<写真欄>
日本オラクル株式会社
システム製品統括本部
営業推進部シニアマネジャー 北嶋伸安
Oracle GRID Center
Oracle GRID Center
プロジェクト
プロジェクト
~日立製作所 共同プロジェクト活動報告と今後の狙い~
ソリューション構築モデル
GRID共通基盤検証
パートナー共同検証
共同ビジネス・ソリューション検証
ソリューション構築のための検証
・実システムに適用可能な検証モデル
・検証の組合せ
バリュー向上のための検証
・パートナー技術者との協業
・パートナー製品との連携
基本となる検証
・DB/AS/EMの連携検証、構築手順、組合せ動作
・基本となる性能、可用性
Benefit
Benefit
Benefit
Benefit
複雑さの排除
設計期間の短縮
技術レディネスの早期実現
提案の事前検証期間の短縮
Benefit
Benefit
戦略的なIT投資の実現
システム構築期間の短縮
「Oracle GRID Center」のテーマ
次世代のビジネス・ソリューションの実現
次世代のビジネス・ソリューションの実現
BCM (Business Continuity Management)
RaaS(Resource as a Service)
GRC
(Governance
Risk and
Compliance)
BI&W
(Business
Intelligence &
Warehouse)
ILM
(Information
Lifecycle
Management)
インフラ基盤
統合監視
Grid Best Practice
MAA Best Practice
BCM
(Business Continuity Management)
Primary Site
Standby Site
Router
Load
Balancer
Firewall
Firewall
Load
Balancer
Primary
WAN
Traffic
Manager
Standby
WAN
Traffic
Manager
Router
Load
Balancer
Firewall
Router
Router
Load
Balancer
RAC
Database
Oracle Data Guard
Oracle AS Guard
Web Server AP Server
OiD
Firewall
Firewall
RAC
Database
Web Server AP Server
OiD
Firewall
Router
Router
DB層可用性
(RAC/Flashback etc)
DB/AS層間可用性
(AS Cluster/RAC/FCF)
AS層可用性
(WebCache/OHS/
OC4J/AS Cluster/
Session Replication)
災害時可用性
(Data Guard
AS Guard
CFO)
認証
システム
可用性
(OAM
OiD
AS Cluster
RAC)
Rolling upgrade
Phase4
ITインフラ基盤の統合監視
Phase3
MAA(Maximum Availability Architecture)
日立製作所と実現するビジネス・ソリューション
BCM
(Business Continuity Management)
Phase1-2
Webシステムの拡張性・高可用性
Phase1-1
Database/RAC
ASの拡張性
Phase2
日立ストレージによるデータ管理手法
<写真欄>
株式会社日立製作所
エンタープライズサーバ事業部
第二サーバ本部
BladeSymphonyコンピテンスセンタ
センタ長 鬼頭昭
共同プロジェクトおよび今回の発表内容の意義
共同プロジェクトおよび今回の発表内容の意義
日立のOracle GRID Center協業の狙い
GRID共通基盤検証
パートナー共同検証
共同ビジネス・ソリューション検証
ソリューション構築のための検証
・実システムに適用可能な検証モデル
・検証の組合せ
バリュー向上のための検証
・パートナー技術者との協業
・パートナー製品との連携
基本となる検証
・DB/AS/EMの連携検証、構築手順、組合せ動作
・基本となる性能、可用性
Benefit
Benefit
Benefit
Benefit
複雑さの排除
設計期間の短縮
技術レディネスの早期実現
提案の事前検証期間の短縮
Benefit
Benefit
戦略的なIT投資の実現
システム構築期間の短縮
9 日立高性能ブレードサーバBladeSymphony
とのベストコンフィグレーション
9 日立ストレージ Hitachi Storageとの連携
9 日立仮想化技術 Virtage(バタージュ)との
連携
9 Linuxのエンタープライズ領域への適用
ブレードサーバ 日立BladeSymphony
ブレードの潮流
¾
高集積、システム集約化、TCO削減
¾
CPU進化、マルチコアプロセッサ化、高性能化
ブレードの潮流
¾
高集積、システム集約化、TCO削減
¾
CPU進化、マルチコアプロセッサ化、高性能化
日立BladeSymphonyの特長
¾
高性能: 最新デュアルコアプロセッサ搭載 Xeon & Itanium2
¾
高信頼: SANブート、N+1コールドスタンバイ、デプロイメント対応
¾
運用コストの削減:
¾
システム管理ソフトウェアによるサーバ・ストレージ・ネットワークの
一元管理により運用・管理を省力化
¾
柔軟かつ高い拡張性:
¾
業務変化に応じた迅速かつ柔軟なシステム構成変更・拡張
¾
業界トップ水準の高集積・低消費電力
¾
スイッチ内蔵、省ケーブル
¾
マルチOS対応: Linux, Windows, HP-UX
日立BladeSymphonyの特長
¾
高性能: 最新デュアルコアプロセッサ搭載 Xeon & Itanium2
¾
高信頼: SANブート、N+1コールドスタンバイ、デプロイメント対応
¾
運用コストの削減:
¾
システム管理ソフトウェアによるサーバ・ストレージ・ネットワークの
一元管理により運用・管理を省力化
¾
柔軟かつ高い拡張性:
¾
業務変化に応じた迅速かつ柔軟なシステム構成変更・拡張
¾
業界トップ水準の高集積・低消費電力
¾
スイッチ内蔵、省ケーブル
Oracle GRID on 日立BladeSymphony
インターネットビジネスに最適な非常に高い性能拡張性
業務の変化に対する、柔軟な構成変更、動的リソース管理
オープンなLinux環境での大規模かつ高信頼、
高可用性システムの実現
Oracle GRID
Oracle GRID
と
と
日立
日立
BladeSymphony
BladeSymphony
の組み合わせが実現する
の組み合わせが実現する
エンタープライズグリッドインフラストラクチャ
検証システム構成
FCスイッチ
・・・クライアントマシン
×
8 台
・・・ ・・・データベースサーバ
BladeSymphony
BS1000
× 8 ブレード
Cisco Catalyst 3750
Cisco
Catalyst 6504
WEB/アプリケーションサーバ
BladeSymphony BS320
× 8 ブレード
ストレージ
Hitachi AMS
※JPetStoreはSpring Framework 1.2.8のサンプルアプリケーションです http://www.springframework.org/<写真欄>
大規模
大規模
GRID
GRID
検証プロジェクト報告
検証プロジェクト報告
株式会社 日立製作所
ソフトウェア事業部
オラクルビジネス統括センタ
技師 矢田龍太郎
日本オラクル株式会社
システム製品統括本部
Grid Computing技術部
Grid Solutionグループ
エンジニア 中村智武
フェーズ1 プロジェクトの目的
単体でなく全体最適構成でのベンチマーク
9
単体検証では見出せない、各構成要素間の接続性、負荷バランス、コンフィグ
レーション、ボトルネック要因などの事前検証
9
チューニングポイントの把握
単体でなく全体最適構成でのベンチマーク
9
単体検証では見出せない、各構成要素間の接続性、負荷バランス、コンフィグ
レーション、ボトルネック要因などの事前検証
9
チューニングポイントの把握
大規模な実環境を想定した性能拡張性と可用性の事前検証
9
大規模ならではの課題の洗い出しと解決
大規模な実環境を想定した性能拡張性と可用性の事前検証
9
大規模ならではの課題の洗い出しと解決
ベストプラクティスの展開
9
構築ノウハウ
9
システム構築における事前検証期間の短縮
9
全レプリケーション方式での性能と可用性の傾向データ
ベストプラクティスの展開
9
構築ノウハウ
9
システム構築における事前検証期間の短縮
9
全レプリケーション方式での性能と可用性の傾向データ
グリッド全体像
Utility Infrastructure
ユーティリティ・コンピューティング環境の提供
ユーティリティ・コンピューティング環境の提供
「グリッド」(仮想化)によってサービス(アプリケーション)とシステムインフラを切り離し
それぞれのレイヤーで複雑さを隠蔽し最適化を実現する
サービスの仮想化
SOA
Oracle
Grid
ミドルウェアの仮想化
Middleware
Middleware
Middleware
データベースの仮想化
Database
Database
Database
CRM
ERP
SCM
DW
・・・
ストレージの仮想化
サーバーの仮想化
日立H/W
Oracle GRIDコンポーネント
Client
Oracle Application Server 10g
Oracle
RAC 10g
ブラウザ
モバイル端末
Oracle
HTTP
Server
Oracle
Containers for
J2EE (OC4J)
Oracle
Web Cache
or
ロードバランサ
個々のコンポーネントに障害が発生しても
サービスを継続することができる高い可用性を実現
個々のコンポーネントに障害が発生しても
サービスを継続することができる高い可用性を実現
業務継続性:Local Site Failover
mod_oc4j
障害のあったOC4Jインスタンスを検知し、
接続のルーティング情報から削除する。
またOC4Jが追加/復旧した際には動的
にルーティング情報を追加する。
Web Cacheによるロードバランシング
接続先OHSの障害を検知し、障害が
見つかったOHSへのルーティングを行わな
いようにする。
高速接続フェイルオーバー
(FCF)
ASからRACへ接続するコネクション・キャ
ッシュをRACインスタンスで障害が発生し
た場合にDB層からAS層へメッセージを
通知することにより無効なコネクションを
クリーンアップし、高速に正常なインスタ
ンスに再接続させることでアプリケーション
から透過的に接続し処理を継続するこ
とが可能になる。
Cache Cluster
Web Cacheをクラスタリングすることにより、ペ
ージの無効化メッセージや構成情報を伝播。
AS Cluster
Real Application Clusters
Oracle Clusterwareによりノード障害を検知
し、仮想IPアドレスやサービスをフェイルオーバ
ーすることで高い可用性を提供する。
Automatic Storage Management
ASMによるディスクの冗長化、もしくはストレー
ジによるミラーでディスク障害から保護する。
Oracle HTTP Server
OPMNによる障害検知と自動再起動。
OC4J
OPMNによる障害検知と自動再起動。
インスタンス間でセッション情報をレプリケ
ートしフェイルオーバー後も処理を継続。
Cache
HTTP
AP
DB
Storage
全階層の冗長化が可能
階層間の接続フェイルオーバー
J2EEアプリケーションのセッション保護
J2EEアプリケーションのセッション情報をOC4J間で共有することにより、
OC4Jプロセス障害やノード障害時において、
ユーザーからは透過的にHTTPセッションのフェイルオーバーを行うことができる
OC4J : 1
OC4J : 2
SESSION STATE
SESSION STATE
SESSION STATE
各OC4Jで実行される
J2EEアプリケーション
のセッション状態が更
新されると、他OC4Jに
伝播する
Client
Oracle Application Server Cluster
Oracle
HTTP
Server
Oracle
HTTP
Server
SESSION STATE
障害発生
接続先のOC4Jに障害が発生し
ても、状態が伝播されているので、
透過的に他のOC4Jにセッション
がフェイルオーバーされる
BS320 + BS1000
アプリケーションサーバーとしてBS320
¾ 高性能・高信頼
¾ 高集積(1シャーシで10ブレード)
¾ 省コンフィグレーション(ブレード挿すのみ、ケーブリング不要、デ
プロイメント)
アプリケーションサーバーとしてBS320
¾ 高性能・高信頼
¾ 高集積(1シャーシで10ブレード)
¾ 省コンフィグレーション(ブレード挿すのみ、ケーブリング不要、デ
プロイメント)
データベースサーバーとしてBS1000
¾ 高性能(広大なメモリ空間)
¾ 高信頼(RACとN+1スタンバイ機能の組み合わせで、より高い可用
性とサービスレベルを提供)
¾ 柔軟なシステム拡張の実現(ブレード間SMPインターコネクト)
データベースサーバーとしてBS1000
¾ 高性能(広大なメモリ空間)
¾ 高信頼(RACとN+1スタンバイ機能の組み合わせで、より高い可用
性とサービスレベルを提供)
¾ 柔軟なシステム拡張の実現(ブレード間SMPインターコネクト)
性能検証の目的
拡張性の実証
①
Oracle Real Application Clusters 10gとOracle Application Server 10gクラスタ
それぞれを日立BladeSymphony上で稼動させた際の性能拡張性を実証する。
大規模構成における課題を洗い出し、解決策を公開する。
性能と可用性のベストプラクティスの提供
②
OC4Jのセッション情報をレプリケーションする設定を行い、性能へ与える影響を確認する。
チューニング・ポイントをまとめ、ベストプラクティスとして公開する。
可用性向上の方式別特長の調査
③
全ての設定項目を網羅的に検証し、それぞれの性能特性を把握することで、
特長を活かした構築ノウハウを確立する。
検証アプリケーション
JPetStore
¾ Webショッピング・サイトを想定したJ2EE
アプリケーション
¾ 大規模OLTPシステムの実現が容易
¾ 多数の同時接続に対応できる
¾ オープンソース
¾ 一般的な設計である(Oracleに特化した設計ではない)
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検証1:拡張性の実証
拡張性の実証
①
Oracle Real Application Clusters 10gとOracle Application Server 10gクラスタ
それぞれを日立BladeSymphony上で稼動させた際の性能拡張性を実証する。
大規模構成における課題を洗い出し、解決策を公開する。
Oracle AS 10g
on BS320
Oracle RAC 10g
on BS1000
1ノード起動
4ノード起動
8ノード起動
検証結果1:拡張性の実証
1
2
4
6
8
7.88
5.92
3.95
1.99
1.00
0
1
2
3
4
5
6
7
8
スル
ー
プ
ット比
ノード数
Oracle RACとOracle ASクラスタ on 日立 BladeSymphony
における高い拡張性を実証
Oracle RACとOracle ASクラスタ on 日立 BladeSymphony
における高い拡張性を実証
※スループット比は1ノード時のスループットを1.00としたときの比率
8ノードで
7.88倍
8ノードで
7.88倍
検証2:可用性と性能
性能と可用性のベストプラクティスの提供
②
OC4Jのセッション情報をレプリケーションする設定を行い、性能へ与える影響を確認する。
チューニング・ポイントをまとめ、ベストプラクティスとして公開する。
Session
State
Oracle Application Server 10g
Oracle Application Server 10g
レプリケーション OFF
検証結果2:可用性と性能
1.00
1.00
7.88
5.92
3.95
1.99
7.44
5.61
3.76
1.90
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
1
2
4
6
8
ノード数
スル
ー
プ
ッ
ト
比
レプリケーション OFF
レプリケーション ON
レプリケーション実施時における拡張性を確認し、
性能と可用性の両立を実現
レプリケーション実施時における拡張性を確認し、
性能と可用性の両立を実現
※スループット比は1ノード時のスループットを1.00としたときの比率
検証3:網羅的な検証
可用性向上の方式別特長の調査
③
全ての設定項目を網羅的に検証し、それぞれの性能特性を把握することで、
特長を活かした構築ノウハウを確立する。
Protocol
Multicast
Peer-to-Peer
Database
Trigger
onRequestEnd
onSetAttribute
onShutdown
Scope
modifiedAttributes
allAttributes
同期
非同期
同期
Write-quota
1
2
3
それぞれの設定の組み合わせにおける性能結果と考察を
ホワイトペーパーにて公開
それぞれの設定の組み合わせにおける性能結果と考察を
ホワイトペーパーにて公開
まとめ
ノードの追加によるリニアな拡張性を実証
ノードの追加によるリニアな拡張性を実証
可用性の向上と拡張性の両立を実証
可用性の向上と拡張性の両立を実証
様々な設定項目を網羅的に検証し、ノウハウを公開
様々な設定項目を網羅的に検証し、ノウハウを公開
日立BladeSymphonyとOracle Application Server 10g、
Oracle Real Application Clusters 10gは、グリッド基盤を支える
最適なプラットフォームです。両社はOracle GRID Centerで
得られた結果を活用することで、グリッド・ビジネスを発展させて
いきます。さらに、本結果を広く公開することにより、顧客が
安心して安定したシステムが構築できると期待しています。
日立BladeSymphonyとOracle Application Server 10g、
Oracle Real Application Clusters 10gは、グリッド基盤を支える
最適なプラットフォームです。両社はOracle GRID Centerで
得られた結果を活用することで、グリッド・ビジネスを発展させて
いきます。さらに、本結果を広く公開することにより、顧客が
安心して安定したシステムが構築できると期待しています。
ホワイトペーパ公開URL
y
「WEBアプリケーションシステムにおける性能拡張
性と可用性の検証」
–
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/oracle/su
オラクル通信6月号(6/1発行)
y
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商標類
BladeSymphonyは、日立製作所の登録商標です。
Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、及びSiebelは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の登録商標です。 インテル、Itanium、Xeonは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。 Red Hatは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.の登録商標または商標です。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。 Ciscoは,米国Cisco Systems, Inc. の米国および他の国々における登録商標です。 その他の名称は、各社の商標または登録商標です。