Oracle XML DB を使用したコンテンツの
管理
オラクル・ホワイト・ペーパー
Oracle XML DB を使用したコンテンツの管理
概要 ... 3
XML を使用したコンテンツ管理の利点 ... 4
ビジネスにおける XCM のメリット... 5
XML によるコンテンツ管理を成功させる基本要件 ... 6
一般的なオーサリング・ツールの統合 ... 6
標準のコンテンツ・モデルに対する統合的なサポート... 7
セキュリティ ... 7
バージョニング ... 7
カスタマイズ可能なメタデータ ... 8
検索と取得 ... 8
プログラムで完全規定されたアクセス ... 8
マルチフォーマット発行機能の統合 ... 8
パフォーマンス、拡張性、管理性 ... 8
Oracle XML DB リポジトリの概要 ... 9
業界標準インターネット・プロトコルのサポート... 9
業界標準コンテンツ・モデルのサポート ... 12
包括的なアクセス制御 ... 12
基本のバージョン管理 ... 13
カスタム・メタデータ管理 ... 14
XML およびフルテキスト検索 ... 14
プログラムで完全規定されたアクセス ... 15
マルチフォーマット発行機能の統合 ... 15
Oracle XML DB リポジトリのアーキテクチャ ... 16
XDB データベース・ユーザーとデータベース・スキーマ ... 16
プロトコル・サーバー ... 17
階層索引 ... 18
Oracle XML DB を使用した XCM アプリケーションのサンプル ... 19
アーキテクチャ ... 19
カスタム・メタデータの有効化 ... 23
バージョニングのサポート ... 27
マルチ・フォーマットの発行 ... 28
アクセス制御 ... 30
XML コンテンツ管理のユースケース ... 31
エミッション・レポート・システム ... 31
講座便覧の公開システム ... 31
全国 TV 放送の Web サイト... 31
法律のオーサリング・プロセス ... 32
結論... 34
Oracle XML DB を使用したコンテンツの管理
概要
現在、組織は、従来の IT システムの外部に存在する情報を取得し利用することに より生産性と効果を大幅に改善できることを認識し始めています。一般的に、こ のようなコンテンツの大部分は、ワードプロセッサ、電子メール、スプレッドシー トなど、オフィスの生産性ツールで作成されたドキュメントに記録されています。 こうした「構造化されていない情報」から最大限の利益を得るために、組織では、 これらの情報を管理、検索、発行および再利用するテクノロジが必要です。従来 のリレーショナル・データベースは、構造化されたデータの管理には優れていま したが、構造化されていない情報を同様に厳密に管理するプラットフォームは、 長い間実現不能と考えられていました。 組織は、コンテンツ管理(CM)システムのリソースに多大に投資することで、こ の問題を解決しようとしてきました。1980 年代の半ばまで、コンテンツ管理シス テムは、特定のユーザー・コミュニティのニーズに合わせて社内で開発されてい ました。その例としては、規制によってドキュメント管理に特別な要件が必要な 医薬品業界のシステム、出版企業のハイエンドなコンテンツを自動化する専門の 発行システムなどがあります。 1980 年代の半ばから 1990 年代後半のインターネットの急速な普及まで、コンテ ンツ管理システムは、PC のオーサリング環境としての発展により推進されました。 これにより、カスタム・コードまたはアプリケーション・プラグインを介して一 般的な PC のオーサリング環境(MS-Word や Word-Perfect など)と連動するクラ イアントサーバー・ベースのコンテンツ管理システムが生まれました。これらの システムは、通常、部門レベルでインストールされ、エンタープライズ・レベル のソリューションとして使用されることは、ほとんどありませんでした。 1990 年代の終わりに WWW(World Wide Web)が飛躍的な発展を遂げたため、コ ンテンツを公開する主なツールは Web ブラウザになりました。このため、コンテ ンツ管理システムは、組織の内部および外部 Web サイトの公開および管理に必要 なすべての資料を管理するために、非常に複雑なアプリケーションになりました。 これらのシステムは、コンテンツのオーサリングおよび開発プロセスのサポート よりも、Web サイトのコンテンツの配信および管理を重視する傾向にありました。 また、Web のコンテンツ管理システムは、組織内の非 HTML 形式のドキュメント にも非対応でした。 2000 年代初頭、すべてのコンテンツとユーザーを統制しようとするエンタープラ イズ・レベルのコンテンツ管理システムが台頭しました。これらのシステムは高 価格で配布が複雑なうえ、使用と管理が困難でした。部門への配置を行っても、 ほとんどの組織にとって、これらのアプリケーションへの投資は期待した利益を 生みませんでした。結局、これらのシステムはハイエンドなユースケースで使用されただけで、実装および配布を成功させるためには大規模な投資が必要である ことを示しました。よりローエンドなユースケースでのユーザーには、共有ファ イル、電子メールの添付、ハードコピーベースのプロセスが非定型に混在するコ ンテンツの管理が必要でした。最もハイ・エンドなユースケースと最もロー・エ ンドなユースケース間には、テクノロジと選択肢において未解決のギャップがあ りました。 XML の台頭によって、このギャップが埋まり始めました。XML は、今ではシン プルで強力な標準ベースの選択テクノロジであり、厳密な意味で、コンテンツ管 理のアプリケーションになります。組織は、XML コンテンツ管理(XCM)アプ リケーションが、従来のハイエンド・コンテンツ管理(CM)アプリケーションよ りも構築、保守および配布において簡単で安価なことを認識しています。また、 XCM は、従来の CM XML コンテンツ管理よりも優れた相互運用性、整合性およ び検索機能を実現でき、カスタマとパートナーに情報提供してきた一連のメディ アに応答できる柔軟性も組織に提供します。 10 年以上前に、通信業界では、従来のダイレクトメールから CD およびオンライ ン配信へと進化しています。また同時に、出版業界では、従来の印刷方法から、 HTML、PDF、Flash など様々な形式で電子的に配信する方法へ進化しました。こ れらの転換には、それぞれ新しく導入された独自のスタンダードと従来のコンテ ンツ管理テクニックが存在し、ある媒体で使用するために開発されたコンテンツ を他の媒体で再利用することは難しいことがわかりました。 XCM システムでは、XML を使用してコンテンツを管理することにより、この問 題に対処します。XML は、SQL が取得した構造化されていない情報を、構造化デー タにすることが可能です。XMLは、ベンダーが広くサポートする様々なユース ケースを対象とした強力なスタンダードです。
XML を使用したコンテンツ管理の利点
コンテンツ作成の見地から考えると、XCM のメリットは様々なベンダーの各種 ツールが理解できるオープンな業界標準に基づいている点です。これにより、組 織は、開発するコンテンツの種類に合った適切なツールを選択できます。現在、 選択肢は、Microsoft Office 2 こう 003™などの一般的なワードプロセッサのパッ ケージ、Altova Authentic™などの軽量な Web 対応の XML エディタ、Blast Radius の X-Metal™などの特殊なカスタム XML エディタ、Abortext の EPIC™、Adobe の Frame™などと様々です。この分野の代表的なツールは、すべて W3C の XML ス キーマ言語を使用して、コンテンツが準拠する一連の規則を定義します。 コンテンツ管理の見地から、XML にはいくつかのメリットがあります。XML の 自己記述的な性質によって、XCM システムは強力な検索および取得機能を実現で きます。また、XML ベースのクエリー構文(W3C: World Wide Web Consortium) の XPath や XQuery、ANSI/ISO の SQL:2003 など)によって、XCM システムの適 用範囲が大幅に拡張されています。XCM システムは、XML Schema データ・モデ ルを理解して処理し、標準構文を使用して非定型の意味上豊富なクエリーをサ ポートできます。これによって、組織は、ドキュメントまたは構造化されていな い情報の断片を正確に特定し作成できます。最後に、成熟した XML 対応の発行システムと組み合わせて、XML により提供さ れるプレゼンテーションとコンテンツを切り離すことは、XML を様々な配信形式 (HTML、PDF、WAP、プレスレディ形式など)に変換できることを意味します。 これら多くの出版システムは、要求された出力形式でオンデマンドに生成でき、 コンテンツを最新の状態に保てます。
ビジネスにおける XCM のメリット
多くの組織は現在、コンテンツを管理するうえで XML が最も効率的なテクノロ ジであると理解しています。これらの組織は、XML を使用して広範囲なコンテン ツをオーサリングし発行するだけではなく、次のような機能も実現しています。 • ドキュメントおよびテクニカル・マニュアルの作成 XML は、コンテキスト依存検索などの強力な機能を備えているため、ドキュ メントのオーサリングに最適です。XML は、これらのドキュメントが規定に 準拠しているかを簡単に分析できます。XCM システムを使用すると、さらに メタデータとコンテンツを簡単に検索できます。また、XCM システムは、コ ンテンツ管理システムとマルチチャネル発行システムによりインタフェース を簡略化します。 • 仕様および設計ドキュメントの作成 このクラスのドキュメントは、通常、外部ではなく内部での使用を対象とし ている点を除けば、「ドキュメントおよびテクニカル・マニュアル」に類似 しています。このタイプのドキュメントを生成または使用することが必要な 組織の関心は、OASIS OGM などの XML 標準への取組みです。XML および XCM を採用する組織は、これらの取組みに確実に準拠できるようになります。 • ニュースおよび情報のサービス ニュースおよび情報サービスの主な傾向のひとつは、リアルタイムな(また は、ほぼリアルタイムな)情報発信のために、RSS および NewsML などの XML ベースの標準への移行です。XML を使用するコンテンツのオーサリングおよ び管理により、このようなデータの発行、取得および集計プロセスが簡単に なります。PDF のような標準により、XCM システムはセマンティックなコン テンツをフル活用しやすくなりました。 • 財務レポート米国の Securities & Exchanges Commission、英国の Financial Services Authority、 日本の国税局(税務署)など、各国および国際的な組織の多くは、会計報告 および税報告のプロセスを厳密に管理するよう指示しています。この取組み では、会計報告を公開および分析するための媒体として、XML Business Reporting Language(XBRL)の使用に重点を置いています。XBRL による報告 の義務付けによって影響される組織が XCM システムを使用した場合、確実に 準拠するための労力を大幅に減らすことができます。XBRL の報告書を使用 する組織では、XCM システムを導入して組織が受け取る膨大な XML コンテ ンツの管理によって、多大なメリットが得られることを認識できます。
• 契約 多くの組織では、契約案のベースとして XML を導入し始めています。一般的 な契約では、構造化された情報と構造化されていない情報が混在しています。 契約の性質およびビジネスの性質によって、契約は固定要素の多いドキュメ ントや、可変要素の多いドキュメントにもなります。たとえば、一般的な非 情報開示契約は、可変的な部分がほとんどなく、内容(関係者、有効日付な ど)が明確に定義された小さなドキュメントです。一方、発電装置などの主 品目の契約は、何千ページにも及び、可変的な要素が多くなります。 XML と XCM を使用して契約の草案を作成するプロセスの管理によって、組 織は、プロセスを統括し、必要なすべてのコンポーネントを最終ドキュメン トの中に確実に提示できます。XML と XCM の使用により、役務契約のレベ ルなど、契約の中で企業運営に将来影響を与える部分を明確に特定できます。 • Web サイトのコンテンツ 組織の Web サイトに期待されるものは変化しています。組織のニーズを満た すために、静的および動的なページは使用されません。現在は、RSS などの、 より高度なプッシュ・テクノロジを使用してリアルタイムなコンテンツを提 供しています。XML および XCM の採用により、組織は、これらの要件を満 たす柔軟なソリューションが作成できます。 • 公文書と法律の公開 法律を草案するプロセスは非常に複雑で、コスト面での間違いが起こらない ようきわめて厳密に行う必要があります。XCM を使用することにより、組織 は、法令、法案、または修正案を再考および公表するための必要な時間を短 縮してオーサリング・プロセスを改善し、立法機関をサポートできます。ま た、法律を公布する機関は、XML により容易に、関連する法的情報を含むド キュメントをすばやく正確に検出できるなど、サービスの促進が図れます。
XML によるコンテンツ管理を成功させる基本要件
XCM システムは、報道出版、法律および科学出版、金融サービスなどの様々 な業界で、現在開発中か、または順調に配置されています。これらのユース ケースの考察から、XCM アプリケーションが成功するためには、次に示す基 本的なプラットフォームの機能を提供することが必要です。一般的なオーサリング・ツールの統合
XCM プラットフォームは、オーサリング・ツールを選択するうえで不要な制 約がないようにすることが重要です。コンテンツの作成・編集に使用される 一般的なツールには、Microsoft Office™、Altova™、Macromedia™および Adobe™などのベンダーの製品があります。XCM プラットフォームの成功に は、これらのツールをシームレスに統合する必要があります。標準のコンテンツ・モデルに対する統合的なサポート
コンテンツを効率よく管理することが求められる組織の直面する問題は、一 貫性のあるコンテンツ・モデルの定義およびその実施です。XML には、自己 記述的でありオープンである、というコンテンツ・モデルとして本来備わっ ている利点があります。ベースの XML 標準と XML Schema を組み合わせる ことにより、XCM システムの機能が大幅に拡張され、コンテンツ・モデルを 理解および実行できます。 XML Schemaは、W3Cの公式データ定義言語です。ほとんどの主要ソフトウェ ア・ベンダーを完全サポートしています。XML Schemaを使用して、XML文 書セットの構造、コンテンツおよび特定のセマンティクスを指定します。こ の標準については、http://www.w3.org/TR/xmlschema-0/でW3Cにより規定され ています。XML Schemaは、XML文書のクラスの定義に使用されるため、通 常、「インスタンス・ドキュメント」という用語は、特定のXML Schemaに準 拠したXML文書の記述に使用されます。XML Schemaは、XML文書のコンテ ンツを定義する標準方法として、従来のDocument Type Definition(DTD)を 超高速にします。 XML Schema は、XML 文書のコンテンツに関する一連の規則を定義するメカ ニズムとして使用されます。XML Schema 対応のエディタは、作成したすべ てのコンテンツを XML Schema で定義したルールに準拠できます。XML Schema の標準を統合する XCM プラットフォームでは、XCM システムに格納 されたすべてのコンテンツを組織で定義したコンテンツ・モデルに確実に準 拠させることができます。セキュリティ
組織でコンテンツを効果的に管理するためには、ユーザーがコンテンツで操 作できる特定な規則を、XCM システムで簡単に定義する必要があります。ま た、それらの規則を効果的に実行できることも必要です。ユーザー数および ドキュメント数が多い場合、これらの実装では柔軟性と拡張性の考慮も必要 になります。作成した規則が適用されない「抜け道」も、確実になくします。 これにより、組織は、確実にビジネス・ポリシーおよび規制管理に準拠でき ます。バージョニング
コンテンツ管理に必要となる重要な機能として、効果的なバージョニング・ モデルがあります。効果的なバージョニング・モデルにより、あるタイミン グでコンテンツが保存され、コンテンツが誤って修正されないよう防御でき ます。バージョンの作成後、そのバージョンのドキュメントに含まれる情報 は、完全に固定されます。アクセス制御と同様に、バージョニングが特に重 要なのは、準拠およびその他の規制により、組織でドキュメントが誤ってま たは悪意で変更されていないことを示す必要がある場合です。カスタマイズ可能なメタデータ
コンテンツの効果的な管理として、組織は、ビジネス要件を実現できるコン テンツとカスタム・メタデータとの関連付けが必要になります。カスタム・ メタデータの用法は、トラッキングの所有者、有効期限の定義、検索機能の 改善、ビジネス・プロセス(準拠、ワークフロー、権利の管理など)の実装 によって大きく異なります。検索と取得
XCM システムを採用する主な利点のひとつは、XML Schema ベースに関係な く、すべてのコンテンツに対してソースが 1 つであり、情報量を簡単に拡張 できることです。ただし、XCM プラットフォームで管理するコンテンツの量 が増えるため、システムは、ユーザーがコンテンツを効率よく探せるよう、 索引付けと検索機能の提供が必要になります。 検索機能は、ユーザーがアクセスを許可されたコンテンツにのみアクセスで きる、セキュリティ・モデルとの密接な統合が重要です。また、フォルダ階 層内のロケーションを使用して検索範囲を特定するため、検索は、リポジト リの構造とも密接な統合が必要です。プログラムで完全規定されたアクセス
ほとんどの組織では、XCM システムのデフォルト機能をカスタマイズするこ とが必要になります。このため、XCM プラットフォームでは、プログラムに よる API を提供してプラットフォームの基本機能を簡単に拡張または補完で きるようにすることが重要です。今日のビジネス環境の動的な傾向を考えた 場合、XCM システムで提供される API が、組織の技術的な蓄積要素を作成ま たは変更する能力を制約しないことが重要です。マルチフォーマット発行機能の統合
XCM システムでは、コンテンツの作成およびライフサイクル管理のサポート だけでなく、コンテンツを様々なフォーマットで発行する必要があります。 XML のオープンな性質という利点のひとつは、大部分の一般的な発行システ ムが XCM システムに格納されたコンテンツと直接連携する点です。パフォーマンス、拡張性、管理性
XCM プラットフォームを成功させるには、前述したすべての機能が必要です。 ただし、機能のパフォーマンス、拡張性、管理性が実現でき、かつ組織の成 長に対処できることが必要です。本書の後半では、Oracle Database 10g Release 2 XML DB Repository を軽量のコンテ ンツ管理システムのベースとして使用する方法を説明します。XML DB にとって、 インターネット対応の WebDAV 準拠の XML コンテンツ・リポジトリは、必須機 能です。このリポジトリについて、次の点に重点をおいて説明します。
Oracle XML DB リポジトリで提供する機能の理解 Oracle XML DB リポジトリのアーキテクチャの説明
Oracle XML DB を使用した簡単なコンテンツ管理アプリケーションの作成 実際のシナリオの使用方法および成功例の考察
Oracle XML DB リポジトリの概要
Oracle XML DB リポジトリは、Oracle Database 10g Release 2 の機能に、XCM シス テムの構築で必要な機能を追加して拡張したものです。具体的には次の機能を含 みます。
業界標準インターネット・プロトコルのサポート
Oracle XML DB リポジトリは現在、HTTP、WebDAV および FTP プロトコルを完 全サポートしています。これによって、Microsoft の Windows™および WebDAV 標準のサポートを備えた他のオペレーティング・システムは、クライアントにソ フトウェアを追加インストールせずに Oracle XML DB リポジトリに格納されたコ ンテンツと協働できます。 この結果、XCM システムのベースとして Oracle XML DB リポジトリを採用する 場合に、コンテンツの作成者および編集者はツールを自由に使用できます。 Microsoft の Office™などの標準コンテンツ作成ツールは、Oracle XML DB リポジ トリが管理するコンテンツとシームレスに機能します。 WebDAV の標準 IETF の WebDAV 標準は、HTTP サーバーがファイル・サーバーとして機能する HTTP プロトコルの拡張セットを定義します。WebDAV によって、DAV 対応のエ ディタは、通常のエディタがファイル・システムと協働するのと同じ方法で、HTTP サーバーと協働できます。 WebDAV 標準では、ファイルまたはフォルダを示す場合に「リソース」という用 語を使用します。WebDAV サーバーが管理する各リソースは、URL により識別さ れます。この用語は、Oracle XML DB リポジトリでも同様です。Oracle XML DB では、各リソースは XML 文書として管理されます。 次のスクリーン・ショットでは、WebDAV プロトコルを使用して、使い慣れた Microsoft の Windows Explorer™環境から直接 Oracle XML DB リポジトリに格納さ れたコンテンツへアクセスしています。この機能では、オラクル社や Microsoft 社 のソフトウェア、または他の複合的なミドルウェアを追加インストールする必要 がありません。
最初のスクリーンは、Oracle XML DB リポジトリへアクセスするための Microsoft Explorer™の構成を示しています。Microsoft Windows の My Network Places™は、 フォルダを Oracle XML DB リポジトリのルートへマップすることが特徴です。
ユーザーに必要なことは、リポジトリの URL および正しいユーザー名とパスワー ドの認識のみです。次に示すように、Network Place の定義後、Microsoft の Windows Explorer™をオープンすると、通常 Windows フォルダとして表示される内容が表 示されます。
これらのフォルダに格納されているドキュメントは、他のドキュメントと同様に アクセス、更新できます。次の画面は、Microsoft の Word 2003™が、Oracle Database10g Release 2 で管理するフォルダへコンテンツを直接保存していること を示しています。
Web サービスのサポート
HTTP、WebDAV および FTP のサポートに加え、Oracle XML DB リポジトリは、 Web サービスを使用してアクセスできます。これにより、Oracle XML DB 内のコ ンテンツを操作するプログラミング言語に依存しないモデルを作成します。 Altova の StyleVision™や Microsoft の Office 2003™スイートなどの多くのコンテン ツ作成ツールには、Web サービスを使用したコンテンツにアクセス、更新および 操作する統合サポートがあらかじめ用意されているため、このことは重要です。 リソース Oracle XML DBリポジトリに格納されたコンテンツの各要素は、1 つのリソースに 関連付けられています。リソースのコンテンツは、WebDAV標準で定義されます。 リソースのドキュメントには、表示名、作成者、所有者、作成日付、最終変更日 など標準的なメタデータが含まれます。リソースのドキュメントは、 http://xmlns.oracle.com/xdb/XDBResource.xsdに登録されたXML Schemaに準拠して います。
次のスクリーン・ショットは、リソース・ドキュメントを XML で表しています。
業界標準コンテンツ・モデルのサポート
Oracle XML DB リポジトリは、XML Schema を使用してコンテンツ・モデルを定 義します。これは、コンテンツ管理のプラットフォームおよびコンテンツの作成 ツールが、正しいドキュメントを定義する 1 つの定義が共有できることを意味し ています。これによって、不正なドキュメントが格納されません。また、XML Schema が提供する定義のレベルは詳細です。そのため、Oracle XML DB は記憶域 の検索および XML に準拠した XML 文書の管理が最適化できます。 Oracle XML DB の XML Schema を使用して、XML 文書のコンテンツがどのように 見えるかを定義できます。この XML Schema を使用して、Oracle XML DB リポジ トリで管理するドキュメントに対し、追加で必要なメタデータを定義できます。包括的なアクセス制御
WebDAV の標準には、強力なセキュリティ・モデルが含まれています。このモデ ルは、アクセス制御リスト(ACL)によりコンテンツへのアクセスを制御すると いう概念に基づいています。アクセス制御リストは、1 つ以上のアクセス制御エ ントリ(ACE)で構成されます。各 ACE は、特定のプリンシパル(システムのユー ザー)に対して一連の権限を付与したり取消しを行います。1 つの ACL には複数 の ACE が含まれるため、1 つの ACL は、1 つ以上のプリンシパルに対する 1 つ以 上の権限を付与、または取消しができます。 Oracle XML DB リポジトリは、このアプローチを使用してアクセス制御を行いま す。Oracle XML DB リポジトリ内の各ドキュメントは、ACL により保護されます。 ドキュメントに対する操作には必ず、ACL によって、ユーザーのその操作実行の 可不可が判断されます。アクセス制御はドキュメント・レベルで定義されている ため、同じ XML Schema に関連付けられたドキュメントに対して様々なセキュリ ティ・ルールを採用できます。 ACL のメカニズムは、Oracle データベース 10g の行レベルのセキュリティ機能を 使用して実装されています。つまり、アクセス権の評価プロセスは、ベースとな るエンジンの一部なため、大幅に拡張できます。また、コンテンツに XML DB リ ポジトリ・プロトコルを介してアクセスしたか、SQL から直接アクセスしたかに 関係なく、ACL ベースのセキュリティが実現されます。アクセス制御リスト
Oracle XML DB では、各アクセス制御リスト(ACL)は XML 文書として表され ます。アクセス制御リストは、Oracle XML DB の ACL XML Schema で定義される クラスに一致する単なる XML 文書で、自身をそのクラスのメンバーとして認識 します。ACE で参照されるプリンシパルとして、データベース・ユーザー、デー タベース・ロール、または Oracle Internet Directory(OID)ユーザーまたはグルー プがあります。Oracle XML DB リポジトリは、4 つの標準またはブートストラッ プ ACL を装備しています。これらのドキュメントは、/sys/acls フォルダにありま す。新しい ACL の作成には、Oracle XML DB リポジトリに ACL ドキュメントを 挿入するだけです。 次のスクリーン・ショットは、Oracle XML DB の ACL ドキュメントの例です。
基本のバージョン管理
Oracle XML DB リポジトリには、WebDAV 標準に基づいた簡単なバージョニン グ・モデルが含まれています。現在の実装は、線形バージョニングを提供します。 バージョン管理システムは、簡単な PL/SQL プロシージャによって開始および管 理されます。 バージョニングされたドキュメントを作成する最初のステップは、バージョニン グ・プロセスの開始です。バージョニングが開始されると、そのドキュメントの元のバージョンは変更できなくなります。ドキュメントを更新するには、チェッ クアウトの操作を実行する必要になります。チェックアウト操作後は、ドキュメ ントを何度も更新できます。必要な変更後は、更新されたドキュメントを、その ドキュメントの次のプロテクト・バージョンとしてマークするチェックインの操 作が必要です。 編集プロセス中にドキュメントの新しいバージョンを必要としないときは、アン チェックアウトの操作を使用して、ドキュメントの前のバージョンに戻します。 バージョニングのメカニズムは、単純な Web サービス・モデルによってコンテン ツ作成アプリケーションへ公開されます。
カスタム・メタデータ管理
Oracle Database 10g Release 2 では、Oracle XML DB リポジトリが強化されています。 具体的に組織は、ビジネス・ニーズに特有のカスタム・メタデータを使用して、 リソース・ドキュメントがトラックした基本的なメタデータを拡張できます。こ のメタデータは 1 つ以上の XML 文書としても格納されます。つまり、XML DB のすべてを使用して、拡張済メタデータの問合せまたは変更ができ、ベースとな るコンテンツで適切に決定されます。
XML およびフルテキスト検索
Oracle XML DB リポジトリは、スキーマベースのコンテンツを管理するために最 適化されているだけでなく、他の種類のコンテンツ(非スキーマベースの XML、 非 XML コンテンツなど)に対する完全なコンテンツ管理機能も提供します。Oracle Database 10g Release 2 の一環として導入されたスキーマベースのメタデータのサ ポートなどの新しい拡張では、Oracle XML DB リポジトリの機能が大幅に改善され、XML コンテンツを効率よく管理できます。Oracle XML DB リポジトリは、 Oracle Text の機能をフルに利用して、XML および非 XML のコンテンツに対して 索引付けおよび検索ができます。 リレーショナル・データベースのテクノロジは、階層的な構造の管理や、コンテ ンツ管理アプリケーションでの必要な操作の実行には不十分だと考えられていま した。Oracle XML DB リポジトリには新しい階層索引があり、これによってパス ベースのアクセスが実現されます。これは、主キーのアクセスと同様に効果的で す。また、フォルダの横断処理は、索引レンジ・スキャンと同様に効果的です。 この索引は、エンドユーザーおよびアプリケーション開発者に対して完全に透過 です。索引によりパス・アクセスが実現します。フォルダの横断処理は、従来の ファイルシステムと同程度、またはそれより速いスピードで行われます。
プログラムで完全規定されたアクセス
Oracle XML DB は、さらに SQL と PL/SQL の両方からリポジトリに直接アクセス できるアプリケーション・プログラマを提供します。これにより、Oracle XML DB リポジトリが管理するコンテンツを操作するアプリケーションは、SQL の呼出し をサポートする任意の言語(Java、C、C++、C#、Visual Basic、J#など)で開発で きます。 Oracle XML DB では、SQL のすべての機能を使用して、Oracle XML DB リポジト リに格納されたコンテンツに対してアクセスおよび操作できます。Oracle XML DB では、RESOURCE_VIEW と PATH_VIEW という 2 つのパブリック・ビュー を使用しています。これは、リポジトリのすべてのコンテンツに直接的な SQL ベー スのアクセスを提供します。新しい演算子は、これらのビューに対する SQL の操 作をリポジトリ内の特定なフォルダに定義された 1 つのドキュメント(またはい くつかのドキュメント・セット)に制限します。 Web サービスの統合的なサポートによって、Oracle XML DB リポジトリに基づく Web サービスが簡単に作成でき、任意の Web サービスでクライアントを Oracle XML DB と統合できます。JSR 170 や Java Content Management API などの業界標準により、開発者は、Oracle XML DB リポジトリで管理するコンテンツのアクセスおよび操作の方法を選択で きるようになります。
マルチフォーマット発行機能の統合
XCM システムでは、コンテンツの作成およびライフサイクル管理のサポートだけ でなく、コンテンツを様々なフォーマットで発行できることが必要になります。 大部分の一般的な発行システムは、XML のオープンな性質によって、Oracle XML DB リポジトリに格納されたコンテンツに対して直接機能します。 Oracle XML DB には、XSLT 処理を高度に最適化するコンパイル済の XSLT Virtual マシンがあります。このマシンにより、Oracle XML DB リポジトリで管理される XML を他のフォーマットおよび XHTML に変換できます。ユーザーが選択した任 意の PDF レンダリング・アプリケーションを使用して、XML DB が管理するコン テンツを外部処理によって PDF および他のフォーマットへ変換できます。Oracle XML DB リポジトリは、XML Views を介してリレーショナル・データを動 的に公開できます。XML View の各行は、XML Repository のドキュメントとして 表現できます。行内のデータは、関連する XML 文書を開くだけでアクセスでき ます。XML Views は、SQL:2003 の SQL/XML 演算子を使用してリレーショナル・ データを XML に変換する概念に基づいています。
Oracle XML DB リポジトリのアーキテクチャ
このように、Oracle XML DB リポジトリは、Oracle Database 10g Release 2 の統合さ れたコンポーネントです。内部では、主にリポジトリに対する次の 3 つのコンポー ネントがあります。 XDB データベース・ユーザーとデータベース・スキーマ プロトコル・サーバー 階層索引
XDB データベース・ユーザーとデータベース・スキーマ
XDB スキーマはロックされたデータベース・アカウントで、リポジトリの機能に 必要なすべてのデータを含みます。いかなる場合も、このスキーマ内の表のコン テンツに対してアクセスまたは更新が行われません。 XDBスキーマのメインの表はXDB$RESOURCEです。XDB$RESOURCEは、 XMLTypeの表で、リポジトリで管理される各リソースに対する 1 行が含まれてい ます。リソースはXML文書で、http://xmlns.oracle.com/xdb/XDBResource.xsdに登録 されたXML Schemaに準拠しています。 リソース・ドキュメントには、システムが保持するすべてのメタデータを含みま す。メタデータは、リポジトリで管理する各コンテンツに関連付けられています。 リソース・ドキュメントは、RESOURCE_VIEW および PATH_VIEW の RES 列を 介してパブリックになります。XDB データベース・スキーマ内の他の表は、ファイルとフォルダの関係をトラッ クする、階層索引を実装する、ACL を格納する、スキーマベースの XML の最適 化ストレージの提供に必要なメタデータを管理する、などに使用されます。
次に XDB データベース・スキーマ内のメインの表を示します。 XDB$RESOURCE 表は、メタデータの管理だけでなく、LOB 列を含み、登録され た XML Schema に関連付けられていないドキュメントのコンテンツを格納できま す。スキーマベースの XML コンテンツに対して、XDB$RESOURCE には、シス テムで保持されるメタデータ、およびコンテンツを管理する XMLType の表の行 に対する参照が含まれています。デフォルト表のトリガーにより、リポジトリの メタデータは、デフォルト表に格納された行における操作と同期して保持されま す。 拡張済メタデータも、リポジトリの外部に格納されます。アプリケーションが Oracle XML DB によりトラックされるメタデータを拡張する場合は、追加のメタ データを記述する XML Schema の登録が必要になります。拡張済メタデータの各 カテゴリを管理するため、単一の XMLType 表を使用します。1 つのリソースに対 して、それに関連付けられた拡張済メタデータのセットが定義できます。 XML DB には多くの PL/SQL パッケージがあり、これを使用してリポジトリを操 作できます。パッケージには、次があります。 DBMS_XDB ファイルおよびフォルダの作成、移動、ロック、セキュリティの 実現、削除 DBMS_XDB_VERSION バージョニングの開始および管理 DBMS_XDBZ ACL ベースのセキュリティ、および他のリポジトリ機能の有効化 と無効化
DBMS_XDBT Oracle XML DB リポジトリの Oracle Text ベース索引の開始と管 理
プロトコル・サーバー
Oracle XML DB は、Oracle Database 10g Release 2 の高パフォーマンスで拡張可能な アーキテクチャ上に構築されています。これによって、HTTP と FTP の要求を同 じ方法で管理できます。データベースは、SQL*NET 要求のサーバーとしてだけで なく、HTTP サーバーおよび FTP サーバーとして機能します。
プロトコル・サーバーが HTTP または FTP 要求を受け取ると、その要求は XDB データベース・スキーマの表で操作に変換されます。HTTP、FTP および WebDAV プロトコルは、ドキュメント中心の操作を念頭に設計されているため、通常、大 量のコンテンツの操作には Oracle NET よりも有効です。 このプロトコルは完全に国際化されています。これによって、異なるキャラクタ・ セットを使用するクライアントからリポジトリへドキュメントをロードできます。 コンテンツの Oracle XML DB リポジトリへのロード中に、コンテンツはデータ ベースのキャラクタ・セットへ変換されます。ドキュメントがリポジトリから取 得されるときに、クライアントのキャラクタ・セットへ変換して戻されます。HTTP および WebDAV では、このプロセスが HTTP プロトコルにより定義されるメカニ ズムに基づいて、自動的に行われます。FTP には quot コマンドが用意されており、 これにより、クライアントはクライアントのキャラクタ・セットを識別できます。 プロトコル・サーバーは、ファイル・システムのトランザクション・セマンティ クスに従います。プロトコル・サーバーを使用して実行する各操作は、アトミッ ク・トランザクションとみなされます。 オラクルの既存するインフラストラクチャの定評ある拡張性と信頼性を利用する ことにより、配布環境において複雑さを増すことなく、Oracle XML DB で新しい 強力な機能を実現できます。Oracle XML DB リポジトリに基づいた XCM システ ムを実現するために、新たなソフトウェアの配置や管理は必要ありません。この 機能を配置するには、ごくわずかな追加の構成が必要なだけです。
階層索引
階層索引およびそれに関連付けられた XDB$HI_TABLE を使用して、ファイルと フォルダのメカニズムによるコンテンツの系統化サポートに必要な情報をデータ ベースで管理できます。階層索引は、Oracle XML DB リポジトリに関与するリソー スに対して自動的に作成および保守され、アプリケーション開発者に対して公開 されません。Oracle XML DB を使用した XCM アプリケーションのサンプル
このセクションでは、Oracle XML DB リポジトリを使用して簡単な XML コンテ ンツ管理アプリケーションを作成するアーキテクチャとテクノロジについて説明 します。このアプリケーションは、Oracle XML DB リポジトリに対して簡単な HTML ベースのユーザー・インタフェースを作成する様々なテクニックを実行し ます。このインタフェースによって、エンドユーザーは、フォルダ階層を参照し、 バージョン、チェックイン、チェックアウト、発行などの基本的なコンテンツ管理操作が可能です。アプリケーションでは、Oracle Database 10g Release 2 の拡張可 能なメタデータ機能によって、Oracle XML DB リポジトリに格納されたコンテン ツの検索機能と管理性が改善される様子も実証します。
アーキテクチャ
アプリケーションは、一連の Java サーブレットとして実装されています。このケー スでのサーブレットは XML DB HTTP サーバーおよび Oracle データベースによっ てホストされます。各サーブレットは、実行した操作の結果を表す XML 文書を 作成します。Java サーブレットは、JNDI JDBC と PL/SQL を合わせて使用し、XML DB リポジトリのコンテンツにアクセスします。 ルックアップ、リスト・ディレクトリ、フォルダ、削除、保存などの簡単な操作では、JNDI の実装を利用します。JNDI は、JDBC を使用して RESOURCE_VIEW および PATH_VIEW にアクセスし、DBMS_XDB パッケージを呼び出します。JNDI は、このような操作に最適な API です。バージョンや発行など、より高度な操作 は、JDBC を使用したメソッドにより実行され、適切な PL/SQL パッケージを直接 呼出します。
アプリケーションの主なコンポーネントは次のとおりです。
• FolderProcessor サーブレット: アプリケーションのベースとなるサーブレッ トで、フォルダのコンテンツを表示します。ユーザーはこのサーブレットを 使用してフォルダ・ツリーのナビゲート、フォルダ内の項目の選択、および その項目での操作を実行します。
• UploadFiles サーブレット: Multipart Mime プロセッサを利用して、HTML ユー ザー・インタフェースを介しドキュメントをアップロードします。アップロー ドの処理時に、ドキュメントを自動的にバージョニングします。 • NewFolder サーブレット: 新しいフォルダを作成します。 • SelectionProcessor サーブレット: 選択されたリソースで基本的なコンテンツ 管理のアクションが実行されます。このサーブレットでは、コピー、移動、 リンク、削除、発行、権限の設定、ロック、アンロック、バージョン、チェッ クイン、チェックアウトだけでなく、圧縮と解凍もサポートしています。 • VersionHistory サーブレット:バージョニングされたリソースのコンテンツを 表示します。 このアプリケーションの配布は非常に簡単です。すべてのコンポーネント(Java Source、XSL スタイル・シートおよび背景のイメージ)は、単にリソースとして XML DB リポジトリ内に格納されています。これらのコンポーネントは、WebDAV を使用してリポジトリにロードできます。アプリケーションの配布に必要なこと は、Oracle データベース JVM を使用してサーブレット・コードをコンパイルし、 Oracle XML DB HTTP サーバー・バージョンを使用して各サーブレットの仮想パ スに登録するだけです。これらの操作には、簡単な PL/SQL プロシージャを使用 します。このアプリケーションは、ピュア Java アプリケーションであるため、Oracle の OC4J または Oracle Internet Application Server などの Java コンテナを使用して配 布できます。 このアプリケーションは、Oracle XML DB の XSLT レンダリング機能を広範囲に 使用しています。全体のユーザー・インタフェースは、シンプルな XSLT スタイ ル・シートのセットを使用して生成されています。このセットは、各サーブレッ トで生成された XML 文書をユーザーに表示する HTML ページへ変換します。各 ページの下部の「View XML」および「View XSL」ボタンを使用すると、未加工 の XML に直接アクセスし、XSL スタイル・シートに関連付けができます。
次のスクリーン・ショットは、フォルダを表示するメインのインタフェースです。
この画面から、ユーザーは、ドロップ・ダウン・リストを使用して、フォルダ階 層のナビゲート、アクセス権の制御およびバージョニングを含む XCM システム でのコンテンツ管理に必要なすべての基本機能が実行できます
次のスクリーン・ショットは、FolderProcessor サーブレットで生成した XML 文書、 およびこの生成した XML からユーザー・インタフェースの生成に使用する XSLT スタイル・シートです。 このアプローチでは、各ページに表示するオブジェクトを定義する XML から、 アプリケーションのルックアンドフィールの定義および生成を全部取り出す、と いうメリットがあります。アプリケーションの外観は、XSL スタイル・シートを 置き換えるだけで簡単に変えられます。
カスタム・メタデータの有効化
開発者は Oracle XML DB リポジトリを使用して、拡張済メタデータの複数のクラ スを定義できます。特定のリソースを、拡張済メタデータの 1 つまたは複数のク ラスと関連付けができます。拡張済メタデータの各クラスには、XML Schema お よび XMLType の表があります。 リポジトリは、スキーマベースの XML 文書のコンテンツと似た方法で拡張済デー タを管理します。拡張済メタデータは、XMLType 表の行として格納されます。次 にリポジトリは、XMLType 表内の行とリソースの関連付けを追跡します。リソー スのプロパティにアクセスするたびに、リソースの XML 表現の一部として拡張 済メタデータが表示されます。 サンプルの XML コンテンツ管理アプリケーションは、Oracle XML DB リポジト リの拡張済メタデータ機能の使用を示しています。この例では、拡張済メタデー タを使用して、デジタル・カメラの写真を管理する改善された機能を提供してい ます。最新のデジタル・カメラは、Exchangeable Image File Format(EXIF)をサポートし ています。EXIF の標準は、デジタル・カメラが設定情報を埋め込む方法を定義し ます。この設定は、写真を撮ったときに生成される JPEG ファイルへ写真を格納 する場合に使用していたものです。Oracle Database 10g Release 2 では、Intermedia コンポーネントに EXIF 標準のサポートが含まれています。これにより、JEPG ファ イルから EXIF 情報を取り出せます。Intermedia イメージ・プロセッサは、この情 報を XML 文書として返します。
拡張済メタデータのデモンストレーションのインストール後は、JPEG イメージが リポジトリにロードごとに、Oracle XML DB は Intermedia Image プロセッサを呼び 出して、その Image に含まれる EXIF 情報を抽出します。ここで、Intermedia 処理 によって生成された XML 文書を取得し、Oracle Database 10g Release 2 の拡張済メ タデータの管理機能を使用して、EXIF 情報をリソースの一部として格納します。 EXIF 処理は複雑な性質であるため、メタデータは非同期に抽出することが推奨さ れます。これにより、プロトコル・サービスのレスポンス・タイムは、メタデー タの抽出プロセスのオーバーヘッドによる影響を受けません。 Oracle XML DB リポジトリでのカスタム・メタデータの管理には、次の手順が必 要です。 • ユーザーの要望に応じて、拡張済メタデータの定義を提供する XML Schema を作成します。
EXIF については、Oracle Database 10g Release 2 に、EXIF データの XML 表現 に対する基本的な XML Schema が付随しています。カスタム・メタデータの デモンストレーション・アプリケーションは、imageMetadata という要素、 RESID、imageURL、Title、Description および exifMetadata という下位要素を 定義する簡単な XML Schema を定義して、このスキーマを拡張します。 exifMetadata という要素は、Intermedia の一部として、EXIF XML Schema から インポートされます。
<xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/demo/imageMetad ata" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified" xmlns:xdb="http://xmlns.oracle.com/xdb" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" ‘ xmlns:exif="http://xmlns.oracle.com/ord/meta/exif" xmlns="http://xmlns.oracle.com/demo/imageMetadata"> <xs:import namespace="http://xmlns.oracle.com/ord/meta/exif" schemaLocation="http://xmlns.oracle.com/ord/meta/exif"/> <xs:element name="imageMetadata" type="imageMetadataType" <xs:complexType name="imageMetadataType" <xs:sequence>
<xs:element name="RESID" type="xs:string"/> <xs:element name="imageURL" type="xs:anyURI"/> <xs:element name="Title" minOccurs="0"> <xs:simpleType> <xs:restriction base="xs:string"> <xs:maxLength value="80"/> </xs:restriction> </xs:simpleType> </xs:element>
<xs:element name="Description" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element ref="exif:exifMetadata"/> • XML Schema を、拡張済メタデータの XML Schema として XML DB に登録し ます。 • リソースが作成、更新、または削除ごとに、拡張済メタデータが確実に取得 および格納されるコードを追加します。 EXIF メタデータ・アプリケーションは、Oracle XML DB リポジトリに格納さ れた JPEG イメージに影響を与えるイベントの発生ごとに、Oracle 10g R2 Advanced Queuing(AQ)を使用して PL/SQL の通知プロシージャを非同期に 呼び出します。送信メッセージには、影響を受けたリソースの Resource ID、 および発生した操作の性質が含まれます。 EXIF のデモンストレーションの場合、通知プロシージャのプロセス・フローを次 に示します。 1. Resource ID を使用して、影響を受けたリソースのコンテンツにアクセス します。 2. Intermedia プロセッサを使用して、イメージのボディに含まれる EXIF 情 報を抽出し、それを exifMetadata 要素として返します。 3. exifMetadata 要素に基づいて、imageMetadata ドキュメントを生成します。 4. DBMS_XDB パッケージを提供するメソッドを使用して、imageMetadata ドキュメントを拡張済メタデータとして、基のリソース・ドキュメント へ割り当てます。
PL/SQL パッケージの概要は、次のとおりです。
create procedure addImageMetadata(RESOURCE_ID RAW) as EXIF_METADATA xmlType; IMAGE_METADATA xmlType; IMAGE_METADATA_NAMESPACE VARCHAR2(128) := 'http://xmlns.oracle.com/demo/imageMetadata'; VIRTUAL_PATH varchar2(256); TARGET_PATH varchar2(256); XMLREF ref xmlType; begin
select ANY_PATH into TARGET_PATH from RESOURCE_VIEW where RESID = RESOURCE_ID;
VIRTUAL_PATH := dbms_xdb.createOIDPath(RESOURCE_ID); begin select value(METADATA) into EXIF_METADATA from table ( ordsys.ordimage.getMetadata ( xdburiType(VIRTUAL_PATH).getBlob(), 'EXIF' ) ) METADATA; Exception
-- JPEG Image did not contain EXIF meta-data. when no_data_found then
null; end; select xmlElement ( "img:imageMetadata", xmlAttributes ( IMAGE_METADATA_NAMESPACE as "xmlns:img", XDB_NAMESPACES.EXIF_NAMESPACE as "xmlns", 'http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance' as "xmlns:xsi", IMAGE_METADATA_NAMESPACE || ' &4' as "xsi:schemaLocation" ), XmlElement("img:RESID",null), xmlElement("img:imageURL" ,VIRTUAL_PATH), EXIF_METADATA ) into IMAGE_METADATA from dual; dbms_xdb.appendResourceMetadata(TARGET_PATH,IMAGE_METADATA);
次に、XML の表現およびそれに関連する拡張済メタデータを持つリソース・ド キュメントの最終画面を示します。
バージョニングのサポート
サンプルの XCM アプリケーションでは、エンド・ユーザーは XML DB リポジト リの高度なバージョニング機能にアクセスできます。 バージョニング・プロセスは、SelectionProcessor サーブレットにより開始および 管理できます。このサーブレットでは、バージョニング・プロセスの各フェーズ に手動制御を提供します。このサーブレットを使用すると、バージョニングの開 始、および 1 つまたは複数のドキュメント上でチェックアウトとチェックインが 実行できます。 UploadFiles サーブレットも、Oracle XML DB リポジトリのバージョニング機能に 対するサポートを提供しています。このサーブレットは、ドキュメントがリポジ トリへアップロードされたときに、ドキュメントの新しいバージョンを作成する オプションを提供します。このオプションが選択された場合、UploadFiles サーブ レットは、アップロード中のドキュメントをターゲット・ドキュメントの新しい バージョンとして必要なオプションを自動的に取得します。 ドキュメントが一度バージョニングされると、VersionHistory サーブレットを使用 して、そのメタデータのバージョン・シリーズの各メンバーを表示できます。次 のスクリーン・ショットは、VersionHistory サーブレットを使用してバージョニン グしたドキュメントです。マルチ・フォーマットの発行
このアプリケーションは、XCM によりマルチチャネルを発行ソフトウェアが簡単 に統合されることも実証します。特定のタイプのコンテンツをレンダリングする 要求が作成された場合に、カスタム XSLT スタイル・シートを呼び出す XCM ア プリケーションを構成できます。カスタマイズは、mime タイプなどの要因に基づ いて、また、XML 文書の場合は、ターゲットのネームスペース、ドキュメントの 要素名、または XML Schema などの要因に基づいて行います。 この例でのシステムは、XSLT を使用して PurchaseOrder ドキュメントを表示する 構成になります。ユーザーが PurchaseOrder ドキュメントをクリックすると、この スタイル・シートが使用され、選択されたドキュメントのコンテンツが表示され ます。この例での HTML ページには、選択されたドキュメントを様々なフォーマッ トで発行するために使用する Oracle の XML Publisher 機能の呼出しサポートが含 まれています。 次のスクリーン・ショットは、PurchaseOrder ドキュメントに対してカスタム・ス タイルシートとして定義された XSLT が生成した HTML ページです。 ここで示すように、フォームには、ドキュメントを HTML、RTF、または PDF と して発行するオプションがあります。ユーザーがこれらのオプションのいずれか を選択すると、Oracle XSQL サーブレットが使用されて、選択された出力を生成 します。次のスクリーン・ショットは、PDF および RTF フォーマットで表示した PurchaseOrder ドキュメントです。
アクセス制御
ユーザーは XCM アプリケーションを使用して、所有するドキュメントのセキュ リティ権限を操作できます。UploadFiles サーブレットまたは FTP または WebDAV
プロトコルを介して、Access Control List ドキュメントを新たにアップロードする ことにより、追加のセキュリティが指定できます。 既存のドキュメントに対するアクセスは、フォルダ・ブラウザ内のドキュメント を選び権限の設定機能を選択することにより変更できます。これにより、Access Control List ドキュメントのリストを提供するフォームが表示されます。このリス トは、選択したドキュメントのセキュリティを確保します。 次のスクリーン・ショットは、ドキュメントの権限を変更するために、 SelectionProcessor サーブレットを使用しているところを示しています。フォーム
には、Oracle XML DB リポジトリに付随する標準の Bootstrap ACL が表示されます。
• ALL_ALL_ACL.xml は、認証されたすべてのユーザーに対し、すべての権 限を付与します。 • ALL_OWNER_ACL.xml は、ドキュメントの所有者にすべての権限を付与 し、その他のユーザーの権限はすべて拒否します。 • BOOTSTRAP_ACL.xml は、XDBADMIN ロールにすべての権限を付与し、 他のすべてのユーザーに読込みアクセス権を付与します。 • RO_ALL_ACL.xml は、すべてのユーザーに読込み専用のアクセス権を付 与します。
XML コンテンツ管理のユースケース
エミッション・レポート・システム
英国政府は1、E-Government構想で、すべての中間機関および他の通信フォームに 対しXMLとXML Schemaの使用を義務付けています。最近、通商産業省(DTI)は、 新しい規定を発表しました。これは、石油およびガス業界に、環境への様々な液 体および気体の放出について報告書の提出を義務付けたものです。この構想の一 環として、DTIはXML Schemaのセットを作成し、この情報の報告方法を定義して います。 この義務の影響を受ける組織はどれも、ある業界グループのメンバーでした。こ のグループは、システムの開発を指導し、すべてのメンバーがこれらの法規に準 拠できるようにしました。 このシステムによって業界の様々な企業は、放出に関する報告書を 2 つのうちど ちらかの方法で作成できます。企業は、Web ベースのシステムを使用して、XML Editor で作成する XML 文書をオーサリングできます。この場合に選択したエディ タは、Altova の Style-vision™です。また、このシステムでは、必要な情報を含む Excel のスプレッドシートを Web サービスを介してアップロードして、レポート を自動的に生成します。どちらのケースでも、報告書は、Oracle Database 10g Release 1 が実行する Oracle XML DB リポジトリに格納されます。その後、XML は、カスタム Web ベースの API を使用して DTI に報告書を提出します。政府は、Oracle の Discover 製品を使 用してデータにアクセスします。また、オペレータは、このシステムを使用して XML 文書を参照および編集できます。発行システムは、Oracle Application Server 10g を利用します。
講座便覧の発行システム
主要な大学では、そこで行われる講座の一覧、および取得できる単位の一覧を公 開することが必要です。講座および単位について記述するコンテンツは、Oracle XML DB の XML 文書として保持されます。このコンテンツは、Altova の Stylevision™ XML Editor を使用して作成されます。アプリケーションは、データ ベース内の XSL エンジンを使用して、XML 文書から取得した XML、および SQLX のリレーショナル・コンテンツを、Web サイトの HTML へ変換します。講座およ び単位を記述するコンテンツは、この方法で作成されます。講座の予定表は、 self-referential 表の SQLX で生成された XML からレンダリングされ、XSL スクリ プトを使用して変換されます。アプリケーションでは、サイトの Web フレームワー クに対して Oracle Portal を使用して外部へコンテンツを公開します。全国 TV 放送の Web サイト
全国 TV 放送では、そのプログラミング・サービスおよびニュースに関連したコ ンテンツを、Web に対して動的に発行する必要があります。すべてのコンテンツ は、XUL をベースとした社内のコンテンツ作成システムを使用して、XML とし てオーサリングされます。視聴者が Web サイトで見る Web ページは、様々なコ ンテンツの断片の集合です。コンテンツの同じ断片は、異なる Web ページで表示 1 http://www.govtalk.gov.uk/schemasstandards/schemasstandards.aspできます。最終的なページは、Oracle XML DB リポジトリに格納されたコンポー ネントから、Apache の Cocoon を使用して生成されます。生成されたページの キャッシュにより、このサイトのレスポンス・タイムが許容範囲であることを確 証します。 特定な Web ページの作成に必要なコンテンツ断片の詳細は、一連のリレーショナ ル表の中で保持されます。生成が必要なコンテンツの性質として、コンテンツの 項目間の高度に再帰的な関係などがあります。コンテンツの断片には、数百もの バージョンが存在する場合があるため、コンテンツはバージョニングも必要にな ります。コンテンツの各項目は、個別のリソースとして Oracle XML DB リポジト リに格納されます。コンテンツの管理では、リポジトリのバージョニング機能が 使用されます。 Web サイトの各ページは、1 つの XML 文書に関連付けられています。この文書は、 すべてのコンテンツおよびページの生成に必要な 2 レベルの関連コンテンツを特 定します。コンテンツ・エディタが新しいページを作成した場合、または(既存 のページのコンテンツを変更するなど)コンテンツ間の関係を変更した場合は、 その変更によって影響を受ける各ページに対して新しい関係のドキュメントが生 成されます。この時点で、キャッシュの無効が発生し、影響を受けたページにつ いて次に要求を受け取ったときに、Oracle XML DB リポジトリに格納されたコン テンツからページが生成されます。
法律のオーサリング・プロセス
米国の主要な議会は、すべての議案、法案および法令を、XML を使用してオーサ リングおよび公開しています。法律がサポートするオーサリングは、高度にカス タマイズされた X-Metal™を使用します。X-Metal は、Blast Radius 社のハイエンド な XML Schema 対応の XML エディタです。X-Metal には、このコンテンツをオー サリングする環境として、ワークプロセッサなどの一般的な立法支援ツールが提 供されます。X-Metal により、作成されるコンテンツは、確実に、XML の適切な XML Schema へ完全準拠します。X-Metal のカスタマイズでは、Red-lining などの 重要な機能に対するサポートが追加されます。WebDAV のサポートによって、X-Metal を使用して作成したコンテンツを、Oracle Database 10g Release 1 が稼働する Oracle XML DB リポジトリに保存できます。 XML Schema は、Oracle XML DB に登録されます。これによって、コンテンツが 検証され、法律上のコンテンツに対する高パフォーマンスの問合せおよび分析が 提供されます。Web サービスも用意されているため、X-Metal 内のバージョニン グ・プロセスを制御できます。 対象となる法律の規模(サイズ)、およびその法律のコンテンツ量によって、シ ステムの高拡張性が重要になります。システムの稼働前は、203,000 個のレガ シー・ドキュメントが XML 形式に変換され、Oracle XML DB リポジトリへロー ドされていました。変換されたドキュメントにより、オーサリング・プロセス中 に、以前の法律を検索するためのサポートが機能します。 システムは、1 日に 1,000 文書を超えるドキュメントの作成、編集および発行に基 づいた、ピーク時の負荷に対処できることが必要です。
コンテンツの発行は、XSL/FO を介した PDF、および Render/X の XSL FO エンジ ンなど、複数のフォーマットで行われます。
結論
XCM ベースのシステムは、特に、大半のコンテンツが XML で管理される新しい 配布、または管理するコンテンツに大量のメタデータが関連付けられている場合 に適しています。XCM は、オープンな標準およびコモディティ・ハードウェアを ベースとして、高パフォーマンスのソリューションを実現する主要な機能を提供 します。これは、(カスタム・ソフトウェアでも高価なハードウェアでも)従来 のハイエンドなコンテンツ管理システムでは、実現できないものでした。Oracle XML DB を使用したコンテンツの管理 2005 年 8 月 著者: Mark D Drake Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA 94065 U.S.A. 海外からのお問合せ窓口: 電話: +1.650.506.7000 ファックス: +1.650.506.7200 www.oracle.com Copyright © 2005, Oracle. 無断転載を禁ず この文書はあくまで参考資料であり、掲載されている情報は予告なしに変更されることがあります。 オラクル社は、本ドキュメントの無謬性を保証しません。また、本ドキュメントは、法律で明示的または暗黙的に記載 されているかどうかに関係なく、商品性または特定の目的に対する適合性に関する暗黙の保証や条件を含む一切の保証 または条件に制約されません。オラクル社は、本書の内容に関していかなる保証もいたしません。また、本書により、 契約上の直接的および間接的義務も発生しません。本書は、事前の書面による許可を得ることなく、電子的または機械 的に、いかなる形態または手段によっても複製または伝送することはできません。