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第 39 既設の地下貯蔵タンクに対する流出事故防止対策等に係る運用 ( 平成 22 年 7 月 8 日消防危第 144 号 平成 22 年 7 月 23 日消防危第 158 号 平成 24 年 3 月 30 日消防危第 92 号 平成 23 年 2 月 16 日消指第 468 号 ( 平成 24 年

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第39 既設の地下貯蔵タンクに対する流出事故防止対策等に係る運用 (平成22年7月8日消防危第144号、平成22年7月23日消防危第158号、平成24年 3月30日 消防 危第92号 、平 成23年2 月16日消 指第468号( 平成24年12月3 日消指 第328号にて改正)) 1 腐食のおそれが特に高い地下貯蔵タンク等の要件 (1) 対象となる地下貯蔵タンクは、地盤面下に直接埋設された鋼製一重殻の地下貯蔵タン クのうち、「 腐食のお そ れが特に 高い地下 貯蔵 タンク」、「腐食 のおそ れが高い 地下貯蔵 タンク」 に該当 するも のである。( タンク 室内 に設置さ れたタ ンク、 危険物令 第13条第 2項の二重殻タンク、危険物令第13条第3項の漏れ防止構造は対象外) (2) 対象となる地下貯蔵タンクに係る設置年数、塗覆装の種類及び設計板厚の定義は、以 下のとおりとする。 ア 設置年数は、当該地下貯蔵タンクの設置時の許可に係る完成検査済証の交付年月日 を起算日 とし た年数 を いう。(変 更許可 により 埋設した 地下 貯蔵タ ン クは、当 該変更 許可に係る完成検査済証の交付年月日が起算日となる。) イ 塗覆装の種類は、危険物告示第4条の48第1項に掲げる外面保護の方法をいう。 ウ 設計板厚は、当該地下貯蔵タンクの設置時の板厚をいい、設置又は変更の許可の申 請における添付書類に記載された数値で確認する。 なお、タンクの部位により板厚が異なる場合は、薄い方の板厚とする。 (3) 腐食のおそれが特に高い地下貯蔵タンクの要件は、次表に掲げるものである。 表4-39-1 腐食のおそれが特に高い地下貯蔵タンク 設置年数 塗覆装の種類 設計板厚 50年以上 アスファルト (危険物告示第4条の48第1項第2号に定めるも の。以下同じ。) 全ての設計板厚 モルタル (危険物告示第4条の48第1項第1号に定めるも の。以下同じ。) 8.0mm未満 エポキシ樹脂又はタールエポキシ樹脂 (危険物告示第4条の48第1項第3号に定めるも の。以下同じ。) 6.0mm未満 強化プラスチック (危険物告示第4条の48第1項第3号に定めるも の。以下同じ。) 4.5mm未満 40年以上50年未満 アスファルト 4.5mm未満

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(4) 腐食のおそれが高い地下貯蔵タンクの要件は、次表に掲げるものである。 表4-39-2 腐食のおそれが高い地下貯蔵タンク 設置年数 塗覆装の種類 設計板厚 50年以上 モルタル 8.0mm以上 エポキシ樹脂又はタールエポキシ樹脂 6.0mm以上 強化プラスチック 4.5mm以上12.0mm未満 40年以上50年未満 アスファルト 4.5mm以上 モルタル 6.0mm以上 エポキシ樹脂又はタールエポキシ樹脂 4.5mm未満 強化プラスチック 4.5mm未満 30年以上40年未満 アスファルト 6.0mm以上 モルタル 4.5mm未満 20年以上30年未満 アスファルト 4.5mm未満 2 腐食のおそれが特に高い地下貯蔵タンクに講ずる措置 腐食のおそれが特に高い地下貯蔵タンクに講ずる措置としては、次のいずれかがある。 (1) ガラス繊維強化プラスチックライニングによる内面コーティング(以下「内面コーテ ィング」という。) 別添「内面の腐食を防止するためのコーティングについて」によること。 (2) 電気防食 第3章 第8節 「地 下タ ンク貯 蔵所の 位置 、構 造及び 設備の 技術 上の 基準」 6(4)によ ること。 3 腐食のおそれが高い地下貯蔵タンクに講ずる措置 腐食のおそれが高い地下貯蔵タンクに講ずる措置としては、次のいずれかがある。 (1) 内面コーティング (2) 電気防食 (3) 直径0.3mm以下の開口部からの危険物の漏れを常時検知することができる設備 例として次のものがあり、いずれの場合も財団法人全国危険物安全協会(以下「全危 協」という。)等の機関が性能評価したものとするよう指導する。 ア 高精度液面計 イ 統 計的手 法を 用い て分析 を行う こと によ り、直 径0.3mm以下の開 口部か らの危 険物 の流出の有無を確認することができる方法(以下「SIR」という。) この場合の基準適合となる時期は、契約後約3ヶ月間のデータ蓄積期間を経て、S IRが運用開始されてからとなる。

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4 腐食のおそれが特に高い地下貯蔵タンク等に講ずる措置に関する特例について (1) 休止している地下貯蔵タンク 危険物の貯蔵及び取扱いを休止している間に限り、当該措置を講じなくても差し支え ない。なお、この場合の休止とは、次の状態をいう。 ア 危険物が完全に除去されていること。 この場合の「完全に除去」とは、タンク底部まで吸い込み管を伸ばし可搬式エアポ ンプを使用する等により、可能な限り危険物が除去されていることをいう。 イ 危険物又は可燃性蒸気が流入するおそれのある注入口又は配管に閉止板を設置する 等、誤って危険物が流入するおそれがないような措置が講じられていること。 (2) 耐食性の高い材料で造られている地下貯蔵タンク ステンレス鋼板その他の耐食性の高い材料で造られている地下貯蔵タンクにあっては、 当該地下貯蔵タンクにおいて貯蔵し、又は取り扱う危険物及び地下タンクが埋設されて いる土壌環境等に鑑み、当該タンクが十分な耐食性を有することが確認された場合、当 該措置を講じなくても差し支えない。 5 変更工事等の際の手続き (1) 「腐食のおそれが特に高い地下貯蔵タンク」「腐食のおそれが高い地下貯蔵タンク」 に該当しないものに対し、内面コーティング又は高精度液面計を設置する場合は、マン ホールやノズルの取り付け等の他の工事が必要な場合を除き変更許可を要しないものと し 、 市 規 則 第 16条 に 基 づ く 「 危 険 物 製 造 所 等 軽 微 な 変 更 届 出 書 」( 以 下 「 軽 微 変 更 届 出」という。)を提出すること。 (2) 電気防食を講じる場合は、全て変更許可が必要な工事とする。 (3) SIRを実施する場合は、軽微変更届出を提出するよう指導する。 この場合添付書類として、全危協等の機関の性能評価書の写し、SIRが運用開始さ れたこと が確認 できる 書面(S IR実 施事項 の開始通 知書等)、 対象 となるタ ンク等が 確認できる資料(平面図等)等を添付すること。

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別添 内面の腐食を防止するためのコーティングについて 第1 内面の腐食を防止するためのコーティングの施工に関する事項 1 施工方法 (1) 地下貯蔵タンクの内面の処理 ア 地下貯蔵タンクの内面のクリーニング及び素地調整を行うこと。 イ 素地調整は、「橋梁塗装設計施工要領(首都高速道路株式会社)」に規定する素地 調整2種以上とすること。 (2) 板厚の測定 50cm平方につ き3点以 上測 定した 場 合におい て、 鋼板の 厚 さが3.2mm以上であ るこ とを確 認す ること 。た だし、3.2mm未満 の値が 測定さ れた 部分が ある 場合に は、 第4 章第40「板 厚が3.2mm未 満とな る減 肉やせ ん孔 がある 地下 貯蔵タ ンク の補修 方法 」に より対応することができる。 (3) 内面の腐食を防止するためのコーティングの成形 ア 内面の腐食を防止するためのガラス繊維プラスチックライニングによるコーティ ング( 以下「 コー ティ ング」 という。)に用 い る樹脂 及び強 化材 は、 当該地 下貯蔵 タ ン ク に お い て 貯 蔵 し 、 又 は 取 り 扱 う 危 険 物 に 対 し て 劣 化 の お そ れ の な い も の と すること。 なお、自動車ガソリン、灯油、軽油又はA重油については、劣化のおそれのない ものとして取り扱う。 イ コーティングに用いる樹脂及び強化材は、必要とされる品質が維持されたもので あること。 ウ コーティングの厚さは、2mm以上とすること。 エ 成形方法は、ハンドレイアップ法、紫外線硬化樹脂貼付法その他の適切な方法と すること。 (4) 成形後のコーティングの確認 成形後のコーティングについて次のとおり確認すること。 ア 施工状況 気泡、不純物の混入等の施工不良がないことを目視で確認すること。 イ 厚さ 膜厚計によりコーティングの厚さが設計値以上であることを確認すること。 ウ ピンホールの有無 ピンホールテスターにより、ピンホールがないことを確認すること。 2 その他 (1) 工事中の安全対策

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コーティングの施工は、地下貯蔵タンクの内部の密閉空間において作業等を行うも の で あ る こ と か ら 、 可 燃 性 蒸 気 の 除 去 等 火 災 や 労 働 災 害 等 の 発 生 を 防 止 す る た め の 措置を講ずること。 (2) 作業者の知識及び技能 職位業能力開発促進法に基づく「二級強化プラスチック成形技能士(手積み積層成 形作業)」 又はこ れと同 等以上の 知識 及び技 能 を有する 者が コーテ ィ ングの成 形及び 確認を行うよう指導する。 (3) マニュアルの整備 1並びに2(1)及び(2)の事項を確実に実施するため、施工者は、次に掲げる事項に つ き 、 当 該 各 号 に 定 め る 基 準 に 適 合 す る マ ニ ュ ア ル を 整 備 し て お く よ う に 指 導 す る 。 ①コーティングの成形方法 1に適合すること。 ②工事中の安全対策 (1)に適合すること。 ③作業者の知識及び技能 (2) に適合すること。 (4) 液面計の設置 計量棒により地下貯蔵タンクの内面に施工されたコーティングを損傷させないよう に す る た め 、 危 険 物 令 第 13条 第 1 項 第 8 号 の 2 に 規 定 す る 危 険 物 の 量 を 自 動 的 に 表 示する装置を設けるように指導する。 3 完成検査前検査 マンホールの取付けを行う場合には、完成検査前検査(水圧検査)が必要である。 この場合、完成検査前検査(水圧検査)の実施内容について、水圧試験に代えて、危 険物告示第71条第1項第1号に規定するガス加圧法としても良い。 第2 申請上の留意事項 1 許可等 変更 許可申請 又 は軽微変更 届出の添 付 資料にて、 第1 1及び 2に適合す る計画であ ることが確認できる資料を添付すること。 ただし、全危協による「鋼製地下タンクFRP内面ライニング認定施工事業者」のう ち、「総合事業者」が施工及び施工管理等を実施するか、「施工事業者」が施工し「管理 監督事 業者」 が施 工管 理等を 実施す る場 合は 、第1 1(1)、(3)イ~ エ、2(2)及び(3) に適合するものとして取り扱い、当該資料を省略することができる。 2 完成検査等 変更許可申請により施工した場合は完成検査時の添付資料として、軽微変更届出によ り施工した場合はコーティング完成時の現場調査の資料として、第1 1(4)に適合して いることが確認できる次の資料を提出すること。 (1) 目視検査記録 (2) 膜厚検査記録

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(3) ピンホール検査記録 第3 コーティングの維持管理に関する事項 コ ー テ ィ ン グ を 施 工 し た す べ て の 地 下 貯 蔵 タ ン ク に つ い て 、 施 工 し た 日 か ら10年 を 超えない日までの間に1回以上タンクを開放し、次に掲げる事項を確認するよう指導す る。 な お 、 こ の 場 合 の 「 施 工 し た 日 」 は 、 変 更 申 請 に て コ ー テ ィ ン グ を 講 じ た 場 合 は 完 成 検 査 済 証 交 付 日 と し 、 軽 微 変 更 届 出 に て コ ー テ ィ ン グ を 講 じ た 場 合 は 完 成 時 の 現 場 調査日とする。 (1) コーティングに歪み、ふくれ、亀裂、損傷、孔等の異常がないこと。 (2) 第1 1(2)に規定 する方 法に より 測定し た地下 貯蔵 タン クの板 厚が3.2mm以上であ ること又は危険物規則第23条に規定する基準に適合していること。ただし、次のア又 はイにより確認している場合は、確認を要しない。 ア コ ー テ ィ ン グ 施 工 に あ わ せ て 地 下 貯 蔵 タ ン ク 及 び こ れ に 接 続 さ れ て い る 地 下 配 管 に 危 険 物 告 示 第 4 条 に 規 定 す る 方 法 に よ り 電 気 防 食 を 講 じ 、 防 食 電 圧 ・ 電 流 を 定期的に確認している場合 イ 地 下貯 蔵タン クの 対地電 位を 1年に 1回 以上測 定し ており 、こ の電位 が-500mV 以下であることを確認している場合

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