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(1)

BEA

WebLogic

Integration

WebLogic Integration

チ ュー ト リ アル

(2)

著作権

Copyright © 2002, BEA Systems, Inc. All Rights Reserved.

限定的権利条項

本ソ フ ト ウ ェ アおよびマニ ュ アルは、 BEA Systems, Inc. 又は日本ビー ・ イー ・ エー ・ シ ス テムズ 株式会社(以下、 「BEA」 と いいます) の使用許諾契約に基づいて提供さ れ、 その内容に同意す

る場合にのみ使用する こ と ができ、 同契約の条項通 り にのみ使用ま たはコ ピーする こ と がで き ま す。 同契約で明示的に許可 さ れてい る以外の方法で同 ソ フ ト ウ ェ アを コ ピーする こ と は法律に違 反し ます。 こ のマニ ュ アルの一部ま たは全部を、 BEA Systems, Inc. か ら の書面に よ る事前の同意 な し に、 複写、 複製、 翻訳、 あ るいはいかな る電子媒体ま たは機械可読形式への変換 も行 う こ と はでき ません。

米国政府に よ る使用、 複製 も し く は開示は、 BEA の使用許諾契約、 および FAR 52.227-19 の 「Commercial Computer Software-Restricted Rights」 条項のサブパラ グ ラ フ (c)(1)、 DFARS 252.227-7013 の 「Rights in Technical Data and Computer Software」 条項のサブパ ラ グ ラ フ (c)(1)(ii) 、 NASA FAR 補遺 16-52.227-86 の 「Commercial Computer Software--Licensing」 条項のサ ブパ ラ グ ラ フ (d)、 も し く はそれ ら と 同等の条項で定め る制限の対象 と な り ます。 こ のマニ ュ アルに記載さ れてい る内容は予告な く 変更 さ れる こ と があ り 、 ま た BEA に よ る責務を 意味する も のではあ り ません。 本ソ フ ト ウ ェ アおよびマニ ュ アルは 「現状のま ま」 提供さ れ、 商 品性や特定用途への適合性を始め と する (ただ し 、 こ れ ら には限定さ れない) いかな る種類の保 証も与え ません。 さ ら に、 BEA は、 正当性、 正確 さ、 信頼性などについて、 本ソ フ ト ウ ェ アま た はマニ ュ アルの使用 も し く は使用結果に関し ていかな る確約、 保証、 あ るいは表明も行いません。

商標または登録商標

BEA、 Jolt、 Tuxedo、 および WebLogic は BEA Systems, Inc. の登録商標です。 BEA Builder、 BEA Campaign Manager for WebLogic、 BEA eLink、 BEA Manager、 BEA WebLogic Commerce Server、 BEA WebLogic Enterprise、 BEA WebLogic Enterprise Platform、 BEA WebLogic Express、 BEA WebLogic Integration、 BEA WebLogic Personalization Server、 BEA WebLogic Platform、 BEA WebLogic Server、 BEA WebLogic Workshop および How Business Becomes E-Business は、 BEA Systems, Inc の商標です。

その他の商標はすべて、 関係各社が著作権を有し ます。

WebLogic Integration チュー ト リ アル

(3)

目次

このマニュアルの内容

対象読者...viii

e-docs Web サ イ ト ...ix

こ のマニ ュ アルの印刷方法 ... ix 関連情報... x サポー ト 情報 ... x 表記規則...xi

1.

はじめに

サンプルの範囲 ...1-1 シナ リ オの背景 ...1-2 EnergyMiser 76 の歴史 ...1-2 製品需要の増加 ...1-3 統合 ソ リ ューシ ョ ンのデプ ロ イ ...1-3 短期的な利点 と 長期的な利点 ...1-4 ソ リ ューシ ョ ンのアーキテ ク チャ ...1-6

2.

サンプルの設定と実行

サンプルの実行前の作業 ...2-1 サンプルの実行 ...2-2 ス テ ッ プ 1: 起動用 Web ページ を コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し て呼び出す.... 2-3 ス ク リ プ ト について ...2-3 ス テ ッ プ 1A : RunSamples ス ク リ プ ト を起動する ...2-4 ス テ ッ プ 1B : Start Server および Launcher ス ク リ プ ト を起動する ...

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ス テ ッ プ 7: 発注書を確認する ...2-14 ス テ ッ プ 8: 発注確認書を確認する ...2-14

3.

サンプルについて

概要 ...3-2 ビ ジネ ス プ ロ セスのモデル化 ...3-2 B2B 統合の管理 ...3-3 新し いシ ス テ ム と 既存シ ス テ ム と の統合 ...3-3 異種データ形式の処理...3-4 B2B Integration ...3-4 リ ポジ ト リ データの ロー ド ...3-5 リ ポジ ト リ データについて ...3-6 ビ ジネ ス プ ロ ト コル定義...3-7 ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ン ...3-8 ト レーデ ィ ング パー ト ナ...3-10 会話定義 ...3-12 コ ラ ボレーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト ...3-13 WebLogic Integration B2B Console の使用...3-16 ビ ジネ ス プ ロ セスおよびワーク フ ローのモデル化 ...3-19 BPM の概要...3-19 WebLogic IntegrationStudio の使い方...3-20 Studio の起動...3-20 Studio でのワーク フ ロー テンプレー ト の表示 ...3-21 サンプル内の BPM コ ンポーネン ト ...3-22 QPA ビジネ ス プロ セ ス ...3-23 QPA 実装の概要...3-25 バイ ヤサ イ ド の実装 ...3-28 サプ ラ イ ヤサ イ ド の実装...3-50 PO ビジネ ス プロ セ ス ...3-58 PO 実装の概要 ...3-60 バイ ヤサ イ ド の実装 ...3-64 サプ ラ イ ヤサ イ ド の実装...3-77 Application Integration と Data Integration...3-83

(5)

Data Integration... 3-88 Format Builder の起動 ...3-90 サンプルの変換マ ッ プの表示 ...3-91

A. DTD

共通の DTD ...A-1 QPA の DTD ...A-2 PO の DTD...A-4

(6)
(7)

このマニュ アルの内容

こ のマニ ュ アルでは、 サンプル統合アプ リ ケーシ ョ ンについて説明し ます。 こ の サンプル アプ リ ケーシ ョ ンでは、 サプ ラ イ チェーン ハブをデプ ロ イ し て、 ビジ ネ ス パー ト ナを接続し、 複数のビ ジネ ス プ ロ セス を自動化し、 バ ッ ク エン ド の エン タープ ラ イ ズ情報シ ス テム を統合し ます。 こ のマニ ュ アルでは、 サンプル アプ リ ケーシ ョ ンの設定および実行方法 と 、 WebLogic Integration を使用し て統 合ソ リ ューシ ョ ンを構築および開発する方法について学習し ます。

こ のマニ ュ アルは、 WebLogic Integration の概要、 および WebLogic Integration の 機能を統合 ソ リ ューシ ョ ンの設計、 開発、 デプロ イ メ ン ト の さ ま ざ ま な段階でど の よ う に使用する かについて説明し た 4 冊のマニ ュ アル シ リ ーズの 1 つです。 まず こ れ ら のマニ ュ アルで WebLogic Integration の機能を包括的に理解し て く だ さ い。 他の 3 冊のマニ ュ アルの内容は、 以下の通 り です。

 『WebLogic Integration 入門』 - WebLogic Integration の概要について説明し たマニ ュ アルです。 こ のマニュ アルでは、 異種のフ ラ グ メ ン ト 化 さ れたビ ジ ネ ス シ ス テ ムが集ま っ ている今日の E ビジネ スが直面し てい る統合問題に ついて概説し ます。 次に、 WebLogic Integration が E ビジネ スの統合問題を 解決する ために提供する Application Integration、 B2B Integration、 Business Process Management、 および Data Integration の各機能について説明し ます。

 『WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ンの設計』 - WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ンの設計および構築方法について説明し たマニ ュ アルです。 こ の マニ ュ アルでは、 推奨 さ れるベス ト プ ラ ク テ ィ スに従っ た優れた設計原理に ついて学習し ます。  『WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ンのデプ ロ イ メ ン ト 』 -統合 ソ リ ュー シ ョ ンを開発か ら プロ ダ ク シ ョ ン環境に移行する方法について説明し たマ ニュ アルです。 こ のマニ ュ アルでは、 統合アプ リ ケーシ ョ ンのコ ン フ ィ グ

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 第 1 章 「は じ めに」 では、 ビ ジネ ス上の問題 と 、 それに対し て WebLogic Integration がどの よ う に対応する かについて説明し ます。  第 2 章 「サンプルの設定 と 実行」 では、 サンプル実装を設定および実行する 方法について説明し ます。  第 3 章 「サンプルについて」 では、 サンプルの機能、 つま り 、 WebLogic Integration コ ンポーネン ト を協調し て動作 さ せてエン タープ ラ イ ズ統合の問 題を解決する方法について説明し ます。 こ の章は、 サンプルを使用し て ビ ジ ネス パー ト ナを定義および管理し、 複数のビジネ ス プロ セ ス を自動化し、 バ ッ ク エン ド のエン タープ ラ イ ズ情報シ ス テ ムを統合する方法についての チュー ト リ アルです。  付録 A 「DTD」 では、 サンプル実装で使用さ れてい る文書型定義 (DTD) を 示し ます。

対象読者

こ のマニ ュ アルは、 次のユーザを対象 と し ています。  ビ ジネ ス アナ リ ス ト -統合 ソ リ ューシ ョ ンの目標を定義し、 こ れ ら の目標を 達成する ためにテ ク ニカル アナ リ ス ト と 共同で作業し ます。 ビ ジネ ス アナ リ ス ト は、 ビ ジネ スおよび経済のエキ スパー ト であ り 、 企業の経営方法に精 通し ています。 ビ ジネ ス アナ リ ス ト は、 社内の情報技術の資産を活用し て競 争で優位に立つための技術をデプロ イする こ と によ り 、 既存のビジネ ス プ ロ セス を改善し ます。

 テ ク ニカル アナ リ ス ト - Application Integration、 Business Process Management、 B2B Integration、 および Data Integration を含む WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ンの評価、 デプ ロ イ メ ン ト 、 および管理を担当し ま す。 テ ク ニカル アナ リ ス ト は通常、 シ ス テム全体に関する エン ド ツー エン ド の知識を持ち、 統合ソ リ ューシ ョ ンの目標を満たすためにビ ジネス アナ リ ス ト と 共同で作業し ます。  ソ フ ト ウ ェ ア エンジニア- WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ンの実装を担 当し ます。 ソ フ ト ウ ェ ア エンジニアは、 統合ソ リ ューシ ョ ンを操作する ため

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植、 パフ ォーマン ス チューニン グな どの ソ フ ト ウ ェ ア アプ リ ケーシ ョ ンに 関する問題に対応し ます。 こ のマニ ュ アルは主に、 エン タープ ラ イ ズ統合の課題に対応し た ソ リ ュー シ ョ ンを構築する アプ リ ケーシ ョ ン開発者を対象 と し ています。 WebLogic Integration プ ラ ッ ト フ ォームおよび Java プ ロ グ ラ ミ ングに読者が精通し てい る こ と を前提 と し て書かれています。

e-docs Web

サイ ト

BEA 製品の ド キ ュ メ ン ト は、 BEA Systems, Inc. の Web サ イ ト で入手で き ます。 BEA のホーム ページで [ 製品の ド キ ュ メ ン ト ] を ク リ ッ ク する か、 ま たは 「e-docs」 と い う 製品 ド キ ュ メ ン ト ページ (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/index.html) を直接表示し て く だ さ い。

このマニ ュ アルの印刷方法

Web ブ ラ ウ ザの [ フ ァ イル|印刷 ] オプシ ョ ンを使用する と 、 Web ブ ラ ウ ザか ら こ のマニ ュ アルを一度に 1 フ ァ イ ルずつ印刷でき ます。

こ のマニ ュ アルの PDF 版は、 WebLogic Integration の Web サ イ ト で入手で き ま す。 PDF を Adobe Acrobat Reader で開 く と 、 マニ ュ アルの全体 (ま たは一部分) を書籍の形式で印刷で き ます。 PDF を表示するには、 WebLogic Integration ド キ ュ メ ン ト のホーム ページを開き、 [PDF 版 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 印刷する マニ ュ アルを選択し ます。

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関連情報

以下の WebLogic Integration のマニ ュ アルには、 こ のマニ ュ アルの内容を補足す る情報、 および WebLogic Integration アプ リ ケーシ ョ ン を開発およびデプ ロ イす る方法について理解する ための情報が含まれています。  WebLogic Integration 入門  WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ンのデプロ イ メ ン ト  WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ンの設計 WebLogic Integration の全マニ ュ アルについては、 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/index.htmlを参照し て く だ さ い。

サポー ト 情報

BEA WebLogic Integration の ド キ ュ メ ン ト に関するユーザか ら のフ ィ ー ド バ ッ ク は弊社 に と っ て非常に重要です。 質問や意見な どがあれば、 電子 メ ールで

docsupport-jp@bea.comまでお送 り く だ さ い。 寄せられた意見については、

WebLogic Integration の ド キ ュ メ ン ト を作成および改訂する BEA の専門の担当者 が直に目を通し ます。

電子 メ ールの メ ッ セージには、 ご使用の製品 ド キ ュ メ ン ト のバージ ョ ン をお書き 添え く だ さ い。

本バージ ョ ンの BEA WebLogic Integration について不明な点があ る場合、ま たは BEA WebLogic Integration の イ ン ス ト ールおよび動作に問題があ る場合は、 BEA WebSupport (websupport.bea.com/custsupp) を通じ て BEA カ ス タ マ サポー ト までお問い合わせ く だ さ い。 カ ス タ マ サポー ト への連絡方法については、 製品 パ ッ ケージに同梱 さ れている カ ス タ マ サポー ト カー ド に も記載さ れています。 カ ス タマ サポー ト では以下の情報をお尋ねし ますので、 お問い合わせの際はあ

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 会社の名前 と 住所  お使いの機種 と コー ド 番号  製品の名前 と バージ ョ ン  問題の状況 と 表示さ れ るエ ラー メ ッ セージの内容

表記規則

こ のマニ ュ アルでは、 全体を通し て以下の表記規則が使用 さ れています。 表記法 適用 太字 用語集で定義 さ れてい る用語を示す。 〔Ctrl〕 + 〔Tab〕 複数のキーを同時に押す こ と を示す。 斜体 強調ま たは書籍の タ イ ト ルを示す。 等幅テキスト コー ド サンプル、 コ マ ン ド と そのオプシ ョ ン、 データ 構造体 と そ の メ ンバー、 デー タ型、 デ ィ レ ク ト リ 、 およ びフ ァ イル名 と その 拡張子を示す。 等幅テ キ ス ト はキーボー ド か ら 入力す る テ キ ス ト も 示す。 例

#include <iostream.h> void main ( ) the pointer psz chmod u+w *

\tux\data\ap .doc

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斜体の等幅テ キスト コ ー ド 内の変数を示す。 String expr すべて大文 字のテキ ス ト デバ イ ス名、 環境変数、 およ び論理演算子を示す。 例 LPT1 SIGNON OR { } 構文の中で複数の選択肢を示す。 実際には、 こ の括弧は入力 し な い。 [ ] 構文の中で任意指定の項目を示す。 実際には、 こ の括弧は入力 し ない。 例

buildobjclient [-v] [-o name ] [-f file-list]... [-l file-list]... | 構文の中で相互に排他的な選択肢を区切る 。 実際には、 こ の記号 は入力 し ない。 ... コ マ ン ド ラ イ ンで以下のいずれか を示す。  引数を複数回繰 り 返す こ と がで き る  任意指定の引数が省略 さ れてい る  パ ラ メ ータ や値な ど の情報を追加入力で き る 実際には、 こ の省略記号は入力 し ない。 例

buildobjclient [-v] [-o name ] [-f file-list]... [-l file-list]... . . . コ ー ド サンプルま たは構文で項目が省略 さ れてい る こ と を示す。 実際には、 こ の省略記号は入力 し ない。 表記法 適用

(13)

1

はじめに

こ の章では、 WebLogic Integration サンプルの背景 と なっ ている ビジネ ス上の問 題例について説明し ます。 こ の章の内容は以下の と お り です。  サンプルの範囲  シナ リ オの背景  統合 ソ リ ューシ ョ ンのデプ ロ イ

サンプルの範囲

BEA WebLogic Integration™は、 企業向けにアプ リ ケーシ ョ ン サーバ、 アプ リ

ケーシ ョ ンの統合、 ビ ジネス プ ロセ ス モデル、 および企業間 (B2B) 統合機能 を提供する単一のプ ラ ッ ト フ ォームです。

WebLogic Integration サンプルでは、 WebLogic Integration プ ラ ッ ト フ ォーム を使 用し て、 新し いアプ リ ケーシ ョ ンの開発、 既存のシ ス テム と の統合、 複雑な ビジ ネ ス プ ロ セ スの効率化、 およびビ ジネ ス パー ト ナ と の連携を実現する方法を示 し ます。 子のマニ ュ アルで示し たサンプル コー ド は、 WebLogic Platform イ ン ス ト ール デ ィ レ ク ト リ の WL_HOME\samples\integration\samples\wlisにあ り

ます。

上の行の SAMPLES_HOMEは、 WebLogic Platform のサンプル デ ィ レ ク ト リ です。

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1 はじ めに

注意: こ のマニ ュ アルで説明する WebLogic Integration サンプルは、 WebLogic

Integration の本 リ リ ースか ら非推奨になっ た XOCP ビ ジネス プ ロ ト コル に基づいています。 XOCP の代替機能に関する詳細については、 『BEA

WebLogic Integration リ リ ース ノ ー ト 』 を参照し て く だ さ い。

シナ リ オの背景

General Control Systems (GCS) はイ リ ノ イ州を拠点 と し たあ る大企業の一部門 で、 工場およびオフ ィ ス ビル向けの各種制御シ ステ ム を製造し ています。

EnergyMiser 76

の歴史

1970 年代の石油危機以降、 GCS では、 電力消費量を抑制する ための監視および 制御シ ス テムであ る EnergyMiser 76 を製造し て き まし た。 こ れ ら のエネルギー 制御シ ス テム を 3 社に OEM 供給し ています。 GCS では、 EnergyMiser 76 用の金 属ボ ッ ク ス を シカ ゴにあ る中規模企業の Midwest Metals か ら調達し ています。 Midwest Metals は、 シル ク ス ク リ ーン ボ ッ ク ス を 25 年に渡っ て独占的に供給し て き ま し た。 GCS の付加価値再販業者 (VAR) はすべて、 EDI シ ス テム を使用し てサプ ラ イ チェーンを自動化し ています。 GCS では、 15 年間、 EDI をサプ ラ イ チェーン と デマン ド チェーンの両方で使用し て、 VAR か ら の発注を処理し 、 Midwest Metals か ら の調達を自動処理し て き まし た。 シル ク ス ク リ ーン ボ ッ ク スの在庫 は、 GCS および Midwest Metals の EDI シ ス テ ムに リ ン ク し た自動補充シ ス テム に よ っ て管理 さ れてい ます。 EnergyMiser 76 モデルの需要が安定し ていて、 在庫 計画を簡単に立て られたので、 サプ ラ イ チェーン メ カニズ ムは順調に機能し て き ま し た。

最近になっ て、 GCS の親会社では、 企業間 (B2B) イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャ と し て BEA WebLogic Platform の導入に着手し まし た。 GCS では、 従来のシ ス テム が機能し てい る上に、 サプ ラ イ ヤか ら も顧客か ら も XML ベース の B2B ト ラ ン

(15)

統合ソ リ ュ ーシ ョ ン のデプ ロ イ

製品需要の増加

第 3 四半期に入って、 VAR か ら EnergyMiser 76 の発注がかつてないほど急増し まし た。 自動補充シ ス テムは処理を開始し、 いつも よ り 多い数量のシル ク ス ク

リ ーン ボ ッ ク スの自動 EDI 850 メ ッ セージ (購入注文) を Midwest Metals に送 信し ま し た。 Midwest Metals の社長は GCS の調達部門に電話をかけて、 工場の 生産能力が追いつかないので指定納期に注文数量をすべて納品する こ と はで き な い と 伝え ま し た。 さ ら に、 工場の生産能力の拡大には、 長期に渡っ てそれに見合っ た発注を見込め ない限 り 、 応じ られない こ と も説明し まし た。 GCS のマネージ ャは、 カ リ フ ォ ルニアの顧客か ら注文が相次いだために需要が急増し た こ と を説明し ま し た。 し か し、 カ リ フ ォルニアのエネルギー状況の見通し がはっ き り し ないので、 現在の 注文レベルが長期的な需要増を示し ている のか一時的な増加にすぎないのかはわ か り ま せん。 状況を理解する と 、 調達マネージ ャは Midwest Metals が供給で き る最大量を買 い付け る と と も に、 別の調達先を探し始めまし た。 そのマネージ ャは会社が B2B 統合イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャの改良を決定し た こ と を思い出し、 IT 部に連絡 し て、 現在の危機的状況を打開する短期的な計画 と 、 サプ ラ イ チェーンで管理 レベルを上げて現状を一目で把握でき る よ う に し て、 在庫不足な どの不測の事態 を避け る ための長期的な計画について話し合い まし た。 マネージ ャは こ の状況 を、 GCS の従来のシ ス テムが現在の自動化 さ れたダ イナ ミ ッ ク な市場に対応し きれな く な ってい る こ と を示す も のであ る と 考え る よ う にな り ま し た。

統合ソ リ ューシ ョ ンのデプロ イ

こ のバ リ ュー チェーンでは、 GCS がチャ ネル マス タです。 市場での効率性を高 め、 競争で優位に立つために、 GCS は BEA WebLogic Integration を使用し てサ プ ラ イ チェーンのハブをデプ ロ イ し まし た。

(16)

1 はじ めに

マン ド チェーンや GCS と VAR と の統合については扱いません。 EDI 統合アプ リ ケーシ ョ ンのサンプルについては、 『WebLogic Integration EDI ユーザーズ ガ イ ド 』 の 「EDI のサンプル」 を参照し て く だ さ い。

短期的な利点と長期的な利点

ハブをデプロ イする と 、 短期的な利点 と 長期的な利点を得られます。 ハブによ り 、 Midwest Metals 以外で認可済みベンダ リ ス ト (AVL) に入ってい るパー ト ナか ら の供給品の調達を促進する こ と で、 現在の供給不足を解決し、 今後のビ ジ ネスに備えてサプ ラ イ チェーン を効率化する シ ステ ム を確立でき ます。 GCS では、 サブ ラ イ チェーン ハブをデプロ イする こ と で、 い く つかの処理を自 動化でき ます。 同じ サンプル アプ リ ケーシ ョ ン を使用し て、 GCS では選択し た ビ ジネ ス パー ト ナ と 会話で き ま す。 ビ ジネス パー ト ナ間の ト ラ ンザ ク シ ョ ンは、 次の一連の イベン ト にまと め られます。 1. 価格 と 在庫の照会が GCS か ら認可済みの二次サプ ラ イ ヤに送られます。 2. GCS では、 サプ ラ イ ヤか ら の応答を取 り まと めて発注マネージ ャに示し、 サ プ ラ イ ヤを選択し ま す。 3. 選択し たサプ ラ イ ヤに発注書が発行 さ れます。 4. 発注書は、 社内の ERP シ ス テムに自動的に入力さ れます。 5. 選択さ れたサプ ラ イ ヤは、 発注確認書を GCS に返し ま す。 6. 発注書のレ コー ド は、 発注確認書の情報 (サプ ラ イ ヤの受注番号な ど) で自 動的に更新さ れます。

(17)

統合ソ リ ュ ーシ ョ ン のデプ ロ イ

次の図は、 GCS のハブ と サプ ラ イ ヤがや り 取 り する価格 と 在庫の照会の処理フ ローを示し ています。

(18)

1 はじ めに

ソ リ ューシ ョ ンのアーキテ ク チ ャ

WebLogic Integration サンプルは、 ハブ、 バイ ヤ、 ト レーデ ィ ン グ パー ト ナであ る 2 つのサプ ラ イ ヤか ら な る 4 つのエンテ ィ テ ィ をデプ ロ イ し て ソ リ ューシ ョ ン を実装し ています。 プロ ダ ク シ ョ ン環境では、 各エンテ ィ テ ィ は別々の WebLogic Integration サーバ上で動作で き ます。 ただ し、 サンプルの実行手順を 簡略化する ために、 こ のシナ リ オでは、 1 つの WebLogic Integration サーバが 4 つのエンテ ィ テ ィ すべてのホ ス ト と な り ま す。 次の図は、 こ の実装を示し ていま す。 図1-2 WebLogic Integration サンプルの実装アーキテク チャ サンプルを構成し、 ビ ジネ ス エンテ ィ テ ィ に よ って実行さ れ る機能について次 の表で説明し ます。 表1-1 ビジネス エンテ ィテ ィによ って実行されるサンプルの機能 ビジネス エンテ ィテ ィ 機能 WLIS_Hub バ イ ヤ と サプ ラ イ ヤ間の通信をルーテ ィ ン グ し て、 企業 間統合を実現する 。

(19)

統合ソ リ ュ ーシ ョ ン のデプ ロ イ WLIS_Buyer  ワー クフ ロ ー テ ンプ レー ト を使用 し て、 サプ ラ イ ヤ お よび内部機能 (バ ッ クエン ド データ ベース の更新) 間のビ ジネ ス プ ロ セ ス を調整する 。  アプ リ ケーシ ョ ン ビ ュ ーを使用し て、 バ イ ヤのデー タ ベース シ ス テ ムへの接続を提供する 。  HTML およ び JSP ページ を使用 し て、 データ 表現 と ユーザ イ ン タ フ ェース を処理する 。 WLIS_SupplierOne  ワー クフ ロ ー テ ンプ レー ト を使用 し て、 バ イ ヤか ら の要求に対応し て内部プ ロ グ ラ ム (データ ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンや永続性な ど) を起動す る。  アプ リ ケーシ ョ ン間の情報交換を容易にす る ため、 データ を変換す る。 WLIS_SupplierTwo  ワー クフ ロ ー テ ンプ レー ト を使用 し て、 バ イ ヤか ら の要求に対応し て内部プ ロ グ ラ ム (データ ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンや永続性な ど) を起動す る。  アプ リ ケーシ ョ ン間の情報交換を容易にす る ため、 データ を変換す る。 表1-1 ビジネスエンテ ィテ ィによっ て実行されるサンプルの機能 ビジネス エンテ ィ テ ィ 機能

(20)
(21)

2

サンプルの設定と実行

こ の章では、 環境を設定し、 WebLogic Integration サンプル アプ リ ケーシ ョ ン を 実行する ス テ ッ プについて説明し ます。 それぞれのス テ ッ プは以下の節に分かれ ています。  サンプルの実行前の作業  サンプルの実行 こ のサンプルのアーキテ ク チ ャの詳細については、 1-6 ページの 「ソ リ ューシ ョ ンのアーキテ ク チャ」 を参照し て く だ さ い。 サンプル アプ リ ケーシ ョ ンの処理 の概要については、 図 1-1 の 「サンプル アプ リ ケーシ ョ ンの処理フ ロー」 を参 照し て く だ さ い。

サンプルの実行前の作業

サンプルを実行する前に、 次の ステ ッ プを実行し ます。

1. [WebLogic Integration Full Installation with Samples] オプシ ョ ン を指定し て、 WebLogic Integration を イ ン ス ト ールし ます。 イ ン ス ト ール手順については、 『Installing BEA WebLogic Integration』 を参照し て く だ さ い 。

WebLogic Integration サンプルはSAMPLES_HOME\integration\samples\wlis

デ ィ レ ク ト リ に イ ン ス ト ール さ れてい ます。SAMPLES_HOMEは WebLogic

(22)

2 サン プルの設定 と 実行

注意: サンプルでは、 WebLogic Integration を イ ン ス ト ールする と きに指定し た

データベース を使用し ます。 他のデータベース を使用する場合は、 [WebLogic Integration Database Configuration] ウ ィ ザー ド を実行し ます。

こ のウ ィ ザー ド の実行手順については、 『WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タマ イ ズ』 の 「データベース コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン ウ ィ ザー ド の使い方」 を参照し て く だ さ い 。

サンプルの実行

注意: こ のサンプルは、 WebLogic Integration の各イ ン ス タ ン スにつき一度に 1 ユーザだけが実行で き ます。 WebLogic Integration サンプルを実行するには、 次の 8 つの ス テ ッ プをすべて実 行し ます。  ス テ ッ プ 1: 起動用 Web ページを コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し て呼び出す  ス テ ッ プ 2: WebLogic Integration サンプルを選択する  ス テ ッ プ 3: サンプルを起動する  ス テ ッ プ 4: QPA 要求を送信する  ス テ ッ プ 5: QPA 要求を確認する  ス テ ッ プ 6: 発注書を作成する  ス テ ッ プ 7: 発注書を確認する  ス テ ッ プ 8: 発注確認書を確認する

(23)

サン プ ルの実行

ステ ッ プ

1:

起動用

Web

ページを コ ン フ ィ グレー

シ ョ ン し て呼び出す

WebLogic Platform の イ ン ス ト ール デ ィ レ ク ト リ の SAMPLES_HOME\integration\samples\binデ ィ レ ク ト リ には、 WebLogic Integration 製品のすべてのサンプルを コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンおよび実行する ため のス ク リ プ ト が入っ ています (SAMPLES_HOMEは WebLogic Platform のサンプル

デ ィ レ ク ト リ を示す )。

スク リ プ ト について

RunSamplesス ク リ プ ト は、 起動用 Web ページが表示さ れ る まで、 適切な順序で 他の ス ク リ プ ト を起動する ド ラ イ バ ス ク リ プ ト です。 起動用 Web ページには、 複数の WebLogic Integration サンプルおよびコ ン ソ ールを起動する ための リ ン ク が含まれています。RunSamplesス ク リ プ ト の詳細については、 『WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タマ イ ズ』 の 「は じ めに」 の 「サンプル ド メ イ ンのコ ン フ ィ グ レーシ ョ ン と 起動」 を参照し て く だ さ い。 こ の ステ ッ プ (起動用 Web ページを コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し て呼び出す) は、 2 つのサブス テ ッ プに分けて説明し ます。 こ の 2 つのサブス テ ッ プでは、 起動用 Web ページ を コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し て呼び出すための別のス テ ッ プを説明し ます。  ス テ ッ プ 1A : RunSamples ス ク リ プ ト を起動する

 ス テ ッ プ 1B : Start Server および Launcher ス ク リ プ ト を起動する

サンプル ド メ イ ンでサンプルを初めて実行する場合は、 ス テ ッ プ 1A で説明する よ う に、RunSamplesス ク リ プ ト を実行し なければな り ません。RunSamplesス

ク リ プ ト はサンプル データベース を コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンする だけでな く 、 サ ンプル ド メ イ ンで WebLogic Integration を起動し ます。

(24)

2 サン プルの設定 と 実行

注意: サンプル データベース を コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し た後に RunSamplesコ

マン ド を実行する と 、 次の メ ッ セージが表示 さ れます。

The WebLogic Integration repository has already been created and populated, possibly from a previous run of this

RunSamples script. Do you want to destroy all the current data in the repository and create and populate the WebLogic Integration repository again?

Y for Yes, N for No

N を入力する と 、 データベースの コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン タ ス ク が省略さ れます。 コ マン ド は、 サンプル ド メ イ ンで WebLogic Integration を起動

し、 [Samples Launcher] ページ を Web ブ ラ ウザに表示し ます。

ス テ ッ プ 1B で説明する よ う に、 Start Server および Launcher ス ク リ プ ト を使用 する こ と も で き ます。

ステ ッ プ

1A : RunSamples

ス ク リ プ ト を起動する

注意: RunSamplesス ク リ プ ト を一度も起動し ていない場合、 ま たはサンプル

で操作するデータベース を変更し た場合、 こ のス テ ッ プで説明する タ ス ク を実行する必要があ り ます。

次の節では、 Windows および UNIX シ ス テム上で RunSamplesス ク リ プ ト を実

行する ス テ ッ プを示し ます。

Windows

上での

RunSamples

ス ク リ プ ト の実行

Windows シ ス テ ム上で RunSamplesス ク リ プ ト を実行するには、 次のいずれか

を実行し ます。

 メ ニ ューか ら RunSamplesス ク リ プ ト を実行する場合

[ス ター ト |プ ロ グ ラ ム| BEA WebLogic Platform 7.0 | WebLogic Integration 7.0| Integration Examples | Start Server and Launch Examples (with dataloader)] を選択し ます。

 コ マン ド ラ イ ンか ら RunSamplesス ク リ プ ト を実行する場合

(25)

サン プ ルの実行

b. setenvス ク リ プ ト を実行し て WebLogic Integration 環境変数を設定し ま

す。

cd WLI_HOME setenv

WLI_HOMEは WebLogic Integration が イ ン ス ト ール さ れてい るデ ィ レ ク ト

リ を表し ます。

c. サンプル ド メ イ ンの \binデ ィ レ ク ト リ に移動し ます。 た と えば、 cd SAMPLES_HOME\integration\samples\bin

上の行の SAMPLES_HOMEは、 WebLogic Platform のサンプル デ ィ レ ク ト

リ です。 d. 次の よ う に入力し て、RunSamplesス ク リ プ ト を実行し ます。 RunSamples RunSamplesス ク リ プ ト の実行が終了し た ら、 サンプルに付属の起動用 Web ペー ジが Web ブ ラ ウザに表示 さ れます。

UNIX

上での

RunSamples

ス ク リ プ ト の実行

UNIX シ ス テム上で RunSamplesス ク リ プ ト を実行する には、 次のス テ ッ プを実 行し ます。

1. setenvス ク リ プ ト を実行し て WebLogic Integration 環境変数を設定し ます。 cd WLI_HOME

setenv

WLI_HOMEは WebLogic Integration が イ ン ス ト ール さ れてい るデ ィ レ ク ト

リ を表し ます。

2. サンプル ド メ イ ンの binデ ィ レ ク ト リ に移動し ます。 た と えば、 cd SAPLES_HOME/integration/samples/bin

(26)

2 サン プルの設定 と 実行

ステ ッ プ

1B : Start Server

および

Launcher

ス ク リ プ ト を起

動する

ス テ ッ プ 1A で説明し た よ う に、 既に RunSamplesス ク リ プ ト を実行し た場合、

データベースが作成さ れ、 サンプル データ が入力さ れています。 こ の場合、 サ ンプルを実行する と きには、 ス テ ッ プ 1A の代わ り に こ のス テ ッ プの タ ス ク を実 行し て も かまいません。 ス テ ッ プ 1B の手順では、 Windows および UNIX シ ス テ ム上で WebLogic Server を起動し、 起動用 Web ページ を呼び出し ます。

Windows

上での

Start Server

および

Launcher

ス ク リ プ ト の起動

Windows シ ス テ ム上でス ク リ プ ト を実行する には、 次のいずれかを実行し ます。

 メ ニ ューか ら Start Server ス ク リ プ ト に次い で Samples Launcher ス ク リ プ ト を起動する場合

a. [ス ター ト |プ ロ グ ラ ム| BEA WebLogic Platform 7.0 | WebLogic Integration 7.0| Integration Examples | Start Server] を選択し ます。 次の メ ッ セージが表示さ れた場合は、StartServerス ク リ プ ト は正し く

終了し ています。

StartServer execution successful

b. [ス ター ト |プ ロ グ ラ ム| BEA WebLogic Platform 7.0 | WebLogic Integration 7.0| Integration Examples | Launch Examples] を選択し ます。 サンプルに付属の起動用 Web ページが Web ブ ラ ウザに表示 さ れます。

 コ マン ド ラ イ ンか ら Start Server ス ク リ プ ト に次い で Samples Launcher ス ク リ プ ト を起動する場合

1. コ マン ド ウ ィ ン ド ウ を開き ます。

2. setenvス ク リ プ ト を実行し て WebLogic Integration 環境変数を設定し ます。 cd WLI_HOME

setenv

WLI_HOMEは WebLogic Integration が イ ン ス ト ール さ れてい るデ ィ レ ク ト

(27)

サン プ ルの実行

上の行の SAMPLES_HOMEは、 WebLogic Platform のサンプル デ ィ レ ク ト

リ です。

d. 次の よ う に入力し てサーバを起動し ます。

startServer

次の メ ッ セージが表示 さ れた場合は、startServerス ク リ プ ト は正し く

終了し ています。

StartServer execution successful

e. 次の よ う に入力し て Web ブ ラ ウザを起動し ます。

launchBrowser

サンプルに付属の起動用 Web ページが Web ブ ラ ウ ザに表示さ れます。

UNIX

上での

Start Server

および

Launcher

ス ク リ プ ト の起動

UNIX シ ス テム上でス ク リ プ ト を実行するには、 次の手順を実行し ます。 1. setenvス ク リ プ ト を実行し て WebLogic Integration 環境変数を設定し ます。

cd WLI_HOME setenv

WLI_HOMEは WebLogic Integration が イ ン ス ト ール さ れてい るデ ィ レ ク ト リ

を表し ます。

2. サンプル ド メ イ ンの binデ ィ レ ク ト リ に移動し ます。 た と えば、 cd SAMPLES_HOME/integration/samples/bin

上の行の SAMPLES_HOMEは、 WebLogic Platform のサンプル デ ィ レ ク ト リ で

す。

3. 次の よ う に入力し てサーバを起動し ます。

. ./startServer

(28)

2 サン プルの設定 と 実行

ステ ッ プ

2: WebLogic Integration

サンプルを選択

する

起動用 Web ページか らは、 複数のサンプル アプ リ ケーシ ョ ンおよび管理コ ン ソ ールを起動でき ます。 こ の Web ページの [ サンプル アプ リ ケーシ ョ ン ] の下 にあ る [WLISample] リ ン ク を ク リ ッ ク し て、 第 1 章 「は じ めに」 で説明し たサ プ ラ イ チェーンの問題を解決するサンプル アプ リ ケーシ ョ ン を起動し ます。 ブ ラ ウ ザには、 次の図の よ う なサンプル概要ページが表示さ れます。 図2-1 WebLogic Integration サンプルの [概要] ウ ィ ン ド ウ 概要ウ ィ ン ド ウ では、 ビ ジネス上の問題 と 、 WebLogic Integration サンプルに よ る ソ リ ューシ ョ ンが簡単に説明さ れています。

(29)

サン プ ルの実行

ステ ッ プ

3:

サンプルを起動する

次のいずれかの方法でサンプルを起動し ます。  [概要 ] ウ ィ ン ド ウ上部にあ る水平の黒い バーの [ 実行 ] を ク リ ッ ク し ます。  [概要 ] ウ ィ ン ド ウ下部にあ る [ サンプルの実行 ] を ク リ ッ ク し ます。 次の図に示す [QPA リ ク エス ト の送信 ] ウ ィ ン ド ウ が表示さ れます。 図2-2 [QPA リ ク エス ト の送信] ウ ィ ン ド ウ こ の ウ ィ ン ド ウ では、 次の部分に注目し て く だ さ い。 ウ ィ ン ド ウ には、 [ 価格 と 在庫の照会 (QPA) ] フ ォームが表示さ れてい ま

(30)

2 サン プルの設定 と 実行 サンプル アプ リ ケーシ ョ ンの段階に合わせてそのス テ ッ プに対応する ウ ィ ン ド ウ も表し ます。 サンプルの段階に合わせて、 該当する ス テータ ス ボ ッ ク ス が各ウ ィ ン ド ウ で強調表示さ れます。 こ のス テータ ス バーを見る と 、 どの段 階の処理なのかがわか り ます。

ステ ッ プ

4: QPA

要求を送信する

[QPA リ ク エス ト の送信 ] を ク リ ッ ク し て、 QPA プ ロセ ス を開始し ます。 次の図 に示す [QPA 応答のチェ ッ ク ] ウ ィ ン ド ウ が表示 さ れます。 図2-3 [QPA 応答のチ ェ ッ ク ] ウ ィ ン ド ウ こ のウ ィ ン ド ウは、 QPA 要求がサプ ラ イ ヤに送信さ れ、 バイ ヤが応答を待っ て い る こ と を示し ます。 [QPA 応答のチェ ッ ク ] ウ ィ ン ド ウ の [QPA 応答のチェ ッ ク ] を ク リ ッ ク し て、 次 の ウ ィ ン ド ウ を表示し ます。

(31)

サン プ ルの実行

ステ ッ プ

5: QPA

要求を確認する

次に表示さ れる ウ ィ ン ド ウは、 サプ ラ イ ヤか ら の QPA 応答がバイ ヤに届いてい るかど う かに よ って異な り ます。  QPA 応答がサプ ラ イ ヤか ら バイ ヤに届いていない場合、 次のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示 さ れます。 図2-4 [QPA 応答] ダイアログボ ッ ク ス a. [OK] を ク リ ッ ク し て、 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。 [QPA 応答の チェ ッ ク ] ウ ィ ン ド ウは、 ブ ラ ウ ザに表示さ れた ま ま と な り ます。 b. しば ら く し てか ら、 [QPA 応答のチェ ッ ク ] を も う 一度 ク リ ッ ク し ます。 c. [QPA Response] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示 さ れな く な る まで同じ ス テ ッ プを繰 り 返し ます。 表示さ れな く なっ た ら、 サプ ラ イ ヤか ら の応答がバ イ ヤに届い た こ と にな り ます。 応答が届 く と 、 図 2-5 に示す [PO の作成 ] ウ ィ ン ド ウ が表示さ れます。 応答がない場合は、 WebLogic Server ロ グで エ ラー情報を確認し ます。  QPA 応答がサプ ラ イ ヤか ら バイ ヤに届いた場合、 次の図の [PO の作成 ] ウ ィ ン ド ウ が表示さ れます。

(32)

2 サン プルの設定 と 実行 図2-5 [PO の作成] ウ ィ ン ド ウ こ のウ ィ ン ド ウには、 価格 と 在庫の照会に対する各サプ ラ イ ヤか ら の応答を ま と めた フ ォームが表示さ れます。

ステ ッ プ

6:

発注書を作成する

次の手順を実行し て、 シル ク ス ク リ ーンの金属ボ ッ ク スの発注書を作成し ます。 1. 図 2-5 に示し た よ う に、 フ ォーム上で WLIS_SupplierOne または WLIS_SupplierTwo を選択し ます。 2. [PO の作成 ] を ク リ ッ ク し て、 バ ッ ク エン ド の ERP シ ス テ ムに要求を送信し ます。 こ のシ ス テ ムでは、 指定し た発注書が生成さ れ、 選択し たサプ ラ イ ヤ に送信 さ れます。 [PO のチェ ッ ク ] ウ ィ ン ド ウ が表示さ れます。 こ のウ ィ ン ド ウには、 発注要 求が送信さ れた こ と を示す メ ッ セージが表示 さ れます。 次の図を参照し て く

(33)

サン プ ルの実行

2-6 [PO のチ ェ ッ ク] ウ ィ ン ド ウ

提出済みの発注書の ス テータ ス を確認する には、 [ 発注書のチェ ッ ク ] を ク リ ッ ク し ます。

(34)

2 サン プルの設定 と 実行

ステ ッ プ

7:

発注書を確認する

選択し たサプ ラ イ ヤに発注書が送信 さ れる と 、 次の図の よ う に、 注文内容が表示 さ れます。 図2-7 [PO Ack のチ ェ ッ ク] ウ ィ ン ド ウ 上の図には、 選択し たサプ ラ イ ヤにユーザ (バ イ ヤ) が送信し た PO 情報が表示 さ れています。 発注書を受信する と 、 サプ ラ イ ヤは確認 メ ッ セージ を返し ます。 こ の メ ッ セージを表示するには、 [ 発注確認書のチェ ッ ク ] を ク リ ッ ク し ます。

ステ ッ プ

8:

発注確認書を確認する

サプ ラ イ ヤが発注書の受信を確認する と 、 次の図に示す [PO の確定 ] ページがバ イ ヤに対し て表示 さ れます。

(35)

サン プ ルの実行 図2-8 [PO の確定] ウ ィ ン ド ウ 上の図は、 サプ ラ イ ヤがバイ ヤ (GCS) に送信し た発注確認書を示し ています。 バ イ ヤが送信し、 サプ ラ イ ヤが確認し た元の発注書に、 サプ ラ イ ヤが出荷情報を 追加し てい る こ と に注目し て く だ さ い。 図 2-7 と 図 2-8 の [PO Master Information] セ ク シ ョ ン を見比べて く だ さ い。 WebLogic Integration のサンプル アプ リ ケーシ ョ ンの実行手順は以上です。 こ の アプ リ ケーシ ョ ンの し く みについては、 第 3 章 「サンプルについて」 を参照し て く だ さ い 。

(36)
(37)

3

サンプルについて

注意: こ の章を読む前に、 サンプルを実行し てお く こ と をお勧め し ます。 手順 については、 第 2 章 「サンプルの設定 と 実行」 を参照し て く だ さ い。 こ こ で説明するサンプル コー ド は、 WebLogic Platform の イ ン ス ト ール デ ィ レ ク ト リ の SAMPLE_HOME\integration\samples\wlisデ ィ レ ク ト リ にあ り ます。

SAMPLES_HOMEは WebLogic Platform のサンプル デ ィ レ ク ト リ を示し ま

す。 サンプル アプ リ ケーシ ョ ンは、 多 く のビ ジネス プ ロセ ス を自動化し、 バ ッ ク エ ン ド のエン タープ ラ イ ズ情報シ ステ ム (EIS) を統合し て、 ビジネ ス パー ト ナを 結ぶサプ ラ イ チェーンのハブをデプロ イ し ます。 こ の章では、 仮想企業 General Control Systems (GCS) が直面し てい る サプ ラ イ チェーンの課題を、 サンプル統 合ソ リ ューシ ョ ンでどのよ う に解決するかについて説明し ます。 具体的には、 以 下の ト ピ ッ ク を取 り 上げます。  概要  B2B Integration  ビジネス プロ セ スおよびワー ク フ ローのモデル化

 Application Integration と Data Integration

注意: こ のマニ ュ アルで説明する WebLogic Integration サンプルは、 WebLogic

Integration の本 リ リ ースか ら非推奨にな った XOCP ビジネ ス プ ロ ト コル に基づいています。 XOCP の代替機能に関する詳細については、

(38)

3 サン プルについて

概要

サンプル シナ リ オでは、 General Control Systems (GCS) は、 サプ ラ イ チェーンの 課題に対し て WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ン を実装する こ と を決定し ま す。 最初のス テ ッ プは何で し ょ う 。 GCS では、 WebLogic Integration を使用し て以下の タ ス ク を実行する方法を分析 する こ と か ら始めま し た。  ト レーデ ィ ング パー ト ナ間の ト ラ ンザ ク シ ョ ン を推進する ビジネス プロ セ スのモデル化  シナ リ オに登場する ビ ジネ ス パー ト ナど う し の企業間 (B2B) 統合の定義お よび管理  Web ベースの新し い フ ロ ン ト エン ド シ ス テム と 既存のエン タープ ラ イ ズ情 報シ ス テム と の統合  異種データ形式の処理 こ こ か らは、 GCS が WebLogic Integration を使用し て、 こ れ ら の タ ス ク を実行す る方法について説明し ます。

ビジネス

プロセスのモデル化

WebLogic Integration には、 ビジネス プロ セ スの管理に必要な ツールが用意さ れ ています。  WebLogic Integration プロ セ ス エンジ ン-ワーク フ ロー テンプレー ト の作成 と 管理、 ワー ク フ ローの開始 と 終了、 実行時のワー ク フ ロー イ ン ス タ ン スの 制御 と 管理な どのサービ ス を提供する EJB の コ レ ク シ ョ ンです。

 WebLogic Integration Studio -ビジネス プロ セ ス を作成し、 実行時にモニ タ する ためのグ ラ フ ィ カル デザ イ ン ツールです。

(39)

概要

B2B

統合の管理

WebLogic Integration は、 外部の ト レーデ ィ ング パー ト ナ と の イ ン ターネ ッ ト 経 由の通信をサポー ト し てい ます。 具体的には、 XML メ ッ セージの送受信用 と し て XOCP、 RosettaNet (1.1 と 2.0)、 および Ariba cXML ビ ジネス プ ロ ト コルをサ ポー ト し てい ます。

B2B 統合 BPM プ ラ グ イ ンは WebLogic Integration Studio を拡張し ます。 その結 果、 Studio を使用し て、 協調的ワーク フ ロー、 つま り 外部の ト レーデ ィ ング パー ト ナ と メ ッ セージ をや り 取 り する ワー ク フ ローを定義で き る よ う にな り ま す。

新し いシステムと既存システムとの統合

WebLogic Integration は、 アダプ タ を使用する こ と で、 Web ベースの新し い フ ロ ン ト エン ド シ ス テ ム と 既存のエン タープ ラ イ ズ情報シ ス テム (EIS) アプ リ ケー シ ョ ン と の統合をサポー ト し てい ます。 Application Integration アダプ タは、 大き

く 次の よ う に分類でき ます。

 サービ ス アダプ タ- WebLogic Integration か ら EIS アプ リ ケーシ ョ ンへの同 期要求および応答統合を実現し ます。

 イベン ト アダプ タ- EIS アプ リ ケーシ ョ ンか ら WebLogic Integration への一 方向の非同期統合を実現し ます。

Application Integration アダプ タの コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンには、 Web ブ ラ ウザの イ ン タ フ ェース を使用し ます。 Application Integration アダプ タ を経由する ビ ジネ ス イベン ト は、 WebLogic Integration リ ポジ ト リ の XML ス キーマ定義 (XSD) と し て定義し ます。

(40)

3 サン プルについて

異種データ形式の処理

XML は、 WebLogic Integration シ ス テムで使用 さ れる メ ッ セージ形式です。 し か し、 WebLogic Integration フ レーム ワー ク では、 バイ ナ リ メ ッ セージ形式を使用 する環境に WebLogic Integration アプ リ ケーシ ョ ン を簡単に統合する こ と ができ ます。 WebLogic Integration は、 次のデータ統合をサポー ト し てい ます。  バイ ナ リ - XML 間変換 : WebLogic Integration は、 XML と バ イ ナ リ 形式 と の間で双方向の変換を実行し ます。 こ の変換では、 メ ッ セージのデータ表現 (XML ま たはバイ ナ リ ) だけが変更さ れ、 メ ッ セージのデータ構造および内 容は変更さ れません。  XML - XML 変換 : WebLogic Integration では、 XSLT を使用し て、 XML メ ッ セージのデータ 構造ま たは内容 (あ るい はその両方) を ソ ース メ ッ セー ジが対象の メ ッ セージにマ ッ プでき ます。 XSL ス タ イルシー ト は、 手動で作成する こ と も、 WebLogic Integration 製品 に同梱 さ れてい る Contivo Analyst マ ッ ピ ング ツールを使用し て作成する こ と も でき ます。 ス タ イ ルシー ト は、 WebLogic Integration リ ポジ ト リ に格納 さ れます。 変換は実行時に次の よ う に行われます。 まず入力 メ ッ セージが ワー ク フ ロー 変数に割 り 当て られ、 プ ロ セス エンジンが リ ポジ ト リ 内の XSL ス タ イル シー ト を参照し、 出力 メ ッ セージが別の ワー ク フ ロー変数に割 り 当て られま す。 以下の節では、 WebLogic Integration の コ ンポーネン ト を協調し て動作 さ せて、 サンプル アプ リ ケーシ ョ ン を ビル ド およびデプ ロ イする方法について説明し ま す。

B2B Integration

電子商取引の ト ラ ンザ ク シ ョ ンに (こ のシナ リ オのバ イ ヤおよびサプ ラ イ ヤの

(41)

B2B Integration リ に格納さ れ、 WebLogic Integration に用意さ れてい る ツールおよびプ ロセ ス を 使用し て、 流動的で多様な ト レーデ ィ ン グ パー ト ナの関係を効率的に管理でき ます。 B2B 統合環境のコ ンフ ィ グ レーシ ョ ン方法を詳し く 説明する こ と は、 こ のマ ニュ アルの範囲を超え ます。 そ こ で、 こ の節では、 サンプル アプ リ ケーシ ョ ン で使用さ れ る WebLogic Integration リ ポジ ト リ データ、 そのデータ をサンプルで ロー ド する方法、 およびデータ を表示し てサンプルにおけ る ビジネ ス会話の進捗 状況をモニ タする方法について簡単に説明し ます。

B2B Integration の詳細 と 、 それをサポー ト する WebLogic Integration 環境の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン手順につい ては、 それぞれ 『B2B Integration 入門』 と 『B2B

Integration 管理ガ イ ド 』 を参照し て く だ さ い 。

こ の付録の ト ピ ッ ク は以下の と お り です。

 リ ポジ ト リ データの ロー ド

 リ ポジ ト リ データについて

 WebLogic Integration B2B Console の使用

リ ポジ ト リ

データのロー ド

ト レーデ ィ ン グ パー ト ナを統合する ためにサンプルで必要なデータは、 サンプ ルの設定 (2-2 ページの 「サンプルの実行」 参照) 時に RunSamplesス ク リ プ ト を実行し た と き に、 WebLogic Integration リ ポジ ト リ にバル ク ロー ド さ れます。 RunSamplesス ク リ プ ト は、 以下の XML フ ァ イルに格納さ れた B2B コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン データ を リ ポジ ト リ に ロー ド し ます。

(42)

3 サン プルについて

 ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ン

 BulkLoaderData.xml-次のデ ィ レ ク ト リ にあ り ます。

SAMPLE_HOME\integration\samples\wlis\lib

上の行の SAMPLES_HOMEは、 WebLogic Platform のサンプル デ ィ レ ク ト リ で

す。

こ の BulkLoaderData.xmlフ ァ イ ルには、 WebLogic Integration サンプルに

固有のデータ が格納さ れています。 こ のフ ァ イ ルでは、 次の要素を記述し ま す。  ト レーデ ィ ング パー ト ナ  会話定義  コ ラ ボレーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト 各データ要素の詳細については、 次の 「 リ ポジ ト リ データについて」 を参照し て く だ さ い 。

リ ポジ ト リ

データ について

こ の節では、 サンプル アプ リ ケーシ ョ ン用 と し て WebLogic Integration リ ポジ ト リ にバル ク ロー ド さ れ るデータ要素に関し て特に重要な情報を取 り 上げます。  ビ ジネ ス プ ロ ト コル定義  ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ン  ト レーデ ィ ング パー ト ナ  会話定義  コ ラ ボレーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト 注意: 3-5 ページの 「 リ ポジ ト リ データの ロー ド」 で説明し た と お り 、 サンプ ル アプ リ ケーシ ョ ン をサポー ト する ために、 2 つの XML フ ァ イ ルの データが WebLogic Integration リ ポジ ト リ に イ ンポー ト さ れます。 コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン データは、 バル ク ロー ド する こ と も、 WebLogic

(43)

B2B Integration

フ ィ グ レーシ ョ ン し た り する こ と がで き ます。 詳細については、 3-16 ページの 「WebLogic Integration B2B Console の使用」 を参照し て く だ さ い。

ビジネス

プロ ト コル定義

SystemRepData.xmlフ ァ イルには、 WebLogic Integration がサポー ト し てい るす

べてのビ ジネ ス プ ロ ト コル (XOCP、 RosettaNet、 および cXML) の定義を含む シ ス テム データが格納 さ れています。 WebLogic Integration サンプル アプ リ ケー シ ョ ンでは、 XOCP のみを使用し ます。 SystemRepData.xmlフ ァ イルの次の抜粋部分は、 XOCP ビ ジネ ス プ ロ ト コル定 義を示し ています。 コー ド リ ス ト 3-1 SystemRepData.xml フ ァ イル内の XOCP ビジネスプロ ト コ ル定義

<!-- XOCP BUSINESS PROTOCOL DEFINITIONS --> <business-protocol-definition name="XOCP-SPOKE" business-protocol-name="XOCP" protocol-version="1.1" endpoint-type="SPOKE"> <java-class>com.bea.b2b.protocol.xocp.XOCPSpokeProtocol</java-class> <decoder>XOCP-Decoder</decoder> <encoder>XOCP-Encoder</encoder> </business-protocol-definition> <business-protocol-definition name="XOCP-Hub" business-protocol-name="XOCP" protocol-version="1.1" endpoint-type="HUB"> <java-class>com.bea.b2b.protocol.xocp.XOCPHubProtocol</java-class>

(44)

3 サン プルについて

:

</business-protocol-definition>

上の リ ス ト の次の点に注目し て く だ さ い。

 WebLogic Integration は、 XOCP-HUB と XOCP-SPOKE と い う XOCP ビジ ネス プ ロ ト コルの 2 つの定義をサポー ト し てい ます。

 endpoint-type は定義ご と に指定 さ れてい ます。

 各ビジネス プロ ト コル定義は、 指定し た Java ク ラ ス によ って実装 さ れます。 ビ ジネ ス プ ロ ト コル 定義の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンの詳細については、 『B2B

Integration 管理ガ イ ド 』 の 「コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン要件」 および 『B2B Integration Administration Console オン ラ イ ン ヘルプ』 の 「ト レーデ ィ ング パー

ト ナの コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン」 を参照し て く だ さ い 。

ロジ ッ ク

プ ラグイ ン

ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンは、 実行時にビ ジネ ス メ ッ セージ を イ ン ターセプ ト し て処 理する Java ク ラ ス です。 各ビジネ ス プ ロ ト コルは、 標準のルータおよびフ ィ ル タ ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンに関連付け ら れています。 注意: カ ス タ ム ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンは本 リ リ ースの WebLogic Integration か ら 非推奨 と な り ま し た。 代替機能の詳細については、 『WebLogic Integration リ リ ース ノ ー ト 』 を参照し て く だ さ い 。

SystemRepData.xmlフ ァ イ ルには、 WebLogic Integration がサポー ト し てい るす

べてのビ ジネス プ ロ ト コル (XOCP、 RosettaNet、 および cXML) の定義を含む シ ス テ ム データ が格納さ れています。 こ のサンプルでは、 XOCP ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンのみを使用し ます。

(45)

B2B Integration3-1 XOCP 固有のロジ ッ ク プ ラグイ ン ロジ ッ ク プ ラグイ ン 説明 XOCP ルータ こ のルー タ ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンは、 着信ビ ジネ ス メ ッ セージ を処理 し、 その処理で使用する メ ッ セー ジ コ ン テ キ ス ト ド キ ュ メ ン ト を生成す る 。 デフ ォル ト では、 こ れがルータ チ ェーンで最初の ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ン と な る。 ハブの配信チ ャ ネル用の XOCP ルー タ ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンは、XPath ルー タ式に基 づいて受信先 ト レーデ ィ ン グ パー ト ナの リ ス ト を変 更で き る 。 詳細については、 『 B2B Integration ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンプ ロ グ ラ ミ ン グガ イ ド 』 の 「ビ ジネ ス メ ッ セージのルーテ ィ ン グ と フ ィ ルタ処理」 を参 照。 XOCP ルータ エン キ ュー ルー タ エン キ ュー ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンは、 ビ ジネ ス メ ッ セージ をルー タ メ ッ セージ キ ューに追加す る 。 デフ ォ ル ト では、 こ れがルータ チ ェーンで最後の ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ン と な る。 XOCP フ ィ ル タ こ の フ ィ ル タ ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンは、 送信ビジネ ス メ ッ セージ を処理 し、 その処理で使用する メ ッ セー ジ コ ン テ キ ス ト ド キ ュ メ ン ト を生成す る 。 デフ ォル ト では、 こ れがフ ィ ル タ チェーンで唯一の ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ン と な る 。 ハブの配信チ ャ ネル用の XOCP フ ィ ル タ ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンは、 任意の XPath フ ィ ル タ 式を使用 し て、 メ ッ セージが送信 さ れたかど う かを調べ る。 詳細については、 『B2B Integration ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンプ ロ グ ラ ミ ン グガ イ ド 』 の 「 ビジ ネ ス メ ッ セージのルーテ ィ ング と フ ィ ルタ処理」 を参照。 XOCP エン コ ーダ エン コーダは、 メ ッ セージ を B2B 転送サービ ス に転

(46)

3 サン プルについて

ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ンの開発 と 、 WebLogic Integration B2B エンジ ンを使用し た メ ッ セージの処理の詳細については、 『B2B Integration ロ ジ ッ ク プ ラ グ イ ン プ ロ グ ラ ミ ングガ イ ド 』 を参照し て く だ さ い 。

ト レーデ ィ ング

パー ト ナ

WebLogic Integration サンプル シナ リ オでは、 バ イ ヤ (General Control Systems) と 2 つのサプ ラ イ ヤ と いう 3 つのビジネス パー ト ナが関係し ます。 ビ ジネス パー ト ナご と に、BulkLoaderData.xmlフ ァ イルで ト レーデ ィ ング パー ト ナを コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し ます。 サンプル用には、 WLIS_Buyer、 WLIS_SupplierOne、 および WLIS_SupplierTwo と い う ト レーデ ィ ング パー ト ナ が定義 さ れてい ます。 ト レーデ ィ ング パー ト ナは XOCP ビ ジネス プ ロ ト コルを使用し て通信するの で、 General Control Systems では、 WebLogic Integration シ ステ ム を ハブ ア ン ド スポー ク コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン と し て定義する必要があ り ます。 B2B 統合の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンに関する詳細については、 『B2B Integration 入門』 の 「B2B Integration の基礎」 を参照し て く だ さ い 。 GCS 側には、BulkLoaderData.xml フ ァ イルで第 4 の ト レーデ ィ ング パー ト ナの WLIS_Hub を定義し ます。 WLIS_Hub ト レーデ ィ ング パー ト ナは、 仲介役 と し て機能し ます。 こ の ト レー デ ィ ング パー ト ナは、 ス ポーク ト レーデ ィ ング パー ト ナであ る WLIS_Buyer、 WLIS_SupplierOne、 および WLIS_SupplierTwo 間の メ ッ セージ を仲介し ます。 WLIS_Hub ト レーデ ィ ング パー ト ナはビジネス メ ッ セージの送信元で も受信先 で も あ り ませんが、 ト ラ ンザ ク シ ョ ンでは場合に応じ て代理バイ ヤおよび代理サ プ ラ イ ヤ と な り ます。 3 つの ト レーデ ィ ング パー ト ナ (WLIS_Buyer、 WLIS_SupplierOne、 および WLIS_SupplierTwo) のそれぞれには、 WLIS_Hub ト レーデ ィ ン グ パー ト ナ と の コ ラ ボレーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト が リ ン ク さ れています。 それぞれの コ ラ ボ レーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト を リ ン ク するのは、 WLIS_Hub ト レーデ ィ ング パー ト ナです。 た と えば、あ る コ ラ ボレーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト の一部 と し て メ ッ セージ を受信し、 別のコ ラ ボレーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト の一部 と し て別の ト レーデ ィ ン グ パー ト ナにルーテ ィ ングする場合には、 こ う し た リ ン ク が必要不 可欠です。 同じ配信チャ ネル (WLIS_HUB ト レーデ ィ ン グ パー ト ナ用に定義 さ

(47)

B2B Integration 各 ト レーデ ィ ング パー ト ナ要素は、 さ ま ざ ま な属性および下位要素に よ って特 性が記述さ れます。 こ う し た属性および下位要素の一部は、 名前、 電子 メ ール ア ド レ ス、 電話番号、 フ ァ ッ ク ス番号などの単純な ID 情報を格納し ます。 次の 表では、 その他の ト レーデ ィ ング パー ト ナの コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン情報につい て説明し ます。 表3-2 ト レーデ ィ ングパー ト ナのコ ンフ ィ グレーシ ョ ン 要素 説明 Type サンプル シナ リ オのすべての ト レーデ ィ ン グ パー ト ナは、 すべて同じ WebLogic Server イ ン ス タ ン ス上で 実行 さ れる ので、Type="LOCAL" と 指定 さ れ る 。 パーテ ィ 識別子 ト レーデ ィ ン グ パー ト ナ名 と 一緒に使用 し て コ ラ ボ レーシ ョ ン ア グ リ ー メ ン ト のパーテ ィ を識別する 一 意のパーテ ィ ID。 パーテ ィ ID には、 一意の名前、 ビ ジネ ス ID、 お よびビ ジネ ス ID タ イ プを指定する 。 Business ID パーテ ィ ID に関連付け ら れる ビジネ ス ID の記述名。 サンプル シナ リ オでは、GCS が WLIS_Hub お よび WLIS_Buyer ト レーデ ィ ン グ パー ト ナを所有 し てい る ので、 こ れ ら のパー ト ナには、 同 じ ビ ジネ ス ID (business-id="999999999") が使われ る 。 各サプ ラ イ ヤ ト レーデ ィ ン グ パー ト ナは、 一意のビ ジネ ス ID を持つ。 配信チ ャ ネル 各 ト レーデ ィ ン グ パー ト ナの転送お よび ド キ ュ メ ン ト 交換を指す。WLIS_Hub ト レーデ ィ ン グ パー ト ナ の配信チ ャ ネルは routing-proxy="true" に コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン さ れ 、 その他の ト レーデ ィ ン グ パー ト ナ (シナ リ オではそれぞれ ス ポー ク と し て コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン) の配信チ ャ ネルは

(48)

3 サン プルについて

注意: サンプルの ト レーデ ィ ング パー ト ナの コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンについ て

は、BulkLoaderData.xmlフ ァ イ ルを参照し て く だ さ い 。

会話定義

BulkLoaderData.xmlフ ァ イルには、 2 つの XOCP 会話定義が格納さ れていま

す。 一方は Query Price and Availability (QPA) 会話用で、 も う 一方は Purchase Order (PO) 会話用です。 会話ご と に、 バイ ヤ と サプ ラ イ ヤの 2 つの ロールがあ り ます。 各ロールは次の ものを参照し ます。  次の よ う な BPM ワー ク フ ロー テ ンプレー ト wlpi-template="WLIS_SupplierQPA"  次の よ う な WebLogic Integration BPM オーガニゼーシ ョ ン process-implementation wlpi-org="ORG1"

注意: WebLogic Integration の BPM コ ンポーネン ト は、 以前の WebLogic Process Integrator (WLPI) です。 こ こ で示すテ ンプレー ト およびオーガ ニゼーシ ョ ンの名前 と し て WebLogic Process Integrator ま たは WLPI が使 用 さ れてい る場合があ り ます。 ワーク フ ロー テンプレー ト は、 適用先の会話定義を参照し ます。 た と えば、 図 3-12 で取 り 上げている会話は、 こ のサンプルで使用する パブ リ ッ ク ワー ク フ ローのプ ロパテ ィ を示し てい ます。 こ のサンプルを実装する ためのワー ク フ ローの詳細につい ては、 3-19 ページの 「ビ ジネス プ ロセ スおよびワー ク フ ローのモデル化」 を参照し て く だ さ い 。 オーガニゼーシ ョ ンは、 さ ま ざ ま な ビジネ ス エンテ ィ テ ィ 、 地理的な位置、 ま 転送 転送プ ロ ト コ ル (HTTP) と エン ド ポ イ ン ト の URI を 定義す る。 表3-2 ト レーデ ィ ングパー ト ナのコ ン フ ィ グレーシ ョ ン 要素 説明

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B2B Integration 次の リ ス ト は、BulkloaderData.xmlフ ァ イルの抜粋です。 WLIS_QPAConversation を定義し ます。 コー ド リ ス ト 3-2 BulkLoaderData.xml フ ァ イルの会話定義 ... <conversation-definition name="WLIS_QPAConversation" version="1.1" business-protocol-name="XOCP" protocol-version="1.1"> <role name="Buyer" wlpi-template="WLIS_BuyerQPAPublic"> <process-implementation wlpi-org="ORG1" /> </role> <role name="Supplier" wlpi-template="WLIS_SupplierQPAPublic"> <process-implementation wlpi-org="ORG1" /> </role> </conversation-definition> ...

コ ラボレーシ ョ ン

アグ リ ー メ ン ト

こ のサンプルでは、 QPA 会話 と PO 会話でそれぞれ 3 つずつ、 合計 6 つのコ ラ ボ レーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト を使用し ます。 各会話用 と し て、 次の組み合わせの ビジネ ス エンテ ィ テ ィ 間でコ ラ ボレーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト が定義 さ れてい ま す。  WLIS_Buyer と WLIS_Hub  WLIS_SupplierOne と WLIS_Hub

(50)

3 サン プルについて

3-1 QPA 会話の ト レーデ ィ ングパー ト ナ間のコ ラボレーシ ョ ンアグ リー メ

ン ト

次の図は、 PO 会話 (WLIS_POConversation) に参加する ト レーデ ィ ング パー

図 1-1    サンプル アプ リ ケーシ ョ ンの処理フ ロー
図 3-1   QPA  会話の ト レーデ ィ ング パー ト ナ間のコ ラボレーシ ョ ン アグ リー メ ン ト
図 3-3   サンプル データ を表示し た状態の WebLogic Integration B2B Console
図 3-19   PO  ビジネス プロセスのデー タ フ ロー
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