Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College,
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Title
№32:スペシャルニーズ歯科開設後の連携病院への訪
問診療における臨床統計
Author(s)
三浦, 慶奈; 大久保, 真衣; 半沢, 篤; 加藤, 栄助; 谷
津, 智美; 上島, 文江; 石田, 瞭; 福田, 謙一
Journal
歯科学報, 118(5): 488-488
URL
http://hdl.handle.net/10130/4731
Right
Description
488 学 会 講 演 抄 録
№31:スペシャルニーズ歯科・ペインクリニック科新設1年間の患者動向調査
磯山素子1)
,小林花織1)
,上島文江1)
,添田 萌2)
,廣瀬詩季子2)
,柏木航介2)
,中村美穂2)
,
木村瑠香2)
,野口智康2)
,半沢 篤2)
,大多和由美2)
,福田謙一2)
,山下秀一郎1)3)
1) 2) 3)
(東歯大・水病・歯衛)(東歯大・口健・障害者歯)(東歯大・パーシャルデンチャー補綴)
目的:2017年4月より東京歯科大学水道橋病院(以
下当院)の3階にスペシャルニーズ歯科(以下 SN
科),ペインクリニック科,摂食嚥下リハビリテー
ション科(以下摂食嚥下リハ科)の合同診療科が新
設された。歯科治療において特別な配慮の必要な患
者や口腔顔面領域における疼痛や感覚障害に対する
治療,提携している近隣病院への訪問診療,外来お
よび訪問における摂食嚥下機能療法など多岐に渡る
診療を行っている。今回我々は診療科新設1年を経
て訪問診療(一部別途発表)及び摂食嚥下リハ科を
除いた SN 科及びペインクリニック科外来患者の実
態調査を行い,歯科衛生士として今後の展望を検討
したので報告する。
方法:対象は2017年4月から2018年3月までの1年
間に SN 科とペインクリニック科の総症例数,初診
数,再診数,性別について調査した。なお,本発表
は東京歯科大学倫理委員会の承認(№864)を受け
ている。
結果:総症例数は8,273例,初診493例,再診7,780
例であった。男女比は男性2,466例(29.8%),女性
5,807例(70.2%)であり女性の方が多かった。総
数の内訳は SN 科2,568例(31%)ペインクリニッ
ク科5,705例(69%)であった。初診493例のうち紹
介 状 有 り は256例(51.9%),紹 介 状 無 し は237例
(48.1%)とほぼ同等であった。紹介状有りの内訳
は ペ イ ン 科 宛 が186例(72.7%),SN 科 宛 が70例
(27.3%)であった。紹介状無しの内,当院他科か
らの依頼が130例(54.9%)であった。その内訳は
口腔外科76例(58.5%),保存科39例(30%),補綴
科8例(6.1%),その他7例(5.4%)であった。
考察:当診療科では,ペインクリニック科の患者数
が SN 科に比べ多くなっている。初診の紹介状有り
患者の内訳もペイン科宛が多かった。これは一般開
業医では未だ非歯原性疼痛が認知されず,原因の判
らない歯痛として紹介されてくるためと考えられ
る。一方 SN 科宛の紹介患者はまだ少ないが,障害
者や有病者など特別の配慮が必要な患者は一般開業
医では対応が難しいため,今後当診療科が認知され
ると共にその需要は増加すると推測される。した
がって我々歯科衛生士はより専門性の高い知識と配
慮をもって診療の補助や保健指導を行うべきである
と考える。
№32:スペシャルニーズ歯科開設後の連携病院への訪問診療における臨床統計
三浦慶奈1)
,大久保真衣1)
,半沢 篤2)
,加藤栄助2)
,谷津智美3)
,上島文江3)
,石田 瞭1)
1) 2) 3)
福田謙一2)
(東歯大・口健・摂食嚥下)(東歯大・口健・障害者歯)(東歯大・水病・歯
,
衛)
目的:東京歯科大学水道橋病院では,平成29年4月
にスペシャルニーズ歯科(以下,SN 科),ペイン
クリニック科(以下,ペイン科),摂食嚥下リハビ
リテーション科(以下,嚥下リハ科)の開設以来,
SN ペイン科と嚥下リハ科では連携病院入院患者へ
の診療を開始した。歯科医師と歯科衛生士による周
術期等口腔機能管理と摂食嚥下リハビリテーション
の介入を主体に,医科病院と歯科病院の医療連携を
推進することを目的とした。平成29年度の現状を明
らかにし,今後の方針について検討することとし
た。
方法:対象は,連携病院への訪問診療が稼働した平
成29年5月から平成30年3月までの入院患者で,総
初診患者数および月別の初診患者数,診療依頼元の
科,原疾患,診療内容,入院中および退院後の外来
受診者数について調査した。本発表は東京歯科大学
倫理員会の承認(№864)を得ている。
結果:総初診患者数は63名で,月別の初診患者数は
月ごとに変動があるものの診療開始時と比較して増
加傾向にあった。依頼元で最も多かったのは腫瘍内
科と内科で,ともに35%(22件)であった。また主
な原疾患は,悪性新生物49%(31名)が最も多く,
次いで脳血管疾患10%(6名),認知症・肺炎6%
(4名)の順であった。診療内容の延べ数は,口腔
ケ ア50%(147件)が 最 も 多 く,次 い で 補 綴 処 置
13%(38件),嚥下内視鏡検査11%(31件)の順で
あった。また,入院中もしくは退院後の外来受診者
数は6名であった。
考察:入院中の初診患者数は月ごとに変動が認めら
れるものの増加傾向にあり,特に医科病院からの依
頼としては口腔ケアの需要が最も多いため,歯科衛
生士による介入も今後さらに重要になってくると考
えられる。次に,義歯不適合による補綴処置や,摂
食嚥下リハビリテーションでの嚥下内視鏡検査の依
頼も多いということが分かった。処置内容によって
は診療装置や設備が必要なこともあり,入院中に外
来を受診してもらうことも必要であるということが
分かった。入院中であっても歯科が早期発見・早期
介入することで口腔内衛生管理や口腔機能の維持向
上を行うとともに,入院中の感染症予防や術後合併
症予防を行うことで QOL の向上をはかる必要があ
る。よって今後,歯科病院と医科病院においては,
知識と技術の専門性を共有する病院医療連携がます
ます重要になってくると考えられる。
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