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1-1 電子メールについて
パソコンや携帯電話などを利用して、電子メールをやりとりする ことが当たり前の世の中になりました。 特にビジネスの現場では“電子メールのやりとりができること” が必須の技能となっています。 また、プライベートでも若年者はもとより、アクティブシニアと 呼ばれる世代以上の方々でも家族や友人と連絡を取りあうため、 頻繁に利用されています。 ポイント 電子メールの特徴とは？ ① すぐに届く 大抵の場合、送ったメールはすぐに届きます。電話に次いで相手とのコンタクトが早 い手段です。 ② 電子情報として利活用できる やりとりの内容を記録しておくことができます。コンピュータのデータですから検索 性（探し出すこと）、再利用性も高く、非常に便利です。 ③ 添付ファイルが扱える 電子メールには、オフィスソフトで作成したファイルはもちろん、デジカメで撮影し た写真や、ビデオなども添付して送信することができます。 ④ 同じメールを大量に送信できる 誤った使い方をしなければ、お客様や仲間に同じ内容のメールを簡単に送信できま す。 ⑤ 儀礼的な文書や契約書などを除き、メールで済ませられることがあります 以前は「紙で印刷されたもの以外は失礼にあたる」とされ、ビジネスの現場で利用す る場合、注意が必要でしたが、現在では、儀礼文などを除いた文書をメールで代用す ることができます。 ※実際の利用は会社内のルールに従って利用してください。 ⑥ 他のソフトウェアや機能と連動できる 代表的なものであれば、アドレス帳と連動でき、その 他、カレンダーやスケジュールソフトと連動できる機 能を持つものもあります。ビジネス利用にも便利です が、プライベートの予定が忙しい方にも便利な機能が たくさんあります。Chapter1 電子メール利用の目的
1-2 電子メールソフトについて（メールクライアント、メーラー）
コンピュータ上で電子メールをやりとりするには、「電子メールソフト」が必要です。 電子メールソフトは、「メールクライアント」「メーラー」とも呼ばれます。 数多くの電子メールソフトが出回っており、企業やユーザーは、自分の目的に応じたメー ラーを選んで利用しています。 参考 代表的な電子メールソフト ● Microsoft Outlook（Microsoft®） 高機能管理ソフト（電子メール、スケジュール、タスク管理 etc）と呼ばれるソフト ウェアで、Microsoft Office ファミリーのひとつです。 おもに企業で利用されていますが、Word や Excel がセットアップされている個人用 パソコンにもセットアップされていることが多くあります。● Windows Live メール（Microsoft®）
Windows 7 で導入可能なメールソフトです。
Windows XP などに搭載されていた Outlook Express の後継で、迷惑メール対策機能 やメール保存容量制限の向上などが様々な機能が向上しています。
4 ● Outlook Express（Microsoft®） Windows XP までの標準メールソフトとして利用されてきた電子メールソフトです が、迷惑メール対策機能が無く、フォルダーあたりの保存上限が 2GB までなど、最 近の電子メールソフトとしては機能不足な面は否めません。 ● Thunderbird（サンダーバード） 強力な迷惑メール対策機能が持つ、無料の電子メールソフトです。 初期設定ではインストールされていないため、自らプログラムを入手し、セットアッ プする必要があります。 そのため、利用者は中上級ユーザーが中心です。
Chapter1 電子メール利用の目的
参考 人気が高く、便利な WEB メール
上記の電子メールソフトは、パソコン上で独立したソフトウェアとして動きますが、イン ターネット上に置かれたメールをブラウザー（閲覧ソフト）で見るという WEB メールも 活用が拡がっています。
Windows Live Hotmail（マイクロソフト）、Gmail（グーグル）、Yahoo メール（ヤフー） などの WEB メールが有名です。 大変便利なものですので、パソコンを使った利便性をぐっとアップしてくれるサービスで す。 まとめ 第 1 章のまとめ 第 1 章 「電子メール利用の目的」はいかがでしたでしょう？ 電子メールの利用場面や基本的な考え方を簡単に紹介しましたが、難しく考えるより実際 に行ってみることが一番です。 ということで、次の章では、基本となるメールの送受信を行ってみます。 ・Windows Live Hotmail ・Gmail
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Chapter2 電子メールの基本操作(メールの送受信）
2-1 電子メールソフトの起動と終了
「Windows Live メール」を利用して、電子メールの基本操作を学習しましょう 2-1-1 Windows Live メールを起動しましょう ① 《スタート》ボタンをクリック します ② 《すべてのプログラム》をクリ ックします ③ 《Windows Live メール》をク リックします 「Windows Live メール」が起 動します8 「自分の電子メールアカウントを追加する」が表示される場合 Windows Live メールをパソコンにインストールした後、最初の起動時に「自分の電子メ ールアカウントを追加する」が表示されます。 この場合、社内や契約しているプロバイダーから指定された情報を入力し、自分の電子メ ールを使えるようにします。 プログラム（Windows Live メール）が起動していることを確認しましょう 他のプログラムと同様、起動するとタスクバー上に、Windows Live メールが動作してい ることを示す「ボタン」が表示されます。 また「タスクボタン」が明るく色が付いている場合は、プログラムがアクティブ（動作中） であるという意味となります。
Chapter2 電子メールの基本操作(メールの送受信） 2-1-2 画面の構成を確認しましょう Windows Live メールが起動したら、画面の構成を確認しましょう。 ポイント Windows Live メールの画面構成 標準では「クイックアクセスツールバー」「Windows Live メールボタン」「タブ」「リボ ン」と小ウィンドウで構成されます。 ① ～ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ① ② ④ ③
10 ① クイックアクセスツールバー： 「新規作成」「返信」「更新」など特によく利用される機能がボタンとして配置されて います。 ② Windows Live メール（ボタン）： 「新規作成」「保存」「印刷」「オプション」機能が実行できます。 ③ タブ： Windows Live メールのリボンの種類を切り替えるときに使用します。 ④ リボン： 機能がまとめられている部分です。多くの機能はここから使用します。 ⑤⑥⑦ フォルダーウィンドウ： ⑤⑥⑦の各機能がまとめられた小ウィンドウです。 ⑤ クイック分類： よく使われるメールの分類が表示されています。クリックすることで多くのメールの 中から該当のメールが表示されます。 ⑥ フォルダー一覧： やりとりしているメールが「受信トレイ」「下書き」「送信済みアイテム」「迷惑メー ル」「ごみ箱」に分類され、保存されるフォルダーを表示しています。 ⑦ ショートカット： Windows Live メールで利用できるサービスが表示されたショートカットです。 ⑧ アイテムウィンドウ： ⑥のフォルダーに入っているアイテム（メールやメッセージ）の一覧が表示されます。 ⑨ プレビューウィンドウ： ⑧で選択したアイテムの内容がプレビュー表示されます。 ⑩ カレンダーウィンドウ： 日付の表示や予定の設定、設定された予定の確認などを行なえます。 ⑪ ステータスバー： Windows Live メールの現在の状況などが表示されます。
Chapter2 電子メールの基本操作(メールの送受信） ポイント フォルダーの一覧 ① 受信トレイ： 受け取ったメールが保管されているフォルダー。 相手から送られてきたメールを見る場合はこのフォルダーを選択しましょう。 ② 下書き： 作成途中のメールを一時的に保存しておくためのフォルダーです。 ③ 送信済みアイテム 送信したメールが保管されているフォルダー。 過去に送ったメールの内容を参照する場合はここを選択しましょう。 ④ ごみ箱： 受信トレイや送信済みアイテムで削除されたメールが保管される場所。 必要ならここから復元することも可能です。このフォルダー内でメールを削除すると 完全に消えるため、削除する際は注意しましょう。 ⑤ 迷惑メール： 受信者が「迷惑と思った」メールを保管しておく場所で、条件を設定したり学習させ たりすることで自動的に振り分けることも可能です。 ① ② ③ ④ ⑤
12 2-1-3 Windows Live メールを終了しましょう Windows Live メールは、その他のソフトウェアと同様の方法で終了することができます。 ここで行いたい内容は？ 閉じるボタンをクリックして、Windows Live メールを終了しましょう ① 《Windows Live メール》ウィ ンドウ右上の「閉じる」ボタン をクリックします Windows Live メールが終了し ます テクニック プログラムを終了するその他の方法 他のプログラムと同様の方法で終了することができます。 ① 《ファイル》メニュー → 《終了》 ② キーボードの【Alt】キーを押しながら【F4】キーを叩く
