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人工股関節置換術後の股関節外転筋・内転筋機能とトレンデレンブルグ徴候との関係について

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(1)

理 学 療 法 学 第

25

巻第

61i’ 362〜

367頁 (1998年 )

報    告

股 関節 置換術 後

股 関

節 外転 筋

内転筋 機能

   

レ ン

徴候

勝 彦

D

武 田 芳

1)

二 L)

中 清 介

2) 要 旨

 

入⊥ 股 関

換術後

の トレ ンデ レ ン ブル

出 現有 無 を

股 関 節 外 転 筋

内 転 筋

筋機能

か ら明らかにする こと を目的と し た。

対象

当院

変形性

股 関 節 症の診 断の も とに

人:

11

股 関 節 置

換術

施手

し た

35

39

関 節 (トレ ンデ レ ンブル グ徴 候 陽

性 B 例 20

17

19

)であ っ た 術 後

8

週 時の 股 関 節の筋 機 能を

等 速 運 動

器で測 定し た。

られた筋 トル ク

Illh

線よ り,

力的

因と して 股 関 節 内 外 転

on

の外 転 筋

内転 筋 ル ク値, また

筋収縮

的 要 因と して

外転筋 ・

転筋

の ピ

ク トル ク値 まで の 立ち ヒが り時 間の

4 指標

めたc トレ ンデ レ ン ブル グ徴 候

1

場性 群お よ び

陰性群

問には,

外転筋

内 転 筋 は認め な か っ た しか し

トレ ンデ レ ン ブル グ徴 候 陽 性 群で は外

筋の 立ち

ヒが り

問が

意に延長し

,内転筋

ち ヒが り時 間が有 意に 短縮して いた,, ま た

筋機能

か ら

トレ ンデ レ ン ブル グ徴 候 陰 陽 性の 判 別の 口

J

検 討 す判 別

析を行っ た 外 転 筋 ト ル ク

と 窪ち

L

が りIJ寺闘の

2 指標

だ けで は, ト レ ンデ レ ン ブル グ徴 候 陰 陽 性の 判 別は明

で は な かっ た。 し か し

内 転 筋 ト ル ク値と立ち ヒが り

間を

え た

4 指標

に おいて は トレ ンデレ ンブル グ徴 候 陰 陽 牲の

が明 確で

,3g

関 節 中

36

関 節 (

92

% )で判 別 可 能であ っ たD した が っ て t 人⊥股 関

換術

後の トレ ンデ レ ン ブル グ徴 候の 出現の有 無は外 転 筋 力の

低 ド

だ けで

判断

で きず

個々 の外 転 筋

内 転 筋の

筋機能

と して, 両 筋の力と、ン:ち

1

,1が り時 間の 不 均 衡, すなわ ち

発 力の不 均 衡に よっ て引き

こ さ れ るこ と が示 唆された

 

入工

股関

節 置 換 術

股 関 節 外 転 筋

内転

筋機能,

トレ ン デ レ ン ブル グ徴 候

は じ め に

般に, 前

額面

で の股

節の 支持 性は

外転筋

xTr’

ende ellburg  Sign atter  Total IIip Arthrop 【ElstY:A   Re[ationship  with  the Func しio冂 of }lip t−Lbductur

  Adductor

Muscles

1) 近畿 大 学 医 学 剖≦附 属 病 院 理学 療〜去部

  (〒589

85h 大阪吶ラ〈阪狭II

1rli大野東377 2)   Katsuhiko Tcrada

 RPT

 Yoshio Takeda

 RPT :DcpL of

  Physical Therapy

 Kinki University H〔}spltal

2♪ 1司  シ路卅彡タト看斗

  KaE〕ji Fukuda

 MD

 Seis

 

uke T良naka

 MD :Dop [

 Q「〔>r

  thopec]ics Surgery

 Klnkl Uru>ersLty  l{ospi ヒu1

 〔受{寸口  1996tF lO月 3[ 凵〆受 期

i

口  1998 JU”G月 12 1 

D

との関

じ ら れ

脚 起 立での外 転 筋 力の低 ドが トレ ン デ レ ン ブル グ徴

(丁

徴候)

き起 こす と

え ら れて い る。

 

変 形

股 関

 (

変 股 症 )

 

T

微 候との関 係 で は

外 転 筋モ

メ ン ト ア

ム と体 重モ

メ ン ト ア

ム の比 (て こ比 )

臼 蓋の傾きの

度合

頭巾

心の

偏位

な ど股 関 節の バ オ メ カ 的 要 素i

5)や疼 痛との 関 係を総 合 的に考慮 す る 必

が ある。 すな わち

単に股

外転筋

との

係だ け で捉え るこ とがで ない6)。

 

ま た内 転 筋は前

額面

で の 骨 盤と休 幹の平 衡 に外 転 筋と共に寄 与し了)

(2)

人ユ

1

股 関節 置換術後の殴関負価外転筋

内 転 筋 機 能 とトレ ンデレ ンブル グ徴 候 との関 係にっ いて    363 両

力の

力は大

骨 頭 を 寛 骨 臼

1・

勺に押 しっ け安 定 化さ せ ること8)や

同時収縮

関節

を上 げて荷 重 を緩 衝 し

そ の合 力は

F

1

蓋 中 心軸 方 向と な り股 関

安定性

寄 与

す る9)。 そ のた め両筋の関 係を どの よ うに考

す るのか明

にする必

が あ る。 ま た身 体 的 動 作を行 うに は

筋 は張 力 を発

しっ っ

収縮速度

必要

]O)で あ る た めに

筋機

能と して 筋 力以外に

,外転筋 ・

転筋

筋収

縮 能指 標と なる力の立ち上が り を考 察す る必 要が あ る、,

 

1

 u

オ メニ ク ス的 要

改善

疼痛

寛解

ら れ た入

11

股関節置換術 

THA

) 施 行 例 を 対 象に

外 転 筋

内 転 筋 機 能か ら

T

徴 候の

現の

無 を 明 らかにする ために

力と

筋収縮能

可能な等 速 運 動 機 器 を使 用 して 検 討し た の で報 告 する。 表 1  T 徴候陽性

陰性の背 景 因

r

陽   性 陰   性 対 象お よ び検 討 方 法 症 年 身 体 脚 例   延 ソケッ トの傾 斜 角 個 テ コ  比 外転 筋ピ

ク ト ル ク値 陶 内 転 筋ピ

ク トルク{直岡   鰰 鰰 鰰 齢 長 重 長 18 例

20

関節   17 例 19関節 55

0

ヒ8

4   60

1±12

O l52

9+3

8   149

1±7

1 54

3±6

4     52

1二匚5

3  5

9±6

O    

1

6:じ2

7   49±工3     50::13 2

02」

O

13   1

98

LO

16 15

3

±

3,

4

   16

7

ご:

5.

i

26.

1

±

6、

5

   

23.

1

4.

1

対 象

 本院

整 形 外 科で 変 股 瘋

 

(1両側 変 股 症

21

片 側 変 股 症 14 例 ) の 診

1

の もとに

平成 3 年 4

平 成

7

10

期 間

THA

および側 彎 症な どの 合 併 症が なく

ま た片 脚 起1

t

筋 力

測 定

股関

節 痛の認 め られなか っ た

35

39

 

1va

 

男 性

21

1

女 性

33

対象

と し た。

手術時

年 齢

37 〜 86

歳で

平 均 年 齢

58

 

使 用 機:種は全 例

Orriniflex

であっ た‘、 進 入法は全 例 }{ardingc で大 転 チは切 離 して い な い11)D 術 後

8

週 時に

T

微 候 陽 性は

18

20

関 節

陰 性は

17 例

tg

で あっ た 

T 徴

候の 判 定は検 者 が 両 側の楊 骨 稜 を触 診 し な が ら約

5

間の 片 脚 起 立を

わ せ, 遊

側の腸 骨 稜が ド

した ものを 陽 性 と し た。 ま た

T

徴 候

現の

無を

筋機能

の 観 点 か ら検 討 する た めに

,T

徴 候 陰 陽 性 例の

2

問の

背景

因 子で あ る

外 転 筋お よび内 転 筋の ピ

ク トル ク

術後

ソ ケッ ト の 傾 斜 角

テ コ比の 差の検 定を行っ た が有 意 差は認め られ な か っ た  (表

1

)c,

THA

施 行 後 に

度 合いが大 きい と筋は過 緊 張と な り

ROM 制 限

筋 力 低 下

き起こ す。 また ソケ ッ 2標本t険定

トの

傾斜角

は,

THA

が止 確に

えた か の

情報収

と な る。  テ コ計 測

X

線 前 後 像よ り

外 転 筋モ

メ ン トア

ム を 大 腿 骨 頭 中 心 と大 転

チ ヒ縁で の 距 離と し

休 重モ

メン ト ア

ム を

骨頭中

心 と恥 骨 結 合 中央まで の距 離と して

後 者を前 者で

して

め た。

 

な お

本 院の

THA

術後

力増

訓 練お よび荷 重 負 荷 訓 練は

, 1

週 月マ ッ ス ル

セ ッ テ ィ ング,

動 的 関節 可動 域 訓

開 始

, 2

週 目 自動 介

運動

, 自動

動 (

臥位)

開 始

, 3

週 日抵 抗 運 動 (仰 臥 位

→ 側 臥 位 ) 開 始

4

週 目

1

3

 

平行棒

歩行

松葉杖歩行

) 開 始

  5

週 目

1

2

荷 重

 

6

週 「

12

3

荷重 

(片

松葉杖歩行

開始

次ロ フ ス トラ ン ド杖,

T

進める プラ ム あ る

2 .

筋 機 能の測 定

抽 出

 

T

徴候

に関

す る

筋機能

検討

す る ため に

,等

速 運 動 機 器

MYORET

 

RZ − 450

(川 崎 重工社 製 ) を 使用 し た。 設 定 角 度な らびに筋 収 縮 様 式は

片 脚 起立で は

外転筋

盤を

大転

子の

つ け る こ とで骨 盤を

平 位に

つ Z

)こ と か ら

, 角

30

° /sec で求 心 性とした

測 定 肢 位は休 幹の 固 定 が容 易な側

位 と し た。

心 を大 転

r

上 内

(大 腿 骨 頭

 

レ バ

33cm

て 重 力 補正 を行 っ た 骨 盤を検 者の 徒 手で固

開 始 肢 位の内 転

loo 〜

外 転 !

ov

の 運

動範

囲に ス

(3)

364 理学療法学 第25巻 第6号 表

2

 外 転 筋

内転筋の トルク値

立ち上がり時間 陽  性 陰   性 外 転 筋トル ク

f

直閲 内 車云筋

トノレク{直% 外 転 筋の 立 ち 上  が り時 間 (sec) 内 転 筋の立 ち

E

 がり時 間 (sec) 12

7= 3

6 22

6:辷5

O15

6

4

6 22

6

O

0

38±0

09    0

27ニヒD

04

0

40二LO

09   0

46±0

08 *         図 1 筋トル曲 線 L

1

刻節O度時の外lllAル ク値: H

 月殳「羯節0

度贋fv〕1kl

ha

筋トノレクイ直 皿

外 転 筋ピ

クトル ク

1

直の立 ち上が り時 間 W

1勾li玩筋

ル ク値の1

Lち

ヒがり時開 トッ パ

動 設 定 し

数 回の予備 試 行 後に

5

回 行っ た こ の 運 動

囲の 設

歩行 時

の 内

!2)

骨 盤で の代 償を

考慮

した。

 筋機能

分析

はモ =

写 し出れた筋 ル ク曲 線で

筋 力

的要

因と して立

脚中期

止 位を片 脚 起 ウ:として考え る3)と

股 関 節の肢 位は

]3)あ り

肢 位外 転 筋

内転 筋 均 衡 を 調べ るた め, 股 関

外転

0

° の トル ク

め た。

筋収縮

因と して, 外 転 筋

内 転 筋 の ピ

ク トル ク値までの

L

が り

間を

めた。

 

外転

内転の

0

° の トル ク

は,

角度

の 基

との交 点が

0

° と な り

そ の交 点と トル ク 曲 線の

交点

0

°

の トル ク値となる

、 立 ち上が り時 間は

ト ル ク曲 線の基 線の交 点と外 転 筋

内 ilik’

ク ト

ま で

時間

的 経 過 と し (図

1

)。

 

また トル ク値の 単

MYORET

 

RZ − 450

単位

kg ・

m で ある た め

 

FT ・LBS

の等 速 運 動 機

i

器と互 換し

ま た

体重

によ る差を

排除

標準化

する ため

トル ク値÷ 体 重×

100

×

3

と し

休 重 比 トル ク値 (%

相対値

と し た。 測 定 値は

5

鬪の平 均 値と し た。

3 .

統 計 学 的処 理

 

陽性 群

陰 性 群の

2

群 間の 外 転 筋

転筋

0

° の トル ク値 とピ

ク トル ク まで の 立ち

Jll

が り

聞の

4

指 標の有 意 差 検 定 (

2

標 本孟検 定 ) と, 筋 機 能か ら

T

徴候陽

性お よび陰 性の判 別の可 能 ti

 pぐ 0

O〔}1

     p 0

05

検討

す る ために

, 4 指標

li

肩子と して

別 分 析を行っ た14)15)。 結 果

1 .

外 転 筋

内 転 筋 トル ク値および立ち上が り時     闇の有 意 差 検 定   外 転 筋

1・

ル ク値は陽 性 群

12.

7

±

3

6

陰 性 群

15.

6

4.

6

% と

1

場性 群い傾「司にあっ たが

有意 差 は認め な か っ た ま た内

筋 トル ク値は陽 性 君羊

22.

6

5,

0

 陰 性 君羊

22,

7

6.

0

1

司様

意 差は認めなか っ た   外 転 筋の

1

:が り時 聞で は

陽 性 群 は

0.

38

±

0.

09 秒,

陰 性

ff

 

O.

27

±

0.

04

秒と陽 性 群の

意に延 長 してい た (

p

0,

001

ま た内 転 筋の 立 ち 上 が り時 間で は

陽 性 群

0

40

±

0

09

, 陰

gy

 

O.

46

±

0.

08

秒 と陽 性 群の方 が 有 意に短 縮 し てい た (p〈

0

05

表 2

)。

2 .

判 別 分 析

 外

トル ク値 とその 立 ち上が り時 聞の判 別 分 析は

,T

徴 候 陽 性と陰 性の

卜Il別は明 確で は な か っ た。 しかし, これに内

転筋

トル ク

とその立 ち

E

が り時 間を加え た

4

指 樔よ り求あ た

別 分

で ‘ま

 

線 廾彡

卜1」男[関 数

cs Y = 5,

65 −

 

0.

19

×1

 

0.

23

×2

37

93

×3

19

66

 

Xag

X

トル ク値

X2

; 内 転 筋 トル ク値, 

X3

; 外 転 筋の 、ン

1

ヒが り

問,

X4

; 内

転筋

の立ち

L

が り

時間

, 重 心 間マ ハ ノ ビス距 離

D2 −

11

1 (pく

O.

OOI

1

と な っ た

ま た

別 係 数の有 意 性は

内 転 筋 トル ク値 (

p

0

05

), 外 転 筋

転 筋

の 立 ち

上が り

p <

O.

OOI

)であっ た,,

(4)

人 工股 関節置換術後の股 関節 外 転 筋

内 転 筋 機 能とトレ ン デ レンプル グ徴 候との関 係につ い て   365 10 5 o

性 群

54

 

参   e

 

o   卿     蠶

陰 性 群

  

E

   

i

_

10  L

_

  隷

外 転 筋ト ルク値と立ち上が り時間の判別 ス コア       図 2 1 °

5

 

  電

1

          而

陰 性 群

  eO

、eL

〔)

s

蹙…

外 転筋

内転筋の トル ク値 と立 ち

1

:が り 時 間の半fj]

1

筋トル ク値と立ち

L

が り時 間の判 別ス コ ア

 

られた判 別 関数に個々 の測

定値

て は めて

めた判 別ス コ ァ で は

,T

徴 候 陽 性で は負の

を 陰 性で は

iF

と な り,

39

節 中

36

関 節 (

92

% )で判 別が可 能で あっ た

2

 

象 と し た等 速 運 動 機 器で測 定 可 能な

外転

筋 力を有 する

THA

施行例

場 合

外 転 筋 トル ク 値で は

,T 徴候陰陽性

2 群

間に差が認あ られず

また

内転 筋 トル ク値で も

2

間に差が 認 め ら れ な かっ たこ と か ら,

筋機能

と して筋 力 的 要 因だけ で

T

徴 候の出 現を判 断で き ない こ と は明ら かで あ る。 た だ

回の陰 性 群におい て

外 転 筋 トル ク 値が内 転 筋 トル ク

して

さ か っ た の は

THA

施行例

で は股 関 節の

摩擦力

本来

関節軟

骨より も

きい た めに

小さい外 転 筋 力で も片 脚 起 立 時に股 関 節の

支持性

られる16 )た めであ る。

 

しか し立ち 上 が り時 聞で は

,T 徴候

陽性 群で は

外転筋

の立 ち上が り時 間が延 長 し,

内転筋

の 立 ち ヒがり時 闇が短

して い た。 そ して外 転 筋 トル ク 値 とその ち上が り時 間の

分析

で は

,T

徴 候 陽 性 と陰 性の判 別は明 確で は な か っ た。 そ れに内

転筋

トル ク

と その立 ち上が り時 間 を 加え た

4

指 標の判 別 分 析で は

丁徴 候

非常

に高 かっ たこ と か ら

,T

徴 候 出 現には外 転 筋の筋

発 力の

下 だけで な く

内 転 筋の筋 力 や瞬 発 力の 優 位に よ る両 筋の 筋 機 能不 均 衡が引 き起ここ と が示 唆された。  っ ま り

筋 機 能 か ら

T

徴 候の 発 生 機 序を考 察 する と

性群

では

外転筋

発 力の低 下 が 片 脚 起 立 時に骨 盤 を 大 転 子の方へ 引 きるこ と がで き ない 」二に,

内転筋

力と瞬 発 力の優 位 が大 腿 骨 頭へ の合 力内 方 化を推し進め, 遊

脚側

盤が下

し丁 徴 候が 出 現し た といえ る3)の 。 そ の た め過

な内転 筋 機 能の優 位は

片 脚 起 立で の 股 関 節の支 持 性の不 安 定 因 子と な ること が

具体的

認 さ れ た。 内

筋 機 能の優 位が起こ る原 因と して

T

徴候

性群

で は

杖歩

行 時に不 安 定 感が強 い ために立脚 期に wide  

base

っ た り

杖に か かる力が増 大 し, 外 転 筋よりも内転

活動

増大

し たこ とが挙 げ られる3 )。

 

ま た

線形

判 別 係 数の正 負よ り

,T

徴 候が陰 性に

(5)

366 理 学 療 法学 第 25巻 第

6

な る た め に は

外 転 筋 トル ク

と内

転筋

の 立ち

1

二 が り時 間は大きい

を, 内 転 筋 トル ク値と外転 筋 の 伍 ら ヒが り時 閭が小さい値 と な る よ う な外 転 筋

内 転 筋 機 能に よ り

股 閧節の安 定が得 られる こ と が

唆さ れ た。  そ の ことは

丁徴 候が陰 性にな る た め に は外 転 筋の筋 力 的な増 強だ けで な く,

外転筋機能

と して

力と筋 収 縮 能が内 転 筋より も優 位 と なる よ うな等 速 運 動 機 器 を 含 む 筋 力 増 強 訓 練 法の再 考

closed

kinetic

 chain で の

練法

18)19〕の

お よ び杖 歩 行の適 切な指 導 法を

総 合 的に行 う必 要が あ る と いえ る

 

に,

T 徴候

の 改

T 歩行

改善

び 付か ないと考え ら れる傾 向にあ るが

片 脚 起 立で の股

節メ カニ ズム 歩 行ス ピ

ドの

高齢者

の 、ン

1

脚 中 期の様 相と類 似 して い るこ と か らD, 高 齢 者を対 象と した

THA

で は

 

T

徴 候の

と 丁 歩 行の改 善と は結 び 付 きやすい とい え る

本論

文の 要 旨の

部は

31

回日本 理 学 療 法 し

学会

におい て

報告

し た。 文: 献

1)McLeish  RD

 Chanley  

J

:Abductor  forces iR the

  one

le99ed sta 囗ce

 

J

 Bjornech 32}: 191 209

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2)

1

ノ筥節 夫

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D

: 15 

20,

1976

3

Bombelli

 

R

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柏 木大

  休邦 雄 (訳)

協同 医 書

菓京

1988

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総 合 リハ    

17

1

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33− 41,

 1989

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    療 法  8(4〕: 335

348

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6

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8

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(ド肢痢11D

 

井 原 秀 俊

 

(訳 )

 

協 同 医書 出版婁

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PP 

36 −

54

9)姫 野信 占

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1989

0

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ニ ン グ

JJ

   

Sports

 

Sa

 l21:23

34

 1984

11)Harding  K :The 

direct

 

lateral

 approach  to the

   hip

 

J

 Bone 

Jt

 Surg 64 B(

D

:17

19

 

1982.

12)

J

〔}nston

 

RC

 

Smidt 

GL ; Measurement  of hip

   

joint

 nlotion  during walking

 

J

 

Bone

 

Jt

 Surg 51

   

−−

A〔6}: ⊥083

1094

 王969

13

)明石 謙:歩 行 中の ト

肢の関 節 角度の変 化 歩 行

   

1

ビ リテ

シ ョ ン 医学 全

医 歯 薬 出 版

   荘〔

 1973

 pp 261

265

14)市原 清志: パ イ オ サ イン ス の科学

南江堂

東    京

 

1990,

 

pp

11

114

15

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1

[ 『1

森 北 出版

東 京

   1991

 pp 

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1

對餅了夕

F

幸斗 8〔3}:41 46

 1989

18

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理学 療法学上

7

(学 会 特    

EE9

『}): 126

 1990

19)寺凵 勝彦

他: 削 額 面で の股 関 節の支 持 性の改善    の ための訓 練 方 法の検 討 (第

2

報)

理学 療 法 学20     (学 会 特 別 号): L26

1993

(6)

.k..LlllSt'uafit'i'ide''imaIFieec{)ii"xL15kl'fi'l//MFptitEij

rVNdi!lf!"t"eefik

t[

F

Lx;fiF'L・)f;7"iv

b"ea{rk

a:

cD

rsgeslio

Li'c'367

<Abstraet>

Trendelenburg

Sign

after

Total

Hip Arthrop!asty:

A

Relationsip

with

the

Funetion

of

Hip

Abduetor-Adduetor

Mus

¢

les

Katsuhiko

TERADA,

RPT,

Yoshio

TAKEDA,

RPT

Dept.

of

Pdysical

71heraP)',

Kinhi

[iniversity

Ifospital

Kanji

FUKUDA,

MD,

Seisuke

TANAKA,

MD

Dopt,

of

OTIhqPedics

Surg'e7y,

Kinki

Uzaiversitly

llbspitat

The

purpose

of

this

study was to examine a relatienship

between

function

of

hip

abductor-adductor muscles and

Trendelenburg(T)

sign.

We

examined

39

joints

of

35

cases who

hacl

received operations

for

total

hip

arthroplasty

(THA);

20

joints

of

18

cases with

positive

T

sign, and

l9

joints

of

17

cases with negative

T

sign at

8

week after surgery.

To

invcstigate

function

of

hip

abductor-adductor muscles

be-tween

the

cases with

positive

T

sigR and those with negative T sign, we cmployed a

torque machlne

(MYORET

RZ-

45e).

Function

of

hip

abductor-adductor muscles was evaluated

in

terms

of abductor-adductor

torque

{OO)

and time rate of

tcnsion

develop-ment

(TRTD)

of abductor-adductor

peak

torque,

The

results ol' abductor-adductor

torque

were almost

the

same

between

both

groups,

But

TRTD

of abductor was slowcr

in

cases with

positive

T

sign

than

in

cases with negative

T

sign

(p<O.OOI),

TRTI)

of adductor was

faster

in

case$ with

positive

T

sign

than

in

cases with negative

T

sign

(p<O,05),

In

addition, positive

T

sign group can

be

discriminated

from

negative

T

sign

group

by

the

discriminating

analysis

(92%),

using

'four

parameters;

abductor

torque,

adductor torque,

TRTD

of abductor and

TRTD

of adductor.

These

data

clearly

indicated

that

function

of

hip

abductor-adductor muscles

is

参照

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