札幌大学総合論叢 第 36 号(2013 年 12 月)
〈研究ノート〉
北東アジア共同体平和機構
その支部としてのオホーツク海共同体平和機構
北東アジアを平和,福祉,友好,協力と繁栄の場に !!
札幌大学名誉教授 金子 利喜男
目 次 は じ め に・・・・・ 159 頁第1編 共同体機構規約
第1部 総則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 162 第2部 初段階での共同体機構 ――友好関係の重視――・・ 163 第3部 共同体機構の次段階の発展・・・・・・・・・・・・ 164第2編 北東アジア共同体平和機構憲章
第1部 総則・・・・・・・・・・ 167 第1章 目的および原則・・・・・・・・・・・・・・・・・ 167 第2章 加入および除名・・・・・・・・・・・・・・・・・ 167 第3章 機関及び決定・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 168 第4章 始期の暫定的規則・・・・・・・・・・・・・・・・ 169 第2部 会長 第5章 会長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 170 第3部 総会 第6章 総会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 171第4部 理事会 第7章 国家間理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・172 第8章 連帯理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・173 第9章 宗教理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・174 第10章 議員理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・174 第11章 平和理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・175 第12章 友好理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・176 第13章 法務理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・177 第14章 領土境界理事会・・・・・・・・・・・・・・・・177 第15章 経済社会理事会・・・・・・・・・・・・・・・・178 第16章 金融産業理事会・・・・・・・・・・・・・・・・178 第17条 人権擁護理事会・・・・・・・・・・・・・・・・178 第18条 雇用労働理事会・・・・・・・・・・・・・・・・179 第19章 福祉医療理事会・・・・・・・・・・・・・・・・179 第20章 人道支援理事会・・・・・・・・・・・・・・・・179 第21章 通信運輸理事会・・・・・・・・・・・・・・・・180 第22章 資源環境理事会・・・・・・・・・・・・・・・・180 第23章 エネルギー理事会・・・・・・・・・・・・・・・180 第24章 教育科学文化理事会・・・・・・・・・・・・・・181 第25章 報道情報理事会・・・・・・・・・・・・・・・・181 第26章 観光ホテル理事会・・・・・・・・・・・・・・・181 第27章 スポーツ理事会・・・・・・・・・・・・・・・・182 第28章 青少年理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・182 第5部 北東アジア共同体裁判所 第29章 北東アジア共同体裁判所・・・・・・・・・・・・182 第6部 事務局 第30章 事務局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・183 第7部 最終規定 第31章 国際協力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・183 第32章 雑則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・183 北東アジア共同体裁判所規程要綱・・・184
資料編 第1回総会での決議と他の文書
ハバロフスク・ホームステイ協会と北東ア機構間の協定・・・188 Дружественное Соглашение между МОССВА и ХОПС・・189 北東ア機構の日本人会員とモンゴル人会員の友好クラブ規約・190 2014 年末までの北東ア機構の主要活動・・・・・・・・・・・191 北東ア機構とオ機構の財政・・・・・・・・・・・・・・・・192 経済的協力関係の形態・・・・・・・・・・・・・・・・・・193 共同体機構と世界平和連邦府との協定・・・・・・・・・・・195は じ め に
澄みわたった星空をみていると,ほんとうに地球は恵まれているとおもう。地球は宝, 全人類のふるさとであり,人類は,いわば,ひとつの大家族のようなものともいえよう。 より快適な地球共同体の発展のためには,このような地球号の安全運転に注意をはらい, 自己の利益だけを強調せず,相互尊重と互譲精神に立脚しつつ,世界の平和,福祉,友好, 協力関係に寄与することが重要であろう。 本拙文は,筆者がすでに2011年3月「札幌大学総合論叢」で発表していた「日本海 周辺諸国の平和友好協力の推進」を基礎に執筆した。そこでは,環オホーツク海圏機構, 環日本海圏機構,北東アジア共同体機構について執筆したが,その後に同系機構として, アジア太平洋共同体機構を追加した。 これらの国際機構は,地理的範囲がそれぞれ異なり,環日本海圏機構,環オホーツク海 圏機構,北東アジア共同体機構,そしてアジア太平洋共同体機構の順で広くなっているが, 各機構の目的と原則,主要機関の数,それにそれらの各名称はほぼ同一であり,それらは 世界の平和,福祉,友好,協力の共通精神でつらぬかれ,緋色の紐帯でむすばれている。 そこで,これらの類型を総称して,平和福祉友好協力世界機構(略称は WOPWAC: WorldOrganizations for Peace, Welfare, Amity and Cooperation)と仮称していた。
ところが,WOPWAC という英語表記よりは,エスペラント語の略称 MOPBAK(Monda Organizo por Paco, Bono, Amikeco kaj Koopero)がよい,しかし MOPBAK よりも,これを 基礎にし,漢字,ギリシア文字,ヒンディー文字,ローマ字,アラビア文字の混交で表記 した母П ֎ А ӂ が [ 発音はモパボアク ] がもっと全地球的な表記で,はるかに東洋と西洋, 主要な各文明をむすびつける潜在力をもっているようにおもわれるので,今後これらの 類似の機構を母П֎ А ӂ[[ モパボアク ] と仮称することにする。 ヒンディー語の֎[[ ボ ] ,アラビア文字の ӂ[[ ク ] は,北東アジアの人びとになじんでい ないので,それにかえて日本語文字とハングル文字をもちい,やはり発音をモパボアク とし,「母ПボА먡」と表記するのが最適なもののひとつとなるかもしれない。この母 ПボА먡 は,北東アジアの連帯の象徴的存在になることもできよう。 昨年,2012年3月に,おなじく札幌大学総合論叢で「北東アジア共同体憲章(案)」 を発表したばかりであるが,ついに2013年8月22日,札幌市における国際大会で, オホーツク海共同体平和機構(オ機構)だけでなく,北東アジア共同体平和機構(北東ア機 構)をも誕生させるにいたった。両者の総称として,共同体機構とよびたい。 これらの機構は,たんに平和だけでなく,福祉,友好,協力,その他もろもろの営為 にかかわる一般的かつ包括的なものであって,平和運動と誤解しないでいただきたい。 当初は,環オホーツク海圏機構,環日本海圏機構,北東アジア共同体機構との呼称から はじまったが,環オホーツク海圏機構は「オホーツク海共同体機構」と改称し,これが 誕生するためには,それぞれ日ロから100名以上の会員候補者があらわれた場合でも 設立されるとし,北東アジア共同体機構については300名以上であれば誕生できると のと考えにふみきった。 しかしながら,国家や自治体をふくまず,300名で「北東アジア共同体機構」とは おかしいとの声もでてくるだろうとおもい,なにか限定的な言葉をつけくわえたほうが よいと考え,平和,福祉,友好,協力のなかから,「平和」をえらんだしだいである。
平和というと,なにか左翼的にみる人もいるかもしれないが,オ機構も北東ア機構も, 左翼的,一党一派的であってはならない。超党派,超宗派,超民族的,全人類的な精神 に機構は立脚していなければならない。そのむね憲章が定めているかを点検したところ, 何もないので,憲章前文の最後の文章を下記のように改正した。すなわち, われらは,ここにいたって,超党派,超宗派,超民族的,全人類的な精神に立脚 する「北東アジア共同体平和機構憲章」を締結するために,それに賛同するむねの 意志を表示した。(太字は筆者による) 両機構の構想当初は,オ機構もまた北東ア機構も,それぞれ独立した国際組織であると して小生は提示し,まずはともあれオ機構だけでも先に誕生させたいと考えていたところ, 8月22日の国際大会の直前になって,にわかに韓国人の会員希望者が多くなり,運よく 北東アジア共同体平和機構も誕生できる勢いになった。そこで,両機構に重複する会員も 多数いたので,煩雑さをさけるために,オ機構は北東ア機構の支部とすると同日の総会が 決定した。これなら,2重に年会費を払うにはおよばない。このように急展開したので, 両機構の権限の分界は明確でないところもある。 いずれにせよ,愚生が北東ア機構の暫定会長,サローキン・ニコライ弁護士がオ機構の 初代会長に選出された。すでに国際大会前,私は北東ア機構の初代会長は筆者以外の有力 者がよいと主張してきたので,小生は北東ア機構の「暫定」会長になることを承諾したし だいである。 会員を募集する過程で,北東ア機構やオ機構をかんたんに理解できそうな文書の作成が 必要となった。両機構の各憲章は,それほど難解なものではないのだが,憲章を簡略にし, 機構を入会者に分かりやすくし,また会員候補者の希望なども組みいれて,8月22日の 国際大会では共同体機構規約をも採択した。北東アジアが平和的,友好的であるためには, まずは機構そのものが平和的かつ友好的でなければならない。われらが機構は,超党派, 超宗派,超民族的,全人類的な精神に立脚しているので,会員が多くなるにつれ,まして 自治体(また,かりに国家)も参加する段階では,さまざまな意見や利害関係の不一致があら われることが想定される。にもかかわらず,われらが機構じたいが,平和的かつ友好的な 関係を維持・強化しなければならないのである。この側面につき,上記の共同体機構規約 は興味深いメカニズムを提示している。 本稿は,2012年3月,「札幌大学総合論叢」で発表した「北東アジア共同体憲章(案)」 の事実上第2版にあたる。今回も,オ機構の憲章全文を発表する機会にめぐまれた。前回 の「憲章(案)」はあれこれ改正されて,今回の「北東アジア共同体平和機構憲章」が確定 されるにいたった。 前述の共同体機構の提唱当時,北東アジア関係国家,それら国の自治体の役割が比較的 多く規定されていたとすれば,その後はだんだん個人の主体性,民間の友好関係が重視さ れてきたので,共同体機構規約でも,また北東アジア共同体平和機構憲章でも,そのよう な変化が色こく反映されている。 関係国から議員も入会した。今後は自治体が北東ア機構の会員になることを期待したい。 2013年11月28日 北東アジア共同体平和機構 暫定会長 金子利喜男
追記
WPF との関係 オホーツク海共同体機構,それに北東アジア共同体平和機構の
創 建 に む か っ て, か な り の 資 金 と 時 間 を 費 や し て き た の は,NGO の性格を有する
WPF (World Peace Federation, 世界平和連邦府,愚生が会長)であるが,その会員にとっては, 北東ア機構の会員になると煩瑣になる可能性があり,ともかく年会費は支払わなくとも, 機構会員になれる道をひらいた。(資料編,??頁) 太平洋共同体平和機構 「はじめに」の冒頭で,アジア太平洋共同体機構の構想に 言及したが,これは北東ア機構と重複区域により複雑な問題を生ずる可能性があり,こ れをさけるため,また早期に米国がわれらの母П ֎ А ӂ に関与してもうために,小生 としては,アジア太平洋共同体機構ではなく,むしろ「太平洋共同体平和機構」の創設 を構想したほうが,よりよいとおもっている。 地球共同体平和機構 地球の地域がブロック化し,ブロック内で平和協力関係の 過程がすすんでも,ブロック外にたいし排外的になることは,けっして望ましいも のではない。北東ア機構憲章の前文でうたっているのは,人類が「ひとつの家族」と なるような地球共同体の樹立の一助になることのみならず,われらがそのような「ひと つの家族」の一員になるよう努力することをも決定した,ということである。 機構の会員は,いまでさえ北東アジア機構は複雑であるのに,なぜそこまでむかう のかとの質問がでてくるかもしれないが,まえもって申したいのは,小生は全地球的 視点をうしないたくなかったからであり,他方において,より良い地球共同体のひと つの選択肢として,体系的かつ具体的な道程を提示したかったためである。もちろん, 私をふくみ,北東ア機構の現会員にとっては,この機構が誕生したばかりであるので, どうにかこの赤子が当面まずは歩けるように見守っていかなければならない。 核とハイテク時代において,いかに国家心して行動すべきか,どのような地球共同 体とならなければならないかの基盤は,つぎの1968年の不拡散条約第6条からも 明確である。すなわち, 各締約国は,核軍備競争の早期の停止及び核軍備の縮小に関する効果 的な措置につき,並びに厳重かつ効果的な国際管理の下における全面的 かつ完全な軍備縮小に関する条約について,誠実に交渉をおこなうこと を約束する。 われらが北東アジア共同体平和機構も,きわめて重要かつ根本的なこの「全面的かつ完 全な軍備縮小」にそって,共同体機構を発展させていこうとするものである。
第1編 共同体機構規約
2013年8月22日,札幌での国際大会で採択され,その後わずかに改正された共同 体機構規約は,下記のとおりである。イタリック体は,筆者のコメントである。共同体機構規約
オホーツク海共同体平和機構と北東アジア共同体平和機構の各憲章を要約し,これら平 和機構の関係を特徴づける基本文書として,両機構の会員候補者と創設準備発起人会は, 2013年8月22日,札幌において,下記のような共同体機構規約を採択した。第1部 総則
第1条(目的)1 これらの機構の主要目的は,平和の維持,紛争の平和的解決,友好関 係の促進,経済関係の向上への寄与し,教育,科学,文化,スポーツ等の分野での交流を 促進することである。 2 会員は,会員間の友好関係促進に最大限の注意をはらい,同時に機構そのものが平 和的性格を維持できるよう努力しなければならない。 この規定は,共同体機構にとっては,きわめて重要なものであって,いつも会員はこの ことに注意をはらっていただきたい。時が経過するにつれ,より多数の人々がこの機構に 入会するにつれ,自己の意見とあう会員も,あわない会員も増加する。さらに国際性が多 彩になってくると,さらに利害関係の不一致が潜在してくるであろう。 共同体機構を維持・発展させるためには,抑制と寛容さが必要であることが理解されて くるであろうし,これらの徳目はこの機構では必須的な条件といってもよい。機構じたい が平和的かつ友好的であればこそ,関係国や紛争当事者にたいして「提案」できる資質を もっているとみられるであろう。 第2条(会員の種類)1 会員の地位は,国家,自治体,連帯理事,団体,公務員と個人 に開放される。 2 個人会員は,特別会員,一般会員,準会員,ML会員,協定会員および通信会員の 6種からなる。生徒およびまれに活動する者は準会員になり,イーメイルを受けとるだ けのML会員,協定会員および通信会員は,会費を払う必要がないものとする。 3 一般会員は,理事会下の部門,または他の機関に所属しなければならない。 4 加盟国,自治体,連帯理事,団体,公務員と個人は,異なる票数を有することが できるものとする。 ML会員は,なんらの義務を有することなく,ただイーメイルをうけとり,発言す ると一票としてみなされる。催事の案内があるなら,その出欠への返信も自由である。 まずはML会員になって,平和機構の状況を知ることからはじめたらいかがでしょうか。第2部 初段階での共同体機構
――友好関係の重視――
私が構想したオ機構も,また北東ア機構も,当初は政治,軍事,司法的な性格が比較的 強かったのであるが,機構の会員を募集しはじめてから,そのような専門家というよりは, むしろ民間の国際的友好団体とか,囲碁愛好者をふくむスポーツ関係者とか,学生や生徒 までが入会し,かれらは友好関係活動を重点をおくことを希望したので,結局,機構発展 の諸段階では「―友好関係の重視―」を主要活動とすることになったが,下記の諸機関を 一べつしてわかるように,それだけにかぎるものでない。 第3条(主要機関)これらの共同体機構の主要機関として,まずは第1に,会長,総会, 宗教理事会,連帯理事会,議員理事会,平和理事会,友好理事会,領土境界理事会,金融 産業理事会,福祉医療理事会,人道支援理事会,資源環境理事会,教育科学文化理事会, 報道情報理事会,観光ホテル理事会,スポーツ理事会,青少年理事会,事務局などが活動し, 準備度におうじて,共同体機構憲章のさだめる他の主要機関も活動する。 第4条(同時会合)会員の一体感を強め,会員に各地方の状況を知らせ,または意見交換 をするため,総本部または総会は,毎月第1土曜日,日本時間で 14 時,Skype と ML など を駆使し,これらの共同体全域で,いっせいに各支部間の同時合同会合を開催する。 第5条(友好的性格の重視)1 古代オリンピックで,参加者が戦争を停止し競技を楽し んだ精神にそい,共同体機構の総会開催期間は,その会員は,敵対的な言動だけでなく, 論争をも停止しなければならない。 2 この間の総会は,相互理解と友好の促進を大目的として開催される。 この規定は,じっさい外国の会員が総会開催地まで足をはこび,顔をあわせて審議する ような総会にあてはまるだけでなく,その当日の他の会合や懇談会などにも適用されると みなされなければならない。政治的立場,宗教上の教義,イデオロギーなどは,その場で 数時間で解決をみられるものではない。見解のことなる人と議論すると,相手が不愉快に なることが十分ありえる。それゆえ,総会当日は,そのようなこと深入りせず,できれば そのような話題をさけるようにしていただきたいものである。それ以上に,自分の属する 理事会において,未来志向で審議すべき諸問題が山積しており,それに集中してほしい。 意見の表明は,従来のように,ML 総会でおこなうことができる。その場で,可能なか ぎり意見の相違を調整し,ML 総会の立場を集約しよう。そこでの発言も,おのずと抑制 されたもの,相手の悪感情を刺激しないようなもの,未来志向であるものが望まれる。 21世紀の地球人は,古代ギリシア人以下になりさがることができようか。古代ギリシ アでは,都市国家間の仲裁制度が発達したが,独善の横行とともに平和が崩壊した。 第6条(オホーツク海共同体平和機構の支部化)北東アジア共同体平和機構が創建された とき,その支部として,そのなかにオホーツク海共同体平和機構が編入される。 第7条(会長)1 すべての会員は会長候補になることができ,会長は機構を代表する。 2 共同体機構に顧問および相談役をおくことができる。第8条(総会)総会は,加盟国,自治体,連帯理事および個人からなる。ただし,初段階 では,個人だけでも,その活動を開始できるものとする。 第9条(連帯理事)連帯理事の選挙は,共同体の全域におよぶ単一巨大選挙区を採用する。 選挙人は各関係国から50名の議員(国会議員および / または自治体議会議員)とする。 2013年10月16∼22日のモンゴル滞在中,同国の国会前を何回も通過したが, そこで国会議員は70名以下とのことで,当初の100名を上記のように改正した。 第10条(友好理事会)共同体機構の初段階の活動では,友好理事会がとくに大きな役割 を演じ,文化祭,ホームステイの促進と平和福祉友好館の建設の可能性を探究する。 第11条(金融産業理事会)機構の初段階の活動では,これらの機構系企業が,この機構 を財政面から支援できるよう,機構側は積極的にその方策を探究する。 「北東アジア共同体平和機構」,「北東ア機構」,「母П ֎ А ӂ」〔モプボアク〕などは,架 空のものでないので,この名において,会員はかなり有利に経済活動をできるようになった。 第12条(青少年交流の活発化)機構は,その初段階の活動において,とくに青少年の文 化スポーツ交流を強化し,外国語と異文化の相互理解を促進し,共同体の協力精神をもつ ちかう。 第13条(会費)国家,自治体の年会費は,加盟国の GNP,人口などを考慮し,総会が決 定する。個人会員の年会費は,その種類により,つぎのとおりとする。(一般会員の年会費 は,だいたい1日の食費を標準としている。)
第3部 共同体機構の次段階の発展
第14条(全幅の活動)共同体機構憲章の第5章以下が,この機構の次段階として,いつ から適用されるかは,総会が決定する。 第15条(他の共同体機構との関係)機構の総会が,日本海,太平洋,アジア・太平洋な どの各共同体,他の機構,および最大の地球共同体機構との関係を決定する。 特別会員 5,000 円 1750 ルーブル 60,000 ウオン 45,000 ウオン 350 元 75.000 MNT 1.500 台湾ドル 一般会員 1,000 円 350 ルーブル 12,000 ウオン 9,000 ウオン 70 元 15.000 MNT 300 台湾ドル 準会員 100 円 35 ルーブル 1,200 ウオン 900 ウオン 7 元 1.500 MNT 30 台湾ドル 日本人 ロシア人 韓国人 朝国人 中国人 モンゴル (台湾人)第2編 北東アジア共同体平和機構憲章
前述の第1編が,だいたい北東ア機構の概要をまとめたものであるが,より具体的には この第2編の「北東アジア共同体平和機構憲章」で,機構の目的,それを達成するための 諸原則,会長,総会,21の理事会,共同体裁判所などが規定されている。 このような国際組織は,一挙に発展するものでない。いつ全幅で北東ア機構が活動でき るかは,神のみぞ知るである。いったい北東アの関係国,あるいはその周辺国家は,いつ 自己自身の国際組織を設立できるものであろうか。20年後,半世紀あるいは1世紀後に かならず北東ア機構,または東アジア機構とか,東南アジア機構を創建するとの基本条約 でもむすばれているならば,そこの関係民族や住民は少し気やすめになるが,そのような ことはまったく存在しない。 そのような状況で,とにもかくにも北東ア機構が誕生した事実がはるかに重要であると 筆者は考えている。北東ア機構は,もはや架空のものでなく,実体として存在するように なったから,これを徐々に発展させていかなければならない。このような構想を提唱した 当初は,このような機構は誕生が困難であるとか,できるはずがないとかの断言も耳にし たが,ともかく設立にたどりついた。 2013年8月22日,北東ア機構設立準備総会が採択した同機構憲章は,すでに当日 そのホームページ(http://mopw.org)で,いちおう公開されていたものであるが,それは じつは古い憲章案であって,オ機構憲章との整合性などを考慮し,サローキン・ニコライ 弁護士と小生が,夏の総会が設置した委員会の成員になって修正し,12月23日,ML 総会が承認したものが,「北東アジア共同体平和機構憲章」で,その全文は下記のとおりで ある。北東アジア共同体平和機構憲章
われら北東アジア共同体平和機構憲章の締約当事者は, 北東アジアとその周辺地域の歴史が,長年にわたり異質的かつ未組織なものであったこ とを想起し, しかしながら,将来はこの地域の多様性,それらの文化と伝統を相互に尊重し合い,こ この諸民族,自治体,住民間の平和,福祉,友好,協力,連帯を強化し, 基本的人権,人間の尊厳と価値,男女および大小各国の同権にかんする信念を確認し, 正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重を維持することができる条件を 確立し, 並びに,このために, まずは寛容を実行し,かつ善良な隣人として互いに平和に生活し, 北東アジア共同体を争いの場裏とするのでなく,それとはまったく逆に,光輝と繁栄の 源となる平和,福祉,友好,協力関係にもとづく確固たるパートナーシップとダイナミッ クな戦略的互恵の精神が支配する場に変革するため努力し, この地域において,「力の支配」でなく,「法の支配」の樹立に寄与し,その国際紛争を もっぱら平和的手段で解決し, 北東アジアを平和地帯とすることによって,できるかぎり軍備縮小および軍事費削減を 実行して,その削減分を平和部門の産業,とくに雇用と福祉に転用し, 北東アジア住民のための経済的および社会的進歩に寄与し,それがその他の分野に平行 的にさらなる累積的な好影響を与える諸政策を探究し, 北東アジアの他の国際問題を審議し,必要であれば,われらが提案を関係者に送付し, 諸問題を早期に解決し,これらの目的を達成するため,われらの努力を結集し,ここの 住民を物的にも精神的にも結びつける歴史的な北東アジア共同体平和機構の創建を決定し, さらに第2段階からのわれらが機構の発展にかんしては, 中期的にわれらの共同体機構が,関係諸国家,およびそれら諸国の自治体と協力をさら にふかめ,われらの機構と「家族的」関係にある同系の諸機構(その総称は「共同体機構」 とし,その象徴は,代表的な世界文明の文字で標章した「母П ֎ А ӂ」〔モプボアク〕と する)ともいっそう緊密に協力しあい,それにともなって共同体がさらにダイナミックに 発展できる包括的構想を探究し, 核兵器をふくむ国家軍備の撤廃された北東アジア共同体,人びとが恐怖心なしに生活し, 相互に理解し尊敬しあいながら,さらに共感・交歓できる美しい共同体を理念とし, ついには,その果実としてあらわれる信頼の強化と繁栄,かかる圏内で開花する平和の 確保,いわば人類が「ひとつの家族」となるような地球共同体の樹立の一助になることの みならず,われらがそのような「ひとつの家族」の一員になるよう努力することをも決定 した。 われらは,ここにいたって,超党派,超宗派,超民族的,全人類的な精神に立脚する「北 東アジア共同体平和機構憲章」を締結するために,それに賛同する旨の意志を表示した。 2013年8月22日,われらが締結した憲章は,下記のとおりである。第1部 総則
第1章 目的および原則
第1条(目的)北東アジア共同体平和機構(以下,機構または共同体機構)の目的は,つぎの とおりである。 a. 平和の維持と紛争の平和的解決に寄与すること。 b. 人民の同権に基礎をおく友好関係の促進に寄与すること。とくに民間団体と一般 人の友好関係を人的交流,ML,Skype,ホームステイなどをとおして促進する。 c. 経済と生活水準の向上に寄与すること。このため,経済の補完的関係,経済社会 制度の改善,それに貢献する他の共同体機構の育成などについて発案する。 d. 教育,科学,文化,スポーツ,その他の分野で交流を促進すること。そのため, 人の活力となり,共感をあたえ,民衆の希望と喜びの源となる人びとを支援する。 第2条(原則)この機構と会員は,つぎの原則にしたがい行動しなければならない。 1 われらが機構は,加盟国の主権平等の原則に基礎をおいている。 2 すべての会員は,この憲章上の義務を誠実に履行しなければならない。 3 会員は,その関係において,力による威嚇を慎まなければならない。 4 この機構は,加盟国の国内管轄権内にある事項,および個人の権利内にある事項 について干渉してならない。 第3条(定義)1 北東アジアとは,大韓民国,中華人民共和国,朝鮮民主主義人民共和 国,日本国,モンゴル人国およびロシア連邦のアジア部,日本海,黄海ならびに南シナ 海の範囲をいうものとする。 2 総会は,その他の地域をこの圏に編入することができる。 3 母П ֎ А ӂ〔モプボアク〕の造語は,東洋と西洋を融合する ひとつの象徴として, 「平和,福祉,友好,協力のための世界機構」を人工の中立的エスペラント語に訳した 「Monda Organizo por Paco, Bono, Amikeco kaj Koopero」の略語(MOPBAK)を基礎に,漢字,ギリシア文字,ヒンディー文字,ローマ字,アラビア文字で表し,母ПボА먡は北 東アジア各民族の文字を使用したもので,世界的かつ全人類的なものを含意している。
第2章 会員の加入と種類
第4条(加入)1 会員の地位は,北東アジアの諸国家,自治体,北東アジア共同体連帯 理事(以下,連帯理事),公務員,および団体と個人に開放されている。 2 各国は,機構の主要機関に,原則として,それぞれ同数の成員を有する。 3 加盟時に,国家は留保を提起でき,2か国以上が加入した場合は,憲章基本構造 再検討会議を開催できる。ただし,両国は連帯理事制の本質を変更してはならない。 第5条(個人)1 個人会員は,6種の会員,すなわち,特別会員,一般会員,準会員,M L会員,協定会員および通信会員からなる。 2 特別会員とは,加盟国平等の原則にもとづき,一般会員のなかから機構の諸機関 に平等に選出された者をいう。一般会員だけに団体会員制をおき,生徒およびまれに活 動する者は準会員になり,ML会員,協定会員,通信会員は,会費を払わず機構の活動 に参加できるものとする。 3 一般会員は,理事会下の部門,または他の機関に所属しなければならない。第3章 機関および決定
第6条(主要機関)1 この機構の主要機関として,会長,総会,国家間理事会,連帯理事 会,宗教理事会,議員理事会,平和理事会,友好理事会,法務理事会,領土境界理事会, 経済社会理事会,金融産業理事会,人権擁護理事会,雇用労働理事会,福祉医療理事会, 人道支援理事会,通信運輸理事会,資源環境理事会,エネルギー理事会,教育科学文化 理事会,報道情報理事会,観光ホテル理事会,スポーツ理事会,青少年理事会,その他の 理事会,北東アジア共同体裁判所および事務局を設ける。 2 機構の総本部の系統に,国別総本部,地方別本部,地区別支部を設置する。 3 関係国の国情によっては,国別総本部,地方別本部,地区別支部は,その国の団 体として登録されることができるものとする。 第7条(決定)1 機構およびその会員の意思表示,総会,会議等は,インターネット, テレビジョン,e- メイル,ファクス等でも,日常的におこうことができるものとする。 2 主要機関および他の補助機関の決定は,別段の定めがないかぎり,出席した会員 の過半数の賛成により決定する。 3 全会員の一体感を強め,各地の会員の状況を知らせ,または意見を求めるために, 総本部もしくは総会は,毎月第1土曜日,日本時間で14時,Skype と ML などを駆使し, 北東アジア共同体の全域で,いっせいに各地区別支部の同時合同会合を開催する。 第8条(票数)1 加盟国,自治体,連帯理事,団体,および前2者の国家と自治体が指 名する公務員と個人(団体をふくむ)は,別段の定めがないかぎり,下記の票数を有する。 a. 加盟国は,総会では70, 000票,その他の機関では1000票を有する。 b. 自治体は,人口比により異なる票を有する。 ⅰ 50票を有するのは,人口が100万以上の自治体 ; ⅱ 40票を有するのは,人口が10万以上から100万未満の自治体 ; ⅲ 30票を有するのは,人口が1万から10万未満の自治体 ; ⅳ 20票を有するのは,人口が1, 000から10, 000未満の自治体 ; ⅴ 10票を有するのは,人口が1, 000未満の自治体。 c. 北東ア機構会長,連帯理事,国会議員は,30票を有する。 d. 加盟国が指名する公務員は,20票を有する。 e. 北東ア機構役員,自治体の公務員および自治体議会議員は,10票を有する。 f. 団体は,その成員の比較を考慮した下記のような投票権を有する。 ⅰ 7票を有するのは,10, 000名以上の成員をもつ団体 ; ⅱ 5票を有するのは,1, 000名から10, 000名未満の成員をもつ団体 ; ⅲ 4票を有するのは,100名から1, 000未満の成員をもつ団体 ; ⅳ 3票を有するのは,10名から100名未満の成員をもつ団体 ; および ⅴ 2票を有するのは,2名から9名までの成員をもつ団体。 g. 北東ア機構の 一般会員は,1票の投票権を有する。 第9条(任期)機関の構成員の任期は5年とし,主要機関の次期の長は,原則として,前 任者の国籍と異なる会員のなかから選出される。役員は,他の役職を兼任できる。第4章 暫定規則
第1節 憲章発効と暫定的期間 第10条(発効)この憲章は,つぎの場合に発効できるものとする。 a. 2以上の関係国が批准書を交換したとき; b. 3以上の関係国から,10以上の自治体が会員となったとき; c. 3以上の関係国からそれぞれ6以上の団体,2か国からそれぞれ100名以上, 他の4か国から100名以上の自然人が機構の会員になる意志を表明したとき。 第11条(友好的性格)1 暫定的期間においては,機構のとくに友好活動が重視され, そのための催事を友好理事会は率先して立案し,それを実行する責任を有する。 2 会員の多様性,問題の短期調整の困難さを考慮し,機構の実際の国際的な会合は, 友好親善と相互理解を促進する形態をとって論争をさけ,国際的な意見の集約,意見の 相違の調整は,日常的に電話,ファクス,インターネットなどでおこなうものとする。 3 いずれの場合でも,会員は感情的,独善的,人格否定的な言動をさけ,節度をもっ て相手の人格をも尊重しつつ,友好的かつ建設的な態度をとらなければならない。 4 国家代表が成員である理事会,とりわけ,民族感情を刺激することのある平和理 事会と領土境界理事会,明確に利害関係が一致しないことのある議員理事会,および妥 協困難な事項が多く宿していることのある宗教理事会などは,原則として,賛否の理事 の無記名で審議結果のみを公開することができるものとする。 第12条(憲章の準用)暫定期間の始期,ある主要機関の定数の過不足にかかわらず 会長はこの憲章を準用して,われらが機構を発展させる第1次的責任を負うものとする。 第13条(総会)1 始期の総会は,まず下記のようにおこなわれる。 a. 発効時の第1回総会から第5回総会までは,会長,総会議長,理事長,理事,事務 局長が,任期 1 年または 2 年で選出されることができるものとする。 b. 総会は,未加盟の国家,自治体,関係団体に機構に加入するよう適時に要望する。 2 第8条2項fの各団体は,暫定期間は,すべて2票だけを有するものとする。 第14条(会長)1 この機構設立当初では,暫定会長を設けることができる。ただし, 同会長は,本条の第2項および第3項の権限,ならびに第22条の主要任務を有する。 2 会長は,次期総会まで有効な時限細則を定めることができる。 3 会長は,機関の長と協議し,その機関の成員を指名できるものとする。 4 次期会長は,その候補者がいる場合に,前期会長の国籍と同一であってはならず, また第1副会長も会長の国籍と同一であってはならない。 第2節 連帯理事会と議員理事会 第15条(総則)1 暫定期間の初期の連帯理事選挙は,国会議員,議員理事会のもとに ある議員部の成員だけでなく,18 歳以上のすべての会員が選挙人になることができる。 2 被選挙人については,第36条を準用する。第16条(選挙人)暫定期間における連帯理事の選挙では,総会の成員も選挙人になるこ とができ,選挙人は第8条の定める投票数を有する。 第17条(始期の選挙)1 暫定期間の始期の2回の連帯理事選挙では,2025年まで 簡易に施行でき,その後の選挙では,選挙権を国会議員,議員部の議員(元議員と元立 候補者をもふくむ)に付与するこができるものとする。 2 第1回の連帯理事の選挙は,2014年の秋におこなわれ,遅くとも2015年 1月に選挙結果が発表される。 第18条(立候補者と当選)1 暫定期間の始期では,立候補の要件は緩和される。 2 当選者はそれぞれ関係国側から,上位投票獲得者の30名とする。 第19条(連帯理事会の任務の代行)1 議員理事会は,連帯理事会が未成立のあいだに, 第40条に定められている任務を代行することができるものとする。 2 現議員だけでなく元議員も,議員部の成員になることができるものとする。 3 始期の暫定的期間において,いまだ連帯理事が選出されないあいだは,議員が議 員理事会と連帯理事会の理事を兼任できるものとする。 第20条(始期の終了と国家の加入)1 第4章の始期の暫定的な特例規定は,総会の決 定によって,部分的または全面的に廃止することができる。 2 国家が機構に加入するとき,その国家の意志にそい,またはそれにかかわらず, 本憲章の部分的改正の当否を審議するために,再検討会議を開催しなければならない。 3 つぎの第5章以下が,共同体機構の本格的な形態として規定されている。