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開 発 課 題 1-2 安 全 かつ 安 定 的 な 電 力 供 給 の 拡 大 水 力 エネルギー 開 発 のポテンシャルが 高 いラオスでは 国 内 電 力 供 給 や 外 貨 獲 得 の 観 点 から 水 力 発 電 ダムの 開 発 が 重 要 課 題 となっており ドナーの 協 力 や 民

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(1)

国別援助方針 別紙

2015年4月現在

基本方針

(大目標)

重点分野1

(中目標)

2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 国道9号線橋梁改修計画協力準備調査 協準 道路維持管理能力強化プロジェクト 技プロ 7.70 東メコン地域次世代航空保安システムへの移行に係る能力開発 プロジェクト(広域) 技プロ 5.00 支援額はカンボジ ア及びベトナムを 含む全体額 公共事業省官房長付計画アドバイザー 個別専門家 日ASEAN物流パートナーシップ 国土交通省技協 日ASEAN交通分野における環境に関する行動計画 国土交通省技協 日ASEAN交通分野における防災対策協力事業 国土交通省技協 国道9号線(メコン地域東西経済回廊)整備計画 無償 32.73 国道16B号線セコン橋建設計画 無償 22.81 通信運輸分野の無償資金協力 無償 0.08 ビエンチャン国際空港ターミナル拡張計画 有償 90.17

対ラオス人民民主共和国 事業展開計画

MDGs達成及びLDCからの脱却への支援

経済・ 社会インフラ整備

開発課題1-

(小目標)

交通・運輸網

の整備

【現状と課題】  メコン地域の中心に位置し、内陸国であるラオスにおける交通・運輸網の整備は、貧困削減を達成する上で不可欠 な要素であり、また、経済成長を促す重要な基盤である。ラオスでは、80年代後半から運輸・交通セクターに対し優 先的に公共投資が配分され、国道13号線や国道9号線、パクセのメコン架橋、第2メコン国際橋を含む主要幹線道路・ 橋梁の整備が進んでいる一方、舗装道路の割合は全体の17%に留まっており、同国の更なる経済成長を促進するため には、主要幹線道路につながる地方の幹線道路・橋梁の整備、道路の適切な維持管理が必要とされている。また、高 速輸送手段の確保やASEAN連結性促進の観点から、航空交通の整備も重要である。 【開発課題への対応方針】  これまで整備してきた社会・経済インフラのより一層の活用、他のセクターとの連携による相乗 効果を図りつつ、地方幹線道路や地方道の整備に係る支援、適切な道路の維持管理実現に向けた技 術支援を検討する。航空分野については、これまでの設備整備支援、技術協力の成果を注視しつ つ、更なる協力の必要性、可能性を検討する。 協力プログラム名 協力プログラム概要 案件名 スキーム 実施期間 支援額 (億円) 備考

 主要幹線道路や橋梁の有効

活用と、かかる観点を踏まえ

た地方幹線道路の整備や維持

管理に係る支援を実施する。

航空分野については、設備整

備に加え航空機の安全な航行

を促進する次世代航空保安シ

ステムの導入に関する支援を

実施する。

交通・運輸網

整備プログラ

(2)

2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 セカタム水力発電事業 協準 電力政策アドバイザー 個別専門家 課題別研修他 課題別研修他 ナムグム第一水力発電所拡張計画 有償 55.45 南部地域電力系統整備計画 有償 41.73 2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 ビエンチャン・ロジスティックパーク開発事業準備調査 協準 JICA・ASEAN連携ラオス・パイロット・プロジェクト 技プロ 観光コンポーネ ント 経済政策・投資促進アドバイザー 個別専門家 税関分野におけるガバナンス強化及び貿易円滑化 個別専門家 産業振興と中小企業育成支援分野のボランティア JOCV/SV ラオス国における効率的な炭製造方法の普及に関する案件化調 査 中小企業支援

開発課題1-

(小目標)

安全かつ安定

的な

電力供給の拡

【現状と課題】  水力エネルギー開発のポテンシャルが高いラオスでは、国内電力供給や外貨獲得の観点から、水力発電ダムの開発 が重要課題となっており、ドナーの協力や民間の投資も活用しつつ開発が進められている。依然として多く存在する 発電・送配電網整備のニーズを、適切かつ持続可能な計画の下に開発していくため、開発政策や規制を取り扱う行政 当局のエネルギー行政機能強化や、GMS諸国との電力融通のための系統整備、システム体制の確立も課題となってい る。 【開発課題への対応方針】  ラオスの社会経済開発に向けた、安定的、持続的かつ効率的な電力供給を拡大するため、エネル ギー・電力行政の強化、民間連携事業を積極的に活用しつつ地方電化にも配慮した電源開発や域内 融通を見据えた送配電網の整備及びシステム運用体制に関する支援を行う。 協力プログラム名 協力プログラム概要 備考 案件名 スキーム 実施期間 支援額 (億円) 備考

電力整備プロ

グラム

 安全かつ安定的な電力供給

の拡大を図るため、電力技術

基準の導入などによる電力事

業管理能力強化に対する支援

を行う。また、政府所有の基

幹送電網の整備、さらには地

方電化に係る設備整備に係る

支援を行い、ラオス政府が目

標に掲げる電化率(2015年:

80%、2020年:90%)達成に

向けての支援を強化する。

開発課題1-

(小目標)

投資・輸出促進

のための環境

整備

【現状と課題】  ラオス政府は外資導入による経済開発を進めるべく様々な取組を実施しており、投資手続や関連する法制度整備も 徐々になされてきているが、依然として制度面や実際の法制度の運用面で解決すべき課題が数多くあるのが現状であ る。また、経済特区、工業団地などの投資誘致の呼び水となる基盤インフラの整備も不十分であり、投資家にとって 魅力的な環境を整備するには様々な課題が存在する。貿易に関しても、統計を含む関連情報の未整備、通関手続きや 貿易手続きの煩雑さなど、ソフトインフラの面でも様々な課題がある。さらに、貿易及び投資を促進するためにはそ れに見合った産業を振興・育成していく必要があるが、潜在的な可能性をもつ産業の効果的な振興策、輸出を拡大す るための品質管理や国際規格の導入など行政面での取組、また民間による自発的な活動を支える商工会議所の機能強 化や資金へのアクセス確保など、多方面で改善の余地が残されている。 【開発課題への対応方針】  民間連携事業も活用しつつ、ラオスへの投資促進のための法制度整備、政策能力向上、投資促 進、また税関分野の効率改善のための専門家の派遣を始めとしたソフトを含むインフラ整備及び投 資関連省庁の行政機能強化を図る。 協力プログラム名 協力プログラム概要 案件名 スキーム 実施期間 支援額 (億円)

投資環境整備

支援プログラ

 投資促進について、ソフト

を含むインフラ整備、実際の

投資誘致促進などの行政能力

向上に係る多様な支援を実施

する。また、貿易関連情報の

整備・提供、ビジネスマッチ

ングなどの行政能力強化のた

めの支援を実施し貿易促進を

図る。

(3)

2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 ビエンチャン上水道拡張事業 協準 都市開発管理プロジェクト 技プロ 2.06 水道公社事業管理能力向上プロジェクト 技プロ 3.90 首都ビエンチャン都市水環境改善プロジェクト 技プロ 2.76 ビエンチャンバス公社運営能力改善プロジェクト フェー ズ2 技プロ JICA・ASEAN連携ラオス・パイロット・プロジェクト 技プロ 環境コンポーネ ント 課題別研修他 課題別研修他 環境教育に関するボランティア JOCV/SV 都市環境整備分野の草の根技術協力 草の根技協 タケク上水道拡張計画 無償 17.25 環境的に持続可能な都市における廃棄物管理改善計画 無償 13.84 気象水文システム整備計画 無償 5.84 民生環境分野の無償資金協力 無償 0.10 三輪電気自動車を活用した低公害型交通システムの普及・実証 事業 中小企業支援 ビエンチャン市都市交通改善のための位置情報・交通観測システ ム普及・実証事業 中小企業支援 ラオス国ビエンチャンにおけるバス事業改善システム案件化調査 中小企業支援 スモール・タウン水道事業向け高濁度原水対応型浄水装置の普 及・実証事業 中小企業支援

開発課題1-

(小目標)

環境と調和し

た快適な社会

の実現

都市環境整備

プログラム

 経済発展に重要な役割を果

たす都市(ビエンチャン、ルアンパバ

ン、サバナケット、パクセ、タケクな

ど)を中心に、基本的な都市

機能、産業の発展、良好な都

市環境とが調和する都市を実

現する観点から、都市開発計

画の策定に関する支援のほ

か、都市交通、都市給水、水

環境などの分野のインフラ整

備に関する支援を実施する。

その際には、民間セクターと

の連携を十分に念頭においた

案件を実施・形成するほか、

既存インフラの維持管理に必

要な行政能力の強化について

も必要に応じて支援を実施す

る。

支援額 (億円) 備考 協力プログラム概要 案件名 スキーム 実施期間 【現状と課題】  ラオスの社会経済発展の中核的役割を担うことを期待される都市部では、首都ビエンチャンを中心に都市化が進行 しており、交通渋滞や生活排水などによる都市環境の悪化が顕在化しつつある。このような状況を放置すれば、外国 投資の誘致や産業開発が阻害されることが懸念されるほか、住民生活への悪影響が懸念される。  また、東西経済回廊上に位置するサバナケット、世界遺産のある観光都市ルアンパバン、南部の中心的商業都市パ クセなどは、各地域の中核都市としてラオス国全体のバランスのとれた発展に欠かせない重要な役割を担っている。 これら地方都市の計画的な都市環境の整備は重要な課題となっている。 【開発課題への対応方針】  ラオス国の社会経済発展に重要な役割を果たす首都ビエンチャン、サバナケット、パクセ、ルア ンパバン、タケクなどの主要都市を対象に、計画的な都市環境整備を実現するため、都市開発のた めの計画づくり、同計画に基づくインフラ整備などの支援を実施する。 協力プログラム名

(4)

重点分野2

(中目標)

2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 南部メコン川沿岸地域参加型灌漑農業振興プロジェクト 技プロ 4.00 南部山岳丘陵地域生計向上プロジェクト 技プロ 3.90 有機農業促進プロジェクト 技プロ JICA・ASEAN連携ラオス・パイロット・プロジェクト 技プロ 農業コンポーネ ント 農業政策アドバイザー 個別専門家 課題別研修他 課題別研修他 農村部における生計向上支援に関するボランティア JOCV/SV 農林水産分野の草の根技術協力 草の根技協 漁業養殖研究開発強化計画 無償 7.14 農林水産分野の無償資金協力 無償 0.11 アジアにおけるSPS関連対策・越境性感染症対策総合支援事 業 マルチ 農水省FAO/OIE 拠出事業 アジア・太平洋地域における動物衛生対策活動支援事業 マルチ 農水省OIE拠出 事業 “ワンヘルス”による動物疾病対策・食料安全保障強化事 業 マルチ 農水省OIE拠出 事業 メコン河流域食料安全保障支援事業 マルチ アセアン+3中長期需給情報整備事業 マルチ 農水省東南アジ ア諸国連合 (ASEAN)事務局 案件名 スキーム 実施期間 支援額 (億円) 備考

農業の発展と森林の保全

【現状と課題】  ラオスの農林水産分野は未開発の広大な土地を有するなど、高い開発のポテンシャルを有しており、GDPの3割、 労働人口の8割を占め、ラオス経済の今後の安定的成長の成否に関わる重要な分野である。  ラオスは2000年に国家レベルにおいて、主食の米の自給率100%を達成したものの、人口増加や地理的条件によっ て自給が達成できていない地域も多い。  農村地域の住民は一般的に自給的な農水産業を営んでおり、生産は天候に大きく依存し、生産技術の普及も十分行 われておらず、品質、生産性共に低い。また農民組織の構築が不十分で、農村金融や市場情報などへのアクセスも限 られており、市場型の農水産業の発展に向けての大きな障害となっている。このため、急速に発展しつつある都市と 農村の経済格差が拡大しており、農村の生計向上が課題である。  ラオスの農林水産行政は中央の農林省及び地方の県農林局・郡農林事務所が担当しているが、一般的に制度面・組 織面・人材面・財政面で中央・地方共に能力が十分でなく、ラオスの状況に見合った効果的な政策・戦略の策定から 現場における農民への普及活動に至るまでの行政サービスが十分に行き届いていないのが現状である。 【開発課題への対応方針】  灌漑農業の推進、農水産業の生産技術の普及を行い、農水産業の生産性の向上を図るとともに、 ラオスの特徴を活かした農業開発を念頭に、農産物の多様化や高付加価値化に向けた支援を行い、 農村の所得向上を図る。併せて、越境性家畜疾病対策などの支援も行う。 協力プログラム名 協力プログラム概要

開発課題2-

(小目標)

農水産業の生

産性の向上と

自給型から市

場型への段階

的発展

農業・農村開

発及び

農水産行政強

化プログラム

 農水産業の生産性の向上と

農村の所得向上のため、①生

産性向上のためのインフラ整

備・生産技術の改善・普及、

②農民組織化、マーケティン

グ支援、③政策策定や行政組

織の能力強化、などの支援を

実施する。

(5)

アセアン地域における食品加工・流通統計整備支援事業 マルチ 農水省ASEAN 事務局拠出金 アセアン+3緊急米備蓄体制確立拠出金事業 マルチ 農水省ASEAN事 務局拠出金 東南アジア地域持続的水産業推進事業 マルチ 農水省SEAFDEC 拠出事業 気候変動適応型灌漑排水施設保全等対策事業のうち メコン河流域食料安全保障支援 マルチ 農林水産省メコ ン河委員会 (MRC)拠出金 ラオス国におけるこんにゃく芋の輪作栽培・加工製造事業調査 中小企業支援 海外農業農村地球環境問題等調査事業のうち 農村防災計画検討調査 農林水産省技協 農業農村開発技術活用促進調査事業 農林水産省技協 海外技術協力促進検討事業のうち 国際交流 農林水産省技協 2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 森林減少抑制のための参加型土地・森林管理プロジェクト (PAREDD) 技プロ 6.35 持続可能な森林経営及びREDD+のための国家森林情報システ ム構築に係る能力向上プロジェクト 技プロ 持続可能な森林管理及びREDD+支援プロジェクト 技プロ 7.00 課題別研修他 課題別研修他 森林資源活用分野の草の根技術協力 草の根技協 森林保全計画 無償 10.00 森林保全分野の無償資金協力 無償 0.11

開発課題2-

(小目標)

森林資源の持

続的活用と生

計向上

【現状と課題】  ラオスはメコン河流域面積の約35%を占め、多様性に富む豊かな森林を有しているが、持続可能なレベルを超えた 焼畑農業、過剰・違法伐採などにより、森林率は1940年の約70%程度から2010年には40.3%へと大幅に減少してお り、2020年までの森林保全・管理についての政策と活動として同国政府が取りまとめた「森林戦略2020」の着実な実 施が課題となっている。また、森林の劣化・破壊は森林資源に生計を依存せざるを得ない山岳地域の貧困層(特に少数 民族)に対して特に深刻な影響を及ぼしており、焼畑農業の軽減と代替の生計向上手段の確保が課題である。  ラオス政府は、地球温暖化・気候変動への対応として国際的に検討されている森林減少・劣化からの温室効果ガス 排出削減(REDD+)への取組がラオスの森林保全のために有益と捉え、世界銀行の森林炭素パートナーシップ基金及 び森林投資プログラムに参加するなど積極的な取組を開始している。  ラオスの農林水産行政は中央の農林省及び地方の県農林局・郡農林事務所が担当しているが、一般的に制度面・組 織面・人材面・財政面で中央・地方共に能力が十分でなく、ラオスの状況に見合った効果的な政策・戦略の策定から 現場における農民への普及活動に至るまでの行政サービスが十分に行き届いていないのが現状である。 【開発課題への対応方針】  持続的な森林資源の活用を図るため、政策・制度の改善、村落レベルでの計画的な土地利用及び 代替生計手段の開発・普及、森林管理の改善、森林のモニタリングの強化などを支援する。 協力プログラム名 協力プログラム概要 案件名 スキーム 実施期間 支援額 (億円) 備考

開発課題2-

(小目標)

農水産業の生

産性の向上と

自給型から市

場型への段階

的発展

農業・農村開

発及び

農水産行政強

化プログラム

 農水産業の生産性の向上と

農村の所得向上のため、①生

産性向上のためのインフラ整

備・生産技術の改善・普及、

②農民組織化、マーケティン

グ支援、③政策策定や行政組

織の能力強化、などの支援を

実施する。

森林保全・生計

向上プログラム

 森林資源の持続的活用と生計

向上を図るため、①森林減少抑

制のための手段の開発・普及、

②政策策定や行政組織の能力

強化・インフラ整備、などの支援

を実施する。

(6)

重点分野3

(中目標)

2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 コミュニティ・イニシアティブによる初等教育改善プロ ジェクト フェーズ2 技プロ 3.90 初等教育における算数学習改善プロジェクト 技プロ 教育政策アドバイザー 個別専門家 理数科分野の教科書及び教員指導書の改善 国別研修 課題別研修他 課題別研修他 基礎教育分野のボランティア JOCV/SV 基礎教育改善分野の草の根技術協力 草の根技協 南部地域前期中等教育環境改善計画 無償 10.69 教育研究分野の無償資金協力 無償 1.26 第9次貧困削減支援オペレーション 有償 5.00 母子保健システム 改善プログラムにも 記載

基礎教育改善

プログラム

【開発課題への対応方針】  教育分野に関しては、新教育協力政策2011-2015を念頭に置いた取組を行う。初等教育就学率・ 修了率改善のため、初等教育のインフラ整備を実施するととも共に、初等教育修了後の受け皿とし ての前期中等教育のインフラ整備を実施する。  また、教育の質改善のため、我が国が高い知見をもつ理数科を中心に教員の質の向上を支援する とともに、学校運営の改善を支援する。 協力プログラム名 協力プログラム概要 案件名 スキーム 実施期間 支援額 (億円) 備考

 これまでのラオスにおける

支援及び日本の高い知見を活

かし、低い学習達成度が問題

視されている算数分野におい

て、技術協力を中心に、カリ

キュラム、教科書、教員用指

導書、教員の能力向上等、包

括的な協力を行い、初等教育

の質的な向上への貢献を目指

す。

 また、教育インフラの整備

及び学校運営の改善について

も支援する。

教育環境の整備と人材育成

開発課題3-

(小目標)

基礎教育の充

【現状と課題】  ラオスは、教育施設の不足・教員の数と教授能力の不足・予算の絶対的な不足といった課題を抱えている。ラオス 政府の取組の結果、初等教育の純就学率は改善されているものの、修了率は改善していない。さらに、前期中等教育 に関しては、就学者の増加率と比較して校舎数や教室数の整備が進んでいない。  また、教員は、教員養成機関において学校マネジメントや教科指導法などを履修しているものの、その内容は必ず しも現場のニーズを反映したものではなく、教員は質の高い教育を児童に提供できていない。

(7)

2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 ラオス日本センター民間セクター開発支援能力強化プロ ジェクト 技プロ 4.97 アセアン工学系高等教育ネットワーク(SEED-Net)フェー ズ3(広域) 技プロ 39.34 支援額は他国も 含む全体額。 南部地域産業人材育成アドバイザー 個別専門家 課題別研修他 課題別研修他 高等教育に関するボランティア JOCV/SV 高等・技術教育分野の現地国内研修 現地国内研修 高等・技術教育分野の草の根技術協力 草の根技協 1.41 人材育成奨学計画 無償 47.13 技能評価システム移転促進事業 厚生労働省技協 アセアン地域後発途上国食品産業パートナー人材育成支援 事業 マルチ 農水省アジア生 産性機構(APO) 拠出事業 備考

開発課題3-

(小目標)

民間セクター

強化及び市場

経済化等に資

する高等・技

術教育の拡充 高等・技術教育

改善プログラム

 ラオスの民間セクター強化と

市場経済化を担う人材や企業

家を育成するために、ラオス国

立大学を中心とした支援を実施

する。

支援額 (億円) 協力プログラム名 協力プログラム概要 案件名 スキーム 実施期間 【現状と課題】  市場経済システムに移行して20年が経過したものの、依然としてラオスの民間セクターは十分に育っておらず、民 間セクターを担う技術者や経営者の育成は、民間セクター振興を担う行政官の育成と共に重要であり長期的な取組が 必要である。このためにラオス国立大学に大きな役割が期待されており、産学連携を視野に入れた高等教育の強化は ラオスの重要課題となっている。また、今後、経済特区などの整備が進み外国投資が増加するにつれて、基礎的な学 力及び技術力を備えた人材を労働市場に供給していくことが課題であり、そのために様々な分野で職業訓練や技術教 育が必要である。 【開発課題への対応方針】  ラオス日本センター民間セクター開発支援能力強化プロジェクトを通じて、経営学修士コースの 設置等のビジネス人材育成に関する支援を実施する。さらに、主に前期中等教育修了者以上を対象 として、基礎的な学力と、労働市場での需要の変化に対応できる技術を備えた人材を育成するため の支援も実施する。

(8)

重点分野4

(中目標)

2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 保健セクター事業調整能力強化フェーズ2 技プロ 2.59 母子保健統合サービス強化プロジェクト 技プロ 3.61 母子保健人材開発プロジェクト 技プロ 2.62 ラオス国のマラリア及び重要寄生虫症の流行拡散制御に向 けた遺伝疫学による革新的技術開発研究プロジェクト 科学技術 4.00 保健医療サービスの質改善プロジェクト 技プロ 保健政策アドバイザー 個別専門家 課題別研修他 課題別研修他 母子保健サービス改善・地域コミュニティにおける健康管 理能力の向上に関するボランティア JOCV/SV 医療保健分野の草の根技術協力 草の根技協 南部地域保健サービスネットワーク強化計画 無償 7.41 医療保健分野の無償資金協力 無償 0.89 第9次貧困削減支援オペレーション 有償 5.00 基礎教育改善プ ログラムにも記 載 備考

母子保健シス

テム改善プロ

グラム

 中央レベルにおいて保健省

の能力強化を図ると共に、地

方においては、特に南部地域

における母子保健事業の実

施・展開支援を行う。

保健医療サービスの改善

開発課題

(小目標)

母子保健サー

ビス改善のた

め保健システ

ム強化

【現状と課題】  ラオス国の保健状況は、短い平均寿命と高い出生率に特徴付けられ、特に妊産婦死亡率と乳幼児死亡率は東南アジ ア地域の中でも高く、母子保健の改善は急務である。しかし、地域住民の保健衛生に対する認識は低く、さらに山岳 部において道路などのインフラが未整備であることにより、基礎的な保健医療サービスへのアクセスが困難な状況に ある。小児の主要な疾病・死亡要因は、肺炎、下痢など依然として感染症が多く、早産などに伴う非感染性の新生児 死亡がそれに続く。妊婦の6割は一度も妊婦健診を受けておらず、8割が熟練分娩介助者を伴わない自宅分娩を行って おり、安全な出産及び出産直後の新生児に対する適切なケアを受けていない。 【開発課題への対応方針】  保健分野に関しては、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成に必要な包括的な母子保健の改善 のため、中央レベルでの適切な政策策定を目標とした人材育成・制度構築支援と共に、地方レベル では、CLV「開発の三角地帯」への支援を中心に、地域保健改善に向けた支援を実施する。また、 2025年までのUHC達成のために、医療機関の質的向上、医療機関へのアクセスやセーフティネット の強化、国民の健康・衛生改善に向けた協力を行っていく。 協力プログラム名 協力プログラム概要 案件名 スキーム 実施期間 支援額 (億円)

(9)

その他

2014 年度以 前 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 法律人材育成強化プロジェクトフェーズ2 技プロ 4.51 国家社会経済開発計画に基づく公共投資計画策定支援プロ ジェクト 技プロ 3.77 財務統計・財政政策アドバイザー 個別専門家 県・郡のガバナンス能力強化に関するボランティア JOCV/SV 東南アジア諸国のためのグッドガバナンスに関する地域セ ミナー 法務省技協 JICA・ASEAN連携ラオス・パイロット・プロジェクト 技プロ 12.50 不発弾除去組織における管理能力強化プロジェクト 技プロ UXO除去を通じた管理能力強化及び貧困削減促進アドバイ ザー 個別専門家 地方開発と貧困削減のための不発弾除去の加速化計画 無償 8.64 不発弾除去関係分野の無償資金協力 無償 1.58 情操教育の発展と文化振興に関するボランティア JOCV/SV スポーツ、武道の裾野の拡大と競技能力向上に関するボランティ ア JOCV/SV スポーツ分野の無償資金協力 無償 0.06 【凡例】 「協準」(=全ての協力準備調査)、「詳細設計」(=詳細設計)、「技プロ」(=技術協力プロジェクト)、「開発計画」(=開発計画調査型技術協力)、「個別専門家」、「個別機材」、「国別研修」、「課題別研修他」 (=課題別研修及び青年研修)、「JOCV」(=青年海外協力隊)、「SV」(=シニア海外ボランティア)、「第三国専門家」、「第三国研修」、「現地国内研修」、「科学技術」(=科学技術協力(技プロ型及び個別専門家 型))、「草の根技協」(=草の根技術協力)、「○○省技協」(=外務省・JICA以外の省庁及び独立行政法人等が実施している技術協力)、「民間提案型技協」(=開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業)、 「無償」(=無償資金協力)、「有償」(=円借款、海外投融資)、「マルチ」(=国際機関等を通じた多国間協力スキーム)、「中小企業支援」(=中小企業海外展開支援事業「ニーズ調査」、「案件化調査」及び「普及・実証事 業」、並びに基礎調査)、実線「―――」(=実施期間)、破線「- - - -」(=実施予定期間) 支援額 (億円) 備考

その他個別の

案件

(その他)

協力プログラム名 協力プログラム概要 案件名 スキーム 実施期間

ガバナンス強化

プログラム

 公共投資事業の運営管理手

法の開発及びMPIの中央・地方

の人材育成を行うと共に、財務

省の人材育成や財務統計情報

の整備を支援することで、公共

財政管理の強化を図る。

 また、法の支配による市場経

済化を視野に、社会や経済の

実態に応じた法制度を整備して

いくため、法務・司法分野の人

材及び組織の能力向上に向け

た取組を支援する。

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2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

年度 2015 2016 2017

 現在 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

年度 2013 2014 2015 2016

 現在 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

2018年 11月 9日 ベトナム国の水力発電事業者であるLao Cai Renewable Energy社が保有する ベトナム国のコクサン水力発電所に出資参画(当社における海外水力発電事業の

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