。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

(14)

環境要素 環境影響要因 大気 汚染 粉じん等 【工事の施工中】 ・資材等の運搬 【工事の完了後】 ・資材等の運搬 1 調査する情報 (1)気象の状況 (2)粉じん量の状況 (3)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 北海道知事の意見を踏まえ、環境 影響項目として追加。 2 調査の基本的な手法 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 気象概況は「気象庁 HP」等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行った。 【現地調査】 「気象業務法施行規則」及び「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」等に基づく方法により、地上気象(風向・風 速及び放射収支量)を観測し、観測結果の整理及び解析を行った。 (2)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 【文献その他の資料調査】 「道路交通センサス 一般交通量調査」等による交通量等の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行った。 【現地調査】 ① 道路構造に係る状況 調査地点の道路の構造、車線数、幅員及び縦横断形状について調査し、調査結果の整理及び解析を行った。 ② 交通量に係る状況 調査地点の方向別・車種別交通量及び走行速度を調査し、調査結果の整理及び解析を行った。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 必要な情報を適切に把握できる既 存資料を選定。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 3 調査地域 工事用資材及び資材等の搬出入に用いる主要な交通ルートのうち、対象事業実施区域に近い市道興津通及び興津鶴ヶ岱通の沿道及 び周辺の地域とした。 工事及び発電所関係車両が集中し、 粉じん等による影響が最も大きく なると想定される地域を設定。 4 調査地点 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 対象事業実施区域の最寄りの気象官署である釧路地方気象台とした。 【現地調査】 主要な交通ルート及び沿道の民家等の位置を踏まえ、「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す大気調査地点(沿 道)3 地点(釧路市興津 1 丁目、興津 2 丁目、興津 5 丁目)とした。 (2)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 【文献その他の資料調査】 主要な交通ルート沿いの一般交通量調査地点(釧路市富士見 2 丁目)とした。 【現地調査】 主要な交通ルート及び沿道の民家等の位置を踏まえ、「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す交通量調査地点 3 地点(釧路市興津 1 丁目、興津 2 丁目、興津 5 丁目)とした。 気象概況の把握に適切な地点。 調査地域の主要な交通ルートにお いて、対象事業実施区域により近 い地点に設定。 調査地域の主要な交通ルートにお いて、対象事業実施区域により近 い地点に設定。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

(15)

環境要素 環境影響要因 大気 汚染 粉じん等 【工事の施工中】 ・資材等の運搬 【工事の完了後】 ・資材等の運搬 5 調査期間等 (1)気象の状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料である平成 28 年とした。 【現地調査】 冬季:平成 28 年 2 月 17 日~23 日(興津 1 丁目及び興津 2 丁目)、平成 28 年 2 月 9 日~15 日(興津 5 丁目) 春季:平成 28 年 5 月 20 日~26 日 夏季:平成 28 年 7 月 29 日~8 月 4 日 秋季:平成 28 年 9 月 30 日~10 月 6 日 (2)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料である平成 22 年とした。 【現地調査】 交通の状況を代表する平日及び土・日曜日とし、資材等の運搬が想定される 24 時間の測定を以下の時期に行った。 平日 ;平成 28 年 7 月 7 日(木)14:00~ 8 日(金)14:00 土・日曜日 ;平成 28 年 7 月 9 日(土)12:00~10 日(日)12:00 左記のとおり。 工事計画及び発電所の運用を勘案 し、現況把握、予測及び評価の実 施において、1 年間を代表する状 況の把握に適切な時期及び期間を 設定。 左記のとおり。 工事計画及び発電所の運用を勘案 し、現況把握、予測及び評価の実 施において、1 年間を代表する状 況の把握に適切な時期及び期間を 設定。 北海道知事の意見を踏まえ、環境 影響項目として追加。 6 予測の基本的な手法 環境保全のために講じようとする対策を踏まえ、「道路環境影響評価の技術手法(平成 24 年度版)」に示される方法により、工事 用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる車両(通勤車両を含む。)による粉じん量の数値計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 主要な交通ルート及び沿道の民家等の位置を踏まえ、「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す交通量調査地点 3 地点 (釧路市興津 1 丁目、興津 2 丁目、興津 5 丁目)とした。 予測地域の主要な交通ルートにお いて、対象事業実施区域により近 い地点に設定。 9 予測対象時期等 (1)工事用資材等の搬出入 工事用資材等の搬出入に用いる大型車交通量が最大になる時期(工事開始後 18 ヶ月目)とした。 (2)資材等の搬出入 資材等の搬出入に用いる大型車交通量が最大になる時期(発電所の定常運転時)とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・粉じん等に係る環境影響が、実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正になさ れているかを検討した。 指針に従い、左記のとおり。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

(16)

環境要素 環境影響要因 大気 汚染 粉じ ん 等 【工事の施工中】 ・重機の稼働 1 調査する情報 (1)気象の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)気象の状況 【現地調査】(地上気象観測) 「気象業務法施行規則」及び「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」等に基づく方法により、地上気象(風向・風 速、気温、湿度、日射量及び放射収支量)を観測し、観測結果の整理及び解析を行った。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 3 調査地域 対象事業実施区域を中心とした半径約 1km の範囲(海域は除く。)とした。 重機の稼働特性・範囲等を勘案し、 粉じん等の拡散影響が想定される 範囲を設定。 4 調査地点 (1)気象の状況 【現地調査】(地上気象観測) 「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す対象事業実施区域内の地上気象観測地点 1 地点とした。 重機の稼働箇所となる対象事業実 施区域に設定。 5 調査期間等 (1)気象の状況 【現地調査】(地上気象観測) 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続観測を行った。 工事計画を勘案し、現況把握、予 測及び評価の実施において、適切 な期間を設定。 6 予測の基本的な手法 環境保全のために実施する対策等を踏まえ、重機の稼働状況や気象の状況を整理及び解析し、民家等の位置を考慮して影響の程 度の予測を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 対象事業の工事に伴う粉じん等の環境影響を把握できる地点として、民家等の位置を考慮し、対象事業実施区域近傍とした。 左記のとおり。 9 予測対象時期等 重機の稼働台数が最大となり、粉じん等の発生量が最大になる時期(工事開始後 3~6 ヶ月目)とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・粉じん等に係る環境影響が、実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正になさ れているかを検討した。 指針に従い、左記のとおり。

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環境要素 環境影響要因 大気 汚染 冷却塔白煙 【工事の完了後】 ・施設の稼働 1 調査する情報 (1)気象の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)気象の状況 【現地調査】(地上気象観測) 「気象業務法施行規則」及び「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」等に基づく方法により、地上気象(風向・風 速、気温、湿度)を観測し、観測結果の整理及び解析を行った。 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報が適切に把握できる手 法を選定。 3 調査地域 対象事業実施区域から半径約 4km の範囲(海域は除く。)とした。 既往の事例等を参考として、冷却 塔白煙による影響が想定される範 囲を設定。 対象事業実施区域周辺への影響が 想定されたことから調査地域を変 更。 4 調査地点 (1)気象の状況 【現地調査】(地上気象観測) 「第 4-1 図(2) 大気汚染の調査位置(狭域)」に示す対象事業実施区域内の地上気象観測地点 1 地点とした。 発生源である対象事業実施区域 (発電所)に設定。 5 調査期間等 (1)気象の状況 【現地調査】(地上気象観測) 1 年間(平成 28 年 2 月 1 日~平成 29 年 1 月 31 日)の連続観測を行った。 発電所の運用を勘案し、現況把握、 予測及び評価の実施に適切な期間 に設定。 6 予測の基本的な手法 機械通風式冷却塔に適用可能な「機械通風式冷却塔白煙を対象とした数値モデルの開発」(電力中央研究所研究報告 V05032、平 成 18 年)に基づき、冷却塔白煙の発生頻度等を把握した。 予測及び評価の実施に適切な手法 を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 予測地域内において、施設の稼働による冷却塔白煙の環境影響を把握できる地点として、対象事業実施区域近傍の道路及び民家を 対象とした。 左記のとおり。 9 予測対象時期等 発電所の運転が定常状態となる時期とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・冷却塔白煙による環境影響が、実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正にな されているかを検討した。 左記のとおり。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

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環境要素 環境影響要因 騒音 及 び 超低 周 波 音 環境騒音 【工事の施工中】 ・重機の稼働 1 調査する情報 (1)騒音の状況 (2)地表面の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)騒音の状況 【現地調査】 「特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準」に定められる騒音レベル測定方法(JIS Z 8731)により時間率騒音レベ ルを測定し、調査結果の整理及び解析を行った。 (2)地表面の状況 【現地調査】 草地、舗装面等の地表面の状況について調査し、調査結果の整理を行った。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に適切な手法を選定。 3 調査地域 対象事業実施区域とした。 発生源となる重機の稼働特性・範 囲等を勘案し、対象事業実施区域 を設定。 4 調査地点 (1)騒音の状況 【現地調査】 「第 4-2 図(1) 騒音、超低周波音及び振動の調査位置(環境騒音・超低周波音・振動)」に示す対象事業実施区域の敷地境界 の 4 地点とした。 (2)地表面の状況 【現地調査】 「(1) 騒音の状況」と同じ地点とした。 発生源と住居地域の位置関係か ら、住居地域に対しての影響が最 も大きくなると想定される対象事 業実施区域の敷地境界に設定。 対象事業実施区域の確定に伴い、1 地点を追加。 5 調査期間等 (1)騒音の状況 【現地調査】 環境騒音の状況を代表する平日及び土・日曜日とし、24 時間の測定を以下の時期に行った。 平日 ;平成 28 年 7 月 7 日(木)11:00~ 8 日(金)11:00 土・日曜日 ;平成 28 年 7 月 9 日(土)11:00~10 日(日)11:00 (2)地表面の状況 【現地調査】 「(1) 騒音の状況」と同じ期間とした。 工事計画を勘案し、現況把握、予 測及び評価の実施において、適切 な期間を設定。 事業計画に合わせ、工事の施工中 に重機の稼働がある土・日曜日を 追加。 6 予測の基本的な手法 音の伝搬理論に基づく騒音レベルの予測計算式(日本音響学会 ASJ CN-Model 2007)により、予測地点における重機の稼働に伴う 騒音レベルの予測計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 「4 調査地点(1)騒音の状況」と同じ地点とした。 調査地点に準じて設定。 対象事業実施区域の確定に伴い、1 地点を追加。 9 予測対象時期等 重機の稼働により騒音に係る環境影響が最大と想定される時期(工事開始後 17 ヶ月目)とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 指針に従い、左記のとおり。

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環境要素 環境影響要因 騒音 及 び 超低 周 波 音 環境騒音 【工事の完了後】 ・施設の稼働 1 調査する情報 (1)騒音の状況 (2)地表面の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)騒音の状況 【現地調査】 「特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準」に定められる騒音レベル測定方法(JIS Z 8731)により時間率騒音 レベルを測定し、調査結果の整理及び解析を行った。 (2)地表面の状況 【現地調査】 草地、舗装面等の地表面の状況について調査し、調査結果の整理を行った。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に適切な手法を選定。 3 調査地域 対象事業実施区域(発電所用地)とした。 施設の稼働箇所となる対象事業実 施区域(発電所用地)を設定。 4 調査地点 (1)騒音の状況 【現地調査】 「第 4-2 図(1) 騒音、超低周波音及び振動の調査位置(環境騒音・超低周波音・振動)」に示す対象事業実施区域(発電所用 地)の敷地境界の 3 地点とした。 (2)地表面の状況 【現地調査】 「(1) 騒音の状況」と同じ地点とした。 発生源と住居地域の位置関係か ら、住居地域に対しての影響が最 も大きくなると想定される対象事 業実施区域(発電所用地)の敷地 境界に設定。 5 調査期間等 (1)騒音の状況 【現地調査】 環境騒音の状況を代表する平日及び土・日曜日とし、24 時間の測定を以下の時期に行った。 平日 ;平成 28 年 7 月 7 日(木)11:00~ 8 日(金)11:00 土・日曜日 ;平成 28 年 7 月 9 日(土)11:00~10 日(日)11:00 (2)地表面の状況 【現地調査】 「(1) 騒音の状況」と同じ期間とした。 発電所の運用を勘案し、現況把握、 予測及び評価の実施において、適 切な期間を設定。 事業計画に合わせ、工事の完了後 に施設の稼働がある土・日曜日を 追加。 6 予測の基本的な手法 音の伝搬理論に基づく騒音レベルの予測計算式により、予測地点における施設の稼働に伴う騒音レベルの予測計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施に 適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 「4 調査地点(1)騒音の状況」と同じ地点とした。 調査地点に準じて設定。

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環境要素 環境影響要因 騒音 及 び 超低 周 波 音 道路交 通騒 音 【工事の施工中】 ・資材等の運搬 【工事の完了後】 ・資材等の運搬 1 調査する情報 (1)道路交通騒音の状況 (2)沿道の状況 (3)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)道路交通騒音の状況 【現地調査】 「騒音に係る環境基準について」に定められる騒音レベル測定方法(JIS Z 8731)により等価騒音レベルを測定し、調査結果 の整理及び解析を行った。 (2)沿道の状況 【文献その他の資料調査】 住宅地図等による住宅等の立地状況の概略情報の収集及び当該情報の整理を行った。 【現地調査】 調査地点の沿道において、住宅等の配置状況を調査し、調査結果の整理及び解析を行った。 (3)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 【文献その他の資料調査】 「道路交通センサス 一般交通量調査」等による交通量等の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行った。 【現地調査】 ① 道路構造に係る状況 調査地点の道路の構造、車線数、幅員及び縦横断形状について調査し、調査結果の整理及び解析を行った。 ② 交通量に係る状況 調査地点の方向別・車種別交通量及び走行速度を調査し、調査結果の整理及び解析を行った。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に必要な情報が適切に 把握できる手法を選定。 3 調査地域 工事用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる主要な交通ルートは、市道興津通及び興津鶴ヶ岱通を利用する計画であること から、その沿道及び周辺の地域とした。 工事及び発電所関係車両が集中し、 騒音影響が最も大きくなると想定 される地域を設定。 4 調査地点 (1)道路交通騒音の状況 【現地調査】 「第 4-2 図(2) 騒音及び振動の調査位置(道路交通騒音・道路交通振動)」に示す道路交通騒音調査地点 3 地点(釧路市興津 1 丁目、興津 2 丁目、興津 5 丁目)とした。 (2)沿道の状況 【文献その他の資料調査】 主要な交通ルート沿いの地点とした。 【現地調査】 「(1) 道路交通騒音の状況」と同じ地点とした。 (3)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 【文献その他の資料調査】 主要な交通ルート沿いの一般交通量調査地点(釧路市富士見 2 丁目)とした。 【現地調査】 「(1) 道路交通騒音の状況」と同じ地点とした。 調査地域の主要な交通ルートにお いて、対象事業実施区域により近 い地点に設定。 主要な交通ルートの追加に伴い、1 地点(釧路市興津 5 丁目)を追加。 主要な交通ルートの追加に伴い、1 地点(釧路市興津 5 丁目)を追加。 主要な交通ルートの追加に伴い、1 地点(釧路市興津 5 丁目)を追加。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

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環境要素 環境影響要因 騒音 及 び 超低 周 波 音 道路交 通騒 音 【工事の施工中】 ・資材等の運搬 【工事の完了後】 ・資材等の運搬 5 調査期間等 (1)道路交通騒音の状況 【現地調査】 道路交通騒音の状況を代表する平日及び土・日曜日とし、24 時間の測定を以下の時期に行った。 平日 ;平成 28 年 7 月 7 日(木)14:00~ 8 日(金)14:00 土・日曜日 ;平成 28 年 7 月 9 日(土)12:00~10 日(日)12:00 (2)沿道の状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料とした。 【現地調査】 「(1) 道路交通騒音の状況」の現地調査と同じ日とした。 (3)道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料である平成 22 年とした。 【現地調査】 「(1) 道路交通騒音の状況」の現地調査と同じ日とした。 工事計画及び発電所の運用を勘案 し、現況把握、予測及び評価の実 施に適切な時期及び期間を設定。 左記のとおり。 工事計画及び発電所の運用を勘案 し、現況把握、予測及び評価の実 施に適切な時期を設定。 左記のとおり。 工事計画及び発電所の運用を勘案 し、現況把握、予測及び評価の実 施に適切な時期を設定。 事業計画に合わせ、工事の施工中 及び工事の完了後に資材等の運搬 を実施する土・日曜日を追加。 6 予測の基本的な手法 音の伝搬理論に基づく等価騒音レベルの予測計算式(日本音響学会 ASJ RTN-Model 2013)により、等価騒音レベルの予測計算を 行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 最新の手法に変更。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 「4 調査地点(1)道路交通騒音の状況」と同じ地点とした。 調査地点に準じて設定。 主要な交通ルートの追加に伴い、1 地点(釧路市興津 5 丁目)を追加。 9 予測対象時期等 (1)工事の施工中(資材等の運搬) 工事用資材等の運搬に用いる車両(通勤車両を含む。)の小型車換算交通量が最大になる時期(工事開始後 18 ヶ月目)とした。 (2)工事の完了後(資材等の運搬) 資材等の搬出入に用いる車両(通勤車両を含む。)の小型車換算交通量が最大になる時期(発電所の定常運転時及び定期点検時) とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行った。 ・騒音に係る環境影響が実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正になされてい るかを検討した。 ・「騒音に係る環境基準について」との整合が図られているかを検討した。 ・騒音規制法の規定による「自動車騒音の要請限度」を超過しないかを検討した。 指針に従い、左記のとおり。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

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環境要素 環境影響要因 騒音 及 び 超低 周 波 音 超低 周 波 音 【工事の完了後】 ・施設の稼働 1 調査する情報 (1)超低周波音の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)超低周波音の状況 【現地調査】 「低周波音の測定方法に関するマニュアル」(環境庁大気保全局、平成 12 年)に定められる低周波音測定方法により測定し、 調査結果の整理及び解析を行った。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に適切な手法を選定。 3 調査地域 対象事業実施区域(発電所用地)とした。 施設の稼働箇所となる対象事業実 施区域(発電所用地)を設定。 4 調査地点 (1)超低周波音の状況 【現地調査】 「第 4-2 図(1) 騒音、超低周波音及び振動の調査位置(環境騒音・超低周波音・環境振動)」に示す対象事業実施区域(発電 所用地)の敷地境界の 3 地点とした。 発生源と住居地域の位置関係か ら、住居地域に対しての影響が最 も大きくなると想定される対象事 業実施区域(発電所用地)の敷地 境界に設定。 5 調査期間等 (1)超低周波音の状況 【現地調査】 超低周波音の状況を代表とする平日から土・日曜日とし、72 時間の測定を以下の時期に行った。 平成 28 年 7 月 7 日(木)11:00~ 10 日(日)11:00 発電所の運用を勘案し、現況把握、 予測及び評価の実施において、適 切な期間を設定。 事業計画に合わせ、工事の完了後 に施設の稼働がある平日から土・ 日曜日までの期間に変更。 6 予測の基本的な手法 超低周波音の伝搬理論により、予測地点における超低周波音レベルの予測計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定 8 予測地点 「4 調査地点(1)超低周波音の状況」と同じ地点とした。 調査地点に準じて設定。 9 予測対象時期等 発電所の運転が定常状態となり、超低周波音に係る環境影響が最大になる時期とした。 左記のとおり。 10 評価の手法 調査及び予測の結果を踏まえ、以下により評価を行うこととする。 ・超低周波音に係る環境影響が実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正になさ れているかを検討した。・ 指針に従い、左記のとおり。 注:ゴシック体の箇所は、環境影響評価の調査、予測及び評価の手法の検討を行い変更した内容を示す。

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環境要素 環境影響要因 振動 環境 振動 【工事の施工中】 ・重機の稼働 1 調査する情報 (1)振動の状況 (2)地盤の状況 現況把握、予測及び評価の実施に 必要な情報を設定。 2 調査の基本的な手法 (1)振動の状況 【現地調査】 「振動規制法施行規則」に定められる振動レベル測定方法により時間率振動レベルを測定し、調査結果の整理及び解析を行った。 (2)地盤の状況 【文献その他の資料調査】 地権者である太平洋興発株式会社が、平成 27 年 9 月 28 日~10 月 5 日に対象事業実施区域で実施したボーリング調査結果の整 理及び解析を行った。 指針に従い、現況把握、予測及び 評価の実施に適切な手法を選定。 3 調査地域 対象事業実施区域とした。 発生源となる重機の稼働特性・範 囲等を勘案し、対象事業実施区域 を設定。 4 調査地点 (1)振動の状況 【現地調査】 「第 4-2 図(1) 騒音、超低周波音及び振動の調査位置(環境騒音・超低周波音・振動)」に示す対象事業実施区域の敷地境界 の 4 地点とした。 (2)地盤の状況 【現地調査】 対象事業実施区域の範囲とした。 発生源と住居地域の位置関係か ら、住居地域に対しての影響が最 も大きくなると想定される対象事 業実施区域の敷地境界に設定。 対象事業実施区域の確定に伴い、1 地点を追加。 5 調査期間等 (1)振動の状況 【現地調査】 環境振動の状況を代表する平日及び土・日曜日とし、24 時間の測定を以下の時期に行った。 平日 ;平成 28 年 7 月 7 日(木)11:00~ 8 日(金)11:00 土・日曜日 ;平成 28 年 7 月 9 日(土)11:00~10 日(日)11:00 (2)地盤の状況 【文献その他の資料調査】 入手可能な最新の資料である平成 27 年 9 月 28 日~10 月 5 日とした。 工事計画を勘案し、現況把握、予 測及び評価の実施において、適切 な期間を設定。 事業計画に合わせ、工事の施工中 に重機の稼働がある土・日曜日を 追加。 6 予測の基本的な手法 振動の伝搬理論に基づき、予測地点における重機の稼働に伴う振動レベルの予測計算を行った。 指針に従い、予測及び評価の実施 に適切な手法を選定。 7 予測地域 「3 調査地域」と同じ地域とした。 調査地域に準じて設定。 8 予測地点 「4 調査地点(1)振動の状況」と同じ地点とした。 調査地点に準じて設定。 対象事業実施区域の確定に伴い、1 地点を追加。

参照

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