The Japanese Psychonomic Society
NII-Electronic Library Service
The Japanese Psyohonomio Sooiety
The
/aPαnese /oumat o.
f
P.
〜
ychonσmicScience
2
【)〔〕7
、
Vol
.
25
、
No
,
2
,
181
.
186
圖
反
応 速
度
の セ
ッシ
ョン
内
減
少
の
強化
ご と
の
分析
1
)
青
山 謙
二
郎
同 志 社 人学
Within
−session
decrease
in
response
speed
for
every
reinforcement
delivery
Kenjiro
Aoyama
Doshisha
[Jniversity
*The
within−
sessior 】decrease
in
thc
speed Qf Qperant respondingby
rats
wasinvestigated
for
every reinforccrnentwhich
wasdelivered
.
Eighteen
ratsin
the
continuous
reinforcement
(CRF
)
group
responded
to
the
CRF
schedule until121
reinfQrcements were obtainedin
each session.
Eighteen
ratsin
a variablcinterva1
(
VI
)
group
respondedto
aVI
l5
−
secondschedule
until
101
reinforcements
were obtainedin
each
session
.
A
clock−
dependent
VI
schedule
〔
Snapper,
Shimoff,
&Schoenfeld
,
1971
)
was
usedto
steadilyprovide
re 三nforcements,
regardless
of
any
change
in
the
responsc
rate.
The
data
from
the
last
120f
l5sessions
were
analyzed
.
The
inter
−
reinforcementtime
was
observed
to
increase
within
CRF
sessions
.
In
contrast,
the
inter
−
reinforGemcnttime
remained
at approxirnately15
seconds
within
VI
sessions.
In
both
ofthe
groups
the
response speed(
thc
numberof
responses
per
second
)was welldescribed
asa
linear
function
of
the
number
ofreinforcements
obtained.
The
response speedthcrefore
decreased
in
proportion
to
the
increase
in
the
number
of reinforcers withinthe
sessions
.
Key
words :within
−
session changesin
responding,
responsespeed
,
continuous
reinforcement(
CRF
)schedule,
variableintcrval
(
VI
)
schedule
,
rats
オ ペ ラン ト
条 件
づ けの場
面 に おいて,
特
に強 化 頻 度
が高
い場 合
には,
オペ ラ ン ト行 動
の頻 度
は数 十 分 間
の実 験
セ ッ ショ ン
内
で規 則 的
に低 下 し
て いく
,
これ を
オベ ラント
行 動
の セ ッ シ ョ ン内 減 少
〔within−
session
decrease
)と
呼
ぶ が,
従 来
か ら その変 化
を数 式
により記 述 す
る試
みが な さ れて き た 〔
例
え ば,DeMarse ,
Killeen
,
&Baker
,
1999
;McCleery,
1977
;McSweeney
,
Hinson
,
&Can −
non
,
1996
;Skinner,
1932
)
.
これ らの研 究
で は一
貴
し て,
経 過 時 間
に伴
う反 応
の変 化
を 記述
して き た,
しか し経 過 時 聞
その もの は 反 応 頻 度の低 下 を も た ら す直 接
の原
囚
で あ る と は考
え に く く,
これ らの数 式
は反 応
と経 過 時
問の相
関 関 係
を表
して い たも
の にす ぎ
な かっ た,
1
)本 研 究
の一
部
は第
69
回
日本 心
理学
会
におい て発 表
さ れ た.
*Departrnent
of
Psychology,
DoshishaUniversity
,
Kamigyo
−ku ,
Kyoto
602
−
8580
オペ ラ ン ト
行 動
の セ ッ ショ ン内 減 少
の原 因
とし て は,
強
化
子
の摂
取
に伴
う 飽和 (
satiation
)が主 要
な原 因
で あ る と す る説 (
DeMarse
et al.
,
1999
;McCleery,
1977
;Skinner
,
1932
)
と強化 子
の刺 激 特
性 に対 す る馴 化
(ha
−
bituation
〕
が主
要
な要 因
で あ る と す る説 (
McSweeney
et
al
.
1996
;McSweeney
,
2004
)の2
っ が現在 有 力
で あ る.
ど ち らの説
も,
セ ッ シ ョ ン内
で繰
り返
し強
化
r
一
で あ る餌
が摂 取
され
る ことを
セ ッ ショ ン内 減 少
の原 因
と して想 定
し て い る.
そ こ で,
経
過 時 間の関 数 と して で はなく
,
セ ッ ショ ン内
で強
化
r
・
が与
え られ た回 数 (
累 積 強 化 数 )
の関 数
と して反応
を記
述 す る試
み が な さ れた(
Aoyama
,
1998
).
そ の結 果
,
反 応 率 (単位 峙 間
あた りの 反 応数 )
は累 積 強 化 数
の1
次 関 数 と
し て 記述
で き るこ と が明
ら か と なっ た(
式 (
1
)
)
.
R
・=a
− b
×」,・
〔
1
)
こ こで,R
は反
応率
,
ic
は累 積 強 化 数 (
累 積 摂 食 量 )
,
a
Copyright
2007
.
Thc
Japanese
Psychonomic
Society,
All
rights reserved.
182
某礎
心 理学 研 究
第
25
巻
第
2
号
とb
は経 験 定 数
であ
る.
っ まり
,
レバー
押
し反応
の速 度
を表 す 反 応率
は,
餌
を食
べ れ ば食
べ る ほ ど,
食
べ た 量に 比例
して低
下 し たの で あ る.
こ の数式
か ら導
き出
される結 論
は,
“
1
粒
の餌
が反 応 率
を低 下
さ せ る程度
は, セ ッ シ ョ ン の 最初
か ら 最後
まで・
定
で あ り,
系 統 的
には変 化
し ない”
とい うこ とで あ る。
た だ し
,
従 来
の研 究
では,
分 析
の対象
と なっ た反 応 率
は3
分
ブロ ッ ク ごと に算 出
さ れ て い た.
3
分
の問
に は多
い場 合
30
粒
を超
え る強 化
f
’
が提
示
さ れ る(
Aoyama
1998
,
2000
}
た め,
例
えば最 初
の3
分
の間
に系統 的
な変
化
が生
じて い た.
可
能 性
な ど が残
さ れて い た.
し
た がっ
て, E
の導
き出
され た結 論
が実 際
に成 立
して い る か ど う か を知
る た め に は,
式 (
D
が1
回
ご との強 化
を単
位 と し て も成 ウ
/す ること〔
す
な わち
,
1
回
の強 化
ご とに算 出
さ れた反 応 速 度 が 累 積 強 化 数α)⊥次 関 数 と して記述
で き ること ) を 示 す 必 要
があ
る.
本
研究
で はこ の こ とを 確 認 す
るために,
2
っ の条 件
を実 施
し た.
第
1
の条 件
は, ラ ッ ト が レ バー
を押 すた び に餌
ペ レ ッ トが与
え ら れ る 連続
強 化
〔
continuousrein
−
forcement
:CRF
)スケ ジュー
ル であ一
〕た.
も し
式
(1
)が1
同
ご との強
化
を単
位
と し て も成 立 す
るのであ れ ば
,
反
応
問 時 問
(intcrrcsponse
time
:IRT
〕を 逆 数
に した1
反
応 ご との
反
応 速度
が,
累 積 強 化
数に比 例 して低 下 す ると予 損
lj
さ才した.
第
2
の条件
は,
第1
の条 件
か ら得
ら れ る結 論
を補 強
す ることを 主た る 日 的 と して実 施
し た.
仮
に第
1
の条 件
で あ るCRF
スケジュー
ル に おい て,1
回
の強
化
ご との反
応 速 度
が累 積 強 化 数
の1
次 関 数
と して記
述で き た と し て も,
そ れ だ けでは1
回
の強 化
が反 応 速 度
を低
.
下
さ せる程 度
がセ ッ シ ョ ンを 通 じて系 統 的
に は変 化
し な いと結 論
を.
トす
に は不
.
.
卜分
で ある.
CRF
スケジュー
ル で反
応速
度 が
セ ッ シ ョ ン内
で低 下 す
る場 合
,
当 然
な が ら,
強 化 問
の間 隔 はセ ッ シ ョ ン の前 半
で は短
く,
セ ッ シ ョ ン の後 半
にな るに従
っ
て長
く なっ て い く.
その た め,
本 来
は1
粒
の餌
が反
応 速度
を低 ド
さ せ る程 度
はセ ッ シ ョ ン の後 半
に な る ほ ど大
き くな る にも
か か わ らず
,
そ の一
方
で セ ッ ショ ン の後
半
では餌
が提 示
さ れ る頻 度 が 低 くな
る た めに飽 和
や馴 化
か らの回 復
が 生 じ や す くな り,
それ らが相 殺
し
た ために結 果
と して反 応 速 度
の低
.
卜
.
の程 度
がセ ッ シ ョ ンを通
じて系 統 的
に は変 化
しな かっ た可能 性
が否 定
で き ない.
そこで第
2
の条 件
で は,
変 動 間 隔 (
Variable
lnter
−
val :VI
)
スケジュー
ルを 用い て実 験 を 行
一
丿た,
今 回
は強
化
の頻 度
を あ る程 度 高
く保
っ ため にVI
15
秒
ス ケ ジュー
ルを用
いた.
この強 化
ス ケジュー
ルで は平 均
して15
秒
に1
回
の頻 度
で強 化 可 能 期
が到 来
す る た め,
セ ツ ショ ンを 通 じて ほぼ.
.
淀 の頻
度で強 化 が 与 え られ るこ と が期
待
さ れ た.
方
法
被
験体
実 験 経 験の ない
Wistar
系 雄 ア ル ビノ ラ ッ ト28
匹
を用
いCRF
群
とVI
群
に14
匹
ずっ無 作 為
に配分
し た,
こ の ほ かに回転 車
で の走 行 行 動
の実 験 経 験
のあ
るWistar
系 雄
アル ビ ノ ラッ ト8
匹
をCRF
群
とVI 群
に そ れぞれ4
匹 ず
つ無 作 為
に配 分
した.
実 験 開 始 時
の体
重 は実 験 経
験
の ない ラ ッ ト で291g
か ら342g
,
実 験 経 験
の あ る ラ ッ ト で は318g
か ら362
g
で あ り, その85
% に減
鍛・
維持
した,
実 験
セ ッ シ ョ ン中
以外
は自由
に水
を摂
取
で き た.
飼 育 室
は朝
7
時
に明 期
が,
夜
7
時
に暗 期 が始 ま
る12
峙 間
の明 暗
サ イ クル に保
た れ た.
実 験
セ ッ シ ョ ン は午前 9 時
か ら正午
の間
に行
わ れ た.
装 置
実
験は格
納 式の レバー
を 備え た オベ ラ ン ト箱 内で 行わ れた.
そ の内
・
」
.
は幅
170
×奥 行
き220
×高
さ200mm
であ り,
前 面
パ ネル の右 端
から
5mm
,
床
か ら2mrn
の位 置
に引 込 式
の餌
皿 を設 置
し た.
そ の内
・
j
』
は幅
40x
奥
行 き
30
×高
さ50mm
で あっ
た.
前 面
パ ネル の左端
か ら20
mm,
床
か ら60
mm の位 置
に レ バー
(
幅
30
×厚
さl
rnm
)
が設 置
さ れた.
レバー
が挿 入
され
た場 合
,
25mm
の長
さに なっ た.
後 面
パ ネル中 央 部
の天 井
から
20mm
の とこ ろ に オペ ラン ト箱 内 照 明 用の室
内灯
を設 置し た.
装 置
は防 音 箱
に入
れ,
実 験
の制 御
は オム ロ ン社 製
のSYSMAC
C40 −
P
で,
記
録
はパー
ソ ナル コ ン ピ ュー
タ(
東
芝製
Satemte
110CS
/
810
) で行
っ た.
強 化
f
に は45mg
の餌
ペ レ ッ ト(
Noyes
Formu
!a
A
)
を 用いた.
手 続
き2
日間
の マ ガ ジン訓 練
の後
,
レバー
押
しの行 動 形 成
を2
日間 行
っ た.CRF
群
で は続
く15
日間
は レ バー
を押 す
た びに強 化 了
を与
え るCRF
ス ケジa一
ル で訓 練
を続
け た.
実 験
セ ッ シ ョ ン は121
強 化
を得
る まで実 施
し た が,
30
分
経 過 して も121
強 化
に達
し な い場 合
は そ の時 点
で終 了
し た.
実験
セ ッ シ ョ ンの開
始 時
に レバー
を
オペ ラ ン ト箱 内
に挿 入
し,
室内灯
を点 灯
し た.
終
了時
にはレバー
を引 き 込め,
室内 灯
を消 灯
し た,
VI
群の手 続
きは以
.
.
卜.
の2
点
を除
きCRF
群
と同 様
で あっ た.
第
一
に,
実 験
最後
の15
日間
はVIl5
秒
の強 化
スケジュー
ル で訓 練
を行
っ た.
ただ し,
強 化 頻 度
の セ ッ シ ョ ン内 変 動
を小
さ く す る た め に,
今 回
は clock−
depelldent
型 (
Snapper
,
Shimoff
,
&Schoenfeld
,
1971
)The Japanese Psychonomic Society
NII-Electronic Library Service
The Japanese Psyohonomio Sooiety
青 山
:反 応 速 度
の セ ッ シ ョ ン内 減 少
の強 化
ご との 分 析183
は あ る 強 化 可 能 期 が始
まっ た時 点
で,
次
の強
化
可
能 期
ま で の間 隔
の計 時 が 開 始
され
る.
そのた め,
反
応頻 度
の低
下
に伴 う強 化 頻 度
の低 ド
を小
さくす
る ことがで き る.
ま た,
強 化 可 能 期
の間 隔
は5〜25
秒
に限
定
し ,強 化
あ たり
の所 要 時 間
が極 端
に異
な ら ないよ うに し た.
第
二 に,
VI
群
で は101
強
化で セ ッ ショ ンを終 了
した.
そ の 理由
は,
VI
l5
秒
で はCRF
スケ ジュー
ル に比
べ て強 化 頻 度
が低
い ため,
CRF
群
と同 じ く121
強 化 までの 訓練
を行
うと,
セ ッ ショ ン の時 間
が大 幅
に長 く
なると予 測
さ れ た か らで あ る.
結
果
最 終
12
セ ッ シ ョ ン の デー
タ を 分 析の 対象
と した.
CRF
群
で121
強 化
を得
る まで の平 均 所 要 時 間
は846
.
5
(∫D 二
325
.
6
〕秒
で あ っ た.
VI
群
で101
強 化
を 得 る まで の平 均 所 要 時 間
は1569
,
5
〔
SD
=90,
4
)
秒
で,
平 均 反 応 数
は718
.
7
(
SD =
208
.
7
)
回で あっ た.
CRF
群
の強 化 間 時 間
の平均 値
(SI
))は,
第
1
強 化
と第
2
強
化
の間 隔
で4
.
79
(
1
.
34
)秒
であ
り,
第
120
強
化
と最 終
の第
121
強 化
の間
隔
で9.
99
〔3
.
54
)秒
であっ た.
っ ま り,
セ ッ ショ ン内
で約
2
倍
に増 加
して い た.VI
群
の強 化 間
時
間
の平 均 値
(SD
) は第
1
.
強 化
と第
2
強 化
の間 隔
で14
.
91
(1
.
73
)秒
,
第
100
強 化
と最 終
の第
101
強 化の間 隔で16
、
75
〔4
.
32
)秒
で あ り,
若
}切増 加
が 見 ら れ た が,CRF
群
に比
べ て そ の程 度
は少
な か っ た.
VI
ス ケ ジュー
ルで は強 化
スケ ジュー
ル によ り 設 定 さ れる強 化 間 間 隔
は ラン ダム に変 動
す る が,
個 体
ご とに12
セ ッ シ ョ ンを 平
均
し,
さ ら に18
匹
を平
均
した た め,
強 化スケジュー
ル上の変 動
は相 殺
されて設
定 値
で あ る15
秒
に ほぼ等
しい値
に収 束
し た.
Figure
1
(
左 )
にCRF
群
の反 応 速 度 (
反 応 数
/秒
)
の強
化 数
に伴
う推 移
を個 体
ご とに示
す.Cl5
か らC18
の4
匹
が実 験 経 験
の あ る被
験 体
であ る.
な お第
1
反 応
には反
応
間時
間
(IRT
)が存 在
し ない ため反 応 速 度
は求
め な か っ た.
不 規 則
な変 動
が見
ら れ るが,
全
ての個 体
で セ ッ シ ョ ン内 減 少
が生
じて いる,
ま
た,
Figure
1
(
左 )
の最 下 段
に は,
CRF
群
の全 個 体
の平均
反 応 速度
の推 移
を示 す
.
平 均
反 応 速 度
は, ま ず個 体
ご とに12
セ ッ ショ ンの平 均
IRT
を求
め,
それ を 逆数
に変 換
して反 応 速 度
とした後 に,
18
匹
の デー
タを平 均
し て求
め た.
反応 速
度
に関
して,
強 化
同 数
を被 験 体 内 要 因
とす
る分 散分析
を実 施
し た とこ ろ,
角 意
な屯 効
果(
F
(
119,
2023
)=
22
.
81
,
p
<.
Ol
)
が認
め ら れ, セ ッ ショ ン内 減 少
が有意
であ
ること
が確
認 さ れ た.
ま た,
Figure
1
に は式
(1
)をデー
タにあて はめた 回帰 直
線
も示
した.
ただ し,
左
辺のR
は反 応 ごとに算 出
し た反
応 速 度
と なる,
Figurc
1
の左 下
に示
す よ うに,
CRF
群
の平 均 反 応 速 度
は強 化
に伴
っ
て1
次 関 数 的
に低 下 し
て行 き
,
そ こか らの系 統
的
な逸 脱
は生
じて いない.
式 (
1
) に よる説明 率
は97
.
1
%で あっ た,
っ ま り ,反 応 速 度
を1
強 化
ごと
に算 出
し た場 合
に も式
1
に より
セ ッ シ ョ ン内
滅 少
が 記 述で き た.
Figure
1
(
右 )
にVI
群
の反 応 速 度
(
反応
数
f
秒
)
の推 移
をCRF
群
と同様
に示 す
.
反 応 速 度
は,
1
回
の強 化
ご と に,
強 化 間 時 間
で その開
に生
じた反 応 数 を除 算
す るこ と によ り算 出
した.
V15
か らVl8
の4
匹 が実 験 経 験
の あ る被 験 休
であ る.
1
匹の ラッ ト〔V13
)で は セ ッ シ ョ ン前
半
に反 応
速
度
が大 き く増 加 した後
,
セ ッ ショ ン後
半
に緩
やかに低 下 す
る と い うパ ター
ンになっ て お り,
回 帰 直 線
を求
め れ ばむ し ろセ ッ シ ョ ン内
で反 応 率
が令般 的
に は増
加
して い たことに なっ た.
それ以 外
のす
べ ての個 体
で は セ ッ シ ョ ン内減 少
が生
じて いた.
強 化 回 数
を被 験 体 内 要
因 と す
る分 散 分 析
を実施
し た ところ,
反 応 速 度
の セ ッ シ ョ ン内
減少
が有
意 で あ る こ と が確
認 さ れ た(
F
(99
,
1683
)
=5.
85,p
<.
Ol
}
.
式
(
1
)
をFigure
1
右 下
に示 す 平 均 反 応 速 度
に対
して適 用
した ところ,
説
明率
は89
.
4
%であ り,
CRF
ス ケ ジュー
ル に比べ て低
かっ
た.
た だ し,
回 帰 直線
か らの逸
脱 は不 規 則
であ り,
系 統 的
な逸
脱 は 見 られていない.
つ ま り,
単 位 時 間
あた りの強
化頻
度
が ほ ぼ.
定
のVI
スケジュー
ルでも
,
反 応 速 度
の1
強
化
ごとの分 析
において,
式
〔1
)に よ りセ ッ シ ョ ン内 減 少
が お お む ね記
述で きた.
最 後
に,
強化
ご との反 応 速 度
の低ド
量 を,
個 体
ご とに第
n反 応
の平 均 反 応 速 度
か ら次
の反応 (
n一
ト1
反
応)
の平
均反
応 速
度
を減 算
して算 出
し た.
反 応 速 度 低 下 量
に関
し て強 化 回 数
を被 験 体 内 要 [
大]
とす
る分 散
分析
を実 施
し た と こ ろ,
CRF
群
で も(
F
(
118
,
2DO6
)
=0.
75
,
ns ),
VI
群
で も〔
F
(
98,1666
)
=0.
68,
ns
)
,
有 意
な 市効 果
は認
めら
れ な かっ た.
つ ま り,
両 方
の条 件
で,
強 化
ご との 反 応 速 度 低 下 量 に関
して セ ッ シ ョ ン内 変 動
は認
め ら れ な かっ た.
ま た,
反 応 速 度 低 下 景 を 強 化 同 数
の関数
と して ブ.
ロ ッ トして回
帰 直 線
を あて は め た と こ ろ,
説 明 率
はCRF 群
で0
.
003
%,VI
群
で0.
Ol
%
に過 ぎ
な か っ た.
っ ま り,反
応
速 度
の低 下
量 がセ ッ シ ョ ン内
で増 加
あ るい は減 少
する傾
向
は示
されな か っ た.
考
察
CRF
とVI
の両 方
の強 化
スケジュー
ルにおい て,
1
同
ご との強 化
を単 位
と して分
析
して も,
平 均 反 応 速 度
は累積 強 化 数
の1
次
関 数 と して式
(1
)に より記 述
で き るこ とが 示
さ れ た.
っ まり
,
反 応 速 度
は セッ シ ョ ン内
で の強
化
f
一
数
の増 加
に比例
して低 下
して い た.VI
ス ケジュー
ル N工 工一
Eleotronio Library184
nurJLli-nfliff'iE
ij2
O.45 x x O.30 O.IS o.oe O・45 x x D.3e O.15 o.ooO-ca x x O,30 D.15 o,oo
A
v
045fy=o.122.0.0006x
xR
.
o.7ogO
o3ePcn
/>:']:t
s.
V
O・45r y-o.17s-o.ooo7x x8di!'i
$
:11i
X X=
O
O,15Qo.ee
U)
045 x x¢
O.30ec
O.15 o,oo
D45 x H e.3o
ois o,3e O,45 x e,3D O,t5 e,oo o 2o 4o 6o so leo 12o
Number
of
Figure
1.
Response
speed{number
of responses/sec) as aThe
left
two
columns
represent
CRF
group
data
and
The
two
bottom
panels
representthe
averagedata
of all5ts
tt"2jlj'i・
d-OO x x o.7s:I!
e.oo 1.00 x x O.75D.so D.25 o.oo
ri-OO x x
O.75
O.50 D.25 o.oo 1・OO x x o.7s oso O.25 o.oo
d・OD x x O,75
O.50
e.25
D,eo 1・eo x x o,7s O.50
O,25 o.oo 1.00 x x O.75 D,50
O.25 o,oo 1・eO x x O,T5
:,i!
o,eo 1・eD x x o.lso,so 02S V09
O'OOb 2e 4o 6D se loo e 2o 4o 60 80 ree
1.00 x o.7s O.50 O.25 o.eo e 2s se 7s loo
Reinforcements
function
of number of reinforcements obtained.the
righttwo
columns
representVI
group
data.
The Japanese Psychonomic Society
NII-Electronic Library Service
The Japanese Psyohonomio Sooiety
肯 山
:反 応 速
度
の セ ッ シ ョ ン内 減 少
の強
化 ごとの分 析
185
で は式 (
1
)に よ る説 明 率
がCRF
ス ケ ジュー
ル に比
べ て低 か
っ た が,
回 帰直線
か らの逸脱
は系 統 的
なも
ので は な かっ た.
ま た両 方
の スケ ジュー
ルと も強化
ごとの反 応 速度
の低 下 量
にセ ッ シ ョ ン内
で変 動
が認
められ
なか
っ た.
以 上
の結 果
は,3
分
ブロ ッ クを単位
とす
る分 析
か ら導
き 出 さ れて いた“
1
粒
の餌
が反
応率
を低 下
さ せ る程
度は, セ ッ シ ョ ンの最 初
か ら最 後
まで一
定
で あ り,
系 統的
に は変 化
し ない”
とい う 予 測に一
致 する もの であっ た.
CRF
スケ ジュー
ル で は強 化 間
の間 隔 が
セ ッ シ ョ ン内
で系 統 的
に長 く な
っ て い っ たのに対
し,
VI
ス ケ ジュー
ルで は強 化
の頻 度
に ほとんど変 化
は見
ら れ な かっ た.
こ の両 者
にお
い て,
反 応 速 度
は強
化
回
数
に比例
して低 下 す
る と い う致 したパ タ
ー
ンを示
して いた.
したがっ て,
強化
間 時 間
の セ ッ シ ョ ン内
で の推 移
パ ター
ンの差 異
は,強 化
に伴
う反 応 速 度
の低 下
パ ター
ン に影 響 してい な か っ た と考
え ら れる.
個
体
ごとの分 析
では不 規 則
な変 動
が多 く見
ら れた.
も
しこれ が何
ら か の系 統
的
な原
因
に よ るので あ れ ば グルー
プ のデー
タ を平
均
す ることで系 統 的
なパ ター
ンが浮
か び上
がる はずである.
実 際
に は,
平 均 す
る ことで1
次 関 数的 な 傾 向
のみ が浮
か び上
が り,
その他
の不 規則
な変 動
は小
さ く なっ た.
こ の ことは こ の不 規 則
な細
かい変 動
の原
因は統
制 されて い ない さ ま ざ ま な要 因
による誤 差である こ と を示
唆 す る,
な お,VI
群
の1
匹
の個 体 く
V13
)
は,
反
応 速 度
がセ ッ シ ョ ン前 半
に増 加
し た後
に減 少
し た.
こ の パ ター
ン は強 化 頻 度
が よ り 低いVI
ス ケジュー
ル(
例
えば
VI
1
分
)
に おい て典
型的
に見
ら れ る もの で あ る (Mc
−
Sweeney
et
al
.
,
1996
)
.
な ぜこ の1
個 体
におい てVI
15
秒
の場 面
で こ の よう なパ ター
ンが見
ら れ たのか は明
らか では な い,
従 来
か ら,
反 応 率 が累積 摂 食
量の1
次 関 数
と して記 述
で き るこ とが知
られており
,
その こ と は飽 和
に関 す
る摂
取 後
の諸 要 因
(postingestive
factors
)の セ ッ シ ョ ン内 減
少
へ の寄 与
を1疑
わせ るも
ので あっ た.
摂 取
後
の諸要 因
とは,
胃
や腸
が食物
で満
た さ れ るこ と,
栄 養
が消
化 吸収
され,
それによ り血 糖 値 が 上 昇 し た りホ ル モ ン の状
態 が変化
す ること な どの総 称
であ る (Mook
,
1996
).
これ ら
の諸 要 因
が作 用 す
る に は,
食
べ られ た餌
が胃
や腸
に到達
し,
消 化
吸収
さ れ る まで,
それぞれ 遅 延が伴
う.一
方
,反 応 速 度
がセ ッ シ ョ ン内での累積 強 化 数
に比例
して低 下
す る とい う式
〔1
)は,
セ ッ ショ ン の最 初
から最 後
まで,
1
粒
の餌
ペ レッ トを食
べ ることに よる反 応 率
の低 下
の程 度
が等
しい という
ことを 意 味 す
る.
し た がっ て,
セ ッ シ ョ ン内減 少
を生
じ さ せる原 因
は, 遅 延 な しにセ ッ シ ョ ン の最 初
か ら最 後
まで一
貫
して作 用
す る ものでな け れ ば な ら ない こと
に な り, こ の点
で摂 取 後
の諸 要 因
は候 補
とし
て不 適 当
で あ る と議 論
さ れて きた(
例
えば
Aoyama
&McSweeney
,2001
)
.
し か し
t
従来
の こうい っ た議 論
は,
セ ッ シ ョ ン内減 少
を3
分
あ るい は5
分
の ブロ ッ ク と して処
理 して き た デー
タ に基
づ い て いた.
そ のた め,
実
際
に は多少
の遅 延
が あっ ても餌
を食
べ てか ら3
分
以内
に作 用
する要 因
で あれ ば, セ ッ シ ョ ン内 減 少
を生
じ さ せ る要 因
の候 補
と なり得
た.Srlith
(
1998
)
やDavis
(
1998
)
は,
摂取
し た食
物
が胃
に取
り付
け た管
か ら排 出
さ れ る た め摂 取 後
の諸 要
因
が作 用
し ない と考
えら れ
る偽
の摂 食 (
sham
feeding
)
を 用い た一
連
の研究
か ら,
摂取 後
の諸 要 因
は食物
を摂 取
し て か ら4
・
5
分
の間
は作 用
しない と して いる.
しか し
,
Steffens
(1969
)
は,
放 射 性 同 位 体 を 用
い た研 究
か ら,摂
取
したグル コー
スが2
分
で血
液 中
に 現 れ る場 合
が ある こと を示
し ている.
し た がっ て摂 取 後
の諸 要 因
が作 用
し始
め る までの 遅 延 が数 分
の範 囲 内
に収
まり,
これ らの要
因
がセ ッ シ ョ ン内 減 少
に貢 献 し
ていた可能性
が考
え られ た.
今 回
の研 究
ではセ ッ シ ョ ン の最
初
か ら最 後
までを1
強 化 ごとに分 析
して,
反
応 速度
が累 積 強 化 数
に比
例
し て低 下 す
る こと が示
され
た.
CRF
群
で は,
第
1
回 目
の強 化
の約
5
秒 後
に行 わ れ る 第2
反 応 か ら すで に反
応速 度
の低 下
が始
ま っ て い た.
っ ま りセ ッ ショ ン内 臧 少
を生
じ さ せ る要 因
は報酬
の提 示
か ら少
な く と も約
5
秒 以 内
に は 作 用 が 始 ま り,
しか もその後
も一
貫
した作
用が継 続 す
る もので なく
て はな ら ない ことに なる,
この よ
う
に,
作 用 す
る まで に遅 延
のあ る要 因
は,
従
来
か らセ ッ シ ョ ン内
減
少
を生
じ さ せ る要 因
と して不 適 当
で あ る と考
え ら れて いた が,
今 回
の研 究
に よ り,
許 容
さ れ る遅 延の範 囲
が約
5
秒
以内
と よ り短
い こ と が明 ら か と な っ た,
馴 化
が生
じ る までに は実 質 的
な 遅 延 が伴
う と考
え る根 拠
は特
にない.
し た がっ て,
セ ッ シ ョ ン内 減 少
が非 常
に素 早 く始
ま る とい う今 回
の知見
は,
セ ッ シ ョ ン内
減少
の原 因
が強化 子
の刺 激 特 性
に対 す
る馴 化
であ
るとす
る馴 化 説
と は矛 盾
し な い,
た だ し,
“
.
一
一
・
貫 して”
作 用が継続 す
る か ど うか にっ いて は,
馴 化
につ い て も摂 取 後
の諸
要 因 と同 様
に明確
な 理論 的 根拠
は な く,
今
後
の検 討
が必
要 と さ れ る,
引 用
文 献
Aoyama ,
K
,
1998
Within
−
session
response ratein
rats
decreases
as afunction
Qf amount eaten.
Physiology
&Behavior
,
64
,
765
−
769
.
Aoyama
,
K
.
2000
Effects
of
hunger
state
on within−
scssion respQnse