IP電話に対応した火災通報装置等について
1.IP電話に対応した火災通報装置について
1.IP電話に対応した火災通報装置について
IP電話回線に接続する火災通報装置について
蓄積音声情報
※送出
呼返し
音声通話
通報側
消防機関側
※蓄積音声情報・・・火災である旨並びに防火対象物の所在地、建物名及び電話番号の情報などあ
火災通報装置
○火災通報装置とは
一の押しボタンの操作等により消防機関に通報することができる装置(電話回線を利
用するものに限る。)
消防法施行規則第25条第2項第1号
○設置されている主な用途・・・旅館・ホテル、病院、社会福祉施設等
最近の動向~通信網を取り巻く環境の変化~
最近の動向~火災通報装置に係る実態調査結果~
IP電話回線への誤接続による不適正な通報の発生について
○約3割の消防本部において、IP電話に接続された火災通報装置による不具合が発生している。
○政令市だけに注目するとその割合が4割を超えている。
平成25年6月に開催された有識者会議において、IP電話等に対応した火災通報装置について議論を行った
ところ、委員から「火災通報装置に係る消防本部の意見を確認すべき」との意見が出されたため、政令市等
21消防本部及び全国消防長会予防委員39消防本部に対し、火災通報装置に係る運用実態について意
見照会を実施した。
最近の動向~火災通報装置に係る実態調査結果~
◎IP電話に接続された火災通報装置により、適正な通報がなされなかった事案
が少なからず発生している。
◎アナログ回線に接続されていた火災通報装置が、その後の契約変更等によりIP
回線に変更されてしまったため、立入り検査又は点検報告のときに、再びアナロ
グ回線に改修させなければならなくなる事案が発生している。
◎IP電話回線に火災通報装置を接続した場合に、光パルス信号をIPパケットデ
ジタル信号に変換する回線終端装置やデジタル信号をアナログ信号に変換す
る通信用宅内設備などの周辺機器が停電時に使用できなくなり、火災通報装
置からの通報ができなくなるおそれがある。
◎IP電話の増加に対応するために、IP電話回線に接続させることができる火災通
報装置が求められる。
最近の動向~消防本部からの報告・要望~
火災通報装置に接続できる電話回線はNTTアナログ回線又はISDN回線(適合するターミ
ナルアダプタが必要)に限られているが、最近ではIP電話や光電話が広く普及している。このこ
とから、IP電話や光電話の回線に火災通報装置を接続できるよう、消防庁において検討を進
めていただきたい。
(平成26年度都道府県消防防災・危機管理部局長会(平成26年7月))
基準どおりに設置された火災通報装置が、その後の点検時、あるいは通報訓練実施時に不
具合が生じている事案が複数発生している状況である。適合していない電話回線の契約変
更により新たに不具合が発生する事案が発生していることから、何らかの措置が必要である。
(全国消防長会・第99回予防委員会議題(平成26年5月))
消防機関に通報する火災報知設備の設置基準の見直しにあたっては、現在接続が認められ
ていないIP電話等への対応についても併せて検討を行うことが必要である。
(有床診療所・病院火災対策報告書(平成26年7月) 抜粋)
検討へ
1 IP電話回線に火災通報装置を接続すると、消防機関からの呼返し
を受信できない場合があること。
2 IP電話回線に用いられている回線終端装置等の周辺機器が非常電源
を有していなければ、停電時に回線が使用できなくなること。
IP電話回線に接続する火災通報装置に係る検討課題
従来のアナログ電話回線に替わり、IP電話回線が広く普及している。
火災通報装置の基準(平成8年消防庁告示第1号)は、アナログ回線に接続することを
前提とした基準となっている。
IP電話回線に火災通報装置を接続する場合は、次のような課題があると指摘されて
いる。
規定改正について
消防法施行規則の改正 (平成28年総務省令第10号 H28.2.24)
○機能に支障を生ずるおそれのない電話回線の使用について規定を新設(規則§25③(2)新設)
使用可能な電話回線についての明示的な規定はなかったが、通報等の確実性が担保されないものに接続される
ことがないように規定を明文化した。
○接続箇所を定める規定の表現を具体化・適正化(規則§25③(3) )
従前の規定では、構内交換機等による悪影響を避けるため、当該構内交換機よりも電話局側に火災通報装置
を設置するよう規定したものであったが、IP電話回線の使用を認めるにあたり、構内交換機以外の機器を考慮し、ま
た回線終端装置等を火災通報装置より電話局側に設置しIP電話回線の使用に支障が生じないように適切な表
現に改めた。
電話局 火災通報装置 火災通報装置の機能に支障を 生ずるおそれのない電話回線 電話機 モデム等 (周辺機器) 電話局 火災通報装置規定改正について
火災通報装置の基準の改正(平成28年消防庁告示第6号 H28.2.24 )
○消防機関からの呼返し信号を確実に受信するための基準改正
火通(通報側)
蓄積音声情報送出指令台(消防側)
火通(通報側)
呼返し指令台(消防側)
火通(通報側)
通話指令台(消防側)
電話回線開放 10秒間待機 火通(通報側) 回線保持不可 指令台(消防側) 火通(通報側) 指令台(消防側) 5秒後に自動的に呼返し 音声通話確立 IP回線網 火通(通報側) 蓄積音声情報送出 指令台(消防側) 10秒間待機 電話回線開放アナログ電話回線
IP
電話回線
規定改正について
○消防機関からの呼返し信号を確実に受信するための基準改正
アナログ電話回線
火通(通報側)
蓄積音声情報送出指令台(消防側)
火通(通報側)
呼返し指令台(消防側)
火通(通報側)
通話指令台(消防側)
電話回線開放 10秒間待機火通(通報側)
誤って切断等指令台(消防側)
火通(通報側)
通話指令台(消防側)
火通(通報側)
呼返し指令台(消防側)
10秒間待機 再呼返し待機機能火災通報装置の基準の改正(平成28年消防庁告示第6号 H28.2.24 )
規定改正について
○消防機関からの呼返し信号を確実に受信するための基準改正
IP
電話回線
火通(通報側) 回線保持不可 指令台(消防側) 火通(通報側) 指令台(消防側) 5秒後に自動的に呼返し 火通(通報側) 音声通話確立 指令台(消防側) IP回線網 火通(通報側) 蓄積音声情報送出 指令台(消防側) 10秒間待機 電話回線開放 第3者からの着信 火通(通報側) 第3者からの着信 音声通話確立 切断 10秒間待機火災通報装置の基準の改正(平成28年消防庁告示第6号 H28.2.24 )
規定改正について
○停電時にも通報を可能とするための基準改正
電話局 電話機 IP電話回線 電源(幹線) モデム等 (周辺機器) 電気事業者 分電盤 予備電源 UPS この範囲に開閉器が ないこと。 他の機器 :脱落防止措置、火災通報装置の使用に必要な装置用のものである旨の表示 火災通報装置用、火災通 報装置の使用に必要な装 置用のものである旨の表示火災通報装置の基準の改正(平成28年消防庁告示第6号 H28.2.24 )
規定改正について
○停電時にも通報を可能とするための基準改正
電話局 電話機 IP電話回線 モデム等 (周辺機器) 電気事業者 分電盤 UPS この範囲に開閉器が ないこと。 他の機器 予備電源 火災通報装置用、火災通 報装置の使用に必要な装 置用のものである旨の表示火災通報装置の基準の改正(平成28年消防庁告示第6号 H28.2.24 )
規定改正について
○停電時にも通報を可能とするための基準改正
電話局 電話機 アナログ電話回線 電気事業者 分電盤 この範囲に開閉器が ないこと。 火災通報装置用の ものである旨の表示 他の機器 予備電源 :脱落防止措置、火災通報装置用のものである旨の表示火災通報装置の基準の改正(平成28年消防庁告示第6号 H28.2.24 )
1.IP電話に対応した火災通報装置について
民泊サービスの制度設計について
※ 第12回「民泊サービス」のあり方に 関する検討会 配付資料
民泊サービスの制度設計について(案)
~健全な民泊サービスの普及を図るためのルールづくり~
民泊サービスに対するニーズへの対応 ・宿泊需要に対応するための宿泊施設の供給 ・空き家の有効活用といった地域活性化 ・多様な宿泊ニーズに対応した宿泊サービスの 提供 ○新たな規制の枠組みの対象となる民泊サービスの範囲につ いては、既存の旅館、ホテルと異なる取扱いとすることについ て、合理性のある「一定の要件」を設定 ○「一定の要件」を超えた営業行為は、新たな規制の枠組みの 対象外(旅館業法の許可対象) 既存の旅館、ホテルとの線引き、競争条件の確保 ○民泊サービス提供者(委託等を受けた管理者を含む。)は、安 全性の確保や近隣住民とのトラブル防止のため、適正な管理、 一般的な衛生水準を確保 ○家主不在の場合は、管理者に委託することにより、委託を受 けた管理者による適正な管理を確保 ○仲介事業者にも一定の責務を課すことにより、民泊サービス の適正な実施を確保 ○民泊サービス提供者を行政が把握できる仕組みを確保(匿名 性を排除) ○住宅を活用した宿泊サービスの提供と位置付け ○家主居住のみならず家主不在の物件も対象 ・家主居住タイプ→主として多様な宿泊ニーズへの対応 ・家主不在タイプ→主として空き家の有効活用・宿泊需要の対 応 宿泊者の安全性の確保、近隣住民とのトラブル防 止措置 ※ 第12回「民泊サービス」のあり方に 関する検討会 配付資料(①、②とも) ○ 制度目的 民泊の健全な普及、多様化する宿泊ニーズや逼迫する宿泊需給への対応、空き家の有効活用 等 ○ 制度の対象とする民泊の意義 住宅を活用した宿泊の提供と位置付け、住宅を1日単位で利用者に利用させるもので、「一定の要件」の範囲内で、有償かつ 反復継続するもの。 ※ 「一定の要件」として、既存の旅館・ホテルと法律上異なる「住宅」として扱い得るよう、年間提供日数上限による制限を設けることを基本と して設定。「一定の要件」を超えて実施されるものは、新たな制度枠組みの対象外であり、旅館業法に基づく営業許可が必要。 ※ 「住宅」として扱い得るような「一定の要件」が設定されることを前提に、住居専用地域でも実施可能(ただし、地域の実情に応じて条例等に より実施できないこととすることも可能。)。 ○ 制度枠組みの基本的な考え方 「家主居住型」と「家主不在型」に区別した上で、住宅提供者、管理者、仲介事業者に対する適切な規制を課し、適正な管理 や安全面・衛生面を確保しつつ、行政が、住宅を提供して実施する民泊を把握できる仕組みを構築。 ○ 法体系 この枠組みで提供されるものは住宅を活用した宿泊サービスであり、ホテル・旅館を対象とする既存の旅館業法とは別の法 制度として整備。 1.基本的な考え方
新たな制度枠組み(案)
〔参考〕制度スキーム図 仲介事業者行政庁
①家主居住型 (住宅提供者本人が管理) 登録 住宅提供者による届出 管理者の登録 インターネットを活用した シェアリングの推進 インターネット を活用した手続 を基本とする ※ 第12回「民泊サービス」のあり方に 関する検討会 配付資料○ 「家主不在型」の民泊(出張やバカンスによる住宅提供者の不在期間中の住宅の貸出しは家主不在型と位置付け)については、家 主居住型に比べ、騒音、ゴミ出し等による近隣トラブルや施設悪用等の危険性が高まり、また、近隣住民からの苦情の 申入れ先も不明確。 ○ そこで、「家主不在型」の民泊については、住宅提供者が管理者に管理を委託することを必要とし、適正な管理や安 全面・衛生面を確保する(※)。 ○ 管理者は行政庁への登録を行うこととする。 ○ 管理者は、住宅提供者の届出手続の代行が可能とすることを検討。 ○ 管理者には、利用者名簿の作成・備付け(外国人利用者の場合は旅券の写しの保存等を含む。) 、最低限の衛生管理措置、 利用者に対する注意事項の説明、住宅の見やすい場所への標識掲示(国内連絡先を含む。)、苦情への対応、当該住戸に ついての法令・契約・管理規約違反の不存在の確認等を求める。 ○ また、法令違反が疑われる場合や感染症の発生時等、必要と認められる場合の行政庁による報告徴収・立入検査、上 記業務を怠った場合の業務停止命令、登録取消等の処分、法令違反に対する罰則等を設けることを検討。 ※ 住宅提供者自らが管理者としての登録を受ければ、自宅で、家主不在型の民泊を提供することも可能。 ○ 「家主居住型(ホームステイ)」とは、住宅提供者が、住宅内に居住しながら(原則として住民票があること)、当該住宅の 一部を利用者に利用させるものをいう(この場合、住宅内に居住する住宅提供者による管理が可能)。 ○ 住宅提供者は、住宅を提供して民泊を実施するにあたり行政庁への届出を行うこととする。(家主不在型も同様) ○ 住宅提供者には、利用者名簿の作成・備付け(外国人利用者の場合は、旅券の写しの保存等を含む。)、最低限の衛生管理措 置、利用者に対する注意事項の説明、住宅の見やすい場所への標識掲示、苦情への対応、当該住戸についての法令・契 約・管理規約違反の不存在の確認等を求め、安全面・衛生面を確保し、匿名性を排除。 ○ また、法令違反が疑われる場合や感染症の発生時等、必要と認められる場合の行政庁による報告徴収・立入検査、違 法な民泊( 「一定の要件」に違反した民泊や、家主居住型と偽って家主不在型の民泊を提供するもの等)を提供した 場合の業務の停止命令等の処分、無届で民泊を実施したり、上記の義務に違反するなどの法令違反に対する罰則等を設 けることを検討。(家主不在型も同様) ※ 住宅提供者が仲介事業者を利用せず、自ら利用者を募集する場合についても上記と同様に取り扱うこととしてはどうか。 3.家主不在型に対する規制の方向性(管理者規制) 2.家主居住型(ホームステイ)に対する規制の方向性 20 ※ 第12回「民泊サービス」のあり方に関する検討会 配付資料
4.仲介事業者規制の方向性 ○ 民泊(家主居住・不在型いずれも含む。)に係る仲介事業者は行政庁への登録を行うこととし、仲介事業者には消費者の 取引の安全を図るため、取引条件の説明義務や新たな枠組みに基づく民泊であることをサイト上に表示する義務等を 課すことを検討。 ○ また、行政庁による報告徴収・立入検査、違法な民泊(無届出の家主居住型民泊、登録管理者不在の家主不在型民泊、「一定 の要件」に違反した民泊等)のサイトからの削除命令、違法な民泊であることを知りながらサイト掲載している場合の業 務停止命令、登録取消等の処分、法令違反に対する罰則等を設けることを検討。 ○ 外国法人に対する取締りの実効性確保のため、法令違反行為を行った者の名称や違反行為の内容等を公表できるよ うにすることを検討。 5.所管行政庁 ○ 住宅を活用した宿泊の提供という位置付けのものであること、仲介事業者に対する規制の枠組みを設けること、感 染症の発生時等における対応が必要であること等にかんがみれば、国レベルにおいては、国土交通省と厚生労働省の 共管とすることが考えられる。 ○ 地方レベルにおいても、関係部局が複数にまたがることが想定されるが、国民にとって混乱のないよう窓口は明確 にした上で、関係部局間での必要な情報連携が図られる方向で整理すべきではないか。 21 ※ 第12回「民泊サービス」のあり方に関する検討会 配付資料
一定の要件について
○既存の旅館、ホテルとは異なる「住宅」として扱い得るような合理性のある「一定の要件」を設定することが必要。 ○「一定の要件」については、制度の活用が図られるよう実効性の確保にも配慮しつつ、年間提供日数上限による制限を設けるこ とを基本に、半年未満(180日以下)の範囲内で適切な日数を設定する。なお、その際、諸外国の例も参考としつつ、既存のホテ ル・旅館との競争条件にも留意する。 ○「一定の要件」が遵守されているかのチェックのため、住宅提供者又は管理者に報告などを求めることとしてはどうか。 ○なお、一定の要件として、1日当たりの宿泊人数の上限は設けないこととするが、簡易宿所並みの宿泊者1人当たりの面積基 準(3.3㎡以上)の遵守を位置付けることとしてはどうか。 ※ 第12回「民泊サービス」のあり方に 関する検討会 配付資料一定の要件について
これまでの検討会における主な意見 海外の例 営業日数 ・年間営業日数(例えば30泊以内)の制限を設けるべき。 ・住宅ストックの有効活用を国策と捉え、提供日数に制限を求めるべきではない。 ・既存の旅館、ホテルと実体上異なるものであることを明確になるよう、営業日数で区切 るのがよい。 ・賃貸物件の場合、営業日数が1年間のうち半年だとビジネスとして成り立たないため、 日数制限には反対。 ・年間営業日数については、ビジネスとしての採算性を主張されるのであれば、簡易宿所 の営業許可を取得して、ビジネスとして行うべき。 ・年90泊以内(イギリス) ・年60泊以内(オランダ:アムス テルダム) 宿泊人数 ・1日当たりの宿泊人数(例えば4人以内)の制限を設けるべき。 ・宿泊人数が増えれば公衆衛生上のリスクは高まるので、1日当たりの宿泊人数の制限 は必要。 ・ニーズを考慮し、4人より増やすべき。 ・1住戸4人程度が妥当ではないか。 ・簡易宿所のように、宿泊者1人当たり面積を定めることが必要。 ・同時宿泊者4人以内(オラン ダ:アムステルダム) ・同時宿泊者8人以内(ドイツ: ベルリン) その他 ・「一定の要件」の設定に当たり、マンションの一棟貸しやその大半を民泊として使用する ような形態の民泊は、既存のホテル・旅館営業と何ら変わることはないため排除するべ きである。また、複数物件を取り扱うことは認めるべきではない。 ・家主1人が複数の物件で営業したとしても、管理が適切になされている限りは問題ない。 ・面積規模などが一定以下のものに対象を限定すべき。 ・マンションについては、管理組合や大家の承認を得ていることを要件とすべき。 ・既存の住宅に限定すべき(新たにマンションを建てて、民泊に転用するのは認めるべき ではない。) ・一定の要件が守られていることが確認できるよう、家主、管理者や仲介事業者に対して は、行政の求めに応じた情報提供義務を課すべき。 ・一度に4部屋以上の貸出禁止 (アメリカ:ナッシュビル) ・住宅の所有者等が年間4ヶ月 以上居住し、かつ、住居空間 の50パーセント未満の場合に 有償で貸し出し可能(ハンブル ク) ・住居が貸主の居住の本拠(年 間8ヶ月以上居住)である場合 は届出等不要(パリ) ※ 第12回「民泊サービス」のあり方に 関する検討会 配付資料1.一般住宅の一部を民泊として活用する場合
住宅の一部を民泊として活用する場合に想定される消防用設備等について
民泊部分が小さければ、新たな規制はかからない。
○消防用設備等の設置は不要。 (ただし、全ての住宅に設置義務がある住宅用火災警報器 は設置が必要。) 民泊部分が大きい場合、新たに設置が必要となる設備は、消火器、自動火災報知設備、誘導灯が想定され
るが、消火器は建物の延べ面積が150㎡未満の場合は不要であり、自動火災報知設備も、建物の延べ面積
が300㎡未満の場合は民泊部分のみに設置すれば足りる。
○必要となる消防用設備等 ①消火器・・・民泊部分の床面積が150㎡以上の場合 ②自動火災報知設備・・・民泊部分のみ※(注1) ③誘導灯・・・全て(注2)民泊
半分未満で50㎡超 又は 半分一般住宅
○必要となる消防用設備等 ①消火器・・・建物の延べ面積が150㎡以上の場合 ②自動火災報知設備・・・全て(注1) ③誘導灯・・・全て(注2)民泊
半分超一般住宅
図3 民泊部分が建物全体の半分よりも大きい場合 図1 民泊部分が建物全体の半分未満で50㎡以下である場合 ⇒ 建物全体が一般住宅として取り扱われる 図2 民泊部分が建物全体の半分未満で50㎡超又は建物全体の半分の場合 ⇒ 建物全体が用途が混在する防火対象物として取り扱われる ⇒ 建物全体が宿泊施設として取り扱われる 注1 既存の建物であっても無線方式の導入により簡便な追加工事で対応可能一般住宅
民泊
半分未満で50㎡以下 ※ 建物全体の延べ面積が300㎡以上の場合は、建物全体に 自動火災報知設備の設置が必要となる。 ※ 第1回「民泊サービス」のあり方に 関する検討会 配付資料② 延べ面積が500㎡未満の場合、延べ面積が300㎡以上で、民泊 部分が1割を超えると、建物全体に自動火災報知設備の設置が 必要。ただし、それ以外の場合、民泊部分のみの設置で可。
2.共同住宅の一部を民泊として活用する場合
新たに設置が必要となる設備は、自動火災報知設備及び誘導灯が想定される。なお、消火器については、
共同住宅と旅館・ホテル等の設置基準が同一であるため、新たな規制はかからない。
居室の一部を 民泊として利用 共同住宅 民泊 自動火災報知設備が必要となる部分 無線方式の導入により簡便な追加工事で対応可能 新たな規制はかからない ○ 延べ面積が500㎡以上の共同住宅には自動火災報知設備を設置する義務があるため、新たな規制はかからな い。また、延べ面積が500㎡未満の共同住宅にあっては自動火災報知設備を図2のように設置する必要が生じ るが、既存の建物であっても無線方式のものを用いることにより簡便な追加工事により対応可能である。 ○ 誘導灯については、新たに廊下、階段等の共有部分に設置すれば足りる。さらに、避難口までの歩行距離や 視認性等の一定の条件を満たせば設置は不要となる。 ① 延べ面積が500㎡以上の場合、民泊の有 無によらず建物全体に自動火災報知設備 が必要なため、新たな規制はなし。 【参考】 自動火災報知設備の取扱い 図1 延べ面積500㎡以上の共同住宅の場合 図2 延べ面積500㎡未満の共同住宅の場合 全体に設置 民泊・管理人室等に設置 延べ300㎡ 以上で民泊 が1割超の 場合 左記以外の 場合 管理人室等 ※ 第1回「民泊サービス」のあり方に 関する検討会 配付資料1 不慣れな火気使用設備を用いることによる出火のリスク
2 消火設備の設置場所や使用方法を把握できていないこと等による初期消火失敗のリスク
3 宿泊者が119番通報を行わず、消防機関への通報が遅れてしまうリスク
延べ面積500㎡未満の共同住宅の一部を民泊として活用する場合に想定される火災危険性
自動火災報知設備について
民泊・管理人室等に設置 延べ300㎡ 以上で 民泊部分が 1割超の 場合 左記以外の 場合 設置義務なし 全体に設置 新たな規制はかからない共同住宅の一部を民泊として活用する場合の自動火災報知設備の取扱い
共同住宅
民泊
自動火災報知設備の設置が必要な部分
居室の一部を 民泊として活用① 延べ面積が500㎡以上の場合、民泊
の有無によらず建物全体に自動火災
報知設備が必要なため、新たな規制
はかからない。
② 延べ面積が500㎡未満の場合、延べ面積が300㎡以上
で民泊部分が1割を超えると、建物全体に自動火災報
知設備の設置が必要。ただし、それ以外の場合、民泊
部分・管理人室等に設置すれば足りる。
※ 第9回「民泊サービス」のあり方に 関する検討会 配付資料住宅火災による死者 (放火自殺者等を除く) 1,006人