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JAIST Repository: エネルギー技術開発プログラムに対する費用効果分析(科学技術政策と政策論 (2))

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title エネルギー技術開発プログラムに対する費用効果分析 (科学技術政策と政策論 (2)) Author(s) 木村, 宰 Citation 年次学術大会講演要旨集, 21: 1192-1195 Issue Date 2006-10-21

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/6573

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

エネルギー

術 開発プロバラムに

0 木村 宰 籠中肋

) 日本は京都議定書に 基づき温室効果ガス 排出量 年比で

6%

削減する義務を 負っているが、 削減対策は十分に 進んでおらず、 出量は増加し 続けている。 そこで政府は 温暖化対策 強化のため関連予算を 増加させており、 特に 省ヱ - % 。 新ヱ ネ の研究開発。 実証。 導入普及に用いられ 年代における 数五 円超へと大幅な 増強が図られている。 さ刃 こより長 期的な温暖化対策を 鑑みると。 革新的な温暖化対策 技術の研究開発∼導入普及に 向けた公的投資の 重 要性は、 今後ますます 高まることが 予想ほ では 、 このような温暖化対策への 政府技術開発 投

資は果たして 期待される成果を 生み出しているの

だろうか ? これほ今後の 温暖化防止政策ないし 技術政策を考える 上で極めて重要な 問いであ ると 考えられる。 これまで。 政府は石油危機以降の 3 年にわたってサンシャイン 計画。 ムーンライト 計画 といったプロバラムを 通じて石油代替。 温暖化防止 に向けたエネルギー 技術開発を推進してきた。 しか しながら。 これまで個々のプロジェクト 評価 は 実施

されてきたものの。 「これらの計画全体としてどの

ような成果が 生まれたか」というプロバラム 評価は 実施されてこなかった。 そこで本研究では、 これら のプロバラムにおける 費用対効果の 定量的評価を 行い、 今後のエネルギー 技術開発政策への 示唆を検 記 する。 口 キ % : ゾん 手 発 か ま

術ざ

ま さ ギ こ --- 一口 一 よ 。 ) 。 本絹のような 個別プロ グラムの評価には。 当該プロバラムから 生み出さ た 具体的な知見や 技術の便益を み 上げていく 事 例分析法が適していると 考えられる。 この手法を ヱ ネ、 ルギー技術開発プロバラムに 適応した貴重な 先 何分析として、 米国研究評議会 ( 闘 術 開発プロバラムの 評価 事 以下その概要を 説明する。 省エネ技術。 化石燃料 技 み 出された国家への 便益を評価せよ」との 要請を受

名の専門家からなる 委員会を組織し。 釣

竿をかけて評価作業を 行った。 評価枠組み ほ 表 1 の便益マトリクスに 表 される。 ここで「経済的便益」 とは、 民 ェ クト @ こより生み出された 新技術がもたらす 経済

的便益であ

り、

算定では次のような 点が注意され

る : ( 工 @ . 上ヒ致 するべ ー スゲー ス として「新技術がな く次善の競合技術が 採用されていた 場合」を想定す ⑪鰯の関与がなかったとしても 同等の技術 が 5 年遅れで開発されていたと 仮定する、

(3)

技術 のライフサイクル 全体を通した 費用便益を算定す N 托 C 曲

(3)

刈 ) 政府予算と民間負担予算の 合計 ネ 2) 技術開発によるエネルギー 消 ゃ 3) 環境汚染物質の 削減量またはその 回避費用 幸 4) 石油輸入量の 削減量 ( 増産量 @ またはその経済価値 技術開発による 生産コスト削減便益等 ( 出典 : N 臆は 2001) より筆者作成 ) る 、

(4)

新技術が生み 出さ たことに対する D ロジ ヱクト の寄与割合は 専門家の主観的判断を 基

に保守的な傭を 採用する。 また「環境便益」「安全

保障便益」についてほ、 新技術による 環境汚染物質

排出ないしエネルギー 消 の 削減量を同様の 方法 で

算定した上で。 既往の外部費用分析の 文献から単

位削減量当たりの 環境価値ないし 安全保障価値を

も 強調している。 本稿の分析対象は。 テンシヤイン 計画。 ムーンラ イト計画ならびに 革 引用しそれを 乗じることで 求める。 また「費用」と

しては直接費用、 すなむち政府と

民間の 資額の対象期間における 累計 ( 物価上昇率のみ 考

)

を指す。

C が定量評価を 行ったのは「実現した 便 益」のみであ り、 他の便益 ( オプション便益、 知識 ンシヤイン計画であ り。 1 期間とした。 これは同時期 発のほぼ全てをカバーしている ( 原子力を除く j 。 めと同様の枠組みを 用い て、 日本のエネルギー 技術開発プロバラムの 費用効 果分析を行いたい。 ただし。 本稿では一次分析とし 基盤便益 ) について は 定量化が困難であ るとして定 性的評価のみを 加えている。 2 に実現した便益についての 評価結果を示す。 これより 魚 ) プロバラム全体としては 便益が投資を

大きく上回っていること。

( H その分布は偏っており

d

部の成功 プ 『ジェク ト が他の多くの 失敗プロジ ェクトをカバーしていること、 ( め 多くのプロジェク ト は 必ずしも大きな 便益を生まないため、 適切なポ ートフォリオ 管理が必要であ ること、 などがわかる。 なお、 表 2 には定量評価が 可能であ ったプロジェク ト しか記載していないが。 C ほおのプロジ ヱク

トの事例分析に 基づいて、 定量化できないオプショ

ン便益。 知識基盤便益の 存在とその重要性について

(4)

パーヒートポンプ を る , として ネ 23 エネルギー消費削減ないし 新技術が既存技術に 代替すること @ こ よる CO2 削減量。 相 ) インタビュ一調査。 文献調査に基づく 定性的評価。 ヰ 十は甚大な寄与があ づ たこと。 -: は一定の寄与が 認められる ことを示す。 し、 ( ③代替さ れ たと考えられる 適切な既存エネルギ による代替効果 ( エネルギー 排出削減量 ) を算定する " とい う手順で行 う 。 想定した代替技術は 多くの場合火力

Om)

の場合と同様。 当該新技術 を除いた次善の 既存技術として 適切となるよ う効 率 優等の前提を 置く。 また得られた 効果に対する 政府関与の寄与率に ついてほ。 便益算定の段階にさまざまな 推定を入れ ることは不透明と 思われるため。 ここでは別途枠を 設けて " 関係考へのインタビュ 一調査や文献調査か ら 政府の寄与率を 定性的に判断した。 以上の分析結果を 暫定的にまとめたのが 表 る 。 ここからまず。 半数の対象プロジェクトで @ 何 らかの実用化が 存在しエネルギー 消費削減や CO 排出削減をもたらしているが、 残りのプロジェクト は実用化まで 到っていないことがわかる。 は太陽光発電、 石炭液化。 地熱。 石炭ガス化の 順に大きいが。 エネルギー削減効果で 見ると 高 効率ガスタービンが 大きく。 次いでソーラ 一 システム、 廃熱利用技術システムとなっている。 これらのプロジェクトは 比較的小さい 投資であ り ながら、 削減効果の大半を 生み出している。 高 効率ガスタービンプロジェクトの 削減効果が 大きいのは。 当該プロジ ヱ クト後に続々と 導入され " た コンバインドガスタービン 発電の効率が 高い ( 従 来 型の 42 冤に比べて ∼ 穏 ㍉ ) からであ るが、 こ の全てが政府プロジェクトの 寄与であ った とほ 限 らない。 またソーラーシステムの 削減効果の大きさ も。 石油危機直後の 大量設置が作用しているが " こ こには研究開発の 成果は明らかに 影響していない。

(5)

サンシャイン 計画を通じた 利子補給の寄与は 大き いと思われるが。 その程度は現段階では 不明であ る。 ここでの分析結果はあ くまで暫定的な 値であ る。 特に、 政府の寄与率に 関する不確実性が 大きい。 明

らかに政府の 技術開発投資と 無関係な効果は

除く ことができるく 例え @ 年代の地熱発電導入など は、 サンシャイン 計画以双の電源開発活動の 結果で あ るためカウントしていない ) が 、 何らかの政府関 与の影響があ るときにそれをど う 定量化するかは であ る。 産官学のプロジェクトであ る 場 合 にほ、 基本的には 各 アクタ一の共同作業の 場とな るため 各 みの寄与度を 測ることは本質的に 困難で あ る。 また。 実用化して大きな 成果が出ている 技術 開発と・いうのは、 民 だけでも実用化し 普及に成功 していた可能性も 高い。 こういった場合には 政府 投 資 による追加性を 検討する必要があ る。 このような 政府関与の捉え 方は今後の課 一方。 評価のタイミングも 結果に大きな 影響を与 える。 例えば エコ 。 エネ都市プロジェクトに 小 <@ い ながらも削減効果が 出たことになっているのは、 参 加企業がこの 数年でようやく 事業化に持ち 込んだ 蓄熱 空調技術の効果が 考慮さ ているからであ る。 数年前に同じ 評価をしていれば 成果は出ていなか ったであ ろうし。 逆に後でするとエネルギー 削減効 果はより大きくなったであ ろう。 既述の通り。 不確実な部分や 定量化における 問題 点は多く残っているため、 今後より 精 敵な分析を進 める予定であ る。 しかしながら、 たとえ間 にせ よ 、 本稿で行ったようなプロバラム 評価からは 多くの有益な 示唆が得られると 思われる。 まづ " 、 に 基づいて「技術開発投資に 対 して便益 は 上回っているか㍉という 問いを考える ことができる。 ここで は 経済的便益の 分析ができな かったため " 費用対便益 此 について明確な 答えけ出 せないが。 近い議論とし 兆恩 千億円に対して え 、 という点が指摘できる。 単純に除する 的な温室効果ガス 排出権 市場での取引価格であ る を大きく上回る 削減 これまで日本はそれだけ 高い排出 判 てきたことになる。 このような議論は、 プロバラム 全体の成果を 問 う 視点がなけ

ばできないもので

あ る。 また。 このような分析によってプロバラム 編成の あ り方を検討することができる。 既に述べたよ コこ 。 多くの技術開発プロジェクト は 実用化に到らない が 、 一部のプロジ ェクト は実用化して 大きな成果を 出す。 このような知見を 踏まえることで " 失敗プロ ジェ夕卜の失敗と 認めることや、 より適切なポート フォリオマネジメント へ の 扇 金ヵミ下下 台巨 @ こ なるとⅡ 輯 。 別 プロジ ヱ 夕卜の評価だけではなく、 プ ロ グラムレベルでの 評価も今後推進していく 必要

考 文献

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産性。 収益性の分析と 評価コ 口科技連.

参照

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