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明日への挑戦

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Academic year: 2021

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J. Jpn. Acad. Mid., Vol. 10, No. 1, p.1, 1996

●巻頭言

日 へ の 挑 戦

CatchtheFuture

竹 内 美 恵 子(Mieko TAKEUCHI)* 第11回日本助産学会学術集会会長 ニ ュー ス に よれ ば,紙 の 百 科 事 典 が オ ン ラ イ ン 百 科 事 典 と して再 編 集 され る こ とに な っ た との こ とで あ る。 百 科再 生 は未 来 を予 測 し,そ の カ ギ を 見 い だ そ う として い る。 引 きや す く,読 ん で楽 し く,役 にた つ,数 か 月 前 に も思 い も しな か っ た, 電 子 本 が 出 版 され た 。情 報 の 世 界 化 の 到 来 で あ り, イ ン ター ネ ッ トの 時 代 で あ る。 また,エ イ ズ 国 際 会 議 で は,情 報 が あ った に もか か わ らず行 動 しな か った 人 間 の責 任 が 追 及 さ れ た。 この会 議 を きっ か け に,各 国 の 被 害 者 は国 内,海 外 の被 害 者 ネ ッ トワー ク作 りを進 め,情 報 の世 界 を通 して 問題 解 決 の 一 歩 を踏 み 出 した 。そ し て また,「 い い お産 イ ン1996」 の 全 国 キ ャ ンペ ー ン も,イ ンタ ー ネ ッ ト 上 で 開 始 され よ う とし て い る。 時 代 は もは や情 報 ハ イ ウエ イ を走 っ て い る。 今 後 の方 向 を決 定 す る 際 に は,情 報 の 分 析,評 価 は,き わ め て重 要 な課 題 で あ る。 さ て,こ の よ うな社 会 の変 革 の 中 で,助 産 が 発 展 して い く こ とが で きる専 門 職 で あ るた め に は, 助 産 の 将 来 の 目標 と優 先 度 を決 定 す る こ とが重 要 な課 題 で あ る。 す なわ ち,今,助 産 の将 来 に対 す る未 来 を予 測 し,行 動 計 画 を立 て る こ とが差 し迫 っ て重 要 な仕 事 とな っ て い る。 しか し,非 常 に難 しい仕 事 で もあ る。 も し,助 産 婦 が 新 しい強 力 な 方 向 を決 定 す る方 法 と手 段 を計 画 す る こ とが で き る な ら ば,今 世 紀 の間 に助 産 は い くつ か の 注 目に 値 す る業 績 を上 げ て い く と思 わ れ る。 一 方,そ の よ う な計 画 や予 測 が な か っ た な らば,わ れ わ れ の 将 来 は不 確 実 な もの とな る。 さて,日 本 助 産 学 会 の将 来 の助 産 婦 の あ り方検 討会(委 員 長 ・松 岡恵)は,今 後10年 間 の助 産 婦 の達 成 課 題 を公 表 した 。 これ らの 達 成 課 題 は,時 代 に要 請 され るケ ア ニ ー ズ に対 応 で き る助 産 婦 の 能 力 育 成 を図 る 目的 で,実 践,教 育,研 究 に つ い て の課 題 を明文 化 して い る。 実 践 で は,3年 以 内 の達 成 課 題 にバ ー ス セ ン ター の開 設 を設 定 し,そ の定 着 ・発 展 を10年 間 とし て い る。 教 育 で は,継 続 教 育 の充 実 と助 産 婦 の 認 定 制 度 の検 討 を課 題 と し,助 産 婦 教 育 水 準 の 設 定 や 政 策 決 定 に 参与 す る 人 材 の育 成 を掲 げ て い る。 研 究 で は,研 究 者 ・理 論 化 の育 成 等 を挙 げ て い る。 これ らを推 進 して い くた め に は,未 来 学 者 が 必 要 で あ り,創 造 的 思 考 の で き る人 が必 要 で あ る と と もに,力 強 い 知 的 で 専 門 的 な リー ダ ー シ ッ プが 助 産 に必 要 と され 続 け るだ ろ う。 幸 い に も大 学 院 教 育 課 程 が で き,専 門 職 が成 長 す るた め に果 た す べ き最 も決 定 的 な 第 一 歩 が踏 み 出 され た 。 助 産 婦 は看 護 の特 殊 専 門 領 域 を と る立 場 へ と準 備 を始 め な け れ ば な らな い時 期 で あ る。 一 方 ,21世 紀 を 目前 に,も う一 つ の課 題 が あ る。 少産 少 子化 の傾 向 は い よ い よ進 み,未 来 を担 う子 ど もた ち が 減 少 して い る社 会 現 象 で あ る。 これ ら は,人 び との 夢 や 未 来 社 会 へ の設 計 に,深 刻 で 静 か な 危 機 を招 来 し う る もの で あ る と思 わ れ る。 助 産 活 動 が 社 会 の 多 様 なニ ー ズ に応 じて 行 わ れ る こ と を考 え る時,わ れ わ れ の役 割 は 今 日以 上 に複 雑 化 し変 化 す るで あ ろ う。 この 時 で あ れ ば こそ,助 産 の 伝 統 を しっ か り と受 け取 り発 展 させ る とい う 課 題 を掲 げ る べ き と考 え る。 この 伝 統 とは,単 に 継 承 す れ ば よ い とい う もの で は な い。 助 産 実践 の 再 生 で あ り,再 構 築 で あ り,常 に新 し い生 命 とし て の 輝 きの あ る復 興 に 導 か な けれ ば な らな い 。 *徳 島大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻

(Advanced Course for Midwifery, Medical Sciences of Toku-shima University)

参照

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