【地球防災工学】
【地球防災工学】
通信とコミュニケーション
通信とコミュニケーション
日本電信電話株式会社
日本電信電話株式会社
セキュアプラットフォーム研究所
東田 光裕
2012/07/17
2012/07/17
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
本日のテーマ
1.通信設備の災害復旧(事例紹介)
–
2003年台風14号による災害復旧(DVDによる紹介)
2003年台風14号による災害復旧(DVDによる紹介)
2 災害時の通信とコミュニケ ション
2.災害時の通信とコミュニケーション
–
あなたが被災者になった時に必要な情報とは?
3.過去の被害と復旧
4.東日本大震災が通信に与えた影響
4.東日本大震災が通信に与えた影響
(参考)災害時のサ ビス紹介
(参考)災害時のサービス紹介
2
1.通信設備の災害復旧(事例紹介)
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
3
2003年台風14号による災害復旧
●台風の直撃
●台風の直撃
2003年台風14号によって大きな被害を受けた
宮古島。9月11日3時に最大風速38.4m/s、最大
瞬間風速74.1m/sを記録。
●破壊的な被害
宮古島の通信被害の内容
宮古島の通信被害の内容
・電話回線故障:5,540件(全契約数の22.3%)
・専用回線故障: 161件(全契約数の16.8%)
・電柱の倒壊、折損など:1,380本(島内の12.5%)
ブ
が
・ケーブル切断、垂れ下がり:2,400か所
●復旧活動
車
台
延べ8,288人、車両4,030台、
台風直撃後、18日でサービス回復
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
4
それでは、DVDをご覧ください。
2.災害時の通信とコミュニケーション
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
5
もし、
自分が災害に遭遇したら?
自分が災害に遭遇したら?
あなたは、どうしますか?
6
6
●ケース1 あなたが災害にあった場合
「被災地にいるあなた は「被災地外の家族(大切な人)
自分の安否
「被災地にいるあなた」は「被災地外の家族(大切な人)」へ自分の安否
をどのようにして伝えますか?
被災地外
被災地
被災地外
1. どのような伝達手段を利用しますか?また、その手段が利
用できない場合、どうしますか?
2 そのような場合を想定して、事前に何ができますか?
2. そのような場合を想定して、事前に何ができますか?
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
7
●ケース2 あなたの家族(大切な人)が災害にあった場合
「被災地外にいるあなた は「被災地の家族(大切な人) の安否をどのよ
「被災地外にいるあなた」は「被災地の家族(大切な人)」の安否をどのよ
うにして確認しますか?
被災地
被災地
被災地外
1. どのような伝達手段を利用しますか?また、その手段が利
用できない場合、どうしますか?
2 そのような場合を想定して、事前に何ができますか?
2. そのような場合を想定して、事前に何ができますか?
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
8
●ケース3 避難所にいるあなたと家族(大切な人)
あなたと家族(大切な人)は無事に避難所
避難しました どのような情
あなたと家族(大切な人)は無事に避難所へ避難しました。どのような情
報を求めますか?
1. どのような情報が必要ですか?
が
2. 何が課題ですか?
3 どうすれば改善できますか?
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
9
3. どうすれば改善できますか?
3.過去の被害と復旧
10
1995年阪神・淡路大震災の被災状況
・神戸市内の交換機停止により、固定電話が
約285,000回線
不通。
・火災により、固定電話が
約193,000回線
不通。
間 わたり電話輻輳が継続 ピ ク
クは
常時
50倍
・5日間にわたり電話輻輳が継続。(ピークトラヒックは平常時の
50倍
)
ディジタル衛星車載局による
避難場所へ設置した特設公衆電話の利用
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
11
11
ずたずたの通信ケーブル
1995年阪神・淡路大震災の被災状況
通信ケーブル
(切れていない)
◆震度7でも影響を受けなかったとう道
外れた地下管路
管路
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
12
地 震 で 壊 れ な か っ た シ ー ル ド 式 と う 道
1995年阪神・淡路大震災の復旧活動
通信ケーブル(架空)の
張り替え
応急復旧班
応急復旧班
被災をまぬがれた
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
被災をまぬがれた
ケーブル心線による応
急復旧
電電公社/NTTにおける過去の災害事例と教訓/対策
http://www ntt-west co jp/saun/saitai/kyokun/kyokun htm
年
災害名
被害等の状況
教訓と実施した対策
1968年
十勝沖地震
青森県を中心に4500加入
本土~北海道の通信が途絶
・
市外伝送路の2ルート化多ルート化
・TV中継伝送路のループ化
http://www.ntt-west.co.jp/saun/saitai/kyokun/kyokun.htm
本土~北海道の通信が途絶
・孤立防止用無線(TZ-60)
1975年
旭川東光局火災
東光局収容の18900加入(13日間)
機械室から出火
・ハロン消火設備の導入
・
大容量可搬型電話局装置
・大容量可搬型電源装置
1978年
宮城沖地震
仙台市を中心に4000加入(7日間)
・機械室の架、フリーアクセス床の補強
・橋梁添架管路等の
所外設備の強化
1982年
長崎豪雨
長崎市を中心に20000加入(8日間)
・
長時間停電対策
・バッテリーの増容量
・発電機の増配備
1983年
島根豪雨
島根県を中心に12000加入
河川氾濫で1局が機能停止(20日間)
・
衛星利用の拡大
・可搬型ディジタル交換機(KS-1)
・広域災害用光ケーブルの開発
世田谷局収容の89000加入のほか専用線多
・
出火防止(難燃ケーブルの採用)
1984年
世田谷とう道火災
世田谷局収容の89000加入のほか専用線多
数(9日間)
・延焼防止(防火壁)
・とう道内作業管理の強化
1990年
7・2九州北部豪雨
佐賀県、熊本県等で18300加入
河川氾濫で2局が機能停止(5日間)
・可搬型加入者無線方式の開発
・
災害対策機器のディジタル化
1993年
北海道南西沖地震
奥尻島を中心に1450加入(12日間)
・災害対策機器の機動性向上
・災害対策用
ポータブル衛星の開発
1995年
阪神・淡路大地震
神戸市を中心に30万を越える加入(14日間)
・
全国利用型伝言ダイヤル開発
・衛星利用の拡大
被災地情報ネ トワ ク開発
14
-・被災地情報ネットワーク開発
4.東日本大震災が通信に与えた影響
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
15
震災被害とライフラインへの影響
5倍
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
16
5倍
被害状況及び影響額
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
17
※他のグループ会社も含めたNTTグループ連結における2010年度の影響額は約300億円(損益)(義損金を除く)
出典:東日本大震災による被害の復旧状況及び今後の対応について(NTT)(2011年4月27日)
http://www.ntt.co.jp/news2011/1104/110427b.html
通信サービスの復旧状況について
18
東日本大震災における通信の被災・輻輳状況
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
19
出典:大規模災害等緊急事態における通信確保の在り方に関する検討会(第2回会合) 2011/04/22総務省
災害用音声お届けサービス
2012年3月1日よりサービス開始
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
20
出典:NTTドコモ 新商品・新サービス発表会資料( 2011/05/16 )
5.災害時のサービス紹介
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
21
災害用伝言ダイヤル171
【体験利用提供日】
【体験利用提供日】
・ 毎月1日
,15日
00:00~24:00
・ 正月三が日 (1月1日00:00~1月3日24:00)
・ 防災週間 (8月30日9:00~9月5日17:00)
・ 防災とボランティア週間
(1月15日9:00~1月21日17:00)
【提供条件】
・蓄積伝言数:10伝言
伝言録音時間 30秒
・伝言録音時間:30秒
・伝言保存期間:6時間
22
http://www.ntt.co.jp/saitai/171.html
災害用ブロードバンド伝言板(web171)
インターネット上で、安否等の情報をテキスト・音声・画像で登録・確認できる伝言板
【体験利用提供日】
・ 毎月1日 00:00~24:00
・ 正月三が日
正月三が日
(1月1日00:00~1月3日24:00)
・ 防災週間
(8月30日9:00~9月5日17:00)
防災とボランテ ア週間
・ 防災とボランティア週間
(1月15日9:00~1月21日17:00)
【提供条件】
【提供条件】
・蓄積伝言数:10伝言
・伝言録音時間:30秒
・伝言保存期間:6時間
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
23
http://www.ntt.co.jp/saitai/web171.html
iモード災害用伝言板サービス
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
24
http://www.ntt.co.jp/saitai/i_mode.html
緊急地震速報「エリアメール」
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社
25
【参考】受信設定について
エリアメールを受信いただくには、予め受信設定をしていただく必要があります。
緊急地震速報「エリアメール」
リアメ ルを受信いただくには、予め受信設定をしていただく必要があります。
受信設定は、エリアメール対応携帯電話から以下の手順で設定します。
エリアメール受信設定 (イメージ)
エリアメール受信設定 (イメージ)
エリアメール設定 受信設定
① 「エリアメール設定」を選択 ② 「受信設定」を選択 ③注意事項を表示、「利用する」を選択
「メール 」 →
「エリアメール設定」 エリアメール設定エリアメール設定 受信設定
① 「エリアメール設定」を選択 ② 「受信設定」を選択 ③注意事項を表示、「利用する」を選択
「メール 」 →
「エリアメール設定」
①受信設定
②受信登録
③ブザー鳴動設定
ご注意
(必ずお読み下さい)
エリアメールはドコモが提供する電気通信
サービスの契約約款にしたがって提供されま
す。エリアメールを利用すると、お客様の現在
①受信設定
②受信登録
③ブザー鳴動設定
①受信設定
②受信登録
③ブザー鳴動設定
ご注意
(必ずお読み下さい)
エリアメールはドコモが提供する電気通信
サービスの契約約款にしたがって提供されま
す。エリアメールを利用すると、お客様の現在
④ブザー鳴動時間
す。エリアメ ルを利用すると、お客様の現在
地の近隣エリアに関する情報を受信すること
ができます。
■エリアメール受信にかかる通信料・情報料
は無料です。ただし、情報中に表示されたU
RLからサイト接続された場合は、別途通信
料等がかかります。
■通信中および電波状態が悪い場合は受信
④ブザー鳴動時間
④ブザー鳴動時間
す。エリアメ ルを利用すると、お客様の現在
地の近隣エリアに関する情報を受信すること
ができます。
■エリアメール受信にかかる通信料・情報料
は無料です。ただし、情報中に表示されたU
RLからサイト接続された場合は、別途通信
料等がかかります。
■通信中および電波状態が悪い場合は受信
■通信中および電波状態が悪い場合は受信
できません。
■当社は情報の内容、情報を受信又は受信
できなかったことに起因した事故等の当社の
責めによらない理由による損害については、
責任を負いません。
■お客様の現在地と異なるエリアに関する情
報を受信する場合があります
■通信中および電波状態が悪い場合は受信
できません。
■当社は情報の内容、情報を受信又は受信
できなかったことに起因した事故等の当社の
責めによらない理由による損害については、
責任を負いません。
■お客様の現在地と異なるエリアに関する情
報を受信する場合があります
報を受信する場合があります。
エリアメール機能を利用しますか?
利用する
利用しな
報を受信する場合があります。
エリアメール機能を利用しますか?
利用する
利用しな
利用しない
※設定画面等の詳細は機種によって異なります。
利用しない
※設定画面等の詳細は機種によって異なります。
【参考】エリアメールが受信できないケースついて
エリアメールは、iモードメールやSMSと違い、ドコモのセンターにてメッセージをお預かりしません。
緊急地震速報「エリアメール」
象
合
リア
は、
ド
やS Sと違 、ド
タ
て
ジをお預かりしま ん。
そのため以下のような状況下にあった場合は、エリアメールを受信することができませんので
ご注意ください。
6.配信対象基地局以外に在圏している場合
1.圏外の場合
2.電波状態の悪い場所
※緊急地震速報は再送がないため災害・避難情報より影響あり
エリアメール
サーバ
地域A(基地局A)にエリアメール配信
3.通信中
(回線交換、パケット通信中)
サ バ
4.サービス競合時
おまかせロック時、海外ローミングアウト、
セルフモード設定時等
基地局A
基地局B
セルフモ ド設定時等
5.契約状態が「解約」「休止」時
基地局Aに在圏してい
る場合はエリアメールを
受信する。
基地局Bに在圏してい
る場合はエリアメールが
届かない。
Copyright(c) 2012日本電信電話株式会社