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京都府木津川市立木津小学校改善プラン:―伝統校の強みを生かした『未来志向型学力』向上システムの構築―

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Academic year: 2021

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(1)       京都府木津川市立木津小学校改善プラン. _伝統校の強みを生かした『未来志向型学力』向上システムの構築一.                       専攻教育実践高度化専攻                       コース 学校経営コース.                       学籍番号  P09002B.                       氏名遠藤順子 改善の方向性とプラン全体構想  本校の教育目標は、「たくましく心豊かに生き. 改善への具体的提案 【カリキュラム開発 一3C D一】. ぬく児童の育成」である。この教育目標に迫る手 立ての一つは、「他者と豊かにかかわりながら課題. 表1 【育成したいカとカリキュラム開発の関係】. を解決する力」を児童に身に付けさせることであ. 育成したいカ. ると考える。そのためには、基礎的・基本的なカ. の定着に力点を置く本校の学力向上システムでは 実現しがたい。身に付けた知識や技能を活用し、. カリキュラム開発. 国語科. ・問題解決型学習カ. 「読解カ」. 総合的な学習 「自己改善・. リキュラム ・探究型学習カー」キュ. 総合的な学習. 問題を解決し得る能力を育てる新たな学力向上シ. 成長カ」. ステムが必要となる。. 「コミュニケー.  本改善プランでは、「教科でつける力」「社会で. 主たる対象教科・活動. ラム. ・地域人材参画授業. 全教育活動 ションカ」. 実践する力」r学びの基礎となる力」の3領域から. カリキュラム. (※3CD=・3つのCurricu1um Deve1opments). 総合的に捉えた学力を『未来志向型学力』と名付 ける。そして、これまでの学力向上の取組や本校 児童の課題から考えて、付けたいカをr読解カ」 「自己改善・成長力」「コミュニケーションカ」の. 3つに重点化し(キーとなる力)、そのカをはぐく むためのカリキュラム開発を行う。(表1).  並行して本校の強みである地域の教育力を効果.  3つの力をはぐくむにあたり、重要となるのは 「総合的な学習の時間」のカリキュラムである。. この時間を探究型の単元構成にし、なおかつ学習 の最終ゴールを行動の変容や社会参加に置いたな らば、r自己改善・成長力」のみならず、3つの力 のすべてを向上させ得ることが期待できる。. 的に活用すべく、r開かれた学校づくり」を推進し.  課題設定から社会参加までの一連の流れのなか. ていく。その結果、思考カ・判断力・表現力とと. で育成される「読解力」も、探究型の総合的な学. もに、習得した知識・技能を活用して課題を解決 する力が付き、教育目標の実現につながっていく ものと考える。.  「3つのカリキュラム開発」と「開かれた学校 づくり」を柱として、目指す学力の向上を図る。. 習においてこそ全面展開が可能であり最適である。. つまり、3つのカリキュラム開発の柱は総合的な 学習であるが、情報の取り出しや解釈、表現の型 などの習得には、スキルを向上させるための手立 てが必要となる。そこで、読解カ育成におけるこ. そして、そのシステムを運営するために校内研究. の3つの部分(情報の取り出し、解釈、表現)に. を学校経営の推進力とすることや、それに伴う組. ついては、国語科においてカリキュラム編成を行. 織体制の構築と人材育成の在り方、また学校評価. い、「読解タイム」を設けるとともに「問題解決型. を効果的に活用したPDCAサイクルの確立につ. 学習」を実施し、rことばの力」の向上を図りたい。. いての提案を試みるものとする。.  rコミュニケーションカ」の育成は、探究型総. 一4一.

(2) 合学習や問題解決型学習においても身に付くもの. 時間にも適用できるはずである。. と予想される。その上で、本校の強みである「地. 【カリキコ1ラムの検証と改善】. 域の教育カ」を学校の教育活動において効果的に.  『未来志向型学力』の向上を、「カリキュラム開. 活用するため、「地域人材参画授業」を積極的に計. 発」と「開かれた学校づくり」の2本柱で推進し. 画していきたい。. ていく。その結果、子どもたちはどのような能力. 【「開かれた学校づくり」への提案】. を身に付けることができたのか、思考力・判断力・.  創立138年の歴史と伝統をもつ本校の強みは、. 表現力が形成されているか、また、そのための授. 学校の働きかけによりカを発揮してくれる地域の. 業になっているのか等を、随時振り返りながら進. 存在である。人とのかかわりの中で「豊かな学び. めていく必要がある。それには、「開発・編成」「実. と心の耕し」を保障し、教育目標に迫りたい。. 施・授業改善」「学習の成果」の各段階において評.  具体的には、「地域人材参画授業」を通して学校. 価を効果的に実施し、その分析を生かした授業改. を開いていく。そのために、校内分掌に地域との. 善、カリキュラム更新、そして学校改善に向かう. 連絡調整を図る地域連携部を設ける。また、学校・. ことが肝要である。個々の教育活動に関連性をも. 保護者・地域の代表者による学校の応援団的な組. たせるため、目標管理型学校評価を実施すること. 織rきっづをはぐくむ会」を創設する。学校の現. を提案したい。. 状と課題の把握により、地域の教育力の向上につ. 【教職員評価制度を活用した人材育成】. ながるものと考える。.  本校は、若手教員を温かく見守りながら厳しく. 【校内研究の推進】. 指導し、皆で鍛えていこうとする風土がある。こ.  『未来志向型学力』を向上させるためのキーと. の強みを本校の教職員文化にまで高めていくため. なる3つの力(読解力、自己改善・成長力、コミ. には、それぞれの活動が個業で終わってしまわな. ュニケーションカ)のどれをも貫く重要な能力は、. い仕組みが必要である。「教職員評価制度」を活用. rことばの力」である。rことばの力」の育成をど. し、中堅及びベテラン層と若手教員とのグルーピ. う仕組んでいくか、ここが研究の重点になる。「こ. ングによるO J Tを仕組み、「後期キャリア・中期. とばのカ」の育成は、豊かな言語活動を通じては. キャリア」r初期キャリア」の2層構造でのキャリ. ぐくまれるものである。「読む・書く・話す・聞く」. アアップを目指したい。. の言語活動をバランスよく編み込むには、問題解 決型学習が効果的である。また、熟考・対話・主. 改善プランの実現に向けて. 体的な意見の練り上げによる「ことばの力」の育.  ここでは、3年間で一定の形をつくる中期計画. 成を目指すためには、「学習者中心の学習活動」が. での改善ステップと、予想される課題に対する手. 不可欠となる。r問題解決型学習による『ことばの. 立てを示している。目指す方向性や柱となる取組、. カ』の育成」を重点研究として設定したい。. 切磋琢磨し合える教職員文化が、脈々と受け継が.  過去5年間研究重点であった道徳は、副重点課. れていくためには、3年間で体制を確立する必要. 題として継続して研究実践を積み上げていく。道. がある。そして成果と課題を客観的に見取り、修. 徳性は、道徳的思考をくぐる中で発達するもので. 正・改善を加えながら推進し、木津小方式を確立. あり、道徳的思考は、rことばの力」によって深め. していきたい。. られる。重点研究において、言語活動を重視した 「問題解決型学習」による学習者主体の授業実践. が展開されたならば、そのノウハウは必ず道徳の. 一5山. 修学指導教員. 指導教員. 竺沙知章 竺沙知章.

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