1 奈良時間ホームページ管理運営業務仕様書 1 件名 奈良時間ホームページ管理運営業務 2 契約期間 契約の日から平成29 年 3 月 31 日(金)まで 3 目的 この委託業務は、平成 27 年度 奈良の食×観光 PR 事業で作成したホームページ「奈 良時間」(URL:http://narajikan.jp)の管理運営業務を行うものとする。 4 業務内容 (1) 趣旨 奈良市の特産品の大和茶・日本酒・古都華についてホームページで積極的に情報発信 することにより、知名度の向上につなげる。さらに複数のソーシャルメディアと積極的 に連動し、特産品の歴史や文化、作り手の想いといったストーリー性のある「コト」情 報の発信を迅速かつ丁寧に行っていく。 (2)委託内容 (ア)Web プログラミング・Web デザイン 次のとおり、ページの作成・更新を行うこと。 ・Html, CSS, Javascript, PHP, RWD 対応は必須だが、発注者の要望を実現するため にこれ以外の言語の使用が必要になった場合は、対応すること。 ・6 ヶ月に 1 度(9 月及び 2 月)、Web プログラミング及び Web デザインの見直し(大 幅なページレイアウト・サイト構成の変更等)に伴う更新を行う。発注者が見直し 修正を希望する箇所について受注者と協議を行い見直し修正内容を決定すること。 ・SEO 対策を最大限行うこと。 ・発注者の指示に基づき、現状導入されていない箇所にCMS(Wordpress を想定)導 入を行う。また、発注者の指示があればCMS のカスタマイズを行うなど、柔軟に対 応すること。現在導入されていない箇所のURL は、以下の通りである: トップページ :http://narajikan.jp 大和茶のページ:http://narajikan.jp/yamatotya/index.html 日本酒のページ:http://narajikan.jp/nihonshu/index.html 古都華のページ:http://narajikan.jp/kotoka/index.html ・Web プログラミング及び Web デザインの見直しに伴い、当該見直しの時点でホーム
2 ページ上で使用している画像や動画を適した形に編集し公開すること。また、新た に撮影した画像や動画を使用する際には、Web 上で公開するのに適した形に編集や デザインを行い公開すること。 ・大和茶、古都華、日本酒の作り手(生産者や酒蔵)や、伝え手(店舗など)につい てストーリーを掲載するページを発注者が作成した文章をもとに作成する。発注者 の要請に基づき、毎月作り手(生産者や酒蔵)1 名、及び伝え手(店舗など)1 店舗 を紹介していくことができるよう、紹介ページ若しくは紹介欄を追加すること。 (イ)写真撮影 毎月作り手(生産者や酒蔵)1 名、及び伝え手(店舗など)1 店舗を紹介していくた めに必要な写真の撮影を行うこと。その際、発注者が指定する撮影箇所において撮影 を行い、発注者が指定する写真の点数とクオリティで提出できるよう、事前に発注者 と受注者とで打ち合わせを行ったうえで撮影を行うこと。さらに、受注者は、撮影し た全ての写真データを年度末に成果物として提出することとなっているが、発注者か ら撮影した画像提供の要請があった際は、その都度対応すること。 (ウ)動画制作 発注者の指示に基づき、Web コンテンツ及び発注者の広報に必要な動画の撮影を行 うこと。その際、以下の点に留意すること: ・発注者と制作会議を開催し、発注者の指示に基づく脚本に沿って、PR 用映像とし てふさわしい企画をすること。 ・動画の長さは1 本につき 1 分~3 分程度とし、発注者から要請があった場合は 15 秒若しくは 30 秒の短編の編集も行うこと。また、動画の長さや内容については、 受注者の提案を受けて協議により変更することもできるものとする。 ・本数は全部で12 本以上とする。それぞれ別々の撮影対象とすること。 ・企画案は絵コンテとして提出し、発注者と内容を協議すること。また、絵コンテ を補うことができる代替案を用意し、撮影時は絵コンテ以外のカットも撮影する こと。 ・発注者と日程を調整の上、取材先の現地下見や打合せを行う。 ・発注者と日程を調整の上、現地の取材及び撮影を行う。 ・画角は16:9、画質のクオリティはハイビジョンとする。 ・PR 用映像制作に必要な資料、映像等をできる限り収集する。 ・発注者と協議の上、出演者、協力者等に関する交渉を行い、受注者が謝礼等の支 払いを行う。 ・リポーター、出演者、協力者等の肖像権及び音楽の著作権等に関わる調整を行い、 受注者が料金を支払う。 ・本業務の実施に関し、第三者との間に著作権に係る権利侵害の紛争等が生じた場 合は、当該紛争の原因が専ら発注者の責めに帰す場合を除き、受注者の責任、負
3 担において一切を処理すること。 ・取材後速やかに編集し、仮編集の段階で発注者にプレビュー(映像によるチェック をいう。) を行う。 ・テロップ原稿を作成する。なお、テロップは聴覚障害者に配慮し、テロップのみ でも番組の内容が分かるように注意する。 ・日本語話者でない外国人でも内容を理解し、楽しめるような構成にすること。ま た、英語の字幕をつけること。 ・発注者と協議の上、必要に応じてナレーション原稿を作成し、ナレーションを入 れること。 ・上記の各工程において発注者のチェックを受けること。 (エ)翻訳 ・本ホームページに記載する文章については、発注者の指示に基づいて英語・フラ ンス語・中国語・韓国語に翻訳し、掲載すること。翻訳の量については発注者か らの指示に基づき、回数は各言語月に2 回程度を想定しておくこと。ただし、「新 着情報」及び「楽しめるお店」情報については、それぞれ週1回程度を想定して おくこと。また、翻訳の際はネイティブチェックを行うこと。 ・翻訳については常に迅速に対応し、発注者より原稿を得てから 1 週間以内に納品 すること。 (オ)広報 ・ホームページの広報を行うこと。その際、マスメディアとソーシャルメディアな どを組み合わせたクロスメディア戦略、オウンドメディアやSNS でファンや見込 み客を獲得していくコンテンツマーケティングを行うこと。 ・国内に留まらず、外国人観光客が日本旅行の際に参考にするメディアに掲載され ること(例:ロンリープラネットガイドブックに奈良時間ホームページが紹介さ れる等)を目指して、海外に向けてWeb マーケティング戦略に基づく PR を実行 すること。 ・自社で上記広報の実施が不可能な場合は、発注者と協議の上、発注者の書面によ る承諾を得た上でPR 会社を決定し、再委託すること。 (3)打合せについて ・受注者は、発注者と少なくとも2 週間に 1 度、定期的に打合せを行うこととする。 これとは別に常に緊密に連絡を取り、十分な打合せを行い本業務を遂行するもの とし、発注者が指示した事項についてはその指示に従わなくてはならない。 ・打合せの際には受注者が議事録を作成し、終了後遅延なく発注者に提出しなけれ ばならない。 ・受注者は、本仕様書の記載事項又は本仕様書に定めのない事項について疑義が生
4 じた場合は速やかに発注者と協議するものとする。 (4)システム上の注意点 (ア)アクセスログを所得し、ログの照会が可能であること。また、サーバーに格納す るデータを暗号化すること。 (イ)ユーザビリティ、アクセシビリティに配慮し、誰もが見やすく使いやすいこと。 アクセシビリティについては、奈良市公式ホームページ同様の「JIS X 8341-3 高齢者・ 障害者等配慮設計指針‐情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス‐第3 部: ウェブコンテンツ」(出展:ウェブアクセシビリティ基盤委員会)に準じること。 (ウ)ホームページの更新は発注者においても容易に行えるものとする。既存のものか ら手続きを変更した場合は、その手続きを記したマニュアルを作成のうえ、担当課の 職員を対象に講習会を1回以上実施すること。 (エ)適切な監視・障害対応、点検・保守、不正アクセス防止及び改ざん防止策等のセ キュリティ対策及び効果測定を行い、その結果をもとに継続的に運用管理方法の改善 を行う等、ホームページの安定稼動に努めること。また、トラブルが起こった可能性 がある場合、若しくは起こった場合は、速やかに発注者と連絡を取り合い、そのトラ ブルの原因を調査し解消すること。 (オ)システム運用における不具合が生じた場合を想定し、発注者と受注者の連絡体制 を構築し、すみやかにトラブルの原因を解消できるよう対応をとること。また、対応 時は書面をもって、翌営業日から1週間以内に遅滞なく発注者に報告すること。 (カ)サーバーOS を含むシステム全般において、脆弱性が発見される等改修の必要性が 生じた場合は、可能な限り迅速に対応すること。その際、システムの更新履歴等を管 理すること。 (キ)常時データのバックアップを行い、万が一データが消失した場合であっても、速 やかな復旧が可能な体制を提供すること。 (ク)本仕様書で構築したホームページは、次年度以降も受注者に継続的に委託すると は限らないため、他事業者でも運営保守が行えるようにすること。なお、構築したホ ームページコンテンツ一式を、受注者が平成29 年度以降継続使用する場合の年間の運 用保守費用を提案すること。 (ケ)ドメイン使用料については、更新時(年 1 回を想定)に発注者から支払いに必要 な情報を得て、受注者が委託料より支払うこと。 (5)成果物について (ア)成果物の著作権 成果物の著作権については、発注者が持ち、どのような使用に関しても、発注者の 権限において決めることができる。
5 (イ)成果物として納品するもの ・ホームページの各ソースコードを記録したDVD 等のメディア ・ホームページの仕様書と制作マニュアル ・ホームページ画像データ。イラストレータのデータについてはアウトライン前と 後、両方をDVD 等の形式で提出 ・撮影を行った写真は、クオリティの高いものだけ選定したもの(500 点以上)と、 撮影した全ての写真と、それぞれをDVD 等に記録して提出
・発注者に、全ての動画データをBD(MPEG-4 AVC)及び DVD(MPEG2)にて納品す ること。また、白マザーのデータを、記録媒体で納品する。 (6)制作者について ・受注者側で選定したプログラマー、デザイナー、カメラマン、映像制作班を発注 者側が不適切と判断した場合は、発注者の承諾を得られるまで再選定するか、発 注者が指定するこれらの者を選定すること。 ・発注者側が全体のデザインを再構築すると判断した場合は、その指示に従い、新 しいデザイン及びサイトの再構築を行うこと。 ・これ以外の事項については、発注者と協議を行い、発注者側の指示い、適切に業 務を行うこと。 (7)委託料の支払い 受注者は、委託業務の完了について、発注者の確認を受けた後、委託料の支払いを請 求するものとする。 なお、発注者は、前述の適法な支払いの請求があったときは、その日から30 日以内に 委託料を支払うものとする。 (8)業務実施上の留意点 (ア)本業務において作成された成果物、書類その他発注者に提出した資料一切につい て、他の目的に使用してはならない。ただし、発注者の許可を得た場合はその限りで はない。 (イ)本業務の遂行について発注者の定める各種基準・規定等に準拠するとともに、発 注者の指示するところに従い、各種の報告その他の協力を行う。 (ウ)業務の遂行にあたり知り得た情報等については、他に漏洩することの無いよう配 慮すること。また、情報公開、個人情報の保護について、発注者の基準に準じた措置 を講じること。