【論 文
1
UOC :624.
131,
55 :624.
15:624.
042.
7 日本 建 築 学 会 構造 系 論文 報 告 集 第 377 号・
昭 和 62 年 7 月地
震
に
よ る
各
基 礎
の
動
き
の
相
違 を
考慮
し た
細 長
い
平 面
形
を
有
す る
建
築物
の
応 答
に
関
す る
基 礎 的 研 究
正 会 員 正 会 員須
朝
藤 福
山
秀
= *_
* * t §1.
序 細 長い平 面 形 を有 する建 築 物の地 震 応答には, 架 構の 変形 特 性が長 辺 方 向 と短 辺 方 向で異な ること,一
様な強 制 地 動を想 定で き な い場 合がある こと, 建 物と 地 盤の相 互作 用 効 果な どの広 範な問題が含まれ てお り, これに関 連 する研 究 も 多い。
こ れ らの研 究 を 大 別す れば,1
)簡 便な振 動モデル に よ り,
こ の種の建 築 物の地 震 応 答の一
般的 特 性の把 握を目 的とする もの1}−
3) , 2 )実大建築物 の応 答を,
主と して数 値 計 算 的 方 法によ り求め,
その性 質につ い て述べ る もの4)−
7 ),
3) 地 震 観測 な どの 実 測 的 方 法を中心に,
そ の特 性の解 明 を試み るもの8]”
1°) , の お よそ 3と おりに分 けることができる。
し か し な が ら,一
貫し た手 法で,
基 礎研究,
実 測, お よ び そ れに基づ く実 大 構 造 物の地 震 時 挙 動の解析へ と発 展し た研 究の 例は極 めて 少なく,Duke
ほか11),
大 網】2},
山 原ほ か13) な ど の わ ずか な例が知られ て は いるもの の, その実 挙動につ い て, 定 量 的な結 論 を得る ま で に は至っ て いない。 その原 因とし て,
こ の種の実 大 構 造 物 を取り扱え る実践的な手 法が確 立さ れ て い ない こと が挙 げら れ る。
本論の 目的は,
、
上記 1)であるが, 汎 用マ ト リッ ク ス法に基づ く本論の 解 析 手 法は,
2)お よび3)の解 析に直接利用し,
この 種の建 築 物の実 挙 動 解 析へ 応用 する こと を 前 提 と して い る。
上 記 1)で述べ た簡 便なモデルに よ り細長い平 面形を 有する建 築 物の地震応答の一
般 的 特 性 を 把 握 し よ う と す る試み は, 古くは, 1950 年代よ り始ま りコ4 )・
15)N
在に至 るまで3, 数 多 く行わ れ てい る。
解 析に使用 す る モ デルは,
初 期の研 究 を 除いて, 並 行に並べ た2
質点を床 板の ば ね で連 結し た モ デ ル 似 後 並列 2質 点モ デ ルと呼ぶ。
)を 建 築 物の 上部 構 造と して用い る例が多い1 }−
3 )。
とこ ろが こ の並 列2
質点モデル に どの程 度こ の種の建 築 物の骨 組 の特 性が集 約 され てい る か を 詳 細に検 討 し た例は な く,
し たがっ て並 列 2質 点モ デル に よ る解析 結果を,
すべ て その ま まこ の種の建 築 物の一
般 的特 性と考え ることに は,
疑問が ある。 そ こで,
本 論で は,
細 長い平 面形 を有 する建築物の地 震 応 答を求め る数 値解析手法 を示し その 精度を検討す る と ともに,
解 析に用いる簡便な モ デ ルの 妥 当 性 を確認 し,
そ の結 果に基づ き,
曲 げ・
せ ん断 変 形 を考 慮 し た床 板で連結さ れ た並 列 3質 点モ デル を用い て, その応答の基 礎 的な特 性 を検 討し た。
§2.
数値解析の方法とその精 度 細 長い平 面 形 を有する建築 物の応 答 解析を行う時,Fig.
1お よびFig.
2に示 す よ うに,一
様で ない強 制 地 動が構 造 系に作用 す る場合につ い ても考 慮する こと が必 要で ある。
この効 果 を 厳 密に考える な らば, 架構 全体をFig
.
1 Parとllel rows of lamped−
masses connected by horizontalsprings subjected to spat由11y variant exciting ground motion
・
噛 東 京 電 機 大 学 教 授・
工博 * *東 京 電 機 大 学 助 手・
工修 (昭 和 61 年 11 月 10 日原 稿 受 理 )0
Fig
.
2 P・・all・1・・w・ ・fl・ P・d−
m・ ・se・c… e・t・dbyh ・ ・i… t・lsprings subjected to spatially variant exciting ground motio 皿
’
構成し ている各平面骨組の粘性抵抗と復元力は,
ロ ッキ ング・
スウェ イを含む相 対速度お よ び相 対変位に基づ き『
計 算で き る が,
床 板に よる粘 性 抵 抗と復 元 力は絶 対 速 度 お よ び絶 対 変 位に基づ き計 算 すること が必 要である。
竹 山16),
中村ほ か171は こ の ことに着 目し た応 答 解 析 方 法を そ れ ぞ れ 示 して い る が,
前 者ではこ の 効果が構 造 系の応 答に及ぼ す影 響を応答量 全体に対して区 別す ること がで きず,
かつ 構 造 物の ロ ッキング・
ス ウェ イが取り扱え な い た め, 後 者で は周波数応答 法 を 用いて い る た め,
いず れ も実大構造物の弾塑性応答を求め ら れ ない。 そ こ で, 本論では次の よ うに数廼解析を用い た。
筆者ら は,
すで に本 法を 用 い た数 値 計 算 例につ い て は発 表 し て い る がIS) , 数式の誘 導の詳細につ いて は述べ ていない の で, 以 下に示す。
は じ めに基 本 仮 定 を, (1
) 架構全体を構成 して い る各平 面 骨 組の粘 性抵抗 と復元 力は,
そ れ ぞ れ相対速度お よ び相対変位に 比例する。
(2
) 各平面骨組を連結す る床板の粘 性 抵 抗と復 元 力 は絶 対 速 度お よび絶対変位を基 準に計算する。
(3) 振 動 系の減 衰性は その剛性に比例す る。 と し,Fig.1
お よ びFig.2
に示す ご と く記 号 を 定 めれ ば,
各平面骨組と床板よ り組み立て ら れ た構 造 系の振 動 方 程 式は,
[MT]剛十[CT
]{創十[KI
]鰯‘
一
[MT ]博。}一
[Cs
]IV
,1
−
[Ks]iy
。ト・
…
∵…
(1) と な る。
こ こ に,
[MT ]:基 礎の ロッ キング変位に対 応す る回 転 慣性の項 を 含む構 造 系 全 体の 質量マ ト リッ クス,
[CT
]:基 礎の ロ ッ キング・
ス ウェ イ を考慮 し た 構 造系全 体の減 衰係数 マ ト リッ クス,
[K
,]:同様な構造系全体の 剛性マ ト リッ ク ス,
[Cs
]:床板の減衰係数マ ト リッ グス,
[Ks
]:床 板 の剛 性マ ト リッ クス,
馴 :基 礎の ロ ッキ ング・
ス ウェ イ を考 慮し た構 造 系の相 対 応 答ベ ク トル,1
裾 :地動ベ ク トル (ただ し,
基 礎の ロ ッ キング変位に対応す る項は 0要 素とな る。〉で あ る。 こ こで,
各 平 面 骨 組と床 板と そ れ か ら組み立て ら れ る構 造系全 体と の間に は, すで に 知ら れてい る よ うに,
[K.
]十[Ks
]= [K
,ユ な る関係が あ り,
比例剛性型の減衰を仮 定す れば, [CE
]十[Cs
]; [CT
],
と す ること ができ る。
ただ し,[KF
]は基 礎のロ ッ.
キン グ・
スウェ イ を考 慮 した各 平 面 骨 組の剛性マ トリッ ク スを,
[CF
]は同 様 な 各 平 面 骨 組の減 衰 係 数マ トリックス を示 す。
また,
[K
。]= [Ks
]=
[。K、]0
[FK 、]SYM .
0
。
[sKn ] [sK 、、]・
0 [ ,K
。、] [sKt2 }SYM .
曾
●
o
,
[sKmi ] [sKmi ]・
・
[$K
况 皿] [Cr
]= [K
τ][γ] [γ]=
[M 。]=
コ
MYS
γ0
0・
・
0 ル.
n [Ml ] 0 [M2 ]SYM .
■
0
ひ
0 [mza] レK
‘]:基 礎の ロ ッキング・
スウェ イ を考 慮 した第i
列 目架 構の剛性マ ト リック ス [sK ω]:第i
列 目架構に影 響 を及ぼす床 板の 剛 性マ ト リックス (通 常は,
基 礎の ロッキングに関 与 す る項は 0要 素と なっ て い る が,
基 礎ばり の ね じれ剛性が無 視で き な い時は, そ の
煩
を用い る。) [γ〕:粘 性 抵 抗 係 数マ トリック ス [mi]:第 i列 目架 構の 質 量マ トリッ ク ス (ただし,
基 礎の ロ ッキング変 位に対 応す る項は回転 慣 性と なっ て い る。) と書ける。
(1>式の右 辺に は,
地 動の加速 度・
速度・
変 位 が 地 盤・
構 造 系の応 答に及ぼす影 響 を示 す項が存在 す る。
し たがっ て (1) 式 をそのま ま解 く場 合に は,
こ れ ら3種 類の同時 観 測 記 録 を入手する こ と が必 要で ある が, 以下に示す ご とく振 動 方 程 式を書き直せば,
地 動の 加 速 度 記 録の み に基づき応 答 計 算 を行 うこと がで き る。 時 刻 tn≦t≦tt.1の 区 間におい て,
状 態 変 化の線 形性 を仮 定し,
剛性の変化する復元 力項の み増 分 表 示す る と (1)式は,
[MT ]團配
.
1+[c7 ]團
勘+1+[K,]紺擁
. ,−
lylD
十{PI,=一
[MT ]IV
。}k+一 [Cs
]}シ。lk
+1−
[Ks
](iyelh
+1−
lyolD
・
………・
……・
・
(2
>IP
}κ:時刻 tkに お け る復元 力ベ ク トル と な る。
ここでNewmark
の β 法 (β=
1/4の場 合 )を用い ると,
1
甑.t=
1dllk
+At /2・
(iv
}it.t+1
酬∂’
1Ylh
+1=
lyla
十 ∠」tlシ1
,十 ∠L t2/2・
1
抄}h・
・
・
・
・
…
(3 )一
91
−一
十△t: /4
・
(}シ} +1−
1
雪1
,)[
である か ら,
(3
) 式の関 係を (2)式の1
酬,
1
褊 の項 へ 代入し,
同 時に, 時 刻 tit≦t≦tk.1 の区 間1
に おける地 盤・
構造系の応 答 加 速 度 増 分ベ ク トルIAI
を,
1
甑.
1=
1
擁+圄 で定義して,
(3
)式を,
l
lgl
産+
1= {雪} ,十△tIVIh
十 ∠ t/2・
IAI
lyl
+1=ly
},十△tlge
,十 ∠Lt2
/2・
1
竚}陀・
・
・
・
・
…
(4
) 十At2
/4・
IA
} と書き か えて,
(2)式の左 辺に代入 して整頓す れば,
ffmr
]十 ∠L
君/2・
[C
日十 ∠Lt
「 /4・
[κτ]冠i
∠1
}=一
[11ZT]llValk
+1十lyN
−
[C
,]1
{91
陀十Atl
抄尉一
[KT
]kl∠Ltldrl
,十 △t212・
1
営us
−
[Cs
]ll
雪P},+At
/2・
(ly
。}k.1+IY
。L
)}一 …・
・
(a )一
[Ks
]f
∠」tl
雪ol,十At2
/4。
(lyol
..
,十1
雪olh)1
…』
・
(b
)−
IP
}パ・
・
∵・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5 ) と な る。 (5
)式は,
LI
iAl
に関 する連 立 1次 方程 式であ る か ら,
これ を毎 時刻解くことにより,
地 盤・
構 造 系の応 答 を求め ること ができ る。
また,構 造系が塑性状 態になっ た場 合は,
その状 況に合わ せ, 逐 次, 剛性マ ト リッ クス [K
,]kを書き か え計 算を行っ てい る。
こ こ に,
(a )行の 項は 地動 速 度が地 盤・
構 造 系の応 答に及ぼ す影 響を,
.
(b
)行の項は地 動 変 位の それ を示し てい る。 ま た,
部 材 応 力の算 定 法は以 下の どお りであ る。
各平 面 骨 組の層せ ん断 力は, [FKs ]{副q
副 :第i
列 目 平 面 骨 組の変位ベ ク ト’ル )な るサ ブ マ トリッ クスと変位ベ ク ト ル の積を計 算し,
これを 上 層か ら下 層へ と加えて行く操 作を各 平 面 骨 組ご とに繰り返し行うことによ り求め られ る。L 一
方,
床板の部材応 力は,
[Ks
]tllylit
. 、+1y
。}ti,1−
lgL
−
{y 。威+ tlsP }h = [Ks
]tllyin .r 副魔+Ati
雪,1
, 十 ∠LtS〆4・
(1
抄,},う ,十{雪o}k)e
,十tlsP}k[
Ks
]‘:第i
行目の床 板の剛性 々 ト リックス・
(床 板の部 材 剛 性マ ト リック スを解 析で取り扱う自 由度の み に縮合 し たもの)1
】
1
剛尾 刊 +1
尉犀.
一 酬κ一
@。賊 :第,
i行目の床 板の絶 対 変 位ベ ク トル の増 分【
AsP
}ic:第i
行 目の床 板の時 刻tk
に おける復 元 力ベ ク トル・
を計 算し,
各 床 板ご とに,
左端より右 端,
あ るいは その 逆に順 次 加えて求め ること がで き る。次に
,
数 値 計算の 精度につ い て述べ る。
(5 )式か ら も 明 らかな よ うに, 本 法では計 算を行う際に地 動の加 速 度 と速 度 が 必 要であるが,・
実 際に は, 加 速 度 記 録の み準 備し,
これ とβ 法で積分 して求めた速 度を用い ている。 ま た, 基 本 振 動 方 程 式に存 在 して い た地 動の変 位は,
最 終 的な数 値 解法式に は表れて い ない。
し かしその式展 開 の過 程か ら も 明 らかなごと く, 上 述の加 速 度と速 度をβ一 92 一
3。軌
n 匸 ∪
)
ト ZU Σ 凵 O ⊂ 」 O偵
鬥
ロ D−,
5・
10.
丁1鬥E〔SEClFig
.
3
CQmparison of displacement integrated numericallyfro皿 acceleTation with oTiginal one
乙30
・
逗 孟 話 L〕 O・
E
飴 圏 30.
0.
5.
工0齟
T[ME 〔SEClFig
.
4Comparisoh
of displacement integrated
nurnerically
fr
・m accele ・ati・n with original ・ne法の式に代入 して地 動の変 位 を 求める計 算 をす るの と同 じこと が応 答 計 算 全 体の中に含 まれ てい る
。
地 震波の加 速 度 記 録 を積 分 して得ら れる変 位に は さま ざま な誤差が 含ま れて い る と さ れて い る の で]9 ) , 本 論で は,Fig.
3,
Fig.
4に示 すご とく, 人工的に作 成し た変位波 形と そ れ を2回 微 分し た加 速 度 波 形 を2 圄積 分し て求め た変 位 波 形と を比 較して積 分 法の精 度 を検 討 した。
人 工 的に作 成 した波 形は Type lとType 2の 2種 類で, いずれ も 周 期 0.
1秒,
1秒,
10秒の SIN 波とCOS
波が速 度 振 幅10kine
で 含ま れ て い る が,
Type
2 で は,
SIN
項 と℃OS 項に e 関 数を乗 じ て時 間 軸に対する減衰を与えL さちに
,
双 曲 線 関 数 を’
用い て約 30cm の永 久変 位が生 ずる よ うに し た。
図 中の細線は原 波 形で,
太 線はFFT
を用い て加 速 度を周 波 数 領 域で積 分し て求め た変位で, 破 線はβ 法で求め た変 位で あ る。 な お,
FFT および β 法に よ る積分の時 刻 間 隔は 1/100秒でありFFT
に用い た デー
タ数は 1024 で あ る。 いず れの場 合 も,
積 分で得 ら れた変位 波形は,・
原 波 形と ほ ぼ一
致 して い るが,
少し つつ 原波形との差が拡 大して行く傾 向に ある。
そ こ で,
β法に よる積 分の時 刻 間 隔に対 し,
そめ差 が どの よ う に 変 化するか を 検 討し た ものがFig.
5で あ る。
図か ら も 明らかな よ うに, 1/200秒よ り も短い時刻 間 隔で積 分し て求め た変 位 波 形 ((b
),
.
(c))は,
原 波 形 (d
)と 良 く一
致 して いる1
以上か ら , 本 法 を用い て上 記の時 刻 間隔 で解 析を行え ば,
地 震 波の加 速 度 記 録 中に永 久 変 位に関 する成分が含まれ て い て もい な くて も,
それを 正 しく反 映し た応 答 計算を行うこ と が で き,
加 速 度 記 録を積分 し て得られ る変位波 形の ド リフ トの問 題は,
あ く まで も加 速 度 記 録 自 身の 問 題と して分離して考え ること がで き40
.
… 凵〕
匹 ト Z ] Σ 凵 U こ 」 匹 σり一
口 a bC d a △t=
ltIOO−一一一
r−
b 瓦t=
1tZQO ⊂ △t=
11400−一
一一一
dorigina’
I wave tO.
0,
5.
10.
Tr鬥EfSEC }Fig
.
5 Comparison of disptacement integπated numencallyfrem aCCe 旦eratiOn with Original One
骨 組 解 析, (
b
)曲 げ・
せ ん断変形を考 慮し た床ば ねで 各 平 面 骨 組 を連結し た モ デルに よ る解析,
(c)せ ん断変 形の み考 慮し た床 ばねで各平面骨組を運 結し た モデル に よ る解析,
で求め た場 合の相 違 を 模 式 的に示し たもので あ る。
こ こ で定 義す る (b
)の モデル と は,
床 板の部 材 剛性マ ト リッ クス を短辺方向の変位に関する自 由度の み 残し縮合し たマ ト リックスと,
曲 げ・
せ ん 断 変 形 を考 慮 し てBeam
要 素に置換し た平 面 骨 組の 剛 性マ ト リッ ク ス と か ら組み立てたモ デルの ことで ある。
また,
床 板は7
8・
lo’
3 ⊂.
6.
オ 〆 420 る。
な お,
応 答値の収 束 性か ら判 断し た計 算の 精度につ い て は, すで に述べ たとお り18 ), 弾塑性応答で最 大値の み を問 題 と する場合, 1/200秒 程 度の時 刻間隔, その発 生 時 刻 も含め て正 確に応 答 量 を 把 握す る た めには.
1/1 000秒 程 度の時 刻 間 隔で計 算を行うことが必 要で ある。
§3.
立 体 骨 組 解 析 と簡 便 なモデル による解 析で求 め た変 形 特 性の比 較 建築 物の 平 面 形が細 長い場 合,一
様な強 制 地 動 を想 定 で き ない こ ともあ るので,
対 称な荷 重ばか り で な く, 非 対称な荷重に対 する骨 組の変形 特 性 も,
あら か じ め検 討 して お く 必要が あ る2°) 。 Fig.
6は,一
層 建 築物がその端 部 短 辺 方 向に荷 重P を受 けた場 合の 変 形 を, (a>立体 〆 28・
10’
コ 匚m64 / 2 ⊃ / 2 8・
10’
1、
m642 FRAYE MO匚.
EL−
3DFRAME
AWOLYS工S
−・
一
已END工NO a SIE4rUNG−.
一
一
龜EへR匸NS 8xto’
3[
m6 28・
10’
3 ,m64 自.
〆一
一
__一
一
一
一
一
F
;一
2 8 4 2一
一
r一
置
r一
一
r一
一
一
一
一
r一
一
一
一
o ノ占
_
/ 642 τo 4 2 8・
10’
] crn PFig
.
8 Comparison of nodal displacements obtained by smpli−
fied methods with ones by 3 dimensional fra皿e analisis
P
⊂a ]]
−
D FR帥 正 MODE」 {b,MODELWIτH
5」A89F ⊂⇔同ODE」wnH 5LA30F
eENMNG 』 SHEAR[HG SIEPRLNG
Fig
.
6
Comparison of si皿P且ified models wi止3dimensio 皿alframe model
善
−
8刈0一
3匸
m642置
10−
3 ⊂m 1 3 5 2n.
1冊
2 4 (a) 0隠
o (c, 4bn ∠8・
10−
3 、mE422n
x
〔
=
コ
巽
1 FRAY三 MgDEL−
3D FRAME A匚
waLYSIS−’
“
n
臼馴 ロTNG呂EH巳4MNG−−一
一
CfEAfilNG 8,IOつ⊂m6L2 8bl
8 ・
10一
ユ .m642=
(e ) o 10 8 bあ
よ ド 4 2−
1 &10。
m642Fig
.
7 A model o臼ong stlip・
type slab and its deformationFig.
9 Comparison of nodal displacements obtained by smpli・
fied metbQds with ones by 3 dimensional frame analisis
・
10’
ら
P
』
Fig
.
10 CornpaTison of nodal dispiacements obtained by smpli,
fied methodswith ones by 3 di皿ensional frame anahsis
Table1 寸 法 (c
卿
) ヤン グ 箪 (L8〆C艮り 世 ん 断 馴 性 串 (k琶 !un り 柱 60 罵 60 2LO go 粱 30 罵 BO 210 90 壁 摩 15 2ゴo go 床 厚 12 2[o go Tabie 2鳶
∵
・ン
ペ
{
・ 〒 o 、岑
1
” 4・ltr、
m WAL し MCDEL−
3DFRAIE欺串 臣S匸S
− 一
巳EiNじ【NO 呂Stl“N卜」G”・
一
引ひ 訌NO 軌 PFig
.
11 Co皿parison of nQdal displac6ments ebtained by smpli.
Iied methodswith ones by 3 dimensional frame analisis r I
t.
1.
・
ト
_
3D MODELP
丶
一
一
…
罷
flED
Fig
.
12 Eccentric loading and disptacement of l span frameTabte 3
i同ODEL
・
LロAD.
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10・
11,
.
iNOD匚」 LOAD 1 2 3譯
コ
ロ9iD,
e25,
ロロワミ 10 1}
0,
161 0、
石ζ6丁
面 92 0.
繭 万i.
豕 0,
2らOiO.
092 0,
046 0.
161i,
FBS−
2 1 。,
001.
0,
0。1 。,
0。1} …FBS−
1。 10.
D44 D.
Ω万r
而 iO
.
016τ0≡9・
0.
03ら 。,
。2glD O160.
0010 』 19iO O44… 凵S−
21 1 0.
030:
0.
061 D.
0301 : WS−
10 「・
’
’
0 021.
0.
021署
0.
061 0.
021≡
0,
0211、 ,S
−
21.
。.
。。2・
。.
。 。4 。.
。D2 ……WBS
.
1。 1・
。.
。Q。 。,
。。。 。.
。。1i
石姉〒・、
0・塑.
・・3、
D.
・・11・.
・・1 ・.
・D1・
・.
・・・ … DD ・FS
−
2 2426
’
ロロ ロ5
−
1
#−
10 20.
4800,
1910.
004・
0.
leS−
iFBS
−
2 2 0,
220iO,
OOO 口.
220’
iFBS−
10 2 0.
0ア1 釁g里5 0.
007iO.
021 0 024’
0 02D O O14:
0 009、
0.
004,
0,
09L.
.
.
WS
−
2 2 0,
13ア≡O.
e24.
ゴ
r源 「0 2 0、
122「
0.
030、
F
O,
000 0,
000 0、
000i =、
、
.
、
.
…WBSF10 2
:
0.
00B O.
002.
O,
003』
0 002 0.
001 0『
OOO O,
OOO・
0.
000 0.
DOO』
O OOO O OOO≡
三WBS
−
2 20.
011’
D.
001 D.
010i 各 節 点で回転する こと を許 容されて い るが,
そ の モー
メ ン トが平面 骨 組に伝 達さ れ る ことはない。 な お,
床 板はFig.
7(a)に示すよ うなエ レ メ ン トに置 換してお り2]],
(b
), (c)の ご とき変 形は考 慮 し て い るが,
(d
),
(e) の ご と き変 形は無 視し て い る。
Fig,
8
は,
純ラー
メ ンー
層 建 築 物の端 部 短 辺 方 向に加 え ら れ た単 位 力に対し,
上記3種 類の方法で求めた短辺 方 向の節点変 位を 比較し た もの であ る。Fig.
9は同一
の モデル に対し, 中 央 部に単 位 力 を加えた場 合の比 較であ る。
ま たFig.
10とFig.
11は こ の モ デル の 各 平 面 骨 組 部分に壁 を組み込み,
同 様な比 較を行っ た もの であ る。
骨 組モ デル は,
階 高 3m で,
ス パ ン 6m の 正方 形 平 面 を有す るユ ニ ッ ト を1,
2,
3,
5,
7,
10ス パ ン と並べ た 6 種 類で,鉄 筋コ ン ク リー
ト造 を想 定して いる。
柱,
は り,
床 厚,
壁厚は Table 1の と お りである。
いずれ の場合も,
各平面 骨 組 を曲 げ・
せ ん断ばね で連 結し た モデル (図中一
点 鎖 線 )は, 立 体 骨 組 解 析の結 果 (図 中 実 線)を良く 近 似 し てい るが,せん 断ば ねを用いたモ デル (図 中 破 線 ) で は,Fig.
8の ごと く, 純ラー
メ ンモ デ ル の端部を加 力 し た場 合, 立 体 骨 組 解 析 との差 が 大き く, 2ス パ ンの モ デルで最 大43 %, 10スパンの モ デル で 48 % 位である。
この2
種 類の スパ ンの モ デル にお け る そ れ ぞ れの ケー
ス の節 点 変位 を,
立 体 骨 組 解 析の結 果に対する比で示した ものが,
Table 2お よ び3
で あ る。 表 中の モ デル名のF
は純ラー
メ ン架 構を 示 し,W
は,
壁架構 を 示 す。
ま た,
そ れに続くS
は, 床 板が せ ん断ばね である「
ことを示し,BS
は床 板が曲げ・
せ ん断
ばねであ ること を示・芭
。
荷 重 状態は,
1が対
称 荷重で,
2が非 対 称 荷 重で ある。
また,
表の値で一
印となっ て い るもの は,
節点 変 位の方 向 が 立 体 骨 組 解 析の結 果と 比較し,逆向きであ う たことを 示す。 次に,
壁モ デル の 場 合は,Fig.
10お よ び 11とこの表か らも明ら か なご と く,
各モ デル間で解 析 結 果の差は小さ一
94
一
い
。
これ は,
床板の剛性に比べ壁の剛 性が高く,
その結 果,
床 板の剛 性 評 価の差が骨 組 全 体の変 形 性 状に,
明 確 に現れ な かっ た た め と考え ら れ る。 ま た,
Fig.
12の 1 ス パ ン純ラー
メ ン の端 部を加 力すると,
立 体 骨 組 (図 中 太 線 )で は回 転 変 位が顕 著に現れ,
2つ の 平 面 骨 組をせ ん断ば ねで連 結し たモ デル (図 中 破 線 )と は,
本 質 的に 異な る変形をす ること が わ か る。 §4.
細 長い 平面形 を 有 する建 築 物の簡 便 なモ デル と そ の基本振 動特性 前章によ れば,
細 長い平面 形 を有す る建築 物の最も簡 便なモ デル には,
短 辺方 向の場 合,
曲げ・
せ ん断変形を 考慮し た床ばね で連結し た 並列3
質点モ デルを用いれ ば よい と考え ら れ る。
こ こ で は,Fig.
13の ご と く,
各平 面 骨 組の 質量 が m,
短辺 方 向の 剛 性 毎で あ る均一
な3 質 点モ デルを設定し,
そ のモ デルの振動特性を解 析 的に 検討し た。
本モ デル に お け る床 板の 剛 性 マ ト リッ クス は,
Fig.
14
に示すbeam
要 素の部 材剛性マ ト リッ クスか ら 回転変位θ と部 材軸方 向変位 U に関す る項を 数学的に 消去して求め た もの である。 以 下の (6 )式は,
上記の 方 法で求め た床 板の短辺 方 向の 剛性マ ト リッ クス であ る。
ま た,
(7 )式は,
こ の床 ばねに対して,
各平面骨 組の 構 面 方 向の剛 性 K。 を加えて求めた本モ デル の剛 性 マ トリッ クス であ る。Ks
[
−
2Ks
Ks K.十Ks[
−
2Ks
Ks
こ こ に,
m畿
∵
]
一
・
・
…
(・・ SYM.
K
.十4Ks
−
2Ks K .十Ks m1
− ・・ KF m KFFig
.
13.
Asimplified model of the bUilding with long and hugeplan
x
Fig
.
14 Slrnplifled slab model and its nodal displacementTable 4
L2
次 固有振動 数 ω 匸,
ω 2 偏 3次 固 有 振 動 数 ω 3 (kF +6ks
)/僑 質 点123
固 有ベ ク トル XH 1次2
次 3 次 11
−
1/2.
101 1−
1−
1/2 αll l次 = MiXil /Σ剛jXl 塵 2 次 m :質 量3
次 1/31 /2
・
1!3 1/302 /3 1/3−
1!2−
1/3 刺 激 係 数 β1 1 次 2 次 3 次 100&
− 9
{
望
・
1
毒
・
{
9
−
、、1
毒
ノ4
、}
……
(8) φz=12Elr
/GAzL2
A
。=A
/xE
:ヤン グ率,Iv
:Y
軸ま わ り の 断 面2次モー
メ ン ト,
x・
:形状係 数,G
:せ ん断 剛 性 率,
A
:断 面 積,
L :節 点 間の水 平距離 である。
ま た,Table
4 は,
こ のモ デルの,
固 有 振 動 数,
固 有 ベ ク トル,
a‘1 (定 義は Table4
参 照 ), お よ び刺 激 係 数 を解析的に求め一
覧表に し た ものであ る。
表より,
本モ デル の場 合,1次 固 有 振 動 数と2次固有振 動数が等し く, かつ その値は ス ラ ブの剛 性の影 響 を受け ない こと が わ か る。
また,
質 量と剛 性の値に関 係な く, 固 有ベ ク トル, all,
お よ び刺 激 係 数の値が一
定で ある こと が わ か る。
§5.一
定 速 度で伝 搬 する正 弦 波に対する質点系の最 大 応 答 変 位の特 性 竹 山は,一
定 速 度で伝 搬する正 弦 波 aet 〔ω
‘−
ei) , (i; 1,
2,…
,n) が 作 用す る 1層 n 列の質 点の応答変位1X
} の モー
ド法に よ る解 を,
以下の 仮 定に基づ き求めて い る4 )・
1fi)e 1) 全 体架構を構 成す る各平 面 骨 組架構は同一
の固有 周 期 丁。ヨ 2π〆娩 を 持つ もの と す る。
す な わ ち,K ,
1/ mll=
K,,/M ,=…=kr。
/m .=
ω1
が成 り 立つ と す る。
ただ し,
κ〃 :ゴ列 目架 構の剛 性, M 」f :ゴ列目架 構の質 量,
で あ る。
2) 全 体 架 構,
各 平 面 骨 組架構およ び床板は そ れ ぞ れ, 同一
な値の比 例 剛性 型の減 衰 性 を 有す るものと す る。
その結果をマ ト リッ クス表示す れ ば,
因 = {q,
,
qi,
…,
qJ,…,
q剥x ,,
x,,
…,
x,,
…,
x.} 「…一 ・
………・
………
(10)α尸
S
、〔COS@a
+ζ)β、、+sin (ω置+ζ)P
,,+i
・
isin
(ω置+ζ)β,,−
COS (ω置+ζ)β抛}]
………・
…・
…・
………
(11)X,
=
IXiJ
,
X2丿,…,
X」ht・
・
,
X財 ド・
…・
…・
一 ・
…
(12 ) た だ し,
、
1
十 μll
一
η2 /(1
十 μ)ド十4hlη2・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(15
)β,= 丶
礪
………・
・
・
・
・
・
・
・
…
…・
…t・
−t・
(16).
βn
=
law
.
a2,,
a、、HCOS
砺,COS 晦, COS 砺iT
β」2=
{αlJ,
α2,,
a3j}lsin
ψi,
sin ψ2,
si皿 ψ31T 1φ∫旨
tan
−
1(一
β,1ノβ丿)………,
………・
……・
・
…
(17) ζ
=
θ、一
θ,・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t−+
・
・
・
・
・
・
・
…
t・
・
t・
・
・
・
…
9・
…
(18
).
・−
1
%
。.
.
i、、h,,/、1.
n , /。〉]:
1
:
g
;
2) ・一
麗
1
激
;
傷
:
1
、1
+ 。、ロll
:
1
;
2
) とな る。
こ こ に,h
。 :減 衰 定 数,
μ :平 面 骨 組 架 構の剛 性に対 する床 板の 剛 性の比,
(6Ks/KF
),
η:質点系の 固 有 振 動 数 ω、に対 する 正弦 波の振 動 数の比,
ψ1 :正弦 波の位 相 遅れ角 である。
上記の (13 )〜
(18 )式と前章で 示し た本モ デル の固 有ベ ク トルが一
定で あ ること を考え れ ば,
変 位 応 答を決 定す るパ ラ メー
タ はh
。,
μ,
η,
ψei
お よ び ω で あるが,
最大 応答変 位に つ いて考えれば, ω は除 外さ れ,
上記の 4っ のパ ラメー
タの値の等しいモデ ル間で は,その最大 応 答 値は互い に等しい こと がわか る。 ま た, (14>式で示され る時 刻 関 数 qJは,
そ のj
次 振 動の振 幅に相 当するS
丿と time−
factor
と分 離で き な い一
種の刺 激 係 数である β, を含む部 分か ら構 成さ れてい る。 こ こ で は,
こ の βノ を通 常の time−factor
と分 離で き る刺 激 係 数と区別す るた め に,
広 義の刺 激 係 数と呼ぶ こ とに する。Fig.
15は, こ の広 義の刺 激 係 数が,
正弦 波 地 動 の 位 相 遅れ角 ψに対 して どの よ うに変 化する か を 示 し た もの で ある。
1
こ こ で は,
β」を縦 軸に示
U; 砺≡
0の時 に質 点 系の他 端に生ずる位 相 遅れ を示す 盛 を ψ とし て一
α(tuS−
aS) (1一
ω:/鰯一
凶 )1+4h:・・’/ωl
S
」=
ω羣
(
1一
ω2/ω;)!十4h3cot
/ω1
β丿、
=
1
αu,
a、,,
・
r・
,
α耐Hcos
ψ、,
cos ψh,
・
■
’
,
cos gO舜T
,
β、、=la
,
h a,,,…
, a,、Hs
in
da
,sin ψ、,、
…
,sin 鮒 「 ζ=
畠一
θ, 畠=
・tan−
1[2h
。tO/1
ω 。(1一
ω2/(ω}一
ω護))}ユ 畠= tan7i [2he
ωAaie
(1一
ω2/ω1
)}] と書く こと がで き る% こ こ で本 論の 並 列 3質 点モ デル の場 合, 前 章で求めた特 性 を 考 慮し,
ω。一
酬 かつ,
n ==3と して上 式に代入 すれば,
{X }=’
lq
,, q2, q3HX,, X2,
x,lr
………・
……・
・
…
(13)q、
=
S
’β,[cos (ωt
+ζ+φ丿)+ilsin
{w.
t
−
i
一
ζ一
φ、)]・
【
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(14) た だ し,一
αη2/ (1一
η:
)2十4h
言η2 (ゴ=1
,2
)S
尸一
・ μ.
(卜 ・’f・)’+4h
:・’ (」.3
)一 96 一
Fig
.
15 Variation Qf extended partigipation factor of 3.
masssystem against time phase de正ay
.
1Fig
.
16 Variation of ratio of slab stiffness to frame stiffnessagainst aspect ratio
横 軸に示 し た。 た だ し
,A =A
/2
で あ る。 広 義の刺激 係 数は,
1次の場合 (図中実 線 ),
ψの 値が 1,
3π を過 ぎ る まで減 少し,
その 後2
π まで増 加し,
そこ を中心 と して左 右 対 称の形状を し てい る が, これ に対し て, 2次 (図 中破線 〉およ び3次 (図中一
点 鎖 線)で は, それぞ れ π お よ び 2π を中心 と し た 山 な り な 形状となっ てい る。 こ の こと は,
質点系の両端で位 相遅 れ の ない場 合に 1次モー
ドが卓 越し,
1/2ま た は 3/2 波長の位相遅 れ が ある場 合に は, 2次お よ び 3次モー
ド,1
波 長の位 相遅 れ の ある場 合では,
3次モー
ドが卓越 すう
こと を示す も のと考え られる。
次に,
正弦 波の 周 期が本モデル の 1次固有周期と共 振 す る η=1
の場 合にっ いて述べ る。
こ の時,
(15)式 で 与えら.
れ るS
,が,
μニ
6κs/KF 一
定の場 合,
減 衰 定 数h
。の に対 してどの よ うに変化 する か をSi
対する比で示 し た もの がFig.17− 19
である。 図 中の添 字 BS は曲 げ せ ん断 変 形 を 考 慮した床 板 を用い た場 合で,
添 字S
は せ ん断 変 形の みを考 慮し た床 板を用い た場合であ ることを 示す。
また,
Fig.
16は,図
中に示す純ラー
メ ン架 構モ デル に お い て,
架 構の 剛性 対す る床板の剛性の比 μが, 床 板の縦 横比に対しでどの よ うに変 化する か を示し た も の で ある。
ただし,
床 板の剛 性 評 価に は,
前 章の (8) 式 を 用い てい る。 Fig.
17〜
19お ける μ の値の範囲は,Fig.16
を参照 して 1.
o〜
o.
Ol とし た、
こ の こ と は,
Fig.
16の モ ヂル を想 定し た場 合,
床 板 あ 縦横比の 値とし て
1
/3〜1
/13
を設定し たこと に相 当して い る。竹 山 22,,
城26 }らは, 縦 横 比が 1/3〜
1/4程 度で あ れば,
通常の鉄 筋コ ンク リー
ト構造の床は面内に剛と考えて よい と述べ てい ること か ら,
μ=1.
』
0
の場合は 剛床に近い例と考え ら れ る。Fig,
17−
19か ら も 明、
ら か な よ うに,
1次のS、
に対する高 次の Siの比は,一
般に減 衰定 数の増 加に対 し て極め て緩や かに増 加し,
顕 著な変化は認め ら れ ない。 しか し,
床 板の剛性の小 さい μ= 0.
1お よ び μ= =O.
Ol の 場 合で は, 減 衰 定 数 4−
5%以 下において,
その値は急 激に減 少し,
1次 振 動の影 響 が 大き く な る傾 向 を示し て い る。
以上か ら,
次の Fig.
20〜
22に示す一
定 速 度で伝 搬す る正 弦 波が作 用す る並 列3
質点系の最 大 応 答 変 位を計 算 する際に は, 時 刻 関数の1
次 振 動の振 幅に対し て高 次の そ れ が減衰定数の変 化に対 して安 定し始 める およその値 Sr/Sl 1 刃:
10 ’SI ゜懃
雪
1
’SFlg
.
17 Variation of rati。 of SJ concerning higher mode to onec。ncerning fundamental mode against
damping
SrtSl 1
.
o 0、
5’
ノ
ケ’
メ」
:
D1 8sSC ’Sl,
一
一
一
一
一
一
一
一
_一
一
sgz/Sl,
/一
,
.
.
一
一一
一
一
一
一
一
一
一一
一
一
一
一
一
一
sSコJS1”一
esS31 Sl Fig 18 SrtSt 0 5 10 15 20 DAMPINO 【ツ・
,Variaヒion of ratio of S, concerning higher mode to o皿e
cQ 皿cel 皿i皿g fundamental mode against damping
メ」
:
OOlFig
.
19 Variation of ratio of S丿concerning higher mDde to oneconcerning fundamental mode against damping
とい う意 味で
5
%の減 衰 定 数 を採 用 することに し た。 ただし,
正弦 波の周 期は質 点 系の 1次 固 有周期と共 振す る η=
1の場 合を想 定し, そ の振幅は単位振 幅 (1cm > とし た。
また, 図の右 側縦軸は最大 応答変位であ り,
左 側 縦 軸はそ れを位 相遅 れの ない場合の最 大 応 答変位で除 し た値で ある。
横軸は, 質点系の一
端 (MASS
1 )に 対 して,他 端 (MASS
3 )に生 じ ている位 相遅れ を示す。Fig,
20が最 も位 相が先 行する 1番目の質 点 (MASS l ) の最 大 応 答 変 位で あり,Fig.
21, 22 は2
番目の質 点 (MASS
2) お よび3番 目の 質 点 (MASS
3
)の そ れ を示し て い る。
Fig.
20とFig.
22 を比べ ると, 2π を中 心に逆 対 称 形に なっ て い る が, こ れ は正 弦 波に対す る応 答の特 徴である。 これ らの図か ら,
上 述の位相遅 れ に よ る本モ デル端 部の最 大 応 答 変 位の変 化は, 位相遅 れのな い場 合の そ れ に対 し て O.
36〜
1.
18 倍で あ り, 中央 部論
0 5 a O冖
一
矗ト
Z 豐 国曾
《」
匹【
O O Σ ⊃ Σ一
X く Σ 瞬〔
ε どト
Z凵
Σ 因 り く」
匹 頃【
O n 5 Σ ⊃ ≧ X 《 Σ n 2買 3π 4rt.
11ME F嬲 E [旺LAY 〔rad] Fig,
20 Variation of max 重mum response displacement againsttime phase delay of sinusoidal ground motion
献
脚
函 函 01 50 0 O【
ト
く 匡 ト Z山
Σ 凵り
《」
匹
囚ロ
Σコ
≧ X く Σ P;
OOlP・
囲
5.
/ MASS2h
・
005 眺・
1cm \μ
=
01P−
D?
s 芸 ?,。…
し DMAX冖
∈ U[
一
Z 山 Σ 山 U く」
氏 い 5 n 5 Σ⊃
≧ X く Σ tr Zπ 3π 4町 Ii匪 隅 E 旺 LAY 〔rud 】 Fig.
2雪 VariatiQ鳳 of maximum response displacement againsttime phase delay of sinusoidal grou皿
d
motionO
論
ω 50 O O に 矗ト
Z 山 Σ 田 U く 左 u 冂一
〇 Σ ⊃ Σ 艾 く Σ〆
諾
詣
\.
墾
\ \\
曽 N ぢ\
い 丶 、、
\
「
〃 MASS3h
・
O.
05 』三
1cm baAX〔
Eu}
レ
Z 凵 Σ山
り
く」
巳价
一
〇 U 5 Σ ⊃ ≧ X く Σ Fig.
22 n tπ ]π 4π T【ME RHASE DELAY 〔rgd }Variation of maximum Iesponse displacement against time phase de童ay of sinusoidal ground motion
(
Fig.
21
)で は,O.
13〜1.
O
倍である。
床 板の架 構に対 す る剛性の比 が 比 較 的 小さい μ<d
.
2sの場 合 , 最 大 応 答変位はP
の値に よっ て も大きく異なる が, μ >0.
25’
の場 合で は, μ の影 響は少ない。
ま た, モ デル中 央 部 (Fig.
21 >で は,
μ が0.
25〜LO
の場 合,
位 相 遅れに 対 し,
最大 応 答変位の減少して行く状況が,Fig,
15に 示し た1
次の広 義の刺 激 係 数の特 性 とよ く似て お り,
1 次 振 動の 影 響 が 顕 著に現れて い る。
これに対し,
μが0,
01− O。
1の場合, 最大 応 答 変 位の低 下は少な く, こ の こと は同様にFig.
15
か ら, 高 次 振 動の影 響である と考 え るこ と がで き る。
さ らに, モ デル端 部で は,
位 相 遅れ が 1/2お よ び3/2 波長と な る付 近で最 大 応 答 変 位の増 加 が認め ら れ る が, これ も同様に高 次 振 動の影 響 と 考え る こと がで き るg唱
最 後に,
地 震 波に対す る本モ デル の最 大 応答 変位を1 む蹠
0 50 O O に く団
卜 Z 田 Σ国
U 〈」
巳
里 O Σ ⊃ ≧ × く Σ Fig。
23 n 2r「 3n 4nTIME MASE DELAY 【rad 〕
、
Variation of maximum 厂esponse
displacement
against time phase delay of g【ound motion臨
0 5 α O 9ト
く匡
ト
Z 凵 Σ 山 U く 置 い 己 Σ ⊇ 盈【
× 《 Σ Fig.
24 ny.
2π 3π 4πTIME MASE [ELAY 〔「ed,
Variation of maximum response displacement against time phase delaY of ground motion
魅 tWMO 書 1D 矗
話
函
矗
。.
5 詈萋
R 畫 o 河 〜n ヨπ 4π T1匹 P肱SE DELAY 〔rnd } Fig.
25 Variation o{maximum response displacempnt againsttime phase de正ay of grQnnd motion